JPS61246870A - 日本語情報処理装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔概要〕 誤った読み文字列を一括変換した場合、読み文字列の訂
正と誤変換部分の訂正とが同時に必要になる。このとき
読み文字列の訂正のためのポインタ（カーソル）操作が
元の変換対象範囲に影響しないようにする。

〔産業上の利用分野〕

本発明は、読み文字列を入力して仮名漢字変換を行い日
本語文を作成する日本語情報処理装置に関するものであ
る。

〔従来の技術〕

一般の日本語情報処理装置では、複数の単語あるいは文
節を含む文の読み文字（仮名文字）をキー人力して全体
を一括変換する仮名漢字変換機能と、一括変換では正し
い結果が得られなかった場合に、適宜細分化して先頭か
ら部分変換する仮名漢字変換機能とをそなえている。

このような一括変換で正しい結果が得られない場合、読
み文字列に一部入力誤りがあったり入力された読みが不
適当であることが原因となっていることが少なくなく、
読み文字の訂正が必要となる。

また最近では、読み文字を入力する手段として。

キーボードを用いる入力方式のもののほかに、音声認識
を利用する音声入力方式のものも開発されているが、音
声による読み文字列入力では、音声認識により得られた
ＣＶ音節系列に基づいて読み文字列を作成した場合、キ
ーボードによる場合にくらべて、読みの一部に誤りが含
まれる可能性が増大する。

次に具体例を示す。

■　おんせいねだれにでもつかえるにゅうりょくしゅだ
んである。

■　おんせいわたれにでもつか起るにゅうりょくしゅだ
んである。

■　音声は誰にでも疲並工入力手段である。

■　おんせいわたれにでもつか入るにゅうりょくしゅだ
んである。

■　音声は誰にでも使える入力手段である。

■は、入力された正しい音声である。■は音声認識され
た結果の読み文字列である。下線部分は誤認識されてい
る。■は■を一括変換した結果であるが、下線部分が誤
変換となっている。■は■の読み文字列の下線部分を訂
正処理したものである。■は■に基づいて再一括変換し
た結果である。

ところで読み文字の訂正は、ポインタ、すなわちカーソ
ルを目的の文字位置へ移動し、正しい文字を入力するこ
とによって行われる。しかしカーソル位置は２通常の場
合、変換対象範囲の終了位置を示しているため、読み文
字の訂正操作によって変換対象範囲も変化してしまうの
が普通である。

〔発明が解決しようとする問題点〕

従来の日本語情報処理装置では、一括変換処理の際に、
正しい結果が得られず、途中で読み文字の訂正を行った
場合、変換対象範囲は現カーソル位置できまるため、読
み文字訂正後カーソルを元に戻す操作が必要であり、操
作が煩わしいものとなっていた。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は、読み文字の訂正操作が行われた場合に限って
、直前までの変換対象範囲を変更しないように制御する
ものである。

第１図は１本発明の原理的構成を示したもので。

図中の１はキー人力部、２はカーソル移動識別部。

３は訂正処理識別部、４は変換対象範囲変更部。

５は変換処理部、６は表示部を表す。

キー人力部１は、データキー、カーソルキー。

制御キーを有する。カーソル操作が行われると。

カーソル移動識別部２により識別され、変換対象範囲変
更部４に通知される。

次に読み文字の訂正操作が行われると、訂正処理識別部
３はこれを識別し、先にカーソル移動が行われていた場
合には、変換対象範囲変更部４に対して変換対象範囲の
変更を禁止する指示を行う。

変換処理部５は、以前の変換範囲のもとで、訂正された
読み文字を含む読み文字列を仮名漢字変換し、結果の日
本語文を表示部６に出力し表示させる。

〔作用〕

本発明によれば、読み文の訂正時にはカーソル移動にも
かかわらず、変更対象範囲の変更が行われないので、長
い入力文を一括変換処理する際に。

一部の読みを訂正しただけで元の変換対象範囲のまま再
一括変換したい場合に、カーソル移動による変換対象範
囲の変更、復旧を意識する必要をなくシ、操作を簡単化
することができる。

〔実施例〕

第２図は９本発明による日本語情報処理装置の１実施例
の構成図であり、第３図はその制御フローを示したもの
である。

第２図において、２０は主制御部、２１はキー人力部、
２１ａはデータキー、２１ｂはカーソルキー、２１ｃは
変換キー、２１ｄは訂正キー、２２はカーソル移動識別
部、２３は訂正処理識別部。

２４は変換範囲変更部、２５は変換処理部、２６は表示
部、２７は入力データ記憶部、２８は変更対象範囲の先
頭位置ポインタ、２９は変更対象範囲の終了位置ポイン
タ、３０は出力データ記憶部。

３１は訂正識別フラグを表している。

なお、第２図における２１．２２．２３，２４゜２５の
要素は、それぞれ第１図に示されている１゜２．３，４
．５の各要素に対応するものである。

次に第２図の実施例装置の動作を、第３図の制御フロー
にしたがって説明する。

ただし第３図の制御フローは、簡単化のため入力読み文
字列について一括変換処理が行われた後の処理部分に関
するもののみを示している。

すなわち変換処理部２５が入力データ記憶部２７にすで
に入力されている読み文字列について一括変換処理を実
行し、変換結果を出力データ記憶部３０社格納し９表示
部２６にはその変換結果が表示されているものとする。

また変換対象範囲の先頭位置ポインタ２８および終了位
置ポインタ２９には、読み文列の両端の位置がセットさ
れている。

■　主制御部２０は、カーソルキー２１ｂをチェックし
、カーソルキーが押されたとき、■を実行し、カーソル
キーが押されなければ■を実行する。

■　カーソルキー２１ｂの操作にしたがって、カーソル
を移動させる。次に■を実行する。

■　カーソル移動識別部２２は、訂正表示フラグ３１を
ＯＮにセットする。次に■を実行させる。

■　主制御部２０は、訂正キー２１ｄをチェックし、訂
正キーが押されれば■を実行し、押されなければ■を実
行する。

■　主制御部２０は、データキー２１ａの操作にしたが
って、入力データ記憶部２７に格納されている読み文字
列中のカーソル位置の文字を訂正する。次に■を実行さ
せる。

■　訂正処理識別部２３は、訂正識別フラグ３１をＯＦ
Ｆにリセットする。次に■を実行させる。

■　変換範囲変更部２４は、変換キー２１Ｃをチェック
し、変換キーが押されたとき■を実行し。

押されないとき■に戻る。

■　変換範囲変更部２４は、訂正識別フラグ３１の０Ｎ
１０ＦＦをチェックし、フラグがＯＦＦのときすなわち
訂正ありの場合変換処理部２５に通知し、■を実行させ
る。またフラグがＯＮの場合、すなわち訂正なしの場合
カーソル移動が通常の変換対象範囲変更のために行われ
たものと判定し、＠ｌを実行する。

■　変換処理部２５は、変換対象範囲を定める先頭位置
ポインタ２８および終了位置ポインタ２９の値に基づい
て、一括変換処理を実行し、仮名漢字変換結果を出力デ
ータ記憶部３０に格納する。次に■へ戻る。

［相］　変換範囲変更部２４は、訂正識別フラグ３１が
ＯＮであるため、現カーソル位置を終了位置ポインタ２
９に設定し、変換対象範囲を変更してから■を実行させ
る。

なお１以上述べた実施例装置における訂正キーは、キー
人力方式のものの場合はカーソルが読み列上にある時の
データキーの押下に対応し、音声入力方式のものの場合
には次候補選択キーの押下に対応する。又、音声入力方
式の場合には、マイク、音声認識手段、読み文字列作成
手段とを設け。

第２図の人力データ記憶部２７に、音声入力に基づき作
成された読み文字列を格納すればよい。

〔発明の効果〕

本発明は、一括変換時に読み文字の一部を訂正すれば正
答が得られる場合の操作性を改善するものであり、読み
文字列の入力単位を長くして一括変換により処理の高速
化と効率の向上を図る場合に有効である。特に音声入力
による日本語情報処理装置では、読み文字列の訂正処理
が多くなることから効果が大きい。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の原理的構成を示す説明図、第２図は本
発明の１実施例装置の構成図、第３図は第２図に示す実
施例装置の制御フロー図である。 第１図において、１はキー人力部、２はカーソル移動識
別部、３は訂正処理識別部、４は変換対象範囲変更部、
５は変換処理部、６は表示部を示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 入力読み文字列の変換対象範囲を一括して仮名漢字変換
   する手段と、さらに細分して仮名漢字変換する手段とを
   有する日本語情報処理装置において、カーソル操作後の
   読み文字の訂正の有無を識別する第１の手段と、カーソ
   ル操作を識別して変換対象範囲を変更する第２の手段と
   をそなえ、カーソル操作後に読み文字の訂正が行われた
   ことを第１の手段により識別した場合、第２の手段によ
   る変換対象範囲の変更を禁止することを特徴とする日本
   語情報処理装置。