JPS61235531A - 展伸用アルミニウム合金およびその製造方法 - Google Patents
展伸用アルミニウム合金およびその製造方法Info
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- JPS61235531A JPS61235531A JP7383585A JP7383585A JPS61235531A JP S61235531 A JPS61235531 A JP S61235531A JP 7383585 A JP7383585 A JP 7383585A JP 7383585 A JP7383585 A JP 7383585A JP S61235531 A JPS61235531 A JP S61235531A
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- JP
- Japan
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- annealing
- color tone
- alloy
- ingot
- rolling
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
この発明はカーテンウオール材の如き建材など、陽極酸
化処理を施して使用される展伸用アルミニウム合金およ
びその製造方法に関し、特に陽極酸化処理後の色調が淡
色で安定した展伸用アルミニウム合金およびその製造方
法に関するものである。
化処理を施して使用される展伸用アルミニウム合金およ
びその製造方法に関し、特に陽極酸化処理後の色調が淡
色で安定した展伸用アルミニウム合金およびその製造方
法に関するものである。
従来の技術
一般に建材用アルミニウム合金に対する陽極酸化処理は
、硫酸浴中で直流電解して多孔質皮膜を生成させるのが
通常である(以下これを一次電解と記す)。また必要に
応じて一次電解後にN1等の金属塩を含む溶液にて交流
電解を行ない、−次電解で生成された微細孔中にN1等
の金属を析出させることにより着色する電解着色(以下
これを二次電解と記す)を行なうことも多い。
、硫酸浴中で直流電解して多孔質皮膜を生成させるのが
通常である(以下これを一次電解と記す)。また必要に
応じて一次電解後にN1等の金属塩を含む溶液にて交流
電解を行ない、−次電解で生成された微細孔中にN1等
の金属を析出させることにより着色する電解着色(以下
これを二次電解と記す)を行なうことも多い。
ところで最近ではアルミニウム合金製のカーテンウオー
ル材の需要が著しく拡大しているが、このカーテンウオ
ール材としては一般には工業用純アルミニウム、例えば
JIS A 1100合金を用い、20声〜3oJ
J1程度のエツチングを行なった後、−次電解を行なっ
て20JJI前後の厚い陽極酸化皮膜を生成させるのが
通常である。このような厚い陽極酸化皮膜を生成させる
必要がある場合、Ala Feのような金属間化合物や
フリー3iのような析出物がアルミニウム合金素材中に
存在すれば、−次電解においてこれらが溶解もしくは酸
化されずにそのままの状態で陽極酸化皮膜中に取込まれ
るため、外部から陽極酸化皮膜中に入射した入射光が皮
膜内部のこれらの粒子により反射・散乱せしめられ、そ
の結果皮膜外部へ射出される光量が少なくなり、皮膜の
外観色調が灰色から黒色を呈するようになる。特に通常
のアルミニウム合金においてはSiを不可避的に含有す
るが、そのSiがフリーSiとして析出した場合には一
次電解後の皮膜色調に大きな影響を及ぼす。
ル材の需要が著しく拡大しているが、このカーテンウオ
ール材としては一般には工業用純アルミニウム、例えば
JIS A 1100合金を用い、20声〜3oJ
J1程度のエツチングを行なった後、−次電解を行なっ
て20JJI前後の厚い陽極酸化皮膜を生成させるのが
通常である。このような厚い陽極酸化皮膜を生成させる
必要がある場合、Ala Feのような金属間化合物や
フリー3iのような析出物がアルミニウム合金素材中に
存在すれば、−次電解においてこれらが溶解もしくは酸
化されずにそのままの状態で陽極酸化皮膜中に取込まれ
るため、外部から陽極酸化皮膜中に入射した入射光が皮
膜内部のこれらの粒子により反射・散乱せしめられ、そ
の結果皮膜外部へ射出される光量が少なくなり、皮膜の
外観色調が灰色から黒色を呈するようになる。特に通常
のアルミニウム合金においてはSiを不可避的に含有す
るが、そのSiがフリーSiとして析出した場合には一
次電解後の皮膜色調に大きな影響を及ぼす。
なおここでフリーSiとは、化合物とならずに単体とし
て析出しているSiを意味する。
て析出しているSiを意味する。
従来は、上述のような金属間化合物やフリー3i等の析
出物の晶出、析出を適切にIIIIIlすることが困難
であったため、アルミニウム合金素材に起因する一次電
解における色調のばらつきが生じ易かったが、カーテン
ウオール等においては一般に需要者側が濃色系の色調を
好むことが多かったために、二次電解での着色程度を変
えることによって全体的に濃色系の色調とし、これによ
って−次電解での色調のばらつきを目立たなくすること
が可能であった。
出物の晶出、析出を適切にIIIIIlすることが困難
であったため、アルミニウム合金素材に起因する一次電
解における色調のばらつきが生じ易かったが、カーテン
ウオール等においては一般に需要者側が濃色系の色調を
好むことが多かったために、二次電解での着色程度を変
えることによって全体的に濃色系の色調とし、これによ
って−次電解での色調のばらつきを目立たなくすること
が可能であった。
発明が解決すべき問題点
最近ではWI′gI者の好みが多様化し、高層ピル用カ
ーテンウオールとしても従来はあまり使用されていなか
った淡色系の色調のものに対する需要が増大している。
ーテンウオールとしても従来はあまり使用されていなか
った淡色系の色調のものに対する需要が増大している。
このような淡色系のカーテンウオールの場合、二次電解
まで行なわないことが多く、その場合素材に起因する一
次電解での色調のばらつきが製品にそのまま現われるた
め、−次電解でのわずかな色調のばらつきも極めて大き
な問題となっている。また二次電解を行なう場合にも、
淡色系の製品では着色程度をわずかに抑えるため、−次
電解での色調のばらつきを二次電解でIl整して目立た
なくすることは困難であった。
まで行なわないことが多く、その場合素材に起因する一
次電解での色調のばらつきが製品にそのまま現われるた
め、−次電解でのわずかな色調のばらつきも極めて大き
な問題となっている。また二次電解を行なう場合にも、
淡色系の製品では着色程度をわずかに抑えるため、−次
電解での色調のばらつきを二次電解でIl整して目立た
なくすることは困難であった。
この発明は以上の事情を背景としてなされたもので、−
次電解後の陽極酸化皮膜の色調が均一かつ安定した淡色
を呈するようにした展伸用アルミニウム合金およびその
製造方法を提供することを目的とするものである。
次電解後の陽極酸化皮膜の色調が均一かつ安定した淡色
を呈するようにした展伸用アルミニウム合金およびその
製造方法を提供することを目的とするものである。
問題点を解決するための手段
本発明者等は上述の目的を達成するべく種々実験・検討
を重ねた結果、少量のM nを添加することによってフ
リー3iの析出を抑制し、−次電解によって安定かつ均
一な淡色系の色調を有する陽極酸化皮膜を生成させ得る
ことを見出し、この発明をなすに至ったのである。
を重ねた結果、少量のM nを添加することによってフ
リー3iの析出を抑制し、−次電解によって安定かつ均
一な淡色系の色調を有する陽極酸化皮膜を生成させ得る
ことを見出し、この発明をなすに至ったのである。
具体的には、本願第1発明の展伸用アルミニウム合金は
、f!量%テ3 i 0.04〜0.40%、Fe0,
1〜0.80%、Mll O,05〜0.35%、Ti
O,10%以下を含有し、残部がA1および不可避的不
純物よりなることを特徴とするものである。
、f!量%テ3 i 0.04〜0.40%、Fe0,
1〜0.80%、Mll O,05〜0.35%、Ti
O,10%以下を含有し、残部がA1および不可避的不
純物よりなることを特徴とするものである。
また本願第2発明の製造方法は、重量%でSiO,04
〜0.40%、Fe O,1〜0.80%、MnO,0
5〜0.35%、Ti0.10%以下を含有し、残部が
八!および不可避的不純物よりなる鋳塊を450〜63
O℃の温度範囲内で1時間以上加熱した後熱間圧延し、
その後直ちにもしくは冷間圧延を施してから250〜6
00℃の温度範囲内で焼鈍することを特徴とするもので
ある。
〜0.40%、Fe O,1〜0.80%、MnO,0
5〜0.35%、Ti0.10%以下を含有し、残部が
八!および不可避的不純物よりなる鋳塊を450〜63
O℃の温度範囲内で1時間以上加熱した後熱間圧延し、
その後直ちにもしくは冷間圧延を施してから250〜6
00℃の温度範囲内で焼鈍することを特徴とするもので
ある。
発明の詳細な説明
先ずこの発明における合金成分の限定理由について説明
する。
する。
Si :
3iはへ!合金において不純物として不可避的に含有さ
れる元素であり、その3iがフリーSiとして析出すれ
ば前述のように一次電解後の陽極酸化皮膜の色調にばら
つきが生じるおそれがあるが、この発明ではMnの添加
によってフリーSiの析出を防止している。但しSlが
0.04%未満ではMnを添加しなくてもフリー3i
としての析出量が極めて少ないため、この発明の対象外
とし、Sil!lの下限を0.04%とした。一方5t
が0.40%を越えればAl−Fe−5i系やAl−M
n−8i系の晶出物が粗大化し、またその量も多くなっ
て、陽極酸化処理時に安定した淡色の色調を得にくくな
り、また耐食性も劣化する。したがって5if11は0
.04〜0.40%の範囲内とした。
れる元素であり、その3iがフリーSiとして析出すれ
ば前述のように一次電解後の陽極酸化皮膜の色調にばら
つきが生じるおそれがあるが、この発明ではMnの添加
によってフリーSiの析出を防止している。但しSlが
0.04%未満ではMnを添加しなくてもフリー3i
としての析出量が極めて少ないため、この発明の対象外
とし、Sil!lの下限を0.04%とした。一方5t
が0.40%を越えればAl−Fe−5i系やAl−M
n−8i系の晶出物が粗大化し、またその量も多くなっ
て、陽極酸化処理時に安定した淡色の色調を得にくくな
り、また耐食性も劣化する。したがって5if11は0
.04〜0.40%の範囲内とした。
Fe:
Feは材料の強度向上および結晶粒の微細化に有効な元
素であるが、その含有量が0.10%未満ではその効果
が小さく、一方0.80%を越えて含有されれば、陽極
酸化処理時に着色されてしまい、淡色系の皮膜色調が得
難くなるから、0.10〜0.80%の範囲内とした。
素であるが、その含有量が0.10%未満ではその効果
が小さく、一方0.80%を越えて含有されれば、陽極
酸化処理時に着色されてしまい、淡色系の皮膜色調が得
難くなるから、0.10〜0.80%の範囲内とした。
Mn:
Mnはフリー3iの析出を抑制するために添加される元
素であるが、その含有量が0.05%未満では上記の効
果が得られず、一方0.35%を越えて含有されれば、
陽極酸化処理がベージュ色に着色されてしまい、淡色系
の皮膜色調が得られなくなるから、Mn含有量は0.0
5〜0.35%の範囲内とした。
素であるが、その含有量が0.05%未満では上記の効
果が得られず、一方0.35%を越えて含有されれば、
陽極酸化処理がベージュ色に着色されてしまい、淡色系
の皮膜色調が得られなくなるから、Mn含有量は0.0
5〜0.35%の範囲内とした。
Ti :
Tiは鋳塊の結晶粒微細化のために添加されるが、0.
10%を越えればその効果が飽和し、またTiAl3の
初晶が生成されてストリンガ−と称される線状欠陥の発
生を招くおそれがあるから、0.10%以下に限定され
た。なおTiを添加する場合Aβ−”[1母合金を用い
ても良いが、Affi−Ti −8母合金を用いてTi
と同時に8を添加すれば、結晶粒微細化効果がより一
層向上する。したがってこの発明においても必要に応じ
てBをT1と同時添加しても良いが、その場合の8含有
量は0.03%以下とすることが望ましい。その理由は
、Bが0.03%を越えればTi 82粒子によるスト
リンガ−が発生するおそれがあるからである。
10%を越えればその効果が飽和し、またTiAl3の
初晶が生成されてストリンガ−と称される線状欠陥の発
生を招くおそれがあるから、0.10%以下に限定され
た。なおTiを添加する場合Aβ−”[1母合金を用い
ても良いが、Affi−Ti −8母合金を用いてTi
と同時に8を添加すれば、結晶粒微細化効果がより一
層向上する。したがってこの発明においても必要に応じ
てBをT1と同時添加しても良いが、その場合の8含有
量は0.03%以下とすることが望ましい。その理由は
、Bが0.03%を越えればTi 82粒子によるスト
リンガ−が発生するおそれがあるからである。
なお上記各成分元素のほかはA!および不可避的不純物
とすれば良いが、必要に応じて0.30%以下のCuが
含有されていても良い。すなわちCLIは強度向上に有
効な元素であるが、0.30%を越えて添加すれば耐食
性が低下するからである。
とすれば良いが、必要に応じて0.30%以下のCuが
含有されていても良い。すなわちCLIは強度向上に有
効な元素であるが、0.30%を越えて添加すれば耐食
性が低下するからである。
次にこの発明のアルミニウム合金の製造方法、すなわち
第2発明に係る製造方法の各工程について具体的に説明
する。
第2発明に係る製造方法の各工程について具体的に説明
する。
先ず前述のような成分組成を有するA1合金鋳塊に45
0〜630℃の鑓囲内で1時間以上の加熱による熱処理
を施す。この熱処理は圧延後の焼鈍時における再結晶粒
を微細化するために必要なものである。すなわち、圧延
後の焼鈍時における再結晶粒が粗大であれば、陽極酸化
処理した場合に筋目等の外観不良が発生するおそれがあ
り、したがって圧延後の焼鈍時における再結晶粒を@細
化する必要があるが、そのためには熱間圧延前の鋳塊に
対して450℃以上の温度での熱処理を施すことが有効
である。この熱処理の加熱温度が450℃未満では圧延
後の焼鈍時における再結晶粒の微細化効果が得られず、
一方630℃を越えればアルミニウム合金の!!点に近
くなって実操業でのv11!が困難となる。また加熱時
間が1時間未満でも圧延後の焼鈍時における再結晶粒の
微細化効果が充分ではない。したがって熱間圧延前に4
50〜630℃の温度域で1時間以上の熱処理を施)゛
ごととした。
0〜630℃の鑓囲内で1時間以上の加熱による熱処理
を施す。この熱処理は圧延後の焼鈍時における再結晶粒
を微細化するために必要なものである。すなわち、圧延
後の焼鈍時における再結晶粒が粗大であれば、陽極酸化
処理した場合に筋目等の外観不良が発生するおそれがあ
り、したがって圧延後の焼鈍時における再結晶粒を@細
化する必要があるが、そのためには熱間圧延前の鋳塊に
対して450℃以上の温度での熱処理を施すことが有効
である。この熱処理の加熱温度が450℃未満では圧延
後の焼鈍時における再結晶粒の微細化効果が得られず、
一方630℃を越えればアルミニウム合金の!!点に近
くなって実操業でのv11!が困難となる。また加熱時
間が1時間未満でも圧延後の焼鈍時における再結晶粒の
微細化効果が充分ではない。したがって熱間圧延前に4
50〜630℃の温度域で1時間以上の熱処理を施)゛
ごととした。
このように熱処理を行なってから常法に従い熱間圧延を
行ない、その後直ちに250〜600℃で焼鈍するかま
たは必要に応じて熱間圧延後に冷開圧延を行なってから
250〜600℃で焼鈍する。
行ない、その後直ちに250〜600℃で焼鈍するかま
たは必要に応じて熱間圧延後に冷開圧延を行なってから
250〜600℃で焼鈍する。
この焼鈍は、例えばカーテンウオール用材として、HI
4材、Hta材等のO−ルチンバー材として用いるべく
再結晶させるためのちのである。焼鈍濃度が250℃未
満では再結晶が開始されず、そのまま陽極酸化処理を施
した場合、筋目と称される外観不良が発生する。ここで
、従来カーテンウオール材として使用されていたJIS
A 1000合金における焼鈍温度とフリー81
析出量との関係を第1図に示す。第1図から理解される
ように、Mllが積極的に添加されていないJISA
1100合金では、焼鈍温度によってフリー3iの析出
量が変化し、そのため焼鈍温度のわずかなばらつきでも
陽極酸化皮膜の色調に大きな影響を及ぼし、皮膜色調の
ばらつきをもたらす。しかしながらこの発明の合金では
Mnji:0.05〜0.35%添加することによって
フリー81の析出が防止されているため、焼鈍濃度に無
関係に常にフリー81の析出がない。したがってMnを
添加したこの発明のアルミニウム合金では、焼鈍温度が
皮膜色調に影響を及ぼすことはなく、そのため焼鈍温度
は要は再結晶IIIであれば良いから、前述のように焼
鈍温度の下限は250℃とした。一方焼鈍温度が600
℃を越えれば再結晶粗粗大化やフクレの発生などの弊害
を招き易く、また経済的にも好ましくないから、焼F@
一度は250〜600℃の範囲内とした。
4材、Hta材等のO−ルチンバー材として用いるべく
再結晶させるためのちのである。焼鈍濃度が250℃未
満では再結晶が開始されず、そのまま陽極酸化処理を施
した場合、筋目と称される外観不良が発生する。ここで
、従来カーテンウオール材として使用されていたJIS
A 1000合金における焼鈍温度とフリー81
析出量との関係を第1図に示す。第1図から理解される
ように、Mllが積極的に添加されていないJISA
1100合金では、焼鈍温度によってフリー3iの析出
量が変化し、そのため焼鈍温度のわずかなばらつきでも
陽極酸化皮膜の色調に大きな影響を及ぼし、皮膜色調の
ばらつきをもたらす。しかしながらこの発明の合金では
Mnji:0.05〜0.35%添加することによって
フリー81の析出が防止されているため、焼鈍濃度に無
関係に常にフリー81の析出がない。したがってMnを
添加したこの発明のアルミニウム合金では、焼鈍温度が
皮膜色調に影響を及ぼすことはなく、そのため焼鈍温度
は要は再結晶IIIであれば良いから、前述のように焼
鈍温度の下限は250℃とした。一方焼鈍温度が600
℃を越えれば再結晶粗粗大化やフクレの発生などの弊害
を招き易く、また経済的にも好ましくないから、焼F@
一度は250〜600℃の範囲内とした。
またこの焼鈍時の加熱速度も特にjitiill化処理
後の皮膜処理後影響を及ぼさないから、バッチ方式のv
e鈍、急速加熱式の連続焼鈍のいずれも適用可能である
。
後の皮膜処理後影響を及ぼさないから、バッチ方式のv
e鈍、急速加熱式の連続焼鈍のいずれも適用可能である
。
なおまたこの250〜600℃でのgA鈍を最終焼鈍と
して適用して、完全焼鈍材で使用しても良いことは勿論
である。
して適用して、完全焼鈍材で使用しても良いことは勿論
である。
実施例
第1表の合金1@1〜5に示すアルミニウム合金を常法
に従って溶製し、通常のDC鋳造法により450x12
00+sの断面の鋳塊を鋳造した。
に従って溶製し、通常のDC鋳造法により450x12
00+sの断面の鋳塊を鋳造した。
なお鋳塊の結晶粒微細化のためには、Al−5%T1−
1%B母合金を用いた。鋳塊の断面組織が微細であるこ
とを確スした後、鋳塊の広幅面(両面)を片面当り10
m1面削し、580X10時間加熱した後、480℃ま
で冷却して熱間圧延を施し、板厚6,011の熱延板と
した。次いで板厚3,1驕履まで冷開圧延した後、中f
il焼鈍を行なった。中間焼鈍は300℃×5時間、3
20℃×5時間、370℃×5時間の3種の条件にて実
施した。中@焼鏝後さらに2,41℃厚まで冷開圧延し
、H14テンパー材を作成した。
1%B母合金を用いた。鋳塊の断面組織が微細であるこ
とを確スした後、鋳塊の広幅面(両面)を片面当り10
m1面削し、580X10時間加熱した後、480℃ま
で冷却して熱間圧延を施し、板厚6,011の熱延板と
した。次いで板厚3,1驕履まで冷開圧延した後、中f
il焼鈍を行なった。中間焼鈍は300℃×5時間、3
20℃×5時間、370℃×5時間の3種の条件にて実
施した。中@焼鏝後さらに2,41℃厚まで冷開圧延し
、H14テンパー材を作成した。
次いで各材料を50℃の10%Na OH水溶液中で片
側20mずつ両面をエツチングし、水洗後30%HNO
3水II液にてデスマットし、水洗した。さらに各材料
に対し、15%H2304水溶液(浴120℃)中にて
IA/da’の電流密度で陽?1!!l化処理を施し、
20声厚の陽極酸化皮暎を生成させた。
側20mずつ両面をエツチングし、水洗後30%HNO
3水II液にてデスマットし、水洗した。さらに各材料
に対し、15%H2304水溶液(浴120℃)中にて
IA/da’の電流密度で陽?1!!l化処理を施し、
20声厚の陽極酸化皮暎を生成させた。
このようにして得られた陽糧穣化処理材の皮膜表面を、
スガ試験機製カラーメーター(SM−3−MCH)を用
いて測色し、ハンター色差色中の明度を示すL値を測定
した。ここでL値はその値が高いほど淡い色調を示す。
スガ試験機製カラーメーター(SM−3−MCH)を用
いて測色し、ハンター色差色中の明度を示すL値を測定
した。ここでL値はその値が高いほど淡い色調を示す。
その結果を中間焼鈍条件およびフリーSi析出量ととも
に第2表に示す。なお第2表においてΔLは中間状態条
件によるし値のばらつきを示す。
に第2表に示す。なお第2表においてΔLは中間状態条
件によるし値のばらつきを示す。
第 1 表
第 2 表
第2表から明らかなようにこの発明によるアルミニウム
合金は、陽極酸化皮膜のLI[が高く、全体に淡色の皮
膜色調を呈しており、しがも中間焼鈍条件が変動しても
L値の変動すなわち皮膜色調の変動がきわめてわずかで
あり、したがって安定して淡色の皮膜色調が得られるこ
とがわかる。これに対し従来のJIS 1100合金
では中間焼鈍条件によってフリーSilが変化し、皮膜
色調の変動が大きいことがわかる。
合金は、陽極酸化皮膜のLI[が高く、全体に淡色の皮
膜色調を呈しており、しがも中間焼鈍条件が変動しても
L値の変動すなわち皮膜色調の変動がきわめてわずかで
あり、したがって安定して淡色の皮膜色調が得られるこ
とがわかる。これに対し従来のJIS 1100合金
では中間焼鈍条件によってフリーSilが変化し、皮膜
色調の変動が大きいことがわかる。
発明の効果
前述の実施例からも明らかなように、この発明のアルミ
ニウム合金およびFJi方法によれば、陽極酸化処理(
−次電解)により生成されるtill!酸化皮膜の色調
が淡色でしかも安定しており、したがって淡色の色調が
要求されるカーテンウオール用材等に適用して好適なも
のである。
ニウム合金およびFJi方法によれば、陽極酸化処理(
−次電解)により生成されるtill!酸化皮膜の色調
が淡色でしかも安定しており、したがって淡色の色調が
要求されるカーテンウオール用材等に適用して好適なも
のである。
第1図は従来のカーテンウオール材として使用されてい
るJIS A 1100合金の中間焼鈍温度とフリ
ー81析出量との関係を示すグラフである。 出願人 スカイアルミニウム株式会社代理人 弁理
士 豊 1)武 久 (ばか1名)
るJIS A 1100合金の中間焼鈍温度とフリ
ー81析出量との関係を示すグラフである。 出願人 スカイアルミニウム株式会社代理人 弁理
士 豊 1)武 久 (ばか1名)
Claims (2)
- (1)重量%でSi0.04〜0.40%、Fe0.1
〜0.80%、Mn0.05〜0.35%、Ti0.1
0%以下を含有し、残部がAlおよび不可避的不純物よ
りなることを特徴とする、陽極酸化処理を施して使用さ
れる展伸用アルミニウム合金。 - (2)重量%でSi0.04〜0.40%、Fe0.1
〜0.80%、Mn0.05〜0.35%、Ti0.1
0%以下を含有し、残部がAlおよび不可避的不純物よ
りなる鋳塊を450〜630℃の温度範囲内で1時間以
上加熱した後熱間圧延し、その後直ちにもしくは冷間圧
延を施してから250〜600℃の濃度範囲内で焼鈍す
ることを特徴とする、陽極酸化処理を施して使用される
展伸用アルミニウム合金の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7383585A JPS61235531A (ja) | 1985-04-08 | 1985-04-08 | 展伸用アルミニウム合金およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7383585A JPS61235531A (ja) | 1985-04-08 | 1985-04-08 | 展伸用アルミニウム合金およびその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61235531A true JPS61235531A (ja) | 1986-10-20 |
Family
ID=13529592
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7383585A Pending JPS61235531A (ja) | 1985-04-08 | 1985-04-08 | 展伸用アルミニウム合金およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JPS61235531A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01268837A (ja) * | 1988-04-19 | 1989-10-26 | Sky Alum Co Ltd | 展伸用アルミニウム合金およびその製造方法 |
JPH03100144A (ja) * | 1989-09-14 | 1991-04-25 | Sky Alum Co Ltd | 建材用アルミニウム合金圧延板の陽極酸化処理後の色調の調整方法 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5172911A (ja) * | 1974-12-23 | 1976-06-24 | Furukawa Aluminium | Hatsushokushoryooshidashiaruminiumugokin |
JPS5956541A (ja) * | 1982-09-10 | 1984-04-02 | Kobe Steel Ltd | 自然発色用Al合金の製造方法 |
-
1985
- 1985-04-08 JP JP7383585A patent/JPS61235531A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH0739621B2 (ja) * | 1989-09-14 | 1995-05-01 | スカイアルミニウム株式会社 | 建材用アルミニウム合金圧延板の陽極酸化処理後の色調の調整方法 |
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