JPS6124014A - 磁気記録媒体およびその製造方法 - Google Patents

磁気記録媒体およびその製造方法

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JPS6124014A
JPS6124014A JP14573084A JP14573084A JPS6124014A JP S6124014 A JPS6124014 A JP S6124014A JP 14573084 A JP14573084 A JP 14573084A JP 14573084 A JP14573084 A JP 14573084A JP S6124014 A JPS6124014 A JP S6124014A
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JP
Japan
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magnetic
radiation
recording medium
mirror surface
characteristic
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Pending
Application number
JP14573084A
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English (en)
Inventor
Atsutaka Yamaguchi
山口 温敬
Akira Kato
昭 加藤
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Maxell Ltd
Original Assignee
Hitachi Maxell Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 この発明は磁気記録媒体およびその製造方法に関し、さ
らに詳しくは放射線硬化型樹脂を磁性層の結合剤成分と
して含む磁気特性ないし電磁変換特性に優れた磁気記録
媒体およびその製造方法に関する。
〔背景技術〕
近年、磁気テープ等の磁気記録媒体においては記録、再
生時間をできるだけ長くするため薄手化が図られており
、このように薄手化が指向される磁気テープ等にあって
は、弾性率が高く、機械的強度が良好で、走行安定性に
優れ、かつ耐久性に優れると共に磁気特性ないし電磁変
換特性に優れたものが要求される。このため、近年、結
合剤成分として放射線硬化型樹脂を用いることが行われ
ており、この放射線硬化型樹脂を磁性粉末及びその他の
必要成分とともに混合分散して調製した磁  ゛性塗料
を基体上に塗布、乾燥した後、鏡面化処理を施し、次い
で、放射線を照射し、放射線硬化型樹脂を硬化させて磁
性層を形成する方法が提案されている。(特開昭57−
130231号公報)ところが、従来のこの種の磁気記
録媒体の製造方法では、鏡面化処理を施してから少なく
とも10秒以上の時間を経過した後、放射線を照射して
いるため、鏡面化処理により圧縮された比較的低分子量
の放射線硬化型樹脂を含む柔らかい磁性層が圧縮力の除
去により一部もとに戻り、そのままの状態で硬化される
ため、磁性粉末の充填性がいまひとつ良好でなく、磁気
特性ないし電磁変換特性が充分に向上されないという難
点がある。
〔発明の目的〕
この発明はかかる現状に鑑み、放射線硬化型樹脂を含む
磁性層の鏡面化処理を完了すると同時に、放射線を照射
して硬化させることにより、鏡面化処理の効果を充分に
発揮させ、磁性粉末の屍填性を向上させて、得られる磁
気記録媒体の残留磁束密度を2800C;より太き(し
、磁気特性ないし電磁変換特性を充分に向上させること
を目的としてなされたものである。
〔発明の概要〕
この発明は、結合剤成分として放射線硬化型樹脂を含む
磁性塗料を基体上に塗布、乾燥し、次いで、鏡面化処理
を完了すると同時に放射線を照射して、放射線硬化型樹
脂を硬化させ、磁性層の残留磁束密度を2800Gより
大きくしたことを特徴とするもので、鏡面化処理後、時
間を経過させることなく、直ちに放射線を照射して磁性
層を硬化させているため、鏡面化処理効果が充分に発揮
されて、磁性粉末の充填性が良好になり、磁性層の残留
磁束密度が2800Gを超える磁気特性ないし電磁変換
特性に優れた磁気記録媒体が得られる。
この発明−において、放射線の照射に、よる磁性層の硬
化は、鏡面化処理を施した後、0.1〜10秒間の範囲
内で直ちに時間を経過することな(行うのが好ましく、
鏡面化処理後、放射線を照射するまでに時間がかかりす
ぎると、鏡面化処理により一旦平滑化された磁性層が、
圧縮力の除去によりもとに戻るため、磁性粉末の充填性
が充分に良好にならず、良好な磁気特性ないし電磁変換
特性が得られない。
ここで、結合剤成分として使用される放射線硬化型樹脂
は、放射線重合性の二重結合を有する単量体ないしオリ
ゴマーで、これを含む磁性塗料を基体上に塗布、乾燥し
た後、金属製鏡面ロールに・接触させて鏡面化処理を行
い、鏡面化処理完了後、時間を経過させることなく直ち
に放射線を照射すると、一旦平滑化された磁性層が圧縮
力の除去によりもとに戻る前に硬化されるため、磁性粉
末の充填性が良好で表面平滑性に優れた磁性層が形成さ
れ、残留磁束密度が2800Gを超える磁気特性ないし
電磁変換特性に優れた磁気記録媒体が得られる。第1図
は、この鏡面化処理に使用されるスーパーカレンダーの
一実施例を示したもので、この第1図に示すように金属
製鏡面ロール1゜3.5と加圧用弾性ロール2.4を交
互に接触させて構成された5段スーパーカレンダーを用
い、各金属SaW面ロールの鏡面に前記の磁性塗料を塗
布、乾燥した基体6を接触させて鏡面化処理を行った後
、金属製鏡面ロール5に近接して配置された放射線加速
装置7から、時間を経過させることなく直ちに放射線を
照射すると、前記したように、一旦平滑化された磁性層
が圧縮力の除去によりもとに戻る前に硬化されるため、
磁性粉末の充填性が良好で表面平滑性に優れた磁性°層
が形成され、残留磁束密度が2800Gを超える磁気特
性ないし電磁変換特性に優れた磁気記録媒体が得られる
このような放射線硬化型樹脂としては、分子量が200
00未満で官能基数1〜2oのも゛のが好適なものとし
て使用され、たとえば、メタクリル酸メチル、アクリル
酸メチル、アクリル酸ブチル、アクリル酸、メタクリル
酸等のアクリル系モノマーあるいはこれらの混合物、ス
チレンと酢酸ビニルとアクリロニトリルとの混合物、2
−ヒドロキシエチルメタクリレートとジメチルアミノエ
チルメタクリレートとグリシジルメタクリレートとの混
合物、トリメチロールプロパントリメタクリレート、ジ
ペンタエリスリトールへキサアクリレート、ジペンタエ
リスリトールペンタアクリレート、ウレタンアクリルオ
リゴマー、エポキシアクリルオリゴマー、ポリエステル
アクリルオリゴマー、ポリブタジェンアクリルオリゴマ
ー、ポリアミドアクリルオリゴマー、ポリエーテルアク
リルオリゴマー、オリゴエステルアクリルオリゴマー、
スピロアセクールアクリルオリゴマーなどが好ましく使
用される。市販品の具体例としては、たとえば、新中村
化学工業社製TMPT、日本火薬社製DPHA、DPP
A、東亜合成社製M−6250、M−7100、M−8
130、M−1100、M−1200、チオコール社製
U−782、U−783、U−788、U−893、昭
和高分子社製5P4010、U−3000、E−400
0、セラニーズ社製3200.3500.3600.3
700、三洋化成社製UVU−512などが挙げられる
このような放射線硬化型樹脂は単独であるいは二種以上
混合したものを結合剤樹脂として使用し、放射線の照射
によって硬化させてもよいが、一般に結合剤樹脂として
使用される熱可塑性樹脂等と併用してもよく、併用され
る熱可塑性樹脂としては、塩化ビニル−酢酸ビニル系共
重合体、ポリビニルブチラール樹脂、繊維素系樹脂、ポ
リウレタン系樹脂、イソシアネート化合物等の従来一般
に使用されるものがいずれも好適なものとして併用され
る。このように熱可塑性樹脂等と併用する場合の配合割
合は重量比(放射線硬化型樹脂対熱可塑性樹脂)で2対
8〜8対2の範囲内となるようにするのが好ましく、放
射線硬化型樹脂が少なすぎると所期の効果が得られず、
多すぎると磁性粉末の分散性を充分に良好にできない。
放射線硬化型樹脂を重合硬化させるに際して使用される
放射線は、電子線などのβ線、および紫外線、X線など
のT線などがいずれも好適に使用され、紫外線を使用す
るときは照射による効果をより効率的にするため、増感
剤が同時に使用される。このような放射線の照射は加速
電圧150〜750KVの放射線を用い、吸収線量が3
〜15Mradとなるように照射するのが好まし′り、
吸収線量が少なすぎると放射線硬化型樹脂の架橋結合が
不充分となって良好な磁気記録媒体が得られない。
〔実施例〕
次に、この発明の実施例について説明する。
実施例1 α−1”e磁性粉末〔粒子径(長 日00重量部軸)0
.3μ、軸比8〕 エスレックA(接水化学工業社  90〃製、塩化ビニ
ル−酢酸ビニル 一ビニルアルコール共重合体> DPHA (日本火薬社製、ジペ 110〃ンタエリス
リトールヘキサア クリレートとジペンタエリス トールペンタアクリレートの 1対1の混合物) a−p’e2o:l粉末       25〃ブラツク
パールL(キャボット  30μ社製、カーボンブラッ
ク) ミリスチン酸           15〃ステアリン
酸−n−ブチル    8 〃シクロヘキサノン   
    500〃トルエン           50
0〃これらの組成物をボールミル中で50時間混合分散
して磁性塗料を調製し、この磁性塗料を厚さ11μのポ
リエステルベースフィルム上に塗布し、乾燥した。次い
で、第1図に示す5段スーパーカレンダーで鏡面化処理
を施し、磁性塗料を塗布、乾燥したポリエステルベース
フィルム6が最後の金属製鏡面ロール5を出た直後0.
3秒後に、放射線加速装置7を用いて、加速電圧165
KV、全照射線量10Mradで窒素雰囲気下にて放射
線を照射し、硬化した。しかる後、所定の巾に裁断して
磁気テープをつくった。
実施例2 実施例1における磁性塗料の組成において、エスレック
Aに代えて、UVU−513(三洋化成工業社製、ウレ
タンアクリレート)を130重量部使用し、DPHAの
使用量を110重量部から70重量部に変更した以外は
、実施例1と同様にして磁気テープをつくった。
比較例1 実施例1において、スーパーカレンダーによる鏡面化処
理後、10秒経過してから放射線を照射した以外は、実
施例1と同様にして磁気テープをつくった。
比較例2 実施例2において、スーパーカレンダーによる鏡面化処
理後、10秒経過してから放射線を照射した以外は、実
施例2と同様にして磁気テープをつくった。
各実施例および比較例で得られた磁気テープについて、
保磁力、残留磁束密度およびY信号出力を測定した。Y
信号出力は、記録電流を調節したVHSビデオデツキを
用いて測定し、それぞれ比較例1および2で得られた磁
気テープの測定値をOdBとしてそれとの差で表した。
下表はその結果である。
〔発明の効果〕
上表から明らかなように、この発明の製造方法で得られ
た磁気テープ(実施例1および2)は、従来の製造方法
で得られた磁気テープ(比較例1および2)に比し、い
ずれも残留磁束密度が2800G以上で大きく、またY
信号出力が高く、このことからこの発明によって得られ
る磁気記録媒体は、磁性粉末の充填性が良好で磁気特性
ないし電磁変換特性に優れていることがわかる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の放射線加速装置を備えた鏡面化処
理装置の一実施例の要部を示す概略側面図である。 1.3.5・・・金属製鏡面ロール、2.4・・・加圧
用弾性ロール、6・・・基体、7・・・放射線加速装置
特許出願人  日立マクセル株式会社 第1図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、結合剤成分として放射線硬化型樹脂を含む磁性塗料
    を基体上に塗布、乾燥して形成した磁性層を有する磁気
    記録媒体において、残留磁束密度が2800Gを超える
    ことを特徴とする磁気記録媒体 2、結合剤成分として放射線硬化型樹脂を含む磁性塗料
    を基体上に塗布、乾燥し、次いで、鏡面化処理を行い、
    鏡面化処理を完了すると同時に放射線を照射して、放射
    線硬化型樹脂を硬化させ、残留磁束密度が2800Gを
    超える磁性層を形成することを特徴とする磁気記録媒体
    の製造方法
JP14573084A 1984-07-12 1984-07-12 磁気記録媒体およびその製造方法 Pending JPS6124014A (ja)

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