JPH0216899Y2 - - Google Patents

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JPH0216899Y2
JPH0216899Y2 JP1983183280U JP18328083U JPH0216899Y2 JP H0216899 Y2 JPH0216899 Y2 JP H0216899Y2 JP 1983183280 U JP1983183280 U JP 1983183280U JP 18328083 U JP18328083 U JP 18328083U JP H0216899 Y2 JPH0216899 Y2 JP H0216899Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、自動車における定速走行制御装置
装置に関する。
(従来技術) 運転者の操作によつて一定速度で走行する様に
指令を与え、このセツト車速と実車速とを電気的
に比較し、実車速がセツト車速を維持する様に自
動制御を行う定速走行制御装置は知られている。
この様な定速走行制御装置には、一般にリジユ
ーム機能と呼ばれる機能が設けられている。この
リジユーム機能は、ブレーキペダルの踏込み等に
よつて定速走行機能が一時キヤンセルされ、その
後、運転者のリジユーム操作(リジユームスイツ
チを押すなど)が成されることによつて定速走行
が再開されるようになつている。これは、ブレー
キペダルを解除したとき、直ちに定速走行装置が
作動して運転者の意志とは無関係に働き不意に急
加速し、先行車に衝突するなどの恐れがないよう
に安全面を考慮したものである。
しかし、従来装置では、所定の低速以下となる
と、メモリ装置に記憶されているセツト車速がキ
ヤンセルされてしまう構造であつたため、例えば
高速道路の料金所などで一定速度以下になつた
時、メモリ装置が記憶していたセツト車速がキヤ
ンセルされてしまい、上述のリジユーム機能が生
かせないばかりでなく、定速走行のセツト操作を
再度行なわなければ、定速走行制御を続けること
はできなかつた。
また、再度定速走行制御のためのセツト操作を
行なうにしても、従来装置では車速度が一定値以
上(例えば、30Km/h)とならないとセツト不能
な様に構成されていた。
従つて、一時停車後にリジユーム機能を再度生
かすことはできず、しかも直ちに定速走行制御に
入ることもできなかつた。
この様な従来装置では、定速走行を持続させる
操作が煩雑であり、またリジユーム機能も充分生
かし切れないこととなつており、ひいては定速走
行装置全体に対する便利性に欠けていた。
(考案の目的) この考案は、以上の様な従来技術の欠点を解除
しようとして成されたものであり、一時停車後又
は低速域からも必要に応じて定速足走行制御が可
能でありながら、安全性を考慮した定速走行制御
装置を提供することを目的とする。
(考案の構成) この目的を達成するため、この考案によれば、
希望する一定車速で走行するためのセツト車速を
記憶するメモリ装置と、エンジンの回転数を制御
するエンジン機械系と、前記メモリ装置に記憶し
たセツト車速と実車速との差に基づき、エンジン
機械系の作動を制御して定速走行を達成し、か
つ、減速操作時に定速走行を一時停止する定速制
御部と、前記定速走行一時停止時に、所定のリジ
ユーム操作に基づきメモリ装置に記憶されたセツ
ト車速による定速走行を再開するリジユーム信号
を形成するリジユーム信号形成回路と、を備え、
運転操作のうち、減速操作あるいは停車をしただ
けではメモリ装置に記憶したセツト車速を解除し
ない様にした定速走行制御装置において、 運転操作のうちの前方走行中止操作であるパー
キングブレーキのリブレーキ操作、ドアの開操
作、変速装置のバツクギヤ選択操作のうちの少な
くともいずれか1つを検出する検出手段を設け、
該検出手段が前方走行中止操作を検出したら前記
リジユーム信号形成回路の作動を禁止する安全ス
イツチ回路を設けた。
(考案の効果) 以上の様な構成とすることにより、次の様な効
果を奏する定速走行制御装置を提供することがで
きる。
(1) マニユアルミツシヨン車及びオートクラツチ
車のいずれであつても、定速走行装置に、低速
度検出により低速度セツトを阻止する回路を設
けないため、一時停車後又は低速度域から直ち
にリジユーム機能が作動し定速走行制御が直ち
に可能である。
(2) 一時停車後に、パーキングブレーキのブレー
キ操作、ドアの開操作、チエンジレバー(シフ
トレバー)をリバース位置にするバツク走行操
作のいるれかである前方走行中止操作を行つた
場合、安全スイツチ回路が作動して、リジユー
ム形成回路を作動禁止状態とし、リジユーム操
作を行つても定速走行は成されない。
従つて、例えば、運転者が交替したり、運転者
が一度車を降りて再発進する場合や、後退時にお
いて、運転者が意識しないでリジユーム操作を行
つても、リジユーム作動が成されることはなく、
運転者の意志に反した走行が成されることがな
く、安全性を確保することができる。
(考案の実施例) 以下、添付図面に従いこの考案の実施例を説明
する。
第1図はこの考案の実施例に係るマニユアルミ
ツシヨン車の定速走行制御装置の系統図である。
同図によれば、差動アンプ10、ゲート回路1
1、電源回路12、クラツチスイツチ13、ブレ
ーキスイツチ14、増幅器15、メモリ装置1
6、ゲート回路17、電源回路18、高速検出回
路19、リジユーム機能制御装置20、安全スイ
ツチ回路40が示されている。
差動アンプ10は、一方の入力を車速信号SS
とし、他方の入力をメモリ装置16が記憶してい
る定速走行を目的とするセツト車速信号STとし
ており、この実車速信号SSとセツト車速信号ST
との差信号ΔSを送出する。もちろん、この差信
号ΔSは実車速とセツト車速との差に対応する。
この差信号ΔSは、後述する様にゲート回路1
1及び電力増幅器15を介してエンジン機械制御
系、例えば負圧制御用バルブ(図示せず)へ出力
信号OSとして送出される。
ゲート回路11は、前述した様にその開閉によ
つて差信号ΔSを通過又は遮断するものであり、
第1に電源回路12の駆動信号DSによつて駆動
する。この電源回路12からの出力DSは、クラ
ツチを切るとオフ状態(論理“0”)また継ぐと
オン状態(論理“1”)となるクラツチスイツチ
13及びブレーキペダルを踏むとオフ状態“0”
また離すとオン状態“1”となるブレーキスツチ
14を介してゲート回路11に与えられる。
従つて、クラツチ操作もブレーキ操作もしない
場合は、ゲート回路11は導通状態にあり、差信
号ΔSは増幅器15に送られる。これらのいずれ
かの操作をした場合には、スイツチ13,14の
いずれかが開き、ゲート回路11は非導通状態と
なり、差信号ΔSは遮断され増幅器15へは送ら
れない。
尚、このゲート回路11は、電源回路12から
の駆動信号DSが一度オフ状態(“0”)となると、
後述するリジユーム信号RS及びセツト信号STに
よつてしか再起動しないものである。
いずれの場合にもゲート回路11は信号RS及
び信号ST(反転)が論理“0”から“1”に転換
したことを検出して導通状態となり、信号DSが
論理“1”から“0”に転換したことを検出して
非導通状態となる。
以上の差動アンプ10、ゲート回路11、クラ
ツチスイツチ13、ブレーキスイツチ14により
定速制御部70を構成する。即ち、この定速制御
部70は、セツト車速と実車速との差(差信号
ΔS)に基づき、エンジン機械系の作動を制御し
て定速走行を達成し、かつ、ブレーキ操作時及び
クラツチ操作時に定速走行を一時停止する。
メモリ装置16は、定速走行をしようと思う車
速すなわちセツト車速を記憶するものである。こ
のメモリ装置16への記憶は、運転者がスイツチ
を操作することにより与えられるセツト信号ST
によつて達成される。
このメモリ装置16は、ゲート回路17を介し
て電源回路18によつてバツクアツプされてい
る。
ゲート回路17は、開閉によつてメモリ装置1
6への電源供給を実行遮断する。このゲート回路
17は通常は導通状態であり、電源回路18によ
つてメモリ装置16がバツクアツプされている。
しかし、高速検出回路19が作動し、それぞれ遮
断指令信号CC1を送出すると、ゲート回路17
は閉じメモリ装置16への電源供給は遮断され
る。
高速検出回路19は、実車速信号SSを入力信
号とし、例えば、実車速が110Km/h以上となる
と指令信号CC1を送出する。これは高速度での
定速走行では危険が伴うため安全面を考慮したも
のである。
この高速検出回路19が作動して指令信号CC
1が送出されると、ゲート回路17は閉じてしま
い、メモリ装置16はセツト車速を記憶させるこ
とが不可能となる。すなわち、例えば、0Km/h
〜110Km/hの車速では定速走行制御が可能であ
るが、これ以外の車速では定速走行が不可能とな
る。
リジユーム機能制御装置20は、クラツチの解
除又はブレーキの踏込みなどの運転操作によつて
一度クラツチスイツチ13又はブレーキスイツチ
14が開閉したことにより、閉じてしまつたゲー
ト回路11を再開くものである。
この回路20は、比較器21、ダイオード30
a並びにダイオード30bを含むオア回路30、
フリツプフロツプ31、指令信号形成回路32、
インバータ33、及びニユートラルスイツチ26
及びインバータINVで反転されたセツト信号ST
をもつて構成されている。
比較器21は、それぞれ車速信号SS及びセツ
ト車速信号Voを入力信号として、実車速がセツ
ト車速以下であること(信号SS<信号Vo)を検
出して論理“1”を送出するものである。また、
逆に、信号SS>信号Voのときは論理“0”を出
力する。
オア回路30は比較器21又は電源回路12の
出力信号でフリツプフロツプ31の再セツトが可
能な様にリツト信号RESを通過させるものであ
る。
フリツプフロツプ31は、最初論理“0”であ
り指令信号形成回路32の送出するセツト信号
RTによつてセツトされ、論理“1”のリジユー
ム信号RSを送出する。このフリツプフロツプ3
1をリセツトするのは、電源回路12又は比較器
21の出力通過させるオア回路30から与えられ
る論理“1”のリセツト信号RESである。
指令信号形成回路32は、車室内で運転者が操
作するリジユームスイツチ(図示せず)によつて
与えられる手動リジユームセツト信号TT1又は
インバータ33を介して与えられる自動リジユー
ムセツト信号TT2によつて、指令信号PTを形
成するものである。指令信号形成回路32は、い
ずれもセツト信号TT1,TT2の論理“1”→
“0”の転換のタイミングを検出して指令信号
RTを送出する。
インバータ33の構成については、信号TT1
と同一にするためクラツチスイツチからの信号を
反転している。特に説明を要しないであろう。
ニユートラルスイツチ26はシフトギアがニユ
ートラルの状態(いずれのギアにも入つていない
状態)にあるときにオフ状態、それ以外のときは
オン状態となるスイツチである。これは、ギアチ
エンジをするためのクラツチを切り、次にギアシ
フトとして再びクラツチを継ぐとき、シフトが不
確実であると、クラツチを継いだとき空吹かし状
態となるが、このことによりエンジンを傷めるの
を防ぐためである。
このスイツチ26がオフ状態となると後述する
様に当然にゲート回路11は閉じる。
安全スイツチ回路40は、メモリ装置16に記
憶させたセツト車速Voを解除又は出力遮断する
ことによりメモリー内容をクリアしてリジユーム
信号RSを発生させない様にするものである。
即ち、この安全スイツチ回路40は、パーキン
グブレーキを引いたことによりパーキングブレー
キスイツチ(図示せず)が開かれるのに連動して
電源回路18をメモリ装置16から切離す様にす
る。
つまり、この安全スイツチ回路40は、車両を
前方へ走行させる状態を中止した場合には、リジ
ユームが成されないように作動するものである。
従つて、この安全スイツチ回路40が作動する条
件としては、この他に、図外のドアが開かれた場
合や、オートクラツチ車のシフトバーもしくはマ
ニユアルミツシヨン車のチエンジレバーをリバー
ス位置としたこととしてもよい。
また、この安全スイツチ回路40は作動によ
り、電源回路18をメモリ装置16から切離すの
ではなく、メモリ装置16にクリア信号(例え
ば、記憶したアドレスのビツト数分の“0”信
号)を送出する様にしてもよい。
尚、以上はマニユアルミツシヨン車についての
構成であるが、オートクラツチ車の場合クラツチ
スイツチ13及びニユートラルスイツチ26は不
要となる。
次に、この実施例の動作を説明する。
先づ、運転者がセツトボタンを押して定速走行
制御に入つたとする。セツトボタンの操作によつ
てセツト信号STが形成され、メモリ装置16は
希望するセツト車速に対応するセツト車速信号
Voを送出する。
差動アンプ10は、このセツト車速信号Voと
実車速信号SSとの差である差信号ΔSを形成し、
何の運転操作もされずゲート回路11は開いてい
るため、差信号ΔSは増幅器15を介して負圧制
御バルブに与えられる。差信号ΔSが大きい負圧
制御バルブは開かれ速度を増し、信号△Sが零に
近づく様に目標値制御する。
ところで、この様な定速走行制御の状態にあつ
て、例えば自動車が高速道路の料金所などで一時
停車すると車速度は一度零になるが、運転者は再
発進にそなえてギアを入れるためにクラツチの接
続を解除する。解除した瞬間にクラツチスイツチ
13は開くため、ゲート回路11の駆動信号DS
は論理“1”→“0”と転換する。このため、ゲ
ート回路11閉じ、差信号ΔSはエンジン機械制
御系へ到達しなくなるので、定速走行は一時解除
される。従つて、エンジン回転はアイドル回転数
を維持する。この様に、クラツチを解除した際
は、定速走行制御を持続させない。
以上の動作は、ブレーキをかけたことにより、
ブレーキスイツチ14が開いた場合も同様であ
る。
さて、以上のクラツチ解除の後にクラツチを再
持続してもクラツチスイツチ13はオン状態とな
るがゲート回路11は閉じたままである。
しかし、リジユーム機能制御装置20のうち比
較器21には、メモリ装置16の記憶が生きてい
るため(電源回路18はクラツチ操作によつて遮
断されないから)、比較器21には信号SS,Vo
が共に入力され論理“1”が送出されている。こ
の論理“1”の信号RESはオア回路30のダイ
オード30aを介してフリツプフロツプ31をリ
セツトする。ここでクラツチを再持続するとイン
バータ33の出力である自動リジユームセツト信
号TT2は論理“1”→“0”と転換する。この
ため、指令信号形成回路32から指令信号RTが
送出され、フリツプフロツプ31がセツトされフ
リツプフロツプ31からリジユーム信号RSがゲ
ート回路11に向けて送出される。
ゲート回路11は、前述した様に、リジユーム
信号RSの論理“0”→“1”の転換を検出して
再起動可能であるから、リジユーム信号RSによ
つてゲート回路11は開かれ、前述の定速走行制
御が可能である。
尚、このリジユーム信号RSによる定速走行制
御は、自動リジユームセツト信号TT2に基づい
てフリツプフロツプ31をセツトして再開する他
に、従来技術どうり運転者がリジユームスイツチ
を操作して手動リジユームセツト信号TT1を与
えて再開することも勿論の事である。また、シフ
トレバの操作が不確実であり、クラツチの再持続
後もギアが所定の位置にないとニユートラルスイ
ツチ26が開いており、自動リジユームセツト信
号TT2は与えられないからゲート回路11は開
くことがない。このため定速走行制御は再開され
ず、エンジン回転は上昇しない。従つて、不用意
なエンジンの空吹かしが運転者のシフトレバの操
作ミスによつて起ることもなく望ましい。
この様な定速走行制御は、低速検出回路を設置
しない場合であり、停車後再発進する場合に直ち
に可能である。
しかし、再発進後運転者が危険を感じブレーキ
を踏む場合も考えられる。このときは、ブレーキ
スイツチ14が開き定速走行制御は解除される
が、ブレーキペダルを離してブレーキスイツチ1
4が再度オン状態となるオア回路30のダイオー
ド30bを介してリセツト信号RSが与えられフ
リツプフロツプ31はリセツトされる。この後の
動作については前述と同様である。
尚、前記定速走行制御装置において、従来どう
り低速検出回路を設置している装置に於いてもこ
の安全スイツチ回路40は有効である。
つまり低速検出以下の速度ではメモリーは残つ
ているものの定速走行やリジユームあるいはアク
セレレーシヨン等の制御をしないシステムにおい
て再び速度が上昇して低速検出以上になつた時は
セツト、リジユーム、アクセートが可能であり、
この様な装置に於ても充分な機能を発揮する。
第2図はこの発明の他の実施例の要部を示すも
のであり、第1図のゲート回路11及び電力増幅
器15の間に挿入するオーバラン防止回路を示し
ている。
このオーバラン防止回路は、エンジン回転を規
定以上に上げないようにし、エンジンを保護する
とともに安全性を確保するためのものである。
同図によれば、この回路は出力制限回路60、
比較器61、及び選択回路62を具えて成る。
出力制限回路60は、エンジン回転数の上限に
対応する回転数信号REV2を与える。従つて、
この回転数信号REV2に対応する以上の回転数
にはシステム制御中エンジン回転数は上がらな
い。
比較器61は、基準回転数信号REV0と実回
転数信号REV1とを入力信号とし、基準回転数
より実回転数が低い場合は論理“1”を逆の場合
は論理“0”を送出するものである。
選択回路62は、比較器61の出力論理に基づ
いて、ゲート回路11からの信号ΔS又は出力制
御回路60からの信号REV2を選択するもので
ある。すなわち、エンジン回転数が基準回転数よ
り低い場合REV1<REV0は、比較器61の出
力は“1”であり差信号ΔSを選択し、エンジン
回転数が基準回転数を超えようとする場合REV
1>REV0は、比較器61の出力は“0”であ
り信号REV2を選択する。
ここで、出力制限回路60の与える回転数は基
準回転数に等しいか、それ以下でありREV2<
REV1、出力制限回路60の与える回転数は例
えば3000rpmである。
次に、この実施例の動作を説明する。
一般に、定速走行制御を行つているとき、信号
REV0>REV1であるから比較器61の出力信
号は論理“1”であり、選択回路62は差信号
ΔSを選択している。
この定速走行制御の途中で第1図の実施例の動
作の部分で説明した様に、高速道路の料金所など
で一時停止した場合、運転者は再発進にそなえて
シフトギアを操作する。
このとき、差信号ΔSが大きいと急激にエンジ
ン回転数を上昇させることとなり、このときエン
ジンの実回転数が基準回転数を上回る可能性があ
る(REV0<REV1)。
比較器61はこれを検知し、論理“0”を送出
する。このことにより、選択回路62は出力制限
回路60の出力信号REV2を選択し、エンジン
は信号REV2で定めた回転数を超えることはな
い。
次に、実施例の安全スイツチ回路40の作動に
ついて説明する。
定速走行制御の途中で、自動車が一時停止した
後、運転者が変わるなどのために、パーキングブ
レーキを引いた場合(または、ドアを開けた場合
やシフトバー、チエンジレバーをリバース位置と
した場合)には前述の安全スイツチ回路40が作
動して、メモリ装置16を電源回路18から切り
離すことで、メモリ装置16に記憶させたセツト
車速はクリアされる。このため、再発進してもリ
ジユーム信号RSは形成されず、ゲート回路11
が開くことはない。すなわち、定速走行制御はで
きない。従つて、交代した新たな運転者が定速走
行制御装置が作動を中断している状態だと知らず
にリジユーム操作して、急にセツト車速となろう
とエンジンの回転が上昇したりすることはない。
上述の再発進してもリジユーム信号RSは形成
されない様子は次の様である。
例えば、マニユアルミツシヨン車の場合、クラ
ツチの再接続によつてセツト信号TT2は形成さ
れ、従つて指令信号形成回路32によつて指令信
号RTが発生する。しかし、安全スイツチ回路4
0の作動によつてメモリ装置16の出力信号は形
成されないため、フリツプフロツプ31がリセツ
トされずフリツプフロツプ31が作動せずリジユ
ーム信号RSは形成されない。
従つて一度停車して運転者が交替するなど、再
度の発進に安全上の注意を要する場合には定速走
行制御は再起動せず、再発進と共に加速される様
な危険な状態に陥ることがない。
また、変速機をリバースに操作した際に安全ス
イツチ回路40が作動するようにした場合には、
停車後、バツクしようと再発進した際に、リジユ
ーム信号RSが形成されて加速されることがない。
尚、以上の構成及び動作はマニユアルミツシヨ
ン車について説明したものであるが、前述したオ
ートクラツチ車の構成により同様の動作が可能で
あるのは容易に理解されるであろう。
この考案は、以上の実施例に限定されることな
く、この考案の目的を達成し得る範囲において各
種の変形態様を採り得るものである。特に、回路
構成は任意とし得るものであり、各図面において
はいわゆるデイスクリートな回路として説明して
いるが、全体をマイクロコンピユータをもつて構
成することができるのはもちろんのことである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例を示す系統図、第2
図はこの考案の他の実施例の要部を示す系統図で
ある。 16……メモリ装置、20……リジユーム機能
制御回路、32……リジユーム信号形成回路、4
0……安全スイツチ回路、70……定速制御部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 希望する一定車速で走行するためのセツト車
    速を記憶するメモリ装置と、 エンジンの回転数を制御するエンジン機械系
    と、 前記メモリ装置に記憶したセツト車速と実車
    速との差に基づき、エンジン機械系の作動を制
    御して定速走行を達成し、かつ、減速操作時に
    定速走行を一時停止する定速制御部と、 前記定速走行一時停止時に、所定のリジユー
    ム操作に基づきメモリ装置に記憶されたセツト
    車速による定速走行を再開するリジユーム信号
    を形成するリジユーム信号形成回路と、を備
    え、 運転操作のうち、減速操作あるいは停車をし
    ただけではメモリ装置に記憶したセツト車速を
    解除しない様にした定速走行制御装置におい
    て、 運転操作のうちの前方走行中止操作であるパ
    ーキングブレーキのブレーキ操作、ドアの開操
    作、変速装置のバツクギヤ選択操作のうちの少
    なくともいずれか1つを検出する検出手段を設
    け、 該検出手段が前方走行中止操作を検出したら
    前記リジユーム信号形成回路の作動を禁止する
    安全スイツチ回路を設けたことを特徴とする定
    速走行制御装置。 2 実用新案登録請求の範囲第1項記載の装置に
    おいて、前記安全スイツチ回路は前記メモリ装
    置の電源からの電源供給を遮断するようにした
    ことを特徴とする定速走行制御装置。 3 実用新案登録請求の範囲第1項記載の装置に
    おいて、前記安全スイツチ回路は前記メモリ装
    置のメモリ内容を解除するクリア信号を送出す
    るようにしたことを特徴とする定速走行制御装
    置。 4 実用新案登録請求の範囲第1項記載の装置に
    おいて、前記安全スイツチ回路は前記メモリ装
    置の記憶したセツト車速の出力を一時停止する
    ようにしたことを特徴とする定速走行制御装
    置。
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JPS6056638A (ja) * 1983-09-06 1985-04-02 Aisin Seiki Co Ltd 定速走行装置

Patent Citations (1)

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JPS6056638A (ja) * 1983-09-06 1985-04-02 Aisin Seiki Co Ltd 定速走行装置

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JPS6090026U (ja) 1985-06-20

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