JPS61244548A - 金属ウエブの表面処理装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、金属ウェブの表面処理、特に表面粗面化を行
う装置に関する。特に本発明は、平版印刷版用支持体の
製造に適する、アルミニウム等の金属ウェブを表面処理
する装置に関する。

〔従来の技術〕

従来、平版印刷版としてはアルミニウム板に感光性組成
物を層状に塗設して感光層とした、いわゆるｐｓ版（Ｐ
ｒｅｓｅｎｓｉｔｉｚｅｄ　Ｐｌａｔｅ　）があるが、
上記アルミニウム板は各種の方法により粗面化されるか
、粗面化後、酸またはアルカリの水溶液によりエツチン
グされ、さらに陽極酸化処理に付された後、所望により
親水性化処理が施されて平版印刷版の支持体とされる。

この支持体上に感光層を設け°Ｃ感光性平版印刷版、つ
ます２８版となし、これに露光、現像、修正、ガム引き
等の工程を施して印刷版と々し、さらにこれを印刷機に
とりつけて印刷を行う。

上述のアルミニウム板の表面処理方法としては、例えば
、ｊｚ−ルグレイン、ワイヤーダレイン、ブラシダレイ
ン、液体ホーニング等の機械的粗面化方法や、電解グレ
インと称される電気化学的粗面化方法、あるいは化学的
粗面化方法、さらにこれらの粗面化方法を組み合せた方
法などが用いられている。しかしながら、これらの従来
の方法には、それぞれ次のような問題があった。

すなわち、ゾールグレインの場合には、用いられる昶−
ルの種類（材質）や大きさの選定、研摩の際の水分の調
整、研摩時間、仕上りの表面の評価など特に・々ツチ式
のために特別高度の熟練を要し、しかも生産性が著しく
劣るという問題があった。また、ワイヤーダレインの場
合は、それにより得られるアルミニウム板表面の砂目が
不均一であり、フ（・ラシグレインでは粗面化した表面
には大きな粗さが得られず、また用いられる研摩ブラシ
の摩耗により粗面にばらつきが生じ易く、さらにブラシ
の毛先と研摩剤との強力な摩擦によりアルミニウム表面
が複雑に掻きむしられてあたかも）々りにも相当する鋭
い突起がかなり生じ、これらの突起に起因してＰＳ版の
現像の際にも除去されるべき部分の感光層が残留して版
面の汚れを生じない、アルミニウム板を取り扱う際に処
理面（粗面）の擦り合わせなどにより表面に傷が生じ易
い等の問題があった。電気化学的粗面化においては粗面
化した表面の砂目を一定にするだめの電解条件の制御を
精密に行なわなければならず、電力消費も少々くなく、
電解液の廃液の処理に多大な経費がかかる等の問題があ
った。また化学的粗面化の場合には、処理に要する時間
が長く、大量生産に適さ力いばかりでなく、前記の方法
と同様に廃液処理に多大の経費がかかる等の問題があっ
た。

一方、液体ホーニング法は、前記のような欠点は少なく
連続法としＣ適しているが研摩材微粉末を分散させた水
性スラリー液を圧縮空気などでアルミニウム表面に加速
吹きつける方法の為、アルミニウム表面に研摩材微粉末
が刺さり易くノ々りとなシやすい欠点があった。

本発明者らは、先に上述の各方法における問題点を解決
すべく研究を重ねだ結果、ノズルから高圧液体を高速で
噴出させ、この噴出流に他の吐出孔から吐出する研摩材
の微粉末を含むスラリーを合流させ、この合流をアルミ
ニウム板の表面に衝突させることによる平版印刷用アル
ミニウム支持体の製造方法及び装置を提案した。（特願
昭５８−８８０８２号、特願昭５８−１２５５２３号、
特願昭５８−１２８２２８号） 本発明者らはさらに、前記の液体ホーニングや高圧液体
でスラリーを噴出させる方式において、処理される金属
ウェブの支持体がスラリーの吹き付けによって損傷され
るのを防ぐために金属ウェブの端部と中央部を別々に処
理することを提案した（特許願昭５８−２３５１２５号
）。

さらにまた、本発明者らは、これらのスラリーを吹き付
ける方式において金属ウェブの安定走行をはかるために
多数の細孔を有するノ々ツクアツゾ板を走行するウェブ
の裏面に近接して設置し、細孔から高圧の液体を噴出さ
せて液の噴出圧でウェブを支持しつつウェブの表面処理
を行うことを提案した（特願昭５８−１４４３７９号）
。

また、上記欠点を解決する為に、金属ウェブを支持する
・々ツクアップ板の金属ウェブ端部と、端部以外を支持
する部分の構造を異らしめることを提案した。（特願昭
５９−１６３８００号）〔発明が解決しようとする問題
点〕 上記方式は、ウェブの安定走行、並びに省エネではすぐ
れた方式であるが、端部のみであっても、清澄度の高い
高圧水が必要であり、また、支持部材の端部と端部以外
の構造が異る為に、設備が複雑であった。

本発明の目的は、上記の如き欠点を排除し、清澄水、並
びにエネルギーコストを出来る限シ少ならしめ、ウェブ
を安定に支持して走行させつつ表面処理を行うことが出
来る表面処理装置を提供することにある。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明者らは、上記目的を達成するために、種々検討を
重ねた結果、以下にのべる本発明によって上記目的を達
成することを見出した。

すなわち、本発明は、連続的に走行する金属ウェブの被
加工面に、ノズルからスラリー液を吹き付けることによ
り金属ウェブの表面処理を行う金属ウェブの表面処理装
置において、金属ウェブのスラリー液が吹き付けられる
側と反対側に、スリット状に切断した孔を有するノ々ツ
クアッゾ板を、該ウェブに近接するように配置し、該ス
リット孔から液体を噴出させて、該ノ々ツクアツゾ板と
噴出液体とによって金属ウェブを支持するようにしたこ
とを特徴とする金属ウェブの表面処理装置である。

以下、本発明を平版印刷版用支持体としてのアルミニウ
ムウェブの表面処理を例にとって説明するが、本発明は
このような態様に限定されるものではなく、他の目的に
用いられる金属ウェブの表面処理にも適用できることは
勿論である。

〔実施例〕

以下、添付図面に従って、本発明の好ましい実施態様を
、その作用と共に説明する。第７図及び第８図は、本発
明を平版印刷版用支持体と１プＣ用いるアルミニウムウ
ェブの表面処理に適用した場合の表面処理装置の全体を
示す平面図、及び側面図、第１図、第２図、第３図、第
４図、第５図及び第６図は夫々本発明で用いられるノ々
ツクアップ板の正面図、断面図である。

第７図、第８図におい゛Ｃ１矢印方向に連続的に走行す
るアルミニウムウェブ１を第１の処理域にて端部の粗面
化を行い、次いで、第２の処理域にて中央部の粗面化を
行う。前後が逆になるが便宜上後段の中央部の処理から
説明する。

第１の処理域で端部の粗面化処理されたアルミニウムウ
ェブ１をドラムロール２で支持しつつ、スプレーノズル
３からスラリーを高圧水によってアルミニウムウェブ１
の中央部（端部を除いた部分）に吹き付けて粗面化を行
う。この例では、中央部の処理はげラムロール２でウェ
ブ１を水圧によらず直接支持している。また、スプレー
ノズル３はウェブ１がドラムロール２で支持されている
ので、スプレーノズル３は、円周上に配置される構造と
々っている。

Ａ２端部は、ノ々ツクアッゾ板５，６．７によって支持
され、ノズル４によって粗面化される。ノ々ツクアップ
板は、架台９によって支持され、Ａ４ウエゾ端部に合わ
せて連続的に移動するように構成されている。またノズ
ル４は、架台１０によって支持され、Ａ４．ｔ％が変化
するとその幅に応じて移動可能である。

次に本発明で用いるノ々ツクアップ板について説明する
。第１図は、本発明においてへ２ウェブの最端部を支持
するに適したｄツクアップ板の１例を示す平面図、第２
図は同Ａ−Ａ線における断面図であって、ノ々ツクアツ
ゾ板５０６つの周縁にそってスリット状穴５−１が設け
られ、チャン・々−５−２からの圧力水を吹き上げてｉ
ウェブを支持する。この場合、図示したようにバックア
ツプ板５のウェブ縁にそった側の縁にはスリット穴が設
けられていない。これはＡλウェブ縁部から水が噴出し
なくて好ましい態様であるが、必ずしもこのような態様
に限られずスリット穴を設けてもよい。

第６図はＡＦＩ端部のｉウェブの縁よりやや中央に入っ
た部分を支持するに適しだノ々ツクアップ板６の１例を
示す平面図、第４図は同Ａ　−Ａ＄おける断面図であっ
て、ノ々ツクアップ板６の４つの周縁にそってスリット
穴６−１が設けられている。

この場合、表面板は中央部の支持部材６−６で固定され
ている。圧力水が上記と同様チェノ・々−６−２から供
給されＡ℃ウェブを支持する。

第゛５図はＡｒ１．端部の最も中央部に近い部分を支持
するに適した・々ツクアップ板７の１例を示す平面図、
第６図は同Ａ−Ａ線による断面図である。このノ々ツク
アッゾ板７には第６，４図のものと同様４つの周縁にそ
ってスリット穴７−１が設けられているが、ウェブ中央
部に向う側に非スリット部７−６が設けられている。

上記の例は、本発明の一態様を示したに過ぎず、種々の
変形が可能である。例えば、Ａ２縁部をすべて第１図又
は第３図に示す如き・々ツクアップ板を用いてもよい。

まだ、スリットの形状も上記の如き直線状に限られず、
円形、隋円形等の形状に設けられてもよい。

さらに、上記実施例では、ウェブの中央部を粗面化する
のにドラムロールで支持したが、ドラムロールの代りに
、本発明による前記した如き・々ツクアップ板で支持し
てもよい。さらにまた、場合によっては、ウェブの処理
を中央部と端部に分けて別々に行わずに１ケ所で行い、
ウェブの支持を前記した如きスリット穴を有する・々ツ
クアップ板で支持してもよい。

なお、第８図において１２．１３はノξスロール、１１
は水洗用ノズルであって、ドラム及びウェブを洗浄する
。

第９図は、本発明に用いられるスプレーノズルの１例を
示す断面図であって、中央にスラリー供給口３４を有す
るスラリ一孔６１を設け、その周囲に高王水孔３２を設
け、これを高圧水供給口６６に連絡している。

使用時には、コランダム、金剛砂、アルミナ、炭化珪素
、砂等の研摩材の微粉末を含む水性スラリーをノズルの
スラリー供給口３４から供給すると共に、高圧水供給口
６６から高圧水を供給して高王水孔６２から噴出され、
スラリーと共に金属ウェブの表面に吹き付ける。

なお、上記の例では、スラリーの吹き付けを第９図の如
きスプレーノズルによって高圧水によって吹き付ける場
合に限られず、いわゆる従来の液体ホーニングの様な高
圧気体でスラリーを吹き付ける場合はもちろん、ウェブ
を高圧液体で洗浄する場合にも適用されるのはいうまで
もない。

以上、本発明を平版印刷版用支持体としてのアルミニウ
ムウェブの表面を粗面化する場合につい−でのべたが、
本発明はこれに限られず、例えば種々の金属ウェブの表
面デスケーリング等にも用いることができる。

〔発明の効果〕

本発明によるときは、金属ウェブの表面処理を行う場合
、特殊な噴水孔を有する・々ツクアップ板を設けること
により、所要水の量を節約し、且つウェブを安定に支持
、走行させることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図〜第６図は本発明で用いる・セラファツジ板の種
々の形状を示す平面図と断面図、第７図、第８図は本発
明を平版印刷版用支持体として用いるアルミニウムウェ
ブの表面処理装置に適した場合の１例を示す概略平面図
及び側面図、第９図は本発明に用いられるノズルの１例
を示す断面図である。 １・・・アルミニウムウェブ、２・・・ドラム、３，４
・・・ノズル、５，６．７・・す々ツクアップ板、５−
１゜６−１．７−１・・・スリット穴 第　　３　　図 八−」 第　　４　　図 第　　５　　図 第　　６　　図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 連続的に走行する金属ウェブの被加工面に、ノズルから
   スラリー液を吹き付けることにより金属ウェブの表面処
   理を行う金属ウェブの表面処理装置において、金属ウェ
   ブのスラリー液が吹き付けられる側と反対側に、スリッ
   ト状に切断した孔を有するバックアップ板を、該ウェブ
   に近接するように配置し、該スリット孔から液体を噴出
   させて、該バックアップ板と噴出液体とによつて金属ウ
   ェブを支持するようにしたことを特徴とする金属ウェブ
   の表面処理装置。