JPS61227039A - マツト調防湿フイルム - Google Patents

マツト調防湿フイルム

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JPS61227039A
JPS61227039A JP6665385A JP6665385A JPS61227039A JP S61227039 A JPS61227039 A JP S61227039A JP 6665385 A JP6665385 A JP 6665385A JP 6665385 A JP6665385 A JP 6665385A JP S61227039 A JPS61227039 A JP S61227039A
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勝洋 土屋
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明はマット調に艶消しされた金属蒸着面を有し、か
つ防湿性に優れたマット調防湿フィルムに関するもので
ある。
〔従来技術〕
加飾性を高めるために、フィルム表面に金属を蒸着する
ことは従来から知られている。
例えば特開昭59−192563号公報には、エチレン
−プロピレンブロック共重合体を主成分とするフィルム
に金属蒸着層を形成させることが開示されている。
しかしながら、この発明で得られたフィルムにおいては
、金属蒸着層によって防湿性の向上は認められるものの
、なお防湿性が十分とは云い難い欠点があった。
〔発明の目的〕
本発明はマット調の艶消しされた金属蒸着面を有し、か
つ防湿性に優れた、すなわち水蒸気透過率Pが1(g/
rrr日/シート)以下の防湿性を有した、耐摩耗性、
耐ブロッキング性など取扱性に優れたマット調防湿フィ
ルムを提供することを目的とするものである。
〔発明の構成〕
上記目的を達成する本発明は、ポリプロピレン100重
量部に、極性基を実質的に含まない石油樹脂および極性
基を実質的に含まないテルペン樹脂から選ばれた樹脂の
1種以上が5〜100重量部混合されたフィルム(I)
の少なくとも片面に、表面粗さRmaxが0.15〜2
0であるエチレン−プロピレンブロック共重合体を主成
分とするフィルム(II) Fiが積層され、更にこの
フィルム(II) fitの上に金属蒸着層が形成され
てなる積層フィルムにおいて、前記フィルム(I)のガ
ラス転移温度が10〜50℃であることを特徴とするも
のである。
本発明において、フィルム(I)に用いられるポリプロ
ピレンは、特に限定されるものではないが、アイソタク
チックインデックス(II)が93%以上、テトラリン
中で測定し、た極限粘度〔η〕が0.8〜4 (di/
g) 、特に1.0〜2.2(dl/g)の範囲のもの
が望ましい。
プロピレン以外の第2成分、例えばエチレン、ブテン、
ヘキセン、無水マレイン酸などをランダム、ブロック或
いはグラフト共重合させても良いが、本発明の主旨から
してホモポリマーであることが好ましい。
なお、ポリプロピレンには公知の添加剤、例えば結晶核
剤、酸化防止剤、熱安定剤、すべり剤、帯電防止剤、ブ
ロッキング防止剤、充填病、粘度調整剤、着色防止剤な
どを含有させても良い。
かかるポリプロピレンに混合される極性基を実質的に含
まない石油樹脂とは、水酸基(−〇H)、カルボキシル
基(−COOH) 、ハロゲン基(−X)、スルホン基
(−so3Y、YはHlNa、 1/2 M gなど)
およびこれらの変成体などからなる極性基を有さない石
油樹脂、即ち石油系不飽和炭化水素を直接原料とするシ
クロペンタジェン系、或いは高級オレフィン系炭化水素
を主原料とする樹脂であるが、これらの樹脂に水素を添
加し、その水添率を80%以上、好ましくは95%以上
とした水添樹脂が本発明フィルムの場合は特に好ましい
更にこの石油樹脂のガラス転移温度Tgは、50℃以上
、好ましくは76℃以上のものが本発明のフィルムにと
って好ましい。
代表的なこの樹脂としては、例えば7g76℃以上で水
添率95%以上のポリジシクロペンタジェン等の高Tg
完全水添脂環族石油樹脂が特にふされしい。
極性基を実質的に含まないテルペン樹脂としては、水酸
基、アルデヒド基(−CHO) 、ケ)7基(>C=O
) 、カルボキシル基、ハロゲン基、スルホン基など、
およびこれらの変成体などからなる極性基を実質的に有
さないテルペン樹脂、即ち(C,5−[5)nの組成の
炭化水素およびこれらから導かれる変成化合物である。
nは2〜20程度の自然数である。
テルペン樹脂のことを別称してテルペノイドと呼ぶこと
もある。
代表的な化合物としては、ピネン、ジペンテン、カレン
、ミルセン、オシメン、リモネン、テルピノレン、テル
ピネン、サビレン、トリシクレン、ビサボレン、ジンギ
ペレン、サンタレン、カンホレン、ミレン、トタレンな
どがあり、本発明のフィルムの場合、水素を添加させ、
その水添率を80%以上、好ましくは90%以上とする
のが望ましく、特に水添β−ピネン、水添ジペンテンな
どが好ましい。
このように水添した樹脂を使用することが本発明の場合
重要であり、臭素価としては10以下、好ましくは5以
下、更に好ましくは1以下のものが良い。
本発明におけるフィルム(I)は、上記ポリプロピレン
100重量部に、極性基を実質的に含まない石油樹脂お
よび極性基を実質的に含まないテルペン樹脂から選ばれ
た樹脂の1種以上が5〜100重量部、好ましくは10
〜29重量部混合されたフィルムであり、かつガラス転
移温度Tgが10〜50℃、好ましくは20〜40℃で
ある。
極性基を実質的に含まない上記樹脂の混合量が100重
量部、好ましくは29重量部を越えると、本発明フィル
ムの機械的、熱的、化学的特性が劣化するのみならず、
上記樹脂がフィルム(r)の表面にブリードアウトし、
エチレン−プロピレン共重合体を主成分とするフィルム
(II)層の接着を悪化させる。
更にフィルム(I)は、植物油、鉱物油などの油透過性
が増大し、フィルムの表面に油がしみ出して本発明フィ
ルムにおける層間接着力を更に低下させる。
また、上記樹脂の混合量が5重量部、好ましくは10重
量部未満の場合には、フィルム(I)のガラス転移温度
Tgの如何によらず優れた防湿性が得られない。
このように、特に樹脂混合量が10〜29重量部と少な
い場合に本発明の効果は著しくなる。
更にガラス転移温度Tgの値が10℃未満、好ましくは
20℃未満の場合には、本発明の目的である優れた防湿
性が達成されず、一方、Tgの値が50℃、好ましくは
40℃を越えると本発明のフィルムの機械的性質等が著
しく劣ったものになる。 本発明においては、かかるフ
ィルム(I)において分子鎖が配向していても、配向し
ていなくてもよいが、樹脂添加量を少なくしてTgを上
げたり、さらには機械的性質、光学的性質、熱像性質な
どの点から分子鎖が配向している方が好ましい。
特に2軸で、しかもフィルム内面でバランスしているフ
ィルム、即ち複屈折の絶対値で0.025以下、好まし
くは0.015以下である。
また、膜面配向の目安である縦方向の屈折率と、横方向
の屈折率の和の1/2値から厚さ方向の屈折率を引いた
値は0.006〜0.012の範囲のものがフィルム表
面の襞間や耐油性などの点で好ましいものである。
更にフィルム(I)の結晶化度は50%以上、好ましく
は60%以上であるのが望ましく、基体フィルム厚さは
0.5〜1000μm、好ましくは4〜250μ回、更
に好ましくは8〜60μmの範囲のものが望ましい。
本発明におけるフィルム(I)は、上記のようにポリプ
ロピレンに極性基を実質的に含まない石油樹脂あるいは
極性基を実質的に含まないテルペン樹脂の1種以上を混
合したものであるが、これらの樹脂に更に他の樹脂が添
加される場合、その量は30部未満、好ましくは20部
未満が望ましい。
また、他の樹脂としては、ポリプロピレン以外のポリオ
レフィン、極性基を含む石油樹脂、極性基を含むテルペ
ン樹脂などである。
本発明において、フィルム(I)の少なくとも片面に積
層されるエチレン−プロピレンブロック共重合体を主成
分とするフィルム(II)は、表面粗さRmaxが0.
15〜20μmであり、エチレン−プロピレンブロック
共重合体単独でも良いし、他のポリマーを5〜35重量
%添加することもできる。
かかる他のポリマーとしては、エチレン−プロピレンラ
ンダム共重合体、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ
エチレンとポリプロピレンとのブレンド物、エチレン−
プロピレンランダム共重合体とポリエチレンおよび/ま
たはポリプロピレンとのブレンド物等を挙げることがで
きる。
エチレン−プロピレンブロック共重合体を主成分とする
層におけるエチレン成分は通常、5〜50重量%であり
、好ましくは20〜40重量%である。
ここでエチレン成分とは、エチレン−プロピレンブロッ
ク共重合体以外の他のポリマーが添加された場合には、
他のポリマーにおけるエチレン成分も含めた全エチレン
成分を指す。
エチレン成分が5重量%、好ましくは20重量%未満で
は、上記特定の表面粗さを得ることができず、金属蒸着
層との十分な接着強度を得ることが困難である。
また、エチレン成分が50重量%、好ましくは40重量
%を越えると、上記特定の表面粗さを得ることができな
くなる。
エチレン−プロピレンブロック共重合体を主成分とする
フィルム(ff)層の表面粗さRmaxが0.15μm
1好ましくは0,18μmに満たないと艶消し効果が低
下するばかりでな(、優れた防湿性も得られない。
一方、表面粗さが20μm、好ましくは2μ僧を越える
と、高級なマット調感が得られないのみならず、優れた
防湿性も得られない。
フィルム(II)上に形成される金属蒸着層は、その金
属としては特に限定されるものではなく、^11ZnS
Al−Zn合金、Nis Cr、、Co等が用いられる
が、AIやZnが好ましい。
蒸着層の厚さは、100〜2000人、好ましくは20
0〜1000人であり、この蒸着層は電熱加熱溶融蒸着
法、イオンビーム蒸着法、スパッタリング法、またはイ
オンブレーティング法などの周知の方法で形成される。
次に本発明のマット調防湿フィルムの製造方法について
述べる。
ポリプロピレンに上記特定の石油樹脂および/またはテ
ルペン樹脂を添加した原料(I)と、エチレン−プロピ
レンブロック共重合体を主成分とする原料(II)をそ
れぞれ別々の押出機に供給し、樹脂温度で240℃を越
えない温度、好ましくは180〜220℃の温度で融解
させた後、(I)/ (II)の2層複合口金から吐出
させ、2層積層無延伸フィルムを得る。
このとき樹脂温度が240℃、好ましくは220℃を越
えると本発明の目的とする防湿フィルムが得られないば
かりか、樹脂が熱分解したり、飛散したりする。
また冷却ドラムの表面温度はあとの工程との関係によっ
ても変るが、60〜120℃、好ましくは95〜110
℃の範囲のものが良い。
つづいてキャストした上記フィルムを一軸配向、二軸配
向、あるいは多軸配向させたり、あるいは熱処理をして
、フィルム(II)層に特定の表面粗さを形成させると
共に、フィルム(I)のガラス転移温度を特定の範囲に
する。
この場合、配向を与える方法は任意の公知の方法、例え
ばロール延伸、圧延、テンター延伸、ディスク延伸、ベ
ルト延伸およびその組合せなどを用いることができる。
この時、フィルム(I)のTgの値およびエチレン−プ
ロピレンブロック共重合体を主成分とするフィルム(I
I)層の表面粗さが上記特定の範囲に入るように配向さ
せる必要があり、例えば逐次二輪延伸の場合、最初の縦
延伸倍率は6〜10倍、横延伸倍率は6〜12倍程度が
良い。
次いで得られた積層フィルムを真空蒸着装置の中に装置
し、アルミニウム等をエチレン−プロピレン共重合体を
主成分とするフィルム(II)層の表面に蒸着させると
、本発明の防湿フィルムが得られる。
蒸着前後の積層フィルムに、収縮率の変化は殆どみられ
ない。
なお本発明においては、金属蒸着に先立って積層された
エチレン−プロピレンブロック共重合体を主成分とする
フィルム(II)層の表面に、空気中でのコロナ放電処
理をしてもよいが、本発明の場合、特に炭酸ガス、窒素
ガスなどの存在下、実質的に酸素のない雰囲気下でコロ
ナ放電、あるいはプラズマ処理をして極表層部、例えば
表面から100人までにイミノ型および/またはアミノ
型の窒素原子を導入することもできる。
代表的なかかる表面処理法としては、例えば特公昭57
−30.854号などに示されているように、実質的に
窒素と二酸化炭素との混合ガス(N2/ CO□−10
010〜50150体積比)雰囲気下で、しかも酸素濃
度0,1volX以下の雰囲気下でコロナ放電処理する
あるいは種々の気体をプラズマ状態におきフィルム表面
を化学変化させる方法、例えば特開昭59−98.14
0号や、薬液処理によって表面活性化層を形成させる方
法がある。
かかる表面処理によって、フィルム(II)と蒸着金属
層との接着強度を高めることができるのみならず、防湿
性をも向上させることができる。
また、本発明にとっては、エチレン−プロピレンブロッ
ク共重合体を主成分とするフィルム(II)層とフィル
ム(I)層との間に厚さ0.2〜3μmのポリプロピレ
ンの介在させておくと、金属表面の艶消し効果や防湿性
を一段と向上させるのに役立つ。
〔発明の効果〕
以上述べたように本発明によれば、ポリプロピレンに特
定の樹脂を混合したフィルム(I)ノ少すくとも片面に
、エチレン−プロピレンブロック共重合体を主成分とす
るフィルム(If)層を積層し、かつこの層の表面粗さ
Rraaxを0.15〜20μ僧とし、このフィルム(
II)層の上に金属が蒸着された積層フィルムにおいて
、フィルム(I)のガラス転移温度Tgを10〜50℃
と通常のポリプロピレンのTg (0℃)ニ比較して非
常に高くしたので、下記の効果を奏することができる。
(I)  フィルム(I)層と金属蒸着層によって優れ
た防湿性が得られ、水蒸気透過率として160以下、好
ましくは0.5  (g/ rd日720μI)以下の
ものが得られる。
(2)エチレン−プロピレンブロック共重合体を主成分
とするフィルム(II)層にRmax = 0゜15〜
20の表面粗さが形成されているので、金属蒸着層に優
れた艶消し効果が得られる。
従って本発明のフィルムは、描画性に冨み、かつマット
調の高級イメージが付与される。
(3)本発明においては、金属層が特定の表面粗さを有
するエチレン−プロピレン共重合体を主成分とするフィ
ルム(II)層に蒸着されているので、蒸着金属層が比
較的均一に形成され、すべり剤を添加しなくても金属蒸
着面同志のブロッキングが防止される。
(4)  また、金属蒸着面は剥離し難く、蒸着面同志
の耐摩耗性が優れた金属蒸着面が得られる。
(5)  金属蒸着面、特にAIの場合、例えば40℃
、60RH%下においても優れた耐水性を示し、蒸着層
が消失することなく長持ちさせることができる。
なお、本発明で使用した用語の定義および測定方法につ
いて説明する。
(I)  水蒸気透過率 JIS Z−0208に従い、40℃、90χRHで測
定した値で87−日/フィルム厚さ単位で表す。
(2)極限粘度〔η〕 ASTM D 1601に従ってテトラリン中で測定し
たもので、at/gj1位で表す。
(3)  アイソタクチックインデックス(II)は、
試料のフィルムを約1c+n平方の大きさに切り、これ
をツクスレー抽出器に入れ沸騰メチルアルコールで6時
間抽出する。
抽出した試料を60℃で6時間真空乾燥する。
これから重量W (mg)の試料を取り、これを再びソ
ックスレー抽出器に入れて沸騰n−へブタンで6時間抽
出する。次いで、この試料を取り出し、アセトンで十分
洗浄した後、60℃で6時間真空乾燥した後、重量を測
定する。
その重量をW’  (mg)とすると、アイソタクチッ
クインデックスは次式で求められる。
アイソタクチックインデックス(%) =100 XW’ /W (4)ガラス転移温度(Tg) サンプルIOBを走査型熱量計DSC−II型(Per
kin Rlller社製)にセットし、窒素気流下に
昇温速度40℃/分の速度で一20℃からスタートさせ
てサーモグラフを書かせ、ベースラインから吸熱ピーク
のずれる温度と、もどる温度との算術平均値をとった温
度をTgとする。
もちろん、サンプルが複合フィルムであってもこの方法
で測定すれば良い。
(5)  表面粗さRIIIax JIS B12O3−1976に従い、カットオフ0.
25n+mで求めた最大粗さRmaxで表す。
(6)臭素価 JIS K −2543−1979によって測定する。
試料油100g中の不飽和成分に付加される臭素のg数
を云う。
(7)屈折率 屈折率Nは、^bheの屈折計を用い、Na−D線を光
源とし、マウント液としてサリチル酸メチルを用いて接
眼レンズの偏光板の方向を変えて特定方向の屈折率を全
反射法により測定する。
(8)  接着性 フィルムに^lを厚さ600人程度にベルジャ型高真空
蒸着装置にて、約l xlOmmHgの真空度で蒸着し
、その後、この蒸着面にセロファン粘着テープにチバン
製“セロテープ”を使用)を張り付け、急速にセロファ
ンテープを剥離し、AI蒸着膜の剥離状態で評価する。
0:A1蒸着膜の剥離面積が90%以上△:〃50〜9
0χ未満 X:       ”     50χ未満(9)  
艶消し性 表面の光沢度(ASTM 02457)が30%以下の
ものを0150%以上のものを×、その中間をΔとする
aの ブロッキング性 測定フィルム同志を重ね合せ、その上の3c+++角に
2Kgの荷重をのせ、40℃、65RH%下で24時間
放置後、測定フィルム面同志の剥離力が0のものを0.
400g以上のものを×、中間のものを△とする。
〔実施例〕
次に本発明の実施例を示す。
実施例 ポリプロピレンとして、三井東圧(株)製、三井“ノー
プレン″JS1429(テトラリン中での測定極限粘度
〔η) =2.25dl/g、アイソタクチックインデ
ックスII=98%)を用い、特定の水添石油樹脂とし
て、エッソ化学(株)の無極性ポリジシクロペンタジェ
ンを主成分とする“ニスコレラ”5320を用いた。
このポリプロピレン樹脂100重量部に対し、1エスコ
レツ″5320を25重量部ヲ均一にフL/ンドして原
料(I)とた。
一方、エチレン成分30重量%、プロピレン成10ff
i量%のエチレン−プロピレンブロック共重合体を原料
(II)とし、それぞれ別の押出機に供給して220℃
で溶融し、(I) / (If)からなる2層状に熔融
共押出して、85℃に保たれたキャスティングドラム上
にキャストして2層積層無延伸フィルムを得た。
このフィルムを直ちに135℃に保たれている熱風オー
ブン加熱式縦延伸ロールに導入し、長手方向に7倍延伸
し、続いて158℃に加熱されたテンター無いで横方向
に10倍延伸し、161℃で10秒間、横方向に5%の
リラックスを許しながら熱処理をして2層積層フィルム
を得た。
このフィルムのフィルム(If)の表面に空気/炭酸ガ
ス=90/10体積の雰囲気でコロナ放電処理をして、
フィルム(I)の厚さは20μm。
フィルム(II)の厚さは2μm1表面粗さRmaxO
96μlの積層フィルムを得た。
フィルム(I)のTgは32℃であった。
次いでフィルム(II)層上にAIを600人の厚さで
蒸着させ、得られた防湿フィルムの水蒸気透過率、AI
1層積性などの特性を評価した。
結果を下記表に示す。
〔比較例〕
実施例で用いたフィルム(II)層の代りに、エチレン
成分4 重量%のエチレン−プロピレンランダム共重合
体からなるフィルム(II)層を用いた以外は、実施例
と全く同様にしてAI蒸着フィルムを得た。
このフィルムの特性を下記表に併記する。
表 この表から明らかなように、本発明の防湿フィルムは、
防湿性ばかりでなく、A11層積性、ブロッキング、艶
消し性において、優れている。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. ポリプロピレン100重量部に、極性基を実質的に含ま
    ない石油樹脂および極性基を実質的に含まないテルペン
    樹脂から選ばれた樹脂の1種以上が5〜100重量部混
    合されたフィルム( I )の少なくとも片面に、表面粗
    さR_m_a_xが0.15〜20μmであるエチレン
    −プロピレンブロック共重合体を主成分とするフィルム
    (II)層が積層され、更にこのフィルム(II)層の上に
    金属蒸着層が形成されてなる積層フィルムにおいて、前
    記フィルム( I )のガラス転移温度が10〜50℃で
    あることを特徴とするマット調防湿フィルム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0234280U (ja) * 1988-08-26 1990-03-05
JP2015044406A (ja) * 2013-07-23 2015-03-12 東洋紡株式会社 ポリプロピレン積層延伸フィルム

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5850591A (ja) * 1981-09-22 1983-03-25 株式会社河合楽器製作所 鍵盤回路の押鍵数処理方式

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