JPS61247419A - 自動車用シ−トバツクスプリング - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は単純な構造により自動車用シートバックスプリ
ングを人体背面に沿う形状とするとともに横方向の減衰
機能を与えることにより走行時の振動を有効に吸収して
乗員の疲労を軽減し快適な走行感を与える自動車用シー
トバックスプリングに関するものである。

［従来の技術］ 自動車用シートバックスプリングは平面状に形成されそ
の上下端部においてシートバックフレームに固定若しく
は弾性体を介して結合される。

従来の自動車用シートバックスプリングとして例えばＳ
バネを用いたものがあり、これを第７図〜第９図に基づ
き説明する。

第７図は従来例の使用例の斜視図である。１はシートバ
ックフレームでありシートバックフレーム１の上端両縁
にはヘッドレストフレーム２．２が固定しである。該ヘ
ッドレストフレーム２．２間にはヘッドレスト３が設け
てあり、シートバックフレーム１の両側にはランバサポ
ート機構４が固定しである。シートバックフレーム１の
上端にはブラケット５により４個のＳバネ１３．１４゜
１５．１６が固定してあり、Ｓバネの下端はトーション
スプリングｌＯが結合してあり、該トーションスプリン
グ１ｏはシートバックフレーム１の下端に当接している
。

第８図は第７図の、Ａ　−Ａ線により切断し、Ｓバネ１
４の水平部を誇張した説明図でありブラケット５．Ｓバ
ネ、トーションスプリング１１およびシートバックフレ
ーム１の結合状態を示す。人体の体圧によりＳバネの中
央部が後方にたわむとともに、トーションスプリング１
０は圧縮力が加わり、Ｓバネおよびトーションスプリン
グ１０で前後方の振動を吸収する。

第９図は第７図のＢ−Ｂ線により切断し、各Ｓバネの水
平部を表わした説明図であり人体背面とＳバネの位置関
係を示しており、各Ｓバネは同一平面に配されている。

従来技術ではかかるシートバックスプリングにより乗員
の人体を保持し走行時における振動を減衰する。

〔発明が解決しようとする問題点］ しかし、このような自動車用シートパックスプリングで
は上下端がシートバックフレームに連結されているため
中心部分では大きくたわみ、上下端のたわみ量は不十分
となる。

したがって人体の保持時に弾性変形したシートバックス
プリングにより形成される面と人体の背面とは均等に当
接せず間隙を生じざるを得ない。

また走行時に人体の背面は複雑な面を形成するため人体
の体圧の加圧前に平面状の形状からなるシートバックス
プリングではかかる複雑な面からなる人体背面に均等に
当接させることは一層困難である。人体の骨格上腰椎部
は前方に窪み而が形成されシートバックスプリングと人
体の腰椎部との間隙量は大となる。

一方１人間工学上体圧は腰椎部が高密度となるように分
布する。

しか、シ、従来の技術では腰椎部とシートバックスプリ
ング間に間隙が形成され保持されないのみならず振動を
有効に吸収されないため、腰椎部への負担は大である。

したがって疲労感を増幅し１乗り心地を悪化させるとい
う問題点があった。

又、シートスプリングは平面状に形成しであるので前後
方には弾性変形可能であり２前後の振動を減衰すること
は可能であるが横方向の振動を減衰することは困難であ
る。

走行時でかつ旋回時には２人体の横方向の振動若しくは
加圧が加わり、さらに直進走行時においても路面の凹凸
等のため横方向の振動が生じ人体に伝達する。

しかし従来技術では横方向での振動の減衰機構を設けて
いないため２人体に負担を掛は疲労感を生じせしめ、快
適な走行感は得られない。

長距離走行、悪路の走行などにより疲労感が増せば乗り
心地の問題だけではなく、注意力の散漫、集中力の欠如
等の原因にもなる。

また、シートバックスプリングを横方向端部においてシ
ートバックフレームに結合すれば２人体の体圧によりシ
ートバックスプリングは弧状にたわむため横方向の振動
を減衰することは可能であるが、第７図に示すようにシ
ートバックフレームの両側部はランパーサポー、ト機構
さらに必要に応じ取り付けられるサイドサポート機構、
リクライニング機構等の調節装置を取り付けるために必
要な空間であり、シートバックスプリングの取付部と前
記調整装置の取付部が同一空間内に混在し複雑化する。

このため前記調節装置の取り付けが困難となり或いは取
り付けが不可能となる。

さらに、取り付は作業のため他の部材の寸法等の設計変
更が必要となる場合もある。またこの装置によって人体
の背面とシートバックスプリングは均等に当接し得ない
ため、走行時における疲労感を払拭することは、困難で
ある。

したがって、自動車シートパックスプリングにおいて、
他の部材等を設計変更することなく、シートバックスプ
リングを人体背面に適切に当接させるとともに横方向の
振動を吸収する有効な手段はなかった。

本発明は以上の問題点を解決するためになされたもので
あり、その基本適目的はシートバックスプリングを人体
背面に適切に当接し、横方向の振動を吸収するとともに
上下方向端部でシ一トバックフレームに固定可能として
他の部材等の設計変更を要しな゛い単純な装置を提供す
ることである。

［問題点の解決するための手段］ 略同一平面内で基本的に縦方向に連続するよう形成した
略波形のバネを少なくとも３以上横に並置して成り、該
バネの上下端がシートバックフレームに直接又は間接的
に連結される自動音用シートバックスプリングにおいて
１本発明は上記目的を達成するため両側部のバネ前方に
屈曲ないし湾曲した面を形成するよう配設してあり、中
央部のバネは座者の腰椎部に相当する高さ部分において
前方に張出する張出部を設ける。

またバネとしては例えばＳバネ、方形波状バネ、三角波
状バネ等を用いることができるが、Ｓバネ、方形波状バ
ネ等の従来の自動音用シートバックスプリングに使用さ
れている略波形バネを用いれば、設計変更を要すること
なく、使用することができるという利点がある。

両端部のバネの屈曲度若しくは湾曲度は人体の体格、適
用車種等により適宜定められるものであり、また中央部
に設けられた張出部も腰椎部に適切に当接するように９
体格等により適宜定められる。

［作用］ 走行時に、シートバックスプリングの中央部に設けた張
出部により、腰椎部の窪み面にもシートバックスプリン
グが当接し９人体の背面とシートバックスプリングが適
切に当接するとともにシートバックスプリングの両端部
が互いに前方に内向するものとしたので１両端部は前方
で内向して前後方に弾性変形可能となり１分力により横
方向の振動を吸収する。

したがって走行時の前後の振動が有効に吸収されるとと
もに、横方向の振動も有効に吸収され。

乗員の身体に掛かる負担を軽減して疲労感を除去し快適
な走行感を与えるとともに他の部材等の設計変更を要し
ない単純な装置を得ることができる。

［実施例］ 本発明の実施例を第１図〜第６図に基づき説明する。第
１図は本発明の実施例の使用例の斜視図である。

１はシートバックフレームであり、該シートバックフレ
ーム１の上端両側にはヘッドレストフレーム２．２が固
定してあり、該ヘッドレストフレーム２．２間にはヘッ
ドレスト３が設けである。

シートバックフレーム１の両側にはランバサポートａＫ
Ｂ４４が固定しである。

シートバックフレーム１の上端にはブラケット５により
Ｓバネ６．７，８．９が固定してあり各Ｓバネの下端は
トーションスプリング１０が結合してあり、該トーショ
ンスプリング１０はシートバックフレーム１の下端に当
接している。

Ｓバネ６．９は形成面が互いに前方で内向するように上
下端でねじられた状態としてあり、Ｓバネ７．８はその
下部に前方に張出する張出部１１．１２が設けである。

第２図は第１図をＡ−Ａ　”により切断し、Ｓバネ７の
水平部を誇張した説明図である。Ｓバネ７は後方に傾斜
しており、下部には前方に張出する張出部１１が設けで
ある。シートバックフレーム１、ブラケット５．Ｓバネ
７、トーションスプリング１０の結合状態が示される。

第３図は第１図をＢ−Ｂ−線により切断し、各Ｓバネの
水平部を誇張した説明図であり１人体前面とＳバネの位
置関係を示している。第２図、第３図よりＳバネ７．８
に設けた張出部１１．１２は人体の腰椎部に張出し適切
に当接し、Ｓバネ６．９は人体の背方側面に当接するこ
とが示される。第４図は人体模式図の背面からの斜視図
であり背面には等高線が表わされている。

これにより人体背面が複雑な面の合成からなるとともに
人体の腰椎部に窪みが形成されることが示される。

第５図は従来例における自動音用シートバックスプリン
グによる形成面の模式図の斜視図であり、第６図は本発
明における自動音用シートバックスプリングによる形成
面の模式図の斜視図である。

第４図および第５図から従来技術では人体の背面と自動
音用シートバックスプリングとは均等に当接し得ないこ
とが示される。

一方、第４図および第６図からは本発明によって人体の
背面と自動音用シートバックスプリングとは適切に当接
することが示される。

張出部１１．１２は腰椎部の窪みに当接し腰椎部に集中
する体圧を緩和するとともに９前後方の振動を吸収し、
さらに両端部のＳバネ６．９により人体を横方向に保持
し横方向の振動を吸収する。

この実施例では両端部のＳバネは上下端においてねじら
れた状態にあるものとしたがこれに限定されるものでは
なく同一平面にあるＳバネをブラ゛ケット等の固定具に
より互、いに内向させるものであってもよい。またＳバ
ネは中央部に２個１両端部に各１個配したものを用いた
がこれに限定されるものではなくその数は適宜窓められ
る。

この実施例では、Ｓバネは上端をブラケットによりシー
トパックフレームに連結するとともに。

下端をトーションスプリングを介してシートバックフレ
ームに連結しているが、Ｓバネの連結手段はこれに限定
されるものではなく、他の公知手段を用いたものであっ
てもよい。

さらにこの実施例では自動音用シートバックスプリング
としＳバネを用いたが方形波状バネ等の他の波形バネに
おいても同様の効果が得られる。

［発明の効果］ 以上説明したようにこの発明は略同一平面内で基本的に
縦方向に連続するよう形成した略波形のバネを少なくと
も３以上横に並置して成り、該バネの上下端がシートパ
ック直接は間接的に連結される自動音用シートバックス
プリングにおいて。

両側部のバネは前方に屈曲ないし湾曲した面を形成する
よう配設してあり、中央部のバネは座者の腰椎部に相当
する高さ５部分において前方に張出する張出部を設けた
ので該略波形のバネは人体の背面に適切に当接するとと
もに横方向の振動も減衰される。

したがって走行時の振動を１前後方向のみならず横方向
の振動も有効に吸収して乗員の疲労を軽減し、快適な走
行感を与える。

また、該波形のバネは、上下端でシートバックフレーム
に連結されるので、必要に応じ、シートバックフレーム
の両側部等に取り付けられるランバサポート機構等の取
り付は作業の支障となることはなく、さらに取り付は部
材等の設計変形も必要としない。

さらに２本発明は、従来の略波形のバネ等を使用するこ
とができ、またその取り付けのための部材も設計変更す
ることなく使用できるという利点があり、単純な自動古
川シートスプリングとして提供することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の実施例の使用例の斜視図。 第２図は同じく第１図のＡ−Ａ線断面図、第３図は同じ
く第１図のＢ−８１ｉ！断面図、第４図は人体の模式図
の斜視図、第５図は従来例の形成面の模式図、第６図は
本発明の実施例の形成面の模式図、第７図は従来例の使
用例の斜視図、第８図は同じく第７図のＡ−Ａ線断面図
、第９図は同じく第７図のＢ−Ｂ線断面図である。 １　、、、、シートバックフレーム ５　、、、、ブラケット ６．７．８，９．、、、Ｓバネ １０、、、、トーションスプリング １１．１２．、、、張出部

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 略同一平面内で基本的に縦方向に連続するよう形成した
   略波形のバネを少なくとも３以上横に並置して成り、該
   バネの上下端がシートバックフレームに直接又は間接的
   に連結される自動車用シートバックスプリングにおいて
   、両側部のバネは前方に屈曲ないしは湾曲した面を形成
   するよう配設してあり、中央部のバネは座者の腰椎部に
   相当する高さ部分において前方に張出する張出部を設け
   てなる自動車用シートバックスプリング