JPS61231219A - ポリシアノアリ−ルエ−テル繊維 - Google Patents

ポリシアノアリ−ルエ−テル繊維

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JPS61231219A
JPS61231219A JP7120985A JP7120985A JPS61231219A JP S61231219 A JPS61231219 A JP S61231219A JP 7120985 A JP7120985 A JP 7120985A JP 7120985 A JP7120985 A JP 7120985A JP S61231219 A JPS61231219 A JP S61231219A
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JP
Japan
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polycyanoaryl ether
average molecular
molecular weight
ether
polycyanoaryl
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Shigeru Matsuo
茂 松尾
Tomoyoshi Murakami
友良 村上
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Idemitsu Kosan Co Ltd
Original Assignee
Idemitsu Kosan Co Ltd
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Priority to EP86102215A priority patent/EP0192262B1/en
Priority to DE86102215T priority patent/DE3688402T2/de
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の技術分野] 本発明は優れた耐熱性ならびに機械的強度を備え、とく
に、補強用繊維として好適なポリシアノアリールエーテ
ルm維に関する。
[発明の技術的背景とその問題点] 近年、各種プラスチック材料の応用範囲が広がるにつれ
て、その特性、例えば機械的強度や耐熱性に対する要求
が厳しくなってきている。そこで、プラスチック材料に
高い機械的強度を発現させるために、補強用繊維を充填
することが一般に行なわれている。
かかる補強用繊維としては、無機系材料よりなるもの、
または合成樹脂よりなるもの等各種のものが知られてい
る。しかしながら、無機系材料よ”りなるものは、その
製造に多くの工程を要するため大量安価に得ることが困
難であり、一方、合成樹脂よりなるものは、製造は容易
であるものの。
反面、繊維自体の耐熱性ならびに機械的強度が必ずしも
充分ではないという問題がある。そのため、更に高い耐
熱性ならびに機械的強度を備えた合成樹脂からなる補強
用繊維への要請が強い。
[発明の目的] 本発明は、従来のかかる要請に応え、特定の構造を有す
るポリシアノアリールエーテルから得られる高い耐熱性
ならびに機械的強度を備えた補強用繊維の提供を目的と
する。
[発明の概要〕 本発明のポリシアノアリールエーテルm、*は、次式: で示される繰り返し単位を80モル%以上含有し、かつ
、数平均分子量が20,000〜70,000であるポ
リシアノアリールエーテルの溶融紡糸繊維が、該繊維の
溶融温度以下の温度において延伸されてなることを特徴
とする。
まず1本発明において、上述した特徴を有するポリシア
ノアリールエーテルが本発明繊維の素材として使用され
る。
このようなポリシアノアリールエーテルにおいて、(I
)式で示される繰り返し単位の含有量が80モル%未満
の場合には、後述する工程により得られるポリシアノア
リールエーテル繊維の強度及び耐熱性が低下するので不
都合である。好ましくは90〜100モル%である。
また、繊維素材として使用されるポリシアノアリールエ
ーテルは、(1)式で示される繰り返し単位の外に、 ル基を表わす) で示される繰り返し単位の少なくとも1種を20モル%
未満含有した共重合体であってもよい。
(■)式中のArとしては、例えば、 次に、上記した数平均分子量は、このポリシアノアリー
ルエーテルをN−メチルピロリドンに溶解してその濃度
を7(Jag/dlとしたとき、この溶液の高温ゲルパ
ーミエーシ璽ンク゛ロマトグラフィー法(測定温度13
5℃)によるポリスチレン換算の数平均分子量をいう。
この数平均分子量が20,000未満の場合には、繊維
に充分な耐熱性及び機械的強度が発現せず、また、 7
0,000を超えると均質な溶融紡糸繊維が得られず、
その結果、繊維を延伸処理することが困難になる。好ま
しくは、数平均分子量が25,000〜85.000で
ある。なお、後述する重合反応において反応温度と反応
時間とを適宜に選定することにより、数平均分子量の調
節を行なうことができる。
以上のような特徴を有するポリシアノアリールエーテル
におては、(I)式で示される繰り返し単位が直鎖状に
、又は、(I)式、(■)式で示される両繰り返し単位
が互いに無秩序にあるいは秩序立って直鎖状に、連結し
て構成されており、炭素数1〜10のアルキル基、アリ
ール基、又はアルキル基を表わし、Xはハロゲン原子を
表わす)などでブロックされている。
上述したポリシアノアリールエーテルは、例えば、次の
ようにして製造することができる。すなわち、ジハロゲ
ノベンゾニトリルと4.4−ビフェノールのアルカリ金
属塩および必要に応じて他の二価フェノールのアルカリ
金属塩とを溶媒の存在下で重合反応させたのち、水又は
アルコールで処理することにより、ポリシアノアリール
エーテルが得られる。
本発明のポリシアノアリールエーテル繊維は、次のよう
にして製造される。
すなわち、まず、上記したポリシアノアリールエーテル
を溶融紡糸する。この溶融紡糸工程では、通常の方法を
適用することができ、溶融温度は 360〜420℃、
好ましくは370〜400℃である。
次いで、得られた溶融紡糸繊維を延伸する。この延伸工
程は、ポリシアノアリールエーテルのガラス転移温度以
上融点(上記溶融温度)未満の温度で行なうことが必要
である。ガラス転移温度未満の温度では延伸が不可能で
あり、また、融点より高い温度では、ポリシアノアリー
ルエーテルは溶融してしまい、紡糸繊維を配向して高強
度化するという目的が達成されないからである。好まし
くは、 230〜270℃の温度で延伸を行なうとよい
また、このときの延伸倍率は高水準の機械的強度が得ら
れるという点からして2〜8倍、好ましくは3〜6倍で
ある。
[発明の実施例] 実施例1 内容積5文のセパラブルフラスコの、2.6−シクロロ
ベンゾニトリル215g(1,25モル)と、4,4°
−ビフェノール232g(1,25モル)、炭酸カリウ
ム207g(1,5モル)、スルホ・ラン 2.5文、
トルエン1.51を仕込み、アルゴンガスを吹込みなが
ら、180℃において 1.5時間、ついで200℃に
昇温して1時間40分反応させた。つぎに、得られた反
応生成物をメタノール中に投入して重合体を析出させ、
熱水5見で5回、メタノール5交で2回洗浄したのち、
乾燥してポリシアノアリールエーテル350gを得た。
ここで、得られた重合体の、N−メチルピロリドンを溶
媒とする70mg/dll濃度の溶液の高温ゲルパーミ
ェーションクロマトグラフィー法(測定温度135℃)
によるポリスチレン換算の数平均分子量を測定し、その
結果を表に示した。
また、この重合体の熱的性質を調べたところ、ガラス転
移温度220℃、融点355℃、熱分解開始温度(空気
中)540℃であり、実用上充分な耐熱性を有している
ことが確認された。
つぎに、この重合体の耐溶剤性について調べたところ、
アセトン、エタノール、トルエン、塩化メチレン、クロ
ロホルムの各溶剤に不溶であっさらにこの重合体にライ
ターの炎を10秒間あてたのち、炎を遠ざけると火t4
すぐに消え、溶融滴下も見られず難燃性は良好であった
つぎに、この重合体を 390℃において口径0.5m
mのノズルより溶融紡糸し、10倍に伸長させて水冷し
、その後、250℃に昇温して延伸倍率3.0となるよ
うに延伸した。
このようにして得られたポリシアノアリールエーテル繊
維の機械的強度、すなわち、引張強度、伸び9弾性率を
表に示した。なお、表中には、重合体の数平均分子量、
延伸前後のm維径。
延伸倍率も併せて示した。
実施例2〜5 実施例1における200℃での反応時間を延長すること
により、表に示す如き数平均分子量を有するポリシアノ
アリールエーテルを実施例1と同様に製造し、かつ延伸
倍率を表に示すように変えたほかは、実施例1と同様に
溶融紡糸と延伸処理を行なった。
各特性の測定は実施例1と同様に行なった。その結果、
重合体の熱的性質、難燃性及び耐溶剤性は実施例1と同
様であった。a械的強度に関しては、測定結果を表に示
した。
比較例1 実施例1における200℃での反応時間を短縮すること
により数平均分子量が15,000のポリシアノアリー
ルエーテルを得た。つぎに、この重合体を実施例1と同
様に溶融紡糸し、延伸倍率を3.0として延伸したとこ
ろ、延伸処理の途中で、#I維が破断して、繊維の機械
的強度の測定ができなかった。
比較例2 実施例1における 200℃での反応時間を実施例の場
合より更に延長することにより数平均分子量が72,0
00のポリシアノアリールエーテルを得た。
つぎに、この重合体を実施例1と同様に溶融紡糸したと
ころ、糸径の均一な繊維が得られず1次の延伸処理が困
難であった。
参考例 実施例2において得られた数平均分子量40,000の
ポリシアノアリールエーテルの溶融紡糸繊維(したがっ
て、延伸処理は施していない)につき、機械的強度を測
定し、その結果を表に併記した。
[発明の効果J 以上の説明から明らかなように1本発明のポリシアノア
リールエーテル繊維は、充分な耐熱性を有するとともに
、引張強度、伸び2弾性率などの機械的強度にも優れて
いると同時に、難燃性、#溶剤性にも優れているため、
各種エンジニアリング・プラスチックに使用される補強
用繊維として極めて有用であり、電子・電気機器の素材
としてその工業的価値は大である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、次式: ▲数式、化学式、表等があります▼ で示される繰り返し単位を80モル%以上含有し、かつ
    、数平均分子量が20,000〜70,000であるポ
    リシアノアリールエーテルの溶融紡糸繊維が、該繊維の
    溶融温度以下の温度において延伸されてなることを特徴
    とするポリシアノアリールエーテル繊維。 2、該延伸時の延伸倍率が2〜8倍である特許請求の範
    囲第1項記載のポリシアノアリールエーテル繊維。
JP7120985A 1985-02-22 1985-04-05 ポリシアノアリ−ルエ−テル繊維 Granted JPS61231219A (ja)

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JP7120985A JPS61231219A (ja) 1985-04-05 1985-04-05 ポリシアノアリ−ルエ−テル繊維
US06/830,652 US4640974A (en) 1985-02-22 1986-02-18 Polycyanoaryl ether films and fibers
EP19910104055 EP0445840A3 (en) 1985-02-22 1986-02-20 Polycyanoaryl ether fibers
EP86102215A EP0192262B1 (en) 1985-02-22 1986-02-20 Polycyanoaryl ether films
DE86102215T DE3688402T2 (de) 1985-02-22 1986-02-20 Polycyanoaryläther-Filme.

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JPS61231219A true JPS61231219A (ja) 1986-10-15
JPH0585643B2 JPH0585643B2 (ja) 1993-12-08

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ID=13454059

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Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4714270U (ja) * 1971-03-17 1972-10-19
JPS4835116A (ja) * 1971-09-08 1973-05-23
JPS53122820A (en) * 1977-03-31 1978-10-26 Anic Spa Method of producing high modulus oriented polymer
JPS5738687A (en) * 1980-08-19 1982-03-03 Okimoto Tamada Radial pump

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JPS5738687A (en) * 1980-08-19 1982-03-03 Okimoto Tamada Radial pump

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