JPS6124986Y2 - - Google Patents

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JPS6124986Y2
JPS6124986Y2 JP11710385U JP11710385U JPS6124986Y2 JP S6124986 Y2 JPS6124986 Y2 JP S6124986Y2 JP 11710385 U JP11710385 U JP 11710385U JP 11710385 U JP11710385 U JP 11710385U JP S6124986 Y2 JPS6124986 Y2 JP S6124986Y2
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shaft
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  • Separation, Sorting, Adjustment, Or Bending Of Sheets To Be Conveyed (AREA)
  • Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、ジアゾ複写機等において、焼付装置
から送り出された感光紙と原稿紙とを互にずらし
込み乍ら、両者を分離する、複写機の感光紙自動
分離装置に関するものである。
ジアゾ複写機等においては、互に重ね合わせた
感光紙と原稿紙(以下、重合紙と呼ぶ)とを焼付
装置内において循環させ、同装置から送り出され
た重合紙を、一対のずらしローラにくわえ込み、
各ローラの回転速度差を利用して、重合紙の先端
のずらし分離を行い、例えば、感光紙の先端を、
原稿紙のそれよりも先行させて、感光紙を所定の
供出先に進行せしめている。
斯る感光紙自動分離装置においては、従来、一
対のずらしローラが、常に一定の周速比をもつて
回転するようになつており、ずらし終了後におい
ても、ずらしローラは互に速度差を生じた回転状
態を維持するようになつている。このため、次に
述べるような諸欠点を有している。
(1) 必要とされるずらし作用が終了しても、ずら
しローラは、重合紙に対し、なおもずらし作用
を及ぼすので、各ローラの表面は摩耗し易く、
そのために寿命が短かい。
(2) ずらしローラは、一般的にゴム等の軟質のも
ので、しかも、高摩擦係数を有する材質のもの
からなつているため、ずらし作用時、原稿紙表
面の鉛筆粉等によつてローラ表面が汚される欠
点がある。特に、感光紙の後端が焼付装置から
抜け出た後は、感光紙が原稿紙よりも早く送ら
れるため、重合紙の最終部分は原稿紙単体のみ
となり、この表裏にわたつてずらしローラが接
触して速度差を生じた状態で回転するので、こ
の際のスリツプ作用により、ローラ表面の汚れ
がひどくなる。そして、ローラ表面の汚れ度が
増してくると、今度は逆にその汚れが原稿にオ
フセツトされるようになる。特に、感光紙自動
給紙装置を備えた複写機では、その給紙装置に
よつて給送せられるところの感光紙に重ね合わ
される原稿紙は、ローラに対し常に一定の位置
をとるため、同ローラの同一箇所、例えばロー
ラ周縁の汚れが累積し、多数枚複写を行うと、
その傾向が強められ、コピー画像に汚れを生じ
る欠点がある。
(3) ずらしローラ表面の汚れ度が増すに伴つて同
表面の摩擦係数が低下し、このため、ずらし作
用が円滑に行われず、分離不良が発生する。
本考案は、一対のずらしローラを、重合紙のず
らし分離時には、それぞれ異なつた回転速度で回
転させて、ずらし分離機能を達成するとともに、
ずらし分離終了後、ずらしローラを互に同速度で
回転させて、重合紙を単に所定方向へ送り込むよ
うにした、上記従来の諸欠点をあますことなく排
除し得る、複写機の感光紙自動分離装置を提供す
ることを目的する。
以下、図示の実施例によつて本考案を説明す
る。
第1図は、本考案一実施例の感光紙自動分離装
置を示している。同図において、焼付用透明回転
円筒1と無端ベルト2との間からは、原稿紙Oと
感光紙Sとが先端縁を揃えられて送り出される。
今、両者を重合紙と呼ぶことにして、この重合紙
の進行方向には、所定の圧力をもつて互に接し
た、同径の一対のずらしローラ3,4が配置され
ている。感光紙Sに接するローラ4は、原稿紙O
に接するローラ3よりも速い速度で回転するよう
になつており、重合紙の先端縁が揃えられてずら
しローラ3,4間にくわえられると、両ローラの
周速度の違いによつて重合紙がずらされ、感光紙
Sの方が原稿紙Oよりも先行することとなる。
先行した感光紙Sの先端縁が、ベルクランク状
の係脱部材5の一腕端5aを衝き上げ、同部材5
を軸6の周りに回動させ、他端腕5bと、分離用
回転板7の段部7bとの係合を解除し、同板7の
回転を許すようになつている。そして、感光紙S
の先端縁は回転板7の切込み7aに進入して、こ
の部分にくわえられ、かつ、回転板7が回転し
て、感光紙Sは、図示しない現像装置に向かう搬
送路8へ向けて送られる。一方、原稿紙Oが、ガ
イド板9に沿つて案内されつつ、排出ローラ1
1,12によつて機外へ排出される。
検知部材13の検知腕13aの先端は両ローラ
3,4の接触部近傍まで、図のように延び出てお
り、同部材13が軸14の周りに揺動することに
より、マイクロスイツチ15に対してスイツチン
グ動作を行わせる。また、排出ローラ11,12
側には、マイクロスイツチ16のアクチユエータ
16aが臨んでおり、これは後述するように原稿
紙Oの先端縁を検知する。
第2図において、ずらしローラ3,4を軸着す
る軸3a,4aの両軸端部は、装置基板17(他
方は図示せず)に軸承18,19によつて回転自
在に支持されている。軸3a,4aの各軸端部に
は、増速歯車対即ち高速駆動歯車21と高速従動
歯車22とがそれぞれ取付けられている。なお、
一方の歯車21は軸3aに嵌合し、他方の歯車2
2はワンウエイクラツチ23を介して軸4aに取
付けてある。互に噛合する歯車21,22はそれ
ぞれ歯数が異なつており、歯車21の回転に対し
歯車22は増速回転する。
また、軸3a,4aには、同速歯車対即ち同速
駆動歯車24と同速従動歯車25がそれぞれ取付
けられている。なお、一方の歯車24は軸3aに
固定され、他方の歯車25はワンウエイクラツチ
26を介して軸4aに取付けられている。互に噛
合する歯車24,25はそれぞれ歯数が等しくな
つており、両者は同速回転する。
歯車21にはラチエツチ輪27が一体的に固定
されていて、同輪27と歯車24との各端面間に
は、摩擦板28が介設されている。軸3aの軸端
ねじ部には、調整ねじ盤29が螺合されていて、
このねじ盤29側の摺動板31と、押さえ板33
との間には伸張性のばね32が介装されており、
押さえ板33と歯車21の各端面間には摩擦板3
4が介設されている。
ラチエツト輪27には、第3図に示すように、
軸35に枢着せられたラチエツト爪36が係脱自
在となつており、同ラチエツト爪36は、連結ば
ね37を介してソレノイド38に連結されてい
る。なお、ラチエツト爪36の腕端には、同爪回
動復帰用のばね39の一端が係止されている。第
4図は、本分離装置用の制御回路図を示すもので
あつて、符号40,41はリレーを、同40a,
40b,41aはリレー接点をそれぞれ示してお
り、この内の40a,40bはリレー40の常開
接点、また41aはリレー41の常開接点であ
る。さらに、符号42はタイマーを、同42aは
タイマーの常閉接点を、符号38はソレノイドを
それぞれ示している。
第2図において、軸3aの他方の軸端には、図
示しないスプロケツトが軸装され、これにはチエ
ーンが掛けられていて、これらは図の機構の駆動
入力源を構成する。今、第3図に示すラチエツト
爪36がラチエツト輪27に係合していないもの
として、上記駆動入力源によつて輪3aが矢印A
方向に回転せられると、ローラ3と同速駆動歯車
24とが同方向に回転し、同歯車24の回転は、
摩擦板28による摩擦力によつて高速駆動歯車2
1に伝達され、よつて、軸3a上の歯車や、押さ
え板33や調整ねじ盤29等が軸3aとともに矢
印A方向に一体回転する。
歯車21が回転すると、これに噛み合う歯車2
2は矢印C方向からみて時計方向に回転する。ワ
ンウエイクラツチ23は、歯車22が上記方向に
回転するとき、この回転を軸4aに伝達するよう
になつていて、従つて、軸4aは、両歯車21,
22の歯数比によつて軸3aの回転速度よりも速
く矢印B方向に回転する。つまり、ローラ3より
もローラ4の方が速い速度が回転するのである。
この場合の両ローラ3,4の回転速度は両歯車2
1,22の歯数比によつて設定せられる。
一方、同速駆動歯車24が回転すると、これに
噛み合う同速従動歯車25は矢印C方向からみて
同じく時計方向に回転する。ワンウエイクラツチ
26は歯車25が上記方向に回転するとき、この
回転が軸4aに伝達されるように、同軸4aに取
り付けられている。しかし乍ら、軸4aは歯車2
5の回転速度よりも速く回転するため、ワンウエ
イクラツチの機能特性からいつて、歯車25の回
転が軸4aに直接伝達されることはない。
第1図において、原稿紙Oと感光紙Sとの各先
端縁がずらしローラ3,4にくわえ込まれると、
上述した機構によつて両ローラ3,4には速度差
が付与されているため、重合紙のずらし作用が始
まる。また、重合紙が両ローラ間にくわえ込まれ
る内に、この先端縁が検知部材13の検知腕13
aを押して、同部材13を時計方向に回動させ、
マイクロスイツチ15に対してスイツチング動作
を行わせ、第4図の制御回路図における、スイツ
チ15が閉成される。
一方、第1図において、両ローラ3,4の速度
差により、重合紙が所定量ずらされ、感光紙Sが
所定量、原稿紙Oに対し先行すると、ベルト2と
ローラ4間の感光紙Sは、破線で示す如く、緊張
し、ずらしローラ4の回転負荷が増大する。ここ
で、先にも述べたように、第2図における歯車2
4とラチエツチ輪27との間には摩擦すべり機構
即ち摩擦板28を設けてあり、ローラ4に負荷が
加わると、すべりを生じ、同ローラ4の回転負荷
を軽減させる。
第1図において、感光紙Sが分離用回転板7に
くわえられて、現像装置へ向かう搬送路8へ向け
て送られる間、原稿紙Oの先端縁は、排出ローラ
11,12に達し、マイクロスイツチ16のアク
チユエータ16aを押し動かして、第4図の制御
回路図におけるスイツチ16を閉成させる。する
と、タイマー42とリレー41とが通電され、リ
レー接点41aを閉じ、スイツチ15が既に閉成
されているので、リレー40が通電される。リレ
ー40の通電により、リレー接点40a,40b
が閉成され、よつて、ソレノイド38は通電され
る。また、タイマー42は、スイツチ16が閉成
したのち、数100msec程度、経過してから、タイ
マー接点42aを解放するようにして、リレー4
0が自己保持できるような時間を与える。即ち、
タイマー42は、リレー接点がチヤタリングを生
じたときの、回路上の不具合を防止して、リレー
40の自己保持を確実に行わせるものである。ソ
レノイド38が通電されると、この結果、第3図
に示すラチエツト爪36は軸35の周りに時計方
向に回動し、仮想線で示すように、今まで回転し
ていたラチエツチ輪27を係止せしめ、同輪27
を停止させる。
すると、第2図における高速駆動歯車21は回
転を停止し、また、高速従動歯車22も停止す
る。すると、今度は、歯車24の回転が、歯車2
5、ワンウエイクラツチ26等を介して軸4aに
伝達され、両歯車24,25の歯数が等しくなつ
ているから、ずらしローラ3,4は互に同速回転
し、ずらし作用が解除され、かつ紙送り作用のみ
となる。ずらし作用が解除されたあと、ローラ
3,4は積極的に回動駆動力が付与されて、同速
回転するために、原稿との間にスリツプを生じる
おそれがなく、原稿汚れを防止することができ
る。
なお、歯車21が停止するに伴つて、歯車24
は、ラチエツチ輪27に対し摩擦板28を介して
スリツプ回転する。また、調整ねじ盤29は、ば
ね32の一端を係止せしめた摺動板31に対して
スリツプ回転する。
次に、第1図において、重合紙のいずれか一
方、例えば原稿紙Oが検知腕13aの先端部を通
過し終ると、検知部材13は図の位置に回動復帰
し、第4図のスイツチ15は閉から開に切換わ
る。今一つのスイツチ16は未だ閉成状態を維持
しており、上記スイツチ15が閉から開に切換わ
ると、リレー40の通電状態が解かれ、常開接点
40a、40bがそれぞれ閉から開の状態にな
り、ソレノイド38がオフとなる。この結果、第
3図のラチエツチ爪36は、ばね39の弾力によ
つて反時計方向に回動し、ラチエツト輪27の係
止動作を解除する。即ち、ずらしローラ3,4は
速度差を生じた回転状態に復帰し、次の重合紙が
くわえ込まれるまで待機する。なお、この時、原
稿紙の後端がずらしローラ3,4を通過後、直ち
に次の重合紙がそのローラにくわえられ検知腕1
3aを押し動かして、マイクロスイツチ15を開
から閉に切換えさせても、リレー接点40bは既
に開放されているので、ソレノイド38には通電
されず、次の重合紙のずらし作用を直ちに行うこ
とができる。
始めの原稿紙Oの後端が排出ローラ11,12
を通過すると、マイクロスイツチ16のアクチユ
エータ16aは、図の位置に回動復帰し、第4図
のスイツチ16は開放し、タイマー42への通電
が断たれる。そして、次の重合紙がずらされ、こ
の内の原稿紙が分離されて、その先端がマイクロ
スイツチ16を動作させると、前述したようなタ
イマーリレー回路により、ソレノイド38がオン
して、ずらしローラによるずらし作用を解除し、
以後、これらの一連の動作を繰り返えす。
以上のように、重合紙がずらし作用を受けるの
は、それがずらしローラ間に進入してから、この
内の原稿紙がマイクロスイツチ16のアクチユエ
ータ16aに至るまでの間であり、その後はずら
し作用も受けることがない。なお、原稿紙を検出
するためマイクロスイツチ16としては、原稿紙
排出通路F内に設けてもよく、要は、ずらし作用
を終了した状態において、マイクロスイツチ16
を働かせればよいのである。この場合、フオトセ
ンサーを用いると、より有効的である。
検知部材13とマイクロスイツチ15とは、重
合紙の先端を検知して、第4図のスイツチ15
を、単に開から閉へ切換えればよいのであるか
ら、検知部材13としては図の位置に必ずしも置
く必要はなく、それを感光紙迂回路Eや原稿紙排
出通路Fに置いてもよい。ただ、検知部材13を
感光紙迂回路Eに設けた場合、同部材13の部分
を原稿紙の後端が通過し終るとき、第4図のスイ
ツチ15を閉から開に切換えてしまい、ソレノイ
ド38がオフとなり、上記後端がずらしローラ
3,4を通過する前に、ずらし作用が開始されて
しまうことになるから、この場合には、このよう
な不都合を来たさないような回路構成とすれば良
い。
なお、検知部材13は条件次第によつては必ず
しも必要としない、何故ならば、原稿紙の先端が
マイクロスイツチ16によつて検知せられたと
き、ソレノイド38を励磁させればよいのだから
である。そして、先にも述べたように、原稿紙の
後端がずらしローラ3,4を通過すると、第4図
に示すスイツチ15は閉から開に切換わるように
なつており、この際、リレー接点40a,40b
は開となる。このような点をふまえて、上記原稿
紙の後端がずらしローラを通過後、直ちに次の重
合紙が同ローラに進入して、検知部材13を作動
させたとしても、ソレノイド38がオンすること
はない。つまり、この場合、次の重合紙が直ちに
ずらされるのである。スイツチ15は、斯る機能
の一端を担うものであり、今仮に、原稿紙後端が
ずらしローラを通過後、ある時間差をおいて次の
重合紙がずらしローラにくわえられるような定常
的な条件であれば、上記後端がずらしローラを通
過して、僅かな時間を経たのち、今までオンとな
つていたソレノイド38をオフさせればよいので
ある。このきつかけは、如何ような方法によつて
も定めることができ、例えば、原稿紙の先端がマ
イクロスイツチ16を作動させてから限時タイマ
ーを働かせるようにするのも一つの手段である。
かような条件次第によつては、検知部材13やマ
イクロスイツチ15等を必ずしも必要としない
し、またこれに対応して、リレー40,41やタ
イマー42なども必要としなくなる。
以上は、結論的に言えば、ずらし作用を行わせ
たり解除させたりする時機を適時に設定すること
であり、この機能を達成するための手段として
は、この他、周囲にマイクロスイツチを配列させ
たタイミングカムを用い、これを所定速度で回転
させて予め設定せられたプログラムに基づいて、
上述の制御を行わせるようにしても良い。また、
分離用回転板7の動きを利用して上述の制御を行
わせるようにしても良い。さらに、回転伝達方式
の切換え手段として、前記実施例では、ラチエツ
チ輪27とラチエツチ爪36とを用いたものであ
るが、この他の、スプリングクラツチや電磁クラ
ツチ等を利用した手段を用いても良い。なお、本
考案実施例においては、ずらしローラ3,4を同
一直径としたものであるが、要するに、ずらしロ
ーラ4の方の周速度を、ずらしローラ3のそれよ
りも速く設定すればよいのであるから、必ずしも
両者は同一直径でなくてもよい。この場合、第2
図に示す歯車系の歯数等を適宜、設定する。
ところで、第2図に示す実施例装置には、ワン
ウエイクラツチ23,26が使用されているので
あるが、これは、ずらしローラを差速回転か、同
速回転かに選択的に切換えるのに、重要な役割を
果している。通常、この種の機能を達成する手段
としては、駆動歯車を軸上において摺動させて、
従動側の低速、高速歯車に選択的に噛合させる方
式が採用されるが、この方式では、噛合時に騒音
が出たり、歯部が損耗するなどの不具合がある。
本考案装置においては、このような歯車同士の脱
抜や噛合を行なうことなく所期の目的を達成する
ことができるので好都合である。
以上、本考案によれば、原稿紙と感光紙とが、
互に速度等を生じて回転している、一対のずらし
ローラにより、所定量、ずらされたのち、同ずら
しローラが、同速回転に切換わるような独特の構
成となつているから、長時間にわたつてずらしロ
ーラがスリツプ回転することははく、その摩耗や
表面劣化を防止することができ、寿命を延長させ
るのに役立つ。また、原稿紙表面の鉛筆粉によつ
てローラ表面が汚れるのを防止することができ、
さらにローラ表面の汚れ度の増加に伴なう原稿紙
へのオフセツト等を防止することができるととも
に、ずらしローラ間の摩耗係数が低下せず、ずら
し分離機能が円滑かつ確実に行わるる等の顕著な
効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の感光紙自動分離装
置の断面図、第2図は上記感光紙自動分離装置に
具備されるずらしローラ回転制御機構の断面図、
第3図は上記ずらしローラ回転制御機構に具備さ
れるラチエツト機構の構成図、第4図はずらしロ
ーーラの回転制御を行うための制御回路図であ
る。 3,4……ずらしローラ、16……マイクロス
イツチ、21,22……増速歯車対、23……第
1のワンウエイクラツチ、24,25……同速歯
車対、26……第2のワンウエイクラツチ、27
……ラチエツチ輪、28……摩耗板、36……ラ
チエツチ爪、38……ソレノイド。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 互に重ね合わされた、感光紙と原稿紙とをくわ
    え、それぞれ周速を異らせて回転することによ
    り、上記両紙のずらし分離を行う、一対のずらし
    ローラと、 上記両紙が所定量、ずらされた状態を検出する
    ずらし終了状態検知手段と、 上記一対のずらしローラを回転駆動させるため
    の駆動入力源と、 上記一対のずらしローラの各軸に設けられて互
    に噛合し、上記駆動入力源の回転が伝達されるこ
    とにより、一方のローラの回転速度に対し、他方
    のローラの回転速度を速めるようにして、両者間
    に速度差を付与する増速歯車対と、 上記一対のずらしローラの各軸に設けられて互
    に噛合し、上記駆動入力源の回転が伝達されるこ
    とにより、一方のローラと他方のローラとの回転
    速度を等しくさせるように、両者を回転させる同
    速歯車対と、 上記増速歯車対のうちの、一方の軸に嵌合させ
    た駆動歯車に嵌合する従動歯車と、他方の軸との
    間に介設され、従動歯車の従動回転時に、この回
    転を他方の軸に伝達する第1のワンウエイクラツ
    クと、 上記同速歯車対のうちの、一方の軸に固定させ
    た駆動歯車に噛合する従動歯車と、他方の軸との
    間に介設され、従動歯車の従動回転時に、この回
    転を他方の軸に伝達する第2のワンウエイクラツ
    チと、 増速歯車対の駆動歯車と、同速歯車対の駆動歯
    車との間に介設される摩擦すべり機構と、 上記検知手段によつてずらし終了状態が検知さ
    れたとき、増速歯車から同速歯車対に回転の伝達
    を切り換えるべく、増速歯車対を選択的に係止せ
    しめる手段とを有して成る複写機の感光紙自動分
    離装置。
JP11710385U 1985-07-30 1985-07-30 複写機の感光紙自動分離装置 Granted JPS6141240U (ja)

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