JP2000126288A - 腹膜透析用バッグ - Google Patents

腹膜透析用バッグ

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JP2000126288A
JP2000126288A JP10304623A JP30462398A JP2000126288A JP 2000126288 A JP2000126288 A JP 2000126288A JP 10304623 A JP10304623 A JP 10304623A JP 30462398 A JP30462398 A JP 30462398A JP 2000126288 A JP2000126288 A JP 2000126288A
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bag
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潔 高山
Akira Orito
晃 折戸
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Abstract

(57)【要約】 【課題】連続携行式腹膜透析(CAPD)おいて、腹膜
炎などの感染を起こさずに、排液用のバッグを無くし廃
棄物の軽減を図る。 【解決手段】腹膜透析液を収容し接続チューブを有する
バッグであって、接続チューブと交換チューブ(腹膜チ
ューブに接続)とを無菌的に接合し、交換チューブを介
してバッグから腹膜透析液を腹腔内に排出した後、接続
チューブと交換チューブとを無菌的に分離して、空とな
ったバッグ内の無菌状態を維持し、腹膜透析液を腹腔内
に貯留し、所定の貯留時間経過後、接続チューブと交換
チューブとを無菌的に接合し、交換チューブを介してバ
ッグへ使用済みの腹膜透析液を収容した後、接続チュー
ブと交換チューブとを無菌的に分離することを特徴する
バッグである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、腎不全者の血液浄
化法である連続携行式腹膜透析(CAPD)の使用する
バッグに関するものである。
【0002】
【従来の技術】CAPDは、腹腔内に交換チューブが接
合された腹膜チューブを介して、バッグに入った通常
1.5〜2リットルの腹膜透析液を注入し、4〜8時間
程貯留し、浸透圧差と拡散を原理に、腹膜を介して血中
の老廃物と水を腹膜透析液に移行させる血液浄化方であ
る。現在、CAPDは腹腔内に腹膜透析液を注入後、当
該腹膜透析液が入っていた空バッグを外し、交換チュー
ブの先端を閉塞部材にて螺合又は勘合にて閉塞し、次回
貯留液の交換時には、新たな腹膜透析液の入ったバッグ
と排液用の専用空バッグを用いるシステムによりおこな
われている。
【0003】しかし、上述したシステムでは排液用の専
用空バッグを用意しなくてはならず、また最終的に廃棄
されるバッグの量が増えるため、原料の使用量と廃棄物
が増加するという問題が生じる。そこで、当初腹膜透析
液を収容していたバッグをそのまま排液用バッグとして
使用することも考えられるが、バッグ内が細菌汚染さ
れ、交換時の細菌感染による腹膜炎が起こることも考え
られる。また、当初腹膜透析液を収容していたバッグに
次亜塩素酸ナトリウムを少量充填し、排液用バッグとし
て使用することも試みられているが、腹膜炎防止として
は不十分なものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した問
題点を鑑みて、バッグ内の細菌汚染及び交換時の細菌感
染による腹膜炎を防止しながら、当初腹膜透析液を収容
し排液用バッグとしても使用可能であり廃棄物の量を軽
減することができる腹膜透析用バッグを提供することに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題は以下の本発明
により解決される。 (1)本発明は、腹膜透析液を収容し、接続チューブを
有するバッグであって、当該接続チューブと他のチュー
ブとを無菌的に接合し、当該他のチューブを介して当該
バッグから当該腹膜透析液を腹腔内に排出した後、当該
接続チューブと当該他のチューブとを無菌的に分離し
て、空となった当該バッグ内の無菌状態を維持し、当該
腹膜透析液を当該腹腔内に貯留し、所定の貯留時間経過
後、当該接続チューブと当該他のチューブとを無菌的に
接合し、当該他のチューブを介して当該腹腔内から当該
バッグへ使用済みの当該腹膜透析液を収容した後、当該
接続チューブと当該他のチューブとを無菌的に分離する
ことを特徴とするバッグである。
【0006】(2)本発明は、腹膜透析液を収容し、腹
腔内に通じるチューブと接続するための接続チューブを
有するバッグであって、当該接続チューブと当該腹腔内
に通じるチューブとを無菌的に接合し、当該腹腔内に通
じるチューブを介して当該バッグから当該腹膜透析液を
腹腔内に排出した後、当該接続チューブと当該腹腔内に
通じるチューブとを無菌的に分離して、空となった当該
バッグ内の無菌状態を維持し、当該腹膜透析液を当該腹
腔内に貯留し、所定の貯留時間経過後、当該接続チュー
ブと当該腹腔内に通じるチューブとを無菌的に接合し、
当該腹腔内に通じるチューブを介して当該腹腔内から当
該バッグへ使用済みの当該腹膜透析液を収容した後、当
該接続チューブと当該腹腔内に通じるチューブとを無菌
的に分離することを特徴とするバッグである。
【0007】(3)本発明は、腹膜透析液を収容し、接
続チューブを有するバッグであって、当該接続チューブ
の一部と他のチューブの一部とを加熱ウェハによって溶
融しながら切断し、その切断面同士を溶着して無菌的に
接合し、当該他のチューブを介して当該バッグから当該
腹膜透析液を腹腔内に排出した後、当該接続チューブの
一部または当該他のチューブの一部とを当該加熱ウェハ
によって溶融しながら切断し、その切断面の各々を閉塞
溶着することによって封止して空となった当該バッグ内
の無菌状態を維持し、当該腹膜透析液を当該腹腔内に貯
留し、所定の貯留時間経過後、当該接続チューブの一部
と当該他のチューブの一部とを加熱ウェハによって溶融
しながら切断し、その切断面同士を溶着して無菌的に接
合し、当該他のチューブを介して当該腹腔内から当該バ
ッグへ使用済みの当該腹膜透析液を収容した後、当該接
続チューブの一部または当該他のチューブの一部とを当
該加熱ウェハによって溶融しながら切断し、その切断面
の各々を閉塞溶着することによって封止することを特徴
とするバッグである。
【0008】(4)本発明は、腹膜透析液を収容し、腹
腔内に通じるチューブと接続するための接続チューブを
有するバッグであって、当該接続チューブの一部と当該
腹腔内に通じるチューブの一部とを加熱ウェハによって
溶融しながら切断し、その切断面同士を溶着して無菌的
に接合し、当該腹腔内に通じるチューブを介して当該バ
ッグから当該腹膜透析液を腹腔内に排出した後、当該接
続チューブの一部または当該腹腔内に通じるチューブの
一部とを当該加熱ウェハによって溶融しながら切断し、
その切断面の各々を閉塞溶着することによって封止して
空となった当該バッグ内の無菌状態を維持し、当該腹膜
透析液を当該腹腔内に貯留し、所定の貯留時間経過後、
当該接続チューブの一部と当該腹腔内に通じるチューブ
の一部とを加熱ウェハによって溶融しながら切断し、そ
の切断面同士を溶着して無菌的に接合し、当該腹腔内に
通じるチューブを介して当該腹腔内から当該バッグへ使
用済みの当該腹膜透析液を収容した後、当該接続チュー
ブの一部または当該腹腔内に通じるチューブの一部とを
当該加熱ウェハによって溶融しながら切断し、その切断
面の各々を閉塞溶着することによって封止することを特
徴とするバッグである。
【0009】(5)本発明は、腹膜透析液を収容し、交
換チューブと接続するための接続チューブを有するバッ
グであって、当該接続チューブと当該交換チューブとを
無菌的に接合し、当該交換チューブを介して当該バッグ
から当該腹膜透析液を腹腔内に排出した後、当該接続チ
ューブと交換チューブとを無菌的に分離して、空となっ
た当該バッグ内の無菌状態を維持し、当該腹膜透析液を
当該腹腔内に貯留し、所定の貯留時間経過後、当該接続
チューブと当該交換チューブとを無菌的に接合し、当該
交換チューブを介して当該腹腔内から当該バッグへ使用
済みの当該腹膜透析液を収容した後、当該接続チューブ
と当該交換チューブとを無菌的に分離することを特徴と
するバッグである。
【0010】(6)本発明は、腹膜透析液を収容し、腹
腔内に通じる腹膜チューブに接合された交換チューブと
接続するための接続チューブを有するバッグであって、
当該接続チューブと当該交換チューブとを無菌的に接合
し、当該交換チューブを介して当該バッグから当該腹膜
透析液を当該腹腔内に排出した後、当該接続チューブと
当該交換チューブとを無菌的に分離して、空となった当
該バッグ内の無菌状態を維持し、当該腹膜透析液を当該
腹腔内に貯留し、所定の貯留時間経過後、当該接続チュ
ーブと当該交換チューブとを無菌的に接合し、当該交換
チューブを介して当該腹腔内から当該バッグへ使用済み
の当該腹膜透析液を収容した後、当該接続チューブと当
該交換チューブとを無菌的に分離することを特徴とする
バッグである。
【0011】上述した(5)及び(6)に記載の本発明
は、当該接続チューブと当該交換チューブとを無菌的に
接合し、当該交換チューブを介して当該腹腔内から当該
バッグへ使用済みの当該腹膜透析液(排液)を収容した
後、当該接続チューブと当該交換チューブとを無菌的に
分離することを特徴とし、当該無菌的に接合、分離する
際には実開平5−13454号などに開示されている無
菌的に接合、分離が可能なジョイントを使用するバッグ
である。
【0012】(7)本発明は、腹膜透析液を収容し、交
換チューブと接続するための接続チューブを有するバッ
グであって、当該接続チューブの一部と当該交換チュー
ブの一部とを加熱ウェハによって溶融しながら切断し、
その切断面同士を溶着して無菌的に接合し、当該交換チ
ューブを介して当該バッグから当該腹膜透析液を腹腔内
に排出した後、当該接続チューブの一部または当該交換
チューブの一部とを当該加熱ウェハによって溶融しなが
ら切断し、その切断面の各々を閉塞溶着することによっ
て封止して空となった当該バッグ内の無菌状態を維持
し、当該腹膜透析液を当該腹腔内に貯留し、所定の貯留
時間経過後、当該接続チューブの一部と当該交換チュー
ブの一部とを加熱ウェハによって溶融しながら切断し、
その切断面同士を溶着して無菌的に接合し、当該交換チ
ューブを介して当該腹腔内から当該バッグへ使用済みの
当該腹膜透析液(排液)を収容した後、当該接続チュー
ブの一部または当該交換チューブの一部とを当該加熱ウ
ェハによって溶融しながら切断し、その切断面の各々を
閉塞溶着することによって封止することを特徴するバッ
グである。
【0013】(8)本発明は、腹膜透析液を収容し、腹
腔内に通じる腹膜チューブに接合された交換チューブと
接続するための接続チューブを有するバッグであって、
当該接続チューブの一部と当該交換チューブの一部とを
加熱ウェハによって溶融しながら切断し、その切断面同
士を溶着して無菌的に接合し、当該交換チューブを介し
て当該バッグから当該腹膜透析液を当該腹腔内に排出し
た後、当該接続チューブの一部または当該交換チューブ
の一部とを当該加熱ウェハによって溶融しながら切断
し、その切断面の各々を閉塞溶着することによって封止
して空となった当該バッグ内の無菌状態を維持し、当該
腹膜透析液を当該腹腔内に貯留し、所定の貯留時間経過
後、当該接続チューブの一部と当該交換チューブの一部
とを加熱ウェハによって溶融しながら切断し、その切断
面同士を溶着して無菌的に接合し、当該交換チューブを
介して当該腹腔内から当該バッグへ使用済みの当該腹膜
透析液(排液)を収容した後、当該接続チューブの一部
または当該交換チューブの一部とを当該加熱ウェハによ
って溶融しながら切断し、その切断面の各々を閉塞溶着
することによって封止することを特徴するバッグであ
る。
【0014】上述した(7)及び(8)に記載の本発明
は、当該接続チューブの一部と当該交換チューブの一部
とを加熱ウェハによって溶融しながら切断し、その切断
面同士を溶着して無菌的に接合し、当該交換チューブを
介して当該腹腔内から当該バッグへ使用済みの当該腹膜
透析液(排液)を収容した後、当該接続チューブの一部
または当該交換チューブの一部とを当該加熱ウェハによ
って溶融しながら切断し、その切断面の各々を閉塞溶着
することによって封止することを特徴するバッグであ
る。
【0015】本発明の腹膜透析用バッグは、連続携行式
腹膜透析(CAPD)において、腹腔内に通じる腹膜チ
ューブに接合された交換チューブに、腹膜透析液の入っ
たバッグに接続された接続チューブを、加熱ウェハによ
って溶融しながら切断し、その切断面同士を溶着して無
菌的に接合することができる無菌接合装置を用いて液体
流路内に細菌が外部から入らないよう無菌的に接合し、
腹腔内に透析液を貯留したのち、次に、当該無菌接合装
置を用いて、空となったバッグの接続チューブと交換チ
ューブの各々の先端が、外部から細菌が入らないように
無菌的に各々閉塞した状態で切り離し、空バッグ内を無
菌的に保管し、所定貯留時間経過後の排液時に、空バッ
グの接続チューブを交換チューブと無菌接合装置を用い
て無菌的に接合し、空バッグを排液用バッグとして再使
用する腹膜透析システムに使用されるものである。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明について、図面を参照しな
がら説明する。図1から図3は本発明の実施の形態を示
す模式図である。図1は、本発明にかかるバッグ1の使
用前の形態を示す。バッグ1はバッグ本体11とそれに
接続した接続チューブ12から構成され、バッグ本体1
1内には腹膜透析液14が収容されている。人のお腹4
には腹膜チューブ3が腹腔内にまで差し込まれており、
腹膜チューブ3には交換チューブ2を接続部材6を介し
て無菌的に接続されている。なお、交換チューブ2には
腹腔内に腹膜透析液を注入した際に漏れでないようにす
るためクレンメ5が設けられている。接続チューブ12
の先端13と交換チューブ2の先端21はチューブ内面
を熱融着するなどの方法により封止されている。
【0017】本実施形態において、クレンメ5は何ら限
定する必要はなく、従来のCAPD、輸液、輸血のチュ
ーブに使用されているものであれば使用可能である。接
続部材6は、後述するCAPDを数回繰り返した後、短
くなった交換チューブを無菌的に交換できるものであれ
ば何ら限定する必要はなく、従来のCAPDに使用して
いたものが使用できる。
【0018】つぎに図2に示すように、接続チューブ1
2の先端13と交換チューブ2の先端21を加熱ウェハ
によって溶融しながら切断し、そして図3に示すように
その切断面同士を溶着して無菌的に接合する。接続チュ
ーブ12と交換チューブ2を接合した後、クレンメ5を
開状態とし、バッグ1を吊り下げるなどによってバッグ
本体11内の腹膜透析液14を、接合チューブ12、交
換チューブ2及び腹膜チューブ3を介して腹腔内に注入
する。なお、チューブを溶融しながら切断・接合する際
には、加熱ウェハを内部に備えた無菌接合装置を使用す
ることが望ましく、具体的にはTSCD(登録商標)
SC−101(テルモ株式会社製)などがあげられる。
【0019】腹膜透析液を腹腔内に注入後、クレンメ5
を閉状態とし、図4に示すように接合している接続チュ
ーブ12と交換チューブ2を加熱ウェハによって溶融し
ながら切断し、同時に各々の断面を熱融着し、バッグ1
内と、交換チューブ2内、腹膜チューブ3内及び腹腔内
を無菌状態に保ちながら、バッグ1を交換チューブ2か
ら分離する。
【0020】腹膜透析液を腹腔内に4〜8時間程貯留
後、バッグ1が空になっている以外は当初の操作と同様
にして、接続チューブ12の先端13と交換チューブ2
の先端21を加熱ウェハによって溶融しながら切断し、
図5に示すようにその切断面同士を溶着して無菌的に接
合し、クレンメ5を開状態とし、使用済みの腹膜透析液
(排液)15を腹腔内から排出し、バッグ1に収容す
る。この時、バッグ1の内部は無菌状態が保たれていた
ため、排液作業中にバッグ1内の細菌汚染及び交換時の
細菌感染による腹膜炎の感染を防止することができる。
【0021】その後、接続チューブ12と交換チューブ
2を加熱ウェハによって溶融しながら切断し、同時に各
々の切断面を熱融着し、あるいは接続チューブ12のみ
切断面を熱融着し、交換チューブ2は新たなバッグ1の
接続チューブ12と接合することによって上述したCA
PDを繰り返し、排液を入れたバッグ1は廃棄する。
【0022】本発明に係るバッグ本体は輸液用プラスチ
ック容器試験に適合する軟質プラスチックバッグから構
成されるものであれば特に限定されず、具体的にはポリ
塩化ビニル、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリエス
テルやエチレン酢酸ビニル共重合体エラストマーなどか
ら構成されているものが挙げられる。各チューブは上述
した加熱ウェハを有する無菌接合装置によって、接合、
分離、融着できるものであれば、バッグ本体と同様なも
のが使用できる。
【0023】本発明に係るバッグに収容される腹膜透析
液は、特に限定されず、実質的には注射剤、輸液剤製造
に用いられる化合物(乳酸など)、あるいはそれらの薬
理学的に許容しうる塩(乳酸ナトリウムなど)、さらに
は、電解質として塩化ナトリウム、塩化カルシウ、塩化
マグネシウムなど、還元糖としては無水グルコース、無
水フルクトースなどを、所定の量を水に溶かしたものが
あげられる。具体的には、ペリトリック(テルモ株式会
社製)と同一組成のものがあげられる。なお、無菌状態
を保つため、予め熱滅菌して用いることが好ましく、熱
滅菌として高圧蒸気滅菌を行う場合、温度100〜13
0℃、1〜120分間の条件下で行うことが好ましい。
具体的には、100〜126℃、5〜60分間で行われ
る。
【0024】
【発明の効果】本発明のバッグは、CAPDに使用する
ことによって、従来のCAPDで使用していた排液用の
専用空バッグを用意する必要がないため、廃棄されるバ
ッグの量を減らすことができる。また、本発明のバッグ
は無菌的に接合、分離するため、使用前及び使用中(腹
膜透析液を腹腔内に貯留中)の無菌状態を保つことがで
き、腹膜炎の感染も防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のバッグ(腹膜透析液入り)の使用前の
形態を示す模式図である。
【図2】本発明のバッグ(腹膜透析液入り)の接続チュ
ーブ12の先端13と交換チューブ2の先端21を切断
した状態を示す模式図である。
【図3】本発明のバッグ(腹膜透析液入り)の接続チュ
ーブ12と交換チューブ2を接合し、腹膜透析液を本発
明のバッグから排出している状態を示す模式図である。
【図4】接合している本発明のバッグ(空状態)の接続
チューブ12と交換チューブ2を切断した状態を示す模
式図である。
【図5】本発明のバッグ(空状態)の接続チューブ12
と交換チューブ2を再度接続した状態を示す模式図であ
る。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】腹膜透析液を収容し、接続チューブを有す
    るバッグであって、 当該接続チューブと他のチューブとを無菌的に接合し、
    当該他のチューブを介して当該バッグから当該腹膜透析
    液を排出した後、当該接続チューブと当該他のチューブ
    とを無菌的に分離して、空となった当該バッグ内の無菌
    状態を維持し、所定の貯留時間経過後、当該接続チュー
    ブと当該他のチューブとを無菌的に接合し、当該他のチ
    ューブを介して当該バッグへ使用済みの当該腹膜透析液
    を収容した後、当該接続チューブと当該他のチューブと
    を無菌的に分離することを特徴とするバッグ。
  2. 【請求項2】腹膜透析液を収容し、腹腔内に通じるチュ
    ーブと接続するための接続チューブを有するバッグであ
    って、 当該接続チューブと当該腹腔内に通じるチューブとを無
    菌的に接合し、当該腹腔内に通じるチューブを介して当
    該バッグから当該腹膜透析液を排出した後、当該接続チ
    ューブと当該腹腔内に通じるチューブとを無菌的に分離
    して、空となった当該バッグ内の無菌状態を維持し、 所定の貯留時間経過後、当該接続チューブと当該腹腔内
    に通じるチューブとを無菌的に接合し、当該腹腔内に通
    じるチューブを介して当該バッグへ使用済みの当該腹膜
    透析液を収容した後、当該接続チューブと当該腹腔内に
    通じるチューブとを無菌的に分離することを特徴とする
    バッグ。
  3. 【請求項3】腹膜透析液を収容し、接続チューブを有す
    るバッグであって、 当該接続チューブの一部と他のチューブの一部とを加熱
    ウェハによって溶融しながら切断し、その切断面同士を
    溶着して無菌的に接合し、当該他のチューブを介して当
    該バッグから当該腹膜透析液を排出した後、当該接続チ
    ューブの一部または当該他のチューブの一部とを当該加
    熱ウェハによって溶融しながら切断し、その切断面の各
    々を閉塞溶着することによって封止して空となった当該
    バッグ内の無菌状態を維持し、 所定の貯留時間経過後、当該接続チューブの一部と当該
    他のチューブの一部とを加熱ウェハによって溶融しなが
    ら切断し、その切断面同士を溶着して無菌的に接合し、
    当該他のチューブを介して当該バッグへ使用済みの当該
    腹膜透析液を収容した後、当該接続チューブの一部また
    は当該他のチューブの一部とを当該加熱ウェハによって
    溶融しながら切断し、その接断面の各々を閉塞溶着する
    ことによって封止することを特徴とするバッグ。
  4. 【請求項4】腹膜透析液を収容し、腹腔内に通じるチュ
    ーブと接続するための接続チューブを有するバッグであ
    って、 当該接続チューブの一部と当該腹腔内に通じるチューブ
    の一部とを加熱ウェハによって溶融しながら切断し、そ
    の切断面同士を溶着して無菌的に接合し、当該腹腔内に
    通じるチューブを介して当該バッグから当該腹膜透析液
    を排出した後、当該接続チューブの一部または当該腹腔
    内に通じるチューブの一部とを当該加熱ウェハによって
    溶融しながら切断し、その切断面の各々を閉塞溶着する
    ことによって封止して空となった当該バッグ内の無菌状
    態を維持し、 所定の貯留時間経過後、当該接続チューブの一部と当該
    腹腔内に通じるチューブの一部とを加熱ウェハによって
    溶融しながら切断し、その切断面同士を溶着して無菌的
    に接合し、当該腹腔内に通じるチューブを介して当該バ
    ッグへ使用済みの当該腹膜透析液を収容した後、当該接
    続チューブの一部または当該腹腔内に通じるチューブの
    一部とを当該加熱ウェハによって溶融しながら切断し、
    その切断面の各々を閉塞溶着することによって封止する
    ことを特徴とするバッグ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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