JPS61243397A - 原子炉非常用炉心冷却装置 - Google Patents

原子炉非常用炉心冷却装置

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JPS61243397A
JPS61243397A JP60084790A JP8479085A JPS61243397A JP S61243397 A JPS61243397 A JP S61243397A JP 60084790 A JP60084790 A JP 60084790A JP 8479085 A JP8479085 A JP 8479085A JP S61243397 A JPS61243397 A JP S61243397A
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富永 研司
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の利用分野] 本発明は、軽水型原子炉の冷却材喪失事故(以下LOC
Aと称す)時における原子炉の安全性を確保するための
原子炉非常用炉心冷却装置に関するものである。
[発明の背景] 第5図はBWR(沸騰水型原子炉)の非常用炉心冷却系
(以下ECC8と称す)系統構成概略図である。ECC
5は、想定される配管破断によるLOCAに対して燃料
及び燃料被覆の重大な損傷を防止でき、かつ、燃料被覆
の金属と水との反応を十分小さな量に制限できる構造と
して設けられている。ECC8は、高圧炉心スプレィ系
(以下HPC3と称す)17、自動減圧系(以下ADS
と称す)18.低圧炉心スプレィ系(以下LPC3と称
す)19、低圧注水系(以下LPCIと称す)20.2
1.22の各系統からなっている。
第6図に第5図のECC8系統のi、n、■の区分別の
駆動源を示す。ECC5系の電動機、ポンプ等の機器は
火災等の場合を考慮してスペース的に区分して設けられ
ている。尚、図中における弁記号で  は通常運転申開
、  は通常運転申開を示すものである。23はECC
5の非常用所内電源である。ECC8は、非常用所内電
源23のみの運転下で例えば系統の最重要機器1個の単
一故障を仮定しても装置の安全機能が達成できるように
、独立性を有する設計とされている1区分IのLPCS
ポンプ24とLPCIポンプ25とは、専用の所内電源
母線26及びディーゼル発電機27に接続されている。
区分■のLPCIポンプ28.29は専用の所内電源母
線30及びディーゼル発電機31に接続されている。区
分■のHPCSポンプ32は、専用の所内電源母線33
及びディーゼル発電機34に接続されており、また、自
動減圧系(ADS)i8は蓄電池にそれぞれ接続されて
いる。尚、第5図、第6図において、36はサプレッシ
ョン・チェンバ、37はドライウェル、38はベント管
、39は熱交換器、41は復水貯蔵タンクである。
第7図にLPC8系統概要図を示す。LPC819は、
電動機駆動のLPCSポンプ24.炉心上部のスパージ
ャ35、配管、弁類及び計測装置からなっている。LP
C819は、原子炉水位が[低」または格納容器圧力「
高」の信号で作動を開始し、LOCA時にサプレッショ
ン・チェンバ36のプール水を、炉心上部に取り付けら
れたスプレィヘッダ35に設けられたノズルから炉心内
の燃料集合体上にスプレィすることによって炉心を冷却
するようになっている。その際、再循環系配管の破断口
から流出した水は、ドライウェル37の底部に溜まりベ
ント管38を通ってサプレッション・チェンバ36のプ
ール水に戻り、再びスプレィ水として循環する。
第8図に、LPCI20.21.22の系統概要を示す
。LPCIは、電動機駆動のLPCIポンプ25.28
,29、配管、弁類及び計測装置から構成されている。
本系統は、LPCIポンプ25が区分IとLPCIポン
プ28.29が区分■と別々のループになっており、原
子炉水位「低」または格納容器圧力r高」の信号で作動
を開始し、LOCA時にサプレッション・チェンバ36
のプール水を直接炉心シュラウド内に注入し、冠水する
ことにより炉心を冷却する。
その他の運転モードとして、第9図に示すように、格納
容器冷却モードがあり、完全な独立2系統で構成されて
いる。本系統により、LOCA後サプレッション・チェ
ンバ36のプール水は、ドライウェル37内及びサプレ
ッション・チェンバ36の空間部にスプレィされる。ド
ライウェル37内にスプレィされた水は、ベント管38
を通ってサプレッション・チェンバ36内に戻り、サプ
レッション・チェンバ36の空間部にスプレィされた水
と共に残留熱除去系(RHR)の熱交換器39で冷却さ
れた後、再びスプレィされるようになっている。
第10図はHPC3系統概要図を示す。
HPC817は、電動駆動のHPCSポンプ32、スパ
ージャ40、配管、弁類及び計測制御装置からなってい
る。HPC317は、原子炉水位「低」または、格納容
器圧力「高」の信号で作動を開始し、復水貯蔵タンク4
1の水またはサプレッション・チェンバ36のプール水
を、炉心上部に取り付けられたスプレィヘッダ35のノ
ズルから燃料集合体上にスプレィすることによって炉心
を冷却する6また、原子炉水位「高」信号でスプレィを
自動的に停止する。水源は、第1水源として復水貯蔵タ
ンク41の水を使用するが、復水貯蔵タンク41の水位
が設定値より下がるか、サプレッション・チェンバ36
のプール水の水位が設定値より上がると第2水源のサプ
レッション・チェンバ36のプール水に自動°的に切り
換わるようになっている。
ADS 18は、逃がし安全弁に弁を共用しており、低
圧注水系または低圧炉心スプレィ系と連携して炉心を冷
却する機能を有している。ADS18は、原子炉水位が
「低」及び格納容器圧力「高」の両信号をうけてから1
20秒の時間遅れをもって作動し、原子炉圧力を速やか
に低下させてLPCIまたはLPC3と連携して十分炉
心を冷却することができる。
さらに、安全設備とは別に、原子炉隔離時冷却系(図示
せず)がある。これは、原子炉停止後何らかの原因で復
水、給水が停止した場合に、原子炉水位を維持するため
、原子炉蒸気の一部を用い注入することを目的としてい
る。
と記のようにBWRのECC8系統構成は、高圧系とし
てHFO217が1系統、低圧系としてLPC819が
1系統及びLPCIがLPCI20.21.22の3系
統の合計4系統である。
3系統のLPCIのうち2系統が残留熱除去系(RHR
系)及び格納容器スプレィ冷却系を共用して熱交換器、
格納容器スプレィヘッダ、配管、弁などを有しており、
複雑な系統構成になっている。
[発明の目的コ 本発明の目的は、系統構成の単純な原子炉非常用炉心冷
却装置を提供することにある。
[発明の概要コ 本発明の第1の特徴は、低圧系統が、冷却手段と、容器
内に充填されている冷却材を冷却手段に供給するポンプ
と、原子炉容器内で炉心上方に設置されて冷却手段にて
冷却された冷却材を炉心にスプレィするスプレィヘッダ
を有していることにある。
この第1の特徴によれば、格納容器スプレィ系が不要に
なり、原子炉非常用炉心冷却装置の系統構成が単純化で
きる。
本発明の第2の特徴は、前述の第1の特徴の要件と併せ
て、高圧系統が、容器内に充填されている冷却材を昇圧
するポンプと、そのポンプから吐出された冷却材を原子
炉容器内であって原子炉容器内にあるシュラウドの外側
に供給する管路とを有していることにある。
この第2の特徴によれば、前述の第1の特徴による効果
以外に、さらに原子炉非常用炉心冷却装置の容量を低減
できるとともに原子炉の高温待機時の炉心冷却性能を向
上できる。
[発明の実施例] BWRに適用した本発明の好適な一実施例である非常用
炉心冷却装置を第1図、第2図により説明する。本実施
例は、第1図に示すように高圧注水系(以下HPFLと
称す)1及び2、隔離時冷却系の機能及び非常時炉心冷
却の機能を有したECC5高圧系(以下RCICと称す
)3、LPC34及び5、AD318から構成されてい
る。尚、HPFL 1及び2の系統構成は第10図に示
したHFO517と基本的には変らない。しかし、HP
FLI及び2は第1図に示すように炉心シュラウド50
外に注水する構造としている。
LOCA時のHPFLI及び2から原子炉圧力容器IO
内に流入した冷却水は、原子炉圧力容器10と炉心シュ
ラウド50との間の環状間隙54を下降し、ジェットポ
ンプ51を通って原子炉圧力容器10内の下部プレナム
53に°達する。
HPFLI及び2にて冷却材を供給し続けると、その冷
却水によって下部プレナム53及び炉心シュラウド50
内にある炉心52が冠水される。
また、HPFLI及び2はRCIC3のバックアップと
して機能する。すなわち、HPFLI及び2は、原子炉
スクラム後のまだ炉心が熱い原子炉の高温待機に作動す
る。この高温待機時において炉心52は、冷却水の自然
循環(炉心52、気水分離器55、環状間隙54、ジェ
ットポンプ51、下部プレナム53及び炉心52からな
る閉ループにおける冷却水の循環流)により冷却される
。原子炉の高温待機時におけるHPFLI及び2の作動
によって環状間隙54に冷水を注入する事により、前述
の冷却水の自然循環流量が増加する。従って、高温待機
時におけるHPFLI及び2の作動により、炉心冷却性
能が著しく向上する。
本実施例の非常用炉心冷却装置は、単一故障を仮定して
も装置の安全機能が達成できるように独立性を有する構
造であり、動力源、ポンプ、ポンプ制御部材その他すべ
ての機器が第2図に示すように区分■、区分■1区分■
の3つの区分にそれぞれ設けられ、各区分にそれぞれ高
圧系のECC5が設置されている。この高圧系のうち、
RCIC3は、全電源喪失時の原子炉停止状態に対応で
きるように蒸気タービンによって駆動される。一方、H
PFLI、2は、LOCA時の外部電源喪失時に電源が
所内常用系から非常用ディーゼル発電機に変っても稼動
可能な電動機駆動となっている。また、2系統のHPF
Lを設置することにより、単一故障を仮定しても必らず
高圧注水冷却機能が保持できるようにし、さらにまた低
圧系のLPCSポンプ13及び14はRHR(残留熱除
去系)ポンプとしても用いられる。このため。
LPCS4及び5は、LOCA時に、ECC8のLPC
Sに要求される炉心冷却機能と従来の原子炉格納容器ス
プレィ系に要求されていた燃料破損部からの放出よう素
などの核分裂生成物(以下FPという)のスプレィによ
る除去(たたき落とし)機能を発揮すると共に原子炉停
止時の崩壊熱の除去を行なう。
LOCA時に炉心が露出し、燃料棒が破損して燃料棒内
のFPが放出された場合、従来は格納容器スプレィ系か
ら放出された冷却水によって、原子炉圧力容器10から
格納容器のドライウェル37内に放出されたFPをドラ
イウェル37内で除去していた。しかし1本実施例は、
LOCA直後の原子炉圧力容器10内の圧力が高い状態
下ではまだ燃料棒からのFPの放出がないこと、及びそ
の後の原子炉圧力容器10内の圧力が十分低下した減圧
状態での長期にわたる炉心冷却時ではECC5の作動及
び長期の冷却に格納容器スプレィ冷却系の作動が必要で
あったことに着目し。
LPCS4及び5に熱交換器(冷却器として機能する)
15及び16を設け、LPCS4及び5により炉心シュ
ラウド50内に熱交換器15及び16で冷却された冷却
水をスプレィすることによってそのスプレィ水によるF
P除去を原子炉圧力容器10内で行なえると共に、かつ
原子炉圧力容器10の減圧状態下での長期にわたる炉心
冷却がLPCS4及び5によって実施できる構成とした
これにより、事故後の事象の適格な判断とこれに基づく
運転員による切換操作が不要となって運転員の負担が軽
減され、しかも従来の格納容器スプレィ系が不要になる
ので非常用炉心冷却装置の系統構成が著しく単純化され
る。
さらに、炉心シュラウド50内で炉心52の上方に配置
されたLPCS4及び5のスプレィ・ヘッダ35への冷
い冷却水の供給は、LOCA時に原子炉圧力容器lO内
の圧力及び温度が十分低下した後に行われる。従って、
原子炉隔離事象時における高温・高圧下でLPCS4及
び5が作動しなくなったので、LPCS4及び5のスプ
レィ・ヘッダ35の熱疲労を回避できる。
第2図は本実施例の系統構成を示している。
HPFLl、2は、LOCA時及び原子炉の高温待機時
とも、原子炉水位「低」または格納容器(ドライウェル
37)圧力「高」の信号で作動を開始する。HP F 
L 1及び2は、第6図のHPCSポンプ32と同じ駆
動源で駆動されるHPFLポンプ7.8によって復水貯
蔵タンク9内の水またはサプレッション・チェンバ36
のプール水を昇圧した後に冷却水として原子炉圧力容器
10内に供給する。この冷却水は、前述したように環状
間隙54及びジェットポンプ51を介して下部プレナム
53に達し、炉心を冠水する。このようにして炉心52
が冷却される。HPFLI及び2は、原子炉水位「高」
の信号で停止する。
RCIC3は、高圧時での非常用炉心冷却機能と隔離時
での炉心冷却機能の両機能を有している。
RCIC3は1M子炉圧力容器10内の蒸気の一部を用
いて回転するタービン11によって駆動されるR、CI
Cポンプ12により、復水貯蔵タンク9内の水またはサ
プレッション・チェンバ36のプール水を冷却水として
環状間隙54及び下部プレナム53を介して炉心52に
供給する。これにより炉心52が冷却される。RCIC
3は。
LOCA時及び原子炉の隔離時とも、HPFLI、2の
作動開始、停止の場合と同じ信号で駆動される。RCI
CポンプI2の駆動は、全電源喪失時でも駆動可能な蒸
気タービン11を用いているが、これは原子炉施設の安
全性を確保し得るように駆動源に助長性を持たせている
ためである。
LPC34及び5は、原子炉水位「低」または格納容器
(ドライウェル37)圧力「高」の信号で作動を開始さ
れる。LPC34及び5は、HPFLI及び2の作動開
始及び停止の場合と同じ信号によって駆動されるLPC
Sポンプ13及び14により、サプレッション・チェン
バ36のプール水を炉心シュラウド50内で炉心52の
上方に設けられたLPC:S4及び5のスプレィ・ヘッ
ダ35のノズルから炉心52内の燃料集合体上にスプレ
ィする。これにより、炉心52が冷却される。その後、
炉心52内にスプレィされた水は、再びサプレッション
・チェンバ36内に戻り、熱交換器15及び16によっ
て冷却された後、再び炉心52内にスプレィされる。
第3図に従来例における原子炉圧力容器の縦断面と本実
施例における原子炉圧力容器の縦断面を比較して示す。
第3図の左半分が、従来例における原子炉圧力容器の例
である。40が主蒸気(MS)配管。
41が給水(FDW)配管、42が炉心スプレィ(HF
O2,LPC3)配管、43がLPCI配管、44が再
循環ループ(PLR)の吸込み配管である。第3図の右
半分が、本実施例の非常用炉心冷却装置を適用した原子
炉圧力容器10の例である。この原子炉圧力容器IOは
、第1図の場合と異なり、インターナルポンプ47を用
いた場合の例を示している。45がHPFL配管、46
がLPC3配管である。本実施例の特徴は、高圧系のH
PFL配管45のノズルの位置が従来例におけるHPC
3配管42のノズル(原子炉圧力容器内での開口部)の
位置より大巾に上(炉心シュラウド50より上方)に配
置され、給水配管41のノズルに近づいている点である
従来例では、高圧系のECC5は炉心シュラウド内側に
冷却水を注入(スプレィ)していたので。
原子炉圧力容器内でその高圧系のECC5配管の冷却水
放出口の炉心シュラウドより上方に設けることができず
、高圧系のECC5配管の破断を想定した場合に破断口
位置が低くなることをECC5の大容量化によってカバ
ーせざるを得なかった。
原子炉圧力容器またはそれに接続された配管の破断口位
置が下になる程、原子炉圧力容器内の冷却水の放出量が
多くなるので事故として厳しい条件となり、また高圧系
の非常用炉心冷却系配管の破断程、原子炉圧力容器内水
位の回復が遅れるので厳しい条件となる。しかし、高圧
系の非常用炉心冷却系配管の破断時での破断口位置が高
い本実施例では、固有の安全性が増しており、ECC5
容量の低減(ECCSにより原子炉圧力容器10内に供
給可能な冷却水流量の低減)を可能ならしめている。こ
れにより、ECC8のポンプ及びモータ容量及び配管径
の減少が図れ、原子炉非常用炉心冷却装置がコンパクト
になる。
第4図に高圧系のECC5配管の破断時(破LA)と低
圧系のECC8配管の破断時(実線)の解析例を参考と
して示す。これによっても、高圧系の破断程、原子炉圧
力容器内水位の回復が遅れて厳しい条件になる事がわか
る。
このように本実施例の原子炉非常用炉心冷却装置は、高
圧のECC8が3系統(HP F Lが2系統、RCI
Cが1系統)でそれぞれ独立して注水可能に形成される
と共に、そのうちの2系統には低圧注水系統(LPC5
)が付加されている。また、本実施例の原子炉非常用炉
心冷却装置の特徴的点は、LPC54及び5に冷却器で
ある熱交換器15及び16を設け、高圧系のECC5を
全て原子炉圧力容器10内であってしかも炉心シュラウ
ド50の外側に注水する様にした事である。このような
本実施例は、BWRプラントの信頼性ならびに安全性を
低下することなく炉心冷却能力を大幅に向上でき、前述
したようにECC5容量を大幅に低減することができる
。また、格納容器スプレィ系が不要になると共に、格納
容器スプレィ系への切換え操作も不要になる。さらに、
ADSに関しては高圧系のECC5の早期作動により減
圧効果が促進されるため、現行のADS容量をさらに低
減でき、または、ADS機能を削除することも可能であ
る。
[発明の効果] 本発明の原子炉非常用炉心冷却装置によれば。
冷却手段にて冷却された冷却材を原子炉容器内でしかも
炉心上方でスプレィすることによって格納容器スプレィ
系の機能を発揮できるので、格納容器スプレィ系が不要
になる。従って、原子炉非常用炉心冷却装置の系統構成
が単純化でさる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の原子炉非常用炉心冷却装置の実施例の
ECC5系統図、第2図は第1図の系統の区分説明図、
第3図は本発明における原子炉圧力容器配管ノズル位置
の説明図、第4図は破断条件による原子炉水位変化の比
較説明図、第5図はBWRの従来のECC8系統図、第
6図は第5図の系統の区分説明図、第7図は第5図のL
PC8の系統図、第8図、第9図はそれぞれ第5図のL
P(、Iの系統図、第io図は第5図のRFe5の系統
図である。 ■、2・・・高圧注水系、3・・・ECC5高圧系、4
.5・・・低圧炉心スプレィ系、7.8・・・HPFL
ポンプ、9・・・復水貯蔵タンク、]0・・・原子炉圧
力容器。 11・・・タービン、12・・・RC; I Cポンプ
、13゜14・・・LPCSポンプ、15.16・・・
熱交換器。 36・・・サブレッジJン・チェンバ、37・・・ドラ
イウェル、50・・・炉心シュラウド、52・・・炉心
。 (−J) 第5図 第7因 第8■

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、原子炉容器内に冷却材を供給する高圧系統及び低圧
    系統を有する原子炉非常用炉心冷却装置において、前記
    低圧系統が、冷却手段と、容器内に充填されている冷却
    材を前記冷却手段に供給するポンプと、前記原子炉容器
    内で炉心上方に設置されて、前記冷却手段にて冷却され
    た冷却材を前記炉心にスプレイするスプレイヘッダとを
    有していることを特徴とする原子炉非常用炉心冷却装置
    。 2、原子炉容器内に冷却材を供給する高圧系統及び低圧
    系統を有する原子炉非常用炉心冷却装置において、前記
    低圧系統が、冷却手段と、容器内に充填されている冷却
    材を前記冷却手段に供給する第1のポンプと、前記原子
    炉容器の炉心を取囲むシュラウド内で前記炉心の上方に
    設置され、しかも前記冷却手段にて冷却された冷却材を
    前記炉心にスプレイするスプレイヘッダとを有し、前記
    高圧系統が、容器内に充填されている冷却材を昇圧する
    第2のポンプと、前記第2ポンプから吐出された冷却材
    を前記原子炉容器内であってしかも前記シュラウドの外
    側に供給する管路とを有することを特徴とする原子炉非
    常用炉心冷却装置。
JP60084790A 1985-04-19 1985-04-19 原子炉非常用炉心冷却装置 Granted JPS61243397A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016200487A (ja) * 2015-04-10 2016-12-01 日立Geニュークリア・エナジー株式会社 沸騰水型原子炉
CN106409352A (zh) * 2016-10-31 2017-02-15 中国核动力研究设计院 一种优化后的核动力装置设备冷却水系统

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5861498A (ja) * 1981-10-09 1983-04-12 株式会社東芝 原子炉非常用炉心冷却装置

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