JPS6334779Y2 - - Google Patents

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JPS6334779Y2
JPS6334779Y2 JP1980140578U JP14057880U JPS6334779Y2 JP S6334779 Y2 JPS6334779 Y2 JP S6334779Y2 JP 1980140578 U JP1980140578 U JP 1980140578U JP 14057880 U JP14057880 U JP 14057880U JP S6334779 Y2 JPS6334779 Y2 JP S6334779Y2
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JP
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thick
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riser
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JP1980140578U
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Description

【考案の詳細な説明】 開示技術は見切面下の肉厚製品部に対する鋳造
欠陥の発生を抑止する押湯付設技術に属する。
而して、この考案は、例えば、デフギヤ窓部を
有するケースデフアレンシヤルの如き側部が上下
部を1体接続している鋳造製品に対する押湯が該
上部製品部に接続されると共に湯口に接続されて
いる鋳型構造に関するものであり、特に、上記中
空部形成中子の窓部形成巾木部分に製品部の下部
肉厚部に対する他の押湯を形成させて堰を介して
該肉厚製品部に接続すると共に該巾木中に設けた
湯道を介して前記上部製品部に対する押湯と共に
同一湯口に接続されている肉厚製品部を有する鋳
型構造に係るものである。
周知の様に鋳造製品は各方面に採用され種々の
ものがあるが、複雑な形状の製品鋳造に於てはま
だ解決されるべき多くの問題が残つている。
例えば、第1図に示す様にデフギヤ窓部1を形
成するケースデフアレンシヤル製品2は相対的に
肉薄の上部製品部3と下部の肉厚製品部4とが側
部製品部5とで1体鋳造されているが、当該製品
2の鋳造に際し当然のことながら鋳型に上記中空
側部製品部5を形成するため中子6を設置して第
1,2図に示す様に上部製品部3に接続する押湯
8を形成して湯口9に接続する様にしていた。
さりながら、該種鋳造では押湯8の押湯効果は
上部製品部3に対しては充分発揮され側部製品部
5までは湯の充満は良いが、下部肉厚製品部4は
容量が多く、且つ、見切面より下にあるため押湯
効果が充分発揮されず、鋳造欠陥が発生する欠点
があつた。
これに対処するに予め該下部製品部に所謂冷し
金をセツトし該肉厚製品部の冷却速度を速める様
な手段もあるが、この様な場合も該肉厚製品部の
熱容量が該冷し金の冷却能力を上回らないという
拘束条件が伴う不利点があり、又、可能である場
合に於ても該冷し金当触部金属組織がチル化し硬
度アツプのため後処理加工の切削加工性が著るし
く低下してしまうという難点があつた。
この考案の目的は上記従来技術に基づく複雑形
状を有し、且つ見切面下に肉厚製品部を有する鋳
造の欠陥の問題点に鑑み、中子巾木の該肉厚製品
部近傍に第2の他の押湯を設けて直接的に注湯プ
ロセスで前記欠点を除去し、難点を解消し、不利
点を無くす様にした優れた肉厚製品部を有する鋳
型構造を提供せんとするものである。
上記目的に沿うこの考案の構成は、湯口からの
溶湯は湯道を通り第1の上部押湯を介し上部製品
部に入り、側部製品部にも入り、併せて他の湯道
を介し巾木内湯道を通り該巾木内の第2の他の押
湯を介し肉厚製品部に充満され、凝固プロセスで
上部製品部に対しては第1の押湯が押湯充填を行
い、肉厚製品部に対しては第2の押湯が近接部位
で堰を介して押湯充填を行い製品全体に欠陥のな
い建全な製品とすることが出来る様にしたことを
要旨とするものである。
次にこの考案の1実施例を第3図以下の図面に
基づいて説明すれば以下の通りである。尚、第
1,2図と同一態様部分については同一符号を付
して説明するものとする。
2は鋳造製品であり、当該実施例に於てはデフ
ギヤ窓部1を有する自動車のケースデフアレンシ
ヤルであり、上部の薄肉製品部3と下部の肉厚製
品部4とが中空側部製品部5とで1体鋳造される
様にされている。
而して、該製品2に対する鋳型の中子6は上記
窓部1に対する巾木10を側延しており、又、上
記肉厚製品部4に近接する部位には上部製品部3
に接続する第1の押湯8とは別の第2の他の押湯
11が形成される様にされ、該押湯11は堰12
を介して上記肉厚製品部4に接続する様にされて
いる。
又、該巾木10内では該第2の押湯11に接続
側位して湯道13が設けられ見切面上の湯道1
4,14を介して湯口9に接続されている。
上記構成に於て、湯口9より注湯すると、第1
の押湯8を介して上部製品部3及び側部製品部5
に溶湯が注湯され、又、湯道14,14を介して
湯道13から第2の押湯11に注湯されると共に
下部肉厚製品部4に注湯される。
而して、溶湯が冷却凝固プロセスに移行する
と、両製品部3,4は凝固収縮するが、上部製品
部3及び側部製品部5に対しては押湯8が堰15
を介して充湯し、一方、肉厚製品部4に対しては
押湯11が堰12を介して充湯し冷却欠陥が生じ
ない様にされる。
従つて、全製品2に鋳造欠陥がない健全なもの
が得られる。
尚、この考案の実施態様は上記実施例に限るも
のでないことは勿論であり、例えば、第2の押湯
は巾木から中子内にかけて設ける様にする等種々
の態様が可能であり、又、対象もケースデフアレ
ンシヤルに限らず、見切面下に於て1つの押湯で
は欠陥の生じるおそれのある巾木のある中子につ
いての鋳型に適用可能である。
上記の様にこの考案によれば、見切面の上部製
品部を下部に側部と肉厚製品部を1体に鋳造する
鋳型に於て巾木を有する中子の該下部肉厚部近傍
の巾木部に堰を介して上部製品部に対する第1の
押湯とは別の第2の他の押湯を設け、該巾木を利
用して設けた湯道を介して湯口に接続する様にし
たことにより、基本的に見切面上の上部製品部と
は距離的にも離隔し、加えて側部製品部を介し、
しかも、肉厚製品部とされている下部製品部に対
する押湯が専属的に設けられることになり、従つ
て、見切面上の押湯は上部及び側部製品部に充分
押湯機能を発揮し、第2の押湯は下部肉厚製品部
に充分押湯機能を果すことが出来、従つて、鋳造
製品は欠陥部の無い優れた健全なものが得られる
効果が奏される。
更に、製造する鋳物が複雑な形状であつた場合
には、その鋳型も当然に複雑に入組んだ形状とな
り、一般には溶湯の均一な充填は難しくなるが、
中子の巾木に設けられた湯道を所謂バイパス通路
として内厚部、及び、該肉厚部の押湯に対する溶
湯の供給が行われるため、その供給がスムース
に、且つ、確実になり、均一で精度の高い鋳物の
製造が可能になるという優れた効果が奏される。
又、下部肉厚製品部に対する押湯は中子の巾木
に対して湯道と接続して設けることが出来るため
巾木の有効利用にもなり、特殊な押湯構造にする
こともない上に中子砂の節約にも連がるメリツト
がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来技術に基づく見切面下部肉厚製品
部を有する製品と中子と押湯の関係説明図、第2
図は第1図平面説明図、第3図以下はこの考案の
1実施例の説明図であり、第3図は側面説明図、
第4図は平面説明図であり、第5図は正面部分拡
大説明図、第6図は同側面部分拡大説明図であ
る。 2……中空製品、3……上部(製品部)、4…
…下部(製品部)、5……側部(製品部)、8……
押湯(上部)、9……湯口、6……中子、1……
窓部、10……巾木、12……堰、11……(他
の)押湯、13……湯道。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 中空製品がその上部と下部間に窓部を設ける側
    部を有する製品部に対する押湯が該製品部の上部
    に接続されると共に湯口に接続されている鋳型に
    おいて、上記側部に対する中子の前記窓部形成巾
    木の前記下部肉厚製品部近傍に該肉厚製品部に堰
    を介して接続する他の押湯が設けられ、而して該
    他の押湯は上記巾木に設けた湯道を介して上部製
    品部に対する前記押湯と共に同一湯口に接続され
    ることを特徴とする肉厚製品部を有する鋳型構
    造。
JP1980140578U 1980-10-03 1980-10-03 Expired JPS6334779Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1980140578U JPS6334779Y2 (ja) 1980-10-03 1980-10-03

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JP1980140578U JPS6334779Y2 (ja) 1980-10-03 1980-10-03

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Publication Number Publication Date
JPS5765742U JPS5765742U (ja) 1982-04-20
JPS6334779Y2 true JPS6334779Y2 (ja) 1988-09-14

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ID=29500490

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JP1980140578U Expired JPS6334779Y2 (ja) 1980-10-03 1980-10-03

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JPS5765742U (ja) 1982-04-20

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