JP2004290218A - 薬剤入り多室バッグ及びポート部材 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】薬剤入り多室バッグ1は、薬液を収容する第1及び第2薬液収容室41、42、並びに薬剤を収容する薬剤収容室61〜63を有する。第1薬液収容室41及び第2薬液収容室42は、端縁部23及び側縁部25において結合される第1及び第2樹脂フィルムからなる袋状容器内にそれぞれ液体密封可能に形成され、両室の間に開口を備える箱部材6が配置され、箱部材の開口の周囲部分と第1樹脂フィルムの間が弱シール部66により接着される。弱シール部66は第1収容室41又は第2収容室42内の薬液に容器外部から押圧力を加えることにより剥離される。弱シール部66が剥離されると、第1及び第2薬液収容室41、42、各薬剤収容室61〜63が互いに連通されて薬液及び薬剤が混合される。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、医療用液体、例えば、静脈投与用輸液剤、液状栄養剤、腹膜透析液等、に配合される複数有効成分を分離して保持し、投与直前にそれら複数有効成分を容易に混合することができる薬剤入り多室バッグ及びそれに取付けられるポート部材に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、薬剤や栄養剤を収容保存するため、熱可塑性樹脂製容器やガラス容器が利用される。注射剤、静脈投与用輸液、透析溶液、点眼剤、眼科用灌流液及び臓器保存液等の医療用溶液は、容器にほぼ液密に充填され、殺菌又は滅菌される。これらの製品形態のひとつにキット製品があり上市されている。キット製品は、薬剤と医療用具又は2つ以上の薬剤をひとつの投与体系として組み合わせたものであり、医療機関における投薬調剤時の負担軽減、細菌汚染防止、異物混入防止等を目的とする。キット製品の事例は、予充填式使い捨て注射剤(プレフィルドシリンジ製品)、ダブルバッグと呼ばれる2室混合式輸液剤、例えば味の素ファルマ社製の「ピーエヌツイン」(商品名)等である。キット製品は、調剤時の過誤防止、緊急時の迅速な対応を可能にする等の利点を備える。
【0003】
ダブルバッグやプレフィルドシリンジは、容器を2室に区画したものが上市されているが、追加の薬剤や栄養剤等を加える場合に対応できない欠点があった。この問題を解決するために、3室を備える医療用容器が、例えば特許文献に提案されている。特許文献1の発明では、可撓性バッグを剥離可能なシールで区画し、第3の薬剤を収容する室を設けている。しかしながら多区画の部屋を備えた場合、確実にすべての区画を連通させ各成分を混合するには、極めて慎重な開通操作が必要となり、緊急時の迅速対応には問題がある。また、開通しない区画が残ったまま患者に投与された場合は、投与可能な液性とは異なる溶液が供給され副作用発現につながる問題がある。
【0004】
特許文献2は、液体薬剤を収納する第1の容器と固体薬剤を収納する第2の容器を一体化した複室輸液容器を開示する。この複室輸液容器は、第1の容器と第2の容器との間に仕切り部材30を備え、仕切り部材は、隣接する第1及び第2の容器を連通可能に接続する中空部、及びこの中空部の一端を封止する蓋体32を有する。蓋体32は、薄肉部を介して仕切り部材30の本体に連結され、仕切り部材を変形操作することにより開蓋される。この複室輸液容器は、少量の複数の薬剤を分離収納するができない短所を有する。輸液を初めとする医療用溶液は、投与する患者の病態に応じて、抗生物質やビタミン類を配合して使用する場合がある。また、各種の有効成分を複数の室に分離収容することで保存安定性の向上が期待できるものの、容器を複数に区画もしくは分室を設けることは、容器の製造工程が複雑となり、また使用の際の便宜性が低下するなどの問題を有する。
【0005】
【特許文献1】
特表2000−501324号公報
【特許文献2】
特開2000−87350号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、かかる現状に鑑み、現在、必要性が増大している3種以上の薬剤を容器内で簡易に混合することが可能な薬剤入り多室バッグを提供することである。また本発明の目的は、比較的多量の薬液を袋状容器に収容し比較的少量の複数の薬剤を多数の少容量の薬剤収容室に収容する薬剤のキット製品を提供することである。更に本発明の目的は、薬液収容室と薬剤収容室の間を弱シール部により仕切り、容器の外部から袋状容器内の薬液に押圧力を加えることにより薬液収容室と薬剤収容室の間の弱シール部を剥離させ薬液収容室と各薬剤収容室の間を液体連通状態にすることができ、緊急性を要する場合においても、簡易に誤りなく他室容器薬剤を混合可能な薬剤封入容器セットを提供することである。
【0007】
本発明の他の目的は、可撓性容器に収容された輸液に複数の薬剤収容室内の複数の少量の薬剤を無菌状態を保持したまま混合することができる薬剤入り多室バッグを提供することである。また本発明の目的は、薬剤入り多室バッグに収容された複数の薬剤を一回の操作により同時に無菌的に薬剤を混合することができる薬剤入り多室バッグを提供することである。更に本発明の目的は、多室バッグ内の薬液を中空針等を介して点滴チューブへ流出させ又は多室バッグ内へ中空針を介し追加の薬液を注入可能とするためのポート部材を提供することである。本発明のその他の目的及び利点は、図面及び以下の説明において明かにされる。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の薬剤入り多室バッグは、薬液を収容する第1及び第2薬液収容室、並びに薬剤を収容する薬剤収容室を有する。第1薬液収容室及び第2薬液収容室は、端縁部及び側縁部において結合される第1及び第2樹脂フィルムからなる袋状容器内にそれぞれ液体密封可能に形成される。第1及び第2薬液収容室の間に開口を備える箱部材が配置され、箱部材の開口の周囲部分と第1樹脂フィルムの間が弱シール部により接着される。弱シール部は第1収容室又は第2収容室内の薬液に容器外部から押圧力を加えることにより剥離されて開口の周囲部分と第1樹脂フィルムが離間される。
【0009】
薬剤収容室は、前記開口に連通され箱部材内に液体密封可能に形成され、前記弱シール部が剥離されると、薬剤収容室、第1収容室及び第2収容室が連通されて各収容室の薬液及び薬剤が混合される。前記箱部材は、複数の開口及び複数の薬剤収容室を有する。弱シール部は、第1収容室又は第2収容室内の薬液に容器外部から押圧力を加えることにより剥離されて開口の周囲部分と第1フィルムが離間され、前記弱シール部が剥離されるとき、第1収容室、第2収容室及び各薬剤収容室が連通されて各収容室の薬液及び薬剤が混合される。
【0010】
本発明の薬剤入り多室バッグは、ポート部材を含む。ポート部材は、中空針を刺通することができるゴム栓を備えて薬液収容室へ薬液を注入可能又は薬液収容室から薬液を抽出可能に構成され、且つ袋状容器の端縁部に配置される。前記ポート部材は、筒体及び保持具を備え、筒体及び保持具並びに容器本体の内壁面は、いずれもVICAT軟化点が121℃以上のプロピレン・α−オレフィンランダム共重合体により形成される。
【0011】
本発明のポート部材は、薬剤入り多室バッグを形成する袋状容器の端縁部に装着される。薬剤入り多室バッグは、それぞれ薬液が収容される第1薬液収容室及び第2薬液収容室を含む。ポート部材は、ゴム栓、筒体、及び保持具を含む。ゴム栓は中空針により刺通可能であり、ゴム栓を刺通する中空針を介し容器本体内の液体を注出又は容器本体内へ液体を注入することが可能である。筒体は、容器本体内部に配置される内方端、容器本体を形成する樹脂フィルムに液密に接着される外周面、ゴム栓に係合する外方端、及び保持具を支持する鍔部を有する。
【0012】
保持具は、環状の天板部分、及び天板部分外周から下方へ伸長する円筒部分、円筒部分の端部に形成される突条部分を有する。突条部分の先端が鍔部に設けた環状の凹部接触され、突条部分の先端と環状の凹部が溶着される。好ましくは、突条部分の先端と環状の凹部は、超音波エネルギーにより加熱溶着される。ゴム栓の周囲部分が筒体の上端部と保持具の間に挟持される。
【0013】
ゴム栓は、外方端付近の中空部を閉鎖する円板部分、円板部分の外周部から下方へ伸長する内方環状垂下部、外方端付近の筒体内周面に嵌合する外周面、外周面から半径方向外方へ伸長する環状板部、環状板部の外周から垂下する外方環状垂下部、環状板部の外周から上方へ伸長する外方環状凸部、外周面と外方環状垂下部の間に形成される下方環状溝、円板部分の外方と外方環状凸部との間に形成される上方環状溝を有する。
【0014】
本発明の多室バッグに収容される薬剤の事例は、経中心静脈栄養療法の開始液や維持液として使用できる高カロリー輸液用の糖・電解質・アミノ酸液にビタミン類を加えた輸液製剤である。この場合、糖・電解質・アミノ酸液は、薬液収容室に収容され、ビタミン類は、2以上の薬剤収容室に収容され、好ましい輸液製剤の態様となる。高カロリー輸液用ビタミン類は、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12、ビタミンC、ビタミンA、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンK、ビタミンH、葉酸、パントテン酸類、ニコチン酸類であり、これらは、配合変化させることなく安定に保存するために2以上の薬剤収容室に互いに分離され、且つ高カロリー輸液成分とも分離して収容される。
【0015】
高カロリー輸液用糖・電解質・アミノ酸液と同様な成分が配合された、末梢静脈あるいは腋窩静脈投与用輸液についても本発明の多室バッグを利用しビタミン類等の薬剤を収容し得る。前述の各輸液にビタミン類を配合するほか、鉄、マンガン、銅、亜鉛及びヨウ素の各供給源が配合された微量元素製剤(商品名 エレメンミック注、エレメイト注、味の素ファルマ社製)をビタミン類と分離して収容することも好ましい薬剤の組合せである。
【0016】
本発明の多室バッグは、安定剤や保存剤の減量もしくは省略を目的として各種薬剤の充填容器として使用できる。例えば、少なくとも必須アミノ酸であるL−トリプトファン、L−メチオニン、L−リジン、L−フェニルアラニン、L−ロイシン、L−イソロイシン、L−バリン、L−スレオニンを含むアミノ酸輸液(例えば、味の素ファルマ社製の商品名アミニック)には、保存安定性に問題のあるL−トリプトファンやL−システインが配合されており亜硫酸塩等の安定化剤が添加されている。L−トリプトファンとL−システインはそれぞれ安定に保存可能な液性を持つ溶液に溶解し、他のアミノ酸類と分離して多室バッグ収容することによりアミノ酸間の配合変化を起すことなく保存できることから安定剤の減量もしくは省略が可能となる。
【0017】
高カロリー輸液用糖・電解質・アミノ酸液に、注射用の消化性潰瘍剤、例えば、塩酸ラニチジン、塩酸ロキサチジン、シメチジン、ファモチジンなどのH2遮断剤や、肝臓障害用剤、例えば、グリチルリチン、グリシン、システインを混合使用可能にするため、それらを本発明の多室バッグに収容することができる。本発明の多室バッグは、混注可能な導入手段と連通する空室に消化性潰瘍剤や肝臓障害溶剤を注入することにより、在宅高カロリー輸液療法用の薬剤入り容器とすることができる。
【0018】
【発明の実施の態様】
図1は、本発明の第1実施例の薬剤入り多室バッグを示す概略平面図、図2は、図1の多室バッグに組込まれる箱部材の概略端面図である。図1に示すように、薬剤入り多室バッグ1は、薬液M1、M2を収容する薬液収容室4、ポート部材3、及び薬剤N1、N2、N3を収容する複数の薬剤収容室61、62、63を有する。薬液収容室4は、袋状容器2内に形成される。袋状容器2は、2枚の樹脂フィルムを端縁部23、24、側縁部25、25において相互に接着して形成される。
【0019】
ポート部材3は、中空針を刺通可能なゴム栓33を備え、薬液収容室4へ薬液を注入可能又は薬液収容室4から薬液を抽出可能に構成される。図1、図3及び図5の実施例において、薬液収容室4は、弱シール部44により区画される第1収容室41及び第2収容室42から成る。、弱シール部44は、第1収容室41内の薬液M1又は第2収容室42内の薬液M2に容器外部から押圧力を加えることにより剥離し、第1収容室と第2収容室を連通させる。ポート部材3は、袋状容器2の上方及び下方の端縁部23、24にそれぞれ1個ずつ配置される。
【0020】
複数の薬剤収容室61、62、63は、袋状容器2の一方の端縁部23に配置される箱部材5の内部に形成される。箱部材5は、各薬剤収容室61、62、63の壁面部分を形成する蓋部材55を有する。蓋部材55は、箱部材55が変形されないとき各薬剤収容室61、62、63を薬液収容室4に対して密封状態に区画し、箱部材5が外部から変形力を受け変形することにより開放位置へ移動し薬剤収容室61、62、63を薬液収容室4と流体連通させる。
【0021】
複数の薬剤収容室61、62、63は、それぞれ別々に密封可能にされ、蓋部材55が開放位置へ移動されたとき、薬剤収容室61、62、63のそれぞれが薬液収容室4と連通される。複数の薬剤収容室61、62、63は、図2に示すように、それぞれ薬液注入ポート51、52、53を有する。この薬液注入ポート51、52、53を介し必要に応じ、追加の薬液が各薬剤収容室61、62、63へ注入される。
【0022】
図1の多室バッグ1は、第1収容室41及び第2収容室42にそれぞれ輸液成分を収容し、各薬剤収容室61、62、63にそれぞれ薬剤N1、N2、N3を収容する。薬剤N1、N2、N3は、例えばビタミン、ミネラル、その他の薬剤である。輸液を投与する際、箱部材5が容器外部から人手で変形され、蓋部材55が開放され、各薬剤収容室と第1収容室41が連通され、各薬剤収容室61、62、63内の薬剤が、第1収容室の薬液M1に混合される。
【0023】
第1収容室41又は第2収容室42の一方又は両方に外部から圧力を加えることにより、弱シール部66が剥離される。弱シール部66が剥離されると、第1収容室41、第2収容室42、各薬剤収容室61、62、63が相互に連通する。それにより薬液M1とM2が混合されると共に、各薬剤収容室61、62、63内の薬剤N1、N2、N3が薬液M1とM2と混合される。薬液M1とM2及び薬剤N1、N2、N3が混合された混合薬液は、第2収容室側の薬液注入抽出ポート3を介する中空針、輸液チューブ(図示しない)等を経て患者へ供給される。多室バッグ1は、縁部23のほぼ中央に吊下げ孔25を備える。輸液投与の際、多室バッグ1は、吊下げ孔25を利用し、所定高さ位置に吊下げられる。
【0024】
本発明の袋状容器2、箱部材6等は、熱可塑性樹脂で構成される。この熱可塑性樹脂は、耐熱性、機械的強度、柔軟性、耐薬品性、とりわけ成形加工性、ガスバリア性、耐屈曲性、透明性、紫外線遮蔽性などについて収容する薬剤や栄養剤に適した樹脂とされる。袋状容器2は、単層構造あるいは二層以上の積層構造の熱可塑性樹脂フィルムにより形成することができる。熱可塑性樹脂としては、1種または2種以上のものを混合して用いることができる。また分子鎖に官能基を導入し、変性した熱可塑性樹脂も用いられる。
【0025】
袋状容器2を形成する熱可塑性樹脂は、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−α−オレフィン共重合体のごときポリオレフィン、ポリスチレン、ポリカーボネート、ポリエチレンテレフタレートやポリブチレンテレフタレートのごときポリエステル、ポリアセタール、ポリアミド、ポリフェニレンエーテル、ポリエーテルサルホン、ポリサルホン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリフェニレンサルファイド、フッ素樹脂、アクリル樹脂、環状ポリオレフィンなどである。これらの中でも、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−α−オレフィン共重合体、ポリエチレンテレフタレートが好ましい。
【0026】
薬剤収容室61、62、63は、薬剤の吸着が少ない樹脂で構成されることが好ましく、そのような樹脂としてはポリエチレンナフタレート、環状ポリオレフィン、エチレン−テトラフルオロエチレン共重合体、ポリエーテルサルホン及びポリサルホンを挙げることができる。前記3種類の樹脂薬剤との接触面に設ける構成とするのがよい。
【0027】
発明の多室バッグを形成するフィルム又はシートの表面には、必要に応じて表面処理を施すことができる。このような表面処理法としては、例えばコロナ放電処理、プラズマ処理、火炎処理、スパッタリング処理、溶剤処理、紫外線処理、赤外線処理、オゾン処理、研摩処理などが挙げられる。容器本体を形成するフィルムを積層構造体とする場合は、必要に応じて各層の間にホットメルト接着剤、ポリウレタン接着剤などを使用して各層間の接着強度を向上させることも可能である。
【0028】
図6乃至図9を参照し、ポート部材3の実施例を説明する。ポート部材3は、図1に示すように薬剤入り多室バッグ1を形成する袋状容器の端縁部24に装着される。ポート部材3は、ゴム栓80、筒体30、及び保持具70を含む。ゴム栓80は図示しない中空針により刺通可能であり、ゴム栓80を刺通する中空針を介し容器本体内の液体を注出又は容器本体内へ液体を注入することが可能である。筒体30は、容器本体内部に配置される内方端31、容器本体を形成する樹脂フィルムに液密に接着される外周面35、ゴム栓80に係合する外方端36、及び保持具70を支持する鍔部32を有する。
【0029】
保持具70は、環状の天板部分71、及び天板部分の外周から下方へ伸長する円筒部分72、円筒部分の端部に形成される突条部分73を有する。突条部分73の先端が鍔部32に設けた環状凹部33に接触され、突条部分73の先端と環状凹部33が溶着される。好ましくは、突条部分73の先端と環状凹部33は、超音波エネルギーにより加熱溶着される。ゴム栓80の周囲部分が筒体30の外方端36と保持具70との間に挟持される。
【0030】
ゴム栓80は、外方端36付近の中空部を閉鎖する円板部分81、円板部分の外周部から下方へ伸長する内方環状垂下部82、外方端36付近の筒体内周面34に嵌合する外周面83、外周面83から半径方向外方へ伸長する環状板部84、環状板部84の外周から垂下する外方環状垂下部86、環状板部84の外周から上方へ伸長する外方環状凸部87、外周面83と外方環状垂下部86の間に形成される下方環状溝85、円板部分81の外方と外方環状凸部87との間に形成される上方環状溝88を有する。
【0031】
図9は、保持具70、筒体30及びゴム栓80を組合わせたポート部材3の概略断面図である。ゴム栓80は、筒体30の上方開口を閉鎖し、筒体30の外方端36と保持具70の間に挟持される。保持具70は、その突条部分73の先端と筒体30の環状凹部33が溶着されることにより、筒体30に固定される。ゴム栓80及び保持具70の外面は、保護キャップ90により覆われる。ポート部材を介し袋状容器内の薬液を注出する場合、保護キャップ90を外し、ゴム栓80の円板部分81を横断するように中空針を刺通し、中空針を通し薬液を注出することができる。円板部分81の外面は保護キャップ90を外すまで清浄に保たれる。
【0032】
【発明の効果】
本発明の薬剤入り多室バッグは、複数の薬剤収容室を開口を備える箱部材に設け、箱部材を第1薬液収容室と第2薬液収容室の間に配置し、箱部材の開口の周囲部分と袋状容器を形成する第1樹脂フィルムが弱シール部により接着され、薬剤の投与に際し、容器外方から人手により力を加えることにより弱シール部を剥離させ、第1薬液収容室、第2薬液収容室及び複数の薬剤収容室を相互に連通させるので、1回の操作で複数の薬液及び薬剤を容器内で無菌状態で混合させることができる。また、本発明の薬剤入り多室バッグは、複数の薬液及び薬剤を外気に晒すことなく分離状態で保管するので、外気中の酸素による変化や薬液の混合変化を生じることを防ぐことができる。そして使用に際しては、複数の室に収容された薬剤を短い時間で容易に無菌状態で誤動作なく混合することができる。
【0033】
本発明において、筒体の鍔部に設けた上方環状溝と保持具の突条部分とが超音波振動エネルギーにより加熱溶着され、溶着部が形成され、筒体の鍔部と保持具の間が強固に連結される。それ故、袋状容器が薬液を収容し滅菌のため高圧室内で例えば20分間121℃に維持されポート部材のゴム栓に容器内から比較的大きな圧力が作用する場合にも、ゴム栓は、保持具によりしっかり押圧され、抜出すことがない。また、上方環状溝と保持具の突条部分との間のに形成される溶着部は、ポート部材の外部から視認可能であるので溶着部の検査が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の薬剤入り多室バッグを示す概略平面図。
【図2】図1の線T−Tに沿う概略断面図。
【図3】図1の線S−Sに沿う概略断面図。
【図4】本発明の薬剤入り多室バッグに組込まれる箱部材の概略斜視図。
【図5】本発明の薬剤入り多室バッグに組込まれる箱部材の開口側から見た概略斜視図。
【図6】本発明の実施例のポート部材の保持具の概略断面図。
【図7】ポート部材の実施例の筒体の概略断面図。
【図8】ポート部材の実施例のゴム栓の概略断面図。
【図9】ポート部材の実施例の保持具、筒体及びゴム栓を組合わせた概略断面図。
【符号の説明】
G1、G2:気体、M1、M2:薬液、N1、N2、N3:薬剤、1:多室バッグ、2:容器本体、3:ポート部材、6:箱部材、21:第1樹脂フィルム、22:第2樹脂フィルム、23、24:端縁部、25:側縁部、27:強シール部、29:吊り下げ孔、30:筒体、31:内方端、32:鍔部、33:環状凹部、34:内周面、35:外周面、36:外方端、41:第1薬液収容室、42:第2薬液収容室、60:箱部材、61、62、63:薬剤収容室、65、651、652、653:開口、66、661、662、663:弱シール部、67、671、672、673:箱部材外周面、68、69:箱部材の端面、70:保持具、71:天板部分、72:円筒部分、73:突条部分、74天板内周面、75:環状凸部、80:ゴム栓、81:円板部分、82:内方環状垂下部、83:外周面、84:環状板部、85:下方環状溝、86:外方環状垂下部、87:外方環状凸部、88:上方環状溝、90:保護キャップ。
Claims (7)
- 薬液を収容する第1及び第2薬液収容室、並びに薬剤を収容する薬剤収容室を有する薬剤入り多室バッグであって、
第1薬液収容室及び第2薬液収容室は、端縁部及び側縁部において結合される第1及び第2樹脂フィルムからなる袋状容器内にそれぞれ液体密封可能に形成され、両室の間に開口を備える箱部材が配置され、箱部材の開口の周囲部分と第1樹脂フィルムの間が弱シール部により接着され、前記開口に連通され箱部材内に液体密封可能に形成され、第1収容室又は第2収容室内の薬液に容器外部から押圧力を加えることにより弱シール部が剥離されて開口の周囲部分と第1樹脂フィルムが離間され、それにより薬剤収容室、第1収容室及び第2収容室が連通されて各収容室の薬液及び薬剤が混合される薬剤入り多室バッグ。 - 前記箱部材は、複数の開口及び複数の薬剤収容室を有し、各開口の開口の周囲部分と第1多層フィルムの間が弱シール部により接着される請求項1の薬剤入り多室バッグ。
- 請求項1又は2の薬剤入り多室バッグであって、袋状容器の端縁部に配置されるポート部材を含み、該ポート部材は、中空針を刺通することができるゴム栓を備えて薬液収容室へ薬液を注入可能又は薬液収容室から薬液を抽出可能に構成される薬剤入り多室バッグ。
- 請求項3の薬剤入り多室バッグであって、前記ポート部材は筒体及び保持具を含み、筒体及び保持具並びに容器本体の内壁面は、いずれもVICAT軟化点が121℃以上のプロピレン・α−オレフィンランダム共重合体により形成される薬剤入り多室バッグ。
- 端縁部を備える樹脂製の袋状容器内に第1薬液収容室及び第2薬液収容室が形成され、第1薬液収容室及び第2薬液収容室にそれぞれ薬液が収容される薬剤入り多室バッグに具備されるポート部材(3)であって、ゴム栓(80)、筒体(30)及び保持具(70)を含み、前記ゴム栓は中空針により刺通可能であり、ゴム栓を刺通する中空針を介し容器本体内の液体を注出又は容器本体内へ液体を注入することが可能であり、筒体(30)は、容器本体内部に配置される内方端(37)、容器本体を形成する樹脂フィルムに液密に接着される外周面(35)、ゴム栓に係合する外方端(36)、及び保持具を支持する鍔部(32)を有し、保持具(70)は、環状の天板部分(71)、及び天板部分外周から下方へ伸長する円筒部分(72)、円筒部分の端部に形成される突条部分(73)を有し、ゴム栓(80)の周囲部分(84)が筒体の上端部(36)と保持具(70)の間に挟持され、保持具(70)の突条部分(73)の先端と筒体(30)の鍔部(32)に設けた環状の凹部(33)とが溶着されるポート部材。
- 保持具(70)の突条部分(73)の先端と筒体(30)の鍔部(32)に設けた環状の凹部(33)は、超音波エネルギーにより加熱溶着される請求項5のポート部材。
- ゴム栓(80)は、外方端(36)付近の中空部を閉鎖する円板部分(81)、円板部分の外周部から下方へ伸長する内方環状垂下部(82)、外方端付近の筒体内周面(83)に嵌合する外周面(83)、外周面から半径方向外方へ伸長する環状板部(84)、環状板部の外周から垂下する外方環状垂下部(86)、環状板部の外周から上方へ伸長する外方環状凸部(87)、外周面と外方環状垂下部の間に形成される下方環状溝(85)、円板部分(81)の外周と外方環状凸部(87)との間に形成される上方環状溝(88)を有する請求項5又は6のポート部材。
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