JPS61245322A - スパン調風合ナイロン加工糸の製造方法 - Google Patents
スパン調風合ナイロン加工糸の製造方法Info
- Publication number
- JPS61245322A JPS61245322A JP8591085A JP8591085A JPS61245322A JP S61245322 A JPS61245322 A JP S61245322A JP 8591085 A JP8591085 A JP 8591085A JP 8591085 A JP8591085 A JP 8591085A JP S61245322 A JPS61245322 A JP S61245322A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- yarn
- melting point
- nylon
- point side
- low
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
（産業上の利用分野）
本発明は、ナイロン素材としての消費特性を持ちなから
ぬめシのないスパン調風合ナイロン加工糸の製造方法に
関する。
ぬめシのないスパン調風合ナイロン加工糸の製造方法に
関する。
（従来の技術）
ナイロン加工糸織編物の欠点であるぬめり感を改善する
方法として、融点の異なる２種以上の糸条を引揃仮撚し
低融点側の融着温度で低融点繊維を融着させる方法（特
公昭４６−１４５８６号公報）または仮撚加熱域で仮撚
状態にある芯糸の周囲へオーバーフィードで供給した他
の糸を巻きつかせるなどの芯鞘構造加工糸が知られてい
る。
方法として、融点の異なる２種以上の糸条を引揃仮撚し
低融点側の融着温度で低融点繊維を融着させる方法（特
公昭４６−１４５８６号公報）または仮撚加熱域で仮撚
状態にある芯糸の周囲へオーバーフィードで供給した他
の糸を巻きつかせるなどの芯鞘構造加工糸が知られてい
る。
しかし、これらの方法によって得られる加工糸は、繊維
を融着したシ実撚で繊維を拘束したりして、繊維の見掛
の剛性をたかめているため、その風合からはぬめシ感は
なくなるものの、シャリ感を有する硬い、伸縮性に乏し
い市販のアカこすりに属するもので衣料として着用でき
るものではなかった。
を融着したシ実撚で繊維を拘束したりして、繊維の見掛
の剛性をたかめているため、その風合からはぬめシ感は
なくなるものの、シャリ感を有する硬い、伸縮性に乏し
い市販のアカこすりに属するもので衣料として着用でき
るものではなかった。
一方、繊維を拘束する方式でなく仮撚加工時繊維そのも
のを硬くする方法も低張力、高温加工すれば加工中に繊
維の非晶部分を中心に自由収縮が起とシさらに熱エネル
ギーの蓄積によってこの状態で結晶化が著しく発達する
ため、マルチフィラメントの各繊維自体が碩くなシ、そ
の風合は、シャリ味もなく、ぬめりもなく乾いたスパン
調の風合が得られることも知られている。
のを硬くする方法も低張力、高温加工すれば加工中に繊
維の非晶部分を中心に自由収縮が起とシさらに熱エネル
ギーの蓄積によってこの状態で結晶化が著しく発達する
ため、マルチフィラメントの各繊維自体が碩くなシ、そ
の風合は、シャリ味もなく、ぬめりもなく乾いたスパン
調の風合が得られることも知られている。
しかし、こういう状態にある繊維は配向性がくずれてお
夛、結晶化だけが進んだモロイもので。
夛、結晶化だけが進んだモロイもので。
このままでは衣料として使えるものではなかったし、こ
のような加工条件をとった場合、バルーン変動による撚
ムラまたは未解撚が発生しなり糸切れを起し加工できる
ものではなかった。
のような加工条件をとった場合、バルーン変動による撚
ムラまたは未解撚が発生しなり糸切れを起し加工できる
ものではなかった。
（発明が解決しようとする問題点）
低張力、ｉｉＥ温仮撚加工糸は、ぬめシのない風合が得
られ１寸法安定性がよく、繊維が拘束されていす、マル
チフィラメントのままである九め風合も乾いたソフト感
を有するが、この糸は、このままでは使えないし、″ま
た実際問題としてこのような仮撚加工糸は、安定して生
産できる条件範囲になく製造することさえ不可能であっ
た。本発明が解決しようとするのは、ぬめシのないスパ
ン調の特徴を有する加工糸を衣料として使用に耐えるも
のとしてかつ生産する方法にある。
られ１寸法安定性がよく、繊維が拘束されていす、マル
チフィラメントのままである九め風合も乾いたソフト感
を有するが、この糸は、このままでは使えないし、″ま
た実際問題としてこのような仮撚加工糸は、安定して生
産できる条件範囲になく製造することさえ不可能であっ
た。本発明が解決しようとするのは、ぬめシのないスパ
ン調の特徴を有する加工糸を衣料として使用に耐えるも
のとしてかつ生産する方法にある。
（問題点を解決するための手段）
本発明は、融点の異なる２種以上のナイロン糸条を同一
スピフトｐで仮撚加工する際、低融点側糸条の供給を高
融点側糸条より８０チ以下のオーバーフィード供給とし
、低融点側糸条に融着が発生する寸前の温度で仮撚加工
することを特徴とするものである。すなわち１本発明は
、低張力、高温仮撚加工は前述の通りきわめて加工性が
悪く得られた加工糸も強伸度が低下してお夛衣料として
使用に耐えないものとなるので、仮撚加工性及びその後
の加工工程での加工性を確保し、衣服としての使用に耐
えるものとするため融点の異なる２種以上のナイロン糸
条を同一スピンドルで仮撚加工する。そして、この際低
融点側糸条を高融点側糸条よジオ−バーフィードするが
、これは高融点側糸条で加工性を支えながら低融点糸条
を低張力加工するためである。高融点側糸条、低融点側
糸条を具供給にする丸め、２０−ラで供給することが安
定加工上望ましい。
スピフトｐで仮撚加工する際、低融点側糸条の供給を高
融点側糸条より８０チ以下のオーバーフィード供給とし
、低融点側糸条に融着が発生する寸前の温度で仮撚加工
することを特徴とするものである。すなわち１本発明は
、低張力、高温仮撚加工は前述の通りきわめて加工性が
悪く得られた加工糸も強伸度が低下してお夛衣料として
使用に耐えないものとなるので、仮撚加工性及びその後
の加工工程での加工性を確保し、衣服としての使用に耐
えるものとするため融点の異なる２種以上のナイロン糸
条を同一スピンドルで仮撚加工する。そして、この際低
融点側糸条を高融点側糸条よジオ−バーフィードするが
、これは高融点側糸条で加工性を支えながら低融点糸条
を低張力加工するためである。高融点側糸条、低融点側
糸条を具供給にする丸め、２０−ラで供給することが安
定加工上望ましい。
低融点側糸条のオーバーフィード量は多い程、望ましい
が８０％をこえると２本の糸条の一方が芯糸となり該芯
糸の周りに他方の糸条が鞘糸として１重巻付部と３重巻
付部を交互に形成したような芯鞘構造となってしまい、
この巻付部が繊維を拘束し見かけの剛性を上げることに
よシ固い風合となるのでよくない。他方、５％未満にな
ると単なる引揃状の場合とあまシ変シばえがなくなり、
スパン調にはなシにくくなるので５％以上が好ましい。
が８０％をこえると２本の糸条の一方が芯糸となり該芯
糸の周りに他方の糸条が鞘糸として１重巻付部と３重巻
付部を交互に形成したような芯鞘構造となってしまい、
この巻付部が繊維を拘束し見かけの剛性を上げることに
よシ固い風合となるのでよくない。他方、５％未満にな
ると単なる引揃状の場合とあまシ変シばえがなくなり、
スパン調にはなシにくくなるので５％以上が好ましい。
また、このときの加工温度は低融点側糸条に完全な融着
が発生する寸前の温度が望ましいが、融着はある温度で
急に発生するものでなく、その温度を限定するのは雉し
く、目的趣旨からは、融着により見掛の剛性が上りシャ
リ味とならなければ良く、厳密には低融点側糸条の長手
方向に３０９６以下の融着が発生していれば艮い。
が発生する寸前の温度が望ましいが、融着はある温度で
急に発生するものでなく、その温度を限定するのは雉し
く、目的趣旨からは、融着により見掛の剛性が上りシャ
リ味とならなければ良く、厳密には低融点側糸条の長手
方向に３０９６以下の融着が発生していれば艮い。
このときの温度の目やすとしては経験的に好ましくは（
融点−１Ｏ℃）以下（融点−１５℃）以上であるし、仮
撚加工時加工張力の急激な増加が起こる寸前である。勿
論この場合の融点は低融点側糸条のものであり、高融点
側糸条の温度が叙上の範囲に入るのは好ましくない。
融点−１Ｏ℃）以下（融点−１５℃）以上であるし、仮
撚加工時加工張力の急激な増加が起こる寸前である。勿
論この場合の融点は低融点側糸条のものであり、高融点
側糸条の温度が叙上の範囲に入るのは好ましくない。
また、ナイロンのぬめり感をなくす目的から融点の異な
る２種以上のナイロン糸条にはナイロン６とナイロン４
６．ナイロン６６、ナイロン６１０またはナイロン１２
等の各種の組合せが考えられる。
る２種以上のナイロン糸条にはナイロン６とナイロン４
６．ナイロン６６、ナイロン６１０またはナイロン１２
等の各種の組合せが考えられる。
（作 用）
オーバーフィードされた低融点側糸条は、加熱時高融点
側糸条に巻きついた形となり、張力も低く緊張状態も低
い。この状態でヒータ上で、高温加熱されると、当初繊
維の非晶部分から自由収縮が起とシ配向性が下がるが、
この収縮成分は外部から荷重を受けると簡単にフロー変
形が起り易い。
側糸条に巻きついた形となり、張力も低く緊張状態も低
い。この状態でヒータ上で、高温加熱されると、当初繊
維の非晶部分から自由収縮が起とシ配向性が下がるが、
この収縮成分は外部から荷重を受けると簡単にフロー変
形が起り易い。
また低融点側糸条は高融点側糸条に低緊張で巻きついて
いると言っても単繊維レベルでは長手方向には緊張状態
でマイグレーションしたシ、ヒーター上で回転、バルー
ニングによる振動を受けるうちに緊張したシ、フロー変
形したりして均一な挙動をせず、イレギュラー変形する
。
いると言っても単繊維レベルでは長手方向には緊張状態
でマイグレーションしたシ、ヒーター上で回転、バルー
ニングによる振動を受けるうちに緊張したシ、フロー変
形したりして均一な挙動をせず、イレギュラー変形する
。
この効果と低緊！ｌ！または無緊張下部分で配向が崩れ
た状態で結晶化が発達しかたくなった部分が生成され、
これらの単繊維レベルでのイレギュラーなかたさが糸条
全体に乾いた風合をも九らすのである。また、高融点側
糸条は通常の仮撚加工を受けて、ナイロン特有の高伸縮
性とバルキー性をもつのである。
た状態で結晶化が発達しかたくなった部分が生成され、
これらの単繊維レベルでのイレギュラーなかたさが糸条
全体に乾いた風合をも九らすのである。また、高融点側
糸条は通常の仮撚加工を受けて、ナイロン特有の高伸縮
性とバルキー性をもつのである。
（実施例）
以下、実施例により本発明の詳細な説明するが、本発明
はもとよυ下記実施例に制約を受けるものではない。
はもとよυ下記実施例に制約を受けるものではない。
実施例１゜
第１図にもとづき、低融点側糸条ｌとしてナイロン６繊
維（融点２２０℃）の７０デニー／Ｉ／２４フイラメン
ト、高融点側糸条２としてナイロン４６繊維（融点２８
０℃）の７０デニーｌＬ／２４フイラメント糸を用い、
フィードローラ３は８．５チのオーバーフィード、フィ
ードローラ４は１．５ ％のアンダーフィードとし、ヒ
ータ５の温度は２０５℃とし、仮撚数２６００Ｔ／Ｍで
仮撚加工を実施した。得られた糸条は、ナイロン４６と
ナイロン６の捲縮が混在した複合糸とな夛、ナイロン６
側が収縮するとともに硬化し、かつ粗な捲縮を呈し系全
体としては乾いた風合をもつものであった。
維（融点２２０℃）の７０デニー／Ｉ／２４フイラメン
ト、高融点側糸条２としてナイロン４６繊維（融点２８
０℃）の７０デニーｌＬ／２４フイラメント糸を用い、
フィードローラ３は８．５チのオーバーフィード、フィ
ードローラ４は１．５ ％のアンダーフィードとし、ヒ
ータ５の温度は２０５℃とし、仮撚数２６００Ｔ／Ｍで
仮撚加工を実施した。得られた糸条は、ナイロン４６と
ナイロン６の捲縮が混在した複合糸とな夛、ナイロン６
側が収縮するとともに硬化し、かつ粗な捲縮を呈し系全
体としては乾いた風合をもつものであった。
これを高圧１００℃の紹染を行ない、この先染糸を用い
て、３０インチ１８ゲ一ジ九編機で裏面が２０ ｇ ／
１綿先染糸のリバーシブル編地を組織ダブルピケ、目
付３６０Ｆ／ｌの規格で編成し仕上げた。
て、３０インチ１８ゲ一ジ九編機で裏面が２０ ｇ ／
１綿先染糸のリバーシブル編地を組織ダブルピケ、目
付３６０Ｆ／ｌの規格で編成し仕上げた。
この結果、従来ナイロン６加工糸７０デニール２４フィ
ラメント双糸使いの同組織生地になかった。ぬめシの少
ない乾論九°スパンタッチ風合の生地が得られた。
ラメント双糸使いの同組織生地になかった。ぬめシの少
ない乾論九°スパンタッチ風合の生地が得られた。
（発明の効果）
ナイロン加工糸の特徴を生かしながら見掛の剛性をあげ
たシャリ味風合でなく柔らかく、シかもナイロン加工糸
の欠点であるぬめシ感を押えた乾いたスパン調風合の加
工糸を安定的に生産することができた。
たシャリ味風合でなく柔らかく、シかもナイロン加工糸
の欠点であるぬめシ感を押えた乾いたスパン調風合の加
工糸を安定的に生産することができた。
第１図は本発明にかかるもので製造装置の側面図である
。 ｌ・・・低融点側糸条 ２・・・萬融点側糸条 ３・・・フィードローラ ４・・・フィードローラ ５・・・ヒータ ６・・・仮撚装置 ７・・・デリベリローラ ８・・・パッケージ
。 ｌ・・・低融点側糸条 ２・・・萬融点側糸条 ３・・・フィードローラ ４・・・フィードローラ ５・・・ヒータ ６・・・仮撚装置 ７・・・デリベリローラ ８・・・パッケージ
Claims (1)
- 融点の異なる２種以上のナイロン糸条を同一スピンドル
で仮撚加工する際低融点側糸条の供給を高融点側糸条よ
り８０％以下のオーバーフィード供給とし、低融点側糸
条に融着が発生する寸前の温度で仮撚加工することを特
徴とするスパン調風合ナイロン加工糸の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8591085A JPS61245322A (ja) | 1985-04-22 | 1985-04-22 | スパン調風合ナイロン加工糸の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8591085A JPS61245322A (ja) | 1985-04-22 | 1985-04-22 | スパン調風合ナイロン加工糸の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61245322A true JPS61245322A (ja) | 1986-10-31 |
Family
ID=13871971
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8591085A Pending JPS61245322A (ja) | 1985-04-22 | 1985-04-22 | スパン調風合ナイロン加工糸の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS61245322A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS63175132A (ja) * | 1986-12-29 | 1988-07-19 | ユニチカ株式会社 | ポリアミド仮撚加工糸およびその製造方法 |
| US6658835B1 (en) | 2000-11-28 | 2003-12-09 | Honeywell International Inc. | Untwisted wrapped singles yarns and carpets manufactured therefrom |
| US6682618B1 (en) | 1986-11-24 | 2004-01-27 | Alliedsignal Inc. | Yarn with heat-activated binder material and process of making |
| US6969437B1 (en) | 1997-01-30 | 2005-11-29 | Alliedsignal Inc. | Yarn with heat-activated binder material and process of making |
-
1985
- 1985-04-22 JP JP8591085A patent/JPS61245322A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6682618B1 (en) | 1986-11-24 | 2004-01-27 | Alliedsignal Inc. | Yarn with heat-activated binder material and process of making |
| US7189295B2 (en) | 1986-11-24 | 2007-03-13 | Alliedsignal Inc. | Yarn with heat-activated binder material and process of making |
| JPS63175132A (ja) * | 1986-12-29 | 1988-07-19 | ユニチカ株式会社 | ポリアミド仮撚加工糸およびその製造方法 |
| US6969437B1 (en) | 1997-01-30 | 2005-11-29 | Alliedsignal Inc. | Yarn with heat-activated binder material and process of making |
| US6658835B1 (en) | 2000-11-28 | 2003-12-09 | Honeywell International Inc. | Untwisted wrapped singles yarns and carpets manufactured therefrom |
| US7398640B2 (en) | 2000-11-28 | 2008-07-15 | Honeywell International Inc. | Untwisted wrapped singles yarns and carpets manufactured therefrom |
| US7402217B2 (en) | 2000-11-28 | 2008-07-22 | Honeywell International Inc. | Untwisted wrapped singles yarns and carpets manufactured therefrom |
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