JPS61232224A - 球型を呈したマグヘマイト粒子粉末及びその製造法 - Google Patents

球型を呈したマグヘマイト粒子粉末及びその製造法

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JPS61232224A
JPS61232224A JP60071762A JP7176285A JPS61232224A JP S61232224 A JPS61232224 A JP S61232224A JP 60071762 A JP60071762 A JP 60071762A JP 7176285 A JP7176285 A JP 7176285A JP S61232224 A JPS61232224 A JP S61232224A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、粒子形状が球型を呈しており、且つ、かさ密
度0.40〜1.00g/ajであって、しかも、分散
性に優れている球型を呈したマグヘマイト粒子粉末及び
その製造法に関するものである。
本発明によって製造される球型を呈したマグヘマイト粒
子粉末の主な用途は、塗料用茶褐色顔料粉末、静電複写
用の磁性トナー用材料粉末である。
〔従来技術〕
従来、マグヘマイト粒子は、茶褐色顔料として広く一般
に使用されており、省エネルギ一時代における作業能率
の向上並びに塗膜物性の改良という観点から、塗料の製
造に際して、マグヘマイト粒子粉末のビヒクル中への分
散性の改良が、益々、要望されている。
塗料の製造に際して、顔料粉末のビヒクル中への分散性
が良好であるか否かは、塗料の製造工程における作業能
率を左右するとともに、塗膜の諸物性を決定する極めて
重要な因子となる。
このことは、例えば、色材協会誌49@第1号(197
6年)の第8頁の次のような記載からも明らかである。
[02,塗膜の具備すべき諸物性は一口にいって、同一
顔料であれば塗膜中における顔料の分散性により、その
大部分が決定されるといっても過言ではないように思わ
れる。塗膜中の顔料の分散性が良好であれば、色調は鮮
明となり、着色力、いんぺい力等顔料本来の基本的性質
も向上することは理論の教えるところである。また塗膜
の光沢、鮮映性、機械的性質、塗膜の耐透気性などが良
好となり、これは塗膜の耐久性を向上させる結果となる
。このように塗膜中の顔料の分散性は塗膜の諸物性を決
定するきわめて大事な要因であることが理解できる。」 一方、近年における静電複写機の普及はめざましく、そ
れに伴い、現像剤である磁気トナーの研究開発が盛んで
あり、その特性向上が要求されている。
記載されている。「・・・磁気トナーはトナー結着剤中
に磁性微粒子が相当量混入されるが、磁性微粒子は一最
にトナー結着樹脂中への分散性が悪く、製造上バラツキ
のない均一なトナーを得ることが困難であり、更に、絶
縁性トナーではトナーの電気抵抗の低下の原因ともなる
。」更に、特公昭53−21656号公報には「・・・
酸化鉄を現像剤粒子全体に均一に分布させることにより
静電潜像の顕像化に必要な適度な帯磁性を得」ることが
可能であると記載されている。
従来、−マグヘマイト粒子粉末の製造法としては、第一
鉄塩水溶液とアルカリとを反応させて得られた水酸化第
一鉄を含む反応水溶液に酸素含有ガスを通気することに
より、水溶液中から出発原料粒子としてのマグネタイト
粒子を生成させ、次いで、該マグネタイト粒子粉末を空
気中で加熱酸化してマグネタイトとする方法が知られて
いる。
上記マグヘマイト粒子粉末の製造にあたり、水溶液中か
ら生成するマグネタイト粒子粉末の粒子形状は、反応水
溶液中のpuにより稲々異なることが知られている。
即ち、この事実は、粉体粉末冶金協会昭和46年度秋季
大会講演概要集第112頁第14〜19行の「硫酸第一
鉄水溶液(1399 / 0.71 )に空気を吹き込
み、攪拌しながら水酸化ナトリウム水溶液(40〜44
g/ 0.37りを加え、50℃に昇温して5時間保っ
て微粒子を得た。粒子の外形を変えるためpHを変化さ
せた。pHは水酸化ナトリウムの量をコントロールし、
酸性側(NaOH40〜41 g / 0.312 )
で縦穴面体粒子を、アルカリ性側(43g以上70.3
1)で八面体粒子を、中性附近(NaOH42g / 
0.31)では多面体化した球状に近い粒子を得た。」
なる記載及び特公昭44−668号公報の特許請求の範
囲の「・・・Fe (OR) zコロイドを含むpHl
0以上の水溶液を45℃以上70℃以下の温度に保持し
、攪拌により液中に存在する沈澱粒子が充分に運動して
いる状態で酸化反応を行うことにより、・・・粒状また
は立方状(六面体)を呈した・・・黒色強磁性粒子(マ
力′÷々スに帖ヱ)上り虐ス※十避ル冑す;由、、、 
l frl!β載から明らかである。
〔発明が解決しようとする問題点3 分散性に優れたマグヘマイト粒子は、現在量も要求され
ているところであるが、マグヘマイト粒子を製造する前
述の公知方法により得られる粒子粉末は、未だ分散性の
優れたものであるとは言い難い。
本発明者は、マグヘマイト粒子の形状に着目し、優れた
分散性を有するマグヘマイト粒子を得ようとすれば、カ
サ密度が大きい球型を呈した粒子であることが必要であ
り、そのようなマグヘマイト粒子を得ようとすれば、出
発原料粒子であるマグネタイト粒子が、カサ密度が大き
い球形を呈した粒子であることが必要であると考えた。
一方、前述した通り、球型を呈したマグネタイト粒子は
、中性付近の水溶液中で生成されることが知られている
が、この場合には、第一鉄塩水溶液中のFe”の全量を
マグネタイト粒子に変換することは困難で未反応のFe
”が残存する為、収率が低く、その上未反応のFe”は
排水公害の原因となるのでその対策が必要であった。
第一鉄塩水溶液中のFe”の全量からマグネタイト粒子
を生成し収率を高めようとすれば、第一鉄塩水溶液と該
第−鉄塩水溶液に対し1当量以上のアルカリとを反応さ
せる必要があり、この場合にはpH11程度以上のアル
カリ反応水溶液となり、生成マグネタイト粒子は六面体
または八面体粒子となる為、かさ密度が小さいものであ
った。
従来、第一鉄塩水溶液中のFe”+の全量から球型を呈
したマグネタイト粒子を製造する方法として例えば、特
開昭49−35900号公報に記載の方法がある。
即ち、特開昭49−35900号公報に記載の方法は、
第一鉄塩水溶液または、第一鉄塩とC02゛等の2価金
属塩の混合水溶液に、該水溶液中に含まれる酸根に対し
当量以下のアルカリ金属の炭酸塩を加え、沸騰温度以下
の温度で酸化反応を行い、強磁性粒ネ母体を生成させる
第一工程と、溶液中に残存する未反応の2価金属イオン
の全てが上記強磁性微粒子母体上に析出するに充分な量
のアルカリ金属の水酸化物を加えることにより強磁性微
粒子(MOFeKO3M:Fe”2又はFe”の一部ま
たは全部をCO″″2等の2価金属で置換したちの M
:Fe″2の場合がマグネタイト)を生成する第二工程
からなるものである。
しかしながら、上記方法により得られた球型を呈したマ
グネタイト粒子は、後述する比較例3に示す通り、得ら
れるマグネタイト粒子の球型性は不十分であり、従って
、生成粒子は、粒子相互間で凝集しており、カサ密度も
小さいものである。
これは、特開昭49−35900号公報に記載の方法に
より得られるマグネタイト粒子は、第一工程において硫
酸第一鉄とアルカリ金属の炭酸塩とから得られる炭酸鉄
の加水分解反応により生成されるものであるから、マグ
ネタイト核粒子が急速に析出生成される為、形状の十分
な制御ができなかったものと考えられ、従って、球型を
呈したマグネタイト用出発原料としては不適当である。
〔問題点を解決する為の手段〕
本発明者は1、球型を呈したカサ密度の高いマグヘマイ
ト粒子粉末を高い収率で製造する方法について種々検討
を重ねた結果、本発明に到達したのである。
即ち、本発明は、粒子形状が球型を呈しており、且つ、
かさ密度0.40〜1.OOg/c11であってること
を特徴とする球型を呈したマグヘマイト粒子粉末及び第
一鉄塩水溶液と該第一鉄塩水溶液中のp e ! +に
対し0.80〜0.99当量の水酸化アルカリとを反応
させて得られた水酸化第一鉄コロイドを含む第一鉄塩反
応水溶液に70〜100℃の温度範囲で加熱しながら酸
素含有ガスを通気して前記水酸化第一鉄コロイドを酸化
し、次いで、反応母液中に残存するFe2+に対し1.
00当量以上の水酸化アルカリを該゛加熱酸化条件と同
一条件下で添加することにより球型を呈したマグネタイ
ト粒子を生成し、常法により水洗、濾別、乾燥した後、
該球形を呈したマグネタイト粒子を空気中300〜35
0℃で加熱酸化することにより球形を呈したマグヘマイ
ト粒子を得ることを特徴とする球型を呈したマグネタイ
ト〔作 用〕 先ず、本発明に係る球型を呈したマグヘマイト粒子粉末
は、出発原料粒子である球型を呈したマグネタイト粒子
を空気中300〜350℃で加熱酸化することにより、
粒子相互間の凝集等がなく、カサ密度が大きいマグネタ
イト粒子粉が得られるので塗料の製造、磁気トナーの製
造に当たって充填性、分散性に優れた効果をもたらす。
次に、本発明実施にあたっての諸条件につむ1て述べる
本発明における第一鉄塩水溶液としては、硫酸第一鉄、
塩化第−鉄等が用いられる。
本発明における水酸化アルカリは、水酸化ナトリウム、
水酸化カリウム等のアルカリ金属の水酸化物、水酸化マ
グネシウム、水酸化カルシウム等のアルカリ土類金属の
酸化物及び水酸化物を使用することができる。
本発明における水酸化第一鉄コロイドを沈澱させる為に
使用する水酸化アルカリの量器よ、第一鉄塩7にシ客府
中のFe2+に対し0.80〜0.99当量である。
0.80当量以下又は0.99当量以上である場合には
、球型を呈したマグネタイト粒子を生成することが困難
である。
本発明における水酸化第一鉄コロイドを含む第一鉄塩反
応水溶液に酸素含有ガスを通気する際の反応温度は70
℃〜100℃である。
70℃以下である場合には、針状晶ゲータイト粒子が混
在し、100℃以上でも球型を呈したマグネタイト粒子
は生成するが工業的ではない。
酸化手段は酸素含有ガス(例えば空気)を液中に通気す
ることにより行う。
本発明における水酸化第一鉄コロイドの酸化後の反応母
液中残存Fe2+に対して添加する水酸化アルカリの量
は、1.00当量以上である。
1.00当量以下ではFe”が全量沈澱しない。1.O
O当量以上の工業性を勘寓した量が好ましい量である。
本発明における反応母液中に残存するFe2+に対し水
酸化アルカリを添加する際の反応温度及び酸化手段は、
前出水酸化第一鉄コロイドを含む第−件と同一でよい。
本発明における出発原料粒子の空気中における加熱温度
は300〜350℃である。
300℃以下である場合には、酸化反応が生起しないか
、或いはマグヘマイト粒子への酸化に長時間を要し、一
方350℃以上である場合には、マグヘマイト粒子から
ヘマタイト粒子へ変態する為好ましくない。
〔実施例〕
次に、実施例並びに比較例により本発明を説明する。
尚、以下の実施例並びに比較例における平均粒子径はB
ET法により、カサ密度はJIS K 5101に記載
の方法により測定し、粒子形状は電子顕微鏡観察により
観察した。
(出発原料マグネタイト粒子の製造〉 実施例I Fe” 1.5 mol/ lを含む硫酸第一鉄水溶液
201を、あらかじめ、反応器中に準備された2、64
−NのNaOH水溶液20gに加え(Fe2+に対し0
.88当量に該当する。) 、pH6,9、温度90℃
においてFe (OH) zを含む第一鉄塩水溶液の生
成を行った。
上記Fe (OH) zを含む第一鉄塩水溶液に温度9
0℃において毎分100 Jの空気を240分間通気し
た。
次いで、上記反応母液中に3.78−NのNaOH水溶
液21を加え(残存Fe”+に対し1.05当量に該当
する。
) 、pH11,8、温度90℃において毎分201の
空気を60分間通気してマグネタイト粒子を生成した。
生成粒子は、常法により、水洗、濾別、乾燥、粉砕した
得られたマグネタイト粒子粉末は、図1に示す電子顕微
鏡写真(X 20000)から明らかな通り、粒子相互
間の凝集等がな(、球型を呈した粒子であり、且つ、粒
度が均斉なものであった。
また、この球型を呈したマグネタイト粒子粉末は、平均
粒子径が0.18μmで、カサ密度0.54 g /−
であり、分散性の極めて良好なものであった。
実施例2 を、あらかじめ、反応器中に準備された2、79−Nの
NaOH水溶液201に加え(Fe2+に対し0.93
当量に該当する。) 、pH6,7、温度75℃におい
てFe (OH) tを含む第一鉄塩水溶液の生成を行
った。
上記Fe (OH) tを含む第一鉄塩水溶液に温度7
5℃において毎分1001の空気を240分間通気した
次いで、上記反応母液中に3.78−NのNaOH水溶
液21を加え(残存Fe” ”″に対し1.05当量に
該当する。
) 、pH11,8、温度75℃において毎分20Il
の空気を60分間通気してマグネタイト粒子を生成した
生成粒子は、常法により、水洗、p別、乾燥、粉砕した
□得られたマグネタイト粒子粉末は、図2に示す電子顕
微鏡写真(x 20000)から明らかな通り、粒子相
互間の凝集等がなく、球型を呈した粒子であり、且つ、
粒度が均斉なものであった。
また、この球型を呈したマグネタイト粒子粉末は、平均
粒子径が0.11μmで、カサ密度0.46 g /c
jであり、分散性の極めて良好なものであった。
汗」0例1 Fe”・1.5優o1/βを含む硫酸第一鉄水溶液20
1を、あらかじめ、反応器中に準備された3、45−N
のNaOH水溶液207!に加え(Fe2+に対し1.
15当量に該当する。) 、pH12,8、温度90℃
においてFe (OH) zを含む第一鉄塩水溶液の生
成を行った。
上記Fe (0)1) zを含む第一鉄塩水溶液に温度
90℃において毎分1007!の空気を220分間通気
してマグネタイト粒子粉末を生成した 得られたマグネタイト粒子粉末は、図3に示す電子顕微
鏡写真(X 20000)から明らかな通り、六面体を
呈した粒子であった。
この六面体を呈したマグネタイト粒子粉末は、平均粒子
径が0.17μmであり、カサ密度0.25 g /d
であった 比較例2 Fe” 1.5 mol/ lを含む硫酸第一鉄水溶液
2071を、あらかじめ、反応器中に準備された1、9
2−NのNaOH水溶液20j+に加え(Fe″+に対
し0.64当量に該当する。) 、pi(4,8、温度
90℃においてFe(OH)zを含む第一鉄塩水溶液の
生成を行った。
上記Fe (OH) tを含む第一鉄塩水溶液に温度9
0℃において毎分1001の空気を190分間通気して
マグネタイト粒子を生成した。
得られたマグネタイト粒子粉末は、図4に示す電子顕微
鏡写真(x 20000)から明らかな通り、不定形粒
子であった。
この不定形のマグネタイト粒子粉末は、平均粒子径が0
.19μ−であり、カサ密度0.34g/c11であっ
た。
比較例3 Fe”1.5 mol/ lを含む硫酸第一鉄水溶液2
01を、あらかじめ、反応器中に準備された2、85−
NのNazC(11水溶液201に加え(Fe”−に対
し0.95当量に該当する。) 、pH6,6、温度9
0℃においてFeCO3を含む第一鉄塩水溶液の生成を
行った。
上記FeCO5を含む第一鉄塩水溶液に温度90℃にお
いて毎分100 Nの空気を240分間通気してマグネ
タイト粒子を含む第一鉄塩水溶液を生成した。
次いで、上記マグネタイト粒子を含む第一鉄塩水溶液に
1.58−NのNaOH水溶液21を加え(Fe2+に
対し1.05当量に該当する。) 、pH11,6、温
度90℃において毎分201の空気を60分間通気して
マグネタイト粒子を生成した。
生成粒子は、常法により、水洗、p別、乾燥、粉砕した
得られたマグネタイト粒子粉末は、図5に示す電子顕微
鏡写真(X 20000)に示す通り、不定形粒子であ
った。
このマグネタイト粒子粉末の粒子径は0.12μmであ
り、カサ密度0.299/aa、であった。
く球型を呈したマグヘマイト粒子粉末の製造〉実施例、
3 実施例1で得られた球型を呈したマグネタイト粒子10
0 gを電気炉を用い空気中310℃で60分間加熱酸
化してマグヘマイト粒子を得た。
得られたマグヘマト粒子粉末は、図6に示す電子顕微鏡
写真(X 20000)から明らかな通り、粒子相互間
の凝集等のない球型を呈した粒子であった。
また、この球型を呈したマグヘマイト粒子粉末であり、
分散性の極めて良好なものであった。
実施例4 実施例2で得られた球型を呈したマグネタイト粒子10
0gを電気炉を用い空気中340℃で40分間加熱酸化
してマグヘマイト粒子を得た。
得られたマグヘマト粒子粉末は、図7に示す電子顕微鏡
写真(X 20000)から明らかな通り、粒子相互間
の凝集等のない球型を呈した粒子であった。
また、この球型を呈したマグヘマイト粒子粉末は、平均
粒子径が0.12.crm 、カサ密度0.48g/c
+dであり、分散性の極めて良好なものであった。
比較例4 比較例1で得られたマグネタイト粒子100gを電気炉
を用い空気中310℃で60分間加熱酸化してマグヘマ
イト粒子を得た。
得られたマグヘマト粒子粉末は、電子顕微鏡観察の結果
、六面体を呈した平均粒子径が0.20μ蹟、カサ密度
0.26g/aJの粒子であった。
比較例5 0、畠六I’AiJn 哨C互、−ムψ、畔力’J  
h ノ [會〜71^八 、t電気炉を用い空気中31
0℃で60分間加熱酸化してマグヘマイト粒子を得た。
得られたマグヘマト粒子粉末は、電子顕微鏡観察の結果
、不定形を呈した平均粒子径が0.21μm、カサ密度
0.35 g /−の粒子であった。
比較例6 比較例3で得られたマグネタイト粒子100 gを電気
炉を用い空気中310℃で60分間加熱酸化してマグヘ
マイト粒子を得た。
得られたマグヘマト粒子粉末は、電子顕微鏡観察の結果
、不定形を呈した平均粒子径が0.14μm、カサ密度
0.30g10Jの粒子であった。
〔効 果〕
本発明に係る球型を呈したマグヘマイト粒子粉末は、前
出実施例に示した通り、粒子形状が球型であることに起
因して、粒子相互間の凝集等がなく、カサ密度が大きく
、その結果、分散性が優れたものであるから、現在、最
も要求されている塗料用茶温色顔料粉末、静電複写用の
磁性トナー用材料粉末として好適である。
また、本発明によれば、第一鉄塩水溶液中に未−反応の
Fe” ”を残すことな(Fe”の全量から出発原料で
ある球型を呈したマグネタイト粒子粉末が得られるので
高い収率で、且つ、排水公害の原因となるFe”を排出
することなく球型を呈したマグヘマイト粒子粉末を得る
ことができる。
塗料の製造に際して、本発明により得られた球型を呈し
たマグヘマイト粒子粉末を用いた場合には、ビヒクル中
への分散が良好であるので、光沢、鮮明性、耐久性の塗
膜特性の改良が可能となり、又、作業能率も向上する。
磁性トナーの製造に際して、本発明により得られた球型
を呈したマグヘマイト粒子粉末を用いた場合には、樹脂
への分散性が良好であるので、適度な帯磁性を有し、画
像濃度の優れた画質を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
図1乃至図5は、いずれもマグネタイト粒子粉末の粒子
形態を示す電子顕微鏡写真(X 20000)であり、
図1及び図2はそれぞれ実施例1及び実施例2で得られ
た球型を呈したマグネタイト粒子粉末、図3は比較例1
で得られた六面体を呈したマグネタイト粒子粉末、図4
は比較例2で得られた不定形のマグネタイト粒子粉末、
図5は比較例3で得られた球型性の不充分なマグネタイ
ト粒子粉末である。 図6及び図7は、いずれも球型を呈したマグヘマイト粒
子粉末の粒子形態を示す電子顕微鏡写真(x 2000
0)であり、図6及び図7は、それぞれ実施例3及び実
施例4で得られたマグヘマイト粒子粉末である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)カサ密度が0.40〜1.00g/cm^3であ
    ることを特徴とする球型を呈したマグヘマイト粒子粉末
  2. (2)第一鉄塩水溶液と該第一鉄塩水溶液中のFe^2
    ^+に対し0.80〜0.99当量の水酸化アルカリと
    を反応させて得られた水酸化第一鉄コロイドを含む第一
    鉄塩反応水溶液に70〜100℃の温度範囲で加熱しな
    がら酸素含有ガスを通気して前記水酸化第一鉄コロイド
    を酸化し、次いで、反応母液中に残存するFe^2^+
    に対し1.00当量以上の水酸化アルカリを該加熱酸化
    条件と同一条件下で添加することにより球型を呈したマ
    グネタイト粒子を生成し、常法により水洗、濾別、乾燥
    した後、該球形を呈したマグネタイト粒子を空気中30
    0〜350℃で加熱酸化することにより球形を呈したマ
    グヘマイト粒子を得ることを特徴とする球型を呈したマ
    グヘマイト粒子粉末の製造法。
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