JPS61232038A

JPS61232038A - 鋳造用鋳型

Info

Publication number: JPS61232038A
Application number: JP7405285A
Authority: JP
Inventors: Kenichi Iwase; 健一岩瀬
Original assignee: Asahi Malleable Iron Co Ltd
Current assignee: Asahi Tec Corp
Priority date: 1985-04-08
Filing date: 1985-04-08
Publication date: 1986-10-16

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（発明の目的）〔産業上の利用分野〕この発明は、鋳造用鋳型に関する。

〔従来技術〕

異なった材質の製品を容易に鋳造したい場合に、同一の
溶湯を用いて鋳造する方法がある。

この方法は、湯道に添加剤を設けた鋳型と、設けない鋳
型とを用意して、各々の湯道に溶湯を注ぎ、添加剤を設
けた鋳型にあっては添加剤と反応した溶湯をキャビティ
に注ぎ込み、又、添加剤を設けない鋳型にあってはその
ままの溶湯をキャビティに注ぎ込んでいた（特開間第５
９−１３７１５５号）。

〔発明が解決するための問題点〕

しかしながら、かかる従来の方法では、添加剤を設けた
鋳型と、添加剤を設けない鋳型には別々に注湯していた
ため、同一の溶湯から異なった材質の製品を鋳造するに
は手間がかかった。

（発明の構成）〔目的を達成するための手段〕前記問題点は、複数のキャビティとこれらの各々のキャ
ビティに通ずる湯道とを有し、前記キャビティには前記
湯道を介して注湯手段により溶湯が注がれる鋳造用鋳型
において、前記湯道の少なくとも一つには添加剤が設置
され、且つ、前記注湯手段は前記複数の湯道に同時に注
湯できる鋳造用鋳型を提供することにより達成された。

〔発明の作用〕

この発明に係る鋳造用鋳型は、複数のキャビティとこれ
らの各々のキャビティに通ずる湯道とを有し、前記キャ
ビティには前記湯道を介して注湯手段により溶湯が注が
れる鋳造用鋳型において、前記湯道の少な（とも一つに
は添加剤が設置され、且つ、前記注湯手段は前記複数の
湯道に同時に注湯できるものである。

このため、複数のキャビティで同時に鋳造できる結果、
同一の溶湯から異なった材質の製品が簡単な操作で鋳造
できるものである。

〔実施例の説明〕

以下、図面に基づいてこの発明の詳細な説明する。

第１図は第一実施例を示したものである。

図において、１１および１３は鋳型であり、各々下型１
５と上型１７とから構成される。鋳型１１において、１
９は受は皿、２１はこの受は皿１９から延びる湯口、２
３は湯道２５を介して湯口２１と連通ずるキャビティで
ある。なお、２６は湯道２５とキャビティ２３との境に
設けられた堰げある。

一方、鋳型１３においては、同様に、受は皿２７、湯口
２９、湯道３１、堰３２、キャビティ３３が設けられて
いる。しかし、この鋳型１３にあっては、湯道３１に銅
合金の添加剤３５が設置されているところが前記鋳型１
１と異なる。

次に、３７はとりべであり、鋳型１１．１３の上方に設
置されている。このとリベ３７は軸３９を枢軸として矢
印方向、反矢印方向に揺動可能である。又、４１．４１
は注ぎ溝であり、とりべ３７の縁に形成されている。こ
の注ぎ１４１．４１は溶湯Ｆを注ぐ際において、前記鋳
型１１．１３における受は皿１９，２７の丁度真上に位
置するように設けられている。このため、注ぎ溝４１．
４１から流れ落ちた溶湯Ｆは前記鋳型１１．１３の受は
皿１９．２７に注ぎ込むものである。

なお、４３．４３は鋳型１１．１３を囲む鋳枠である。

第一実施例の作動を説明する。

溶湯Ｆを収容したとりぺ３７を矢印方向に回転させると
、溶湯Ｆが注ぎ溝４１．４１から流れ落ち、前記一対の
鋳型ＩＬ　１３における各々の受は皿１９．２７に注ぎ
込まれる。すると、鋳型１１にあっては、溶湯Ｆが、湯
口２１および湯道２５を通過してそのままキャビティ２
３に浸入するが、鋳型１３にあっては、湯口２９を通過
した溶湯Ｆが湯道３１において添加剤３５と反応し、こ
の反応したものがキャビティ３３に浸入する。このため
、鋳型１１で鋳造される製品と、鋳型１３で鋳造される
製品とは同一の溶湯Ｆを用いたにもかかわらずその材質
を異にする。

次に第２図に基づいて第二実施例を説明する。

この実施例は、唯一の鋳型５１に一対のキャビティ２３
．３３を設け、これらの各々のキャビティ２３゜３３に
つながる湯道２５，３１　、湯口２１．２９　、受は皿
１９．２７を独立して設けたものである。そして、キャ
ビティ３３における湯道３１には前記添加剤３５が設置
されている。

このため、前記第一実施例と異なり、とりべ３７の注ぎ
溝４１．４１に体する受は皿１９．２７の位置決めがし
やすいものである。なお、この受は皿１９．２７の状態
がこの実施例の受は皿１９．２７と同じ状態になるよう
に第一実施例の鋳型１１．１３を唯一の枠内に収容して
も同じ効果が得られる。

第３図は第三実施例を示したものである。

この実施例においては、唯一の受は皿５３および湯口５
７と２つの湯道２１．２５とを備え、前記湯道２１．２
５が湯口５７の先端からキャビティ２３．３３に延びて
いるものである。

この第三実施例における鋳造用鋳型は、前記のように湯
口５３が唯一であるため、第二実施例よりも、更に一層
注湯がしやすい。

（発明の効果）この発明に係る鋳造用鋳型は、複数のキャビティとこれ
らの各々のキャビティに通ずる湯道とを有し、前記キャ
ビティには前記湯道を介して注湯手段により溶湯が注が
れる鋳造用鋳型において、前記湯道の少なくとも一つに
は添加剤が設置され、且つ、前記注湯手段は前記複数の
湯道に同時に注湯できるため、複数のキャビティで同時に鋳造できる結果、同一の溶湯
から異なった材質の製品が簡単な操作で鋳造できるため
、高価な元素のみ添加剤とすれば、その元素の使用量が
少なくてすむものである。

なお、前記複数のキャビティを唯一の鋳枠内に設ければ
、複数の受は皿の相互関係が固定されるため、複数の湯
道への同時注湯がしやすい。

更に、前記複数の湯道の通ずる受は皿を唯一にすれば、
更に、複数の湯道への同時注湯がしやすいものである。

【図面の簡単な説明】

図面はこの発明に係る鋳造用鋳型の実施例を示すもので
あり、第１図は第一実施例の部分断面図、第２図は第二
実施例の部分断面図、第３図は第三実施例の部分断面図
である。１１．１３．５１　　・・・　鋳型２３．３３・・・　キャビティ２１．２５・・・　湯道３５　　・・・　添加剤３７　、３９・・・　注湯手段（３７・・・とりべ、３
９・・・軸）４３　　・・・　鋳枠Ｆ　・・・　溶湯

Claims

【特許請求の範囲】

（１）複数のキャビティとこれらの各々のキャビティに
通ずる湯道とを有し、前記キャビティには前記湯道を介
して注湯手段により溶湯が注がれる鋳造用鋳型において
、前記湯道の少なくとも一つには添加剤が設置され、且
つ、前記注湯手段は前記複数の湯道に同時に注湯できる
ことを特徴とする鋳造用鋳型。
（２）前記複数のキャビティが唯一の鋳枠内に設けられ
ていることを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の鋳
造用鋳型。
（３）前記複数の湯道の通ずる湯口が唯一であることを
特徴とする特許請求の範囲第２項記載の鋳造用鋳型。