JPS6328914A - ポリシアノアリ−ルエ−テルの繊維 - Google Patents
ポリシアノアリ−ルエ−テルの繊維Info
- Publication number
- JPS6328914A JPS6328914A JP16986186A JP16986186A JPS6328914A JP S6328914 A JPS6328914 A JP S6328914A JP 16986186 A JP16986186 A JP 16986186A JP 16986186 A JP16986186 A JP 16986186A JP S6328914 A JPS6328914 A JP S6328914A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- polycyanoaryl ether
- fibers
- mechanical strength
- polycyanoaryl
- formula
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- RTZKZFJDLAIYFH-UHFFFAOYSA-N Diethyl ether Chemical compound CCOCC RTZKZFJDLAIYFH-UHFFFAOYSA-N 0.000 title claims abstract description 64
- 239000000835 fiber Substances 0.000 title claims abstract description 20
- 239000002904 solvent Substances 0.000 claims abstract description 12
- WXNZTHHGJRFXKQ-UHFFFAOYSA-N 4-chlorophenol Chemical compound OC1=CC=C(Cl)C=C1 WXNZTHHGJRFXKQ-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims abstract description 5
- 238000002074 melt spinning Methods 0.000 claims abstract description 4
- 239000000126 substance Substances 0.000 claims 1
- 239000012783 reinforcing fiber Substances 0.000 abstract description 4
- YXFVVABEGXRONW-UHFFFAOYSA-N Toluene Chemical compound CC1=CC=CC=C1 YXFVVABEGXRONW-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 6
- 229910052783 alkali metal Inorganic materials 0.000 description 5
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 5
- 238000002844 melting Methods 0.000 description 5
- 230000008018 melting Effects 0.000 description 5
- 229920000642 polymer Polymers 0.000 description 5
- XKRFYHLGVUSROY-UHFFFAOYSA-N Argon Chemical compound [Ar] XKRFYHLGVUSROY-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 4
- -1 alkali metal salt Chemical class 0.000 description 4
- 238000011156 evaluation Methods 0.000 description 4
- 230000009477 glass transition Effects 0.000 description 4
- GHMLBKRAJCXXBS-UHFFFAOYSA-N resorcinol Chemical compound OC1=CC=CC(O)=C1 GHMLBKRAJCXXBS-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 4
- 238000012360 testing method Methods 0.000 description 4
- CSCPPACGZOOCGX-UHFFFAOYSA-N Acetone Chemical compound CC(C)=O CSCPPACGZOOCGX-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- YMWUJEATGCHHMB-UHFFFAOYSA-N Dichloromethane Chemical compound ClCCl YMWUJEATGCHHMB-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- LFQSCWFLJHTTHZ-UHFFFAOYSA-N Ethanol Chemical compound CCO LFQSCWFLJHTTHZ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- OKKJLVBELUTLKV-UHFFFAOYSA-N Methanol Chemical compound OC OKKJLVBELUTLKV-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- MUBZPKHOEPUJKR-UHFFFAOYSA-N Oxalic acid Chemical compound OC(=O)C(O)=O MUBZPKHOEPUJKR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 239000000463 material Substances 0.000 description 3
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 3
- 238000009987 spinning Methods 0.000 description 3
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- HEDRZPFGACZZDS-UHFFFAOYSA-N Chloroform Chemical compound ClC(Cl)Cl HEDRZPFGACZZDS-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 229910052786 argon Inorganic materials 0.000 description 2
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 2
- 239000007789 gas Substances 0.000 description 2
- 125000005843 halogen group Chemical group 0.000 description 2
- 229910010272 inorganic material Inorganic materials 0.000 description 2
- 239000011147 inorganic material Substances 0.000 description 2
- 229920003023 plastic Polymers 0.000 description 2
- 239000004033 plastic Substances 0.000 description 2
- 238000006116 polymerization reaction Methods 0.000 description 2
- BWHMMNNQKKPAPP-UHFFFAOYSA-L potassium carbonate Chemical compound [K+].[K+].[O-]C([O-])=O BWHMMNNQKKPAPP-UHFFFAOYSA-L 0.000 description 2
- 230000035484 reaction time Effects 0.000 description 2
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 description 2
- 238000005979 thermal decomposition reaction Methods 0.000 description 2
- GRUHREVRSOOQJG-UHFFFAOYSA-N 2,4-dichlorobenzonitrile Chemical compound ClC1=CC=C(C#N)C(Cl)=C1 GRUHREVRSOOQJG-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- LJFDXXUKKMEQKE-UHFFFAOYSA-N 2,4-difluorobenzonitrile Chemical compound FC1=CC=C(C#N)C(F)=C1 LJFDXXUKKMEQKE-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- BNBRIFIJRKJGEI-UHFFFAOYSA-N 2,6-difluorobenzonitrile Chemical compound FC1=CC=CC(F)=C1C#N BNBRIFIJRKJGEI-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- SECXISVLQFMRJM-UHFFFAOYSA-N N-Methylpyrrolidone Chemical compound CN1CCCC1=O SECXISVLQFMRJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- ISWSIDIOOBJBQZ-UHFFFAOYSA-N Phenol Chemical compound OC1=CC=CC=C1 ISWSIDIOOBJBQZ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 150000001340 alkali metals Chemical group 0.000 description 1
- 125000003118 aryl group Chemical group 0.000 description 1
- 238000007664 blowing Methods 0.000 description 1
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 1
- 239000007795 chemical reaction product Substances 0.000 description 1
- 150000001875 compounds Chemical class 0.000 description 1
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 229920001577 copolymer Polymers 0.000 description 1
- 229920006351 engineering plastic Polymers 0.000 description 1
- 239000000155 melt Substances 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 230000007935 neutral effect Effects 0.000 description 1
- 235000006408 oxalic acid Nutrition 0.000 description 1
- 239000002798 polar solvent Substances 0.000 description 1
- XAEFZNCEHLXOMS-UHFFFAOYSA-M potassium benzoate Chemical compound [K+].[O-]C(=O)C1=CC=CC=C1 XAEFZNCEHLXOMS-UHFFFAOYSA-M 0.000 description 1
- 229910000027 potassium carbonate Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000011160 research Methods 0.000 description 1
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 1
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 1
- NESLWCLHZZISNB-UHFFFAOYSA-M sodium phenolate Chemical compound [Na+].[O-]C1=CC=CC=C1 NESLWCLHZZISNB-UHFFFAOYSA-M 0.000 description 1
- 238000003756 stirring Methods 0.000 description 1
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 description 1
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Artificial Filaments (AREA)
- Polyethers (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、特定構造のポリシアノアリールエーテルのR
雄に関し、更に詳しくは、耐熱性、難燃性、機械的強度
に優れ、補強用m雄として好適な特定構造のポリシアノ
アリールエーテルの繊維に関する。
雄に関し、更に詳しくは、耐熱性、難燃性、機械的強度
に優れ、補強用m雄として好適な特定構造のポリシアノ
アリールエーテルの繊維に関する。
[従来の技術と発明が解決しようとする問題点]近年、
各種プラスチック材料の応用範囲が広がるにつれて、そ
の特性、例えば、耐熱性、難燃性、機械的強度に対する
要求が厳しくなってきている。そこで、プラスチック材
料に高い機械的強度を発現させるために、補強用繊維を
充填することが一般に行なわれている。
各種プラスチック材料の応用範囲が広がるにつれて、そ
の特性、例えば、耐熱性、難燃性、機械的強度に対する
要求が厳しくなってきている。そこで、プラスチック材
料に高い機械的強度を発現させるために、補強用繊維を
充填することが一般に行なわれている。
かかる補強用繊維としては、無機系材料よりなるもの、
または合成樹脂よりなるもの等各種のものが用いられて
いる。しかしながら、無機系材料よりなる繊維は、耐熱
性、難燃性、機械的強度に優れたものが多いものの、そ
の製造に多くの工程を要するため大量安価に得ることが
困難であり、一方、合成樹脂よりなるR雄は、製造は容
易であるものの、反面、繊維自体の耐熱性、難燃性、機
械的強度が必ずしも充分でないという欠点がある。その
ため、更に優れた耐熱性、難燃性、機械的強度を備えた
補強用m維に対する要請が強い。
または合成樹脂よりなるもの等各種のものが用いられて
いる。しかしながら、無機系材料よりなる繊維は、耐熱
性、難燃性、機械的強度に優れたものが多いものの、そ
の製造に多くの工程を要するため大量安価に得ることが
困難であり、一方、合成樹脂よりなるR雄は、製造は容
易であるものの、反面、繊維自体の耐熱性、難燃性、機
械的強度が必ずしも充分でないという欠点がある。その
ため、更に優れた耐熱性、難燃性、機械的強度を備えた
補強用m維に対する要請が強い。
本発明は、従来のかかる要請に応え、耐熱性、難燃性、
機械的強度に優れ、かつ、大量安価に供給することので
きる特定構造を有するポリシアノアリールエーテルのa
mを提供することを目的とする。
機械的強度に優れ、かつ、大量安価に供給することので
きる特定構造を有するポリシアノアリールエーテルのa
mを提供することを目的とする。
[問題点を解決するための手段]
本発明者らは、上記目的を達成すべく鋭意研究を重ねた
結果、後述する特定構造のポリシアノアリールエーテル
から得られる繊維が耐熱性、難燃性、機械的強度に優れ
、かつ、大量安価に供給できることを見出し本発明を完
成するに至った。
結果、後述する特定構造のポリシアノアリールエーテル
から得られる繊維が耐熱性、難燃性、機械的強度に優れ
、かつ、大量安価に供給できることを見出し本発明を完
成するに至った。
すなわち、本発明のポリシアノアリールエーテルのm雄
は、 式: で示される繰返し単位を80モル%以上含有し、かつ、
p−クロルフェノールを溶媒とする0、2g / d
n濃度の溶液の60℃における還元粘度[ηs p/c
lが0 、5〜3 、0 di/g−C”あるポリシア
ノアリールエーテルを溶融紡糸したのち延伸倍率1.5
倍以上に延伸されてなることを特徴とする。
は、 式: で示される繰返し単位を80モル%以上含有し、かつ、
p−クロルフェノールを溶媒とする0、2g / d
n濃度の溶液の60℃における還元粘度[ηs p/c
lが0 、5〜3 、0 di/g−C”あるポリシア
ノアリールエーテルを溶融紡糸したのち延伸倍率1.5
倍以上に延伸されてなることを特徴とする。
まず、本発明にかかるポリシアノアリールエーテルは、
(1)式で示される繰返し単位を80モル%以上含有す
る。この含有量が80モル%未満の場合には、非品性と
なり、延伸効果が得られない、好ましくは90モル%以
上である。
(1)式で示される繰返し単位を80モル%以上含有す
る。この含有量が80モル%未満の場合には、非品性と
なり、延伸効果が得られない、好ましくは90モル%以
上である。
また、かかるポリシアノアリールエーテルは、(1)式
で示される繰返し単位の外に、式: で示される繰返し単位の少なくとも1種を20モル%未
満の範囲で含有した共重合体であってもよい、ここで(
2)式中のArとしては、例である。
で示される繰返し単位の外に、式: で示される繰返し単位の少なくとも1種を20モル%未
満の範囲で含有した共重合体であってもよい、ここで(
2)式中のArとしては、例である。
本発明にかかるポリシアノアリールエーテルは、p−ク
ロルフェノールを溶媒とする0、2g/d文濃度の60
°Cにおける還元粘度[ηsp/cEが0.5〜3.O
d文/gであるような分子量を有する重合体である。こ
の還元粘度が0.5 di/g未満である重合度の場合
には、充分な延伸効果が得られず、3.Od文/gを超
える重合度の場合には、延伸が困難となる。
ロルフェノールを溶媒とする0、2g/d文濃度の60
°Cにおける還元粘度[ηsp/cEが0.5〜3.O
d文/gであるような分子量を有する重合体である。こ
の還元粘度が0.5 di/g未満である重合度の場合
には、充分な延伸効果が得られず、3.Od文/gを超
える重合度の場合には、延伸が困難となる。
好ましくは0.6〜2.Od文/gである。
上記したような特徴を有するポリシアノアリールエーテ
ルは、(1)式で示される繰返し単位が直鎖状に、又は
、(1)式、(2)式で示される両繰返し単位が互いに
無秩序にあるいは秩序立って直鎖状に連結して構成され
ており、その末端は、(式中、Xはハロゲン原子を表わ
す)などでブロックされている。
ルは、(1)式で示される繰返し単位が直鎖状に、又は
、(1)式、(2)式で示される両繰返し単位が互いに
無秩序にあるいは秩序立って直鎖状に連結して構成され
ており、その末端は、(式中、Xはハロゲン原子を表わ
す)などでブロックされている。
上記したポリシアノアリールエーテルは、例えば、次の
ようにして製造することができる。すなわち、式: (式中、Xはハロゲン原子を表わす) で示されるジハロゲノベンゾニトリルと、式: (式中、Mはアルカリ金属原子を表わす)で示されるレ
ゾルシンとのアルカリ金属塩及び必要に応じて(2)式
中のArを芳香族基とする2価のフェノールのアルカリ
金属塩とを中性極性溶媒中で反応させることにより得ら
れる。
ようにして製造することができる。すなわち、式: (式中、Xはハロゲン原子を表わす) で示されるジハロゲノベンゾニトリルと、式: (式中、Mはアルカリ金属原子を表わす)で示されるレ
ゾルシンとのアルカリ金属塩及び必要に応じて(2)式
中のArを芳香族基とする2価のフェノールのアルカリ
金属塩とを中性極性溶媒中で反応させることにより得ら
れる。
(3)式で示されるジハロゲノベンゾニトリルとしては
、例えば、2,4−ジクロロベンゾニトリル、2.4−
ジフルオロベンゾニトリル、2゜6−ジクロロベンゾニ
トリル、2.6−ジフルオロベンゾニトリルが好ましく
、反応にあたっては、これら化合物の1種もしくは2種
以上を使用するとよい、また、(4)式で示されるレゾ
ルシンのアルカリ金属塩、及び上記2価のフェノールの
アルカリ金属塩としてはナトリウム塩またはカリウム塩
が好ましい。
、例えば、2,4−ジクロロベンゾニトリル、2.4−
ジフルオロベンゾニトリル、2゜6−ジクロロベンゾニ
トリル、2.6−ジフルオロベンゾニトリルが好ましく
、反応にあたっては、これら化合物の1種もしくは2種
以上を使用するとよい、また、(4)式で示されるレゾ
ルシンのアルカリ金属塩、及び上記2価のフェノールの
アルカリ金属塩としてはナトリウム塩またはカリウム塩
が好ましい。
本発明のポリシアノアリールエーテルの繊維は次のよう
にして製造される。
にして製造される。
すなわち、まず、上記の製造方法により得られるポリシ
アノアリールエーテルを溶融紡糸する。
アノアリールエーテルを溶融紡糸する。
この溶融紡糸の工程では、通常の方法を適用することが
でき、溶融温度は340〜370℃、好ましくは345
〜360℃である。
でき、溶融温度は340〜370℃、好ましくは345
〜360℃である。
次いで、得られた溶融紡糸繊維を延伸する。この延伸工
程は、ポリシアノアリールエーテルのガラス転移温度以
上、融点未満の温度で行なう。
程は、ポリシアノアリールエーテルのガラス転移温度以
上、融点未満の温度で行なう。
ガラス転移温度未満の温度では延伸が不可能であり、ま
た、融点を超えた温度では、ポリシアノアリールエーテ
ルは溶融してしまうからである。好ましくは140〜2
00℃、更に好ましくは150〜180℃の温度で延伸
を行なうとよい。
た、融点を超えた温度では、ポリシアノアリールエーテ
ルは溶融してしまうからである。好ましくは140〜2
00℃、更に好ましくは150〜180℃の温度で延伸
を行なうとよい。
また、このときの延伸倍率は、充分な機械的強度が得ら
れるという点からして1.5倍以上、好ましくは2〜8
倍、更に好ましくは3〜6倍である。
れるという点からして1.5倍以上、好ましくは2〜8
倍、更に好ましくは3〜6倍である。
[実施例]
実施例1
(1)ポリシアノアリールエーテルの製造攪拌装置、精
留装置およびアルゴンガス導入管を備えた内容積5文の
セパラブルフラスコに、2.6−シクロロベンゾニトリ
ル237.74g1 レゾルシン154.14g、炭酸
カリウム203.16g、溶媒としてN−メチルピロリ
ドン2文、トルエン1文を入れアルゴンガスを吹込みな
がら1時間かけて195℃に昇温した。
留装置およびアルゴンガス導入管を備えた内容積5文の
セパラブルフラスコに、2.6−シクロロベンゾニトリ
ル237.74g1 レゾルシン154.14g、炭酸
カリウム203.16g、溶媒としてN−メチルピロリ
ドン2文、トルエン1文を入れアルゴンガスを吹込みな
がら1時間かけて195℃に昇温した。
195℃において3時間反応させたのち、反応生成物を
冷却し、ワーニング社製ブレンダーで粉砕し、シュウ酸
5gを含む水5文で1回、水5文で3回、更にメタノー
ル5文で1回洗浄した。この結果、下記の繰返し単位か
らなる重合体274gを得た。
冷却し、ワーニング社製ブレンダーで粉砕し、シュウ酸
5gを含む水5文で1回、水5文で3回、更にメタノー
ル5文で1回洗浄した。この結果、下記の繰返し単位か
らなる重合体274gを得た。
この重合体は、p−クロルフェノールを溶媒とする0、
2g/d文濃度の溶液60℃における還元粘度[ηsp
/clが1.05d交/gであった。
2g/d文濃度の溶液60℃における還元粘度[ηsp
/clが1.05d交/gであった。
(2)ポリシアノアリールエーテルの繊維の製造及び評
価試験 上記(1)で得られたポリシアノアリールエーテルを内
径[■のノズルを備えた紡糸機を用いて紡糸温度350
℃において溶融紡糸した。紡糸後、160℃まで水冷し
、延伸倍率が4.0倍となるように延伸した。
価試験 上記(1)で得られたポリシアノアリールエーテルを内
径[■のノズルを備えた紡糸機を用いて紡糸温度350
℃において溶融紡糸した。紡糸後、160℃まで水冷し
、延伸倍率が4.0倍となるように延伸した。
このようにして得られたポリシアノアリールエーテルの
繊維の熱的性質については、ガラス転移温度(Tg)が
145℃、融点(Tar)が340℃、熱分解開始温度
(Td)が495℃であった。また、耐溶剤性について
は、アセトン、エタノール、トルエン、塩化メチレン、
クロロホルムの各溶剤に対して不溶であった。更に、難
燃性については、この#IIraにライター炎を10秒
間あてた後、炎を遠ざけると火は消え溶融滴下はみられ
なかった。
繊維の熱的性質については、ガラス転移温度(Tg)が
145℃、融点(Tar)が340℃、熱分解開始温度
(Td)が495℃であった。また、耐溶剤性について
は、アセトン、エタノール、トルエン、塩化メチレン、
クロロホルムの各溶剤に対して不溶であった。更に、難
燃性については、この#IIraにライター炎を10秒
間あてた後、炎を遠ざけると火は消え溶融滴下はみられ
なかった。
また更に1機械的強度については、引張強度、伸び、引
張弾性率を測定した。機械的強度の測定結果を表に示し
た。
張弾性率を測定した。機械的強度の測定結果を表に示し
た。
実施例2
延伸倍率を3.0倍としたことを除いては、実施例1と
同様にしてボリシアノアリールエーテルの繊維を製造し
、その評価試験を行なった。熱的性質、耐溶剤性、難燃
性についてはそれぞれ実施、例1と同様であった0機械
的強度の測定結果を表に示した。
同様にしてボリシアノアリールエーテルの繊維を製造し
、その評価試験を行なった。熱的性質、耐溶剤性、難燃
性についてはそれぞれ実施、例1と同様であった0機械
的強度の測定結果を表に示した。
実施例3
195’cにおける反応時間を2,5時間としたことを
除いては、実施例1と同様にしてポリシアノアリールエ
ーテルを製造した。得られた重合体の還元粘度[ηsp
/clは0.75d交/gであった。延伸倍率を2.5
倍としたことを除いては、実施例1と同様にしてポリシ
アノアリールエーテルのFa雄を製造し、その評価試験
を行なった。熱的性質については、ガラス転移温度(T
g)が145℃、融点(Tm)が340℃、熱分解開始
温度(Td)が480℃であった。耐溶剤性、難燃性に
ついてはそれぞれ実施例1と同様であった0機械的強度
の測定結果を表に示した。
除いては、実施例1と同様にしてポリシアノアリールエ
ーテルを製造した。得られた重合体の還元粘度[ηsp
/clは0.75d交/gであった。延伸倍率を2.5
倍としたことを除いては、実施例1と同様にしてポリシ
アノアリールエーテルのFa雄を製造し、その評価試験
を行なった。熱的性質については、ガラス転移温度(T
g)が145℃、融点(Tm)が340℃、熱分解開始
温度(Td)が480℃であった。耐溶剤性、難燃性に
ついてはそれぞれ実施例1と同様であった0機械的強度
の測定結果を表に示した。
比較例1
195℃における反応時間を1.5時間としたことを除
いては、実施例1と同様にしてポリシアノアリールエー
テルを製造した。得られた重合体の還元粘度[ηs p
/ clは0.40d文/gであった。この重合体から
実施例1と同様にしてポリシアノアリールエーテルの繊
維の製造を試みたが延伸途中でm雄が切断した。
いては、実施例1と同様にしてポリシアノアリールエー
テルを製造した。得られた重合体の還元粘度[ηs p
/ clは0.40d文/gであった。この重合体から
実施例1と同様にしてポリシアノアリールエーテルの繊
維の製造を試みたが延伸途中でm雄が切断した。
比較例2
延伸倍率を1.3倍としたことを除いては、実施例1と
同様にしてポリシアノアリールエーテルのFa雄を製造
し、その評価試験を行なった。熱的性質、耐溶剤性、難
燃性についてはそれぞれ実施例1と同様であった0機械
的強度の測定結果を表に示した。
同様にしてポリシアノアリールエーテルのFa雄を製造
し、その評価試験を行なった。熱的性質、耐溶剤性、難
燃性についてはそれぞれ実施例1と同様であった0機械
的強度の測定結果を表に示した。
[発明の効果]
以上の説明から明らかなように、本発明のポリシアノア
リールエーテルの繊維は、充分な耐熱性、難燃性を有す
るとともに、引張強度、伸び、引張弾性率などの機械的
強度にも優れていると同時に、耐溶剤性にも債れている
ため、各種エンジニアリング・プラスチックに使用され
る補強用繊維として極めて有用であり、その工業的価値
は大である。
リールエーテルの繊維は、充分な耐熱性、難燃性を有す
るとともに、引張強度、伸び、引張弾性率などの機械的
強度にも優れていると同時に、耐溶剤性にも債れている
ため、各種エンジニアリング・プラスチックに使用され
る補強用繊維として極めて有用であり、その工業的価値
は大である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 式: ▲数式、化学式、表等があります▼・・・(1) で示される繰返し単位を80モル%以上含有し、かつ、
p−クロルフェノールを溶媒とする0.2g/dl濃度
の溶液の60℃における還元粘度[ηsp/c]が0.
5〜3.0dl/gであるポリシアノアリールエーテル
を溶融紡糸したのち延伸倍率1.5倍以上に延伸されて
なることを特徴とするポリシアノアリールエーテルの繊
維。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16986186A JPS6328914A (ja) | 1986-07-21 | 1986-07-21 | ポリシアノアリ−ルエ−テルの繊維 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16986186A JPS6328914A (ja) | 1986-07-21 | 1986-07-21 | ポリシアノアリ−ルエ−テルの繊維 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6328914A true JPS6328914A (ja) | 1988-02-06 |
JPH0248645B2 JPH0248645B2 (ja) | 1990-10-25 |
Family
ID=15894301
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16986186A Granted JPS6328914A (ja) | 1986-07-21 | 1986-07-21 | ポリシアノアリ−ルエ−テルの繊維 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6328914A (ja) |
-
1986
- 1986-07-21 JP JP16986186A patent/JPS6328914A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0248645B2 (ja) | 1990-10-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPS6031208B2 (ja) | ポリアミド溶液 | |
US4812507A (en) | Reinforced resinous composition comprising polycyano arylene ether | |
JPS62273228A (ja) | 耐高熱性成形材料 | |
KR0128814B1 (ko) | 이소포론디아민 구조를 함유하는 신규 폴리아미드이미드수지 | |
US4640974A (en) | Polycyanoaryl ether films and fibers | |
US4853443A (en) | Polycyanoaryl ether with thermoplastic resin | |
JPS6328914A (ja) | ポリシアノアリ−ルエ−テルの繊維 | |
US5089340A (en) | Polycanoaryl ether laminate | |
CN1989176B (zh) | 刚性杂环高分子、其制备方法和纤维 | |
EP0243000B1 (en) | Polycyanoaryl ether, method for preparing the same and uses thereof | |
US4977234A (en) | Polycyanoaryl ether composition method for preparing the same and uses thereof | |
US3631003A (en) | Polyamides and their production | |
JPH03199424A (ja) | ポリエーテル系共重合体繊維 | |
JPS63178134A (ja) | 芳香族ポリケトン系共重合体及びその製造方法 | |
JP3906951B2 (ja) | 芳香族ポリエステル及びその製造方法 | |
JPH0585644B2 (ja) | ||
US4804735A (en) | Crystalline aromatic polyketone copolymer produced from 4-mercaptophenol, dihaloterephtalophenone, and hydroquinone or dihydroxybenzophenone | |
JPS61200127A (ja) | 結晶性ポリ−(チオエ−テル芳香族ケトン)及びその製造方法 | |
JPS63101416A (ja) | 全芳香族ポリエステル重合体 | |
JPH03121125A (ja) | ポリ(アリ―レンエ―テルケトン)の製造方法 | |
JPS61231219A (ja) | ポリシアノアリ−ルエ−テル繊維 | |
JPS6178833A (ja) | 芳香族ポリアミド共重合体 | |
JPS61174419A (ja) | ポリシアノアリ−ルエ−テル繊維 | |
JPS60226528A (ja) | 芳香族ポリチオエーテルアミド重合体 | |
JPH03287625A (ja) | エーテル系共重合体及びその製造法 |