JPS61244866A - 燃料噴射機関のユニツトインゼクタのプランジヤ駆動装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、ヘラセルマン機関やディーゼル機関のように
、燃焼室内に直接燃料を噴射する燃料噴射機関のユニッ
トインゼクタのプランジャ駆動装置の技術分野に属する
。

（従来技術） 例えば、第２図に示すように燃料噴射用カムにユニット
インゼクタ９のポンプ部１３のプランジャ１１をタペッ
ト３１、ブツシュロッド３２及びロッカアーム２９を順
に介して連動連結し、タペット３１をタペットガイド３
８に摺動自在に嵌合させてプランジャ駆動装置を構成す
る場合、燃料噴射用カム５０を第４図に示すように接線
カムで形成しである。

（発明が解決しようとする問題点） 上記のように構成したものでは、次のような問題があっ
た。

（イ）燃料噴射カム５０をタペット３１が常時摺接する
接線カムに形成するのでカム５０の全周面を高精度に加
工する必要があるうえカム５０の形状が基礎円５１とカ
ムノーズ５２とを接線で連結する形状であり、カム５０
の全周面の加工に手間を要し、高価になってしまう。

（ロ）加えて、タペット３１が接線カム５０の長いフラ
ンク５０ａで作動されるのでその作動角度θ、が大きく
、燃料噴射時間が長くなり、その分燃焼に時間がかかり
、エンジンを高速化することができない。

（ハ）さらに、上記（ニ）で述べたように、一定量の燃
料を噴射するのに時間を要すると、燃料噴射圧が低下し
て燃焼室内での燃料の貫徹力及び機料化が不充分になり
燃焼効率が低い。

本発明は上記問題に鑑み提案されたもので、簡単な構造
で安価に実施できながらも、燃料を短時間に噴射して燃
焼効率を高められるようにすることを目的とする。

（問題点を解決するための手段） 本発明は上記目的を達成するために、例えば第１図乃至
第３図に示すようにユニットインゼクタ９のポンプ部１
３のプランジャ室１５の燃料入口２８に燃料調量供給装
置１７の燃料出口１８を燃料通路１６及び逆止弁１２を
介して連通し、プランジャ１１をカム３０のカムノーズ
３５で吐ＳＡ可能に構成し、カム３０とタペット３１と
の間にクリアランスを空けた状態でタペット３１の係止
面３６をタペットガイド３８の受止め面３９に接離自在
に受止めて構成するようにしたものである。

（作　用） 上記のように構成したユニットインゼクタのプランジャ
駆動装置はタペット３１が燃料噴射カム３０のカムノー
ズ３５で駆動されない待機姿勢では、タペット３１の係
止面３６がタペットガイド３８の受止面３９に受止めら
れ、タペット３１の下端面が燃料噴射カム３０の基礎円
から離れて浮き上った状態に保たれる。

燃料噴射カム３０の回転でカムノーズ３５がタペット３
１を押し上げるとブツシュロッド３２及びロッカアーム
２９を介してユニットインゼクタ９のプランジャ１１を
押し下げ、ユニットインゼクタ９から燃料を燃焼室１０
に供給する。

このとき、タペット３１が例えば第１図θで示すように
作動角度が小さなカムノーズ３５で短時間に作動される
ので、ユニットインゼクタ９がら燃料室１０に供給され
る燃料は高圧で高速に噴射される。

（実施例） 以下、本発明の実施例を図面に基づき説明する。

第１図はタペット部分の拡大縦断正面図を示し、第２図
は直噴形ディーゼルエンジン（燃料噴射機関）の一部切
欠き正面図を示す。

図において、符号１はエンジン全体を示し、このエンジ
ン１はクランクケース２と一体に形成したシリンダブロ
ック３の上方にシリンダヘッド４及びヘッドカバー５を
順に載置固定してエンジン本体６を構成しである。

シリンダブロック３にはシリンダ７内を上下摺動可能に
ピストン８を収容してあり、ピストン８の上方でシリン
ダヘラＶ４との間にユニットインゼクタ９の噴口を臨ま
せた燃焼室１０を形成しである。

ユニットインゼクタ９はノズル本体９ａを細長く形成し
てあり、ノズル本体９ａの上寄り部にはプランジャ１１
と逆止弁１２とからなるポンプ部１３を内装した取付部
１４を形成しである。

プランジャ１１の下部にはプランジャ室１５が形成され
ており、このプランジャ室１５はその燃料人口２８を逆
止弁１２及び燃料通路１６を介して後述の燃料調量供給
装置１７の燃料出口１８に連通させるとともに燃料吐出
口１９をノズル本体９ａの開弁油室２０に連通させであ
る。

燃料調量供給装置１７は第３図に示すように、燃料タン
ク２１内の燃料をフィードポンプ２２で調圧器２３に圧
送し、調圧器２３で圧力調節された燃料を調量機構２４
、間欠送給機構２５及び分配機構２６を順に通って調時
・調量するように構成しである。

分配機構１７の燃料出口１８から吐出された燃料は燃料
油路１６を通じてユニットインゼクタ９のフィルタ室２
７に入り、ここでろ過されてから逆止弁１２を通ってプ
ランジャ室１５に供給される。そしてロッカアーム２９
でプランジャ１１が押込まれるとプランジャ室１５の燃
料がユニットインゼクタ９に供給されるようになってい
る。

プランジャ１１を駆動するロッカアーム２９は燃料噴射
カム３０でタペット３１を押し上げ、ブツシュロッド３
２を介して揺動駆動されるようになっている。

燃料噴射カム３０は第１図及び第２図に示すように、カ
ム本体３２に中高円弧状のカム部材３３を埋込み固定し
、カム本体３２の円周（基礎円）３４から円弧状のカム
ノーズ３５を突出させて形成しである。

燃料噴射カム３０で駆動されるタペット３１は第１図に
示すようにその円周の中寄り部から下端に至る間を段落
状の小径に形成し、段落部を係止面３６に形成しである
。

タペット３１を収容するタペットガイド３８は中間部か
ら下方を段落状の小径に形成し、段落部に受止めｍ１３
９を形成しである。

こうして、タペット３１の係止面３６をタペットガイド
３８の受止受止め面３９に受止めさせることにより、タ
ペット３１の下端部を燃料噴射カム３０のカム本体３２
の周面（基礎円）３４がら浮上させである。

図中、符号４０は進角装置であって、エンジン１の回転
速度に比例して変化する油圧をブースタシリンダ４１に
供給し、エンジン１の高速運転時にピストンロッド４２
を進出させて伝動軸４３を反時計方向に回転させ、タペ
ット３１を収容した摺動部材４４を左方に引き寄せるこ
とにより、燃料噴射タイミングを進角させるようになっ
ている。

上記のように構成したユニットインゼクタのプランジャ
駆動装置はエンジン１の運転時にそのエンジン回転速度
に応じた燃料が燃料調量供給装置１７からプランジャ室
１５に供給される。そして、プランジャ室１５に供給さ
れた燃料は、燃料噴射カム３０のカムノーズ３５でタペ
ット３１が押上げられブツシュロッド３２及びロッカア
ーム２９を介してプランジャ１１が押下げられるのでプ
ランジャ室１５からノズル本体９ａの開弁油室２０に圧
送され、噴口がら燃料室に噴射される。

このとき、カムノーズ３５で押上げ駆動されない時のタ
ペット３１はタペット３１の係止面３６がタペットガイ
ド３８の受止め面３９に受止められてカム本体３２の周
面３４から浮き上った状態に保持されている。

そして、カムノーズ３５でタペット３１が押上げられる
と、第１図中θで示すようにカムノーズ３５の作動角度
が小さいことから、タペット３１、ブツシュロッド３２
、ロッカアーム２９を介してユニットインゼクタ９のプ
ランジャ１１が短時間で作動されるので、ユニットイン
ゼクタ９から燃焼室１０に高圧で燃料が噴射され燃料の
貫徹が強く、微粒化も促進される。

（効果） 本発明は上記のように構成され作用するので次の効果を
奏する。

（、）タペットの係止面がタペットガイドの受止め面に
受止められ、タペットの下端が燃料噴射カムの基礎円か
ら浮軽上った状態で保持されているので、燃料噴射カム
の全周面に亘って高精度に加工しなくても済み、燃料噴
射カムを安価に実施することができる。

（ｂ）加えて、タペットを押上げ駆動するカム７−ズは
その作動角度θが小さく、燃料噴射時間も短かく、その
分燃焼時間が短かくなりエンジンを高速化することがで
きる。

（ｃ）上記（ｂ）で述べたように燃料が短時間で噴射さ
れると、燃料噴射圧も高く、燃焼室内には高圧でしかも
高速で燃料が噴射されるので燃料の燃焼室内での貫徹力
も強く微粒化が促進され、燃焼効率が向上する。

（ｄ）また、本発明はタペットに設けた係止面をタペッ
トガイドに形成した受止め面に受止めさせてタペットの
下端面を燃料噴射カムのカム本体から浮き上がらせると
ともに、カムをそのカム本体からカムノーズを突出させ
るだけの簡単な構造であり、ユニットインゼクタのプラ
ンジャ駆動装置を安価に実施することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第３図は本発明の実施例を示し、第１図はタ
ペット部分の拡大縦断正面図、第２図は直噴形ディーゼ
ルエンジンの一部切欠き正面図、第３図は燃料調量供給
装置の概略系統図であり、第４図は従来例を示す第１図
相当図である。 １・・・燃料噴射機関（ディーゼルエンジン）、９・・
・ユニットインゼクタ、１１・・・プランジャ室、１２
・・・逆止弁、１３・・・９のポンプ部、１５・・・プ
ランジャ室、１６・・・燃料通路、１７・・・燃料調量
供給装置、１８・・・燃料出口、２８・・・１５の燃料
入口、２９・・・ロッカアーム、３０・・・燃料噴射カ
ム、３１・・・タペット、３２・・・ブツシュロッド、
３６・・・３１の係止面、３８・・・タペットがイド、
３９・・・３８の受止め面。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、燃料噴射機関１の燃料噴射用カム３０にユニットイ
   ンゼクタ９のポンプ部１３のプランジャ１１をタペット
   ３１・プッシュロッド３２及びロッカアーム２９を介し
   て連動連結し、タペット３１をタペットガイド３８に摺
   動自在に嵌合して構成した燃料噴射機関のユニットイン
   ゼクタのプランジャ駆動装置において、ユニットインゼ
   クタ９のポンプ部１３のプランジャ室１５の燃料入口２
   ８に燃料調量供給装置１７の燃料出口１８を燃料通路１
   ６及び逆止弁１２を介して連通し、プランジャ１１をカ
   ム３０のカムノーズ３５で吐出可能に構成し、カム３０
   とタペット３１との間にクリアランスを空けた状態でタ
   ペット３１の係止面３６をタペットガイド３８の受止め
   面３９に接離自在に受止めて構成した事を特徴とする燃
   料噴射機関のユニットインゼクタのプランジャ駆動装置