JPH05174399A - 光ヘッド - Google Patents
光ヘッドInfo
- Publication number
- JPH05174399A JPH05174399A JP34431591A JP34431591A JPH05174399A JP H05174399 A JPH05174399 A JP H05174399A JP 34431591 A JP34431591 A JP 34431591A JP 34431591 A JP34431591 A JP 34431591A JP H05174399 A JPH05174399 A JP H05174399A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- objective lens
- springs
- optical head
- lens holding
- temperature
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Optical Recording Or Reproduction (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 各光情報再生・記録再生装置に使用される光
ヘッドのアクチュエータにおいて支持部材の環境温度変
動による減衰特性変動を解決し、幅広い温度環境におい
て変動の少ない良好な周波数特性をもつアクチュエータ
により安定した制御性能が得られることを目的とする。 【構成】 対物レンズ2が接着材等により固定されてい
る対物レンズ保持筒1を4ヶの金属板バネ3で支持し、
この金属板バネ3の片側には常温および低温時に金属板
バネ3に対して大きな減衰効果がある低温・常温用減衰
部材10を、もう片側は高温時に金属板バネ3に対して
大きな減衰効果がある高温用減衰部材11を張り付ける
ことにより温度変動に対して安定した減衰を得られる。
ヘッドのアクチュエータにおいて支持部材の環境温度変
動による減衰特性変動を解決し、幅広い温度環境におい
て変動の少ない良好な周波数特性をもつアクチュエータ
により安定した制御性能が得られることを目的とする。 【構成】 対物レンズ2が接着材等により固定されてい
る対物レンズ保持筒1を4ヶの金属板バネ3で支持し、
この金属板バネ3の片側には常温および低温時に金属板
バネ3に対して大きな減衰効果がある低温・常温用減衰
部材10を、もう片側は高温時に金属板バネ3に対して
大きな減衰効果がある高温用減衰部材11を張り付ける
ことにより温度変動に対して安定した減衰を得られる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光学式ビデオディスク
・CD(コンパクトディスク)・CD−ROM(CD−
Read 0nly Memory)・CD−I(CD
−Interactive)・光磁気記録等の光ヘッド
に関するものである。
・CD(コンパクトディスク)・CD−ROM(CD−
Read 0nly Memory)・CD−I(CD
−Interactive)・光磁気記録等の光ヘッド
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、光ヘッドは音響・映像再生用とし
てまたコンピュータ用の外部記録装置の中枢部品として
使われ、音響用および情報再生用としては装置自体が技
術的開発により小型化されることや幅広い環境下におい
ても性能が安定して得られることで携帯用としてまた車
載用として利用分野が広がりめざましい発展を遂げてき
ている。
てまたコンピュータ用の外部記録装置の中枢部品として
使われ、音響用および情報再生用としては装置自体が技
術的開発により小型化されることや幅広い環境下におい
ても性能が安定して得られることで携帯用としてまた車
載用として利用分野が広がりめざましい発展を遂げてき
ている。
【0003】以下に従来の光ヘッドのアクチュエータに
ついて図面を参照しながら説明する。図3は従来の光ヘ
ッドの斜視図である。図3において、1は対物レンズ2
を保持する対物レンズ保持筒で対物レンズ2は対物レン
ズ保持筒1のほぼ中心部に固定されている。3は金属板
バネで片端が対物レンズ保持筒1にそしてもう片端はベ
ース部材4に固定されている。5は減衰部材で金属板バ
ネ3上に張り付けられている。6はフォーカスコイルで
対物レンズ保持筒1に接着等により固定されている。7
はトラッキングコイルでフォーカスコイル6上に接着等
により固定されている。8はヨークである。9はマグネ
ットでヨーク8に取り付けられている。
ついて図面を参照しながら説明する。図3は従来の光ヘ
ッドの斜視図である。図3において、1は対物レンズ2
を保持する対物レンズ保持筒で対物レンズ2は対物レン
ズ保持筒1のほぼ中心部に固定されている。3は金属板
バネで片端が対物レンズ保持筒1にそしてもう片端はベ
ース部材4に固定されている。5は減衰部材で金属板バ
ネ3上に張り付けられている。6はフォーカスコイルで
対物レンズ保持筒1に接着等により固定されている。7
はトラッキングコイルでフォーカスコイル6上に接着等
により固定されている。8はヨークである。9はマグネ
ットでヨーク8に取り付けられている。
【0004】以上のように構成された光ヘツドについ
て、以下その動作を説明する。対物レンズ2を対物レン
ズ保持筒1とともに光ディスク(図示せず)に対しフォ
ーカス方向およびトラッキング方向に動かすためフォー
カスコイル6およびトラッキングコイル7に電流を流す
ことで電磁力により対物レンズ保持筒1をフォーカス方
向およびトラッキング方向に駆動させる。
て、以下その動作を説明する。対物レンズ2を対物レン
ズ保持筒1とともに光ディスク(図示せず)に対しフォ
ーカス方向およびトラッキング方向に動かすためフォー
カスコイル6およびトラッキングコイル7に電流を流す
ことで電磁力により対物レンズ保持筒1をフォーカス方
向およびトラッキング方向に駆動させる。
【0005】図4は従来の光ヘッドの金属板バネおよび
減衰部材の断面図である。まず構成について説明する
と、3は金属板バネで金属板バネ3の片面側にのみ減衰
部材5を張り付けている。この減衰部材5により金属板
バネ3に起因する主共振のQ値をおさえている。このQ
値が大きいと光デイスク上の情報を読み取るために金属
板バネ3の片端に支持している対物レンズ2が固定され
ている対物レンズ保持筒1をフォーカス信号とトラツキ
ング信号に従い電磁力により駆動する際、制御できない
可能性がある。
減衰部材の断面図である。まず構成について説明する
と、3は金属板バネで金属板バネ3の片面側にのみ減衰
部材5を張り付けている。この減衰部材5により金属板
バネ3に起因する主共振のQ値をおさえている。このQ
値が大きいと光デイスク上の情報を読み取るために金属
板バネ3の片端に支持している対物レンズ2が固定され
ている対物レンズ保持筒1をフォーカス信号とトラツキ
ング信号に従い電磁力により駆動する際、制御できない
可能性がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では、常温や所定の温度範囲では金属板バネ3に
減衰がかり振動をおさえることができるが、減衰部材5
の減衰特性は温度により変化するため、高温や所定の温
度範囲外では減衰部材5の減衰特性が悪くなり振動をお
さえられずその不要振動のためアクチュエータの制御が
不安定になり光ディスク上の情報の読み取り精度が落ち
るという問題点を有していた。
の構成では、常温や所定の温度範囲では金属板バネ3に
減衰がかり振動をおさえることができるが、減衰部材5
の減衰特性は温度により変化するため、高温や所定の温
度範囲外では減衰部材5の減衰特性が悪くなり振動をお
さえられずその不要振動のためアクチュエータの制御が
不安定になり光ディスク上の情報の読み取り精度が落ち
るという問題点を有していた。
【0007】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、幅広い環境温度範囲において減衰特性が良好で安定
した制御がかかるアクチユエータを搭載している光ヘッ
ドを提供することを目的とする。
で、幅広い環境温度範囲において減衰特性が良好で安定
した制御がかかるアクチユエータを搭載している光ヘッ
ドを提供することを目的とする。
【0008】
【問題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の光ヘッドは、光を光ディスク盤上へ集光させ
るレンズを保持するレンズ保持部材を支持する弾性支持
部材の片面には低温時及び常温時に減衰特性が良好な減
衰部材を張り付け、もう片面には高温時に減衰特性が良
好な減衰部材を張り付ける構成とした。
に本発明の光ヘッドは、光を光ディスク盤上へ集光させ
るレンズを保持するレンズ保持部材を支持する弾性支持
部材の片面には低温時及び常温時に減衰特性が良好な減
衰部材を張り付け、もう片面には高温時に減衰特性が良
好な減衰部材を張り付ける構成とした。
【0009】
【作用】本発明は上記構成により、弾性支持部材の不要
振動を幅広い環境温度において減衰することができる。
振動を幅広い環境温度において減衰することができる。
【0010】
【実施例】以下本発明の一実施例について、図面を参照
しながら説明する。
しながら説明する。
【0011】図1は本発明の一実施例における光ヘッド
の斜視図である。ここで従来と同様の構成については同
一符号を付す。図1において1は対物レンズ保持筒でレ
ーザーを集光させる対物レンズ2が接着材等により固定
されている。この対物レンズ保持筒1は樹脂の中でも高
い剛性の特性をもつPPS(ポリフェニレンサルファイ
ド)等で作られる成形品である。4はベース部材で、こ
のベース部材4には金属板バネ3が取り付けられてお
り、金属板バネ3の両表面上には低温・常温用減衰部材
10と高温用減衰部材11が張り付けられている。また
対物レンズ保持筒1は4ヶの金属板バネ3で支持する構
造となっている。対物レンズ保持筒1をフォーカス方向
・トラッキング方向に駆動させるためのフォーカスコイ
ル6とトラッキングコイル7は対物レンズ保持筒1に接
着材により固定され、マグネット9はヨーク8に組み込
まれ固定されている。
の斜視図である。ここで従来と同様の構成については同
一符号を付す。図1において1は対物レンズ保持筒でレ
ーザーを集光させる対物レンズ2が接着材等により固定
されている。この対物レンズ保持筒1は樹脂の中でも高
い剛性の特性をもつPPS(ポリフェニレンサルファイ
ド)等で作られる成形品である。4はベース部材で、こ
のベース部材4には金属板バネ3が取り付けられてお
り、金属板バネ3の両表面上には低温・常温用減衰部材
10と高温用減衰部材11が張り付けられている。また
対物レンズ保持筒1は4ヶの金属板バネ3で支持する構
造となっている。対物レンズ保持筒1をフォーカス方向
・トラッキング方向に駆動させるためのフォーカスコイ
ル6とトラッキングコイル7は対物レンズ保持筒1に接
着材により固定され、マグネット9はヨーク8に組み込
まれ固定されている。
【0012】以上のように構成された光ヘッドについて
その動作を説明する。対物レンズ2を対物レンズ保持筒
1とともに光ディスク(図示せず)に対しフォーカス方
向およびトラッキング方向に動かすためフォーカスコイ
ル6およびトラッキングコイル7に電流を流すとフレミ
ングの左手の法則により電磁力が働き、この電磁力によ
り対物レンズ保持筒1をフォーカス方向およびトラッキ
ング方向に駆動させる。この対物レンズ保持筒1に固定
された対物レンズ2は光ディスクに対して正確にトレー
スさせるためにフォーカス信号やトラッキング信号に対
して制御させる。この時、対物レンズ保持筒1を支持し
ている金属板バネ3の主共振点においては外乱信号など
不要な振動に対して過剰な振動を誘発しないよう図2に
示すように金属板バネ3の片側にはブチルゴム等の常温
および低温時に金属板バネ3に対して大きな減衰効果が
ある低温・常温用減衰部材10を張り付け、もう片側に
はけい素樹脂等の高温時に金属板バネ3に対して大きな
減衰効果がある高温用減衰部材11を張り付ける。これ
により、幅広い温度範囲において金属板バネ3に対して
減衰効果があり金属板バネ3の固有な周波数において共
振する振動をおさえることで金属板バネ3の固有周波数
と同じ制御信号や外からの外乱の周波数で発振すること
をおさえ、あらゆる周波数帯域の制御信号に対して忠実
な応答が得られる。
その動作を説明する。対物レンズ2を対物レンズ保持筒
1とともに光ディスク(図示せず)に対しフォーカス方
向およびトラッキング方向に動かすためフォーカスコイ
ル6およびトラッキングコイル7に電流を流すとフレミ
ングの左手の法則により電磁力が働き、この電磁力によ
り対物レンズ保持筒1をフォーカス方向およびトラッキ
ング方向に駆動させる。この対物レンズ保持筒1に固定
された対物レンズ2は光ディスクに対して正確にトレー
スさせるためにフォーカス信号やトラッキング信号に対
して制御させる。この時、対物レンズ保持筒1を支持し
ている金属板バネ3の主共振点においては外乱信号など
不要な振動に対して過剰な振動を誘発しないよう図2に
示すように金属板バネ3の片側にはブチルゴム等の常温
および低温時に金属板バネ3に対して大きな減衰効果が
ある低温・常温用減衰部材10を張り付け、もう片側に
はけい素樹脂等の高温時に金属板バネ3に対して大きな
減衰効果がある高温用減衰部材11を張り付ける。これ
により、幅広い温度範囲において金属板バネ3に対して
減衰効果があり金属板バネ3の固有な周波数において共
振する振動をおさえることで金属板バネ3の固有周波数
と同じ制御信号や外からの外乱の周波数で発振すること
をおさえ、あらゆる周波数帯域の制御信号に対して忠実
な応答が得られる。
【0013】
【発明の効果】以上のように本発明は、弾性支持部材の
片面に低温時と常温時に減衰効果のある減衰部材を張り
付け、もう片面に高温時に減衰効果がある減衰部材を張
り付けることにより、弾性支持部材の不要振動を幅広い
環境温度において減衰することができ、アクチュエータ
の性能を決める周波数特性に関する、弾性支持部材の主
共振周波数のQ値や他の副共振のQ値が環境温度が変化
しても変動が少なくアクチュエータのサーボが安定して
かかることにより、光ヘッドの制御性能が温度変動に対
し安定した光ヘッドを実現できるものである。
片面に低温時と常温時に減衰効果のある減衰部材を張り
付け、もう片面に高温時に減衰効果がある減衰部材を張
り付けることにより、弾性支持部材の不要振動を幅広い
環境温度において減衰することができ、アクチュエータ
の性能を決める周波数特性に関する、弾性支持部材の主
共振周波数のQ値や他の副共振のQ値が環境温度が変化
しても変動が少なくアクチュエータのサーボが安定して
かかることにより、光ヘッドの制御性能が温度変動に対
し安定した光ヘッドを実現できるものである。
【図1】本発明の一実施例における光ヘッドの斜視図
【図2】本発明の一実施例における光ヘッドの金属板バ
ネおよび減衰部材の断面図
ネおよび減衰部材の断面図
【図3】従来の光ヘッドの斜視図
【図4】従来の光ヘッドの金属板バネおよび減衰部材の
断面図
断面図
1 対物レンズ保持筒 2 対物レンズ 3 金属板バネ 4 ベース部材 5 減衰部材 6 フォーカスコイル 7 トラッキングコイル 8 ヨーク 9 マグネット 10 低温・常温用減衰部材 11 高温用減衰部材
Claims (1)
- 【請求項1】光を光ディスク盤へ集光させるレンズと、
このレンズを保持するレンズ保持部材と、このレンズ保
持部材を支持する弾性支持部材と、前記レンズ保持部材
を駆動する駆動手段とを備え、前記弾性支持部材に温度
特性の異なる複数の減衰部材を張り付けたことを特徴と
する光ヘッド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34431591A JPH05174399A (ja) | 1991-12-26 | 1991-12-26 | 光ヘッド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34431591A JPH05174399A (ja) | 1991-12-26 | 1991-12-26 | 光ヘッド |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05174399A true JPH05174399A (ja) | 1993-07-13 |
Family
ID=18368293
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34431591A Pending JPH05174399A (ja) | 1991-12-26 | 1991-12-26 | 光ヘッド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05174399A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007299496A (ja) * | 2006-05-02 | 2007-11-15 | Sony Corp | 光ディスク装置 |
-
1991
- 1991-12-26 JP JP34431591A patent/JPH05174399A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007299496A (ja) * | 2006-05-02 | 2007-11-15 | Sony Corp | 光ディスク装置 |
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