JPH04192112A - 磁気記録媒体のバックコート層用組成物 - Google Patents

磁気記録媒体のバックコート層用組成物

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JPH04192112A
JPH04192112A JP32468090A JP32468090A JPH04192112A JP H04192112 A JPH04192112 A JP H04192112A JP 32468090 A JP32468090 A JP 32468090A JP 32468090 A JP32468090 A JP 32468090A JP H04192112 A JPH04192112 A JP H04192112A
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JP
Japan
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curing
composition
silane coupling
coupling agent
recording medium
Prior art date
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Pending
Application number
JP32468090A
Other languages
English (en)
Inventor
Takayuki Ideno
出野 隆之
Akira Horiguchi
晃 堀口
Isao Sasaki
功 佐々木
Kazuhiro Takeda
一弘 竹田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
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Publication date
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Publication of JPH04192112A publication Critical patent/JPH04192112A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は磁気テープ等の磁気記録媒体の支持体の表面に
バックコート層を形成するために塗布する組成物に関す
る。
(従来の技術) 従来の磁気テープは、ポリエステル等の透明な非磁性支
持体の一面側に磁性体の微粉をバインダ樹脂中に混練し
てなる磁性層を形成した構造になっている。このため静
電気を発生しやすく、静電気が発生すると磁性層にゴミ
等が付着し、これが原因でドロップアウトや走行性の低
下につながる。
このため、磁性層内にカーボンブラック等の導電性物質
を添加し、発生した静電気を逃すようにしている。また
、カーボンブラックを添加することでリーダテープとテ
ープの光透過率に差を生じさせ、これによりテープの終
端を検出するようにしている。
しかしながら、磁性層中にカーボンブラック等の非磁性
物を添加すると、磁性層の磁束密度が低下し、高密度記
録の阻害となるので、最近では非磁性支持体の一面側に
磁性層を形成し、また磁性層と反対側の非磁性支持体の
表面に静電気を逃すためのカーボンブラックを添加した
バックコーティング層を形成している。
ところでテープ走行時には、多数のガイドにバックコー
ティング層は接触するため、高耐久性が要求される。こ
のため、従来からパックコーティング層を形成するバイ
ンダ樹脂を加熱硬化せしめるようにしている。
(発明が解決しようとする課題) 上述したように従来にあっては、バックコーティング層
を形成するバインダ樹脂を加熱硬化きせて耐久性を高め
ているが、加熱硬化の方法は加熱時間を短縮するため、
支持体の一面側にバックコート層となる樹脂塗料を塗布
した後、支持体をロール状に巻き、この状態で加熱する
ようにしている。その結果、支持体表面の凹凸や異物が
バックコート層に転写される不利がある。
そこで、電子線や紫外線の照射によってバインダ樹脂を
硬化させる方法も考えられている。
しかしながら、電子線による硬化は装置が大掛りとなり
、また非磁性物の分散、バインダとの結合及び繰返し走
行における耐久性はない。
また、紫外線による硬化は酸素による硬化阻害を受け、
特にバックコート層が光を通しにくいため、硬化が十分
に進行しないという問題がある。
(課題を解決するための手段) 上記課題を解決すべく本発明は、磁気記録媒体の支持体
の一面側に形成されるバックコート層用組成物中にシラ
ンカップリング剤、紫外線硬化型反応基に必要に応じて
熱硬化性樹脂を含んだものとした。
ここで前記シランカップリング剤は分子量が100〜1
0000で分子中に紫外線硬化型二重結合を1以上有し
、且つ水との反応によりシロキサン結合を形成する加水
分解性アルコキシシランを有するものとし、その配合割
合は樹脂合計100に対し3〜50wt%とするのが好
ましい。
またシランカップリング剤中の紫外線硬化型二重結合と
してはビニル基、メタクリロイル基、アクリロイル基等
の不飽和二重結合、エポキシ基等が挙げられ、アルコキ
シシランとしてはメトキシシラン、エトキシシラン等が
挙げられる。そしてこのようなシランカップリング剤と
してはγ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン
、ビニルトリス(βメトキシエトキシ)シラン、ビニル
トリエトキシシラン、γ−グリシドキシプロビルトリメ
トキシシラン及びこれらの重合体等が挙げられる。
また紫外線硬化型樹脂としては、ビニル基、アリル基、
アクリロイル基、メタクリロイル基等の不飽和二重結合
、エポキシ基等を有する周知の各種紫外線硬化型樹脂が
挙げられるが、硬化性の点から不飽和ポリエステル系、
アクリレート系のラジカル重合型、ポリエンチオール系
のラジカル付加型或いはエポキシ樹脂等からなるカチオ
ン重合型等の使用が一般的であり、特に(メタ)アクリ
ロイル基を有するアクリレート系樹脂が一般的である。
具体的には、ウレタン(メタ)アクリレート、エポキシ
(メタ)アクリレート、ポリエステル(メタ)アクリレ
ート、ポリオール(メタ)アクリレート、ポリブタジェ
ン(メタ)アクリレート、メラミン(メタ)アクリレー
ト、ポリアセタール(メタ)アクリレート、シリコーン
(メタ)アクリレート、ポリアミド(メタ)アクリレー
ト、複素環含有(メタ)アクリレート等が挙げられる。
また必要に応じて添加する熱硬化性樹脂とじては、ポリ
ウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、塩化ビニル系共重合
体、セルロース系樹脂、エポキシ樹脂、ポリオレフィン
樹脂等を単独ないしは多官能イソシアネート等の反応物
を混合したものを用い、また熱硬化反応基の一部が紫外
線硬化型反応基に置換されているものでもよい。
また紫外線硬化を行なうには光重合開始剤を必要とする
が、本発明にあっては公知の光重合開始剤を用いること
ができる。
更にバックコート層の遮光性を調整するために添加する
公知の顔料やカーボンブラックの他に、A15Os、5
ift、CaCO5、Ti1t、Crton、ZnO等
のフィラーを適量混合してもよい。また他のフィラーで
もよい。尚、バックコート層の光透過率は1%未満だと
紫外線硬化が十分に進行しない部分が生じ、50%を超
えると遮光性が不十分となるので、1〜50%が好まし
い。
(作用) 紫外線の照射により紫外線硬化型樹脂及びシランカップ
リング剤の分子中の紫外線硬化型二重結合が架橋して一
段目の硬化がなされ、更にシランカップリング剤中の加
水分解性アルコキシシランと水との反応によりシロキサ
ン結合が形成され二段目の硬化がなされる。
(実施例) 以下に本発明の実施例及び比較例を具体的配合例を挙げ
て説明する。
[実施例1] トルエン          50重量部シクロへキサ
ノン      50重量部ニトロセルロース    
   5重量部ポリウレタン にツボランN2301)   5重量部カーボンブラッ
ク(粒系17μm)10重量部上記の組成物を混合分散
した後、下記の組成物を加えて更に混合分散し、バック
コート層用組成物を得た。
ポリエステルアクリレート (東亜合成−アロニックXM9050)    20重
量部γ−メタクリDキシプロピルトリメトキシシラン(
信越化学工業;KBM503)   10重量部光重合
開始剤 (日本チへ゛力゛イキ゛ー;イルカ゛キlア1907)
      3 重量部以上によって得られたバックコ
ート層用組成物をポリエステル等の非磁性支持体の表面
に厚みが1μmになるように塗布し、120Wの水銀灯
2灯にて支持体の両面を照射し、バックコート層用組成
物を硬化させた。
而る後、下記の組成物を混合分散せしめた後インシアネ
ート系硬化剤(日本ポリウレタン;コロネートL)を2
重量部加え、更に分散せしめた後、バックコート層を形
成した面と反対側の支持体表面にこの組成物を塗布し、
乾燥しないうちに配向処理によって針状の磁性粉を一定
方向に並べ、次いでカレンダ処理により磁性層表面を平
滑にするとともに55℃24時間かけて硬化せしめる。
そしてスリッタ工程等を経て目的の磁気記録媒体を得る
トルエン           25重量部メチルエチ
ルケトン      25重量部シクロへキサノン  
     10重量部磁性粉(BET値=35ピ/g)
   30重量部塩化ビニルアクリル共重合体 (日本ゼオン:MRllo)     3重量部ポリウ
レタンにフ本”57N2304)     3重量部C
r20a              1重量部A I
!o l              a重量部[実施
例2〕 前記実施例1のγーメタクリロキシプロピルトリメトキ
シシランの代りにビニルトリス(βメトキシエトキシ)
シランを用い、他の条件は実施例1と同一にして磁気記
録媒体を得た。
[実施例3コ 前記実施例1のバックコート層用組成物にイソシアネー
ト系硬化剤(日本ポリウレタン;コロネートL)を2重
量部加え、他の条件は実施例1と同一にして磁気記録媒
体を得た。
[比較例1] 前記実施例1のバックコート層用組成物にγーメタクリ
ロキシプロピルトリメトキシシランを添加せず、他の条
件は実施例1と同一にして磁気記録媒体を得た。
[比較例21 前記実施例3のバックコート層用組成物にγーメタクリ
ロキシプロピルトリメトキシシランを添加せず、他の条
件は実施例3と同一にして磁気記録媒体を得た。
[比較例3] 前記実施例3のバックコート層用組成物にγーメタクリ
ロキシプロピルトリメトキシシラン、ポリエステルアク
リレート及び光重合開始剤を添加せず、他の条件は実施
例3と同一にして磁気記録媒体を得た。
以上の実施例1〜3及び比較例1〜3の高温時μに1タ
ツク性、ドロップアウト、走行性及び走行時のバックコ
ート層の粉落ちについての実験結果を以下の[表]に示
す。
尚、高温時μKについては40℃で湿度60%の条件下
で測定し、走行性については40℃で湿度80%ジッタ
ーの条件下で測定し、粉落ちについては0℃で100回
繰返し走行後に測定した。
また、「表」中、Oは良好、△はやや劣る、×は劣るを
表わす。
(効果) 以上に説明及び[表]からも明らかなように本発明に係
るバックコート層用組成物は、紫外線による硬化の後、
シロキサン結合による後硬化を行なうため、表層が酸素
による硬化阻害を受けず、耐久性、高温時のμKに優れ
、タックの発生も無く、また紫外線が照射されにくい顔
料等の表面もシランカップリング剤にて結合しているた
め、走行時の粉落ち及び磁性面への汚れの転写が有効に
防止され、ドロップアウトが減少する。
また基本的には紫外線による硬化であるので、装置自体
が電子線を用いる場合に比べて簡略化でき、加熱による
硬化に比べ硬化時間も短くて済む。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 磁気記録媒体の支持体の一面側に形成されるバックコー
    ト層用組成物において、この組成物はシランカップリン
    グ剤と紫外線硬化型樹脂を含み、更に前記シランカップ
    リング剤は分子中に紫外線硬化型二重結合及び水との反
    応によりシロキサン結合を形成する加水分解性アルコキ
    シシランを含むことを特徴とする磁気記録媒体のバック
    コート層用組成物。
JP32468090A 1990-11-26 1990-11-26 磁気記録媒体のバックコート層用組成物 Pending JPH04192112A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0673737A1 (en) * 1994-03-25 1995-09-27 Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. Preparing release sheets
WO2018038217A1 (ja) * 2016-08-24 2018-03-01 日立化成株式会社 硬化性樹脂組成物
CN110741052A (zh) * 2017-06-13 2020-01-31 皇家飞利浦有限公司 涂料组合物、涂层和制品

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