JPS61253122A - ワ−クロ−ルユニツト - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、ストリップの形状矯正に用いられるワークロ
ールユニットに関する。

〈従来の技術〉 一般に圧延されたストリップは端伸びや中伸び等による
形状不良が残っている。特にリムド鋼板のように両端部
にリム層を有し、幅方向の一降伏応力に差があるストリ
ップや、幅方向に厚さの差があるストリップの場合には
この形状不良は顕著である。

従来、この形状不良を矯正する場合、第７図に示すよう
に、ワークロール１を補強するバックアップロール２，
３の長手方向両端部に両端部が最小径となるテーパ部２
　ａ　＋　３　ａを形成し、ワークロール１の両端部に
このワークロール１をバックアップロール２．３のテー
パ部２ａ、３ａに押し付ける力Ｐを付加しワークロール
１を反らせて、ストリップ４の端伸びを矯正している。

また第８図に示すようにバックアップロール５，６のそ
れぞれ反対側の端部にこの端部が最小径となるテーパ部
５　ａ　＋　６　ａを形成し、バックアップロール５，
６を長手方向（第８図中矢印Ｃ）に独立して移動させワ
ークロール７の両端部にたわみ部を形成させてストリッ
プ８の端伸びを矯正している。

〈発明が解決しようとする問題点〉 第７図に示した従来技術の場合、バックアップロール２
，３に形成したテーパ部２８゜３ａは固定されるため、
ストリップ４０幅が変化すればバックアップロール２，
３もそれに見合ったものに交換する必要がある。しかも
ワークロール１の両端部にペンディング力Ｐを付加する
と、ワークロール１のストリップ４による従動回転を阻
害してしまいワークロール１が回転しなくなり、ストリ
ップ４の表面にスベリ傷を発生させる。またワークロー
ル１の両端に強制的にペンディング力Ｐを付加するため
ワークロール１の中央部も曲がってしまい、結果として
ス）　ＩＪツブ４の中央部が伸長して中伸びが発生して
しまう欠点があった。

一方、筆８図に示した従来技術は中伸びが発生すること
はないが、同一ワークロールユニット内でバックアップ
ロール５．６を矢印Ｃ方向にそれぞれ移動させる機構を
内蔵させる必要があるため装置が複雑となり、膨軟矯正
に必要な装置剛性の確保が困難になる。さらにバックア
ップロール５，６を互に反対方向に移動させるとワーク
ロール７は平面形状がＺ形に変形することとなシ、これ
によりワークロール７がスムーズに回転しなくなりスト
リップ８の表面に悪影響を及ぼしていた。

本発明はこのような現状に鑑みてなされたもので、装置
剛性を容易に確保して所要のストリップ形状矯正効果を
得ることができるワークロールユニットを提供すること
を目的とする。

く問題点を解決するための手段〉 この目的を達成するための本発明の構伐は、ストリップ
を挾んで配置されるワークロールと、該ワークロールに
直接接触する補強ロールとを有するワークロールユニッ
トにおいて、前記ストリップを境にして少なくとも一方
側のワークロールと補強ロールとを前記ストリップの寸
法形状に合わせて該ス）　ＩＪツブの幅方向だ一体的に
移動可節にしたことを特徴とする。

く作用〉 ワークロールと補強ロールとを一体的にストリップの幅
方向に移動可能にすることでワークロールと補強ロール
との接触位置関係は変化せず装置剛性を容易に確保でき
る。

〈実施例〉 第１図には本発明の一実施例に係るワークロールユニッ
トの機構概念、第２図には第１図中の■−■線矢視、第
３図に（はワークロールにテーパ部を設けたワークロー
ルユニットの機構概念、第４図には中間ロールを有する
ワークロールユニットの機構概念、第５．６図には本発
明を圧延機として使用したワークロールユニットの機構
概念を示しである。

第１，２図に示したワークロールユニットは、ス）　Ｉ
Ｊツブ１１を挾んで対向状態でワークロール１２Ａ、１
２Ｂと補強ロールである２対のバックアップロール１３
Ａ、１４Ａ。

１３Ｂ、１４Ｂとが軸受フレーム１５Ａ、１５Ｂに支持
され、軸受フレーム１５Ａ、１５Ｂはインナフレーム１
６Ａ、１６Ｂにストリップ１１の幅方向に移動自在に設
けられている。

軸受フレーム１５Ａ、１５Ｂの各ロールの軸方向への移
動（第２図中矢印方向）はインチフレーム１６Ａ（１６
Ｂ）に固定された移動装置１７　Ａ　（１７Ｂ）にょシ
行なわれ、インナフＬ’−Ａ１６Ａ、１６Ｂは図示しな
いハウジングに鉛直方向、水平方向のいずれか一方又は
両方に移動可能に装着されている。バックアップロール
１３Ａ、１４Ａの一方側の端部には先端′部が最小とな
るテーパ部１８Ａが形成され、バックアップロール１３
Ｂ、１４ＢＯストリツプ１１を挾んでバックアップロー
ル１３Ａ。

１４Ａのテーパ部１８Ａと対向する端部と反対側の端部
には先端部が最小となるテーパ部１８Ｂが形成されてい
る。

このワークロールユニットは移動装置１７Ａ。

１７Ｂ知より軸受フレーム１５Ａ　、１５Ｂを独立して
移動六せて、バックアップロール１３Ａ。

１４Ａ、１３Ｂ、１４Ｂのテーパ部１８Ａ。

１８Ｂとストリップ１１の位置をストリップ１１の幅寸
法又は形状に応じて最適な位置に位置させることによシ
、一つのワークロール１２Ａ（１２Ｂ）でストリップ１
１の片方端だけの形状矯正を行なう。またテーパ部１８
Ａ。

１８Ｂの位置決めは軸受フレーム１５　Ａ、１５Ｂを移
動させることによシロール群全体を移動させて行なうの
で、ワークロール１２Ａ、１２Ｂとバックアップ口・−
ル１３Ａ、１４Ａ、１３Ｂ。

１４Ｂの接触関係は変化せず、ワークロールユニットの
装置剛性は十分に確保することができる。

尚、上記実施例では、ス）　ＩＪツブ１１を挾んで両方
のロール群を移動可能としたが、一方だけを移動可能と
するようにしても良い。

＠３図に示したものは、ワークロール１２Ａ（１２Ｂ）
にテーパ部１８　Ａ　（１８Ｂ）を形成したものであり
、その他の構成は第１，２図に示したものと同一である
。

第４図に示したものはバックアップロール１３Ａ、１４
Ａ、１３Ｂ、１４Ｂを中間ロールとして使用し、新たに
バックアップロール２１Ａ、２２Ａ、２３Ａ、２１Ｂ、
２２Ｂ。

２３Ｂを設けたものであシ、厚さが極薄のストリップの
形状矯正に用いて好適である。

第５図に示したものは第１，２図で示したワークロール
ユニットを圧延機に適用した例であり、幅方向に均一な
厚さの、しかも形状が平坦なストリップが圧延されると
いう効果を奏する。

第６図に示したものは、第５図と同様本発明のワークロ
ールユニットを圧延機に適用した例であ抄、一つのワー
クロール１２Ａ（１２Ｂ）に対し、一つのバックアップ
ロール１３Ａ（１３Ｂ）で構成されており、第５図に示
したものと同一の効果を奏する。

尚、上記実施例ではワークロール又は補強ロールである
バックアップロール、中間ロールのいずれかにテーパ部
１８　Ａ　（’１８Ｂ）を形成したものを示したが、ス
トリップ１１の形状によってはロール中央部に逆テーパ
を形成したシあるいはテーパ部を持たないストレートロ
ールを使用することも可能である。

〈発明の効果〉 本発明のワークロールユニットは、ストリップを境にし
て少なくとも一方側のワークロールと補強ロールとをス
トリップの幅方向に一体的に移動可能にしたので、スト
リップの矯正を行なう場合ワークロールと補強ロールの
接触関係は変わらない。その結果、ワークロールユニッ
トの装置剛性を容易に確保して所要のストリップ形状矯
正効果を得ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例に係るワークロールユニット
の機構概念図、ｖ４２図は第１図中のＩｆ−ＩＩ線矢視
親図第３図はワークロールにテーパ部ヲ設けたワークロ
ールユニットの機構概念図、第４図は中間ロールを有す
るワークロールユニットの機構概念図、第５，６図は本
発明を圧延機として使用したワークロールユニットの機
構概念図、第７図（ａ）　、　（ｂ）　、　（ｃ）はワ
ークロールに押付力を付加してストリップの形状矯正を
行なっている状態の側面図、平面図、正面図、第８図は
バックアップロールを移動させてストリップの形状矯正
を行なっている状態の平面図である。 図　　面　　中 １１はストリップ、 １２Ａ、１２Ｂはワークロール、 １３Ａ、１３Ｂ、１４Ａ、１４Ｂ　はバックアップロー
ル、 １５Ａ、１５Ｂは軸受フレーム、 １６Ａ、１６Ｂはインチフレーム、 １７Ａは移動装置である。 特許出願人　三菱重工業株式会社 復代理人　弁理士　　光　石　士　部（他１名）第４図 第７図 （ａ）　　　　　　　　　　（ｂ）　　　　　　　（ｃ
）第８図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ストリツプを挾んで配置されるワークロールと、該ワー
   クロールに直接接触する補強ロールとを有するワークロ
   ールユニツトにおいて、前記ストリツプを境にして少な
   くとも一方側のワークロールと補強ロールとを前記スト
   リツプの寸法形状に合わせて該ストリツプの幅方向に一
   体的に移動可能にしたことを特徴とするワークロールユ
   ニツト。