JPS61232851A - 耐熱性に優れた易開封性プラスチツク製輸液用容器の栓 - Google Patents

耐熱性に優れた易開封性プラスチツク製輸液用容器の栓

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JPS61232851A
JPS61232851A JP60074421A JP7442185A JPS61232851A JP S61232851 A JPS61232851 A JP S61232851A JP 60074421 A JP60074421 A JP 60074421A JP 7442185 A JP7442185 A JP 7442185A JP S61232851 A JPS61232851 A JP S61232851A
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ethylene
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rubber stopper
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博 小林
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の目的 (産業上の利用分野) 本発明はリンゲル、ブドウ糖液等の輸液を収容する輸液
用容器の栓に関する。
(従来技術) 従来、輸液用容器としてガラス瓶が多く使用されており
、その封栓工程は、洗浄されたガラス瓶に内容液を充填
し、ガラス瓶に予め滅菌されたゴム栓を打栓してから、
このゴム栓をアルミ族の口金によりクリンチシールし、
その後ガラス瓶を滅菌して、最後にプラスチック製のカ
バーキャップを被せ収縮塩ビのキャップシールをするも
のが一般的であった。しかしながらこの従来技術による
と、ゴム栓が内容液と接触するので、ゴム栓のブリード
物が内容液中に混入する欠点があるばかりか、その構成
部品が多いために封栓作業が厄介なものとなる。
また一部ではガラス瓶に代えてプラスチックボトルを使
用する例もあるが、この場合も、その封栓工程は、洗浄
されたプラスチックボトルに内容液を充填した後にプラ
スチック製の栓体をヒートシールして滅菌し、次いでゴ
ム栓を嵌着してから、さらにプラスチック製のカバーキ
ャップを被着し、さらにまた収縮塩ビをキャップシール
している。しかしこの従来技術の構成によっても、直接
血管内に薬液を注入する九めの針を刺入する部位である
ゴム栓が、特に清潔さを要求されるにも拘わらず、殺菌
工程に入っていないことが大きな欠点で、従って使用に
先立ってアルコール綿等でゴム栓の使用面を清掃しなけ
ればならない。ま念前記の場合と同様に、構成部品が多
くその封栓工程も滅菌工程の前後にわたシ複雑なものと
なっている。
さらに前者の場合においては、高温加熱殺菌を行なうと
きに、容器の内外圧の差によシ汚染され念外液がアルミ
製の口金、ゴム栓を通じて容器内へ流入する欠点がある
後者の場合も、プラスチック栓体とゴム栓間は醜に嵌め
合せされているにすぎないことから、高温高圧殺菌時に
、その接触面を通って外液が容器内部に流入したり、あ
るいはプラスチック栓体の形状如何によってはプラスチ
ック栓体とゴム栓の間に外液が溜まシゴム栓を腐食させ
る欠点を生じる。さらKま念数種の構成部品から成る栓
体の各構成部品を別工程で個別的に成形し、しかも個別
的に組豆てるのでは量産に真しない等種々の欠点を有し
ていた。
本発明者等はこのような欠点を改良する目的で、プラス
チック栓体内にゴム栓を完全に封入し、また該ゴム栓を
密封収容する栓体の針挿入予定部に開口容易な環状スコ
アー線を形成してその周縁形状内にプルリング付きの支
柱部を突設することによシ匝めて衛生的で密封性に優れ
、且つ針挿入部を容易確実に開口露出できる輸液用容器
の栓を提供すること、及び上記輸液用容器の栓体を合成
樹脂の溶融結合によシ簡易に同時成形することを提案し
た。(日本特開昭58開封用タブを指で撮んで引張ると
とKよシ前記スコア線を破断するためには、用いるプラ
スチック材料は比較的柔軟で切れ易いものでなければな
らず、かかる見地から従来は専ら、低密変ポリエチレン
(LDPE)が使用されている。
この材料を用いた公知のプラスチック製の易開封性中栓
は、開封性の点では満足し得るとしても、耐熱性に乏し
いのが欠点であり、例えば内容物充填し、密封後のビン
詰を100乃至130℃のような高温でレトルト殺菌す
る用途や、容器内に90乃至100℃程変の高温の内容
物を熱間充填し、直ちに密封を行う用途に供することは
列置困難である。
勿論、アイツタクチイック・ポリプロピレン等の耐熱性
雪層を中栓の構成素材として使用すれば、耐熱性の点で
は満足し得るとしても、ポリプロピレン(pp)は強靭
性のある樹脂であり、例えばポリプロピレンの薄肉化さ
れた部分をヒンジとして使用することからも明らかな通
シ、スコア線の部分で破断して開封を行うことは列置困
難である。
(この発明が解決しようとする問題点)この発明は、中
栓の構成素材を選択すると共に、中栓の構造を改良する
こと釦よって、製造が容易でしかも上記の欠点を持たな
いプラスチック製密封蓋を得ようとするものである。
発明の構成 (問題点を解決するための手段) ゴム栓を内部に封入した合成樹脂製の上側枠と下側栓を
溶融結合させて々る栓体において、栓体の基部にボトル
開口部に接合するための7ランジを設け、また前記ゴム
栓を収容する栓内側の一対の仕切壁のうち栓体先端の仕
切壁内面に環状のスコアを形成し、当該仕切壁の外面で
あって上記スコアの周縁形状内に支柱部を介してプルリ
ングを設けると共に、池の仕切壁の対応部を0.1〜0
.5nの薄膜部とし、このようなプラスチック製上側栓
を構成するベース樹脂として、エチレン含有量が一定の
範囲にあるプロピレン−エチレン共重合体を選択し、こ
のベース樹脂に対して、無機充填剤及びエチレンとエチ
レン系不飽和を有するカルボン酸エステル啄量体との共
重合体を一定の量比で配合したものを用いると、スコア
での破断を手により容易に行い得ると共に、レトルト殺
菌や熱間充填に耐える耐熱性が得られることを見出した
即ち、本発明によれば、 該上側栓は、0.5乃至10重量−のエチレンを含有す
るプロピレン−エチレン共重合体、該プロピレンーエチ
レン共重合体当シ5乃至70重量−の無機充填剤及び該
プロピレンーエチレン共重合体当シ5乃至60重量%の
エチレンとエチレン系不飽和を有するカルボン酸エステ
ル−量体との共重合体から成るブレンド物で形成されて
いることを特徴とする耐熱性に優れた易開封性プラスチ
ック展密封蓋が提供される。
(作用) 本発明に係る輸液用容器の栓は以上のように、プラスチ
ック栓体内にゴム栓を完全に封入して外部と遮断したの
で、使用時にアルコール綿等でゴム栓の針挿入部を殺菌
する必要もなく、またゴム栓のブリード物が内容液中に
混入することもない利点がある。またプルリング及びス
コアをゴム栓上面の仕切壁に設は念上側栓を、ポリプロ
ピレンを基材としてエチレン、プロピレンコーポリマー
と炭酸カルシウム等の無機質材及びエチレンとエチレン
系不飽和を有するカルボン酸エステル争量体との共重合
体を一定の量比で配合した複合合成樹脂にて形成した場
合にあっては、約120℃前後の輸液の滅菌@度にも耐
え得る耐熱性を満足すると共K、スコア沿いに容易に開
口し得てゴム栓の針挿入部を簡−に外部露出させること
ができ、開封操作が簡瞬且つ確実となる利点もある。さ
らにプラスチックボトルと栓体、栓体のうちの上側栓と
下側栓を完全に溶着したので、密封性能が一段と向上し
て、殺菌時の外液流人及び保存時の液洩れを防止できる
利点もある。さらにtfcプラスチックボトルの開口部
に栓体を外方へ突出する態様で起立させて接合すること
により、ボトル内部の輸液を無駄なく愛用し得る。また
下側栓の仕切壁は薄肉に形成されているが栓体基部より
比較的遠去けられているので、枠体基部とボトル開口部
をヒートシールする際に当該薄肉の仕切壁が加熱の影響
によって破断され、その結果未使用時にゴム栓が内容液
と直接触れるという不都合を生じることもない。
また、本発明に用いるベース樹脂は0,5乃至10重F
jkチ、特に3乃至7重量−のエチレン全含有スるプロ
ピレン−エチレン共重合体であることが、中栓の耐熱性
及び易開封性の点で匝めて重要でちる。即ち、本発明に
よれば、プロピレン−エチレン共重合体をベースとした
ブレンド樹脂を上側栓の構成素材とすることにより、高
温でのレトルト殺菌に耐えるものとする仁とができる。
ベース樹脂として通常のホモポリプロピレンを用いる場
合には耐熱性の点では満足し得るものであるとしても、
その強靭性のために、薄肉化され念スコアを破断するこ
とは不可能に近い。これに対して、本発明によれば、プ
ロピレン成分の多いプロピレン−エチレン共重合体をベ
ース樹脂として使用すること忙より、耐熱性全満足すべ
きレベルに維持しながら、強靭性を弱め、柔軟なものと
することができる。
本発明において愛用するプロピレン−エチレン共重合体
tio、 5乃至10重量%のエチレンを含有すること
も重要であり、このエチレン含有量が上記範囲よりも低
い場合には、樹脂の強靭性が大きすぎて、開封性が悪く
な夛、一方エチレン含有量が上記範囲よりも多くなると
、耐熱性の点で不満足なものとなると共に、ゴム的性質
が大となってやはり開封性の点でも不満足なものとなる
本発明に用いるプロピレン−エチレン共重合体は、所謂
ランダム共重合体であることが好ましいが、ブロック共
重合体、プロンクーランダム共重合体、或いはこれらの
ポリマーブレンドも開用し得る。用いる共重合体の分子
量は通常の成形用樹脂の分子量範囲にあればよく、メル
トインテックス(M、I、)で表わして一般に1乃至4
0g/10m1n  の範囲にあるものが好適に開用さ
れる。
本発明によれば、上述したプロピレン−エチレン共重合
体に、該共重合体当り5乃至70重t%、特に20乃至
50重量%の無機充填剤と、5乃至60重量%、特に1
0乃至40重量−のエチレンとエチレン系不飽和を有す
るカルボン酸エステルとの共重合体を配合するロ プロピレンーエチレン共重合体中に配合した無機充填剤
は、高温殺菌時における密封蓋の熱収縮を小さいレベル
に抑制し、寸法安定性を高め、これによシ耐熱密封性を
向上させるという顕著な作用を行うと共に、樹脂組成物
、から成る密封蓋に、弱化線の破断が容易に行われるよ
うに、その力学的性質を調節する(伸びを抑制し、硬度
を上昇させる)作用を行なう。
一方、プロピレン−エチレン共重合体に配合されるエチ
レン−カルボン酸エステル共11体は、ペース樹脂中へ
の無機充填剤の分散性を向上させ、最終圏脂組成物の流
動性、成形性を向上させると共に、底形される容器蓋の
弱化線部に柔軟性と易破断性とを与える。しかも、これ
らの特性は、容器蓋の耐熱性を殆んど低下させることた
く達成される。
無機充填剤の量が上記範囲よりも少ないときには、耐熱
性、寸法安定性、殺菌後の密封性が不満足なものとなる
傾向があり、一方上記範囲よりも多いときには、容器蓋
が機械的に脆くなり、機械的性質の点で不満足なものと
なる。
マタ、エチレン−カルボン酸エステル共重合体の量が上
記範囲よりも少ないときには、無機充填剤の分散性が低
下する結果として、成形性や蓋の機械的強変等が低下す
ると共に、蓋の開封部に必要な柔軟性、易開封性等が失
われる傾向力する。一方エチレンーカルポン酸エステル
共重合体の量が上記範囲よりも多いときには、蓋の耐熱
性が低下すると共に、開封部の易破断性も低下する傾向
がある。
(実施例) 以下に本発明を図示の実施例について説明すると、第1
図には開口部を封栓したプラスチックボトルと栓体の1
例が、第2図乃至第4図にはその栓体のみが示されてお
り、Aはプラスチックボトル、Bは栓体で、いずれも高
温加熱殺菌に耐え得る耐熱性のある合成樹脂にて成形さ
れる。この実施例においては≠−の栓体Bは内側栓1、
外側栓2及び当該内側栓内に封入されるゴム栓3の三部
拐よυ成る。栓体Bの構成を詳述すると、内側栓1は更
に池の実施例では上側栓である上位内栓4と下側栓であ
る下位内栓5の二部材を栓体開口部の中心線Oの方向へ
接合してなυ、そのうち上位内栓4は円筒体の内周面に
仕切壁6を有しており、この仕切壁6によって円筒内部
には上方室7と下方室8が形成される。而して前記仕切
壁6の下面にトラック形状を描くスコアー9が形成され
ており、このスコアー9によって囲まれる個所が針挿入
予定部となる。一方仕切壁6の上面であってスコアー9
の周縁内方@所にはリブ10を介して支柱部11が立役
せしめられており、この支柱部IIKは指掛用の環状プ
ルリング12が一体的に連設されている。従ってプルリ
ング12に指を引掛けて引起こせばスコアー9沿いに針
挿入予定部を容易に開口形成し得る。さらに上位内栓4
は円筒体の外周面に段部13を有しており、当該段部1
3と下位内栓5の環状上端部が突き合せ接合されるもの
である。
前記上位内栓4と一体的に接合される下位内栓5は円筒
体の内局に薄肉の仕切壁14を有しており、この仕切壁
14によって円筒内部は上方室15と下方室16とに区
分されている。しかも上記上方室15は上位内栓側の下
方室8と相俟ってゴム栓収納室を形成している。また、
下位内栓の仕切壁14fi円筒体内周の中央より上側に
設けられるととKよって、円筒体の下端から仕切壁14
までの距離が相当長くなるよう釦なされている。さらに
下位内栓5は円筒体の下端外周に水モ状に延びる環状の
外向フランジ17を有しており、この外向フランジ17
の底面とプラスチックボトルAの開口部上級とがヒート
シールされ、ボトル開口部の密閉が行われる。
一体結合された上位内栓4及び下位内栓5の各外周面と
完全溶着される外側栓2は内部を貫通した円筒体の上端
に水子状に延びる環状の内向7ランジ18を、また円筒
体の下端には外方へ水子状に延びた後下方へ屈曲させら
れた環状の外向7ランジ19を一体的に備えている。而
して上端の内向7ランジ18は内側栓1のうち上位内栓
4が上方へ離脱するのを防止するのに対して、下端の外
向7ランジ19はその先端屈曲部20によって下位内栓
側の外向7ランジ17を内方へ挾W保持する作用金なす
ゴム栓3は上位内栓側の下方室8と下位内栓側の上方室
16の両者によって形成される収納室内に完全に封入さ
れ、外部と完全気密な状態に深持されている。
第5図には本発明に係る輸液用容器栓の使用状態が示さ
れており、プルリング12に指ll掛けて引起こすこと
によりスコアー9沿いに仕切壁の針挿入予定部を開口し
てから、外部露出のゴム栓3及び薄肉の仕切壁14f貫
通させて針28の先端をプラスチックボトルAの内部に
挿入させ、上記針28を通じて逆側させたボトル内部の
輸液を外方にて適宜便用するものである。斯かる場合に
おいて、挿入針28の支持部材29がゴム栓30に当接
するまで針28を差込んだ際、仕切壁14から突出する
針28の先端までの長さtは一定であり、しかも前記仕
、切壁14は栓体の基部すなわちフランジ17.19よ
り遠く隔てられているので、挿入した針28の先端はボ
トル胴部に比して体積の小さいボトル首部までしか届か
ず、従って針先端よシ低位置の内容液が残留したとして
も、この残留液は体積の小さいボトル首部及び栓体下方
室16から、内容液をほとんど全部餌用することができ
る。
この発明においては、前述のよう釦、上位内栓4の材料
おして無機充填剤及びエチレンとエチレン系不飽和を存
するカルボン酸エステル≠址体との共重合体を配合した
プロピレン−エチレン共重合体を用いて耐熱性と易開封
性とを両立させているが、これに用いられる無機充填剤
としては、炭酸カルシウムが好適に飲用されるが、曲に
メルク、気相法乃至酸洗シリカ、ケイ酸塩、アルミノケ
イ酸塩、水酸化マグネシウム、炭醐マグネシウム、硫酸
カルシウム、硫酸バリウム、各種クレイ、ケイソウ土等
が便用される。
エチレン−カルボン酸エステル共重合体としで、l−i
、エチレンと任意のエチレン系不飽和を有するカルボン
酸エステルとの共重合体が使用され、ここでエチレン系
不飽和を有するカルボン酸エステルとしては、ビニルエ
ステル類、特に下記−投式  CH’=CH −C−R 式中、Rは水素原子またはアルキル基である、 で表わされるビニルエステル類、例工ばギ酸ヒニル、酢
酸ビニル、プロピオン酸ビニル、酪酸ビニル等、或いは
エチレン系不飽和カルボン酸エステル、特に下記一般式 %式% 式中、R1は水素原子またはメチル基であシ、R2はア
ルキル基である、 で表わされるエステル類;例えばメタクリル酸メチル、
アクリル酸エチル、メタクリル酸エチル、アクリル酸プ
ロピル、アクリル酸ヘキシル、アクリル酸2−エチルヘ
キシル等が挙げられる。
本発明の目的に最も好適なエチレン−カルボン酸エステ
ル共重合体は、エチレン−酢酸ビニル共重合体であり、
池にエチレン−アクリル酸エチル共重合体も好適なもの
である。
エチレン−カルボン酸エステル共重合体におけるカルボ
ン酸エステルの含有量は、一般的に言って、3乃至30
重量%、特に10乃至20重量%の範囲内忙あることが
望ましい。即ち、カルボン酸エステル含有量が上記範囲
よりも少ない場合には、無機充填剤の分散性向上効果等
が期待できず、一方上記範囲よりも多い場合には耐熱性
の上でも不満足なものとなり、また内容物のフレーバー
(香味)保時の点でも不満足なものとなる。
本発明に用いる樹脂組成物には、上述した必須成分に加
えて、それ自体公知の任意の配合剤を公知の処方に従っ
て配合できる。かかる配合剤としては、有機または無機
の着色剤、酸化防IE剤、滑剤、紫外線吸収剤、帯電防
正剤等が挙げられる。
上述した園脂組成物は、ペレタイザー、バンバリーミキ
サ−、ロール等で混練し、この混練組成v!IJを、射
出成形機に供給して、密封蓋の形に成形する。
本発明の密封蓋において、スコアは金型の突起に対応す
る溝として射出成形により同時に形成される。このスコ
ア形成部における圏脂の暉みは、0.05乃至0,5龍
、特に0.1乃至0.3門の範囲にあり、またスコアの
巾は、0.05乃至0.3額、特に0,07乃至0.1
2順の範囲にあるのが望ましい。また溝の角変は、45
乃至75蜜とするのが好ましい。
本発明の樹脂組成物は、スコアの樹脂の厚みを薄くして
も、この部分にピンホールの発生がなく、この部分から
のリークやガス透過が少ないことも顕著な特徴である。
更に、開封部の破壊強扉は、1乃至5Kg、特に2乃至
4Kfの範囲とすることが密封信頼性と易開封性との組
合せ性質の上で望ましい。
実施例1 エチレン含臂量5重tSのポリプロピレン−ランダムコ
ポリマー(M1=4.8)に、フィラーとして炭酸カル
シウムを40重tチ混入し、更に酢酸ビニール含t15
vV%のエチレン−酢酸ビニール共重合体(M1=3)
を30重t%を均一に混合した材料f8オンスのインジ
ェクションにて射出し、0.2 m / m軍、0.1
 m / m巾のスコアを持ったタブ付の中栓を成形し
た。
この中栓を用いて500 ccのポリプロピレン製容器
を密封し、120℃30分のレトルト殺菌を行った。
殺菌后の中栓(%にスコア部)の収縮等もなく、又、使
用時の開口も容易に行えた。110の実施例と実施例の
耐熱温度及びスコアの引きちぎれ力を表1に示す。
比較例として低密変ポリエチレン(LDPE)密If 
O1924(Ivll =10)を、8オンスのインジ
ェクションにて実施例と同様の中栓を成形し、105℃
30分のレトルトを行った所、中栓の収縮が大きく、ス
コアがレトルト中に切れてしまい朗用不町であった。又
、高密変ポリエチレン(HDPE)(密1&0.935
、M]=2)にて同様の中栓を120℃30分のレトル
トを行ったす、中栓の収縮が大きく、開口面がゆがX7
でしまい、プルタブリングを引っ張ったところ、リング
のみ伸びてしまいスコア瞭は引きちぎれなかつ念。
〔池の実施例〕
第6図は外側栓2′が外向7ランジ19を持にない例で
ある。8g7図は下側枠5′の外周が上側枠4の外周に
までのび、その上周縁で射出成ノe〃 部2によって溶着され次側である◎第8図は上記の溶着
部2が、栓lの肩部から下に向ってのび、上側枠4と下
側枠5”e覆っている。第9図は溶着部2は栓の肩部に
は及ばず、その接合部のみを覆うように円筒状に形成さ
れる。第10図の実施例では、上側枠4′が下側枠5の
外周にわたってのび、ボトルAとの溶接フランジ部に溶
着部2 が形成される。第11図は溶着部2″が下側枠
5の内側に迄のびている例である◎上記の例は、ゴム栓
3が上側枠に設けられた下方室8内に嵌入されている例
であるが、この嵌入室は下側枠の上方部に設けることが
できる。
第12図は第6図の実施例に相当し、ただゴム栓3が下
側枠5の上に設けられた上方室8′に嵌入されている。
第13図は第7図に対応し、ゴム栓3の嵌入室8′が下
側枠511/c設けられた例である。第14図は第9図
の実施例に対応し、第15図は第8図に対応する実施例
である。
これらはいずれも第1実施例と同様の射出成形法によっ
て製造しうる。
発明の効果 このような構造の栓体は、嗅−の部品として連続的に一
体成形することができ、封栓作業が嘆純化されるばかシ
でなく、簡単な方法により製品の大量主意が可能となる
利点もある。また上位内栓の下方室内或いは下位内栓の
上方室内にゴム栓を収納しておき、他方の内栓を嵌合す
ること釦よって上位内栓と下位内栓を嵌め合せ接合し、
その後一体化した上位内栓と下位内栓の外周に外側栓を
溶融結合させてなるものであるから、ゴム栓封入時に溶
融材料の射出圧がゴム栓に直接加えられることはない。
従って栓体の成形過程中において、ゴム栓に加えられる
射出圧によって直上位置にある一方の仕切壁がスコアー
沿いに破断されることもないし、また射出圧によって強
制的に収縮させられたゴム栓が圧力解放時に膨張復元す
ることKよって直下位置にある他方の薄肉仕切壁を破断
することもない。3らKまた、ゴム栓が射出圧によって
収縮することがなければ、ゴム栓の収縮幅に応じて薄肉
仕切壁の肉厚が大きくなる欠点を生じることもなく、常
に均一な肉厚の薄肉仕切壁を形成できるので、針挿入の
容易性を完全に味障しうる等、種々の効果を得ることが
出来る。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示すもので、第1図は開口部を
封栓したプラスチックボトルと栓体を示す縦断面図、第
2図は上位内栓を示す中央縦断面図、第3図は同千面図
、第4図は同底面図、第5図は栓体の使用状態を示す断
面図、第6図ないし第15図は栓体の種々の変形例を示
す断面図であり、第6図ないし第11図は上側枠にゴム
栓を収納したもの、第12図ないし第15図は下側枠に
ゴム栓を収納したものを示す。 1:内側栓 2:外側栓 3:ゴム栓 4:上位内栓 5:下位内栓 6:仕切壁9ニスコア 
11:支柱 12ニプルリング14:仕切壁 17.1
8.19:フランジ28:挿入針 29:針支持部材 特許出願人  東洋製罐株式会仕 出願人代理人 弁理士 佐  藤  文  男(ほか1
名) 第1図 只 第   2   V 第5図 第  6  図 第   7   図 第   8   図 ≠9図 ボ   10   口 第   11   図 第12図 本13図 第   14   図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 樹脂成形されプルリングとスコアによるイージーオープ
    ン性をもつた上側栓と、高温加圧殺菌に必要な耐熱性を
    有するポリプロピレン等の合成樹脂で成形された下側栓
    と、上記何れかの栓に嵌合され、両方の栓の接合部を二
    次成形することによつて溶融結合してその内側に密封さ
    れるゴム栓よりなる輸液用容器の密封栓においてイージ
    ーオープン性を有する上側栓が0.5乃至10重量%の
    エチレンを含有するプロピレン−エチレン共重合体、該
    プロピレン−エチレン共重合体当り10乃至50重量%
    の無機充填材及び該プロピレン−エチレン共重合体当り
    5〜60重量%のエチレンとエチレン系不飽和を有する
    カルボン酸エステル単量体との共重合体からなるブレン
    ド物を用いると共に、上側栓のスコアに対応する下側栓
    のゴム密封壁の厚さを針刺のために0.1〜0.5mm
    の薄膜部としたことを特徴とするプラスチック製輸液用
    容器の栓
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