JPS61236595A - 楽音信号発生装置 - Google Patents

楽音信号発生装置

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JPS61236595A
JPS61236595A JP60077979A JP7797985A JPS61236595A JP S61236595 A JPS61236595 A JP S61236595A JP 60077979 A JP60077979 A JP 60077979A JP 7797985 A JP7797985 A JP 7797985A JP S61236595 A JPS61236595 A JP S61236595A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は楽音信号発生装置に関し、特に、発生すべき
楽音の音域に応じて楽音波形サンプル点振幅間の補間を
行うようにしたものに関する。
〔従来の技術〕
発生すべき楽音の音高に対応して変化する位相情報に基
づき楽音波形サンプル点振幅信号を発生する場合の典型
的な方法は、特定数のサンプル点に分割された楽音波形
をメモリに記憶し、これを位相情報に従って読み出すこ
とである。異オクターブ同一音名の楽音波形の読出しに
ついて注目してみると、1サンプリング時間轟りの位相
情報の位相変化量はオクターブが上がるほど大きく、下
がるほど小さい。この理由により、低音域の楽音波形を
読み出す場合に複数サンプリング時間にわたって同じサ
ンプル点振幅値が繰返し読み出されることが起る。この
ことは、同じサンプル点振幅値が繰返し読み出された分
だけその実効サンプリング周波数が低下することを意味
する。例えば、周波数fSのサンプリングクロックパル
スに従ってその都度具なるサンプル点振幅値が読み出さ
れた場合は、読み出された楽音波形信号における実効サ
ンプリング周波数はfsであるが、該サンプリングクロ
ックパルスに従って同じサンプル点振幅値が2度づつ続
けて読み出された場合は、読み出された楽音波形信号に
おける実効サンプリング周波数はコニに低下する。なお
、ここで実効サンプリング周波数とは、得られた楽音波
形信号において実際にサンプル点振幅値が変化する周波
数のことをいう。
上述のように実効サンプリング周波数が低下した場合、
名目上のサンプリング周波数(つまりサンプリングクロ
ックパルスの周波数)がいくら高くても、事実上のサン
プリング周波数が低下するので折返しノイズが出る帯域
が低くなり、折返しノイズが出易くなる、という問題点
があった。このような問題点は、上述のような波形メモ
リ読出し方式のものに限らず、他の如何なる楽音波形サ
ンプル点振幅信号発生方式のものにおいても起り得る。
一方、一旦発生した楽音波形サンプル点振幅信号の各サ
ンプル点間を補間することによりサンプリングを密に行
うようにすることは従来から知られている。例えば、特
公昭53−30015号公報には、発生すべき楽音の音
域が高音域になるほどサンプル点間の補間を密に行うよ
うにすることが開示されており、これにより高音域での
楽音波形を高周波成分の少ない滑らかな波形とし、高音
域での折返しノイズの問題を解決するようにしている。
しかし、このような従来技術では、上述したような、低
音域での実効サンプリング周波数の低下とそれに伴う折
返しノイズの低帯域下の問題点は全く問題にされていず
、それを解決することはできない。
〔発明が解決しようとする問題点〕
この発明は上述の問題点を解決するためになされたもの
で、低音域において実効サンプリング周波数が低下する
ことを防ぎ、これにより折返しノイズの問題を解決する
ようにした楽音信号発生装置を提供しようとするもので
ある。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明に係る楽音信号発生装置は、発生すべき楽音の
音域に応じて、該音域が低くなるほど補間を密に行うよ
うにする補間情報を発生する補間情報発生手段と、発生
された楽音波形サンプル点振幅信号の少なくとも2つの
サンプル点間の振幅を前記補間情報に基づき補間する補
間手段とを具えたことを特徴としている。
好ましくは、前記補間情報発生手段は、発生すべき楽音
の音域が所定の基準音域より低い場合に補間情報を発生
する。−例として、この補間情報は、補間ステップ数を
音域に応じて定めるものであり、このステップ数は音域
が低くなるほど多くなるものである。この場合、前記音
域は、1オクタ一ブ単位で設定することが各種処理が簡
単となって好ましいものであるが、必らずしも1オクタ
一ブ単位で設定する必要はなく2オクタ一ブ単位あるい
は半オクターブ単位等で設定するようにしてもよい。
この発明の別の観点によれば、楽音信号発生装置は、発
生すべき楽音のオクターブ音域内における相対的音名に
対応してノートクロックパルスを発生するノートクロッ
ク発生手段と、発生すべき楽音が属するオクターブ音域
に対応して数値データを発生する数値データ発生手段と
、前記ノートクロックパルスの発生タイミングで前記数
値データの加算又は減算を行うことによりアドレス信号
を発生するアドレス信号発生手段と、前記アドレス信号
の整数部に応じて楽音波形サンプル点振幅信号を発生す
る波形発生手段と、前記波形発生手段で発生された隣接
する整数部アドレスに対応する2つの楽音波形サンプル
点振幅信号を前記アドレス信号の小数部に応じて補間す
る補間手段とを具えたことを特徴としている。
〔作用〕
発生すべき楽音の音域に応じた補間情報が補間情報発生
手段によって発生され、補間手段においてこの補間情報
に基づき楽音波形サンプル点間の振幅が補間される。補
間が行われると、補間ステップ数に対応する数だけ実質
的なサンプル点数が増すことになる。従って、このよう
な補間を音域に応じて所定の低音域で行うようにすれば
、実効サンプリング周波数を高くすることができ、これ
により折返しノイズの問題を解決することができる。
この点を第10図によって説明すると、(a)は所定の
基準オクターブにおける楽音波形サンプル点振幅の一部
の一例を示すもので、この実効サンプリング周波数をf
、とする。(b)は基準オクターブの1オクターブ下の
楽音波形サンプル点振幅の一例を示すものであり、これ
は補間前のものであり、(a)のサンプリング時間を1
サンプリングタイムとすると同じサンプル点振幅値が2
サンプリングタイムにわたって続いている。従って、そ
の実効サル点間を2ステツプで補間した場合の楽音波形
サンプル点振幅の一例を示すものであり、各サンプリン
グタイム毎に振幅値が変化している。従って、その実効
サンプリング周波数はfsである。(d)は同様に基準
オクターブの2オクターブ下の楽音波形サンプル点振幅
の補間前の一例を示し、(e)は同2オクターブ下の楽
音波形サンプル点振幅の補間後の一例を示す。(d)の
実効サンプリング周波数はで補間しているためその実効
サンプリング周波数はfsである。明らかなように、(
C)とCe)はこの発明に従って補間を行った場合の一
例を示しており、これによれば、低音域において実効サ
ンプリング周波数が上げられ、例えばどの音域でも実効
サンプリング周波数を共通にすることができることが理
解できる。
この発明の別の観点によれば、アドレス信号発生手段か
ら発生されるアドレス信号の小数部が補間パラメータと
して使用される。このアドレス信号はオクターブ音域に
対応する数値データの加減算値であり、この数値データ
に小数部が含まれていれば前記アドレス信号も小数部を
含む。従って、この数値データがオクターブ音域に応じ
て小数部を含むようにすれば、上述と同様に、発生すべ
き楽音の音域に応じた補間を行うことができる。なお、
この場合のオクターブ音域も、上述と同様に、1オクタ
一ブ単位に限らず、2オクタ一ブ単位等であってもよい
〔実施例〕
以下この発明の実施例を添付図面を参照して詳細に説明
しよう。
〔一実施例の全体構成説明〕
第1図において、鍵盤10は発生すべき楽音の音高を指
定するための複数の鍵を具備しており、押鍵検出回路1
1は鍵盤10における押鍵、離鍵を検出し、検出した押
鍵又は離鍵に対応する信号を発音割当て回路12に与え
る1発音割当て回路12は、複数の楽音発生チャンネル
の何れかに押圧鍵に対応する楽音の発音を割当てるため
のものであり、各チャンネルに対応する時分割タイミン
グにおいてそのチャンネルに割当てた鍵を示すキーコー
ドKCとその鍵の抑圧が持続しているか否かを示すキー
オン信号KONを出力する。
キーコードKCはPナンバ発生回路13とオクターブレ
ートデータ発生回路14に与えられる。
Pナンバ発生回路13は、入力されたキーコードKCの
音名(つまり発生すべき楽音の音名)に対応する値を持
つPナンバを発生する。Pナンバについては後述する。
オクターブレートデータ発生回路14は、入力されたキ
ーコードKCに基づき発生すべき楽音のオクターブに対
応する数値データすなわちオクターブレートデータRA
TEを発生する。ここで、1オクターブの範囲は、必ず
しも音名Cからの1オクターブ範囲に限らず、任意の音
名からの1オクターブ範囲であってよい、このオクター
ブレートデータ発生回路14は、後述から明らかなよう
に、所定の基準オクターブより低いオクターブに関して
は補間情報発生手段として機能する。すなわち、基準オ
クターブよりも低いオクターブに対応する数値データす
なわちレートデータRATEはそのオクターブに対応す
る補間情報として機能する。
ノートクロック発生回路15は、Pナンバ発生回路13
から与えられたPナンバに応じて、発生すべき楽音の音
名に対応する周波数を持つノードクロックパルスを発生
するものである。このノードクロックパルスは、アドレ
ス信号発生回路16において上述のレートデータRAT
Eを加算計数(又は減算計数でもよい)してアドレス信
号を変更することを要求する信号として機能するのでア
ドレス変更要求信号CRQともいうことにする。
アドレス信号発生回路16は、アドレス変更要求信号C
RQが与えられたときレートデータRATEを加算計数
(又は減算計数でもよい)することによりアドレス信号
を発生するものである。従って、アドレス信号は、アド
レス変更要求信号CRQが与えられるタイミング毎に(
つまりノートクロックパルスが発生するタイミング毎に
)レートデータRATEの値だけ(オクターブに対応す
る数値だけ)遂次増加(又は減少)する。通常知られて
いるように、アドレス信号は所定のモジュロ数で増加(
又は減少)を繰返す。
アドレス信号発生回路16から発生されるアドレス信号
は整数部と小数部とに分けることができ、その整数部は
トーンジェネレータ17から発生すべき楽音波形サンプ
ル点振幅信号のサンプル点順位つまり位相を指定する位
相アドレス信号PHAとして該トーンジェネレータ17
に供給され、その小数部は補間アドレスを指示する補間
アドレスデータINTとしてピッチ同期・補間回路18
に供給される。なお、直線補間の場合、補間アドレスデ
ータINTはそのまま補間係数として用いることができ
る。
ピッチ同期・補間回路18は、トーンジェネレータ17
から発生された楽音波形サンプル点振幅信号をその音高
すなわちピッチに同期してサンプリングし直すこと(こ
れをピッチ同期動作という)、及びピッチ同期された状
態の楽音波形サンプル点振幅信号を隣接するサンプル点
間(隣接する整数部アドレス間)で前記補間アドレスデ
ータINTに応じて補間すること、を行う。
前述のオクターブレートデータRATEは整数部と小数
部とから成り、前述の補間情報として機能するのは小数
部のデータである。アドレス信号の小数部すなわち補間
アドレスデータINTは、このレートデータRATEの
小数部を演算することにより求められたものである。オ
クターブレートデータRATEは、後述から明らかにな
るように1発生すべき楽音のオクターブが所定の基準オ
クターブより低いとき小数部の値を持っており、それ以
上のときは小数部の値を持っていない、従って、基準オ
クターブより低いとき補間アドレスデータINTが発生
され、て補間回路18で補間が行われるが、それ以上の
ときは補間アドレスデータINTは発生されず、補間は
行われない。
ピッチ同期・補間回路18から出力された楽音信号はデ
ィジタル/アナログ変換器19でアナログ信号に変換さ
れ、サウンドシステム20に至る。
なお、音色選択回路21は発生すべき楽音の音高を選択
するためのものであり、そこで選択された音色を示す音
色情報TCがトーンジェネレータ17及びその他の回路
に与えられる。発音割当て回路12からピッチ同期・補
間回路18に至る各回路の動作は各チャンネル毎に時分
割で行われる。
タイミング信号発生回路22は各回路の時分割動作を制
御するための各種タイミング信号及びマスタクロックパ
ルスへ並びにその他のクロックパルスを発生するもので
ある。
更に、第1図の実施例では、前述のピッチ同期動作と時
分割動作速度に関して特別の工夫がなされている。
ピッチ同期のために、ノートクロック発生回路15が設
けられており、発生すべき楽音の音名に対応する周波数
を持つノートクロックパルスすなわちアドレス変更要求
信号CRQが発生される。
このアドレス変更要求信号CRQの発生タイミングに対
応してアドレス信号を変化させれば、このアドレス信号
に基づき発生される楽音波形信号の実効サンプリング周
波数とそのピッチとが調和し、ピッチ同期が達成される
。しかし、後述から明らかなように、この実施例ではア
ドレス信号発生回路16及びトーンジェネレータ17の
段階ではピッチ同期が達成されず、ピッチ同期・補間回
路18でピッチ同期が達成されるようになっている。
ところで、ノートクロック発生回路15では、共通のマ
スタクロックパルス〜に基づき種々の音名に対応するノ
ートクロックパルスを各チャンネル毎に時分割で発生し
なければならず、また、ピッチ同期の精度を高めるため
にはノートクロックパルスの周波数も比較的高いことが
望ましい。従って、ノートクロック発生回路15は比較
的高速の時分割タイミングで動作することが要求される
また、ピッチ同期を実現するピッチ同期・補間回路18
もノートクロックパルスと同様の高速時分割タイミング
で動作することが要求される。一方。
発音割当て回路12及びトーンジェネレータ17はそれ
ほど高速の時分割タイミングで動作することが要求され
ず、むしろ時分割タイミングは比較的低速の方が回路構
成上あるいは楽音発生演算処理上好ましい。
そこで、この実施例では、高速と低速の2通りの時分割
動作速度で必要な回路を動作させるようにしている。つ
まり1発音割当て回路12とトーンジェネレータ17は
低速の時分割タイミングで各チャンネルの時分割処理を
行い、ノートクロック発生回路15とピッチ同期・補間
回路18は高速の時分割タイミングで各チャンネルの時
分割処理を行うようにしている1発音割当て回路12の
出力は低速の時分割タイミングで出力される。しかし、
ノートクロック発生回路15は高速時分割タイミングで
動作するので、これに合わせるために、Pナンバ発生回
路13の内部に信号の時分割速度を低速から高速に変換
する手段が設けられている。また、ノートクロック発生
回路15の出力CRQも高速時分割タイミングの信号で
あるため、これに合わせてレートデータRATEも高速
時分割タイミングにするために、オクターブレートデー
タ発生回路14の内部にも信号の時分割速度を低速から
高速に変換する手段が設けられている。
アドレス信号発生回路16の内部では高速時分割タイミ
ングの信号であるアドレス変更要求信号CRQとレート
データRATEとに基づきアドレス信号を発生しなけれ
ばならないが、このアドレス信号(特にその整数部)を
利用するトーンジェネレータ17は低速時分割タイミン
グで動作するため、信号の時分割速度を高速から低速に
変換する手段が該回路16の内部に設けられており、少
なくともアドレス信号の整数部つまり位相アドレス信号
PHAを低速時分割タイミングで出力するようになって
いる。ピッチ同期・補間回路18におけるピッチ同期動
作はノートクロックパルスすなわちアドレス変更要求信
号CRQと同様の高速時分割タイミングで行う必要があ
り、また、ピッチ同期された状態を損わずに補間を行う
ためには補間動作も高速時分割タイミングで行う必要が
ある。
そこで、該回路18の内部には、トーンジェネレータ1
7から送られてきた低速時分割タイミングの楽音波形サ
ンプル点振幅信号を高速時分割タイミングに変換する手
段が設けられている。なお、補間動作が高速時分割タイ
ミングで行われるため。
アドレス信号発生回路16から発生される補間アドレス
データINTは高速時分割タイミングのままでよい。
次に第1図における各回路の詳細例について説明する。
(時分割タイミングの説明) まず、低速及び高速時分割タイミングの一例について第
2図と共に説明する。
高速の時分割タイミングはマスタクロックパルス〜の1
周期を1タイムスロツトとして形成される。−例として
発音チャンネル数が4であるとすると、高速時分割タイ
ミングにおける第1〜第4チヤンネルのタイムスロット
すなわち高速チャンネルタイミングは第2図(b)のよ
うである、従って、高速時分割タイミングにおける1音
のサンプリング周期はマスタクロックパルスへの4倍で
ある。第2図(d)はマスタクロックパルスへの16倍
の周期を持つ低速クロックパルスφ1を示し、この低速
クロックパルスφ1の1周期を1タイムスロツトとして
低速時分割タイミングを設定する。第2図(e)はこの
低速時分割タイミングに従って第1図の発音割当て回路
12から出力されるキーコードKCのチャンネル名を示
したものである。第2図(c)は、チャンネル同期パル
スCHを示すもので、このパルスCHは信号の時分割速
度を低速から高速にあるいはその逆に変換するときに使
用されるものである。このパルスCHは低速チャンネル
タイミングが1巡する64へ(マスタクロックパルスへ
の64周期)の間に、各チャンネル1〜4の高速時分割
タイミングに夫々1度だけ対応して発生される合計4つ
のパルスからなる。例えば、チャンネル1の高速時分割
タイミングで1パルス発生し、その17゛へ(マスタク
ロックパルスへの17周期)後のチャンネル2の高速時
分割タイミングで1パルス発生し、更にその17へ後の
チャンネル3の高速時分割タイミングで1パルス発生し
、更にその17へ後のチャンネル4の高速時分割タイミ
ングで1パルス発生し、更にその13へ(マスタクロッ
クパルスへの13周期)後のチャンネル1の高速時分割
タイミングに戻って1パルス発生する。第2図(f)は
、発音割当て回路12から発生される反転キーオンパル
スKONPの発生タイミングを示すものである。このパ
ルスKONPは通常は111 ?jであるが、成るチャ
ンネルに新たな押圧鍵が割当てられると、そのチャンネ
ルに対応するチャンネル同期パルスCHの発生タイミン
グに対応して1度だけ“0”となる。
(Pナンバの説明) Pナンバとは、成る基準オクターブにおける各音名C−
Bに対応する周波数を持つ楽音波形の1周期中のサンプ
ル点数を示す数である。任意の音名の複数音の時分割的
発生を可能にしているため。
基本的なサンプリング周波数はどの音名でも共通であり
、これは前述の通り、マスタクロックパルスへの4倍の
周期を持つものである。他方、基本的なサンプリング周
波数が共通であるため、各音名のPナンバは、その音名
周波数に対応して夫々異なる値を示す。基準オクターブ
における成る音名の周波数をfnとし、上述の共通のサ
ンプリング周波数をfcとすると、その音名に対応する
Pナンバは次のようにして定まる。
Pナンバ=fc+fn         ”(1)ここ
で、共通サンプリング周波数fcがfc=785゜54
 kHz、音名Aの周波数fnがfn=440 Hz 
()まりA4音)であるとすると、音名AのPナンバは
、上記式から、 音名AのPナンバ= 785540÷440 = 17
85となる。
一方、トーンジェネレータ17内で発生可能な楽音波形
1周期当りの異なるサンプル点振幅値のサンプル点数が
64であるとすると1周波数fnの実効サンプリング周
波数feは。
fe=fnX 64            、、、(
2)となり、fn= 440Hzの場合は、fe=44
0X64=28160)1zとなる。
同様にして、成る基準オクターブにおける各音名のPナ
ンバと実効サンプリング周波数feを下記表のように決
定することができる。この例の場合、基準オクターブは
G4音からF#5音までの1オクタ第  1  表 (ノートクロックパルスの説明) ノートクロック発生回路15(第1図)において。
ノードクロックパルスすなわちアドレス変更要求信号C
RQは、マスタクロックパルスへに基づき確立される共
通サンプリング周波数fcをPナンバに応じて分周する
ことにより得られる。前述から明らかなように、Pナン
バは1周期波形中の共通サンプリング周波数fcの周期
数つまりサンプル点数であり、一方、トーンジェネレー
タ17で発生可能な楽音波形1周期当りの実効的なサン
プル点数は前述の通り64である。従って、共通サンプ
リング周波数fcを分局する分局数を 分局数=Pナンバ÷64       、、、(3)と
すれば、その分周出力として楽音1周期当り64個のパ
ルスを得ることができ、これにより64個の実効的なサ
ンプル点をすべて確立することができる。このようにし
て定まる分局数によって共通サンプリング周波数fcを
分周すると、前記(1)、(2)、(3)式より。
fc÷分周数= (fn X Pナンバ)÷(Pナンバ
÷64)=fnX 64 =fe      、、、(
4)となり、この分周出力によってサンプル点アドレス
を変化させることにより実効サンプリング周波数feを
確立することができる。このようにして確立される実効
サンプリング周波数feは、音名周波数fnに調和して
おり、ピッチ同期が実現される。
ノートクロック発生回路15がら発生されるノートクロ
ックパルスすなわちアドレス変更要求信号CRQは上記
(4)式で示されるような分局出力信号すなわち実効サ
ンプリング周波数feを持つ信号である。
ところで、上記(3)式で定まる分周数は整数になると
は限らず、小数を含むことが多い。例えば。
音名Aの場合。
分周数=1785÷64岬27.89 である。そこで、ノートクロック発生回路15における
分周動作は、後述のように、(3)式で定まる分周数に
近い2つの整数で適宜分周し、その平均的な結果として
(3)式で定まる分周数で分周したのと同じ結果が得ら
れるようにしている。
(Pナンバ発生回路13及びノートクロック発生回路1
5の詳細側説明) 第3図において、Pナンバ発生回路13は、前記第1表
に示すような基準オクターブにおける各音名のPナンバ
を予め記憶したPナンバメモリ23と、低/高速変換部
24とを含んでいる。低/高速変換部24は、Pナンバ
メモリ23の出力を「1」入力に入力したセレクタ25
と、チャンネル数4に対応する4ステージのシフトレジ
スタ26とを含んでおり、シフトレジスタ26の出力が
セレクタ25のrOJ入力を介して循環するようになっ
ている。セレクタ25の選択制御信号としてチャンネル
同期パルスCH(第2図(c)参照)が入力されており
、これが“1″のとき「1」入力を選択し、410 P
″のとき[0」入力を選択する。
シフトレジスタ26はマスタクロックパルスへによって
シフト制御される。
Pナンバメモリ23は、発音割当て回路12(第1図)
から第2図(6)に示すような低速時分割タイミングで
出力される各チャンネルのキーコードKCを入力し、こ
のキーコードKCの音名に対応してPナンバを読み出す
。読み出されたPナンバは第2図(e)と同様の低速時
分割タイミングの信号である。低/高速変換部24は、
読み出されたPナンバの時分割タイミングを高速に変換
するものである。すなわち、低速タイミングのチャンネ
ル1のときメモリ23から読み出されたPナンバが、高
速のチャンネル1のタイミングでチャンネル同期パルス
CHが“1″になったときセレクタ25で選択され、シ
フトレジスタ26に取込まれる。同様に、他の低速のチ
ャンネル2.3.4のタイミングで読み出されたPナン
バが、夫々に対応する高速のチャンネル2.3.4のタ
イミングでパルスCHが“1″になったときセレクタ2
5で選択され、シフトレジスタ26に取込まれる。シフ
トレジスタ26に取込まれたPナンバは、次にそのチャ
ンネルの高速タイミングでパルスCHが“1”になると
きがくるまで、セレクタ25の「0」入力を介して該シ
フトレジスタ26で循環保持される。こうして、シフト
レジスタ26の4つのステージにはチャンネル1〜4に
割当てられた鍵の音名に対応するPナンバが入っており
マスタクロックパルスへに従ってシフトされながらその
4倍の周期で(つまり共通サンプリング周波数fcの周
期で)繰返し出力される。従って、シフトレジスタ26
から出力される各チャンネルのPナンバのタイミングは
第2図(b)のようである。
このPナンバは例えば12ビツトの2進コ一ド化信号か
ら成る。
第3図において、ノートクロック発生回路15は、シフ
トレジスタ26から出力されたPナンバを入力する加算
器27と、この加算器27の出方を「0」入力に入力し
たセレタク28と、このセレタク28の出力を入力した
4ステージのシフトレジスタ29と、シフトレジスタ2
9の出力の下位6ビツト(小数部)をゲートして加算器
27の他の入力に与えるゲート30と、シフトレジスタ
29の出力の上位7ビツト(整数部)を入力して全ビッ
トが′1″の7ビツトから成るオール゛′1″信号と加
算する加算器31とを含んでいる。Pナンバそれ自体は
12ビツトの2進コ一ド化信号であるが、加算器27の
出力は桁上がり信号のビットとして1ビット余分に含む
13ビツトの信号から成る。
反転キーオンパルスKONP (そのタイミング関係は
第2図(f)に示されている)と加算器31のキャリイ
アウド出力COから出力された信号がアンド回路32に
入力されており、このアンド回路32の出力がセレクタ
28の選択制御入力に加わる。アンド回路32の出力信
号が“0”のときは加算器27からセレクタ28の「0
」入力に与えられた信号が選択され、“1”のときはr
lJ入力に与えられた信号が選択される。セレクタ28
の「1」入力には、シフトレジスタ29の出力の下位6
ビツト(小数部)と加算器31の7ビツト(整数部)と
から成る13ビツトの信号が与えられる。
セレクタ28.シフトレジスタ29、加算器31の部分
は、Pナンバに応じて前記(3)式に示すような分局数
を確立し、この分局数の整数部に応じて共通サンプリン
グ周波数fcの分局を行うための回路である。加算器2
7は、上記分周数の小数部に応じて前記整数部の値を調
整するためのものである。
前記(3)式において除数64は2sであるため。
分周数を求めるために格別の割算を行うことなく、単に
Pナンバの下位6ビツトを小数部として取扱うだけで該
Pナンバに対応する分周数を確立することができる。従
って、加算器27、セレクタ28及びシフトレジスタ2
9の出力信号13ビツトのうち下位6ビツトが小数部の
重みであり、上位7ビツトが整数部の重みである。
加算器31においてオール″1”信号を加算することは
1減算することに等しい。従って、加算器31では、事
実上、シフトレジスタ29の出力の整数値から1減算す
ることを行う。この加算器31の減算結果は演算されな
かった小数部の6ビツトデータと共にセレクタ28の「
1」入力に戻され、シフトレジスタ29を経由して再び
加算器31に入力される。シフトレジスタ29はマスタ
クロックパルスへによってシフト制御されるため、同じ
チャンネルの信号がシフトレジスタ29から出力される
周期はマスタクロックパルスへの4倍の周期つまり共通
サンプリング周波数fcの周期である。
鍵の押し始めにおいて、その鍵が割当てられたチャンネ
ルタイミングで反転キーオンパルスYδNPが一度だけ
“Onとなり、このとき、セレクタ28の「0」入力を
介して該鍵のPナンバが選択される。このPナンバの整
数部がシフトレジスタ29から加算器31に与えられ、
共通サンプリング周波数fcの周期で該整数部から1が
繰返し減算される。整数部の減算結果が1以上の値のと
き、加算器31のキャリイアウド出力coからは絶えず
キャリイアウド信号“1”が出力され、アンド回路32
の条件が成立するので、セレクタ28は「1」入力を選
択し続ける。減算の繰返しによってやがて加算器31の
出力が“0”になったとき。
つまりPナンバの整数部の数と同数のfcの周波数が経
過したとき、加算器31のキャリイアウド信号は出力さ
れず、アンド回路32の条件は成立しない。そのとき、
セレクタ28は「0」入力を選択し、Pナンバとシフト
レジスタ29の出力の下位6ビツト(小数部データ)と
を加算した加算器27の出力を選択する。こうして、小
数部の加算によって幾分変更された値のPナンバがシフ
トレジスタ29に与えられ、今度は変更されたPナンバ
の整数値から1減算することが繰返される。なお、ゲー
ト30は反転キーオンパルスKONPによって鍵の押し
始めでだけ不能化され、それ以外のときは常時小数部デ
ータを加算器27に与える。
加算器27におけるPナンバに対する小数部データの加
算によって、実際に分周に使用する分局数の整数値はP
ナンバから求まる分周数の整数値よりも1大きくなるこ
とがある。例えば、音名AのPナンバは1785であり
、その分周数は27゜89であるが、最初はその整数値
27に従って分周を行うが、次は27.89+0.89
=28゜78となり、その整数値28に従って分周を行
うことになる。こうして、Pナンバによって求まる分周
数の整数値と同じか、それよりも1大きい数に従って、
共通サンプリング周波数fcの分周が行われ、平均的な
結果としてPナンバによって求まる分局数に従う分局動
作が達成される。加算器31のキャリイアウド出力CO
の信号がその分局出力に相当するものであり、これをイ
ンバータ33で反転した信号がノードクロックパルスつ
まりアドレス変更要求信号CRQとして出力される。
理解を深めるために、音名Aを例にして、セレクタ28
の出力の変化の一例を示す。変化タイミングは共通サン
プリング周波数fcの周期である。
最初はPナンバ1785に対応する分周数27゜89で
あり1次にその整数値が1減った26.89であり、以
下、25.89.24゜89.23゜89、・・・2.
89.1.89とその整数値が順次1づつ減少する。f
cの27周期目にセレクタ28の「1」入力に加わる数
値が0.89となり、このときキャリイアウド信号が“
0”となり、ノードクロックパルスつまりアドレス変更
要求信号CRQが“1”となり、セレクタ28では「0
」入力を選択する。セレクタ28の「0」入力にはPナ
ンバ1785に対応する分局数27゜89にシフトレジ
スタ29から与えられる小数値0.89を加算した値2
8.78が与えられている。従って、28.78がセレ
クタ28から出力される。その後、セレクタ28の出力
は27゜78.26.78゜25.78.24.78、
・・・2.78.1.78と順次1づつ減少してゆき、
fcの28周期目にセレクタ28の「1」入力に加わる
数値が0.78となると共に、加算器31のキャリイア
ウド信号が“0”となり、ノートクロックパルスつまり
アドレス変更要求信号CRQが発生される。このとき加
算器27の出力は27.89+0.78=28゜67で
あり、これがセレクタ28の「0」入力を介してシフト
レジスタ29に与えられる。その後。
セレクタ28の出力は27.67.26.67.25.
67.24.6?、・・・2.67.1.67と順次1
づつ減少してゆく、こうして、27又は28を分周数と
して分局が行われる。
(オクターブレートデータ発生回路14の詳細側説明) 第4図において、基準オクターブコード発生回路34は
音色選択情報TCに応じて所定の基準オクターブを示す
3ビツトのオクターブコードを発生する。このオクター
ブコードとオクターブの境い目を示す4ビツトから成る
F#のノートコードが減算器35のA入力に与えられる
。減算器35のB入力には発音割当て回路12(第1図
)から与えられたキーコードKCが入力される。減算器
35はA−Bなる減算を行ない、基準オクターブに対す
る発生すべき楽音のオクターブの差を求める。
このオクターブの差は、3ビツトのオクターブコードと
4ビツトのノートコードから成る7ビツトのキーコード
同士のの差である7ビツト出力のうち上位4ビツトによ
って区別し得るので、減算器35からは上位4ビツトの
減算結果が出力される。
なお、この例では、オクターブコードのコードづけにお
けるオクターブの境い目は通常知られているようにB音
とG音の間としているのに対して、基準オクターブの設
定においてはオクターブの境い目を第1表に示したよう
にF音とG音の間としている。そのため、減算器35で
はキーコードの全ビットを用いて減算を行っている。も
し、基準オクターブの設定においてオクターブの境い目
をオクターブコードのコードづけと同様にB音とG音の
間としたならば、減算器35ではオクターブコード同士
のみの減算を行えばよい、なお、基準オクターブコード
発生回路34は選択された音色に応じて基準オクターブ
を変えることにより、音色に応じて鍵のオクターブシフ
トを実現する。−例として、典型的な基準オクターブは
第1表に示したように04〜F#5の範囲である。
低/高速変換部36は第3図に示した変換部24と同様
に構成されたセレクタ37及びシフトレジスタ38から
成る。減算器35から出力されたオクターブずれデータ
はこの変換部36で高速時分割タイミングに変換され、
オクターブレート変換メモリ39に入力される。オクタ
ーブレート変換メモリ39は入力されたオクターブずれ
データに応じて下記表に示すようなオクターブレートデ
ータRATEを出力する。
第  2  表 オクターブレートデータRATEは8ビツトから成り、
上位4ビツトが整数部、下位4ビツトが小数部として取
扱われる。小数部は補間情報として機能し、補間ステッ
プ数を指示している。整数部はトーンジェネレータ17
(第1図)において楽音波形振幅のサンプル点をいくつ
か飛び越して楽音波形サンプル点振幅信号を発生すべき
ことを指示する信号として機能する。入力されるオクタ
ーブずれデータの大きさは、負の値が大きいほど基準オ
クターブより高オクターブであり、正の値が大きいほど
基準オクターブより低い、基準オクターブではオクター
ブずれデータは「0」で、オクターブレートデータRA
TEは10進数の1であり、これはサンプル点の飛び越
しも補間も行わないことを意味する。基準オクターブよ
り1オクターブ上ではオクターブずれデータは「−1」
で。
オクターブレートデータRATEは10進数の「2」で
あり、これはサンプル点を1つ飛び越して発生音の周波
数を2倍にすることを意味する。
2オクターブ上ではRATEは「4」であり、サンプル
点を3つ飛び越して発生音の周波数を4倍にすることを
意味する。3オクターブ上ではRATEは「8」であり
、サンプル点を7つ飛び越して発生音の周波数を8倍に
することを意味する。
基準オクターブの1オクターブ下ではオクターブずれデ
ータは「1」であり、RATEは10進数の0.5であ
り、これはトーンジェネレータ17(第1図)において
同じサンプル点の振幅信号をアドレス変更要求信号CR
Qの発生タイミングに応じたサンプリング周期に従って
2つ続けて発生し、発生音の周波数を1/2にすること
を意味する。
また、補間ステップ数2で補間を行うべきことを指示す
る。2オクターブ下では、RATEは10進数のro、
251であり、これは同じサンプル点を4つ続けて発生
音の周波数を1/4にし、補間ステップ数4で補間すべ
きことを指示する。同様に、オクターブが下がるほど、
同じサンプル点を続ける回数が増し、また、補間ステッ
プ数が増す。
(アドレス信号発生回路16の詳細側説明)第5図にお
いて、オクターブレートデータ発生回路14(第4図)
から発生されたオクターブレートデータRATEはゲー
ト4oに入力され、このゲート40の制御入力にはノー
トクロック発生回路15(第3図)から発生されたノー
トクロックパルスつまりアドレス変更要求信号CRQが
与えられる。このゲート40において、オクターブレー
トデータRATEがノードクロックパルスつまりアドレ
ス変更要求信号CRQの発生タイミング毎に選択され、
後述するように1位相アドレス信号PHA及び補間アド
レスデータINTの発生のために加算計数される。
アドレス信号発生回路16は、補間アドレスデータIN
Tを発生するための補間アドレスカウンタ41と1位相
アドレス信号PHAを発生するための位相アドレスカウ
ンタ42と、位相アドレスカウンタ42でカウントされ
るべきレートデータRATEの整数部のデータを低速時
分割タイミングに変換するための高/低速変換部43と
を含んでいる。
ゲート40を通過したオクターブレートデータRATE
のうち下位4ビツト(小数部)は補間アドレスカウンタ
41の加算器44に入力される。加算器44の出力は反
転キーオンパルスKONPによって制御されるゲート4
5を経由してシフトレジスタ46に入力される。シフト
レジスタ46はチャンネル数に対応する4ステージであ
り、マスタクロツタパルスへによってシフト制御される
シフトレジスタ46の出力は加算器44の他の入力に加
わる。この構成により、成るチャンネルのオクターブレ
ートデータRATEの小数部(すなわち補間情報)がそ
のチャンネルでアドレス変更要求信号CRQが発生する
毎に加算計数され、この加算計数結果がそのチャンネル
のタイミングに対応してシフトレジスタ46で循環保持
される。
加算器44の出力は補間アドレスデータINTとして出
力される。加算器44は4ビツトのフルアダーであり、
そのキャリイアウド出力COから出力されるキャリイア
ウド信号はオア回路47に入力される。なお、ゲート4
5は鍵の押し始めで不能化され、シフトレジスタ46の
記憶をクリアするが、それ以外のときは常に可能化され
ている。
一方、ゲート40を通過したオクターブレートデータR
ATEのうち上位4ビツト(整数部)は高/低速変換部
43に入力される。ただし、この整数部の最下位ビット
(II数値「1」の重みのビット)はオア回路47を経
由して変換部43に入力される。オア回路47は前記加
算器44のキャリイアウド信号をオクターブレートデー
タRATEの整数部の最下位ビットつまり整数値「1」
の重みのビットに桁上げするためのものである。
オア回路47の出力を含むオクターブレートデータRA
TEの整数部の全ビットの信号はオア回路48に入力さ
れる。オア回路48に入力された4ビット信号の何れか
1つが“1″のときオア回路48の出力が1111jと
なり、これがピッチ同期変化パルスCHANGとして出
力される。このピッチ同期変化パルスCHANGは、ア
ドレス変更要求信号つまりノートクロックパルスの発生
タイミングに同期しており(つまり発生すべき楽音のピ
ッチに同期している)、かつ位相アドレス信号PHAが
変化すべきことを示している。
高/低速変換部43において、オア回路群49は、ゲー
ト40及びオア回路47を介して与えられたオクターブ
レートデータRATEの整数部をそのまま通過してゲー
ト50に与える。ゲート50は反転キーオンパルスKO
NPによって制御されるもので、鍵の押し始めだけで不
能化され、それ以外のときは可能化されている。ゲート
50の出力は4ステージのシフトレジスタ51に入力さ
れ、マスタクロックパルスへに従ってシフトされる・シ
フトレジスタ51の出力はゲート52、オア回路群49
.ゲート50を介して入力側に戻される。ゲート52は
チャンネル同期パルスCHをインバータ53で反転した
信号によって可能化される。一方、シフトレジスタ51
の出力は更にラッチ回路54に加わり、チャンネル同期
パルスCHのタイミングで該ラッチ回路54に取込まれ
る。
この構成により、各チャンネルのオクターブレートデー
タRATEの整数部の4ビツトデータがシフトレジスタ
51に一時記憶され、高速時分割タイミングに従って循
環する。そして、第2図(C)に示すように発生するチ
ャンネル同期パルスCHによって、シフトレジスタ51
の各チャンネルの出力がほぼ低速時分割タイミングの周
期で1チヤンネルづつラッチ回路54にラッチされる。
シフトレジスタ51の出力がラッチ回路54にラッチさ
れたときゲート52が閉じ、そのデータの循環が阻止さ
れ、記憶がクリアされる。一方、ラッチ回路54にラッ
チされた成るチャンネルのデータも次にチャンネル同期
パルスCHが発生したときクリアされる。従って、アド
レス変更要求信号CRQの発生タイミングで取込まれた
成るチャンネルのオクターブレートデータRATEの整
数部データは、そのチャンネルの高速時分割タイミング
に対応してチャンネル同期パルスCHが発生したときか
ら該パルスCHが次に発生するまでのマスタクロックパ
ルスへの13又は17周期分の時間の間だけラッチ回路
54に保持される。
位相アドレスカウンタ42は、ラッチ回路54の出力を
入力した加算器55と、ゲート56と、低速クロックパ
ルスφ1によってシフト制御される4ステージのシフト
レジスタ57とを含んでいる。
シフトレジスタ57の出力は加算器55に与えられ、ゲ
ート56を介して入力側に戻される。ゲート56は、低
速時分割タイミングに従って発音割当て回路12(第1
図)から与えられたキーオン信号KONの立上りを微分
した微分回路58の出力を反転したインバータ59の出
力によって鍵の押し始めで不能化され、該鍵が割当てら
れたチャンネルに関するシフトレジスタ57の古い記憶
をクリアする。ラッチ回路54の出力は加算器55に加
わり、シフトレジスタ57の出力と加算され、その加算
結果がシフトレジスタ57に記憶される、この加算は、
1チヤンネルに関して低速クロックパルスφ1の4倍の
周期で行われる。一方、ラッチ回路54から成るチャン
ネルのデータが出力される時間幅はマスタクロックパル
スφMの13又は17周期であるため、ラッチ回路54
の出力は同じチャンネルに関するシフトレジスタ57の
出力に対して1度だけしか加算されない。なお、シフト
レジスタ57は、低速クロックパルスφlの立下り(1
”から“OFFへの変化)に同期してデータの取込み及
びデータのシフト動作を行うようになっている。こうし
て、位相アドレスカウンタ42においては、成るチャン
ネルに対応してノートクロックパルスつまりアドレス変
更要求信号CRQが1回発生する毎に、そのチャンネル
に対応するオクターブレートデータRATEの整数部(
小数部からの桁上がり分を含む)を1回だけ加算計数す
る。アドレスカウンタ42の出力は位相アドレス信号P
HAとしてトーンジェネレータ17(第1図)に与えら
れる。この位相アドレス信号PHAは例えば6ビツトの
2進コ一ド化信号であり、1周期波形中の相異なる64
個のサンプル点を特定することが可能である。しかし、
これはトーンジェネレータ17で同じ1周期波形を繰返
し発生する場合であって、異なる複数周期波形を発生す
る場合は位相アドレス信号PHAのビット数は更に増す
第5図では、オクターブレートデータRATEのうち整
数部は低速時分割タイミングに従って計数動作を行い、
小数部は高速時分割タイミングに従って計数動作を行う
ようにしているため、整数計数用の位相アドレスカウン
タ42と小数部計数用の補間アドレスカウンタ41が別
々に設けられている。しかし、時分割速度を問題にしな
いのならば、8ビツトのオクターブレートデータRAT
Eを1つのアドレス計数手段で計数するようにしてもよ
い、その場合、得られたアドレス信号の整数部を位相ア
ドレス信号PHAとし、小数部を補間アドレスデータI
NTとして用いる。
(トーンジェネレータ17の説明) 位相アドレスカウンタ42からは、低速クロックパルス
φ1に従って低速タイミングで時分割多重化された状態
で各チャンネルの位相アドレス信号PHAが出力される
。トーンジェネレータ17は。
この位相アドレス信号PHAによって特定されたサンプ
ル点の楽音波形振幅信号を発生する。トーンジェネレー
タ17における楽音発生方式としてはどのようなものを
用いてもよい。例えば、波形メモリに各サンプル点毎の
楽音波形振幅値を記憶しておき、これをアドレス信号P
HAによって読み出す方式、あるいは、高調波合成方式
、あるいは周波数変調演算方式、あるいは特願昭59−
2667号に示されたような複数のセグメント波形を時
間的に補間しながら、切換えてゆくことにより楽音波形
信号を発生する方式、など任意の方式を用いることがで
きる。また、波形メモリ読み出し方式の場合、メモリに
記憶する波形は1周期波形に限らず、172周期波形あ
るいは適宜の複数周期波形あるいは発音開始から終了ま
での全波形などであってもよい1位相アドレス信号PH
Aは低速時分割タイミングであるため、トーンジェネレ
ータ17における1サンプル点分の楽音波形振幅信号発
生のために比較的長い演算時間を確保することができ、
?![雑な楽音波形発生演算が可能である。
(ピッチ同期・補間回路18の詳細側説明)第6図にお
いて、トーンジェネレータ17から低速時分割タイミン
グで発生された各チャンネルの楽音波形サンプル点振幅
信号は低/高速変換部60に入力され、高速時分割タイ
ミングに変換される。低/高速変換部60は第3図に示
された変換部24と同様にセレクタ61及び4ステージ
のシフトレジスタ62とから成る。
高速時分割タイミングに変換された楽音波形サンプル点
振幅信号は、現サンプル点の信号S1として補間回路6
3に与えられると共に、セレクタ64を介してシフトレ
ジスタ65に記憶される。
シフトレジスタ65は4ステージから成り、マスタクロ
ツタパルスφ、によってシフト制御されるものであり、
その出力はセレクタ64の「0」入力を介して循環保持
されると共に前サンプル点の振幅信号S2として補間回
路66に入力される。
アドレス信号発生回路16(第5図)から発生されたピ
ンチ同期変化パルスCHANGと補間アドレスデータI
NTが遅延回路66に与えられ、トーンジェネレータ1
7における入出力間の信号遅延時間に対応する時間だけ
遅延される。なお、この遅延回路66はトーンジェネレ
ータ17の入出力間に遅延がなければ不要である。遅延
されたピッチ同期変化パルスCHANGはセレクタ64
の選択制御入力に与えられ、遅延された補間アドレスデ
ータINTは補間回路63に与えられる。セレクタ64
は、ピッチ同期変化パルスCH□ANGが“1#のとき
低/高速変換部60から「1」入力に与えられているサ
ンプル点振幅信号を選択し、シフトレジスタ65に入力
する。ピッチ同期変化パルスCHANGがθ″のときは
rOJ入力を選択し、シフトレジスタ65の記憶内容を
循環保持する。
ピッチ同期変化パルスCHANGは、前述の通り、位相
アドレス信号PHAが変化すべきときそのピッチに同期
して(ノートクロックパルスの発生タイミングに同期し
て)発生されるものである。
位相アドレス信号PHAは、高/低速変換部43(第5
図)における変換処理のために、発生すべき楽音のピッ
チに同期して変化しない。従って、この位相アドレス信
号PHAに応じてトーンジェネレータ17から発生され
る楽音波形サンプル点振幅信号もピッチに同期して変化
せず、このままでは楽音のピッチに非調和なノイズをも
たらす原因となる。そこで、トーンジェネレータ17か
ら発生された楽音波形サンプル点振幅信号を発生すべき
楽音のピッチに同期してサンプリングし直すために、セ
レクタ64においてピッチ同期変化パルスCHANGに
よる選択制御を行うようにしている。これにより、シフ
トレジスタ65に記憶された各チャンネルのサンプル点
振幅信号はそのチャンネルで発生する楽音のピッチに同
期して変化するものとなり、補間回路63に入力される
前サンプル点の振幅信号S2はピッチに同期して変化す
るものとなる。
ピッチ同期変化パルスCIANGが発生した後位相アド
レス信号PHAの値が変化し、これに対応してトーンジ
ェネレータ17から発生される楽音波形サンプル点振幅
信号が変化する。こうして、低/高速変換部60から出
力される楽音波形サンプル点振幅信号が現サンプル点の
振幅値を示すとき、シフトレジスタ65から出力される
同じチャンネルの信号はその直前のサンプル点の振幅値
を示している。
補間回路66では、入力された現サンプル点振幅信号S
1と前サンプル点振幅信号S2の間を補間アドレスデー
タINTに従って補間する。補間アドレスデータINT
の値が@0“のときは、シフトレジスタ65から与えら
れる前サンプル点振幅信号S2をそのまま出力する。発
生すべき楽音の音域が基準オクターブ以上の場合は、補
間アドレスデータINTは常に′0″であるため、補間
は行われず、ピッチ同期用のセレクタ64及びシフトレ
ジスタ65を経由してピッチ同期状態とされた前サンプ
ル点振幅信号82(この場合現サンプル点振幅信号S1
は全く使用しないため、この信号S2が事実上の現サン
プル点振幅信号となる)が常に補間回路66から出力さ
れる。
発生すべき楽音の音域が基準オクターブより低い場合は
、オクターブレートデータRATEの小数部の値に応じ
たレートで補間アドレスデータ■NTが変化し、補間が
行われる。補間アドレスデータINTは4ビツトの2進
コ一ド化信号から成るため、補間ステップ数は最大で1
6ステツプであるが、実際の補間ステップ数はオクター
ブレートデータRATEの小数部の値によりて決まる。
例えば、基準オクターブの1オクターブ下の音域ではデ
ータRATEの小数部の値は前出の第2表の通り”10
00’であり、補間アドレスカウンタ41(第5図)か
ら発生される補間アドレスデータINTは’oooo’
と’1000”を交互に繰返し、隣接する2サンプル点
間が2ステツプで補間される。また、基準オクターブの
2オクターブ下の音域ではデータRATEの小数部の値
は@0100”であり、補間アドレスデータINTは”
oooo”、@0100’、”1000”、”1100
”を繰返し、隣接する2サンプル点間が4ステツプで補
間される。以下同様に、オクターブが下がるほどデータ
RATEの小数部の値が小さくなり、補間ステップ数が
増す。なお、補間アドレスデータINTが順次変化して
’oooo=になると、このとき第5図の加算器44か
らキャリイアウド信号が出力され、これによりピッチ同
期変化パルスCIANGが発生され、セレクタ64を介
して現サンプル点振幅信号S1が前サンプル点振幅信号
S2としてシフトレジスタ65に取り込まれる。また、
パルスCHANGが発生されたことにより、位相アドレ
ス信号PHAが1アドレス進められ、トーンジェネレー
タ17から発生される楽音波形サンプル点振幅信号のサ
ンプル点が次のサンプル点に切換わる。
補間アドレスデータINTは、ノートクロックパルスす
なわちアドレス変更要求信号CRQの発生タイミングに
応じて変化するので、発生すべき楽音のピッチに同期し
たタイミングで補間が行われることになる。従って、補
間クロック成分がノイズとはならず、発生音のピッチに
調和する。
また、補間回路66に入力される補間の対象となる隣接
する2サンプル点の楽音波形振幅信号81゜S2も発生
音のピッチに同期して変化する信号である。前サンプル
点の振幅信号S2に関しては前述の通りピッチ同期変化
パルスCHANGに従ってシフトレジスタ65に取込ま
れるようになっているので、これによりピッチに同期し
て変化するものとなる。一方、現サンプル点の振幅信号
S1に関しては格別のピッチ同期操作は行われていない
が、これは格別の操作を行わなくともピッチ同期操作を
行ったのと同等の効果が得られるためである。すなわち
、ピッチ同期操作は、ピッチ同期変化パルスCHANG
によって行うようになっており、このパルスCHANG
の発生時に実質的に利用される可能性のある楽音波形サ
ンプル点振幅信号に関しては必らずピッチ同期操作を行
う必要がある。ところで、前述の通り、ピッチ同期変化
パルスCHANGの発生時は補間アドレスデータINT
は“0#であり、必らず前サンプル点振幅信号S2がそ
のまま選択され、現サンプル点振幅信号S1は利用され
ない。その後、補間アドレスデータINTが変化したと
き、両信号81,82間が実質的に補間合成される。そ
のときには、前述のピッチ同期変化パルスCHANGに
応答して変化したアドレス信号PHAに対応するサンプ
ル点の楽音波形振幅信号が既にトーンジェネレータ17
から発生されており、低/高速変換部60からは間違い
なく現サンプル点の振幅信号S1が出力される。従って
、前サンプル点と現サンプル点の振幅信号82.81と
の間で間違いなく補間を行うことができる。以上の理由
により、前サンプル点振幅信号S2の系列に関しては図
示のようにピッチ同期操作を行う必要があるが、現サン
プル点振幅信号S1の系列に関しては格別のピッチ同期
操作を行わなくてもピッチ同期を達成することができる
のである。勿論、セレクタ64及びシフトレジスタ65
と同様に構成されたピッチ同期操作回路を低/高速変換
部60の出力側に設け、その出力を現サンプル点振幅信
号S1として用いると共にセレクタ64の「1」入力に
入力するようにすることにより、現サンプル点振幅信号
S1に対してもピッチ同期操作を施すようにすることが
できる。
第6図において、補間回路63の出力はアキュムレータ
67に入力され、4チャンネル分の楽音波形サンプル点
振幅信号がアキュムレートされ、各チャンネルの時分割
状態が解除される。このアキュムレータ67の出力は、
4チャンネル分の楽音波形サンプル点振幅信号を加算合
成した信号であり、マスククロツタパルスφ、の4倍の
周期のサンプリング周波数つまり共通サンプリング周波
数f。を持っている。
(補間回路66の詳細側説明) 補間回路66は、所定の補間関数に従って補間を行うも
のであり、どのような構成のものを用いてもよい。補間
関数としては、例えば直線補間、2火桶間、三角関数補
間など任意のものを用いて1 よい。直線補間以外の場
合は、補間アドレスデータINTに応じて補間係数を発
生するための手段を適宜設ける。直線補間の場合は補間
アドレスデータINTをそのまま補間係数として用いる
ことができる。
第7図は、直線補間による補間回路66の一例を示す因
である。現サンプル点振幅信号S1と前サンプル点振幅
信号S2は夫々15ビツトのディジタル信号であり、セ
レクタ68の「1」入力には信号S1の全15ビツトが
入力され、「0」入力には信号S2の全15ビツトが入
力される。セレクタ69の「1」入力及び「0」入力に
は信号81.82を1ビツト下位シフトした14ビツト
の信号が夫々入力される。セレクタ70の「1」入力及
び「0」入力には信号81.82を2ビツト下位にシフ
トした13ビツトの信号が夫々入力される。セレクタ7
1の「1」入力及び「0」入力には信号81.82を3
ビツト下位にシフトした12ビツトの信号が夫々入力さ
れる。各セレクタ68〜71の選択制御入力には補間ア
ドレスデータINTの各ビットINT、〜INT0が夫
々入力される。INT、は最上位ビット、INT2は2
番目の重みのセット、lNT1は3番目の重みのビット
、工NT0は最下位ビットである。セレクタ68〜71
は、選択制御入力に与えられた補間アドレスデータIN
T(ここでは補間係数として機能する)の対応するビッ
トの値が”1″のとき「1」入力を選択し、′0#のと
き「0」入力を選択する。
セレクタ71の出力と信号S2を3ビツト下位シフトし
たライン76の信号とが加算器72で加算される。加算
器72の出力とセレクタ70の出力とが加算器73で加
算される。加算器73の出力とセレクタ69の出力とが
加算器74で加算される。加算器74の出力とセレクタ
68の出力とが加算器75で加算される。加算器75の
出力は補間回路66の出力信号Sとしてアキュムレータ
67に与えられる。
上述のような補間回路63の構成により、下記式で示す
ような直線補間演算が実行される。
S = a x 81 + b x S 2     
−(5)ここでaは補間アドレスデータINTすなわち
補間係数の10進数表現であり、 a −1−b = 1 が成立することから、bは b = l−a なる10進数であり、これを補数によって表現すると、 b = a −4−1(但し、1は2進数表現における
aの最下位ビットの重みに対応する重みを持つもの) となる。
従って、もう一方の補間係数すは、係数aの各ビットを
反転したものに対してその最下位ビットに1を加算した
ものから成る。例えば、aが@1011”(7)とき、
bは、 b=a+0001=0100+0001=0101とな
る。
従って、上記(9式を実行するには、現サンプル点の振
幅信号S1に補間アドレスデータINTの各ピッ1−I
NT、〜INT0を乗算し、前記サンプル点の振幅信号
S2にデータINTの反転信号の各ビットを乗算すると
共に該信号S2に”o。
01”を乗算し、これらの乗算結果を加算すればよい。
ここで、4ビツトの係数の重みは、最上位ピッ1−IN
T3を1とすると、次のピッ)INT。
て、各ビットINT、〜INT0と信号S 1 、82
との乗算は、格別の乗算器を設けずに、単に被乗数であ
る信号81.82を1ビツト下位に、又は2ビツト下位
に、又は3ビツト下位にシフトすることによって達成さ
れる。そのために、セレクタ69〜71には信号81.
82を所定ビット下位シフトした信号を入力したのであ
る。また、乗数である補間係数のビットが10″であれ
ば、格別の乗算を行うまでもなくその積は“0#である
ため、乗算を行う必要はない。従って、係数aが乗算さ
れるべき信号S1に関しては、補間アドレスデータの各
ビットエNT、〜INT0のうちその論理値が1′のビ
ットとの乗算だけを行えばよい。そこで、各セレクタ6
8〜71において対応するビットエNT3〜INT0が
111のとき信号S1又はそれを所定ビット下位シフト
した信号を選択し、その選択出力を加算器72〜75を
介して加算することにより、前記(5)式の右辺第1項
の乗算(aXsl)を実行することができる。一方、係
数すが乗算されるべき信号S2に関しては、aの反転信
号aとの乗算を行うと共に′0001#との乗算を行え
ばよいので、各ビットINT、〜INToのうちその論
理値が”0″のビットを“1“に反転してそれとの乗算
を行うと共に”000m”との乗算を行えばよい。
そこで、各セレクタ68〜71において対応するビット
INT、〜INT、がO#のとき信号S2又はそれを所
定ビット下位シフトした信号を選択すると共に、信号S
2を3ビツト下位シフトした信号(これはS2に″oo
oi”を乗算した積に相当する)をライン76を介して
加算器72に入力し、これらの選択出力とライン76の
信号を加算器72〜75で加算することにより、前記(
5)式の右辺第2項の乗算(bX82)を実行すること
ができる。また、各加算器72〜75は(5)式の右辺
第1項と第2項の積を加算する機能も果す。こうして、
加算器75からは(5)式の補間演算結果に相当する信
号Sが出力される。
なお、セレクタ69〜71に入力される信号S1.82
を所定ビット下位シフトした信号は、図の例ではシフト
した量だけ下位ビットを切捨ているが、そうせずに全1
5ビツトを入力し、加算器72〜75の入力段階でシフ
トすべき僅に応じて重みづけを行うようにしてもよい。
(変更例の説明) 第5図に示したアドレス信号発生回路16において、高
/低速変換部46は第8図のように変更することもでき
る。
第8図の例では時分割速度の高/低速変換動作を各チャ
ンネル別に並列的に行うようにしている。
チャンネル1の高/低速変換回路77−1のみ詳細を示
したが、他のチャンネル2〜4の回路77−2乃至77
−4も同一構成であり、ただ使用する高速チャンネルタ
イミングパルスCH1〜CH4と低速チャンネルタイミ
ングパルスPGCH1〜PGCH4が各チャンネル毎に
異なっている点だけが異なる。なお、各タイミングパル
スCH1〜CH4、PGCHI〜PGCH4の一例は第
2図(2)、山)に示されている。
第5図のゲート40からオア回路47を経由して与えら
れるオクターブレートデータRATEの整数部データは
ゲート78に入力される。チャンネル1に対応する高速
チャンネルタイミングパルスCH1に応じて該ゲート7
8が開放され、チャンネル1に関する上記整数部データ
が該ゲート78を通過してラッチ回路79に入力される
。ゲート78の出力の全ビットがオア回路80に入力さ
れており、ゲート78を通過した整数部データの何れか
のビットがI11#ならば該オア回路80の出力が“1
″となる。このオア回路80の出力がラッチ回路79の
ラッチ制御人力りに加わり、該整数部データを該ラッチ
回路79にラッチする。また、オア回路80の出力信号
“1″はオア回路84を経由してピッチ同期変化パルス
CHANGとして出力される。
ラッチ回路79にラッチされた整数部データはゲート8
1に入力され、チャンネル1に対応する低速チャンネル
タイミングパルスPGCH1に従って該ゲート81を通
過する。ゲート81の出力の全ビットがオア回路82に
入力、されており、整数部の何れかが“1#のデータが
該ゲート81を通過したとき該オア回路82の出力が“
1#となる。このオア回路82の出力信号11#はオア
回路86を介してラッチ回路79のリセット人力Rに与
えられる。ラッチ回路79は、リセット入力凡の信号が
″1#から@O”に立下ったときそのラッチ内容をリセ
ットする。従って、ラッチ回路79にラッチされたオク
ターブレートデータRATEの整数部データがパルスP
GCH1のパルス幅に相当する時間(例えばマスタクロ
ックパルスφ、の16周期分の時間)だけゲート81で
選択されると、その後直ちにラッチ回路79のラッチ内
容がリセットされる。なお、オア回路86の他の入力に
は反転キーオンパルスKONPと高速チャンネルタイミ
ングパルスCH1のアンド論理出力が与えられる。
こうして、チャンネル1の変換回路77−1では自己の
チャンネルに関するオクターブレートデータRATEの
整数部データを低速チャンネルタイミングパルスPGC
H1に従う低速時分割タイミングに変換する。他のチャ
ンネルの変換回路〃−2乃至77−4でも同様に自己の
チャンネルに関するデータを低速時分割タイミングに変
換する。
変換回路77−1乃至77−4から出力された低速時分
割タイミングのデータはオア回路群8白で多重化され、
位相アドレスカウンタ42の加算器55(第5図)に供
給される。
(他の実施例の説明) 第9図はこの発明の別の実施例を示す図で、鍵盤、押鍵
検出回路、発音割当て回路等の図示は省略しである。N
C1〜NC4は、チャンネル1〜4の各チャンネルに割
当てられた鍵の音名を示すノートコードであり、これが
各チャンネル別に設けられたノートクロック発生回路8
6−1乃至86−4に並列的に入力される。ノートクロ
ック発生回路86−1乃至86−4は、入力されたノー
トコードNCI〜NC4の音名に対応する周波数を持つ
ノートクロックパルスすなわちアドレス変更要求信号C
RQ1〜CR,Q4を夫々発生するもので、可変分周回
路から成るものあるいは電圧制御型クロック発振器から
成るものなど、如何なる構成であってもよい。
各チャンネルで発生すべき楽音のノートクロックパルス
すなわちアドレス変更要求信号CRQ1〜CRQ4は時
分割制御回路87に入力され、チャンネルタイミングパ
ルスCHP1〜CHP4に従って時分割多重化される。
この時分割制御回路87の詳細例は特に示さないが、パ
ルスCHP1゜CHF2 、CHF2 、CHF2は第
2図(2)のパルスCH1〜CH4のように各チャンネ
ルの時分割タイムスロットに対応して発生するタイミン
グパルスであり、このパルスCHP1〜CHP4に従っ
て対応するチャンネルのノートクロックパルスCRQN
〜CRQ4を選択し、多重化して1本のライン88に出
力する。なお、一定のパルス幅を持つノートクロックパ
ルスCRQ1〜CRQ4を選択する場合、このパルスC
RQ1〜CRQ4の立上りでパルスCHP1〜CHP4
に従って1回選択を行った後はそのパルスの持続部分は
選択しないようにし、ノートクロックパルスCRQI〜
CRQ4を微分した状態で時分割多重化するようにする
とよい。
0CT1〜0CT4は、各チャンネルで発生すべき楽音
のオクターブを示すオクターブコードであり、時分割制
御回路89に並列的に入力される。
この時分割制御回路89は、時分割制御回路87と同様
ζこ、各チャンネルのオクターブコード0CT1〜0C
T4をチャンネルタイミングパルスCHP1〜CHP4
に従って時分割多重化する。
ライン88のノートクロックパルスはアドレス信号発生
回路90に与えられる。アドレス信号発生回路90は与
えられたノートクロックパルスを各チャンネル毎に時分
割的にカウントし?このノートクロックパルスの発生タ
イミングに応じて変化するアドレス信号を発生する。発
生されたアドレス信号はオクターブシフト回路91に入
力され、時分割制御回路89から時分割的に与えられる
各チャンネルのオクターブコードに従って対応するチャ
ンネルのアドレス信号がビットシフトされる。
シフト回路91から出力されたアドレス信号のうち、整
数部はトーンジェネレータ92に与えられ、その値に対
応するサンプル点の楽音波形振幅ピッチ同期・補間回路
94−1乃至94−4に入力される。遅延回路96はト
ーンジェネレータ92の入出力間の信号遅延時間に見合
った遅延を行うものである。
ピッチ同期・補間回路94−1乃至94−4は各チャン
ネル毎に並列的に設けられている。チャンネル1の回路
94−1の詳細例のみ図示したが、他のチャンネル2〜
4の回路94−2乃至94−4も同一構成であり、ただ
使用するタイミングパルスCHP1〜CHP4とノート
クロックパルスすなわちアドレス変更要求信号CR,Q
1〜CRQ4、ピッチ同期変化パルスCHANG1〜C
HANG4が各チャンネルに対応して異なっている点だ
けが異なる。
ピッチ同期・補間回路94−1において、トーンジェネ
レータ92から時分割的に発生された各チャンネルの楽
音波形サンプル点振幅信号はラッチ回路95に入力され
、チャンネルタイミングパルスCHP1に従ってチャン
ネル1に対応する信号が該ラッチ回路95にラッチされ
る。遅延回路93を経由して与えられるアドレス信号の
小数部データはラッチ回路96に入力され、パルスCH
P1に従ってチャンネル1に対応するデータが該ラッチ
回路96にラッチされる。このラッチ回路95.96は
時分割多重化状態を解除するためのものである。
ラッチ回路95の出力はラッチ回路97に加わる。ラッ
チ回路97の出力は現サンプル点の楽音波形振幅信号S
1として補間回路98に加わると共にラッチ回路99に
加わる。ラッチ回路99の出力は前サンプル点の楽音波
形振幅信号S2として補間回路98に加わる。一方、ラ
ッチ回路96の出力はラッチ回路100に加わり、該ラ
ッチ回路100の出力は補間アドレスデータINTとし
て補間回路98に加わる。ラッチ回路100は、ノート
クロックパルスすなわちアドレス変更要求信号CR,Q
1によってラッチ制御される。ラッチ回路97.99は
ピッチ同期変化パルスCHANG1によってラッチ制御
される。
各チャンネルに対応するピッチ同期変化パルスCHAN
GI〜CHANG4は、可変分周回路101〜104に
おいてノートクロックパルスCRQ1〜CRQ4をオク
ターブコード0CT1〜0CT4に応じた分周比で分周
することにより得られる。この分周比は、オクターブシ
フト回路91におけるシフト量に関連して決定される。
オクターブシフト回路91では、例えば、オクターブコ
ードによって指示されたオクターブが所定の基準オクタ
ーブの場合はアドレス信号のシフトを行わず、基準オク
ターブより高い場合はそのオクターブ差に応じたビット
数だけアドレス信号を上位にシフトし、基準オクターブ
より低い場合はそのオクターブ差に応じたビット数だけ
アドレス信号を下位にシフトする。例えば、アドレス信
号をシフトしない場合、つまり基準オクターブの場合、
アドレス信号発生回路90で発生されたアドレス信号の
全ビットが整数部データとしてトーンジェネレータ92
に与えられる。この場合、アドレス信号の整数部の変化
タイミングはノートクロックパルスすなわちアドレス変
更要求信号CRQ1〜CRQ4の変化タイミングに対応
している(しかし、時分割制御回路87で時分割制御さ
れているためノートクロックパルスの変化に完全には同
期していない)。アドレス信号を上位ビットにシフトし
た場合も、アドレス信号の全ビットが2 倍(nはシフ
ト量を示す)された状態で整数部データとしてトーンジ
ェネレータ92に与えられる。ただし、整数部データの
ビット数を越える上位ビットは切捨てられる。この場合
も、アドレス信号の整数部の変化タイミングはノートク
ロックパルスすなわちアドレス変更要求信号CRQ1〜
CRQ4の変化タイミングに対応している。一方、アド
レス信号を下位ビットにシフトした場合は、アドレス信
号の一部上位ビットが整数部データとしてトーンジェネ
レータ92に与えられ、それよりも下位のビットは小数
部データとして遅延回路9乙に与えられ、ラッチ回路9
6 、I DOを経由して最終的には補間アドレスデー
タINTとして補間回路98に与えられる。この場合、
トーンジェネレータ92に与えられるアドレス信号の整
数部の変化タイミングすなわちトーンジェネレータ92
から発生されるサンプル点振幅信号の変化タイミングは
、ノードクロツタパルスすなわちアドレス変更要求信号
CRQ1〜CRQ4の変化タイミングに常に対応してい
るわけではなく、シフト量nに応じてノートクロックパ
ルスの2 倍の周期で変化する(勿論、前述と同様に、
この変化はノートクロックパルスの変化に同期して起る
わけではない)。分周回路101〜104は、上述のよ
うなアドレス信号の整数部の変化タイミングつまりトー
ンジェネレータ92から発生される楽音波形サンプル点
振幅信号の変化タイミングに対応しており、かつノート
クロックパルスすなわちアドレス変更要求信号CRQI
〜CRQ4に同期しているピッチ同期変化パルスCHA
NG1〜CHANG4を発生するためのものである。
すなわち分周回路101〜104では、入力されたオク
ターブコード0CT1〜0CT4の内容に応じて、その
オクターブが基準オクターブ以上であれば分局比を1/
1に設定して入力されたノートクロックパルスCRQ1
〜CRQ41周せずにそのままピッチ同期変化パルスC
HANG1〜CHANG4として出力するが、そのオク
ターブが基準オクターブよりも低ければ分周比を1/2
n(nはオクターブ差)に設定して入力されたノート久
ロックパルスCTtQ1〜CRQ4を分周し、その分周
出力をピッチ同期変化パルスCHANG1〜CHANG
4として出力する。
このようなピッチ同期変化パルスCHANG1によって
ラッチ回路97.99がラッチ制御されることにより、
現サンプル点の楽音波形振幅信号S1がそのピッチに同
期してラッチ回路97にラッチされ、前サンプル点の楽
音波形振幅信号S2が同じくピッチに同期してラッチ回
路99にラッLされる。また、ノートクロツタパルスC
RQ1によってラッチ回路100がラッチ制御されるこ
とにより、アドレス信号の小数部すなわち補間アドレス
データINTが発生音のピッチに同期して該ラッチ回路
100にラッチされる。
こうして補間回路98に入力される隣接する2サンプル
点の振幅信号S1,82と補間アドレスデータINTは
、すべて、発生すべき楽音ピッチに同期して変化するも
のとなり、楽音波形サンプリング周波数及び補間ステッ
プの周波数が楽音ピッチに調和し、非調和ノイズが発生
するおそれがない。補間回路98は前述の補間回路66
と同様のものであり、上述のような補間アドレスデータ
INTに応じて隣接する2サンプル点間の振幅値をオク
ターブに応じた補間ステップ数で補間する。
各チャンネルに対応するピッチ同期・補間回路94−1
乃至94−4から発生された楽音波形サンプル点振幅信
号は加算回路105で加算され、図示しないディジタル
/アナログ変換器を経てササランドシステムに至る。
なお、第6図の回路において現サンプル点の振幅信号S
1のために特別のピッチ同期操作を行っていないのと同
じ理由により、第9図のピッチ同期用のラッチ回路97
を省略することができる。
また、第1図の実施例において、第6図に示すピッチ同
期・補間回路18に代えて第9図に示すような時分割解
除用ラッチ回路を備えた各チャンネル別のピッチ同期補
間回路94−1乃至94−4を用いることもできる。
また、第9図のピッチ同期・補間回路94−1乃至94
−4のように時分割多重化状態を解除して補間演算を行
う場合は、補間回路98としてアナログ式の補間回路を
用いることもできる。すなわちトーンジェネレータ92
の出力をアナログ変換器、コンデンサ等によって各チャ
ンネル別にホールドし、その出力を抵抗分圧回路等を含
むアナログ式補間回路に入力するようにすればよい。
また、第1図の実施例において、ノートクロック発生回
路15は第3図に示すような複数チャンネル間で時分割
動作を行うものに限らず、第9図のノートクロック発生
回路86−1乃至86−4のように各チャンネル独立に
設けられたものを用いてもよい。
また、上記各実施例では、楽音信号の実効サンプリング
周波数をピッチに同期させるために、ノートクロック発
生回路を用い、そこで発生したノートクロックパルスに
基づきピッチ同期変化パルスを作成し、ピッチ非同期の
時分割チャンネルタイミングに従って時分割的に発生し
た各チャンネルの楽音波形サンプル点振幅信号をピッチ
同期変化パルスによってサンプリングし直すようにして
いる。しかし、これ以外の方法でピッチ同期を実現する
ようにしてもよい。例えば、時分割化された成るチャン
ネルの楽音波形サンプル点振幅信号をピッチ同期のため
に他のチャンネルのタイムスロットに移し、そのチャン
ネルの楽音波形サンプル点振幅信号と加算するようにし
ても、ピッチ同期を実現することができる。
なお、上記実施例では、補間は隣接する2サンプル点間
で行っているが、飛び飛びのサンプル点間で補間を行っ
てもよいし、また3以上のサンプル点間で補間を行って
もよい。
また、上記実施例では、音域を1オクタ一ブ単位で設定
し、この1オクタ一ブ単位で設定された音域に対応して
補間処理を行うようにしたが、この発明はこれに限定さ
れるものではなく、音域は任意に設定でき、例えば2オ
クタ一ブ単位あるいは半オクターブ単位で音域を設定す
るようにしてもよい。
また、実施例におけるノートクロック発生回路15.8
6−1乃至86−4で発生し得るノートクロックパルス
の音名数も1オクターブ内の12音名に限らず、適宜の
オクターブ音域(例えば2オクタ一ブ単位の音域)内の
相対的音名(例えば2オクターブの範囲の24音名)に
対応していてよい。
〔発明の効果〕
以上の通りこの発明によれば、発生すべき楽音の音域に
応じて楽音波形サンプル点間で補間を行うようにしたの
で、低音域における実効サンプリング周波数の低下を防
ぐことができ、折返しノイズの発生を抑止することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明を適用した電子楽器の一実施例を示す
全体構成ブロック図、 第2図はチャンネル時分割タイミングの一例を示すため
の各種タイミング信号のタイミングチャート、 第3図は第1図におけるPナンバ発生回路及びノートク
ロック発生回路の詳細例を示すブロック図、 第4図は第1図におけるオクターブレートデータ発生回
路の詳細例を示すブロック図、第5図は第1図のアドレ
ス信号発生回路の詳細例を示すブロック図、 第6図は第1図のピッチ同期・補間回路の詳細例を示す
ブロック図、 第7図は第6図の補間回路の詳細例を示すブロック図、 第8図は第5図における高/低速変換部の変更例を示す
ブロック図、 第9図はこの発明の他の実施例を示すブロック図、 第10図はこの発明に従うオクターブに応じたサンプル
点間補間の一例を示す楽音波形サンプル点振幅信号の波
形図、である。 10・・・鍵盤、11・・・押鍵検出回路、12・・・
発音割当て回路、13・・・Pナンバ発生回路、14・
・・オクターブレートデータ発生回路、15.86−1
〜86−4・・・ノートクロック発生回路、16.90
・・・アドレス信号発生回路、17,9211.トーン
ジェネレータ、18.94−1〜94−4 、、、ピッ
チ同期・補間回路。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、発生すべき楽音の音高に対応して変化する位相情報
    を発生する位相情報発生手段と、 この位相情報に従つて楽音波形サンプル点振幅信号を発
    生する波形発生手段と、 前記発生すべき楽音の音域に応じて、該音域が低くなる
    ほど補間を密に行うようにする補間情報を発生する補間
    情報発生手段と、 前記波形発生手段で発生された楽音波形サンプル点振幅
    信号の少なくとも2つのサンプル点間の振幅を前記補間
    情報に基づき補間する補間手段とを具えた楽音信号発生
    装置。 2、前記補間情報発生手段は、前記発生すべき楽音の音
    域が所定の基準音域より低い場合前記補間情報を発生す
    るものである特許請求の範囲第1項3、前記補間情報は
    、前記サンプル点間の補間を行う場合に、その補間ステ
    ップ数を前記音域に応じて定めるものである特許請求の
    範囲第1項又は第2項記載の楽音信号発生装置。 4、前記補間ステップ数は音域が低くなるほど多くなる
    ものである特許請求の範囲第3項記載の楽音信号発生装
    置。 5、前記位相情報発生手段は、前記発生すべき楽音の音
    域が前記基準音域以下の場合は前記波形発生手段から全
    サンプル点の前記振幅信号を発生させるが、該基準音域
    より高い場合はその音域に応じて1又は複数のサンプル
    点を飛び越しながら前記振幅信号を発生させるよう前記
    位相情報を発生するものである特許請求の範囲第2項記
    載の楽音信号発生装置。 6、前記音域はオクターブ単位で設定されるものである
    特許請求の範囲第1項乃至第5項の何れかに記載の楽音
    信号発生装置。 7、発生すべき楽音のオクターブ音域内における相対的
    音名に対応してノートクロックパルスを発生するノート
    クロック発生手段と、 発生すべき楽音が属するオクターブ音域に対応して数値
    データを発生する数値データ発生手段と、前記ノートク
    ロックパルスの発生タイミングで前記数値データの加算
    又は減算を行うことによりアドレス信号を発生するアド
    レス信号発生手段と、前記アドレス信号の整数部に応じ
    て楽音波形サンプル点振幅信号を発生する波形発生手段
    と、前記波形発生手段で発生された隣接する整数部アド
    レスに対応する2つの楽音波形サンプル点振幅信号を前
    記アドレス信号の小数部に応じて補間する補間手段と を具えた楽音信号発生装置。 8、前記数値データは、所定の基準オクターブ音域に対
    する発生すべき楽音のオクターブ音域のずれに対応する
    ものである特許請求の範囲第7項記載の楽音信号発生装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002156975A (ja) * 2000-08-17 2002-05-31 Sony Internatl Europ Gmbh 音生成装置及び方法

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