JPS6123719A - 連続焼鈍による耐フル−テイング性の優れた軟質表面処理用鋼板の製造方法 - Google Patents
連続焼鈍による耐フル−テイング性の優れた軟質表面処理用鋼板の製造方法Info
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- JPS6123719A JPS6123719A JP14069284A JP14069284A JPS6123719A JP S6123719 A JPS6123719 A JP S6123719A JP 14069284 A JP14069284 A JP 14069284A JP 14069284 A JP14069284 A JP 14069284A JP S6123719 A JPS6123719 A JP S6123719A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、連続焼鈍による耐フルーティング性のすぐれ
た軟質表面処理用鋼板の製造方法に関する0 (従来の技術) 製缶用素材として使用される軟質表面処理鋼板(ブリキ
、TFS)は通常、製缶メーカーにて、ブランク−塗装
・印刷−焼付工程を経て、成型加工される。この際、焼
付工程にて例えば180〜210℃で10分〜20分の
熱処理が施されるため、激しい時効現象を生ずる。この
時効処理を受けても、あらゆる成型加工(円筒加工、角
加工、7ランジ加工、捲線加工等)VC耐え、且つ、加
工後の表面に時効劣化忙伴うしわ、腰折(曲げ加工する
際に折線状に屈曲する現象でフルーティングと呼ばれる
)等が発生しないことが要求される。
た軟質表面処理用鋼板の製造方法に関する0 (従来の技術) 製缶用素材として使用される軟質表面処理鋼板(ブリキ
、TFS)は通常、製缶メーカーにて、ブランク−塗装
・印刷−焼付工程を経て、成型加工される。この際、焼
付工程にて例えば180〜210℃で10分〜20分の
熱処理が施されるため、激しい時効現象を生ずる。この
時効処理を受けても、あらゆる成型加工(円筒加工、角
加工、7ランジ加工、捲線加工等)VC耐え、且つ、加
工後の表面に時効劣化忙伴うしわ、腰折(曲げ加工する
際に折線状に屈曲する現象でフルーティングと呼ばれる
)等が発生しないことが要求される。
前記成形加工が施される軟質表面処理用鋼板例えばブリ
キ原板の従来における製造は、低炭素鋼の鋼片をA r
3点以上の温度で熱間圧延した熱延コイルを所定の板
厚に冷間圧延し、表面に伺着している圧延油、ゴミ等を
電清にて除去し、次に箱型焼鈍炉で再結晶温度以上に長
時間保定し、鋼中の固溶C9Nを完全析出させ、充分軟
質となった焼鈍コイルに、必要な機械的性質、表面粗度
等を付与するため、圧下率0.5〜15係の調質圧延を
施しブリキ用原板とする製造法が多く採用されている。
キ原板の従来における製造は、低炭素鋼の鋼片をA r
3点以上の温度で熱間圧延した熱延コイルを所定の板
厚に冷間圧延し、表面に伺着している圧延油、ゴミ等を
電清にて除去し、次に箱型焼鈍炉で再結晶温度以上に長
時間保定し、鋼中の固溶C9Nを完全析出させ、充分軟
質となった焼鈍コイルに、必要な機械的性質、表面粗度
等を付与するため、圧下率0.5〜15係の調質圧延を
施しブリキ用原板とする製造法が多く採用されている。
この製造法に供する鋼片は殆と連続鋳造されたAtキル
ド鋼が使用され、長時間焼鈍(通常点火〜保定〜脱炉迄
5〜8日間要す)により、得られる材質は極めて加工性
に優れフルーティングの発生もない良好なブリキ用原板
となっている。
ド鋼が使用され、長時間焼鈍(通常点火〜保定〜脱炉迄
5〜8日間要す)により、得られる材質は極めて加工性
に優れフルーティングの発生もない良好なブリキ用原板
となっている。
しかしながら、このような製造法では製造コストが高く
、低生産性等の管理上の問題に加えて、材質的にも前述
した如く、加工性には優れても、焼鈍コイル内の位置及
び巾方向で大きなバラツキが有シ均質性に欠ける為、製
缶加工時のトラブル発生、歩留低下を来たすことがある
。
、低生産性等の管理上の問題に加えて、材質的にも前述
した如く、加工性には優れても、焼鈍コイル内の位置及
び巾方向で大きなバラツキが有シ均質性に欠ける為、製
缶加工時のトラブル発生、歩留低下を来たすことがある
。
一方、連続焼鈍は高生産性で、材質のバラツキが小さく
均質性に優れるという特長を有するため、最近ではテン
パ一度T−3以下の軟質ブリキ原板の製造法が検討され
、種々提案され、一部では工業的に製造されている。
均質性に優れるという特長を有するため、最近ではテン
パ一度T−3以下の軟質ブリキ原板の製造法が検討され
、種々提案され、一部では工業的に製造されている。
連続焼鈍により例えばT〜3以下の軟質ブリキ原板を製
造するには、急速加熱、短時間均熱かっ急速冷却という
連続焼鈍の機能に基づく、結晶粒の微細化、固溶C2固
溶Nの増加という現象を解消する必要がある。
造するには、急速加熱、短時間均熱かっ急速冷却という
連続焼鈍の機能に基づく、結晶粒の微細化、固溶C2固
溶Nの増加という現象を解消する必要がある。
即ち、(1)結晶粒の成長促進、(2)固溶Nの低減、
(3)固溶Cの低減が必要である。
(3)固溶Cの低減が必要である。
(1)πついては、例えば特公昭55−48574号に
開示されているように熱間圧延において、仕上温度を7
00℃〜Ar3 変態点の低温として結晶粒を犬きくし
て軟質化を図り、連続焼鈍にょシ軟質な表面処理用鋼板
を製造することが提案されている。 ゛(2)につ
いては、前記特公昭55−48574号に記載されてい
る如く、 Atギルド鋼を累月とすることや特開昭5
8−197224号のように極低炭Atキルド鋼K N
bを含有させ、析出物と1.て固定させる方法がある。
開示されているように熱間圧延において、仕上温度を7
00℃〜Ar3 変態点の低温として結晶粒を犬きくし
て軟質化を図り、連続焼鈍にょシ軟質な表面処理用鋼板
を製造することが提案されている。 ゛(2)につ
いては、前記特公昭55−48574号に記載されてい
る如く、 Atギルド鋼を累月とすることや特開昭5
8−197224号のように極低炭Atキルド鋼K N
bを含有させ、析出物と1.て固定させる方法がある。
(3)については、前記のNb含有によりCも析出物と
して固定する方法や、前記特公昭55−48574号、
特開昭58−27932号に記載されているように連続
焼鈍で過時効処理を3oo〜500℃の温度で行い固溶
Cの低減が図られている。
して固定する方法や、前記特公昭55−48574号、
特開昭58−27932号に記載されているように連続
焼鈍で過時効処理を3oo〜500℃の温度で行い固溶
Cの低減が図られている。
これらKより、テンパーグレードとしては軟質材が連続
焼鈍を適用して得られているが、製缶メーカーに於ける
塗装・印刷・焼イづ処理後の成型加工時に発生する腰折
(フルーティング)の問題についてはいまだ十分に解決
されておらず、軟質材の連続焼鈍化を妨げている最大の
要因上なっている。
焼鈍を適用して得られているが、製缶メーカーに於ける
塗装・印刷・焼イづ処理後の成型加工時に発生する腰折
(フルーティング)の問題についてはいまだ十分に解決
されておらず、軟質材の連続焼鈍化を妨げている最大の
要因上なっている。
(発明が解決しようとする問題点)
本発明l−i′塗装、焼付処理の如く激しい時効処理を
受けても、その後の所定形状の成形時にフルーティング
が発生せず、かつ加工性にもすぐれた軟質表面処理用鋼
板を連続焼鈍にょ勺製造すること全目的とするものであ
る。
受けても、その後の所定形状の成形時にフルーティング
が発生せず、かつ加工性にもすぐれた軟質表面処理用鋼
板を連続焼鈍にょ勺製造すること全目的とするものであ
る。
(問題点を解決するための手段)
本発明は、本発明者らが種々実験検討した結果、Atキ
ルド鋼を素材として熱間圧延のままの熱延飯において、
固溶Nf:IOppm以下に低減し、Cはひも状あるい
は球状のセメンタイ)Fe3Cとして微細に分散析出さ
せ、結晶粒を粗粒化せしめると、軟質で耐フルーティン
グ性のすぐれた表面処理用鋼板が連続焼鈍を適用して製
造できることを知見した0 本発明は、この知見に基づいてなされたものでその要旨
は、C,Mn酸可溶At(以下5otAtという)N、
P、 S量を特定したA/−キルド鋼を、連続鋳造、
あるいは造塊一分塊圧延でスラブとし、次いでAr3点
以下に冷却し、該スラブを950〜11.00’CVc
再加熱して低温スラブ加熱を行い、熱間圧延における捲
取温度全620〜710℃とし、その後、冷間圧延し、
連続焼鈍してロール径470mm以下の小径ロールを用
いて圧下率15〜50%で調質圧死することを特徴とす
る連続焼鈍による耐フルーティング性のすぐれた軟質表
面処理用鋼板の製造法にある。
ルド鋼を素材として熱間圧延のままの熱延飯において、
固溶Nf:IOppm以下に低減し、Cはひも状あるい
は球状のセメンタイ)Fe3Cとして微細に分散析出さ
せ、結晶粒を粗粒化せしめると、軟質で耐フルーティン
グ性のすぐれた表面処理用鋼板が連続焼鈍を適用して製
造できることを知見した0 本発明は、この知見に基づいてなされたものでその要旨
は、C,Mn酸可溶At(以下5otAtという)N、
P、 S量を特定したA/−キルド鋼を、連続鋳造、
あるいは造塊一分塊圧延でスラブとし、次いでAr3点
以下に冷却し、該スラブを950〜11.00’CVc
再加熱して低温スラブ加熱を行い、熱間圧延における捲
取温度全620〜710℃とし、その後、冷間圧延し、
連続焼鈍してロール径470mm以下の小径ロールを用
いて圧下率15〜50%で調質圧死することを特徴とす
る連続焼鈍による耐フルーティング性のすぐれた軟質表
面処理用鋼板の製造法にある。
以下に本発明を詳細に述べる。
まず鋼成分について述べる。
C量は極低程一般的には軟質化するが、連続焼鈍の通板
時、熱間絞りが発生する為好ましくなく、又、製鋼コス
ト売高くなる。0015%未満の領域は、連続焼鈍時固
溶〔C〕が残存しやすくなるので、Cの下限に0.01
5%とした。一方、過多になると硬質化するので上限’
tO,08%以下とした。
時、熱間絞りが発生する為好ましくなく、又、製鋼コス
ト売高くなる。0015%未満の領域は、連続焼鈍時固
溶〔C〕が残存しやすくなるので、Cの下限に0.01
5%とした。一方、過多になると硬質化するので上限’
tO,08%以下とした。
Mnは、熱間脆性を防ぐために、010%以上含有させ
る必要があシ、一方その含有量が多くなると硬質となり
加工性が劣化するので040係以下とする。
る必要があシ、一方その含有量が多くなると硬質となり
加工性が劣化するので040係以下とする。
Atは、製鋼時の脱酸のだめに必要であるとともに、N
をAtNとして固定させるためV?:、5otAtとし
て0.020ql)以上含有させる。
をAtNとして固定させるためV?:、5otAtとし
て0.020ql)以上含有させる。
一方、その含有量が過多になると微細なA4Nが増加し
、結晶粒の成長を阻害し硬質化するので0.08矛以下
とする。
、結晶粒の成長を阻害し硬質化するので0.08矛以下
とする。
Nは、時効性の一因となシ鋼を硬質化する有害な成分で
あるが、前記A7と結合しA7Nとして微細でない大き
さにて析出すると、その害は除かれ結晶粒も成長すると
ともて、耐フルーティング性も改善される。このために
は0.0020%以上の含有が必要である。一方その含
有量が多くなるとAtNが増加し、かつ微細なAtNも
析出し、硬質化するので0.0060%以下とする。
あるが、前記A7と結合しA7Nとして微細でない大き
さにて析出すると、その害は除かれ結晶粒も成長すると
ともて、耐フルーティング性も改善される。このために
は0.0020%以上の含有が必要である。一方その含
有量が多くなるとAtNが増加し、かつ微細なAtNも
析出し、硬質化するので0.0060%以下とする。
本発明のA4 N量であると、後記するスラブの処理条
件と相まって、スラブに析出したAtNは大きさ1〜2
μと巨大で、再結晶後の粒成長を粗害しない。
件と相まって、スラブに析出したAtNは大きさ1〜2
μと巨大で、再結晶後の粒成長を粗害しない。
Pは、調音硬質化する成分であるので0.02%以下に
規制する。
規制する。
Sは、耐蝕性を劣化させる成分で、また熱間脆性を避け
る点からも002チ以下とする。
る点からも002チ以下とする。
次に製造条件について述べる。
前記成分からなるスラブは転炉などの製錬炉で溶製され
、連続鋳造または造塊一分塊圧延にょシ製造される。こ
のスラブkAr、点以下まで冷却し、次いで950〜1
100℃の温度に再加熱し、スラブ加熱する。スラブt
Ar1点以下まで冷却するのはktN ’r大きな形態
で析出させるためであり、また950℃以上1100℃
以下の温度域に再加熱するのは、析出したktNの再固
溶を防止するとともに結晶粒の成長を阻害しないA7N
の形態を維持するためである。捷た950℃未満では熱
間圧延に支障をきたすという問題もある。
、連続鋳造または造塊一分塊圧延にょシ製造される。こ
のスラブkAr、点以下まで冷却し、次いで950〜1
100℃の温度に再加熱し、スラブ加熱する。スラブt
Ar1点以下まで冷却するのはktN ’r大きな形態
で析出させるためであり、また950℃以上1100℃
以下の温度域に再加熱するのは、析出したktNの再固
溶を防止するとともに結晶粒の成長を阻害しないA7N
の形態を維持するためである。捷た950℃未満では熱
間圧延に支障をきたすという問題もある。
次いで、Ar3点以上の仕上温度で熱間圧延し、温度6
20〜710℃で捲取る。仕上温度f:Ar3点以上と
するのは成形性のためであシ、捲取温度の下限(i−6
20℃とするのは、スラブで残った固溶〔N量を析出さ
せる為と、粒成長を促進させ、粗粒化を図るためである
。又、710℃以上の高温になると、結晶粒はより粗粒
化するが、同時に、炭化物が凝集し、塊状化するため、
製品の耐食性、製缶加工性(4?ニフランジ加工)を著
しく劣化させるので好ましくない。
20〜710℃で捲取る。仕上温度f:Ar3点以上と
するのは成形性のためであシ、捲取温度の下限(i−6
20℃とするのは、スラブで残った固溶〔N量を析出さ
せる為と、粒成長を促進させ、粗粒化を図るためである
。又、710℃以上の高温になると、結晶粒はより粗粒
化するが、同時に、炭化物が凝集し、塊状化するため、
製品の耐食性、製缶加工性(4?ニフランジ加工)を著
しく劣化させるので好ましくない。
このスラブの加熱と熱間圧延によシ、熱延板の捷まにお
いて、NはAtNとして析出され、固溶Nは10 pp
m以下となる。またAtNの形態は太きく微細に析出し
ていないので結晶粒は成長が阻害されず粗粒化している
。Cはひも状、あるいは球状のセメンタイトとして均一
に分散している。
いて、NはAtNとして析出され、固溶Nは10 pp
m以下となる。またAtNの形態は太きく微細に析出し
ていないので結晶粒は成長が阻害されず粗粒化している
。Cはひも状、あるいは球状のセメンタイトとして均一
に分散している。
このよう圧して得られた熱延鋼板を脱スケールし、圧下
率80%以上で冷間圧延し、例えばブリキ用原板厚み0
45朋以下にする。次いで連続焼鈍する。その均熱温度
650〜710℃で300秒間以内保持した後、冷却速
度30℃〜800℃/ secで過時効処理温度域迄急
冷し、800℃〜500℃の温度にて過時効処理する。
率80%以上で冷間圧延し、例えばブリキ用原板厚み0
45朋以下にする。次いで連続焼鈍する。その均熱温度
650〜710℃で300秒間以内保持した後、冷却速
度30℃〜800℃/ secで過時効処理温度域迄急
冷し、800℃〜500℃の温度にて過時効処理する。
均熱温度を650〜710℃とするのは、再結晶させ次
いで粒成長を図シ、加工性を高めるためである。また上
限を710℃としているのは炭化物が凝集し塊状化して
耐食性、加工性および耐フルーティング性を著しく劣化
させるためである□保持時間を800秒間以内とするの
は粒成長のためであシ、前記均熱温度では300秒を超
えて保持しても粒成長は殆ど変らず、生産性を低下させ
るだけである。
いで粒成長を図シ、加工性を高めるためである。また上
限を710℃としているのは炭化物が凝集し塊状化して
耐食性、加工性および耐フルーティング性を著しく劣化
させるためである□保持時間を800秒間以内とするの
は粒成長のためであシ、前記均熱温度では300秒を超
えて保持しても粒成長は殆ど変らず、生産性を低下させ
るだけである。
過時効処理は低温になると、固溶Cの析出に長時間を要
するので下限300℃とする、又、高温にな。
するので下限300℃とする、又、高温にな。
ると、平衡的に固溶されるC量が多いので上限を500
℃とし、過時効処理時間は任意である。
℃とし、過時効処理時間は任意である。
連続焼鈍の後は、調質圧延する。ロール径470諭以下
のロールにて圧下率15〜50チで行う。
のロールにて圧下率15〜50チで行う。
ロール径を規定するのは、通常の常温での時効と違って
約180〜210℃で20分にも及び厳しい時効を受け
ても可動転位を7トす、ジス中に確保し、耐フルーティ
ング性を改善するためである。この作用効果を奏するに
は470順以下のロール径とする。
約180〜210℃で20分にも及び厳しい時効を受け
ても可動転位を7トす、ジス中に確保し、耐フルーティ
ング性を改善するためである。この作用効果を奏するに
は470順以下のロール径とする。
圧下率は低いとフルーティングが発生するので下限を1
5%とする。一方、高くなると硬化し加工性が劣化する
ので上限を5.0%とする。
5%とする。一方、高くなると硬化し加工性が劣化する
ので上限を5.0%とする。
(実施例)
次に実施例を示す。
第1表に示すサンプルを、同表に示す製造条件で処、理
し、ブリキ原板を製造した。
し、ブリキ原板を製造した。
次いで、硬さ、およびフルーティング性の発生状況全調
査し、その結果も同表に示した。
査し、その結果も同表に示した。
なおフルーティングの試験は次のようにして行った。
(フルーティング試験法)
O試験片=3インチ(圧延方向の長さ)×5インチ(巾
方向の長さ) 0試験方法:3本の40mmφ径の円筒【コーラ−RK
て第1図の通シ試験片Tを円筒 状に曲げる。試験片湾曲部の腰折 状態を肉眼及び触感で観察し評価 する。
方向の長さ) 0試験方法:3本の40mmφ径の円筒【コーラ−RK
て第1図の通シ試験片Tを円筒 状に曲げる。試験片湾曲部の腰折 状態を肉眼及び触感で観察し評価 する。
0評点基準:
この結果からも明らかなように、本発明によるトフルー
ティングの発生がなく、耐フルーティング性がすぐれた
表面処理用鋼板が製造される。
ティングの発生がなく、耐フルーティング性がすぐれた
表面処理用鋼板が製造される。
(発明の効果)
以上の如く本発明は連続焼鈍法によって軟質材全製造す
るに当って大きな問題となっているところの塗装、焼付
処理後の成形加工時に発生するフルーティングを有利に
解決すると共に加工性にもすぐれた鋼板の製造法であっ
て、その工業的価値は極めて大きい。
るに当って大きな問題となっているところの塗装、焼付
処理後の成形加工時に発生するフルーティングを有利に
解決すると共に加工性にもすぐれた鋼板の製造法であっ
て、その工業的価値は極めて大きい。
第1図・・・フルーティング試験法を示す回出 願 人
新日本製鐵株式会社 第1図 手続補正書(自発) 昭和60年4月4日 昭和59年特許願第140692号 2 発明の名称 連続焼鈍による耐フルーティング性の優れた軟質表面処
理用鋼板の製造方法。 3 補正をする者 事件との関係 特許出願人 住 所 東京都千代田区大手町2丁目6番3号4代
理人〒108 置 241−0441住 所 東京
都中央区日本橋本町1丁目14番2号5、 補正命令の
日付 自発補正 6 補正の対象 特許請求の範囲 置方係で c:o、o15〜0.08% Mn :o、 1(1−0,40% 酸可溶Az:0.020〜0080チ N :0.0020〜0.0060% P:0.02係以下 S:0.02%以下 を含むAlキルド鋼を連続鋳造、あるいは造塊一分塊圧
延でスラブとし、該スラブをA、rI点以下までしたの
ち、950〜1100℃に再加熱してスラ熱を行い、次
いで仕上温度をAr3点以上、捲取温度を620〜71
0℃にて熱間圧延し、冷間圧延後、均熱温度650〜7
10℃にlO〜aOO秒保持し、速度30〜b −一]〜500℃で過時効処理する連続焼鈍を行い、次
いでロール径470 mm以下の小径ロールにて圧下率
1.5〜5.0チ調質圧延することを特徴とする連続に
よる耐フルーティング性の優れた軟質表面用鋼板の製造
方法。
新日本製鐵株式会社 第1図 手続補正書(自発) 昭和60年4月4日 昭和59年特許願第140692号 2 発明の名称 連続焼鈍による耐フルーティング性の優れた軟質表面処
理用鋼板の製造方法。 3 補正をする者 事件との関係 特許出願人 住 所 東京都千代田区大手町2丁目6番3号4代
理人〒108 置 241−0441住 所 東京
都中央区日本橋本町1丁目14番2号5、 補正命令の
日付 自発補正 6 補正の対象 特許請求の範囲 置方係で c:o、o15〜0.08% Mn :o、 1(1−0,40% 酸可溶Az:0.020〜0080チ N :0.0020〜0.0060% P:0.02係以下 S:0.02%以下 を含むAlキルド鋼を連続鋳造、あるいは造塊一分塊圧
延でスラブとし、該スラブをA、rI点以下までしたの
ち、950〜1100℃に再加熱してスラ熱を行い、次
いで仕上温度をAr3点以上、捲取温度を620〜71
0℃にて熱間圧延し、冷間圧延後、均熱温度650〜7
10℃にlO〜aOO秒保持し、速度30〜b −一]〜500℃で過時効処理する連続焼鈍を行い、次
いでロール径470 mm以下の小径ロールにて圧下率
1.5〜5.0チ調質圧延することを特徴とする連続に
よる耐フルーティング性の優れた軟質表面用鋼板の製造
方法。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 重量%で C:0.015〜0.08% Mn:0.10〜0.40% 酸可溶Al:0.020〜0.080% N:0.0020〜0.0060% P:0.02%以下 S:0.02%以下 を含むAlキルド鋼を連続鋳造、あるいは造塊一分塊圧
延でスラブとし、該スラブをAr_1点以下まで冷却し
たのち、950〜1100℃に再加熱してスラブ加熱を
行い、次いで仕上温度をAr_3点以上、捲取温度を6
20〜710℃にて熱間圧延し、冷間圧延後、均熱温度
650〜710℃に10〜300秒保持し、冷却速度3
0〜300℃/秒で500℃以下に冷却し、300〜5
00℃で過時効処理する連続焼鈍を行ない、次いでロー
ル径470mmの小径ロールにて圧下率1.5〜5.0
%調質圧延することを特徴とする連続焼鈍による耐フル
ーティング性の優れた軟質表面処理用鋼板の製造方法。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14069284A JPS6123719A (ja) | 1984-07-09 | 1984-07-09 | 連続焼鈍による耐フル−テイング性の優れた軟質表面処理用鋼板の製造方法 |
US06/752,083 US4698102A (en) | 1984-07-09 | 1985-07-03 | Process for producing, by continuous annealing, soft blackplate for surface treatment |
DE8585304890T DE3580876D1 (de) | 1984-07-09 | 1985-07-09 | Verfahren zur herstellung von weichem schwarzblech mittels durchlaufgluehen zum zwecke der oberflaechenbehandlung. |
CA000486538A CA1240593A (en) | 1984-07-09 | 1985-07-09 | Process for producing, by continuous annealing, soft blackplate for surface treatment |
EP85304890A EP0171197B1 (en) | 1984-07-09 | 1985-07-09 | Process for producing, by continuous annealing, soft blackplate for surface treatment |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14069284A JPS6123719A (ja) | 1984-07-09 | 1984-07-09 | 連続焼鈍による耐フル−テイング性の優れた軟質表面処理用鋼板の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6123719A true JPS6123719A (ja) | 1986-02-01 |
JPS6354048B2 JPS6354048B2 (ja) | 1988-10-26 |
Family
ID=15274533
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14069284A Granted JPS6123719A (ja) | 1984-07-09 | 1984-07-09 | 連続焼鈍による耐フル−テイング性の優れた軟質表面処理用鋼板の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6123719A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61291922A (ja) * | 1985-06-20 | 1986-12-22 | Nippon Steel Corp | 連続焼鈍による軟質表面処理原板の製造法 |
JPS63134645A (ja) * | 1986-11-26 | 1988-06-07 | Nippon Steel Corp | 伸びフランジ成形性の優れたdi缶用鋼板 |
JP2007197742A (ja) * | 2006-01-24 | 2007-08-09 | Nippon Steel Corp | 溶接缶用冷延鋼板およびその製造方法 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS568891A (en) * | 1979-07-02 | 1981-01-29 | Tanaka Precious Metal Ind | Repairing material for disconnected circuit foil on printed circuit board |
JPS6043431A (ja) * | 1983-08-19 | 1985-03-08 | Nippon Steel Corp | 連続焼鈍による耐フル−チイング性のすぐれた軟質表面処理用鋼板の製造法 |
-
1984
- 1984-07-09 JP JP14069284A patent/JPS6123719A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS568891A (en) * | 1979-07-02 | 1981-01-29 | Tanaka Precious Metal Ind | Repairing material for disconnected circuit foil on printed circuit board |
JPS6043431A (ja) * | 1983-08-19 | 1985-03-08 | Nippon Steel Corp | 連続焼鈍による耐フル−チイング性のすぐれた軟質表面処理用鋼板の製造法 |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS61291922A (ja) * | 1985-06-20 | 1986-12-22 | Nippon Steel Corp | 連続焼鈍による軟質表面処理原板の製造法 |
JPH0210854B2 (ja) * | 1985-06-20 | 1990-03-09 | Nippon Steel Corp | |
JPS63134645A (ja) * | 1986-11-26 | 1988-06-07 | Nippon Steel Corp | 伸びフランジ成形性の優れたdi缶用鋼板 |
JP2007197742A (ja) * | 2006-01-24 | 2007-08-09 | Nippon Steel Corp | 溶接缶用冷延鋼板およびその製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6354048B2 (ja) | 1988-10-26 |
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