JPH0588618B2 - - Google Patents

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JPH0588618B2
JPH0588618B2 JP62056427A JP5642787A JPH0588618B2 JP H0588618 B2 JPH0588618 B2 JP H0588618B2 JP 62056427 A JP62056427 A JP 62056427A JP 5642787 A JP5642787 A JP 5642787A JP H0588618 B2 JPH0588618 B2 JP H0588618B2
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JP
Japan
Prior art keywords
container
chemical liquid
solution
drug solution
chemical
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP62056427A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS63222764A (ja
Inventor
Masao Furumoto
Mataichiro Matami
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SB Kawasumi Laboratories Inc
Original Assignee
Kawasumi Laboratories Inc
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Publication date
Application filed by Kawasumi Laboratories Inc filed Critical Kawasumi Laboratories Inc
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Publication of JPS63222764A publication Critical patent/JPS63222764A/ja
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  • Medical Preparation Storing Or Oral Administration Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、生理食塩水、ブドウ糖液、高カロリ
ー輸液、アミノ酸輸液、リンゲル液等の薬液入り
容器の製造方法に関する。
(従来の技術) 現在実施されている薬液入り容器の製造方法
は、通常薬液を室温で薬液容器内部に充填したの
ち口部を密封するものであつた。
そして使用するまでの間、中の薬液が変質しな
いように、恒温に維持された冷暗所(室温より若
干低温に維持されている。)等の中に収納して比
較的低温状態で保管していた。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、前述の方法では薬液の溶媒とな
る蒸留水の脱気が充分でないこと及び薬液容器を
開放した状態で薬液を充填するものであるから薬
液中にエアーが混入しないように充填することは
困難であつた。
薬液を充填した薬液容器は、比較的低温状態で
保管されるために、薬液中にエアーが溶解し、こ
の溶存エアーが薬液容器を室温に放置する際に気
泡となつて薬液容器内に滞留したり、あるいは使
用に際して薬液容器が治療室の温度にあたたまり
エアーの薬液への溶解度が低下し気泡となつて薬
液容器内に滞留していた。
また血液透析治療を実施するときに使用される
血液回路中にプライミング(生理食塩水を血液回
路中に充填すること)するときに、生理食塩水に
溶存している酸素が多量の気泡となつて血液回路
の各チユーブ内に発生していた。同じく高カロリ
ー輸液を実施するときでも薬液の輸液中に、輸液
セツトチユーブ内に気泡が発生していた。
これらの気泡を除去するには手間がかかり面倒
であるから、透析治療、輸液治療の障害となつて
いた。
他方、エアーが体内に入る事により、いろいろ
な合併症が生じる危険性が高く、また透析器中に
エアーが入れば血液が凝固しやすくなり、透析治
療を中断しなければならなくなるための血液のロ
スが多かつた。
(問題点を解決するための手段) そこで、本発明は鋭意検討の結果、これら気泡
の発生の原因が薬液の充填方法に起因することを
知見し、薬液容器中に薬液を充填した後、薬液中
に気泡の発生しない薬液の充填方法を突き止め
た。
具体的には薬液容器内部の空間及び口部にあふ
れるまで30℃以上に加温した薬液を充填した後、
エアーが薬液容器中に入らないように口部を密封
することを特徴とする薬液入り容器の製造方法を
提供するものである。
(作用) 以上により、30℃以上に加温した薬液を薬液容
器中に充填するため薬液中にエアーが溶存するこ
とがなく、薬液容器を室温に放置しても内部に気
泡が発生せずまたプライミング、輸液時にも気泡
の発生がほとんどない。
(実施例) 第1図に本発明の薬液入り容器の製造方法の一
例を示す。
図中1は、ポリエチレン等の硬質のプラスチツ
ク用意、ガラスバイアル瓶、可とう性のポリ塩化
ビニル、エチレン−酢酸ビニル共重合体等の合成
樹脂からなるシートを重ね合せその間に口部を挿
入して熱溶着して形成した薬液容器である。
図中2は、薬液導入ラインで、途中にバルブ3
が装着され薬液供給容器5と薬液容器1の口部4
に接続されている。
薬液供給容器5中の薬液は加温器6により30℃
以上に加温されている。薬液供給容器5中の薬液
の調整は、脱気を充分に行なつた蒸留水を約80℃
まで冷却して所望の薬液と所定の濃度に調整する
ものである。
次に充填方法を説明する。
バルブ3を介して薬液容器1の内部の空間7内
へ30℃以上に加温された薬液をゆつくり導入する
のがよい(例えば容量500mlに対して10〜50秒か
けて導入する)。これはできるだけ薬液導入ライ
ン3、薬液容器1中の薬液の対流を防止して、気
泡が薬液中に発生するのを防止するためである。
薬液容器1中の空間7内及び口部4にかけて薬
液をあふれるまで充填した後、口部4から薬液導
入ライン2を取りはずして、該口部4を密封栓を
被冠した後、該密封栓の周縁部を収縮性のプラス
チツクチユーブ等で被覆する。
以上の薬液の充填は開放系で行なうが、薬液の
温度を30℃以上好ましくは50〜80℃に維持した状
態で行なうため、エアーが薬液中に溶解する可能
性が少ない。
以上のようにして薬液を充填した薬液容器では
内部に充填した薬液が室温に冷却されて24時間立
つた後も薬液の内部には気泡の発生は全く認めら
れなかつた。また薬液容器を冷暗所等に保管して
も気泡の発生はみられなかつた。
さらにプライミング時、輸液時においても気泡
の発生はほとんどなく良好な結果が得られた。な
お薬液の温度を30℃以下にして充填したものにつ
いては、薬液が室温に冷却されて15〜20時間経過
後の若干の気泡の発生があり、またプライミング
時、輸液時においても若干の気泡の発生がみられ
た。
また薬液容器として可とう性のポリ塩化ビニ
ル、エチレン−酢酸ビニル共重合体等の合成樹脂
からなるものを使用した場合、シートの可とう性
を利用して薬液を過剰に密に充填することができ
るので、エアーが薬液容器中に入らないように口
部を容易に密封することができた。
(効果) 以上説明したように本発明では、薬液を充填し
た後の薬液容器中、プライミング時、輸液時の気
泡の発生をほとんど抑止できるので、気泡除去の
ための手間がかからず透析治療の準備、輸液治療
の操作を迅速に実施することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の薬液入り容器の製造方法を示
す概略図を示す。 図中、1は薬液容器、2は薬液導入ライン、3
はバルブ、4は口部、5は薬液供給容器、6は加
温器、7は空間を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 薬液容器内部の空間及び口部にあふれるまで
    30℃以上に加温した薬液を充填した後、エアーが
    薬液容器中に入らないように口部を密封すること
    を特徴とする薬液入り容器の製造方法。
JP62056427A 1987-03-13 1987-03-13 薬液入り容器の製造方法 Granted JPS63222764A (ja)

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JP62056427A JPS63222764A (ja) 1987-03-13 1987-03-13 薬液入り容器の製造方法

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JP62056427A JPS63222764A (ja) 1987-03-13 1987-03-13 薬液入り容器の製造方法

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JPS63222764A JPS63222764A (ja) 1988-09-16
JPH0588618B2 true JPH0588618B2 (ja) 1993-12-22

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Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5745522A (en) * 1980-09-03 1982-03-15 Citizen Watch Co Ltd Sealing method of liquid crystal display cell
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JPS61232851A (ja) * 1985-04-10 1986-10-17 東洋製罐株式会社 耐熱性に優れた易開封性プラスチツク製輸液用容器の栓

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54173870U (ja) * 1978-05-24 1979-12-08

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JPS63222764A (ja) 1988-09-16

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