JPS61248796A - セラミツク製ペン先の製造方法 - Google Patents

セラミツク製ペン先の製造方法

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JPS61248796A
JPS61248796A JP9061085A JP9061085A JPS61248796A JP S61248796 A JPS61248796 A JP S61248796A JP 9061085 A JP9061085 A JP 9061085A JP 9061085 A JP9061085 A JP 9061085A JP S61248796 A JPS61248796 A JP S61248796A
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JP
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ceramic
ceramic material
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porous
ink
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浩之 志賀
正幸 川崎
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Pentel Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) インキの下りやボタ落ちといったインキ吐出上の問題を
改善したセラミック製ペン先の製造方法に関する。
(従来の技術) 例えば、実公昭42−19784号、同45−3700
号、四48−44279号、同49−24284号1%
公昭48−35415号といった各公報に開示されてい
るが、インキ通路を多孔質化したものはインキ通路の毛
管力が弱いために生じるインキ下りゃボタ落ちなどのイ
ンキ吐出上の問題に対し効果がある。
(発明が解決しようとする問題点) 前述したインキ吐出上の問題は材質によらず。
耐摩耗性に優れるセラミック製ペン先の場合にも形状等
如何で例外とならず、第5図、第4図に例示するように
インキ通路1ともども先端収斂するテーパー状先部2を
有するものAにあっては、後方部におけるインキ通路の
毛管力が問題となることがある。
従って、このようなセラミック製ペン先に対しても、イ
ンキ通路の多孔質化は効果を奏することになるが、セラ
ミックゆえに、また、先端収斂する形状ゆえに、実際の
多孔質化は種々困難を伴う。例えば、焼結処理前に多孔
質化の材料をインキ通路に配しておくことは材質的制約
を受けるとして、焼結処理後に多孔質化を図らんとする
と、繊維集束体など多孔質化材を所望通りに位置させる
のが困難であったりする。
そこで2本発明はインキ通路に多孔質部を有する上述し
たようなセラミック製ペン先の好適な製造方法を提供す
ることを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、焼結粉末と賦形材とを少くとも主材とするセ
ラミック用材の成形物に延伸処理。
焼結処理を施して、インキ通路ともども先端収斂するテ
ーパー状先部を有するセラミック製ペン先を製造するに
あたり、前記成形物として。
インキ通路を有するぺ/先の母材たるセラミック用材(
I)と、このセラミック用材(I)のインキ通路となる
部分に存在し、焼結処理後、インキ通路の多孔質部とな
るセラミック用材■とよりなしたことを特徴とするセラ
ミック製ペン先の製造方法を要旨とする。
準備する材料のうち、まず焼結粉末としてはα−1β−
2γ−などの各種アルミナ、シリカジルコニア、チタン
酸バリウム、窒化珪素、炭化チタン、粘土鉱物、窒化硼
素といった種々金属酸化物、窒化物、炭化物、硼化物、
弗化物などを例示できるが、焼結処理の過程で変成を受
けるようなものでもよい。また、賦形材としては、ポリ
エチレン、ポリプロピレン、ポリブタジェン、ポリイン
ブチレ/、ポリスチレン、ナイロン、ポリメタクリル酸
メチル、ポリメタクリル酸エチル、ポリ−α−メチルス
チレン、ポリメタメチルスチンン、ポリ−α−トイテロ
スチレン、ポリ弗化ビニリデン、ポリ弗化ビニルポリテ
トラフルオロエチレン、アセテート、シリコンフェス、
シリコンゴム、ブチルゴム、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化
ビニリデン、塩素化ポリエチレン、ポリビニルブチラー
ル、ポリビニルアルコール、カルボキシメチルセルロー
ス。
メチルセルロース、ポリビニルアセテート、ポリビニル
ケトンなど種々の天然あるいは合成の樹脂やゴム状物な
どを例示でき、1種もしくは2種以上の組合せ物よりな
る焼結粉末に対して1種もしくは2種以上の組合せ物と
して適宜種類のものを使用できる。また、その他必要に
応じて使用されるものとしては、材質的には焼結粉末の
一種とされなくもないマグネシアなどの焼結助材とか、
中には賦形材たり得るものもあるがジメチルフタレート
、ジエチルフタレートジブチルフタレート、ジオクチル
フタレート。
ジオクチルフタレート、ジエチルへキシルフタレート、
エポキシ化大豆油、アジピン酸ジオクチル、アゼライン
酸ジオクチル、セパシン酸ジオクチル、セバシン酸ジプ
チル、リン酸トリクレジル、リン酸トリオクチル、ジエ
チレングリコールジペンゾエート、ブチルフタリルブチ
ルグリコレート、ポリエチレンクリコール、バルミチン
酸、ステアリン酸などの可塑剤、軟化剤とか1種々溶剤
や安定剤などを挙げられる。
上記した材料について、少くともセラミック用材(I)
(インキ通路を有するペン先の母材たる)に対しては粒
径の細かい焼結粉末を使用するのが好ましい。先端収斂
は細い筆跡を得られるようにするが2粒径が大きいと十
分な先端収斂をさせることが難しいからであシ、10μ
m以下。
例えば1μm程度あるいはそれ以下の平均粒径を有する
ものが望ましい。また、セラミック用材(I)に対する
賦形材としても、十分な先端収斂をさせるために場合に
よっては加熱などしながら行う延伸処理を十分になせる
よう選択するのが好ましく、可塑化容易なもの、切断し
難いもの1例えば結晶性の熱可塑性樹脂を使用するのが
良い。一方、セラミック用材0(焼結処理後インキ通路
の多孔質部となる)に対しては、あまり粒径の小さな焼
結粉末を使用しない方が多孔質化し易く、また、賦形材
も本質的に焼結粉末の分散媒体たり得れば十分である。
賦形そのものはセラミック用材(I)側によることもで
き。
また2必ずしも十分な延伸処理をこのセラミック用材■
側に求める必要はないからである。むしろ、延伸処理が
セラミック用材0の分断を起こし、ペン先先端部におい
て多孔質化されない部分が形成されることは、耐ゴミ詰
まシ性の観点から好ましいことと言える。即ち2本発明
によって得られるセラミック製ペン先はインキ通路が貫
通する孔として存在するものなど種々であるが、前述例
示のペン先Aのように、ゴミ排除が容易な点で優れる。
インキ通路が少くともペン先先端部において外壁に位置
する溝として存在するものに対して、そのゴミ排除性を
損わない。
上記材料を使用して成形物を得、これに延伸処理、焼結
処理、tた。必要に応じて研摩や着色などの処理を施し
てペン先を得る。尚、セラミック用材(I)とセラミッ
ク用材■とよりなる成形物は、延伸処理によって長くな
ることを考えると、セラミック用材(I)の成形物表面
に凹所を有せしめ2この凹所にセラミック用材■を充填
するなどの方法も採用し得るが、共押出とか複合押出と
か言われる押出成形方法を用いるのが簡単であろう。複
数のインキ通路を有するものを得んとする場合を含め、
適宜横断面形状のものとするのも容易である。また、セ
ラミック用材面による多孔質部はインキ通路の適宜横断
面において、その全面積を占めている必要はないし、逆
に、インキ通路外にも形成することができる。
(実施例) 以下、単に部とあるのは重量部を示す。
〈実施例1〉 ■、セラミック用材(I)用 α−アルミナ(平均粒径的0.5μm。
最大粒径的3μm )       100部マグネシ
ア(平均粒径的1.5μm。
最大粒径的5μm )        0.5部ポリ塩
化ビニル          15部フタル酸ジオクチ
ル        10部ステアリン酸       
     2部上記配合材料を加温ニーダ−で十分に混
練した後、ペレット化した。
■5セラミック用材■用 α−アルミナ(平均粒径的5.0μm。
最大粒径的18μm)      60部マグネシア(
平均粒径的1.3μm。
最大粒径的5μm )        0.3部黒鉛(
気孔形成材)(平均粒径的60μm。
最大粒径的120μm)     40部ポリ塩化ビニ
ル          15部フタル酸ジオクチル  
       7部上記配合材料を加温ニーダーで十分
に混練した後、ペレット化した。
上記両ベレットを用い、複合ダイを付帯した押出機にて
セラミック用材(I)とセラミック用材[F]との一体
化成形物(直径約&2咽の棒状物)を得た。
この棒状物を約1回/秒の自転をさせつつ。
幅約7咽中心温度約130℃の熱風(市販へアードライ
ヤー使用)に約7秒間あてた後、約5crIL/秒の速
度で延伸し、長さ20順に整えた後。
最高温度1600℃(空気雰囲気)の焼結処理を施した
冷却後、取り出したところ、添付第1図、第2図に示す
ような形状の最大径的’1.6ttrrs長さ約16、
5111mのものが得られており、これにサンドペーパ
ーによる先端研摩、バレルによる光沢付与、更に長さを
5mにする切断をなしてペン先とした。尚、第1図、第
2図における参照符号は、3がセラミック用材■による
多孔質部、4が延伸処理時にセラミック用材面が分断さ
れてできたインキ通路の非多孔質部をそれぞれ示し。
その他は前述説明した第6図、第4図におけるものと一
致させである。
〈実施例2〉 実施例1において、セラミック用材■の調整用に用いた
ポリ塩化ビニル15部を18部に。
また、フタル酸ジオクチル7部を9部にそれぞれ変えた
以外、すべて実施例1と同様にした。
得られたものは第1図におけるインキ通路の非多孔質部
4が存在せず多孔質部3が先端まで存在していたところ
を除き、はとんど実施例1で得たものと同様である。
(発明の効果) 実施例2で得たものは相対比較すれば実施例1で得たも
のよシゴミ付着し易かったが、それでも両者とも筆記具
に組立ててペン先としてのインキ吐出性を調べた結果は
いずれもインキ下りやボタ落ちの問題を考えなくてよい
良好なものであつた。
このように1本発明によればインキ吐出性に優れたセラ
ミック製ペン先を得ることができる訳であるが、セラミ
ック用材(I)とセラミック用材■とよりなる成形物を
延伸処理、焼結処理して得ればよいので、極めて効率的
に製造することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によって得られるセラミック製ペン先の
一例を示す要部縦断面図、第2図は第1図の(イ)−(
イ)線機断面図、第5図はセラミック製ペン先の一例を
示す要部縦断面図、第4図は第6図の(ロ)−(ロ)線
機断面図である。 A・・セラミック製ペン先、1・・・インキ通路。 2・・・テーパー状先部、3・・・多孔質部、4・・・
非多孔質部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 焼結粉末と賦形材とを少くとも主材とするセラミック用
    材の成形物に延伸処理、焼結処理を施して、インキ通路
    ともども先端収斂するテーパー状先部を有するセラミッ
    ク製ペン先を製造するにあたり、前記成形物として、イ
    ンキ通路を有するペン先の母材たるセラミック用材(
    I )と、このセラミック用材( I )のインキ通路とな
    る部分に存在し、焼結処理後、インキ通路の多孔質部と
    なるセラミック用材(II)とよりなしたことを特徴とす
    るセラミック製ペン先の製造方法。
JP9061085A 1985-04-26 1985-04-26 セラミツク製ペン先の製造方法 Granted JPS61248796A (ja)

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JPS5784893A (en) * 1980-11-15 1982-05-27 Toyo Polymer Kk Lead body in ceramics for note
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