JPS61248882A - エレベーターの運転装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は同一建物に複数台就役するエレベータ−の防犯
運転方式に関する。

〔発明の背景〕

エレベータ−のかご内は密室となっているため共同住宅
などに就役しているエレベータ−においては、ときどき
深夜にかご内で婦女子に対して性犯罪１強盗等の事件が
発生している。そのため、建築基準施行令第１２９条の
９第１項第十三号によれば深夜は各階停止運転を行なう
ことが義務づけられている。

この各階停止運転というのは、たとえば乗客が１階から
１４階に行く場合２階〜１４階全部の階のホール呼び、
かご呼びがなくとも全階停止しながら運行するものであ
る。したがって、たとえば速度６０　ｍ　／　５ｈｉｎ
で１階から１４階まで行く場合、連通運転では約５０秒
で到着するが、前記の各階停止運転では約１５０秒も要
するのでどうしても心理的にいらいらしてくるものであ
り、特に同一建物に複数台の高階層エレベータ−が稼動
していても同一時刻に全台各階停止を行なうので、ます
ますいういう感が生じるものである。そのため、高階層
の共同住宅エレベータ−ではこの各−停止運転を解除し
てしまうことがあった。

なお、本運転方式に関する特許の例として、たとえば特
開昭５９−９７９９４　、特開昭５９−３９６７３等が
ある。

〔発明の目的〕

本発明の目的は、上記の欠点に鑑み、同一建物に複数台
就役しているエレベータ−において１回路構成が簡単で
しかも効率のよい運転方式を提供するものである。

〔発明の概要〕

この目的を達成するために、複数台のエレベータ−の内
少なくとも１台以上を各階停止運転とし、各階停止運転
と通常の運転を併用する運転方式としたものである。

〔発明の実施例〕

以下本発明の一実施例を図面を用いて説明する。

なお、エレベータ−は２台就役し、１階より５階までサ
ービスするものとする。

第１図において、１は各階停止運転を行なうエレベータ
−の制御回路、２は各階停止運転を行なわない制御回路
（通常の制御回路と称する）で。

通常の制御回路において、同一機能を有する部分は“′
印を付加した。

制御回路において、Ｐ、Ｎは直流電源端子、１０ａは運
転時付勢されるリレーのａ接点、１１ａ。

１２ａは上昇あるいは下降運転時付勢されるリレーのａ
接点、５１ａ〜５５ａは１階〜５階のかご呼びが発生し
たとき付勢されるリレーのａ接点、７２ａ〜７５ａは２
階〜５階の上昇用ホール呼び、８１ａ〜８４ａは１階〜
４階の下降用ホール呼びが発生したとき付勢されるリレ
ーのａ接点で、いずれもかごが目的階に到着すると自動
的に消勢される。なお、前記リレーは図示していない。

Ｕ２〜Ｕ５は２階〜５階へ上昇時に減速指令をＤ１〜Ｄ
４は１階〜４階へ下降時に減速指令を与えるための階床
選択器のセグメント、ＵＦ、ＯＦはかごと同期して移動
し前記セグメントと接触することにより、上昇あるいは
下降用減速指令を発生させるためのフィンガーで、減速
用リレーＡと直列接続されている。なお、Ａａはリレー
Ａのａ接点である。

Ｃａ、Ｃｂはかご呼び５１ａ〜５５ｂが発生したとき付
勢されるリレー（図示せず）のａ接点およびｂ接点、Ｂ
ａ１．Ｂａ２は各階運転を行なう時付勢されるリレーの
ａ接点、Ｔはかご呼びが全部消勢してから数秒へて付勢
されるタイマーであり、このタイマーで１階のかと呼び
リレーを付勢する。

Ｌ１〜Ｌ５はホールに設けた表示灯、ＣＬはかご内に設
けた表示灯で、各階停止運転を°行なうときに点灯する
。

制御回路２において、制御回路１と異なるところは各階
停止用リレーのａ接点Ｂａ１．Ｂａ、が接続されていな
いことと表示灯Ｌ１〜Ｌ５、ＬＣが接続されていないだ
けであり、したがって部品の機能の説明は省略する。

次に１本発明になる運転方式の動作を説明する。

今、各階停止運転用エレベータ−のかごは１階に停止し
、待機していると仮定する。なお、１階を基準階とする
。

乗客が１階において、ホール呼びボタンを押し、かご内
に入り、たとえば４階のかと呼びボタンを押す。図示し
ないリレー５４が付勢され、かごは上昇し始める。かご
の上昇と同期して階床選択器のフィンガーＵＦ、ＤＦも
上昇するが、今は無関係である。Ｐ−Ａ−Ｂａ１−Ｃａ
−１０ａ−Ｎの回路により減速リレーＡは付勢され接点
Ａａにより自己保持される。かごが２階に近づくと減速
リレーＡの作用により、かごは２階に減速停止する。

しかしながら、リレー５４は付勢されているので、かご
は再び上昇し、前記と同一作用により３階に停止する。

このような運転を繰り返えし、かごが４階に達すると、
リレー５４は消勢するのでかごはもはや上昇しない、な
お、途中で乗客がかごに乗り、５階のかご呼びボタンを
押せば同様の動作により５階に上昇するが、今は５階の
かと呼びボタンは押さないこととする。

次に、かご呼びがなくなると、Ｐ−Ｔ−Ｃｂ−Ｎの回路
によりタイマーＴが付勢され、１階の上昇用ホール呼び
が付勢され、かごは１階に向って下降する。この場合、
かご呼びでないので、接点Ｃａは開勢し、リレーＡはた
だちには付勢されない。かごが１階に近づくと階床選択
器のフィンガーＤＦがセグメントＤ１に接触し、Ｐ−Ａ
−１２ａ−ＤＦ−Ｄｉ−８１ａ−Ｎの回路により始めて
減速リレーＡが付勢され、かご１階に復帰し、待機する
。

また、各階停止リレーが付勢されると、たとえばＰ−Ｌ
Ｃ−Ｂａ、−Ｎの回路によりかご内表示灯が点灯し、同
様の回路によりホールの表示灯Ｌ１〜Ｌ５が点灯し、各
階停止運転を行なっているエレベータ−を容易に判別す
ることができる。

なお上記の運転モードを第２図のモードＸに示した。

通常の制御回路２の場合には各階停止運転を行なう制御
回路１において、リレーＢ（図示せず）が付勢されない
だけである。したがって、呼びに応じてかごはちょうど
前記の下降運転で説明したような動作を行なう。例とし
て、前記と同様、１階において４階のかと呼びボタンを
押した場合の運転モードを第２図のモードＹに示した。

前記実施例では就役するエレベータ−が２台の場合につ
いて説明したが、３台の場合には各階停止窺転を行なう
エレベータ−は１台あるいは２台とすればよいことがわ
かる。

また、この運転方式を、就役するエレベータ−全台の群
管理運転とするか、各階停止運転を行なうエレベータ−
を単独運転とするかいずれの運転にも適用できることは
勿論である。

このように乗客は１階（基準階）において、各階停止運
転を行なうかごと行なわないかごとを選択して利用する
ことができるので、防犯効果を維持するとともに、エレ
ベータ−の運転効率を向上することができる。

〔発明の効果〕

本発明によれば、共同住宅用エレベータ−においては深
夜はほとんど１階（基準階）から乗る乗客が大部分で、
かつ乗客も非常に少ないから、各階停止運転を行なうエ
レベータ−のかごも通常の運転を行なうエレベータ−の
かごも１階に待機している。

したがって、婦女子の場合には各階停止用のかごに乗り
、特に犯罪に問題ないと思われる乗客は通常の運転用の
かごに乗り１乗客が自由にかごを選択することができる
ので、防犯効果を維持すると共にエレベータ−の運転効
率を向上することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明によるエレベータ−の防犯運転方式の制
御回路図、第２図は本発明の運転モードを示す。 Ａ・・・減速リレー、Ｔ・・・タイマー、Ｌ１〜Ｌ５・
・・ホ華１　目 押 ２　呂 γ Ｌｒ：場合

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、同一建物に複数台就役するエレベーターにおいて、
   各階停止運転を行なうエレベーターと通常の運転を行な
   うエレベーターとを併用したことを特徴とするエレベー
   ターの防犯運転方式。 ２、各階停止運転をエレベーター、通常の運転を行なう
   エレベーターとも同時に基準階に復帰し、待機すること
   を特徴とする前記第１項記載のエレベーターの防犯運転
   方式。 ３、各階停止運転時には各階停止運転を行なうエレベー
   ターのかご内およびホールに各階停止運転中であること
   を明示する表示灯を設けたことを特徴とする前記第１項
   記載のエレベーターの防犯運転方式。