JPS61237619A - 熱可塑性樹脂シ−トの成形方法及びその装置 - Google Patents

熱可塑性樹脂シ−トの成形方法及びその装置

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JPS61237619A
JPS61237619A JP60079186A JP7918685A JPS61237619A JP S61237619 A JPS61237619 A JP S61237619A JP 60079186 A JP60079186 A JP 60079186A JP 7918685 A JP7918685 A JP 7918685A JP S61237619 A JPS61237619 A JP S61237619A
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JP
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cooling drum
sheet
die
film
revolving
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JP60079186A
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Masahiro Hosoi
正広 細井
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Teijin Ltd
Original Assignee
Teijin Ltd
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    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C48/00Extrusion moulding, i.e. expressing the moulding material through a die or nozzle which imparts the desired form; Apparatus therefor
    • B29C48/25Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C48/88Thermal treatment of the stream of extruded material, e.g. cooling
    • B29C48/911Cooling
    • B29C48/9135Cooling of flat articles, e.g. using specially adapted supporting means
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は熱可塑性樹脂シートの成形方法及びその装置に
関し、更に詳しくは薄物シートを高い生産性とすぐれた
品質で製造する熱可塑性樹脂シートの成形方法及びその
装置に関する。
従来技術 熱可塑性樹脂フィルム特にポリエステルフィルムを製造
するには、熱可塑性樹脂を加熱溶融させスリット状のダ
イから押出した後直1゜ ちに所定の温度に制御された回転冷却ドラムの表面に接
触させ、次いで延伸配向させ、熱処理によって所望の特
性をもっ配向フィルムに成形するのが一般的である。
熱可塑性ポリエステルからなるフィルムは機緘的性質、
耐熱性、熱寸法安定性、耐薬品性及び耐候性などの性質
がすぐれ電気的性質も良好であり、このすぐれた物性を
利用して耐熱性が要求される電気絶縁材料や磁気記録媒
体用のベースフィルムなど種々の分野に広く利用されて
いる。特にポリエステルの薄いフィルムは、電気用コン
デンサーの誘電体材料として使用されているが、近年、
電子装置の小型化、軽量化に伴ない極めて薄いフィルム
からなる誘電体材料の開発が望まれている。
また、薄いポリエステルフィルム1jOA機tiプリン
ターの感熱転写用材料として使われつつある。このよう
な背景から厚み5μ程度以下の薄い二軸配向フィルJ−
を高能率で製造しうる製膜技術の開発が待望されている
。この薄いフィルムを製造し、ようとする場合、通常の
フィルム製造にはない新たな課題があり、特に生産性を
大幅に向上させて製造することは工業上極めて重要な課
題である。
従来技術としては実質的に未延伸のポリエステルシート
ラ高倍率で同時二軸延伸して1.5μ程度までの極めて
薄いフィルムなInすることが行なわれている。また、
比較的低い速度で厚手の未延伸シートを成形し、多段に
延伸したり、縦・横方向に遂次又は同時延伸しfCす、
或は同時二軸延伸と縦又は横方向多段延伸とを組合せた
りして極めて大きな延伸倍率に延伸し、極く薄いフィル
−hy製造する技術が提案されている。
同時二軸延伸法では、ポリエステルフィルムは遂次延伸
法エリも比較的高倍率まで延伸が可能であり、仮に未延
伸シートが厚くても薄いフィルムを製造しうるが、延伸
装置が複雑なこと、並びに設備上の制約のために製膜速
度を遂次二軸延伸法はどには上げられないという難点が
ある。
多段延伸に1って延伸倍率を高めようとする場合設備的
には極めて複雑なものとなplまた延伸操作が増えるだ
けフィルムが破断したりするトラブルの発生の確率が高
くなる。
このようなトラブルの発生はフィルムの厚みが薄くなる
程著しくなるといろ問題がある。
5am程度以下の薄いフィルムを比較的有利な二段延伸
法により工業的に製造する場合、延伸操作によるフィル
ムの切断頻度の上昇、製品ロールの巻取りなど問題があ
るけれども、とりわけ薄い未延伸シートを成形する工程
が種々の問題をかかえているため、高能率で生産性を大
幅に向上させることができないのが現状でおる。
未延伸シートを成形する場合、fi+に薄物シートを成
形する上での問題点として下記の点が上げられる。
1)溶融ポリエステルシートと回転冷却ドラム間の良好
な密着が行なわれにくくなり均一な幅、厚み、透明性を
もつ未延伸シートを得ることのできる条件の範囲が極め
て狭くtヒる。
2)ネックインによりシートの幅の収縮が着しく起こり
狭くなるため幅方向の歩留りが低下する1゜ 3)回転冷却ドラム表面がオリゴマー吟の低分子量物質
で汚れるため密着が不均一になリ、均一かつ透明なシー
トを得にぐくなる。
4)回転冷却ドラム表面に生ずる随伴気流のために溶融
シートの流線が振動し、密着線が変動して厚みの不均一
1幅の不均一を生じる。
5)ダイスリットから押出された溶融ポリエステルシー
トが回転冷却ドラム表面に接触する直前で特に溶融ポリ
エステルシートのエツジ部分でめくれ上がりが起こり、
幅方向に全体に捗って均一なシートを成形することが困
難となる。
6)特に薄物フィルム(二軸延伸フィルム厚みで約5μ
以下、二軸延伸前の未延伸シート厚みで約70μ以下)
を約70 m/−以上の高い冷却ドラム周速で成形しよ
うとする際には、ダイの先端(スリット部)と冷却ドラ
ム上の着地開始点の空間で溶融ポリエステルシートはほ
ぼ直線状となり、このため溶融ポリエステルシートは冷
却ドラムに接触しないシート面がダイリップの角でしご
かれる状態で吐出され、ダイリップのエツジに樹脂の分
解物が付着し、吐出される溶融ポリエステルシート面を
ひつかく結果シートの進行方向に平行な筋状の厚み斑を
生じたりフィルムの切断の原因となる。このような欠点
は運転時間経過とともに顕著になり、運転を中断してダ
イリップ部を清掃しなければならなくなり、運転の効率
を低下させる原因となる。
これらの問題点は薄いシートの生産速度を上げようとす
るときに著しく顕在化し、生産性を大幅に向−ヒさせる
ことが困難となっている。
このような従来技術の欠点を改良する試みが種々性なわ
れてきている。そして、溶融ポリエステルシートと回転
冷却ドラムとの密着力を向上させる技術として、例えば イ)空気流又はガス流による押し付は又は吸引する方法
(%公昭40−17907号公報、特公昭41−136
26号公報) 口)静電気的密着法(特公昭37−6142号公報) ・・)回転冷却ドラム表面に液体を塗布する方法(特開
昭52−65564号公報) 二)補助ロールにより押し付ける方法(特公昭4B−2
3546号公報) 及び、これらの技術を複合したいくつかの方法が公知で
ある。しかし、薄物フィルムの製造能率を向上するため
高速化しようとする場合いずれの方法も前述の欠点が重
大な問題点となってくる。
例えば、空気流又はガス流による押し付は又は吸引する
方法の場合、溶融ポリエステル樹脂シートの膜振動を抑
えることが極めて難しく、回転冷却ドラムの表面速度を
高々30rrv%程度までしか一ト昇させることができ
ない。
これ以上の速度ではシートの平坦性が失なわれ、厚みが
著しく不均一になる。また、回転冷却ドラム上でのシー
トの密着が強固に行なわれないため、冷却ドラムの表面
が極く短時間で低分子量物質で汚され、均一かつ透明な
シートを得ることができなくなるという欠点がある。
1だ、静電気的密着法、すなわち溶融重合体の表面に静
電荷を析出せしめると同時に移動し得る冷却体面を接地
させ、溶融重合体と移動し得る冷却体との間に異種の電
荷による電気的引力を生ぜしめて溶融重合体を冷却体表
面に密着せしめようとする方法の場合も、冷却体の表面
速度が49 m/wjrを越えると、冷却体表面と未延
伸シートとの間に空気の不規則な巻込みを生じて密着効
果が激減し、シートが凹凸を起こし、平滑なフィルムは
得られない。この静電密着法の改良のため熱可塑性ポリ
エステルにアルカリ金属又はアルカリ土類金属の化合物
を加えてその溶融電気抵抗を低下させ、シートに山折で
せる電荷の量を上昇させ密着力を向上させる方法が提案
されている。しかし、これらの方法は電気用コ/デ/サ
ー特性として重要な特性の1つであるCR値の温度特性
を劣化させてしまうという欠点がおる。また、溶融状態
から冷却同化直前の状態におるポリエステルでは電気抵
抗が低下しているが、上記物質の添加により更に絶縁耐
電圧が低下するため静電荷印加時にシートが絶縁破壊を
起こし易くなる。このような欠点のため薄いフィルムを
静電密着法により製造速度の向上を図るには限界がある
。アルカリ金属又はアルカリ土類金属の添加により厚み
約100μ以上の比較的厚いポリエステルの未延伸シー
トを冷却ドラム表面速度にして50i程度までスピード
アップができるけれども、厚み約100μ以下の薄い未
延伸シートをスピードアップして製造することは困難と
なる。このように静電気的な密着方法により薄膜(二軸
延伸フィルム厚みで約5μ以下、二軸延伸前の無延伸フ
ィルム厚みで約70μ以下)を高能率に製造するにはな
お未解決の問題がある。
更にまた、冷却ドラム表面に液体の薄膜を塗布して、こ
の上に溶融ポリエステルをダイより押出し冷却固化して
未延伸シートを製造する方法の場合は、密着が均一に行
なわれかつ冷却ドラム表面が低分子量物質で汚染される
ことがない等のすぐれた点はめるが、高速化しようとす
る場合、*融シートのネツクイ/が大きくなるため幅方
向の歩留りが低下して所望の生産性を得ることができな
くなる。
更に冷却ドラム表面に生ずる随伴気流が溶融シートの流
線を振動させ厚みの不均一2幅の不均一を生じる欠点が
ある。
このように、上記イ)0口)、ノ)、二)のどの方法に
おいても薄いポリエステルのシートを高速化して製造し
ようとすればなお未解決の問題がろる。
発明の目的 本発明者は、このような欠点を改善し、厚み約5μ以下
の二軸延伸フィルムを製造するのに極めて有用な薄い未
延伸フィルム特に厚み約70μ以下の未延伸フィルムを
高い生産性で製造する方法を開発すべく鋭意検討の結果
、ダイスリットよ抄押出された溶融樹脂シートの流線が
該シートの幅方向全体にわたって実質的に直線状となる
ようになし溶融樹脂がダイから押出されて回転冷却ドラ
ム表面に接触する間での空間における長さく溶融樹脂の
自由長)をできるだけ短縮すると共に、該押出ダイの端
部にフィルム耳部の調整板を設け、ダイと冷却ドラムと
の位置関係を特定の範囲内に選び、かつ冷却ドラム表面
に液体を塗布するならば高い生産速度で製膜してもシー
トの幅の減少を抑え、シートと冷却ドラムとの間に空気
が巻込まれるのを阻止し、均質なシートを得ることがで
きることを見出し。
更にこの方法に静電気的密着法を適用すれば更に高い“
生産速度でも製膜し得ることを見出し、本発明に到した
。従って1本発明の目的は、厚さ約5μ以下の二軸延伸
フィルムを製造するのに極めて有用な薄い未延伸フィル
ム特に厚さ約70μ以下の未延伸フィルムを高い品質で
かつ高い生産速度で製造する方法及びその装置を提供す
ることにある。
発明の構成 本発明のかかる目的は、本発明によれば。
1、 熱可塑性樹脂の溶融物を押出ダイから回転冷却ド
ラム表面上に押出し冷却固化させてシートを成形する方
法において、押出ダイの吐出口を回転冷却ドラムの中心
を通る垂線より回転方向側に位置させかつ回転方向側に
傾斜させ、しかも吐出口の両側端部にシート耳部の調整
板を設けて吐出直後の溶融物シートをその両側端が調整
板に接する状態で進行させ、その後溶融物シートを液体
の薄膜を塗布した回転冷却ドラムと接触させることを特
徴とする熱可塑性樹脂シートの成形方法、並びに 2、 熱可塑性樹脂の溶融物を押出ダイから回転冷却ド
ラム表面上に押出し冷却固化させてシートを成形する装
置であって、押出ダイの吐出口を回転冷却ドラムの中心
を通る垂線より回転方向側に位置させかつ回転方向側に
傾斜させ、しかも吐出口の両側端部にシート耳部の調整
板を設け、更に溶融物シートと接触する前の回転冷却ド
ラムの表面に液体の薄膜を塗布する手段を設けてなるこ
とを特徴とする熱可塑性樹脂シートの成形装置 によって達成される。
ここで、押出しダイの両側端部に設けるフィルム耳部の
調整板とは、ダイのリップ部の外側の両側端部に溶融ポ
リエステルの両端部が付着して流れるように設けたもの
であり、ダイリップから吐出された溶融シートの端部の
急激な幅収縮を抑えるためのものでるる。
また、冷却ドラムの中心を通る垂線に対して回転方向側
の位置とは、押出ダイの吐出口と回転冷却ドラムの中心
を結ぶ直線が回転冷却ドラムの中心を通る垂線に対して
回転方向側にずれるように位置させることを意味する。
このずれ角αは00〜45°に設定するのが望ましい。
また、押出ダイの吐出口の傾斜とは、押出ダイから押出
される溶融ポリエステルの押出方向と冷却ドラムの中心
を通る垂線のなす角度を意味し、この吐出口の傾斜度β
は45°〜85°の範囲が好適である。
以下図面により本発明を実施する装置及び該装置でポリ
エステルを成形する場合について詳細に説明する。この
図面は本発明の実施態様の一列を示すものである。
図面に示す方法ではダイ11から押出された溶融ポリエ
ステルフィルム14はその両側端部が耳部調整板30に
付着して流れ、空間での幅の収縮が急激に起こることな
く回転する冷却ドラム130表面に接触する。溶融状態
の樹脂シートは、回転冷却ドラム表面に塗布機21によ
って塗布された液膜22によって更に強固にロール表面
に密着し、冷却固化されたあと、引取ロール15を経て
次の工程へ送られる。この際にダイ11は押出された溶
融ボリエ名チルシート14の進行方向と同方向に、冷却
ドラム13の中心Oを通る垂線(点りに対して前方の位
置、すなわち図面において冷却ドラム13の中心0を通
る垂線に対して反時針方向(ドラムの回転方向)に位置
させ、かつ押出ダイ11の先端12から押出される溶融
ポリエステルの押出方向と無線とのなす角、即ち吐出口
傾斜角度(すなわち吐出角度)な傾斜させて設置する。
この際押出ダイ11から押出された溶融ポリエステルシ
ート14ijダイのスリットを横切る全幅方向において
直線に極めて近くなる。このような状態で回転冷却ドラ
ムに均一に接触するためシートの空間での振動が防止で
きる。この結果として厚み斑の少ない均一な未延伸シー
トを得ることができる。
本発明によれば溶融ポリエステルシートの幅の減少を抑
え、密着性をシート全幅にわたって均一にすると共に、
冷却ドラム表面への液体塗布により密着力が大幅に増大
するため、極めて均一な厚み透明性を治しかつ空気巻込
みなどによる表面欠点のない薄bフィルムを高能率で製
造しうる。
本発明の方法をより一層効果的に実施するには、押出ダ
イ】1を冷却ドラム13の中心を通る垂線に対して00
〜45’回転方向に位置させかつ押出ダイ11の吐出角
度を45°〜85゜に設定することが好ましい。また、
押出ダイの先端(吐出口)12と冷却ドラム13の表面
は可能な限り近接させることが好ましい。
この押出しダイの先端】2と冷却ドラムの中心0を結ぶ
直線が垂線となす角度α及び吐出角度βの最適な設定値
は、溶融ポリエステルシートの厚さ、粘度や冷却ドラム
の表面速度等によって異なるから目的に応じて適宜決定
しうるが、角度αが0°以下(溶融ポリエステルシート
14の進行方向と逆方向)になるか、吐出角度βが45
°以下になれば溶融ポリエステルシートの冷却ドラムへ
の密着効果及びエツジのめくれ上がりによp引き起こさ
れる膜振動の防止効果が落ちる。また、角度αが45’
より大きくなれば押出ダイ11より吐出される溶融ポリ
エステルシートは冷却ドラム表面で充分密着されず、冷
却同化が不充分となるために冷却ドラム表面上で滑るこ
とにふりシワやクルミを発生してシートを不均一化する
@吐出角度βが85°工p大きくなるとダイリップ先端
12から溶融シートが着地するまでの間隔が大となり、
空間の膜の振動が起こり易くなり成形シートが不均一化
する。
フィルム耳部調整板によりダイリップから吐出された溶
融シートはその端部が急激な幅の収縮を起こすことなく
冷却ドラムに着地する。該調整板はその1つの面を、樹
脂が付着して流れるようになし、その面がダイの下面と
直角ななすよさに設置する。l1lII板のダイ下面か
らの突出量1jlO〜20mmとするのが望ましい。ま
た溶融ポリエステルが付着して流れる面の幅は溶融ポリ
エステルの端部の流線がある程度ゆれても該端部が調整
板の面から離れない程度の大きさく好ましくFiis〜
25 mm ) ’に持たせる必要がある。また、溶融
樹脂がこの調整板の面に付着して流れる状態を保持する
ために耳部調整板の温度をダイより吐出される樹脂の温
度(約300 ’C) Lり低く、ポリエステル樹脂の
融点よりも高い温度に保つのが好ましい。
本発明の方法は、上述の説明によって明らかな様に、耳
部調整板のついた押出ダイ及び吐出角度ヲ特定の位置、
角度に設定することによって、高能率に厚&斑、シワ、
クルミのないかつ空気巻込みによる表面欠点のない優れ
た樹脂シートを製造しうるよ5にしたものである。そし
て本発明の装置はこの方法の実施を可能にするものであ
る。
本発明において用いる熱可盟性樹脂としては例えばポリ
エステル、ポリカーボネート。
ポリ了ミド、ポリオレフィン等を挙げることができるが
、特にポリエステル、ポリカーボネートを好ましく挙げ
ることができる。このポリエステルとしては、ポリエチ
レンテレフタレート、ポリトリメチレンテレフタレート
ポリテトラメチレンテレフタレート、ポリペンタメチレ
ンテレフタレート、ポリへキサメチレンテレフタレート
、ポリエチレン−2,6−ナフタレート、ポリテトラメ
チレン−2,6−ナフタレート、ポリへキサメチレン−
2,6−ナフタレート、ポリトリメチレン−2,6−ナ
フタレート、ポリペンタメチレン−2,6−ナツタL/
−)、4.4’−ジヒドロキシジフェニル−2,2−プ
ロパンのポリカーボネート等が好ましく用いられる。熱
可塑性ポリエステルは共重合物でも、2穐以上の熱可塑
性ポリエステルのブレンド物であってもよい。
本発明に用いる回転冷却ドラムは従来から用いられてい
る回転冷却ドラムで良く、例えば金属、プラスチックス
、ゴム等の材質を表面に有する冷却ドラムであって、更
にこれらの冷却ドラムはその内部を循環する液体又は気
体からなる冷媒によって強制的に冷却されるものであっ
て良い・ 21一 本発明に用いる冷却ドラムに塗布する液体ハ水、メチル
アルコール、エチルアルコール及びアセトンなどがよい
。水を用いる場合には一般に上水道に用いられる程度の
ものでよく、必要あれば少量の界面活性剤を含有させる
こともできる。また、水はメチルアルコール、エチルア
ルコール又はアセトンとの混合溶液として使用できる。
このように本発明で適用される液体は熱可塑性ポリエス
テルフィルムに実質的に不活性であり、かつ簡単にフィ
ルム表面から除去できるものでおることが好ましい。か
かる液体の塗布は従来から知られている塗布手段及び方
法を用いることができる。例えば塗布ロールを用りる方
法、スプレーする方法、バットを押付けて塗布する方法
、液体のガスを冷却ドラム表面に凝縮させる方法等を用
いることができる。また、静電気的密着手段及び方法と
しては、特公昭37−6142号公報記載の手段及び方
法を用いることができ、更にこの改良手段及び方法も用
いることができる。この静電気的密着手段は溶融樹脂シ
ートが回転冷却ドラムと接触する近傍でかつ回転冷却ド
ラムと対面する位置関係で設けると良い。例えば第2図
の静電荷電極40がこれに相当する。
発明の効果 本発明によれば、次に掲げる様な新規な効果が得られる
(11薄物未延伸シート(厚み約70μ以下の)製造に
おいて従来技術では達成できなかっり高速までシートの
品質上の問題がなく、回転冷却ドラムの表面速度を上げ
ることができる。それに引続く延伸によって二軸延伸薄
物フィルム(厚み約5#以下約0.5μ以上の)の大幅
な生産速度の向上が可能となる。
(2)  溶融樹脂特に溶融ポリエステルのダイ吐出直
後のエツジのめくれ上が9が防止できダイスリット全幅
にわたって溶融樹脂の流線が揃5結果、冷却ドラム面へ
のシートの着地点が幅方向で曲がることがなくなり膜振
動が防止できる。
(3)  ダイ先端(ダイスリット)と冷却ドラム表面
とを近接できるため溶融樹脂の空間での自由長が短縮で
き、冷却ドラム上に発生する随伴気流によって、溶融樹
脂シートが脈動することが極めて少なくなり高い生産速
度でも厚みの不均一化や空気の巻込入によるシート上の
表面欠点が発生しない。
(4)  ダイスリットのエツジ(角)部分で溶融樹脂
シートの表面がしごかれる状態が緩和されるためエツジ
に付着するポリマーの分解物による筋状の厚み斑の発生
をなくすことができる。また、溶融樹脂特に溶融ポリエ
ステル中に滑剤として添加されfC,r#IJ質による
ダイスリットのエツジ部の損耗が防止できるためダイ使
用時間の長寿命化を図ることができる。
(5)  生産速度(冷却ドラム表面速度)を高めてい
くに従って顕著になる溶融樹脂シートのネックインが抑
制されるため、生産速度を大幅に高めても幅方向の歩留
Vを低下させることがない。
(6)  液体を塗布した回転冷却ドラム表面に溶融樹
脂シートを押出し、冷却固化させる際に静電気的密着法
を適用すると液体を塗布し々い場合には密着が充分に起
こらないような低い電極の電圧電流でも密着を充分に行
なわせ均一かつ透明々無延伸シートを得ることができる
という薄物シートの製造において極めて有利な特徴があ
る。すなわち、静電気的密着法の場合、シートの成形速
度の上昇に従って溶融樹脂シートに印加される電荷の密
度を上げることが不可欠である。
比較的厚手の100μ程度以上の未延伸シートを成形す
る上では電極の電圧、電流を上げることによっておる程
度のスピードアップを図ることができる。しかしながら
、薄い未延伸シートを成形する場合にはシートを充分に
冷却ドラムに密着させようとすれば溶融樹脂特に溶融ポ
リエステルが絶縁破壊を起こし高速で成形することが極
めて困難となる。一方、本発明の条件下で静電気的密着
法を適用すると、薄いフィルムを成形する上で特に有利
な顕著な効果がある。
すなわち、静電気的密着法のみでi−を密着が充分性な
われる下限の条件言いかえればシートが凹凸の表面欠点
を生じはじめるようなゆるい条件(電極の電圧、電流)
で静電気力を働かせれば良好な密着が行なわれる。
この場合回転冷却ドラムの表面速度を大幅に上昇させて
も、静電密着性単独におけるような多l°の電荷を与λ
る必要はない。この結果溶融樹脂特に溶融ポリエステル
の絶縁破壊を起こすことなく薄いシートを高速で製造で
きる。
実施例 以下実施例により本発明を詳述する。
−26= 実施例1及び比較例1 極限粘度(0−クロロフェノールを溶媒トして25℃で
測定)が0.64でおるポリエチレンテレフタレートヲ
押出し機中で290℃に加熱溶融し、幅800鴎の押出
しダイから表面温度が25℃の回転冷却ドラム(直径8
00mm)上に押出して冷却固化させた。回転冷却ドラ
ム表面上には水の薄膜厚み7〃をロールコータ−21に
よって塗布した。この際、垂線上に通常の押出しダイを
垂直方向(吐出角度二〇°)に設置した従来方法の成形
装置または舘1図において押出ダイ11の角度αと吐出
角度βをそれぞれα;0°、β=60°に設定した本発
明方法の成形装置を用い、各々について回転冷却ドラム
13の表面速度を変更し、かつ溶融ポリエステルの押出
し量を調整し、て成形後の未延伸シートの厚みを70a
の一定に保ちつつ冷却ドラムの表面速度を40 m /
 sinから始まってl Om / mis毎に増速し
ていった。得られた未延伸シートの透明度、厚みの均一
性、空気の巻込み等を観察し、シートの成形性を評価し
た0 本発明方法によって得らt’tfc未延伸ポリエステル
シートは極めて均質で透明度にすぐれ、冷却ドラムの表
面速度を100 m / misまで増速した場合にも
膜振動や空気の巻込みによる表面欠点は発生しなかつf
to一方、従来方法の未延伸ポリエステルシートは回転
冷却ドラムの表面速度が80 m / sinをこえる
と膜振動を発生するようになり、かつシートの幅も減少
した。
実施例2及び比較例2 極限粘度が0.60でおるポリエチレン−2,6−ナフ
タレートを押出機中で295℃に加熱溶融し、幅400
 IIl+nの押出ダイから表面温度が40℃の回転冷
却ドラム(直径800 am )の上に押出し、冷却固
化させ友。回転冷却ドラムの表面には水の薄膜8μをa
−ルコータ−21により塗布した。この際垂線上に通常
の押出しダイを垂直方向(吐出角度;0°)に設置した
従来方式の成形装置及び第1図において押出ダイ110
角度αと吐出角度βをそれぞれα−30°。
β=45°に設定した本発明の成形装置を用い、各々に
ついて回転冷却ドラム130表面速度を変更しかつ溶融
ポリエステルの押出し量を調整して成形後の未延伸シー
トの厚みを20μの一定に保ちつつ回転冷却ドラムの表
面速度を40m / @ilから始まってI Q m 
/ ata毎に増速していった〇 得られた未延伸シートの透明度、厚みの均一性、空気の
巻込み等による表面欠点を観察しシートの成形性を評価
した。
本発明方法によって得られた未延伸ポリエステルシート
は極めて均質で透明度にすぐれ、冷却ドラムの表面速度
を100 m / misまで増速した場合にも膜振動
や空気の巻込みによる表面欠点は発生しなかった。一方
、従来方法の未延伸ポリエステルシートは冷却ドラムの
表面速度が80 m / misをこえると膜振動が発
生しかつシートの幅も減少した。
比較例3 フィルム耳部の調整板を取外す以外は実施例1と全く同
じ条件にてポリエステルシートを成形した。この場合ポ
リエステルの膜振動の発生やシートの幅の減少により冷
却ドラムの表面速度90m/組ゎまでしか増速できなか
った。
実施例3 極限粘度が0.60であるポリエチレン−2,6−ナフ
タレートを押出機中で295℃に加熱溶融し、幅400
 m++nのダイから表面温度が25℃の回転冷却ドラ
ム(直径800 mm )の上に押出し、冷却固化させ
た。回転冷却ドラムの表面には水の薄1!10μをロー
ルコータ−21によp塗布した。この際第1図において
押出ダイ11の角度αと吐出角度βをそれぞれσ=0′
、β=45゜に設定した本発明方法の成形装置を用いか
つ第2図に示すように静電荷を電極40から与えつつ冷
却ドラム130表面速度f 100 m / misに
固定し溶融ポリエステルの押出量を調整して成形後の未
延伸シートの厚みを徐々に薄くしながら膜振動の発生や
空気巻込みによる表面欠点が発生しはじめるシートの厚
みの限界を検討した。
かくして得られた未延伸シートFi 5μでおった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を実施する装置の例を示す概略側面図で
ある。第2図は本発明を実施する装置の1部拡大図であ
る。第3図は本発明を実施する押出しグイとそれに設置
されたフィルム耳部調整板とを示している。第3図の中
で点線で示されたものは耳部ail整板がな1時の溶融
シートの流線を示している。 邦10

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、熱可塑性樹脂の溶融物を押出ダイから回転冷却ドラ
    ム表面上に押出し冷却固化させてシートを成形する方法
    において、押出ダイの吐出口を回転冷却ドラムの中心を
    通る垂線より回転方向側に位置させかつ回転方向側に傾
    斜させ、しかも吐出口の両側端部にシート耳部の調整板
    を設けて吐出直後の溶融物シートをその両側端が調整板
    に接する状態で進行させその後溶融物シートを液体の薄
    膜を塗布した回転冷却ドラムと接触させることを特徴と
    する熱可塑性樹脂シートの成形方法。 2 溶融物シートが回転冷却ドラムと接触する近傍でか
    つ回転冷却ドラムと対面する位置関係で静電気的密着手
    段を設けて溶融物シートと回転冷却ドラムの密着性を高
    めることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の成形
    方法。 3、樹脂が熱可塑性ポリエステルであることを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項記載の成形方法。 4、熱可塑性樹脂の溶融物を押出ダイから回転冷却ドラ
    ム表面上に押出し冷却固化させてシートを成形する装置
    であつて、押出ダイの吐出口を回転冷却ドラムの中心を
    通る垂線より回転方向側に位置させかつ回転方向側に傾
    斜させ、しかも吐出口の両側端部にシート耳部の調整板
    を設け、更に溶融物シートと接触する前の回転冷却ドラ
    ムの表面に液体の薄膜を塗布する手段を設けてなること
    を特徴とする熱可塑性樹脂シートの成形装置。 5、溶融物シートが回転冷却ドラムと接触する近傍でか
    つ回転冷却ドラムと対面する位置関係で静電気的密着手
    段を設けてなることを特徴とする特許請求の範囲第4項
    記載の成形装置。
JP60079186A 1985-04-16 1985-04-16 熱可塑性樹脂シ−トの成形方法及びその装置 Pending JPS61237619A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4986746A (en) * 1988-08-11 1991-01-22 Diafoil Company, Limited Apparatus for preparing polymer film

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4986746A (en) * 1988-08-11 1991-01-22 Diafoil Company, Limited Apparatus for preparing polymer film

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