JPS61230638A - 対物レンズ支持部材 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は光学的に読み取るディスク再生装置ピックアッ
プの光学系部分を板バネにて支持して成る光学的読み取
り装置において、光ビームのフォーカス制御、トラッキ
ング制御を行うための光学系部分のサーボ系ダンピング
特性及びダンピング特性の温度依存性を改善しようとす
るものである。

従来の技術 寸ず、光学的読み取ねピックアップの一例について説明
する。第１図は光学系が垂直方向に変位するフォーカス
制御部分の断面図である。

この図において、１は対物レンズ、２はレンズホルダー
である。レンズホルダーとピックアップ外枠３は板バネ
４′の両端を固着させて所定の位置に支持する。レンズ
ホルダーにはフォーカス制御のためコイル巻枠８にコイ
ル９を巻線したものを固着させる。このコイルは永久磁
石７に固定１〜たヨーり５、及び６の磁気間隙の中心に
設置する。

発明が解決しようとする問題点 このようが光学的ピックアップでフォーカスサーボを行
うときは板バネ４′の固有共振周波数によりフォーカス
サーボ動作が不安定となる。このため板バネに粘弾性体
を被着させ、ダンピングすることが提案され、成る程度
の効果を現わしている。しかし乍ら粘弾性ダンピング材
は高分子化合物であるため温度に犬きく依存する欠点が
ある。この高分子化合物としてはゴム或いはプラスチ゛
ツクが用いられているがゴム系ではＯ０Ｃ附近にプラス
チ・ツク系テＵ２０°Ｃ附近にダンピング材としての損
失係数の最大値があり、光学的ピ・ツクアップの使用周
囲温度−２０〜＋８０°Ｃの範囲内では１１０．２位の
変化をする。このため常温時に適正々フォーカスサーボ
であったものが温度下降上昇にとも々って共振現象を生
じ、適正々動作をしなく彦る。

問題点を解決するための手段 このような従来の板バネで構成した光学的ピックアップ
の温度変化による共振現象が発生する欠点を解決するた
め本発明は金属板ノ（ネに損失係数や弾性率の温度変化
が殆んどないセラミック、サーメット等の溶射皮膜を付
着させたものである。

作用 このことはフォーカスサーボの場合のみならずトラッキ
ングサーボの場合にも同様であり、この発明は光学的ピ
ックアップの光学系支持体のダンピング特性に温度依存
性の極めて少ない溶射皮膜を用いるので温度変化による
共振現象を生ずることなく最良のダンピング作用を維持
することが可能となった。

実施例 図の構成と同様であるので各部の説明を省略する。第２
図は金属板バネ材１００両面にセラミック或いはサーメ
ットを溶射した皮膜１１を付着した本発明板バネ部材４
の断面図である。

金属板バネ材としてはステンレス鋼、ベリリウム銅鋼等
であり溶射材としてはアルミナ。

ジルコニヤ等の酸化物、アルミナ−ニッケル等のサーメ
ット等を用いる。溶射皮膜の損失係数は約０１弾性率１
ｒｉ　２　Ｘ　１０”　ｄｙｎｅ　７ｃｍ”程度である
。この値は使用温度範囲以上にわたり略一定で極めて安
定な特性を有するものである。

発明の効果 以上述べたように本発明では損失係数が大なる溶射皮膜
を用いているので振動系のダンピング特性の温度変化が
なく安定にフォーカス、トラッキングサーボの作動が可
能である。

【図面の簡単な説明】

第１図は光学的ピック了゛）ブの機構を説明するための
断面図、第２図はこの発明の一宇実施例を示すための板
バネの断面図である。 第１Ｉｌ 第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 対物レンズホルダーを板バネにて支持し、この対物レン
   ズを所望の方向に駆動してトラッキング操作をする光学
   的読み取り装置において、上記板バネとして金属バネに
   溶射皮膜を付着させた材料を用いたことを特長とする対
   物レンズ支持部材。