JP2016200487A - 沸騰水型原子炉 - Google Patents

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Abstract

【課題】
原子炉圧力容器に注水されるホウ酸水による負の反応度の印加を効果的に行い得る沸騰水型原子炉を提供する。
【解決手段】
沸騰水型原子炉1は、炉心上方であってシュラウド15の内側に配される炉心スプレイ・スパージャ8、炉心スプレイ・スパージャ8に接続され冷却材を供給する低圧炉心スプレイ系(LPCS)及び低圧注水系(LPCI)並びに高圧炉心スプレイ系(HPCS)、炉心上方であってシュラウド15の外側に配される給水スパージャ7、給水スパージャ7に接続され冷却材を供給する原子炉隔離時冷却系(RCIC)、及びホウ酸水を原子炉圧力容器3内に注入するホウ酸水注入ノズル12を備える。制御装置9は、ホウ酸水を注入する場合、シュラウド15の外側の冷却材流量がシュラウド15の内側の冷却材流量以上となるよう制御する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、沸騰水型原子炉(BWR)に係り、特に、SLC起動時に炉心流量を増加させる沸騰水型原子炉に関する。
沸騰水型原子炉(BWR:Boiling Water Reactor)では、極めて稀ではあるが、何らかの要因によりスクラムしなければならない事象が発生したにも係らず、スクラムができない状態、すなわちスクラム失敗事象(ATWS:Anticipated Transient Without Scram)が発生した場合を想定し、ホウ酸水注入系(SLC:Standby Liquid Control System)による代替反応度制御機能を備えている。SLCを起動することにより五ホウ酸ナトリウム水溶液(以下、ホウ酸水と称す)を炉心内に注入する。ホウ酸水は中性子を吸収しやすい性質を有しており、ホウ酸水を炉心内に注入することで、中性子が減少し、原子炉に装荷されている燃料の核分裂反応を抑制(負の反応度を印加)させることができる。これにより原子炉を未臨界に移行させることがSLCの機能である。
原子炉圧力容器内へ注入されるホウ酸が、速やかに且つ均等に冷却水と混合可能とするものとして特許文献1が提案されている。特許文献1では、ホウ酸水を原子炉圧力容器内に注水するSLCリング・スパージャを、炉心支持板の下部に設ける構成、また、炉心支持板の上部に設ける構成、更には、炉心上部に配される炉心スプレイ・スパージャよりホウ酸水を注水する構成が開示されている。
また、一方、万が一ATWS事象が生じた場合においても、原子炉出力を低下し得る自然循環式沸騰水型原子炉として特許文献2が提案されている。特許文献2では、復水器からの水を、炉心流量制御装置を介して、シュラウド内側へ給水するためのシュラウド内給水管と、シュラウド外側へ給水するためのシュラウド外給水管を備え、原子炉出力を低下させたい場合には、上記シュラウド内給水管による給水量の割合を増加させる構成が開示されている。
特開昭59−13988号公報 特開平3−220497号公報
しかしながら、特許文献1に開示されるように、仮に、炉心上部に配される炉心スプレイ・スパージャよりホウ酸水を注水する構成であっても、ホウ酸水に含まれるボロンは冷却水より、その比重が大きいため、ボロンは原子炉圧力容器の底部に沈殿する。そのため、ホウ酸水注水により炉心における負の反応度を効果的に生じさせることは困難となる。
また、特許文献2では、シュラウド内側を通流する冷却水(復水)量を、シュラウド外側を通流する冷却水量よりも大とする構成であることから、シュラウド内外で冷却水の対流が生じるものの、その対流は、シュラウド内側からシュラウド外側へと向かう流れとなる。そのため、仮に、このような対流が生ずる状態でホウ酸水を注水したとしても、原子炉圧力容器の底部に沈殿するボロンは、攪拌されるものの、撹拌後のボロンが炉心を通流することは無く、ホウ酸水注水により炉心における負の反応度を効果的に生じさせることは困難となる。
そこで、本発明は、原子炉圧力容器に注水されるホウ酸水による負の反応度の印加を効果的に行い得る沸騰水型原子炉を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明の沸騰水型原子炉は、炉心上方であってシュラウド内側に配される炉心スプレイ・スパージャと、前記炉心スプレイ・スパージャに接続され冷却材を供給する低圧炉心スプレイ系及び低圧注水系並びに高圧炉心スプレイ系と、炉心上方であってシュラウドの外側に配される給水スパージャと、前記給水スパージャに接続され冷却材を供給する原子炉隔離時冷却系と、ホウ酸水を原子炉圧力容器内に注入するホウ酸水注入ノズルを備え、ホウ酸水を注入する場合、前記シュラウドの外側の冷却材流量が前記シュラウド内側の冷却材流量以上となるよう制御する制御装置を備えることを特徴とする。
本発明によれば、原子炉圧力容器に注水されるホウ酸水による負の反応度の印加を効果的に行い得る沸騰水型原子炉提供することが可能となる。
例えば、原子炉圧力容器に注水されるホウ酸水に含まれるボロンの攪拌が促進され、炉心内における負の反応度印加の効果が向上し、効率的に未臨界へ移行することが可能となる。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本発明の一実施例に係る実施例1の沸騰水型原子炉の概略全体構成図である。 図1に示す原子炉圧力容器内の詳細構成及び炉心冷却系による冷却材の流れを示す図である。 実施例1の沸騰水型原子炉の炉心冷却系の動作フロー図である。 本発明の他の実施例に係る実施例2の沸騰水型原子炉の原子炉圧力容器の詳細構成及び炉心冷却系による冷却材の流れを示す図である。 実施例2の沸騰水型原子炉の炉心冷却系の動作フロー図である。
本明細書では、再循環ポンプにより原子炉圧力容器内の冷却材を、一旦、原子炉圧力容器外へ通流させ、再度、再循環冷却系配管を介して原子炉圧力容器内へ循環させる沸騰水型原子炉(BWR)を例に説明する。また、この再循環ポンプは、極めて稀ではあるが、万が一、制御棒挿入失敗(スクラム失敗事象:ATWS事象)が生じた場合に、自動的にトリップ(再循環ポンプが緊急停止される)されるものである。
なお、改良型沸騰水型原子炉(ABWR:Advanced Boiling Water Reactor)では、再循環ポンプに替えてインターナルポンプを用いて原子炉圧力容器内の冷却材を循環させる構成であるため、万が一、制御挿入失敗(スクラム失敗事象:ATWS事象)が生じた場合に、自動的にインターナルポンプはトリップされるものである。従って、沸騰水型原子炉と同様に、改良型沸騰水型原子炉においても、本発明による冷却材の対流により、原子炉圧力容器底部に沈殿するボロンを攪拌し、詳細は後述するように、攪拌後のボロンを炉心へ通流させ、炉心における負の反応度印加の効果を向上させることが可能である。よって、本明細書において、沸騰水型原子炉とは、通常の沸騰水型原子炉(BWR)に加え、改良型沸騰水型原子炉(ABWR)を含むものとする。
以下、図面を用いて本発明の実施例について、再循環ポンプ及び再循環冷却系配管を備える沸騰水型原子炉(BWR)を一例として説明する。
図1に、本発明の一実施例に係る実施例1の沸騰水型原子炉の概略全体構成図を示す。図1に示すように、沸騰水型原子炉1は、原子炉格納容器2内に原子炉圧力容器3を収容し、原子炉圧力容器3内に、炉心4、炉心4を取り囲むシュラウド15、シュラウド15のシュラウド上蓋16上に配される気水分離器5及び、気水分離器5の上方に配される蒸気乾燥器6(図2)を収容する。また、原子炉圧力容器3には、炉心4の核反応により発生する気液二相の蒸気を、気水分離器5及び蒸気乾燥器6を介して、タービン建屋に設置されるタービン(図示せず)へと乾燥後の蒸気を導入する主蒸気配管10が設けられている。また、図示しないタービンの駆動に供された蒸気は、復水器(図示せず)を介して液相である冷却材に凝縮された後、再び原子炉圧力容器3内に給水系配管11を介して導入される。
また、原子炉格納容器2内には、給水系配管11を介して原子炉圧力容器3内に導入される、例えば、水等の冷却材を、一旦、原子炉圧力容器3外へ通流させ、再度、再循環冷却系配管を介して原子炉圧力容器内へ循環させる、再循環ポンプ18及び再循環冷却系配管19が設けられている。原子炉格納容器2は、内部にドライウェル及び、水等の冷却材が充填されたサプレッションプール21が内部に形成された圧力抑制室20を有する。原子炉格納容器2内のドライウェルと圧力抑制室20内のサプレッションプール21とは、ベント通路を介して連通されている。
炉心4には、図示しない複数の燃料集合体が装荷されており、各燃料集合体は、下端部が炉心支持板によって支持され、上端部が上部格子板によって保持されている。気水分離器5は炉心4の上端部に位置する上部格子板よりも上方に配されている。ここで、燃料集合体は、図示しない核燃料物質として例えばMOX燃料のペレットを、ステンレス製の被覆管内にその軸方向に複数充填された燃料棒を有する。複数の燃料棒を横断面四角形状のチャンネルボックス内に正方格子状に配列して燃料集合体が形成されている。
図1に示すように、原子炉格納容器2内の下部には、下方より原子炉圧力容器3内の炉心4に装荷される複数の燃料集合体間に挿入される制御棒17が配されている。図1では、これら複数の制御棒17を炉心4内に又は炉心4より挿抜するための制御棒駆動機構及び制御棒案内管を省略している。制御棒17は、横断面略十字状の形状をなし、炉心4に装荷される4体の燃料集合体、すなわち相互に隣接する4体の燃料集合体の所定の間隔(水ギャップ)を介して挿入される。横断面略十字状の制御棒17に、チャンネルボックスの2つの側面が対向するよう配される4体の燃料集合体と、1体の制御棒で単位セルを構成する。上記単位セルのうちコントロールセルとして機能する単位セルに配される制御棒17は、沸騰水型原子炉1の出力調整のため、炉心4に挿抜される。また、コントロールセル以外に配される複数の制御棒17は、極めて稀ではあるが、何らかの要因により沸騰水型原子炉1を緊急停止する際に、炉心4へ挿入される(スクラム)。
極めて稀ではあるが、万が一、制御棒挿入失敗(スクラム失敗事象:ATWS事象)が生じた場合に、ホウ酸水注入系(SLC)より、原子炉圧力容器3内にホウ酸水を注入するため、沸騰水型原子炉1は、原子炉圧力容器3の底部近傍に配されるホウ酸水注入ノズル12、ホウ酸水を貯留するホウ酸水タンク13及び、ホウ酸水タンク13よりホウ酸水注入ノズル12を介して原子炉圧力容器3内にホウ酸水を注入するためのホウ酸水供給用ポンプ14を備える。また、沸騰水型原子炉1は、原子炉隔離時冷却系(RCIC:Reactor Core Isolation Cooling System)を有する。図1に示すように、原子炉隔離時冷却系(RCIC)は、シュラウド上蓋16の上方であって、気水分離器5が設置される位置に配される給水スパージャ7、圧力抑制室20内のサプレッションプール21と給水スパージャ7とを接続する原子炉隔離時冷却系配管23、及び、サプレッションプール21内の水等の冷却材を原子炉隔離時冷却系配管23及び給水スパージャ7を介してシュラウド15の外側に注入するための原子炉隔離時冷却系用ポンプ22から構成される。なお、図1では、RCICの冷却材供給源としてサプレッションプール21内の冷却材を用いる場合を示すが、これに限られない。例えば、サプレッションプール21に替えて、図示しない復水貯蔵タンクを用いる構成としても良く、また、この復水貯蔵タンク及びサプレッションプール21の双方を冷却材供給源として用いる構成としても良い。
なお、ここで、給水スパージャ7は、例えば、環状の水管に複数の細孔を設けて形成される。図1に示すように、給水スパージャ7の内径は、炉心4を取り囲むシュラウド15の外径より大きく、給水スパージャ7の外径側の外周面は、原子炉圧力容器3の内壁に支持され、固定されている。これにより、給水スパージャ7の細孔より流出する冷却材は、シュラウド15の外側へ注入される。また、原子炉隔離時冷却系配管23と給水スパージャ7は、例えば、T字型の接続管等により接続されている。
また、沸騰水型原子炉1は、図1に示すように、ホウ酸水供給用ポンプ14及び原子炉隔離時冷却系用ポンプ22の起動・停止及び/又はポンプの吐出圧を制御する制御装置9を備える。図1において、点線矢印は信号線を示している。制御装置9は、例えば、図示しないCPU等のプロセッサ、各種プログラムを格納するROM、演算途中のデータ或いは演算結果を格納するRAM、又は、HDD等の外部記憶装置から構成される。上記各種プログラムには、原子炉隔離時冷却系用ポンプ22及びホウ酸水供給用ポンプ14の起動・停止の指令を送信するためのプログラム、或いは、図示しない記憶装置に予め格納される、原子炉隔離時冷却系用ポンプ22及びホウ酸水供給用ポンプ14の運転パターンを読み出し、それぞれのポンプの吐出圧を求めるプログラム等が含まれる。制御装置9は、原子炉格納容器2が設置される原子炉建屋の所望の位置或いは、原子炉建屋外の所望の位置に設置される。原子炉建屋外に設置される場合には、制御装置9に無線通信機能を設けると共に、各ポンプ(原子炉隔離時冷却系用ポンプ22、ホウ酸水供給用ポンプ14)に少なくとも無線受信機能を備える構成とすれば良い。
図2は、図1に示す原子炉圧力容器3内の詳細構成及び炉心冷却系による冷却材の流れを示す図である。図2において、白抜き矢印は、給水スパージャ7より注水される冷却材の原子炉圧力容器3内での流れを示している。図2に示すように、シュラウド15内には、炉心4の上方であって、シュラウド上蓋16より下方に、炉心スプレイ・スパージャ8が配されている。炉心スプレイ・スパージャ8は、給水スパージャ7と同様に、例えば、環状の水管に複数の細孔を設けて形成される。炉心スプレイ・スパージャ8の外径側の外周面は、シュラウド15の内周面に支持され、固定されている。炉心スプレイ・スパージャ8は、例えば、T字型の接続管等により原子炉圧力容器3内に配される配管と接続され、当該配管は、炉心スプレイノズル24を介して原子炉圧力容器3の外部へ延在する配管と接続されている。炉心スプレイノズル24を介して原子炉圧力容器3の外部へ延在する配管は、非常用炉心冷却系(ECCS;Emergency Core Cooling System)と接続されている。
ECCSは、低圧炉心スプレイ系(LPCS;Low Pressure Core Spray System)、低圧注水系(LPCI;Low Pressure Core Injection System)及び高圧炉心スプレイ系(HPCS;High Pressure Core Spray System)の3系統からなる。低圧炉心スプレイ系(LPCS)は、冷却材供給源としてサプレッションプール21を用い、図示しない低圧炉心スプレイポンプによりサプレッションプール21内の冷却材を汲み出し、炉心スプレイ・スパージャ8を介して炉心4に装荷される燃料集合体へ冷却材を注水する。低圧注水系(LPCI)は、冷却材供給源としてサプレッションプール21を用い、図示しない低圧注水ポンプによりサプレッションプール21内の冷却材を汲み出し、炉心4に装荷される燃料集合体へ冷却材を注水する。また、高圧炉心スプレイ系(HPCS)は、冷却材供給源として、図示しない復水貯蔵タンク及び/又はサプレッションプール21を用い、冷却材を炉心4に装荷される燃料集合体に注水する。なお、上述の原子炉隔離時冷却系(RCIC)は、通常の沸騰水型原子炉(BWR)ではECCSに分類されないものの、改良型沸騰水型原子炉(ABWR)では、RCICはECCSに分類されるものである。
図2では、説明の便宜上、上記低圧炉心スプレイ系(LPCS)、低圧注水系(LPCI)及び高圧炉心スプレイ系(HPCS)を1つの炉心スプレイ・スパージャ8に接続されるよう表している。しかし、実際には、低圧炉心スプレイ系(LPCS)、低圧注水系(LPCI)及び高圧炉心スプレイ系(HPCS)毎、それぞれに、炉心スプレイ・スパージャを備えている。これら、各炉心スプレイ・スパージャは、シュラウド15内に炉心4より上方であって、シュラウド上蓋16の下方に、相互に離間し同心状に配されている。なお、これら、複数の炉心スプレイ・スパージャの内径は、相互に同一であっても、互いに異なる内径を有するものの何れとしても良い。また、低圧炉心スプレイ系(LPCS)及び高圧炉心スプレイ系(HPCS)をまとめて、1つの炉心スプレイ・スパージャ8に接続する構成としても良い。
図2に示すように、シュラウド上蓋16の上に気水分離器5が配され、気水分離器5の上方に蒸気乾燥器6が配されている。図2に示す状態では、ホウ酸水注入系(SLC)により、ホウ酸水注入ノズル12を介して原子炉圧力容器3内にホウ酸水が供給され、原子炉隔離時冷却系(RCIC)により、原子炉隔離時冷却系配管23及び給水スパージャ7を介して、シュラウド15の外側、すなわち、原子炉圧力容器3の内壁面とシュラウド15の外周面との間の空間であるダウンカマ内に冷却材が注水される状態を示している。給水スパージャ7より流出する冷却材は、シュラウド15の外側であるダウンカマ内を降下し、原子炉圧力容器3の底部である下鏡付近で折り返され、炉心4へ下方より流入する。このとき、原子炉圧力容器3の底部(下鏡)に沈殿するボロンは攪拌され、冷却材と共に炉心4へ下方より流入する。これにより、ホウ酸水注入系(SLC)により、原子炉圧力容器3内に注入されるホウ酸水に含まれるボロンの攪拌が促進され、炉心内における負の反応度印加の効果が向上し、効率的に未臨界へ移行することが可能となる。
図3は、本実施例の沸騰水型原子炉1の炉心冷却系の動作フロー図である。極めて稀ではあるが、何らかの要因により、スクラム失敗事象(ATWS事象)が発生すると、原子炉圧力容器3内の圧力上昇又は、原子炉圧力容器3内の冷却材の水位が低下する。そこで、制御装置9(図1)は、ATWSインターロックにより再循環ポンプ18をトリップし、炉心4内を通流する冷却材(中性子減速材としても機能する)の流量は減少する(ステップS101)。続いて、制御装置9は、ホウ酸水供給用ポンプ14に対し起動指令を出力し、上述の通り、図示しない記憶装置に格納されるホウ酸水供給用ポンプ14の運転パターンを読み出し、ホウ酸水供給用ポンプ14の吐出圧力を制御する。これにより、ホウ酸水タンク13に貯留されるホウ酸水は、ホウ酸水注入ノズル12を介して、原子炉圧力容器3の底部(下鏡)付近より内部へホウ酸水を注入する。すなわち、ホウ酸水注入系(SLC)が起動され、ボロンの原子炉圧力容器3内への投入が開始される(ステップS102)。
制御装置9は、原子炉隔離時冷却系用ポンプ22に対し起動指令を出力し、上述の通り図示しない記憶装置に格納される原子炉隔離時冷却系用ポンプ22の運転パターンを読み出し、原子炉隔離時冷却系用ポンプ22の吐出圧力を制御する。これにより、原子炉隔離時冷却系配管23を介して、給水スパージャ7よりシュラウド15の外側へ冷却材が注入される。すなわち、原子炉隔離時冷却系(RCIC)を起動し、シュラウド15の外側へ注水を開始する(ステップS103)。
このとき、ステップS101にて、再循環ポンプ18がトリップされており、炉心4内の冷却材は既に低流量状態にある。また、更に、炉心4に装荷される燃料集合体内の核燃料物質の崩壊熱により、低流量状態にある炉心4内の冷却材は蒸発し冷却材の水位は低下する。一方、ステップS103により、原子炉隔離時冷却系(RCIC)の起動によりシュラウド15の外側の冷却材の水位は、炉心4内部(シュラウド15の内側)に比して高くなる。すなわち、シュラウド15内外の水位差(水頭差)が大きくなる(ステップS104)。シュラウド15内外の水位差(水頭差)により、上述の図2に示すように、給水スパージャ7より注水された冷却材は、ダウンカマ内を降下し、原子炉圧力容器3の底部(下鏡)付近にて折り返され、シュラウド15の内側へと下方より流入する自然循環力が発生する。この自然循環力により、給水スパージャ7より注入された冷却材は、炉心4の下方から上方へと通流し、炉心流量が増加する(ステップS105)。
ステップS102にて、ホウ酸水注入系(SLC)の起動により、原子炉圧力容器3の底部付近より注入されたホウ酸水に含まれるボロンは、冷却材である水よりも比重が大きいため、原子炉圧力容器3の底部である下鏡付近に沈殿している。この沈殿するボロンは、自然循環力による冷却材の対流により攪拌される(ステップS106)。この攪拌されたボロン及び、ホウ酸水注入系(SLC)より注入されるホウ酸水に含まれるボロンと共に、炉心4に装荷される燃料集合体内の核燃料物質に負の反応度を印加し、沸騰水型原子炉1は未臨界状態に移行する(ステップS107)。
本実施例によれば、原子炉圧力容器3に注水されるホウ酸水による負の反応度の印加を効果的に行い得る沸騰水型原子炉1を実現することが可能となる。
また、本実施例によれば、原子炉圧力容器3の底部に沈殿するボロンにより中性子を吸収することが可能となるため、ホウ酸水注入系(SLC)より注入するホウ酸水の消費量を低減することも可能となる。
図4は、本発明の他の実施例に係る実施例2の沸騰水型原子炉の原子炉圧力容器の詳細構成及び炉心冷却系による冷却材の流れを示す図である。実施例1では、原子炉隔離時冷却系(RCIC)のみを起動しシュラウド15の外側に冷却材を注入する構成とした。これに対し、本実施例では、原子炉隔離時冷却系(RCIC)に加え、低圧炉心スプレイ系(LPCS)、低圧注水系(LPCI)及び高圧炉心スプレイ系(HPCS)より、炉心スプレイ・スパージャ8よりシュラウド15の内側へ冷却材を注入する構成とした点が、実施例1と異なる。その他の構成は実施例1と同様であり、以下では重複する説明を省略する。
図4に示すように、本実施例の沸騰水型原子炉では、実施例1と同様に原子炉隔離時冷却系(RCIC)により、原子炉隔離時冷却系配管23を介して、給水スパージャ7よりシュラウド15の外側へ冷却材が注入される。このときの冷却材の流量をQ1とする。一方、低圧炉心スプレイ系(LPCS)、低圧注水系(LPCI)及び高圧炉心スプレイ系(HPCS)より、炉心スプレイノズル24を介して、炉心スプレイ・スパージャ8より冷却材がシュラウド15の内側へ注入される。このときの、炉心4に装荷される複数の燃料集合体の上方より注入される冷却材の流量をQ2とする。シュラウド15の外側を流れる冷却材流量Q1は、シュラウド15の内側を流れる冷却材流量Q2以上の関係にある。
図5に、本実施例の沸騰水型原子炉の炉心冷却系の動作フロー図を示す。極めて稀ではあるが、何らかの要因により、スクラム失敗事象(ATWS事象)が発生すると、原子炉圧力容器3内の圧力上昇又は、原子炉圧力容器3内の冷却材の水位が低下する。ステップS101及びステップS102は、実施例1と同様である。ステップS201では、制御装置9は、原子炉隔離時冷却系用ポンプ22対し起動指令を出力すると共に、図示しない記憶装置に予め格納される原子炉隔離時冷却系用ポンプ22の運転パターンを読み出し、給水スパージャ7より注入される冷却材流量がQ1となるよう、原子炉隔離時冷却系用ポンプ22を制御する。すなわち、原子炉隔離時冷却系(RCIC)を起動し、シュラウド15の外側へ冷却材の注入を開始し、当該冷却材の注水量がQ1となるよう制御する(ステップS201)。
ステップS202では、制御装置9は、低圧炉心スプレイ系(LPCS)の低圧炉心スプレイポンプ(図示せず)、低圧注水系(LPCI)の低圧注水ポンプ(図示せず)高圧炉心スプレイ系(HPCS)の高圧ポンプ(図示せず)に対し、それぞれ起動指令を出力すると共に、図示しない記憶装置に予め格納される、低圧炉心スプレイポンプ、低圧注水ポンプ及び高圧ポンプの運転パターンを読み出し、低圧炉心スプレイ系(LPCS)、低圧注水系(LPCI)及び高圧炉心スプレイ系(HPCS)より注入される冷却材の総流量がQ2となるよう、上記各ポンプを制御する。すなわち、LPCS、LPCI及びHPCSを起動し、シュラウド15の内側へ冷却材の注入を開始し、当該冷却材の注水量がQ2となるよう制御する(ステップS202)。制御装置9は、冷却材の注水量Q1(シュラウド15の外側へ注水)≧冷却材の注水量Q2(シュラウド15の内側へ注水)か否かを確認すると共に、上記関係を満たすよう、各ポンプを制御する(ステップS203)。
その後のステップS105〜ステップS107は、上述の実施例1と同様であるため、説明を省略する。なお、上述のステップS201及びステップS202を、制御装置9が同時に実行するよう構成しても良い。
ここで、注水量Q1≧注水量Q2を満たすよう、各ポンプを制御する技術的意義について説明する。仮に、原子炉隔離時冷却系(RCIC)により、シュラウド15の外側に注入される冷却材の流量Q1が、低圧炉心スプレイ系(LPCS)、低圧注水系(LPCI)及び高圧炉心スプレイ系(HPCS)よりシュラウド15の内側に注入される冷却材の総流量Q2と同一の場合を想定する。シュラウド15内部(内側)においては、炉心4に装荷される燃料集合体内の核燃料物質の崩壊熱により、冷却材は蒸発する。従って、シュラウド15の内側の冷却材の実質的な水量は、シュラウド15の外側の水量より減少する。これにより、シュラウド15の内外に水位差(水頭差)が生じ、原子炉圧力容器3の底部(下鏡)付近にて、シュラウド15の外側からシュラウド15の内側へと流れる冷却水の対流(冷却材の自然循環力)が生ずる。この自然循環力による冷却材の対流により、原子炉圧力容器3の底部に沈殿するボロンは攪拌され、攪拌後のボロンは、この対流により炉心4内を通流する。
なお、原子炉隔離時冷却系(RCIC)による冷却材の流量Q1が、低圧炉心スプレイ系(LPCS)、低圧注水系(LPCI)及び高圧炉心スプレイ系(HPCS)よりシュラウド15の内側に注入される冷却材の総流量Q2よりも大となる場合には、自然循環力が増大することから、原子炉圧力容器3の底部に沈殿するボロンの攪拌及び攪拌後のボロンの炉心流量はより一層増大する。よって、ホウ酸水注入系(SLC)により原子炉圧力容器3内へホウ酸水を注水することによる、炉心における負の反応度の印加を効果的に行うことが可能となる。
本実施例によれば、実施例1の効果に加え、冷却材の自然循環力による原子炉圧力容器3の底部に沈殿するボロンの攪拌を損なうことなく、更に、炉心4に装荷される複数の燃料集合体に対し冷却材が注入される。これにより、実施例1の構成と比較し、沸騰水型原子炉をより良好に冷温停止することが可能となる。
上述の実施例1及び実施例2では、制御装置9が図示しない記憶装置に各ポンプの運転パターンを格納する構成としたが、これに限られるものでは無い。例えば、制御装置9が各ポンプに対し起動・停止指令を出力すると共に、必要となる流量を指令値として各ポンプへ出力する構成としても良い。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の実施例の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
1・・・沸騰水型原子炉
2・・・原子炉格納容器
3・・・原子炉圧力容器
4・・・炉心
5・・・気水分離器
6・・・蒸気乾燥器
7・・・給水スパージャ
8・・・炉心スプレイ・スパージャ
9・・・制御装置
10・・・主蒸気配管
11・・・給水系配管
12・・・ホウ酸注入ノズル
13・・・ホウ酸水タンク
14・・・ホウ酸水供給用ポンプ
15・・・シュラウド
16・・・シュラウド上蓋
17・・・制御棒
18・・・再循環ポンプ
19・・・再循環冷却系配管
20・・・圧力抑制室
21・・・サプレッションプール
22・・・原子炉隔離時冷却系用ポンプ
23・・・原子炉隔離時冷却系配管
24・・・炉心スプレイノズル

Claims (9)

  1. 炉心上方であってシュラウド内側に配される炉心スプレイ・スパージャと、
    前記炉心スプレイ・スパージャに接続され冷却材を供給する低圧炉心スプレイ系及び低圧注水系並びに高圧炉心スプレイ系と、
    炉心上方であってシュラウドの外側に配される給水スパージャと、
    前記給水スパージャに接続され冷却材を供給する原子炉隔離時冷却系と、
    ホウ酸水を原子炉圧力容器内に注入するホウ酸水注入ノズルを備え、
    ホウ酸水を注入する場合、前記シュラウドの外側の冷却材流量が前記シュラウド内側の冷却材流量以上となるよう制御する制御装置を備えることを特徴とする沸騰水型原子炉。
  2. 請求項1に記載の沸騰水型原子炉において、
    前記制御装置は、前記ホウ酸水を前記原子炉圧力容器内へ注入する場合、前記原子炉隔離時冷却系配管に設置される原子炉隔離時冷却系用ポンプのみを起動し、前記給水スパージャより前記シュラウドの外側へ冷却材を注入することを特徴とする沸騰水型原子炉。
  3. 請求項1に記載の沸騰水型原子炉において、
    前記制御装置は、前記ホウ酸水を前記原子炉圧力容器内へ注入する場合、前記原子炉隔離時冷却系配管に設置される原子炉隔離時冷却系用ポンプ、前記低圧炉心スプレイ系の配管に設置される低圧炉心スプレイポンプ及び前記低圧注水系の配管に設置される低圧注水ポンプ並びに前記高圧炉心スプレイ系の配管に設置される高圧ポンプを起動し、
    前記原子炉隔離時冷却系用ポンプから吐出される冷却材の流量が、前記低圧炉心スプレイポンプ及び前記低圧注水ポンプ並びに前記高圧ポンプから吐出される冷却材の総流量以上となるよう制御することを特徴とする沸騰水型原子炉。
  4. 請求項2に記載の沸騰水型原子炉において、
    前記ホウ酸水注入ノズルは、前記原子炉圧力容器の下鏡近傍に配され、ホウ酸水を貯留するホウ酸水タンクとホウ酸水供給用ポンプを介して接続されることを特徴とする沸騰水型原子炉。
  5. 請求項3に記載の沸騰水型原子炉において、
    前記ホウ酸水注入ノズルは、前記原子炉圧力容器の下鏡近傍に配され、ホウ酸水を貯留するホウ酸水タンクとホウ酸水供給用ポンプを介して接続されることを特徴とする沸騰水型原子炉。
  6. 請求項4に記載の沸騰水型原子炉において、
    前記給水スパージャは、環状の水管に複数の細孔を設けて形成され、前記シュラウドの上蓋より上方に配されると共に、前記給水スパージャの内径は前記シュラウドの外径よりも大であり、
    前記炉心スプレイ・スパージャは、環状の水管に複数の細孔を設けて形成され、前記炉心の上方であって前記シュラウドの上蓋の下方に配されることを特徴とする沸騰水型原子炉。
  7. 請求項5に記載の沸騰水型原子炉において、
    前記給水スパージャは、環状の水管に複数の細孔を設けて形成され、前記シュラウドの上蓋より上方に配されると共に、前記給水スパージャの内径は前記シュラウドの外径よりも大であり、
    前記炉心スプレイ・スパージャは、環状の水管に複数の細孔を設けて形成され、前記炉心の上方であって前記シュラウドの上蓋の下方に配されることを特徴とする沸騰水型原子炉。
  8. 請求項6に記載の沸騰水型原子炉において、
    前記原子炉隔離時冷却系配管の一端は、圧力抑制室内のサプレッションプールと連通され、前記原子炉隔離時冷却系配管の他端はT字型の接続管を介して前記給水スパージャに接続されることを特徴とする沸騰水型原子炉。
  9. 請求項7に記載の沸騰水型原子炉において、
    前記原子炉隔離時冷却系配管の一端は、圧力抑制室内のサプレッションプールと連通され、前記原子炉隔離時冷却系配管の他端はT字型の接続管を介して前記給水スパージャに接続されることを特徴とする沸騰水型原子炉。
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