JPH1066206A - 電気自動車の走行駆動制御装置 - Google Patents

電気自動車の走行駆動制御装置

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JPH1066206A
JPH1066206A JP8241350A JP24135096A JPH1066206A JP H1066206 A JPH1066206 A JP H1066206A JP 8241350 A JP8241350 A JP 8241350A JP 24135096 A JP24135096 A JP 24135096A JP H1066206 A JPH1066206 A JP H1066206A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低速走行性に優れると共に高効率を実現でき
る電気自動車の走行駆動制御装置を提供すること。 【解決手段】 電気自動車に駆動力を付勢する駆動手段
3と、電気自動車を停車させる駐車ブレーキ5と、駆動
手段3への駆動電力を制御する主制御部7とを備え、駆
動手段3が主制御部7の指令により極低速度域において
微少駆動力を出力するようになっている。そして、主制
御部7が駐車ブレーキ5の操作情報を検知すると共に、
駆動手段3が主制御部7の指令により駐車ブレーキ5の
制動操作から所定時間経過後に微少駆動力の出力を停止
する第1の駆動力制御機能を有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気自動車の走行
駆動制御装置にかかり、特に極低速域での微少駆動力の
制御を行う電気自動車の走行駆動制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、電気自動車の走行駆動制御装
置としては以下のようなものがあった。即ち、第1の従
来例としては、電気自動車に装備されたいわゆるアクセ
ル及びブレーキの操作に応じて、単純に電気自動車の駆
動手段を制御することにより、電気自動車の走行・停止
をコントロールするものがあった。
【0003】また、第2の従来例としては、低速走行や
坂道発進などの際の運転を容易とするために、常に駆動
手段が微少な駆動力を発生するようになっているものが
ある。これにより、渋滞などの時にアクセルを操作せず
に低速走行が可能となり、また、坂道発進などの際に電
気自動車が後退することが防止される。
【0004】更に、第3の従来例としては、特開平7−
154905号公報に開示されているものがある。この
電気自動車の走行駆動制御装置は、走行速度が零付近で
の微少駆動力(クリープトルク)制御において、ブレー
キペダルの踏み込み量に応じて微少駆動力を抑え、また
確実に車両が停止しているときには微少駆動力を零にし
て、バッテリの電力を無駄に消費しないようにするもの
である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記各
従来例には以下のような不都合があった。即ち、第1の
従来例では、駆動力がアクセルの操作に対応して発生す
るので、極低速走行をさせる場合には微妙なアクセル操
作が必要となり、また、坂道発進などのように電気自動
車に対して外力が加わっている場合には、ブレーキを解
除した直後には駆動力が発生していないので車両が不要
に移動(坂道を後退)してしまう、という不都合を生じ
ていた。
【0006】また、第2の従来例においては、シフトポ
ジション(変速機位置)が「走行」または「後退」位置
にある場合には、常に微少駆動力を発生しているので、
電気自動車が完全に停止している時にも電力を浪費して
しまう。また、ブレーキの操作が不十分な場合には、電
気自動車が僅かに動き出す、という不都合を生じてい
た。特に、電気自動車は駆動音が小さく、駆動力が加わ
っていることがわかりにくいので問題となる。
【0007】更に、第3の従来例では、単にフットブレ
ーキ操作に基づいて微少駆動力を制御するので、例えば
坂道などで駐車ブレーキを作動させて通常のフットブレ
ーキを解除している場合などには、微少駆動力が発生し
ており電力を浪費してしまう、という不都合を生じてい
た。
【0008】
【発明の目的】本発明は、かかる従来例の有する不都合
を改善し、特に、低速走行性に優れると共に高効率を実
現できる電気自動車の走行駆動制御装置を提供すること
を、その目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、請求項1記載の発明では、電気自動車に駆動力
を付勢する駆動手段と、電気自動車を停車させる駐車ブ
レーキと、駆動手段への駆動電力を制御する主制御部と
を備え、駆動手段が主制御部の指令により極低速度域に
おいて微少駆動力を出力する電気自動車の走行駆動制御
装置において、主制御部が駐車ブレーキの操作情報を検
知すると共に、駆動手段が主制御部の指令により駐車ブ
レーキの制動操作から所定時間経過後に微少駆動力の出
力を停止する第1の駆動力制御機能を有する、という構
成を採っている。
【0010】以上のように構成されたことにより、電気
自動車の停止後に駐車ブレーキが操作された場合に、主
制御部が駐車ブレーキの操作されてからの累積時間を計
数する。そして、所定時間経過までは微少駆動力が継続
的に出力され、低速走行や坂道発進などが容易になる。
一方、所定時間経過後は、主制御部が駆動手段へ微少駆
動力を停止するように制御信号を送信する。これによ
り、停車時における電力の無駄な消費等を抑制すること
ができる。
【0011】また、請求項2記載の発明では、走行駆動
制御装置に電気自動車の速度を調整する調整ブレーキを
装備すると共に主制御部が調整ブレーキの操作情報を検
知し、駆動手段が主制御部の指令により微少駆動力の停
止後に調整ブレーキが制動操作された場合に微少駆動力
を再出力する第2の駆動力制御機能を有するという構成
を採り、その他の構成は請求項1記載の発明と同様であ
る。
【0012】以上のように構成されたことにより、一旦
微少駆動力が停止した後でも、調整ブレーキが操作(O
N)された場合には主制御部がこれを検知して駆動手段
が微少駆動力を再出力するように制御を行う。従って、
電気自動車が再発進する前に予め微少駆動力が再出力さ
れる。この結果、従来の自動車(ガソリン車)の運転に
慣れている者にとっても何ら違和感を生じさせない。
【0013】更に、請求項3記載の発明では、走行駆動
制御装置に駆動手段の稼働・停止を指令する駆動切替手
段を装備すると共に主制御部がこの駆動切替手段の操作
情報を検知し、駆動手段が主制御部の指令により微少駆
動力の停止後に駆動切替手段が停止から稼働へ切り替え
操作された場合に微少駆動力を再発生する第3の駆動力
制御機能を有するという構成を採り、その他の構成は請
求項1または2記載の発明と同様である。
【0014】以上のように構成されたことにより、一旦
微少駆動力が停止した後に駆動切替手段が操作された場
合にも、微少駆動力の制御が行われる。即ち、微少駆動
力の停止後に駆動切替手段を一旦P(駐車)又はN(ニ
ュートラル)に入れ、その後再発進のために駆動切替手
段を再びD(走行),EB(回生ブレーキ)或いはR
(後退)に入れた場合には、サーボがONとなり微少駆
動力が再出力される。そして、調整ブレーキ及び駐車ブ
レーキを解除すると、再び微少駆動力によって電気自動
車がゆっくりと走行する。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態を図面に基づ
いて説明する。
【0016】先ず、図1は本実施形態にかかる電気自動
車の走行駆動制御装置を示すブロック図である。走行駆
動制御装置1は、電気自動車に駆動力を付勢する駆動手
段3と、電気自動車を停車させる駐車ブレーキ5と、駆
動手段3への駆動電力を制御する主制御部7とを備え、
駆動手段3が主制御部7の指令により極低速度域におい
て微少駆動力を出力するようになっている。そして、主
制御部7が駐車ブレーキ5の操作情報を検知すると共
に、駆動手段3が主制御部7の指令により駐車ブレーキ
5の制動操作から所定時間経過後に微少駆動力の出力を
停止する第1の駆動力制御機能を有している。また、主
制御部7には、電気自動車の速度を調整する調整ブレー
キ9及び駆動手段3の稼働・停止を指令する駆動切替手
段11が接続されている。
【0017】以下これを詳述すると、駆動手段3は電気
自動車に使用される一般的な駆動用のモータである。そ
して、この駆動手段3が電気自動車の車輪のそれぞれに
配設されている。従って、主制御部7には実際上4つの
駆動手段が接続されることになる、しかしながら、図1
においては説明の便宜上1つの駆動手段3のみ記載して
いる。また、駆動手段3の個数は一例であり、4つより
少ない場合も考えられるし、また4つより多い場合も考
えられる。
【0018】次に、駆動手段3には所定の主制御部7が
接続されている。主制御部7は駆動手段3への駆動電力
3aを制御するものであり、電気自動車の走行駆動を制
御する。従って、主制御部7には、図示しないバッテリ
も接続されており、運転者の要求に応じた最適な電力を
供給できるようになっている。また、主制御部7には駆
動切替手段(シフトレバー)11,駐車ブレーキ(パー
キングブレーキ)5及び調整ブレーキ(フットブレー
キ)9が接続されている。そして、これらの各構成要素
から得られる情報に基づいて、種々の走行駆動制御が行
われる。主な、制御内容としては、回転方向、トルク方
向、トルク指令値、そして微少駆動力発生のためのサー
ボON信号等である。
【0019】また、上記した駐車ブレーキ5とは、通常
パーキングブレーキ或いはサイドブレーキと呼ばれるも
のであり、運転者が車を離れる場合,渋滞などで長時間
停車する場合あるいは坂道発進などの際に使用されるブ
レーキである。駐車ブレーキ5は、一般的に運転者の左
方に固定されており、レバー状の部材を引いて操作する
ようになっている。また、駐車ブレーキ5からは主制御
部7に対して所定の信号線が接続されており、駐車ブレ
ーキ5の操作情報(操作信号)5aを主制御部7に伝達
できるようになっている。この操作情報5aは、駐車ブ
レーキ5内に装備されている駐車ブレーキ検出部(図示
略)によって生成される。本実施形態においては、駐車
ブレーキ5のレバー(図示略)に係合されたスイッチを
用いている。
【0020】また、調整ブレーキ9とは、別名フットブ
レーキと呼ばれるものであり、運転中に運転者が電気自
動車の速度を調整するために用いるものである。即ち、
速度を落とす場合には、この調整ブレーキ9を操作して
行い、また、信号待ちなどの短時間の停車の場合にもこ
の調整ブレーキ9を用いるようになっている。また、調
整ブレーキ9からも主制御部7に対して信号線が接続さ
れている。そして、調整ブレーキ9の操作情報(操作信
号)9aが常時主制御部7に伝達されるようになってい
る。この操作情報9aも上記した駐車ブレーキ5の場合
と同様に、調整ブレーキ9内に装備されている調整ブレ
ーキ検出部(図示略)によって生成される。本実施形態
においては、調整ブレーキ9のペダル(図示略)に係合
されたスイッチを用いている。
【0021】駆動切替手段11は、主制御部7を介して
駆動手段3の稼働・停止を切り替えるためのものであ
る。より具体的には、現在多くのガソリンエンジン自動
車で使用されている自動変速機(オートマチック)レバ
ーに類似したものである。即ち、駆動切替手段11は、
P(駐車)、R(後退)、N(ニュートラル)、D(走
行)、EB(回生ブレーキ)の各シフトポジションを有
しており、運転者が走行に応じてレバー操作で各ポジシ
ョンを選択できるようになっている。ここで、EB(回
生ブレーキ)ポジションとは、電気自動車の慣性力を利
用して駆動手段(駆動モータ)3を回転させて、走行駆
動時とは逆に発電させることにより、ブレーキ動作に代
えるモードである。
【0022】更に、主制御部7には車速検出手段13が
接続されている。この車速検出手段13は電気自動車の
車速を常時検出し、この車速情報を主制御部7に伝達す
ることにより、主制御部7が駆動手段3の制御に利用す
るようになっている。具体的には、駆動手段3から出力
される微少駆動力の発生・停止を切り替える場合に、車
速が零か否を判断要素の一つとしている。
【0023】次に、以上のように構成された電気自動車
の走行駆動制御装置1の具体的動作について説明する。
図2は本実施形態にかかる走行駆動制御装置1の動作を
示すフローチャートである。
【0024】ここでは、電気自動車の低速度域での動作
について説明する。先ず、車速検出手段13によって電
気自動車の車速が零であるか否かが判断される(ステッ
プS1)。そして、車速が零であると判断された場合に
は、次に駆動切替手段のシフトポジションがD,EBま
たはRの位置にあるか否かが判断される(ステップS
2)。そしてこれらの位置に有ると判断された場合に
は、続いて駐車ブレーキが操作(ON)されているか否
かが判断される(ステップS3)。
【0025】駐車ブレーキが操作されていると判断され
た場合には、次に調整ブレーキが操作(ON)されてい
るか否かが判断される(ステップS4)。そして、調整
ブレーキが操作されていると判断された場合には、主制
御部内に装備されている所定のタイマが作動しているか
否かが判断される(ステップS5)。タイマが作動して
いると判断された場合には、そのタイマの作動開始から
の経過時間が演算される。そして、所定時間(例えば3
0秒)が経過したと判断された場合には(ステップS
6)、サーボがOFFにされ(ステップS7)駆動手段
からの微少駆動力が停止される(ステップS8)。
【0026】以上のような動作を実際の運転時に適用し
てみると、運転者によって駆動切替手段11においてD
(走行),EB(回生ブレーキ)及びR(後退)のいず
れかが選択された場合には、微少駆動力が駆動手段3か
ら出力され電気自動車はゆっくりと走行する。一方、運
転者が調整ブレーキ9を操作して電気自動車を停止させ
たとする。そして、何らかの理由で運転者が駐車ブレー
キ5を操作(ON)すると共に調整ブレーキ9を解除
(OFF)した場合には、駐車ブレーキ5が操作されて
から所定時間経過前は微少駆動力が継続して出力され、
所定時間経過後に微少駆動力が停止される。従って、駐
車ブレーキ5を操作した直後はこれを解除しても微少駆
動力の作用により坂道発進などが容易に行える。一方、
所定時間経過後は微少駆動力が停止するので、電力の無
駄な消費が抑制されると共に、電気自動車の予期しない
誤発進などが防止される。
【0027】また、一旦微少駆動力が停止した後でも、
調整ブレーキ9が操作(ON)された場合には(ステッ
プS4)、主制御部7がこれを検知して上記したタイマ
をストップさせ(ステップS9)、駆動手段3が微少駆
動力を再出力するように制御を行う。これは、停止して
いる電気自動車が再発進する場合には、通常調整ブレー
キ9を操作して電気自動車の不要な移動を未然に防止し
た上で発進のための各種の操作を行うからである。従っ
て、調整ブレーキ9の操作情報を用いて微少駆動力を再
出力させることは、従来の自動車(ガソリン車)の運転
に慣れている者にとっても何ら違和感を生じさせない。
【0028】また、一旦微少駆動力が停止した後に駆動
切替手段11が操作された場合にも、微少駆動力の制御
が行われる。即ち、微少駆動力の停止後に駆動切替手段
11を一旦P(駐車)又はN(ニュートラル)に入れ、
その後駆動切替手段11を再びD(走行),EB(回生
ブレーキ)或いはR(後退)に入れた場合には、タイマ
がストップされ、サーボがONとなり微少駆動力が再出
力される。そして、調整ブレーキ9及び駐車ブレーキ5
を解除すると、再び微少駆動力によって電気自動車がゆ
っくりと走行する。
【0029】以上のような動作のタイミングを図3に示
した。先ず、図3(A)は、駐車ブレーキ5の操作と微
少駆動力の出力タイミングを示す図である。この図から
判るように、駐車ブレーキ5の操作情報(操作信号)が
ONになり、所定時間Tを経過した後にそれまで出力さ
れていた微少駆動力が停止(OFF)される。この場合
の所定時間は上記したように30秒程度である。これに
より、駐車ブレーキ5を使った坂道発進などの場合に
も、すぐには微少駆動力が停止しないので、容易に坂道
での再発進をすることができる。
【0030】また、図3(B)は、調整ブレーキ9の操
作情報(操作信号)と微少駆動力の出力タイミングを示
す図である。そして、ここでは特に微少駆動力が停止し
ている(OFF)状態から再出力される場合を示してい
る。この図から判るように、調整ブレーキ9が操作(O
N)された場合には、主制御部7がこれを検知してブレ
ーキ操作と同時に微少駆動力を再出力させるように制御
している。即ち、停車している電気自動車を再発進させ
る場合に通常操作される調整ブレーキ9の操作情報に基
づいて微少駆動力を再出力させるので、違和感のないよ
り自然な走行を実現することができる。
【0031】更に、図3(C)は、駆動切替手段11の
操作情報(操作信号)と微少駆動力の出力タイミングを
示す図である。この図から判るように、一旦停止した微
少駆動力を駆動切替手段11のON(D,EB又はR)
のタイミングと同期して微少駆動力が再出力されてい
る。一般的な運転者は、ある程度長時間電気自動車を停
車させる場合には、駆動切替手段11をN(ニュートラ
ル)やP(駐車)に一旦入れる。そして、再発進の際に
再び駆動切替手段11をD(走行)等に入れ直す。従っ
て、この駆動切替手段11の操作に同期させて微少駆動
力を再出力させることにより、違和感のないより自然な
走行を実現することができる。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明では、駐車ブレーキの操作から所定時間経過までは微
少駆動力を継続して出力させるようになっているので、
所定時間経過前に坂道などで再発進する場合には、この
微少駆動力によって電気自動車の後退現象等が有効に防
止される。また、所定時間経過後には微少駆動力が停止
されるので、電力の消費が抑制され、結果として電気自
動車の航続距離を伸ばすことができる、という優れた効
果を生じる。
【0033】また、請求項2または3記載の発明では、
一旦停止された微少駆動力を、再発進に先立って操作さ
れる調整ブレーキの操作情報や駆動切替手段の操作情報
に基づいて再出力させる。このため、運転者が再発進を
すべくこれらの操作をすると、予め発生する微少駆動力
の作用によって再発進が容易且つ自然に行える、という
優れた効果を生じる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すブロック図である。
【図2】図1に開示した走行駆動制御装置の動作のフロ
ーチャートを示す。
【図3】図2に開示した走行駆動制御装置における動作
タイミングを示す図であり、図3(A)は駐車ブレーキ
の操作情報と微少駆動力の発生タイミングの関係を示
し、図3(B)は調整ブレーキの操作情報と微少駆動力
の発生タイミングの関係を示し、図3(C)は駆動切替
手段の操作情報と微少駆動力の発生タイミングの関係を
示す。
【符号の説明】
1 走行駆動制御装置 3 駆動手段 5 駐車ブレーキ 7 主制御部 9 調整ブレーキ 11 駆動切替手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気自動車に駆動力を付勢する駆動手段
    と、前記電気自動車を停車させる駐車ブレーキと、前記
    駆動手段への駆動電力を制御する主制御部とを備え、前
    記駆動手段が前記主制御部の指令により極低速度域にお
    いて微少駆動力を出力する電気自動車の走行駆動制御装
    置において、 前記主制御部が前記駐車ブレーキの操作情報を検知する
    と共に、前記駆動手段が前記主制御部の指令により前記
    駐車ブレーキの制動操作から所定時間経過後に前記微少
    駆動力の出力を停止する第1の駆動力制御機能を有する
    ことを特徴とした電気自動車の走行駆動制御装置。
  2. 【請求項2】 前記走行駆動制御装置に電気自動車の速
    度を調整する調整ブレーキを装備すると共に前記主制御
    部が前記調整ブレーキの操作情報を検知し、 前記駆動手段が前記主制御部の指令により前記微少駆動
    力の停止後に前記調整ブレーキが制動操作された場合に
    前記微少駆動力を再出力する第2の駆動力制御機能を有
    することを特徴とした請求項1記載の電気自動車の走行
    駆動制御装置。
  3. 【請求項3】 前記走行駆動制御装置に前記駆動手段の
    稼働・停止を指令する駆動切替手段を装備すると共に前
    記主制御部がこの駆動切替手段の操作情報を検知し、 前記駆動手段が前記主制御部の指令により前記微少駆動
    力の停止後に前記駆動切替手段が停止から稼働へ切り替
    え操作された場合に前記微少駆動力を再発生する第3の
    駆動力制御機能を有することを特徴とした請求項1又は
    2記載の電気自動車の走行駆動制御装置。
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CN105235532A (zh) * 2015-10-30 2016-01-13 北京新能源汽车股份有限公司 电动汽车的手刹制动系统及方法
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