JPS61236849A - 良好な透光性及びメツキ性を有する耐衝撃性熱可塑性樹脂組成物 - Google Patents

良好な透光性及びメツキ性を有する耐衝撃性熱可塑性樹脂組成物

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JPS61236849A
JPS61236849A JP7855285A JP7855285A JPS61236849A JP S61236849 A JPS61236849 A JP S61236849A JP 7855285 A JP7855285 A JP 7855285A JP 7855285 A JP7855285 A JP 7855285A JP S61236849 A JPS61236849 A JP S61236849A
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山本 直己
Koji Ichinose
一瀬 晃二
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、透光性に優れかつメッキ可能な新規な耐衝撃
性熱可塑性樹脂組成物に関する。
近年、オーディオ部品、自動車フロントパネル等の分野
で、機能の作動状態をより明確に確認できるように、文
字や図形をLEDランプ等を使用して内側から照らし出
す表示方法を用いたスイッチ類が採用されている。この
ような材料にはデザインの自由度の点から熱可塑性樹脂
を用いることが好ましいが、透光性に加え金属感を出す
目的でメッキを施すことが不可欠である。
従来このような製品には透光性を有するポリスチレン等
とメッキ性の優れたABS樹脂等の二重成形品が使用さ
れていたが、このものは特殊な金型を必要とするため多
様化されたデザインに対応することができず、成形操作
が煩雑であり、さらにポリスチレンとABS樹脂の境界
面で脂はメッキ性に優れているものの、透光性が劣って
いる。従ってこれらの問題を一挙に解決できる透光性に
優れかつメッキ可能な耐衝撃性熱可塑性樹脂の出現が望
まれていた。
同3029225号明細書及び特公昭35−4889号
公報参照)。しかしこれらの樹脂は、ゴムとマトリック
ス樹脂の屈折率を一致させる目的でMMAモノマーが使
用されており、メッキ性が劣っているので前記の用途に
は使用できない。
従って本発明の目的は、透光性に優れかつメッキ可能な
耐衝撃性熱可塑性樹脂組成物を提供することにある。
本発明者らは、使用するゴムの粒径ならびに架橋構造さ
らにはグラフト重合条件について詳細に検討した結果、
これらが特定の範囲にある場合に透光性ならびにメッキ
性の優れた耐衝撃性熱可塑性樹脂が得られることを見い
出して、本発明を完成した。
本発明は、1.3−ブタジエン50〜100重量%及び
スチレン0〜50重量%から得られるゲル含量60%以
上でかつ0.04〜0.1μの平均粒径な有する合成ゴ
ム(A)ラテックス15〜65重量部(固形分として)
に対し、芳香族ビニル七ツマー60〜90重量%及びシ
アン化ヒニルモノマー10〜40重量%からなるグラフ
ト重合用モノマー混合物(B)を35〜85重量部〔G
A)と(B)の合計量は100重量部〕をグラフト重合
させて得られる20〜80%のグラフト率(合成ゴムに
対しての)を有するグラフト共重合体(I)と、芳香族
ビニルモノマー60〜90重量%及びシアン化ビニル七
ツマー10〜4o重i%から得られる共重合体(n)と
が、全組成物中の合成ゴム(A)が5〜60重量%とな
るように配合されている、良好な透光性及びメッキ性を
有する耐衝撃性熱可塑性樹脂組成物である。
本発明において、合成ゴム(A)のゲル含量及びグラフ
ト共重合体(1)のグラフト率は、次のように定義され
る。
ゲル含量: 凝集し乾燥したゴムを一定量秤取しくwo) 、50倍
量のトルエン中で60℃で48時間放置する。トルエン
不溶の凝集ゴムを分別し、これを乾燥し、秤量する(w
l)。ゲル含量は下記の式で示される。
O グラフト率: 凝集し乾燥したグラフトゴムを一定量秤取しくWo)、
50倍量のアセトン中で60℃で2時間還流する。遠心
分離によりアセトン不溶のクラフトゴムを分別し、これ
を乾燥し、秤量する(Wl)。
クラフトゴム中の合成ゴム(A)の含量をA%とすると
、グラフト率は次式により算出される。
本発明における合成ゴム(A)は、1,3−ブタジエン
50〜100重量%及びスチレン0〜50重量%から構
成されるものであり、60%以上のゲル含量ならびに0
.04〜0.1μの平均粒子を有する。こ・れらの合成
ゴムは、通常は公知の乳化重合により製造することがで
きる。その粒径が0.1μを超えると透光性が著しく低
下し、また粒径が0.04μ未満になると衝撃強度が低
下するので好ましくない。さらにゲル含量が60%未満
であると成形時にゴムの変形が生じやすく、表面光沢が
悪化する。
グラフト重合において、合成ゴム(A) 15〜65重
量部、好ましくは30〜60重量部に対してグラフト重
合用モノマー混合物(Blは35〜85重量部、好まし
くは40〜70重量部の量で使用される。
合成ゴム(A)が15重量部未満であると生産性に乏し
く実用的でなく、また65重量部を超えると、グラフト
共重合体(I)を芳香族ビニル七ノマーーシアン化とニ
ルモノマー共重合体(II)と溶融混合して得られる樹
脂組成物中で、グラフト共重合透光性、メッキ特性が低
下するおそれがある。
グラフト重合用モノマー混合物(B)は芳香族ビニルモ
ノマー及ヒメシアン化ビニルモノマーの芳香族ビニルモ
ノマーとしては、例えばスチレン、α−メチルスチレン
、アルキル核置換スチレン等が挙げられ、スチレンが好
ましい。またシアン化ビニルモノマーとしては、例えば
アクリロニトリル、メタクリロニトリル等が挙げられ、
アクリロニトリルが好ましい。シアン化ビニルモノマー
が40重量%を超える混合比でグラフト重合を行うと、
グラフト共重合の際にシアン化ビニル単独重合体が生成
し、得られる組成物の着色の原因となり、またシアン化
ビニルモノマーが10重量%未満の混合比でグラフト重
合を行うと、得られる組成物のメッキ特性が低下するた
め好ましくない。
この乳化グラフト重合に際しては、通常は公知の乳化剤
、開始剤及び連鎖移動剤が使用される。なおグラフト重
合用モノマー混合物CB)はゴムラテックス中に一度に
加えてもよ(、分割添加又は連続添加を行うこともでき
る。乳化剤、開始剤、連鎖移動剤等の種類、添加量なら
びにモノマーの添加方法については、得られるグラフト
共重合体(I)のグラフト率が20〜80%となるよう
に選ばれる。グラフト率が20%未満であると、グラフ
ト共重合体(I)を芳香族ビニルモノマー−シアン化ビ
ニルモノマー共重合体(■)と溶融混合する際にゴム粒
子の凝集が生じやすく、粒径が0.1μ以上の凝集ゴム
が生成し、表面外観、透光性、メッキ特性が著しく低下
し、またグラフト率が80%を超えると衝撃強度が低下
する。従ってグラフト共重合体(I)のグラフト率を2
0〜80%の範囲に制御することが必要である。
芳香族ビニルモノマー−シアン化ビニルモノある。芳香
族ビニルモノマーとしては、例えばスチレン、α−メチ
ルスチレン、アルキル核置換スチレンが挙げられ、スチ
レンが好まし5、。
好ましい。グラフト重合用モノマー混合物の場合と同i
に、シアン化ビニルモノマーの量カ40重量%を超える
と着色しやすく、20重量%未満ではメッキ性が低下す
るため好ましくない。
この芳香族ビニルモノマー−シアン化ビニルモノマー共
重合体(II)の重合方法は特に限定されるものではな
く、公知の塊状重合法、懸濁重合法又は乳化重合法が用
いられる。
こうして得られたグラフト共重合体(I)と芳香族ビニ
ルモノマー−シアン化ビニルモノマー共重合体(TI)
とを、合成ゴムFA)が全組成物中で5〜30重量%に
なるように配合することにより、透光性に優れかつメッ
キ性にも優れた本発明の耐衝撃性熱可塑性樹脂組成物が
得られる。この樹脂組成物中の合成ゴム(A)の含有量
が5重量%未満になると、メッキ性が低下し耐衝撃性も
低いため実用的価値はなく、60重量%を越えると透光
性及びメッキ性が低下し、流動性及び加工性も悪化す゛
るので好ましくない。グラフト共重合体(I)は単独で
、あるいはゴムのゲル含量及び粒径、グラフト用モノマ
ーの種類及び量、グラフト率等が前記の特定の範囲内に
ある2種以上のグラフト共重合体CI)の混合物として
使用することができる。芳香族ビニルモノマー−シアン
化ビニルモノマー共重合体(II)も2種以上併用して
もよい。
グラフト共重合体(I)と芳香族ビニルモノマー−シア
ン化ビニルモノマー共重合体(II)とを配合するには
、共重合体(Illが乳化重合により製造される場合は
両者をエマルジョンの状態で配合することが可能である
。そのほか両者を粉体として、あるいは粉体とビーズ、
ペレット等との組み合わせにより、ヘンシェルミキサー
、押出機、バンバリーミキサ−、加熱ロール等の各種機
器を使用して混線配合することもできる。
本発明の樹脂組成物には、必要により抗酸化剤、滑剤、
充填剤等の普通の助剤を添加スルことができる。
本発明の熱可塑性樹脂組成物は従来公知の熱可塑性樹脂
組成物と比較して、特に次の利点により優れている。
(1)  従来の透明ABS樹脂では良好なメッキ性が
得られないのに対し、通常のABS樹脂と同等の優れた
メッキ性を保持しながら大幅に向上した透光性を有する
(2)  金属感を有する光表示スイッチ類の成形に従
来用いられるポリスチレンとABS樹脂の二重成形品の
場合は、成形金型が複雑で成形操作も煩雑なため成形加
工価格が高く、デザインの多様化に対応できなかったの
に対し、成形加工価格を低減でき、デザインの多様化に
も対応できる。
下記実施例中の部及び%はそれぞれ重量部及び重量%を
意味ニする。衝撃強度はASTM D−256。
により、光学特性はASTM D−I G 03−61
に準じ板厚1.5nの試料について日本精密光学製の積
分球式ヘーズメーターを用いて測定した。成形外、観及
びメッキ特性は下記の方法によりそれぞれ測定した。
成形外観: 5オンススクリユ一型射出成形機を用い、シリンダ一温
度250℃、金型温度60℃の条件で板厚31n11L
の平板を成形し、色調、光沢、フィンシュアイを観察し
た。
メッキ特性: 成形外観判定用平板試片を用い、膜厚約65μの電気銅
メッキを施したのち、表面外観を観察し、メッキ膜を6
0朋/分の速度で直角方向に剥離することにより密着強
度を測定した。
実施例1 合成ゴム(A−1)の合成 1.3−ブタジエン        75部スチレン 
           25部1.6−プチレンジメタ
クリレート0.5部オレイン酸カリウム       
 1.0部不均化ロジン酸カリウム      1.0
部ジイソプロピルベンゼンパーオキシド  0.2部硫
酸第1鉄            o、oos部ビロリ
ン酸ソーダ         0.5部デキストローズ
          0.3部水          
          200部上記組成に従って100
Aオートクレーブを用い、50℃で重合を行った。9時
間でほぼ重合は完結し、転化率98%、粒子径0.07
8μ、ゲル含量99%のゴムラテックスが得られた。
グラフト共重合体(G−1)の合成 ゴムラテックス(A−1)   30部(固形分として
)スチレン        49部 アクリロニトリル    21部 不均化ロジン酸カリ      10部クメンヒドロパ
ーオキシド   0.3s部硫酸第1鉄       
 0.01部ビロリン酸ソーダ     0.2部 デキストローズ      0.35部t−ドデシルメ
ルカプタン   0.7部ゴムラテックス(A−1)を
用いて上記組成に従ってグラフト共重合体を合成した。
重合温度は70°C1重合時間は4時間である。スチレ
7、アクリ。ニトリルにクメンヒドロパーオキシ)’ 
及ヒt、 −)’デシルメルカプタンを混合溶解し、こ
レヲゴムラテックス(A−1)に2時間で滴下した。重
合率は97.2%、グラフト率は51%であった。得ら
れた重合体ラテックスに抗酸化剤としてブチル化ヒドロ
キシトルエン2部及びジラウリルチオプロピオネート0
.5部を加え、5%硫酸水溶液で凝固し、洗浄し、乾燥
すると、白色粉末が得られた。
スチレン−アクリロニトリル共重合体(M−1)の合成 スチレン           70部アクリロニトリ
ル       60部リン酸カルシウム      
 1.0部ガーファツクGB 520       0
.003部(東邦化学物部の分散助剤) ラウリルパーオキシド     0.6部t−ドデシル
メルカプタン   0.5部水           
    200部上記組成に従ってスチレン−アクリロ
ニトリル共重合体を合成した。重合温度は80℃、重合
時間は6時間である。重合率は98%であった。
樹脂組成物の製造及び物性評価 前記のグラフト共重合体(e−1)50部とスチレン−
アクリロニトリル共重合体(M−1)50部をヘンシェ
ルミキサーで3にloorpmで5分間混合し、全組成
物中の合成ゴム(A−1)の含量を15%とし、押出機
によりペレット化した(シリンダ一温度260℃)。こ
のペレットを用い、射出成形により各種試験片を作成し
諸物性を評価した。その結果を第6表に示す。
比較例1 前記のグラフト共重合体(()−1)50部、スチレン
−アクリロニトリル共重合体(M−1)65部及びポリ
メチルメタクリレート(アクリ■ イツ)  VH1三菱レイヨン製)15部をブレンドし
、実施例1と同様にして試験片を成形し、諸物性を評価
した。その結果を第6表に示す。
この樹脂組成物はメッキ性が劣っていた。
比較例2 スチレン−アクリロニトリル−メタクリル酸メチル共重
合体(M−2)の合成 スチレン         50部 アクリロニトリル     20部 メタクリル酸メチル    60部 リン酸カルシウム     1.0部 ガーファックGB520    0.003部(東邦化
学@)製の分散助剤) ラウリルパーオキシド   0.6部 t−ドデシルメルカプタン  0.5部水      
            200部上記組成に従ってス
チレン−アクリロニトリル−メタクリル酸メチル共重合
体を合成した。
重合温度は80℃、重合時間は6時間である。
重合率は96.4%であった。
共 前記のグラフト、重合体(G−1)50部とスチレン−
アクリロニトリル−メタクリル酸メチル共重合体(M−
2’)50部を混合し、実施例1と同様に評価した。そ
の結果を第6表に示す。
この樹脂組成物も比較例1のものと同様にメッキ性の悪
いものであった。
実施例2〜5及び比較例6〜4 第1表に示す重合条件に従って合成ゴム(八−2〜A−
5及びB−1〜B−2)を合成し、得られた合成ゴムを
用い、それぞれ実施例1と同様の条件でグラフト共重合
体(G−2〜G −5及びH−1〜H−2)を製造した
得られた合成ゴムの重合率、平均粒径、ゲル含量ならび
にグラフト共重合体の重合率及びグラフト率を第1表に
まとめて示す。各グラフト共重合体を配合した樹脂組成
物について、実施比較例5 合成ゴム(B−3)の合成 1.3−ブタジエン        75部スチレン 
         25部 オレイン酸カリウム        0.5部不均化ロ
ジン酸カリウム      0.5部過硫酸カリウム 
       0.6部ドデシルメルカプタン    
 0.4部水                   
 50部上記成分を1001$オートクレーブに仕込み
、60℃で8 Orpmの攪拌下に重合を開始した。重
合転化率が60%に達した時、攪拌回転数を14 Or
pmまで上昇させ、重合転化率が50%を超えて攪拌回
転数を100 rpmまで下げ、オレイン酸カリウム1
.0部、不均化ロジン酸カリウム1.0部及び水15部
の混合物を、重合系に断続的に加えた。45時間で重合
は完結し、重合転化率97.5%、粒径0.28μ、ゲ
ル含量85%のゴムラテックスが得られた。
この合成ゴム(B−3)を用い、実施例1と同様の条件
でグラフト共重合体(H−3)を製造した。重合率は9
7.3%、グラフト率は51%であった・、(第1表参
照)。
合成ゴム(B−3)及びグラフト共重合体(H−6)の
重合率等を第1表に示す。またグラフト共重合体(H−
3)を含有する樹脂組成物の性質を第3表に示す。
実施例6〜8及び比較例6〜7 実施例2と同様にして得られた合成ゴム(A−2)を用
い、第2表に示す重合条件でグラフト共重合体(G−6
〜G−8、H−4及びH−5)を合成した。得られたグ
ラフト共重合体の重合率及びグラフト率を第2表に示す
。これらのグラフト共重合体に、実施例1と同様にして
得られたスチレン−アクリロニトリル共重合体(M−1
)を全組成物中の合成ゴム(A−2)の含量が15%と
なるように第6表に示す配合比でブレンドした。各樹脂
組成物の性質を第3表に示す。
実施例9 α−メチルスチレン−アクリロニトリル共重合体(M−
3)の合成 α−メチルスチレン       70部アクリロニト
リル      60部 オレイン酸カリウム     2.0部クメンヒドロパ
ーオキシド    0.5部硫酸第1鉄       
  0.01部ビロリン酸ソーダ       0.2
部デキストローズ       0.35部”t−ドデ
シルメルカプタン    0.5部水        
           250部上記組成に従ってα−
メチルスチレン−アクリロニトリル共重合体(M−3)
を合成した。
重合温度は65℃、重合時間は4時間である。
アクリロニトリルは2.5時間で滴下した。重合率は9
4%であった。
スチレン−アクリロニトリル共重合体(M−1)の代わ
りにα−メチルスチレン−アクリロニトリル共重合体(
M−3)を用いて、その他は実施例1と同様にして、樹
脂組成物の性質を評価した。その結果を第3表に示す。
実施例10〜11及び比較例8〜9 実施例7で用いたグラフト共重合体(G−7)に、スチ
レン−アクリロニトリル共重合体(M−1)を第6表に
示す配合比でブレンドした。
これらの樹脂組成物の性質を実施例1と同様に評価した
結果を第3表に示す。
比較例10〜11 実施例1と同様に操作し、ただしスチレン−アクリロニ
トリル共重合体(M−1)の代わりにスチレン/アクリ
ロニトリル重量比が90/10又は55/45の共重合
体(M−4又はM−5)を合成し、これをグラフト共重
合体(G−1)にブレンドした。得られた結果を第3表
に示す。
第6表中の記号は下記の意味を有する。
St   スチレン AN   アクリロニトリル PMMA  ポリメチルメタクリレート成形外観及びメ
ッキ表面外観の評価: ◎ 非常に良好 ○  良  好 Δ やや不良 X不良 メッキ密着強度の評価: ◎    1.5 kg/cm以上 01、o〜1.5kyCrrI Δ 0.5〜1.0 kfj/Cm ×0〜0.5kycrn

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1,3−ブタジエン50〜100重量%及びスチレン0
    〜50重量%から得られるゲル含量60%以上でかつ0
    .04〜0.1μの平均粒径を有する合成ゴム(A)ラ
    テックス15〜65重量部(固形分として)に対し、芳
    香族ビニルモノマー60〜90重量%及びシアン化ビニ
    ルモノマー10〜40重量%からなるモノマー混合物(
    B)35〜85重量部〔(A)と(B)の合計量は10
    0重量部〕をグラフト重合させて得られる20〜80%
    のグラフト率(合成ゴムに対して)を有するグラフト共
    重合体( I )と、芳香族ビニルモノマー60〜90重
    量%及びシアン化ビニルモノマー10〜40重量%から
    得られる共重合体(II)とが、全組成物中の合成ゴム(
    A)が5〜30重量%となるように配合されている、良
    好な透光性及びメッキ性を有する耐衝撃性熱可塑性樹脂
    組成物。
JP7855285A 1985-04-15 1985-04-15 良好な透光性及びメツキ性を有する耐衝撃性熱可塑性樹脂組成物 Expired - Lifetime JPH0660275B2 (ja)

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