JPS61244526A - ポリシアノアリ−ルエ−テル延伸フイルム - Google Patents

ポリシアノアリ−ルエ−テル延伸フイルム

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JPS61244526A
JPS61244526A JP8543785A JP8543785A JPS61244526A JP S61244526 A JPS61244526 A JP S61244526A JP 8543785 A JP8543785 A JP 8543785A JP 8543785 A JP8543785 A JP 8543785A JP S61244526 A JPS61244526 A JP S61244526A
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JP
Japan
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film
polycyanoaryl ether
oriented film
stretched
heat resistance
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JP8543785A
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Shigeru Matsuo
茂 松尾
Tomoyoshi Murakami
友良 村上
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Idemitsu Kosan Co Ltd
Original Assignee
Idemitsu Kosan Co Ltd
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Priority to US06/830,652 priority patent/US4640974A/en
Priority to DE86102215T priority patent/DE3688402T2/de
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Priority to EP19910104055 priority patent/EP0445840A3/en
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の技術分野] 本発明は、優れた耐熱性並びに機械的強度を備えたポリ
シアノアリールエーテル延伸フィルムに関する。
[発明の技術的背景とその問題点] 耐熱性や機械的強度、並びに電気的性質などに優れた樹
脂のフィルムが電気Φ電子機器に多用されている。近年
、これらの機器の小型・軽量化に伴なって、使用される
フィルム素材の耐熱性並びに機械的強度も一層優れたも
のが要求されている。
従来からこの種のフィルムはポリエステルやポリアミド
などの延伸ンイルムが用いられている。
しかしながら、これらの延伸フィルムは、耐熱性9機械
的強度のいずれもが充分に満足できるものではないため
、更に耐熱性や機械的強度の高い   ゛産業用フィル
ムの開発が望まれている。
[発明の目的] 本発明は、従来のかかφ要請に応え、耐熱性並びに機械
的強度に優れた樹脂延伸フィルムの提供を目的とする。
[発明の概要] 本発明者らは、上記目的を達成すべく種々検討を重ねた
結果、後述するような特定の構造および分子量を有する
ポリシアノアリールエーテルから得られる延伸フィルム
が、上述の要求を満足する優れたものであることを見出
して本発明を完成するに到った。
すなわち、本発明のポリシアノアリールエーテル延伸フ
ィルムは、 次式: で示される繰り返し単位を50モル%以上含有し、かつ
、p−クロルフェノールを溶媒とする0、2g/djL
濃度の溶液の60℃における還元粘度 [η3P/cl
が0.4〜2.0du /gであるポリシアノアリール
エーテルよりなるフィルム成形体が、延伸倍率1.5倍
以上に延伸されてなることを特徴とする。
まず、上述した特徴を有するポリシアノアリールエーテ
ルが本発明におけるフィルムの素材として使用される。
このようなポリシアノアリールエーテルにおいて、(1
)式で示される繰り返し単位の含有量が50モル%未満
の場合には、耐熱性ならびに機械的強度の低下を招く。
好ましくは80〜100モル%である。
また、フィルム素材として使用されるポリシアノアリー
ルエーテルは、(I)式で示される繰り返し単位の外に
、 基を表わす) で示される繰り返し単位の少なくとも1種を50モル%
未満含有した共重合体であってもよい。
(II )式中のArとしては、例えば、本発明におけ
るポリシアノアリールエーテルは、このポリシアノアリ
ールエーテルをp−クロルフェノールに溶解してその濃
度を0.2g/dILとしたとき、この樹脂溶液の60
°Cにおける還元粘度[ηsp/clが0.4〜2.0
dl /gであるような分子量を有するものである。好
ましくは0.6〜1.5dJL /gである。
還元粘度がo、4dl /g未満の場合には、耐熱性。
機械的強度がいずれも不充分であり、また、これを溶融
成形してフィルム化した場合、フィルム成形体が脆弱に
なって後述する延伸処理が困難になる。一方、還元粘度
が2.0dl /gを超える場合にはフィルム成形が困
難となって、均一なフィルムが得られない。
分子量 (還元粘度)の調節は、重合反応時の反応条件
(温度9時間)を所定値に設定したり、所定量の分子量
調節剤を添加することにより行なわれる。
後者の場合における分子量調節剤としては、C式中、R
は水素原子、炭素数1〜10のアルキル基、アリール基
、アルアルキル基、シアン基のいずれかを表わす。) で示される一価フエノールを用いるとよく、例えば、ク
ミルフェノール、フェニルフェノール、p−tart−
ブチルフェノール、シアノフェノールなどがあげられる
以上のような特徴を有するポリシアノアリールエーテル
においては、(I)式で示される繰り返し単位が直鎖状
に、又は、(I)式、(n)式で示される両繰返し単位
が互いに無秩序にあるいは秩序立って直鎖状に、連結し
て構成されており、N 1〜10のアルキル基、アリール基、又はアルアルキル
基を表わし、Xはハロゲン原子を表わす)などでブロッ
クされている。
上述したポリシアノアリールエーテルは、例えば、次の
ようにして製造することができる。すなわち、その方法
はジハロゲノベンゾニトリルと、(式中、にはアルカリ
金属を表わす) で示されるジヒドロキシナフタレンのアルカリ金属塩及
び必要に応じて他の二価フェノールのアルカリ金属塩と
を溶媒の存在下で反応させたのち、水又はアルコールで
処理する方法である。
(TV)式で示される化合物としては、例えば1.5−
ジヒドロキシナフタレン、1,6−ジヒドロキシナフタ
レン、2,7−ジヒドロキシナフタレンのアルカリ金属
11があげられ、反応にあたっては、これらの化合物の
1種もしくは2種以上を使用するとよい。
本発明のポリシアノアリールエーテルの延伸フィルムは
、上記したポリシアノアリールエーテルより得られたフ
ィルム成形体を更に延伸することにより製造される。
すなわち、先ず、ポリシアノアリールエーテルをフィル
ム状に成形する。この工程は通常の方法、例えば、溶融
押出成形法、プレス成形法などを適用して行なうことが
できる。このときの成形温度は380〜420°C1好
ましくは380〜410’Oである。
次いで、得られたフィルム成形体を延伸する。
成形体を延伸する際は、−軸延伸でも、同時二軸延伸で
も、或いは、−軸延伸後に二軸延伸を行なってもよい。
但し、いずれの延伸方法においても、延伸倍率を 1.
5倍以−にとすることが必要である。すなわち、−軸延
伸であればその延伸方向の長さ倍率が1.5倍以」−1
一方、二軸延伸であればその面積倍率が 1.5倍以上
となるようにすればよい。延伸倍率が1.5倍未満であ
る場合には、得られた延伸フィルムに充分な機械的強度
が発現しないので好ましくない。この延伸倍率は好まし
くは 3〜6倍である。尚、延伸温度は220〜280
℃、好ましくは、 240〜270℃である。
更に、このようにして得られた延伸フィルムを熱固定し
て安定化させることが好ましい。かかる熱固定は、延伸
フィルムを緊張下に保持した状態において、延伸温度具
−し、かつ該フィルムの融点未満の温度すなわち280
〜340℃で、1秒間〜10分間行なえばよい。
[発明の実施例] 実施例1 攪拌装置を備えた内容積5文のオートクレーブに、2,
7−ジヒドロキシナフタレン397g (2,48モル
)と、2,6−シクロロベンゾニトリル430g(2,
5モル)、炭酸カリウム414g(3,0モル)、スル
ポラ72、Fl、トルエン 1.5すを仕込み、アルゴ
ン気流中で 180℃において 1.5時間、ついで2
00 ’Oにおいて 1.5時間反応させた。重合反応
の終了後、大量の水を注入して粒状の重合体を析出回収
し、熱水3文で3回、メタノール3すで1回それぞれ洗
浄した後、 M で示される繰返し単位を 100モ)し%有するポリシ
アノアリールエーテルを818g (収率88%)得た
得られた重合体の、p−クロルツーノールを溶媒とする
0、2g/di濃度の溶液の60℃における還元粘度 
[ηs、p / c ] を測定し、その結果を表に示
した。
また、この重合体の熱的性質を調べたところ、ガラス転
移温度215°C9融点345°C1熱分解開始温度(
空気中)505°Cであり、実用−1−充分な耐熱性を
有していることが確認された。
つぎに、この重合体の耐溶剤性について調べたところ、
アセトン、エタノール、トルエン、kM化メチレン、ク
ロロホルムの各溶剤に不溶であった。
つぎに、この重合体を溶融押出してペレット化し、次い
で、真空乾燥したこのペレントを 400℃においてプ
レス成形し、 120mmX 120mm、肉厚0.3
mmの透明フィルムを得た。
得られたフィルムを、 260°Cにおいて延伸倍率が
縦、横ともに3倍となるように同時二軸延伸を行なった
ひきつづき、得られた延伸フィルムを緊張下において3
00℃で1分間保持して熱固定した。得られたフィルム
の機械的性質、すなわち、破断強度、伸び9弾性率を測
定してその結果を表に示した。
実施例2〜5 実施例1における 200℃での反応時間を変えること
により、表に示す如き還元粘度を有するポリシアノアリ
ールエーテルを実施例1と同様に製造し、延伸倍率を表
に示すようにしたほかは、実施例1と同様に延伸フィル
ムを得た。得られた重合体の耐熱性、難燃性、耐溶剤性
は実施例1と同様に良好であった。
実施例6 実施例1における2、7−ジヒドロキシナフタレン39
7gに代えて、1,5−ジヒドロキシナフタレン238
.3g (1,49モル)と 4,4゛−ビフェノール
184.5g(0,99モル)の混合物を用いたほかは
、実施例1と同様にしてポリシアノアリールエーテルを
得た。このポリシアノアリールエーテルは、次式:40
モル%含有するものであった。
得られた共重合体の熱的性質を調べたところ、ガラス転
移温度221’0.融点302℃、熱分解開始温度(空
気中)519°Cであり、実用I−充分な耐熱性を有し
ていることが確認された。
つぎに、この共重合体を用いて、延伸倍率を縦、横とも
に2倍にしたほかは、実施例1と同様にして延伸フィル
ムを得た。
得られたフィルムの各特性を実施例1と同様に測定した
。耐溶剤性、難燃性に関しては実施例1と同様であった
比較例1 実施例1における 200℃での重合反応時間を短縮す
ることにより還元粘度が0.34d、Q /gのポリシ
アノアリールエーテルを得た。この重合体について、実
施例1と同様にしてプレスフィルムを作製し、二軸延伸
を試みたがフィルムが脆くて延伸することができなかっ
た。
比較例2 実施例1における 200°Cでの重合反応時間を実施
例の場合より更に延長して還元粘度2.10d!L/g
のポリシアノアリールエーテルを得た。得られた重合体
について実施例1と同様にしてプレスフィルムを作製し
たが、均質なフィルムが得られず、二軸延伸を行なって
も、フィルム全体を均一に延伸することができず、実用
性に乏しいフィルムしか得られなかった。
参考例 実施例1において得られたプレスフィルム(したがって
、延伸処理は施していない)の機械的性質を測定してそ
の結果を表に併記した。
[発明の効果] 以上、説明した如く、本発明の延伸フィルムは、機械的
強度が高く耐熱性に優れたフィルムである。したがって
、本発明の延伸フィルムは電子・電気機器2機械などの
各種分野における産業用フィルムとして有用である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 次式:▲数式、化学式、表等があります▼ で示される繰返し単位を50モル%以上含有し、かつ、
    p−クロルフェノールを溶媒とする0.2g/dl濃度
    の溶液の60℃における還元粘度[ηsp/c]が0.
    4〜2.0dl/gであるポリシアノアリールエーテル
    よりなるフィルム成形体が、延伸倍率1.5倍以上に延
    伸されてなることを特徴とするポリシアノアリールエー
    テル延伸フィルム。
JP8543785A 1985-02-22 1985-04-23 ポリシアノアリ−ルエ−テル延伸フイルム Granted JPS61244526A (ja)

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JP8543785A JPS61244526A (ja) 1985-04-23 1985-04-23 ポリシアノアリ−ルエ−テル延伸フイルム
US06/830,652 US4640974A (en) 1985-02-22 1986-02-18 Polycyanoaryl ether films and fibers
DE86102215T DE3688402T2 (de) 1985-02-22 1986-02-20 Polycyanoaryläther-Filme.
EP86102215A EP0192262B1 (en) 1985-02-22 1986-02-20 Polycyanoaryl ether films
EP19910104055 EP0445840A3 (en) 1985-02-22 1986-02-20 Polycyanoaryl ether fibers

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023190280A1 (ja) * 2022-03-30 2023-10-05 本州化学工業株式会社 ポリエーテルニトリル成形用材料及びその製造方法、ポリエーテルニトリル樹脂組成物成形用材料の製造方法

Cited By (1)

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WO2023190280A1 (ja) * 2022-03-30 2023-10-05 本州化学工業株式会社 ポリエーテルニトリル成形用材料及びその製造方法、ポリエーテルニトリル樹脂組成物成形用材料の製造方法

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