JPS63286307A - 改質熱可塑材製容器蓋 - Google Patents

改質熱可塑材製容器蓋

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JPS63286307A
JPS63286307A JP63114506A JP11450688A JPS63286307A JP S63286307 A JPS63286307 A JP S63286307A JP 63114506 A JP63114506 A JP 63114506A JP 11450688 A JP11450688 A JP 11450688A JP S63286307 A JPS63286307 A JP S63286307A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は裂き上げ型開口方式を含む容器蓋を射出成形
するのに最も適した改質された熱可塑材に関する。本発
明は更にこの改質された熱可塑材の製造法及び上記の型
で射出成形によって製造された容器蓋に関する。
裂き上げ開口方式付きの熱可塑材容器蓋は射出成形で製
造されることが知られている。公知の容器蓋には通常裂
は表示すなわち弱くした材質があり、裂き上げとは蓋の
弱められた区域内の部分をたたみ上げによって取去るこ
とができることで、このようにして容器内の内容物に到
達するための間口が開かれるのである。公知の容器蓋に
は通常ある形め引き金具又は引き輪がついていて、これ
を用いて裂き表示を裂は上げることができるようになっ
ている。
そのような容器蓋に対する要求としては勿論安価で製作
容易なことであるが、とりわけ開口方式がうまく作動す
ることである。このことはなかんずく裂は表示に過度の
力を加えることなく裂き上げるのが容易であること、し
かし容器の通常輸送及び取扱中に自然に開口しやすくな
いことである。
これら二つの要求はすぐ判るように矛盾するものである
、というのは自然に裂き上がることに対して充分に安全
であることは裂は表示が余り弱くできていないことであ
り、このことは逆に容器を開けねばならぬ時に裂は表示
を裂き上げるのに要する力が大きいことを意味する。あ
る場合には、容器の内容物によっては、中味をあける操
作の開缶に開口した容器を再閉口することができるのが
望ましく又は必要であり、さらに便利さの見地から好ま
しくは裂き上げた蓋の部分をたたみ返して、開口の輪郭
にある裂は残漬と組合せることによって元の位置にばっ
ちり閉まるという再閉口が可能なのである。このように
ばつらり組合さる再閉口がうまく作動するためには、裂
き上げた裂は表示の端がきらんとして好ましくは全熱は
つれていないことを要する。
公知の容器蓋の射出成形用原料として使われていたポリ
エチレンのような在来の熱nJll材では、容易に開け
られて容器を再閉口するに際して好ましいばらつと閉め
ることができるようにする性能のよい開口方式は得難い
ことが判った。このことの大部分は熱可塑材が非常に丈
夫(弾性的)な材料で裂は表示上で引き裂くのに材料厚
が小さい場合でさえも大きな抵抗を示す。そして裂は表
示が過度の力を加えることなく裂けるようにするために
は、在来の熱可塑材ではその結果として射出成形を極め
て厳格に制御された条件下に行ない、裂は表示について
の最適材料厚をしばしば極めて狭い許容の中に入れるこ
とがなされている。このような射出成形中に要求される
厳格な条件は大規模な営業生産において及び経済的理由
から認められ難く、裂は表示の最適材料厚に関する要求
は多かれ少なかれ放棄せざるを得なかった。
本発明によれば、しかしながら、ポリエチレンのような
公知の可塑材自体が不活性の微粉砕フィラーを混合する
ことによって改質されて、裂き上げ開口方式の容器蓋を
射出成形で製造するのに適するようになり、この蓋は容
易に開けられて再n口もうまく作動するものであり、更
に特に従来の熱可塑材の引裂き抵抗が実質的に減少して
殆んど紙様の性質となる一方、混合されるフィラーの量
が混合物全重量に対して10から15%に制御されてい
れば、引張り強度のような他゛の機械的性質は実質的に
影響されないということが判った。
熱可塑材で量が15重置%以下のものはもろくなって容
易に裂けるが要求される引張り強度を失なう。一方10
重齢%以下の最のものは硬すぎて裂けた端が望ましい平
滑さとほつれがないように裂くことが難かしい。従って
本発明においては、添加するフィラーの量は全重量の1
0−15重量%である。
本発明において改質された熱可塑材製造のために使われ
るフィラーは微細に粉砕された無機材料で、そのもの自
体は公知のタルク、白亜上 (chalk ) 、石膏、粘度などの、単独又は任意
に相互の組合せたものでよい。最適に機能するためには
フィラーは好ましくは微細粒で平均粒寸法か110ミク
ロンのものである。ここにあげたフィラーのうち、微粉
砕した白亜が今のところ好まれる、というのは入手が容
易で安価で、ミルクのような味に感じやすい容器の内容
物に不快な味を与える不純物を事実土倉まないからであ
る。完全に微細粒の形でないフィラーで針状又はフレー
ク状のようなものも使うことができる。
本発明はまた熱可塑材を改質することによって、裂き上
げ開口方式の容器蓋で、都合のよい方法で容易に開けら
れまた上記のように開口の裂は端との間にばっちり組合
さる方式によって再閉口が機能することができるものを
射出成形するのに、在来の熱可塑材よりもより適したも
のとする方法に関する。本発明の方法の特徴は、それ自
体公知の型の熱可塑材を機械処理中に融点まで加熱する
こと、熱可塑材に不活性フィラーをそのフィラーの形状
に応じて溶融の前、途中又は後に添加すること、連続的
機械処理によって加えたフィラーを熱可塑材中に分散し
分配すること、熱可塑材とその中に分散したよく分配さ
れたフィラーとの混合物をできれば成形操作の後に冷却
して改質された熱可塑材を形成させること、及び熱可塑
材に加えられるフィラーの潰は混合物重量の10−15
%以上にならないよう&lj 10することである。
上記の熱可塑材に混合するフィラーは好ましくは顆粒状
であるが、他の考え得る形状のものでも使用される。も
しフィラーが針状又はフレーク状粒子の形であれば、本
発明においてはフィラーは熱可塑材が溶融した後だけに
加えることによって、熱可塑材の溶融前の機械処理の効
果によって硬い熱可塑材を破砕することのないようにす
る。本発明による改質された熱可塑材の最適物性が得ら
れるのはフィラーは顆粒状で平均粒寸法が約10ミクロ
ンの場合である、というのはこのような粒子は機械効果
による粉砕をうけることが少く、粒子を熱可塑材が溶融
する前にうまく加えることができるからである。このこ
とは機械処理を充分に時間をかけて行うことによって熱
可塑材中へのフィラーの均一分散を確実にすることがで
きるという一層の利益をもたらす。
添加されたフィラー材の混合を促進するために本発明に
おいてはフィラーを湿潤させる分散剤を添加することが
適しており、このような分散剤として本発明において有
効であることが判っているものの例は、ポリエチレンワ
ックス、ステアレート類及びステアリンであるが、この
ような能力があると当業者に知られている他の分散剤も
使うことができる。本発明において添加する分散剤の吊
は一般に混合物全量の0.5から2%であって、これで
目的とする分散を得るのに充分であることが判った。
本発明における方法を実施するには、例えば常用のスク
リュー型エクストルーダーを用い、粒状又は粉状の形と
して熱可塑材は機械末端のしこみホッパーへ供給され、
連続する溶融温度(例えば200℃)まで加熱され、回
転するスクリューで混合されながら移動して機械の取出
端にある適当なオリフィスから、例えば紐状で排出され
、このものは冷却した後射出成形用に適した形状に細か
く切刻まれるのである。不活性フィラーはその形状に応
じて機械中での熱可塑材の溶融前、途中又は後に添加す
る。もしフィラーの形状が顆粒状粒子であれば、フィラ
ーは機械の仕込端で既に加えることができるが、フィラ
ーが針状又はフレーク状粒子であれば、フィラーを加え
るのは熱可塑材が溶融した適当的後に機械の回転スクリ
ュー沿いの仕込端と排出端の間の離れた場所で行ない、
粒子の破砕を防ぐようにする。これらの場合に望ましく
はフィラー粒子用の分散剤又は湿潤剤も加えるのである
が、これも機械へは仕込端の仕込ホッパーから顆粒状粒
子のフィラーと別個に又は混ぜて添加される。しかし勿
論分散剤を回転するスクリュー沿いの任意の場所で例え
ば針状又はフレーク状フィラー粒子と混ぜて加えること
もできる。
前記のとおり、本発明におけるフィラーの添加量は最大
で混合物全量の10から15%の間にあり、さらに分散
剤の添加量が混合物重陽の0.5から2%の間に保たれ
ていれば溶融した熱可塑体中にフィラー粒子を分散させ
分配させるのに充分なのである。
本発明は更に裂き上げ開口方式の付いた容器蓋に関し、
この特徴は本発明における改質された熱可塑材料から一
体で割出成形されることである。
在来の熱可塑材、例え゛ばLDPE (低密度ポリエチ
レン)から射出成形した容器/Wと比較とすヒ る1本発明によった改質熱可塑剤で、10−15重量%
の不活性フィラーの例えば顆粒白亜で粒寸法的10ミク
ロンのもの及び公知の゛分散剤を0.5から2重量%の
間で含んだもの、を使って射出成形した容器蓋は、その
裂き上げ型開口方式において、開けやすくすなわち開け
るのに要する力が少くてすみ更に裂は端が清かでほつれ
が少く口を可能にするのである。更に、本発明における
容器蓋の射出成形によれば、改質された熱可塑材の溶融
時開及び冷却時間の短縮のために実質的にサイクル時間
を減少(5−3−0%)させることができることが判っ
た。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)裂き上げ開口方式の容器蓋を射出成形するのに最
    も適した改質された熱可塑材において、熱可塑材がその
    中に分散している不活性フィラーを含み、フィラーの量
    が混合物重量の10−15%であることを特徴とする、
    熱可塑材。
  2. (2)フィラーは平均粒寸法が約10ミクロンの粒形で
    存在する、請求項(1)の熱可塑材。
  3. (3)フィラーがマイカ、タルク、白亜、石膏、ウオラ
    ストナイト、粘土又はこれらと均等な無機材で白亜が好
    適である請求項(1)又は(2)の熱可塑材。
  4. (4)フィラー用湿潤剤を更に含む請求項(1)ないし
    (3)の何れか一項の熱可塑材。
  5. (5)湿潤剤が材重量の0.5から2%の間を占める請
    求項(4)の熱可塑材。
  6. (6)熱可塑材がポリオレフィン材からなつている請求
    項(1)ないし(5)の何れか一項の熱可塑材。
  7. (7)ポリオレフィン材がポリエチレンかポリプロピレ
    ンで低密度ポリエチレンが好適である請求項(6)の熱
    可塑材。
  8. (8)裂き上げ開口方式で開口と再閉口の両機能を有す
    る容器蓋を熱可塑材で射出成形するのに必要な条件を改
    良する目的で熱可塑材を改質する方法において、熱可塑
    材が機械処理中に融点まで加熱されること、不活性フィ
    ラーが熱可塑材中に加えられるのがフィラーの形状によ
    つて熱可塑材の溶融前、途中、又は後であること、加え
    られたフィラーが連続機械処理によつて熱可塑材中に分
    散し分配されること、形成操作後の混合物が冷却されて
    改質された熱可塑材を形成すること、及び熱可塑材中に
    添加されるフィラーの量は材料重量の10−15%であ
    ること、を特徴とする上記方法。
  9. (9)フィラーが分散剤の添加によつて湿潤化されてい
    ること、及び分数剤がフィラーと別個に又は同時に添加
    されること、である請求項(8)の方法。
  10. (10)分散剤の添加量が材料重量の0.5−2%であ
    る請求項(9)の方法。
  11. (11)フィラーを熱可塑材に加える前に加熱して揮発
    性の味及び(又は)臭のする物質を除去する請求項(9
    )又は(10)の方法。
  12. (12)裂き上げ開口方式の容器蓋において、請求項(
    1)ないし(7)の何れか一項による改質された熱可塑
    材を射出成形して製造されたものである容器蓋。
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