JPS6125063A - リパ−ゼ定量用試薬 - Google Patents

リパ−ゼ定量用試薬

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JPS6125063A
JPS6125063A JP14636284A JP14636284A JPS6125063A JP S6125063 A JPS6125063 A JP S6125063A JP 14636284 A JP14636284 A JP 14636284A JP 14636284 A JP14636284 A JP 14636284A JP S6125063 A JPS6125063 A JP S6125063A
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    • G01N33/50Chemical analysis of biological material, e.g. blood, urine; Testing involving biospecific ligand binding methods; Immunological testing
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、リパーゼ定量用試薬に関し、特に濁り測定に
よるリパーゼ定量用試薬に関する。
[従来技術1 臨床診断において血清中あるいは尿中のリパーゼ活性を
定量することは膵臓炎等の診断に有用である。
リパーゼは、脂肪酸残基を有するトリグリセリドのエス
テル結合を切断してジグリセリド、モノグリセリドおよ
び脂肪酸に分解する酵素である。
このリパーゼの測定法としては、滴定による方法、濁り
測定のいわゆる比濁による方法、合成基質を用いる比色
による方法等種々の方法が知られており、実際に利用さ
れている。しかしながら、滴定による方法は、部分的な
取り扱いの困難性、長い反応時間および多量の試料の必
要なこと等のために、日常の臨床化学検査には汎用され
ていない。
合成基質を用いる比色による方法は、特異性、定量性等
に欠けるという欠点がある。一方、トリグリセリド−水
エマルジョンの濁りの清2’fl化を光度測定してリパ
ーゼ活性を追跡する比濁による方法は、」二記の欠点を
ほとんど回避できる。しかし、比濁による方法において
は、必須成分としてコリパーゼと尿素が共存しなければ
ならない。該成分は、高含量の胆汁酸塩により惹起され
る酵素の阻害を取り除外かつ反応の進行の直線性を改良
すること、およびエマルジョンの水−油表面に対して影
響を及ぼしかつエマルジョンを安定化させることによっ
て、反応動力学的に直線状に反応を経過させる作用が考
えられるE特公昭57−28275号公報参照1゜すな
わち、該成分が存在しなければ、反応が直線的に進行せ
ず、酵素反応が阻害される現象がみられる。ところが、
コリパーゼを用いると25〜30℃という比較的低い温
度でしか測定を行なうことかで終ず、更にコリパーゼは
安定性が悪く、また高価であるという欠点も有している
[発明の目的1 本発明の目的は、比濁によるリパーゼの測定に一3= おいて用いることができる、コリパーゼおよび尿素を含
まないリパーゼ定量用試薬を提供することにある。
[発明の構成1 本発明の要旨は、(イ)液状トリグリセリド、(ロ)ア
ルキル硫酸塩およびアルキルスルホン酸塩から成る群か
ら選ばれた少なくとも1種のアニオン界面活性剤、 (ハ)胆汁酸もしくはそのアルカリ塩、(ニ)活性化剤
、 (ホ)pH7〜10を保持する緩衝剤 を含んで成るリパーゼ定量用試薬に存する。
本発明の特徴は、トリグリセリド−水エマルジョンの濁
りの清澄化を光度測定してリパーゼ活性を追跡する比濁
による方法において、反応系中にアニオン界面活性剤を
存在させることにある。
ところで、S−アシルエステルを基質としてリパーゼ活
性を比色法にて定量する方法において、血清中のアルブ
ミンは一定過剰存在するとリパーゼ活性を阻止するが、
この阻止効果はアニオン界面活性剤(主に5DS)の添
加により回復されることが知られている[特公昭58−
4559号公報1゜しかし、該公報の記載によれば、S
DS濃度0〜2.0mMの範囲で、牛血清アルブミン(
BSA)が0〜2H/m(l濃度存在する場合、リパー
ゼ活性はBSA濃度に依存して大軽く変化することが示
されている。従って、S−アシルエステルを基質として
リパーゼ活性を比色定量する方法においては、SDSの
添加によってリパーゼ活性に及ぼすアルブミンの影響を
解除したものではない。すなわち、SDS無添加のと外
には、リパーゼ活性はBSA濃度添加のと外に比べてB
SAo、25νg/mlの存在下で活性化されるが、B
SA濃度が0.5〜2mg/dにかけてリパーゼ活性が
今度はBSAによって阻害される。しかしながら、SD
S添加によって、リパーゼ活性のBSA濃度依存の逆転
現象がみられなくなり、リパーゼ活性はBSA濃度の上
昇と共に増大することが示されている。
従って、本発明におけるアニオン界面活性剤の添加の効
果とS−アシルエステルを基質として用いる該公報記載
の方法におけるアニオン界面活性剤の添加の効果は、明
らかに異なるものであると考えられる。
本発明の定量用試薬を用いてリパーゼを定量するには、
まず、トリス緩衝液の始終公知の緩衝液に胆汁酸もしく
はそのアルカリ塩、アニオン界面活性剤、活性化剤、要
すれば保存剤を添加した溶液に、攪拌下でトリグリセリ
ドの溶液(水溶性有機溶媒溶液)を加えてエマルジョン
を形成させ、基質を調製する。
基質液を一定時間(通常5〜10分)、室温よりやや高
温(たとえば30〜40℃)に保った後、血清または尿
の始終検体を加えて、光度計によって吸光度の変化を測
定することにより行える。
トリグリセリドとしては、炭素原子数的4〜22の脂肪
酸残基を有する天然並びに合成のトリグリセリドが好ま
しい。これらのトリグリセリドの中でも、カルボキシエ
ステラーゼや他のエステラーゼによって加水分解を受け
ず、リパーゼによって特異的に加水分解される長鎖の不
飽和脂肪酸残基を有するトリグリセリド、特にその脂肪
酸残基が炭素原子10〜20個を有し、かつ、炭素−炭
素二重結合1〜8個、特に好ましくは1〜3個を有する
トリグリセリドが好ましい。特にトリオレインとオリー
ブ油がトわめて好適である。
また、本発明で基質としで用いられるトリグリセリド溶
液は水溶性有機溶媒の溶液として調製され、トリグリセ
リドの濃度は5〜20mMが好適である。水溶性有機溶
媒としては、たとえばエタノールが好ましく用いられる
基質液エマルジョンの調製は、胆汁酸もしくは胆汁酸塩
、アニオン界面活性剤、活性化剤、要すれば保存剤を含
有する緩衝液にトリグリセリド溶液を攪拌下で添加する
ことによって行い得る。該基質液におけるトリグリセリ
ドの濃度は通常0゜1〜0.5mMである。
胆汁酸としては、公知のデオキシコール酸、タウロデオ
キシコール酸もしくはそのアルカリ塩、例えばナトリウ
ム塩が該当する。その濃度は0゜1〜0.7(重量/容
量)%が好適である。
アニオン界面活1.性剤は、アルキル硫酸塩およびアル
キルスルホン酸塩、特にナトリウム塩およびリチウム塩
の中から選ばれる。就中、アルキル残基の炭素数が10
〜20であるものが好ましく。
特に、リパーゼの反応直線性を改良する効果が大軽く、
入手が容易であるラウリル酸ナトリウム(SDS)の使
用が最も好ましい。アニオン界面活性剤の添加量は、0
.01〜0.5(重量/容量)%が好適である。活性化
剤はカルシウムイオンであり、その濃度は0.01〜0
.1mMが好ましい。
緩衝剤としては、pH値を7〜10に調節し得るすべて
の公知の緩衝剤を用いることができる。特に優れた緩衝
剤はトリス−緩衝剤であり、10〜50mM濃度が特に
好ましい緩衝剤の濃度である。
保存剤としては、本発明の範囲内ではリパーゼの酵素活
性を阻害しないアジ化アルカリが好適である。保存剤の
好ましい量は0.005〜0.01重量%である。
以上記述したリパーゼ定量用試薬は、それぞれ性状なら
びに使用目的に応じた形態で保存するのがよい。例えば
、トリグリセリドは水溶性有機溶媒の溶液として保存す
るのが良く、胆汁酸、アニオン界面活性剤、活性化剤、
保存剤は緩衝液中に溶解させて保存するのが良い。
[発明の効果] 本発明によれば、従来の比濁による方法のリパーゼ定量
法において、反応の直線性を改良するための必要成分で
あったコリパーゼおよび尿素を用いることなしに、アニ
オン界面活性剤の添加および胆汁酸もしくはそのアルカ
リ塩の使用によって、反応の直線性を改良し、血清中ま
たは尿中リパーゼの活性を特異的にしかも高感度で定量
することが可能となる。
以下、実施例を挙げて本発明を更に詳細に説明する。
実施例1 試薬の調製 (、)基質原液(10mM)リオレイン)10mM)リ
オレインの無水エタノール溶液を調製し、基質原液とす
る。
(b)デオキシコール酸塩(0,1〜0.7%)、5D
S(0,01〜0.5%)、塩化カルシウム(0,01
〜0.100M)およびアジ化ナトリウムo、o i%
を含む25mM)リス−塩酸緩衝液(pH9,2)を調
製して緩衝液とする。
これらをリパーゼの定量に供する為、以下のようにして
基質液を調製する。すなわち、緩衝液150m1を攪拌
しながら、(、)基質原液5社を添加することによって
基質液を調製する。この基質液をリパーゼの定量に用い
る。なお、少数の検体を定量する場合には、緩衝液と基
質原液の必要量を分取し、前記に準じて基質液を調製し
、リパーゼの定量に供し、残りの緩衝液および基質原液
は2〜8℃で保存するのが望ましい。
実施例2 リパーゼの一般的定量法 [試薬1 (a)基質原液(10ToM)ジオレイン)(b)、緩
衝液 [定量方法] 光路長1ciのキュベツト(31容)に試薬(、)およ
び(I))から調製した基質液2.5mlをとり37℃
で5分間装置し、適量の検体(ヒトの血清なら100μ
p)を混合し、340nmで37°Cで水に対して光度
計により測定する。光度計で吸光度の変化を測定し、単
位時間当りの吸光度変化を求め、リパーゼ活性を測定す
る。
検体混合前の基質液の吸光度をA sul+、検体混合
後の吸光度をA。min、そして5分後の吸光度をAs
 minとすると、検体1リットル当りのリパーゼ活性
は次の式によって求められる: sub ここで述べるリパーゼ活性の単位は、37℃で1分間に
1μmolのトリオレインを分解する活性を1単位とし
ている。
比較例 ヒト血清にヒト膵臓より抽出し精製したリパーゼを一定
量添加し、その100μlを用い緩衝液中のSDSの代
りに他の界面活性剤(トリトンX−100、ブリージー
35およびツイーン−20)を加える他は実施例2と同
様にしてリパーゼ活性を測定した。
その結果、これらの界面活性剤はリパーゼの活性をむし
ろ阻害し、SDS添加によって得られた反応の直線性の
改善は見られなかった。
実施例3 ヒト膵リパーゼの一定量をヒトプール血清中に添加した
ものならびに10mM)リス緩衝液(pH8)中に添加
したものをそれぞれ検体とし、基質液中のSDS濃度を
Oもしくは0.05%と変化させたこと以外は実施例2
と同様にリパーゼ活性を測定し、第1図の結果を得た。
第1図から明らかなように、10mM)リス緩衝液検体
ではSDSの添加の有無にかかわらず、吸光度の減少速
度すなわちリパーゼ活性はほぼ等しく、しかも、反応動
力学的に直線状に反応が進行している。しかし、血清検
体では、SDSを添加しない場合には反応の進行が直線
状ではなく、反応途中で吸光度の減少速度が急減し、リ
パーゼ活性が阻害されている。一方、”5D30.05
%添加した場合には、そのような反応途中での阻害が取
除かれ、直線状に反応が進行し、緩衝液検体と同等のリ
パーゼ活性を示しており、5DS0゜05%添加により
血清中のリパーゼ活性を正確に定量し得ることが理解さ
れる。
また、リパーゼ血清を測定した試料をn−ヘキサンで抽
出し濃縮した後、シリカゲルGによる薄層クロマトグラ
フィによって生成物を分析した。
その結果、SDS濃度0.05%の試料において、トリ
オレインのリパーゼによる分解産物であるジオレイン、
モノオレインおよび脂肪酸が確認され、血清を含まない
緩衝液検体で得られたSDS濃度0%のと鰺の分解産物
と同一であった。従って、SDS添加によって認められ
る基質液の吸光度の減少は、リパーゼ活性を反映してい
ることが判った。
実施例4 ヒト膵リパーゼの一定量をヒトブール血清ならびに10
mM)リス緩衝液検体(pH8)中に添加したものを検
体とし、SDS濃度を変化させたことならびに3μgの
コリパーゼを添加あるいは無添加したこと以外は、実施
例2と同様にしてリパーゼ活性を測定し、第2図の結果
を得た。
第2図から明らかなように、1)S D S濃度0%で
は血清検体のリパーゼ活性は10aIM)リス緩衝液検
体のそれの約50%に抑制されているが、SDSの添加
によって血清検体のリパーゼ活性の抑制は解除され、1
0mM)リス緩衝液検体と同等もしくはそれ以上のリパ
ーゼ活性が発現されること、2)コリパーゼの添加によ
ってSDS濃度0%での血清検体のリパーゼ活性の抑制
が解除されるのと同等に、SDS添加によってリパーゼ
活性の抑制が解除されること、3)SDS添加によって
回復したリパーゼ活性はコリパーゼの添加によっては、
もはやそれ以上には活性化され得ないこと、4)S D
 S濃度が0.01〜0.1%の範囲で最も効果的lこ
リパーゼ活性の抑制を回復させ得ることが判る。
実施例5 種々のリパーゼ活性をもつヒト膵リパーゼをヒトプール
血清中あるいは10mM)リス緩衝液検体(pt18)
中に添加したものを検体とし実施例2と同様にしてリパ
ーゼ活性を測定し、第3図の結果を得た。
第3図から明らかなように、測定したリパーゼ活性は添
加したリパーゼ量に比例しでいること、ならびに血清検
体と1.0mM  ) ’)ス緩衝液検体との間でリパ
ーゼ活性の値に差がみられないことを考慮した場合、本
測定系においては、血清検体中のリパーゼを特異的tこ
しかも添加したリパーゼ活性を正確に、いわゆる理想的
な添加回収率で測定し得ることが判る。
実施例6 一定量のヒト膵リパーゼをヒトプール血清もしくは10
mM)リス緩衝液中に添加したものを検体とし、緩衝液
中のSDS濃度を0%もしくは0゜05%とし、それぞ
れに牛血清アルブミン(BSA)を最終濃度でO〜21
1g/m1濃度となるように調製した緩衝液を用いた以
外は実施例2と同様にしてリパーゼ活性を測定し、第4
図の結果を得た。
第4図から明らかなように、血清検体をSDS濃度0%
で測定した場合には、BSA濃度と上昇と共にリパーゼ
活性の抑制が認められたが、10mM)リス緩衝液検体
ではリパーゼ活性はBSA濃度とは無関係に一定であり
、ならびにSDS濃度0.05%は両方の検体共に、B
SA濃度とは無関係に一定のリパーゼ活性を示す。従っ
て、特公昭58−4559号公報に示されたようなリパ
ーゼ活性がSDS添加によってもBSA濃度に大きく依
存する現象は、本測定系においては認められないことが
判る。
実施例7 5例のヒト血清中のリパーゼ活性を本発明試薬(実施例
2)および市販のキット(ベーリンガー・マンハイム社
)(特公昭57−28275号公報に記載のキット)を
用いて測定し、次の結果を得た。
56.1       187,4 b       91.j       344.50
.0        24,5 d       4.2.0       154,1
e       45.3      154.1注 
京137℃ *2 30°C 上表から本法とベーリンガー社との相関を求めると、次
の通りであった: Y = Q、283X−2,01γ= 0.991(X
:ベーリンガー社、Y二本発明)。
従って、本発明に従って測定したリパーゼ活性とベーリ
ン〃−社の方法で測定したリパーゼ活性との間に相関係
数0.991  と非常に良好な相関が得られた。なお
、本発明とベーリンガー社法とはリパーゼ活性の表示単
位が異なるため、回帰式4式% 考慮した場合、本法で得られた値に3.5を乗ずること
によって、国際単位(U)への変換も可能である。
さらに、本発明に従って測定したリパーゼ活性の日間再
現性(n=10)は6.0−13.7%であり、同時再
現性(n=10)は2.1〜9.2%であり、本発明に
よって血清中のリパーゼ活性を精確に測定できることが
判る。
実施例8 通常血清検体では記述のように、SDSを添加すること
によってリパーゼ活性を定量することが可能であるが、
血清中には、リパーゼ活性に対し阻害や干渉作用を示す
物質がしばしば混入する場合がある。そのような物質と
してヘモグロビン(臨床検査20.75−77.197
6)、高値のトリグリセリド検体(治療64.179−
183.1982)、乳濁検体、さらに高値のビリルビ
ン検体等が挙げられるが、本測定法がこれらのいずれの
物質にも干渉、阻害されることなくリパーゼ活性を定量
することができた。
【図面の簡単な説明】
第1図は、実施例3におけるSDSの有無による血清検
体ならびに緩衝液検体のリパーゼ活性測定のチャート、
第2図は、実施例4におけるリパーゼ活性に及ぼすSD
S濃度の効果を示す図、第3図は、実施例5におけるリ
パーゼ量とリパーゼ活性の関係を示す図、および第4図
は、実施例6におけるリパーゼ活性に及ぼすBSAの影
響を示す図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、(イ)液状トリグリセリド、 (ロ)アルキル硫酸塩およびアルキルスルホン酸塩から
    成る群から選ばれた少なくとも1種のアニオン界面活性
    剤、 (ハ)胆汁酸もしくはそのアルカリ塩、 (ニ)活性化剤、 (ホ)pH7〜10を保持する緩衝剤 を含んで成るリパーゼ定量用試薬。 2、トリグリセリドの脂肪酸残基が、炭素原子10〜2
    0個および炭素−炭素二重結合1〜8個を有している特
    許請求の範囲第1項記載のリパーゼ定量用試薬。 3、トリグリセリドの濃度が、0.2〜3.0重量%で
    ある特許請求の範囲第1項または2項記載のリパーゼ定
    量用試薬。 4、トリグリセリドを水溶性有機溶媒の溶液として含む
    特許請求の範囲第1〜3項のいずれかに記載のリパーゼ
    定量用試薬。 5、アルキル硫酸塩およびアルキルスルホン酸塩のアル
    キル残基が炭素原子10〜20個を有している特許請求
    の範囲第1〜4項のいずれかに記載のリパーゼ定量用試
    薬。 6、アルキル硫酸塩およりアルキルスルホン酸塩が、ナ
    トリウム塩またはリチウム塩である特許請求の範囲第5
    項記載のリパーゼ定量用試薬。 7、アニオン界面活性剤の濃度が、0.01〜0.5(
    重量/容量)%である特許請求の範囲第1〜5項のいず
    れかに記載のリパーゼ定量用試薬。 8、胆汁酸もしくはそのアルカリ塩が、デオキシコール
    酸もしくはデオキシコール酸塩である特許請求の範囲第
    1〜7項のいずれかに記載のリパーゼ定量用試薬。 9、胆汁酸もしくはアルカリ塩の濃度が、0.1〜1.
    0(重量/容量)%である特許請求の範囲第1〜7項の
    いずれかに記載のリパーゼ定量用試薬。
JP14636284A 1984-07-13 1984-07-13 リパ−ゼ定量用試薬 Granted JPS6125063A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008307048A (ja) * 2007-05-16 2008-12-25 Fujifilm Corp 膵リパーゼ測定用乾式分析要素の製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008307048A (ja) * 2007-05-16 2008-12-25 Fujifilm Corp 膵リパーゼ測定用乾式分析要素の製造方法

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