JPS6122614A - 固体電解コンデンサ - Google Patents
固体電解コンデンサInfo
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- JPS6122614A JPS6122614A JP14139984A JP14139984A JPS6122614A JP S6122614 A JPS6122614 A JP S6122614A JP 14139984 A JP14139984 A JP 14139984A JP 14139984 A JP14139984 A JP 14139984A JP S6122614 A JPS6122614 A JP S6122614A
- Authority
- JP
- Japan
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- solid electrolytic
- electrolytic capacitor
- polymer compound
- carbon atoms
- conductive polymer
- Prior art date
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- Polyoxymethylene Polymers And Polymers With Carbon-To-Carbon Bonds (AREA)
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- Thermistors And Varistors (AREA)
- Fuel Cell (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は高分子化合物にドーパントをドープして得られ
る電導性高分子化合物を固体電解質として用いた性能の
良好な固体電解コンデンサに関する。
る電導性高分子化合物を固体電解質として用いた性能の
良好な固体電解コンデンサに関する。
従来固体電解コンデンサ、・例えばアルミ電解コンダ゛
ノサはエツチング処理した法衣面積の大きい多孔質アル
ミはくの上に誘電体である酸化アルミニウム層をもうけ
、陰極はくとの間の電解紙に液状の電解液を含浸させた
構造からなっているが、この電解液が液状であることは
液もれ等の問題を惹起し好ましいものでは無く、この電
導層を固体電解質で代替づる試みがなされている。それ
らの固体電解二1ンデンサは陽極酸化皮膜を有するアル
ミニウム、タンタルなどの皮膜形成金属に固体電解質を
何着した構造を有したものであり、この種の固体コンデ
ンサの固体電解質には主に硝酸マンガンの熱分解により
形成される二酸化マンガンが用いられている。しかしこ
の熱分解の際に要する高熱と発生するNOXガスの酸化
作用などによって、誘電体であるアルミニウム、タンタ
ルなどの金属酸化皮膜の損傷があり、そのため耐電圧は
低下し、−すれ電流が大きくなり、誘電特性を劣化させ
るなど極めて大きな欠点がある。まlc、再化成という
工程も必要である。
ノサはエツチング処理した法衣面積の大きい多孔質アル
ミはくの上に誘電体である酸化アルミニウム層をもうけ
、陰極はくとの間の電解紙に液状の電解液を含浸させた
構造からなっているが、この電解液が液状であることは
液もれ等の問題を惹起し好ましいものでは無く、この電
導層を固体電解質で代替づる試みがなされている。それ
らの固体電解二1ンデンサは陽極酸化皮膜を有するアル
ミニウム、タンタルなどの皮膜形成金属に固体電解質を
何着した構造を有したものであり、この種の固体コンデ
ンサの固体電解質には主に硝酸マンガンの熱分解により
形成される二酸化マンガンが用いられている。しかしこ
の熱分解の際に要する高熱と発生するNOXガスの酸化
作用などによって、誘電体であるアルミニウム、タンタ
ルなどの金属酸化皮膜の損傷があり、そのため耐電圧は
低下し、−すれ電流が大きくなり、誘電特性を劣化させ
るなど極めて大きな欠点がある。まlc、再化成という
工程も必要である。
これらの欠点を補うため、高熱を付加せずに固体電解質
層を形成する方法、つまり高電導性の有機半導体材料を
固体電解質とする方法が試みられている。その例として
は特開昭52−79255号公報に記載されている7、
7,8.8−テトラシアノキノジメタン(TCNQ)錯
塩を含む電導性高重合体組成物を固体電解質として含む
固体電解コンデンサ、特開昭58−176’09号公報
に記載されているN−n−プロピルイソキノリンと7.
7..8.8−テトラシアノキノジメタンからなる錯塩
を固体電解コンデンサが知られている。
層を形成する方法、つまり高電導性の有機半導体材料を
固体電解質とする方法が試みられている。その例として
は特開昭52−79255号公報に記載されている7、
7,8.8−テトラシアノキノジメタン(TCNQ)錯
塩を含む電導性高重合体組成物を固体電解質として含む
固体電解コンデンサ、特開昭58−176’09号公報
に記載されているN−n−プロピルイソキノリンと7.
7..8.8−テトラシアノキノジメタンからなる錯塩
を固体電解コンデンサが知られている。
これらTCNQCN化合物は陽極酸化皮膜との付着性に
劣り、導電度も10−3〜10−2S −cIIl−1
と不十分であるため、コンデンサの容量値は小さく誘電
損失も大きい。また熱的経時的な安定性も劣り信頼性が
低い。
劣り、導電度も10−3〜10−2S −cIIl−1
と不十分であるため、コンデンサの容量値は小さく誘電
損失も大きい。また熱的経時的な安定性も劣り信頼性が
低い。
本発明の目的は上述した従来の欠点を解決するため、電
導度が高く誘電体皮膜との付着性のよい有機半導体を固
体電解質に用いた固体電解コンデンサを提供することに
ある。
導度が高く誘電体皮膜との付着性のよい有機半導体を固
体電解質に用いた固体電解コンデンサを提供することに
ある。
本発明により得られる固体電解コンデンサは従来の無m
酸化半導体や有機半導体を用いた固体電解コンデンサに
比して容量、誘電損失、経時安定性において著しく優れ
た性能を有している。
酸化半導体や有機半導体を用いた固体電解コンデンサに
比して容量、誘電損失、経時安定性において著しく優れ
た性能を有している。
本発明において用いられる多孔質誘電体は特に限定され
4【いが例えば公知のアルミ、タンタル、ニオブなどの
金属酸化物を使用(ることができる。
4【いが例えば公知のアルミ、タンタル、ニオブなどの
金属酸化物を使用(ることができる。
本発明は、下記一般式(I)で表わされるくり返し単位
を有する高分子化合物に、ドーパントをドープして得ら
れる電導性高分子化合物を固体電解質と覆る固体電解コ
ンデンサに存する。
を有する高分子化合物に、ドーパントをドープして得ら
れる電導性高分子化合物を固体電解質と覆る固体電解コ
ンデンサに存する。
(XはN又はN+R,Rは水素原子又は炭素数6以下の
Nl化水素基を示づ) 上記一般式(I)のくり返し単位を有する高分子化合物
の代表例どしては、ポリフェノデアジン、ポリーN−メ
ヂルフエノチアジニュームアイオダイド等を挙げること
ができる。これらの高分子化合物の製造方法は特に限定
されるものではなく公知の方法を用いることができ、例
えばポリフェノチアジンの場合、よう素液体下で重合す
る方法(Mol−ecular Crystalan
d l 1quid Crystals106巻1
75頁、1984年)、を応用したり、適当な酸化剤(
たとえば塩化アルミ)による方法等によって作りうる。
Nl化水素基を示づ) 上記一般式(I)のくり返し単位を有する高分子化合物
の代表例どしては、ポリフェノデアジン、ポリーN−メ
ヂルフエノチアジニュームアイオダイド等を挙げること
ができる。これらの高分子化合物の製造方法は特に限定
されるものではなく公知の方法を用いることができ、例
えばポリフェノチアジンの場合、よう素液体下で重合す
る方法(Mol−ecular Crystalan
d l 1quid Crystals106巻1
75頁、1984年)、を応用したり、適当な酸化剤(
たとえば塩化アルミ)による方法等によって作りうる。
このようにして得た高分子化合物は、その製造方法がド
ーパントになりうる化合物を使用して作った場合を除き
、ドーパントをドーピングしてその電気伝導度を10−
2〜103S/cmの範囲にしておくことが必要である
。尚、製造方法がドーパントになりうる化合物を使用し
て作った場合、このドーパントを適当な方法で除いてか
ら、新たにドーパントをドープしても良い。
ーパントになりうる化合物を使用して作った場合を除き
、ドーパントをドーピングしてその電気伝導度を10−
2〜103S/cmの範囲にしておくことが必要である
。尚、製造方法がドーパントになりうる化合物を使用し
て作った場合、このドーパントを適当な方法で除いてか
ら、新たにドーパントをドープしても良い。
ドーピングは化学的ドーピング、電気化学的ドーピング
のいずれの方法を採用してもにい。
のいずれの方法を採用してもにい。
化学的にドーピングするドーパントとしては、従来知ら
れている種々の電子受容性化合物および電子供与性化合
物、即ち、(1)ヨウ素、臭素およびヨウ化臭素の如き
ハロゲン、(II)五フッ化ヒ素、五フッ化アンチモン
、四フッ化ケイ素、五塩化リン、五フッ化リン、塩化ア
ルミニウム、臭化アルミニウムおよびフッ化アルミニウ
ムの如き金属ハ[1グン化物、(I[I)硫酸、硝酸、
フルオロ硫酸、トリフルオロメタン硫酸およびクロロ硫
酸の如きブし一1トン酸、(TV )三酸化イオウ、二
酸化窒素、ジフルオロスルホニルパーオキシドの如き酸
化剤、(V)AQ ClO2、(v■)テトラシアノエ
チレン、テトラシアノキノジメタン、フロラニール、2
,3−ジクロル−5,6−ジシアツバラベンゾキノン、
2.3−ジブロム−5,6−ジシアツバラベンゾキノン
、(■)Li、N81にの如きアルカリ金属等をあげる
ことができる。
れている種々の電子受容性化合物および電子供与性化合
物、即ち、(1)ヨウ素、臭素およびヨウ化臭素の如き
ハロゲン、(II)五フッ化ヒ素、五フッ化アンチモン
、四フッ化ケイ素、五塩化リン、五フッ化リン、塩化ア
ルミニウム、臭化アルミニウムおよびフッ化アルミニウ
ムの如き金属ハ[1グン化物、(I[I)硫酸、硝酸、
フルオロ硫酸、トリフルオロメタン硫酸およびクロロ硫
酸の如きブし一1トン酸、(TV )三酸化イオウ、二
酸化窒素、ジフルオロスルホニルパーオキシドの如き酸
化剤、(V)AQ ClO2、(v■)テトラシアノエ
チレン、テトラシアノキノジメタン、フロラニール、2
,3−ジクロル−5,6−ジシアツバラベンゾキノン、
2.3−ジブロム−5,6−ジシアツバラベンゾキノン
、(■)Li、N81にの如きアルカリ金属等をあげる
ことができる。
一方、電気化学的にドーピングするドーパントとしては
、(i)PF二、5bF=、ASF二、3bCusの如
きVa族の元素のハロゲン化物アニオン、BF;の如き
Na族の元素のハロゲン化物アニオン、I−(I3 )
、Sr −、Cl−の如きハロゲンアニオン、cfLo
雇の如き過塩素酸アニオンなどの陰イオン・ドーパント
および(1i)1i +、Na +、K+の如きア
ルカリ金属イオン、R4N+(R:炭素数1〜20の炭
化水素基)の如き4級アンモニウムイオンなどの陽イオ
ン・ドーパント等をあげることができるが、必ずしもこ
れ等に限定されるものではない。
、(i)PF二、5bF=、ASF二、3bCusの如
きVa族の元素のハロゲン化物アニオン、BF;の如き
Na族の元素のハロゲン化物アニオン、I−(I3 )
、Sr −、Cl−の如きハロゲンアニオン、cfLo
雇の如き過塩素酸アニオンなどの陰イオン・ドーパント
および(1i)1i +、Na +、K+の如きア
ルカリ金属イオン、R4N+(R:炭素数1〜20の炭
化水素基)の如き4級アンモニウムイオンなどの陽イオ
ン・ドーパント等をあげることができるが、必ずしもこ
れ等に限定されるものではない。
上述の陰イオン・ドーパントおよび陽イオン・ドーパン
トを与える化合物の具体例としてはLi PFa 、L
i Sb Fe 、Li As Fa 、・Li CU
C)+ 、Na r、Na PFe、Na Sb Fa
、Na AS Fa 、Na ClO2、K I、K
PFa 、KSbFe 、KAs Fa、KC交04、 ((n −3u )4 N) + ・ (AS
Fa >−、((n−8u)4 N)” ・(P
Fa )−1((n −3u )4 N)” ・Cl1
O+、LiA文C交4 、Li BF4 、No−As
Fe、NO2・As Fa 、No・BF4、NO2
・BF4 、No−PFaをあげることができるが必ず
しもこれ等に限定されるものではない。
トを与える化合物の具体例としてはLi PFa 、L
i Sb Fe 、Li As Fa 、・Li CU
C)+ 、Na r、Na PFe、Na Sb Fa
、Na AS Fa 、Na ClO2、K I、K
PFa 、KSbFe 、KAs Fa、KC交04、 ((n −3u )4 N) + ・ (AS
Fa >−、((n−8u)4 N)” ・(P
Fa )−1((n −3u )4 N)” ・Cl1
O+、LiA文C交4 、Li BF4 、No−As
Fe、NO2・As Fa 、No・BF4、NO2
・BF4 、No−PFaをあげることができるが必ず
しもこれ等に限定されるものではない。
これらのドーパントは一種類、または二種類以上を混合
して使用してもよい。
して使用してもよい。
前記以外の陰イオン・ドーパントとしては1」F2アニ
Aンであり、また、前記以外の陽イオン・ドーパントと
しては次式(ff)で表わされる(式中、Xは酸素原子
または窒素原子、R″は水素原子または炭素数が1〜1
5のアルキル基、炭素数6〜15のアリール(aryl
)基、Jで″はハロゲン原子または炭素数が1〜10
のアルキル基。
Aンであり、また、前記以外の陽イオン・ドーパントと
しては次式(ff)で表わされる(式中、Xは酸素原子
または窒素原子、R″は水素原子または炭素数が1〜1
5のアルキル基、炭素数6〜15のアリール(aryl
)基、Jで″はハロゲン原子または炭素数が1〜10
のアルキル基。
炭素数が6〜・15のアリール(aryl )基、mは
Xが酸素原子のときOであり、Xが窒素原子のとき1で
ある。、nはOまたは1〜5である。)または次式(I
[l)もしくは(IV)で表わされるカルボニウム・カ
チオン: および R4−□C” (IV
)(上式中、R1、R2、R3は水素原子(R1。
Xが酸素原子のときOであり、Xが窒素原子のとき1で
ある。、nはOまたは1〜5である。)または次式(I
[l)もしくは(IV)で表わされるカルボニウム・カ
チオン: および R4−□C” (IV
)(上式中、R1、R2、R3は水素原子(R1。
R2、R3は同時F二本素原子であることはない)、炭
素数1〜15のアルキル基、アリル(al・1y1)基
、炭素数6〜15のアリール(aryl )基または一
0R5基、但しR5は炭素数が1〜10のアルキル基ま
たは炭素数6〜15のアリール(aryl)基を示し、
R4は水素原素、炭素数が1〜15のアルキル基、炭素
数6〜15のアリール基である。〕 である。
素数1〜15のアルキル基、アリル(al・1y1)基
、炭素数6〜15のアリール(aryl )基または一
0R5基、但しR5は炭素数が1〜10のアルキル基ま
たは炭素数6〜15のアリール(aryl)基を示し、
R4は水素原素、炭素数が1〜15のアルキル基、炭素
数6〜15のアリール基である。〕 である。
用いられトIF2アニオンは通常、下記の一般式%式%
) (但し、上式中R′、R″は水素原子または炭素数が1
〜15のアルキル基、炭素数6〜15のアリール(ar
yl)基、R#は炭素数が1〜10のアルキル基、炭素
数6〜15のアリニル(aryl)基、Xは酸素原子ま
たは窒素原子、nはOまたは5以下の正の整数である。
) (但し、上式中R′、R″は水素原子または炭素数が1
〜15のアルキル基、炭素数6〜15のアリール(ar
yl)基、R#は炭素数が1〜10のアルキル基、炭素
数6〜15のアリニル(aryl)基、Xは酸素原子ま
たは窒素原子、nはOまたは5以下の正の整数である。
Mはアルカリ金属である〕で表わされる化合物(フッ化
水素塩)を適当な有機溶媒に溶解することによって得ら
れる。上式(V)、(Vl )および(Vl )で表わ
される化合物の具体例としてはH4N−HF2、 n−Bu < N−HF2、Na、、HF2、K・1−
HF2、Li −HF2および上記式(I)で表わされ
るビリリウムもしくはピリジニウムカチオンは、式(I
)で表わされるカブ−オンとC愛0;、BF;、A斐C
交;、Fe Cff1:i 、Sn C1i SPF;
、PCffi;、Sb F′G、AS Fa、CF3
5Oi % HF2等のアニオンとの塩を適当な有機溶
媒に溶解することによって得られる。そのような塩の具
体例としては (以下余白) 等をあげることができる。I 上記式(III)または(rV )で表わされるカルボ
ニウム・カチオンの具体例としては (C8H5) 3 G”、(CH3)3 G”、1−(
C” 、C6H5C+をあげることができる。
水素塩)を適当な有機溶媒に溶解することによって得ら
れる。上式(V)、(Vl )および(Vl )で表わ
される化合物の具体例としてはH4N−HF2、 n−Bu < N−HF2、Na、、HF2、K・1−
HF2、Li −HF2および上記式(I)で表わされ
るビリリウムもしくはピリジニウムカチオンは、式(I
)で表わされるカブ−オンとC愛0;、BF;、A斐C
交;、Fe Cff1:i 、Sn C1i SPF;
、PCffi;、Sb F′G、AS Fa、CF3
5Oi % HF2等のアニオンとの塩を適当な有機溶
媒に溶解することによって得られる。そのような塩の具
体例としては (以下余白) 等をあげることができる。I 上記式(III)または(rV )で表わされるカルボ
ニウム・カチオンの具体例としては (C8H5) 3 G”、(CH3)3 G”、1−(
C” 、C6H5C+をあげることができる。
これらのカルボニウムカチオンは、それらと陰イオンの
塩(カルボニウム塩)を適当な有機溶媒に溶解づること
ににって得られる。ここで用いられる陰イオンの代表例
としては、BF;、 −AIC交4 、A1Br 3
C愛” 、Fc C1<、SnC交; 、PFi:
、PCffi; 、Sb C1;、3b F6 、Cり
O: 、CF3803 ′8をあげることができ、また
、カルボニウム塩の具体例としては、例えば(06H5
)3 C−BF4、(CH3)30−BF4、HCO−
AffiClq、HCO−BF4 、C6H5Co−8
n Cu5等をあげることができる。
塩(カルボニウム塩)を適当な有機溶媒に溶解づること
ににって得られる。ここで用いられる陰イオンの代表例
としては、BF;、 −AIC交4 、A1Br 3
C愛” 、Fc C1<、SnC交; 、PFi:
、PCffi; 、Sb C1;、3b F6 、Cり
O: 、CF3803 ′8をあげることができ、また
、カルボニウム塩の具体例としては、例えば(06H5
)3 C−BF4、(CH3)30−BF4、HCO−
AffiClq、HCO−BF4 、C6H5Co−8
n Cu5等をあげることができる。
本発明の固体電解コンデンサは従来公知の固体電解コン
アンサに比較して下記の利点を有している。
アンサに比較して下記の利点を有している。
■ 高温加熱することなしに電解質層を形成できるので
陽極の酸化被膜の損傷がなく、補修のためのi極酸化(
再化成)を行なう必要がない。そのため、定格電圧を従
来の数倍にでき、同容量、同定格電圧のコンデンサを得
るのに、形状を小型化できる。
陽極の酸化被膜の損傷がなく、補修のためのi極酸化(
再化成)を行なう必要がない。そのため、定格電圧を従
来の数倍にでき、同容量、同定格電圧のコンデンサを得
るのに、形状を小型化できる。
■ もれ電流が小さい。
■ 高耐圧のコンデンサを作製できる。
■ 電解質の電尋度が102〜103S−CIll−1
と−U分に高いため、グラフ7イトなどの導電層を設け
る必要がない。そのため工程が簡略化され、コスト的に
も有利となる。
と−U分に高いため、グラフ7イトなどの導電層を設け
る必要がない。そのため工程が簡略化され、コスト的に
も有利となる。
本発明における固体コンデンサの陽極には、アルミニウ
ム、タリウム、ニオブ等の金属はく、またはそれらの金
属粉の焼結体が用いられる。金属はくの場合には表面を
エツチングして細孔をもたせる。金属はく、または焼結
体は、たとえばホウ酸アンモニウムの液中で電極酸化さ
れ誘電体の薄層が作られる。
ム、タリウム、ニオブ等の金属はく、またはそれらの金
属粉の焼結体が用いられる。金属はくの場合には表面を
エツチングして細孔をもたせる。金属はく、または焼結
体は、たとえばホウ酸アンモニウムの液中で電極酸化さ
れ誘電体の薄層が作られる。
本発明における電導性高分子化合物は、この誘電体の薄
層と接触し、一部が細孔の中まで進入する。第1図に本
発明の固体電解コンデンサで金属はくを使用した場合の
概略を示した。
層と接触し、一部が細孔の中まで進入する。第1図に本
発明の固体電解コンデンサで金属はくを使用した場合の
概略を示した。
以下実施例及び比較例を示()、本発明の詳細な説明す
る。
る。
各側の固体電解コンデンサの特性値を第1表に示した。
実施例1
厚さ100μmのアルミニウムはく(純度99.99%
ンをF!A極とし、直流、交流の交互使用して、はくの
表面を電気化学的にエツチングして平均細孔径2μmで
、比表面積が12rrt/9とした。次いでこのエツチ
ング処理したアルミニウムはくにホウ酸アンモニウムの
液中で電気化学的に誘電体の薄層を形成した。
ンをF!A極とし、直流、交流の交互使用して、はくの
表面を電気化学的にエツチングして平均細孔径2μmで
、比表面積が12rrt/9とした。次いでこのエツチ
ング処理したアルミニウムはくにホウ酸アンモニウムの
液中で電気化学的に誘電体の薄層を形成した。
フェノチアジン1.0gをアセトン15dにとかし前記
誘電体層に塗布し、減任脱気をくり返し充分細孔まぐ溶
液を満たした後、アセトンをドライアップした。続いて
三酸化イオウの蒸気を10時間あて、フェノチアジンの
重合と同時にドープをおこない、フェノチアジン三酸化
イオウからなる電導性高分子化合物を使った固体電解質
層を形成した。陰極にアルミニウムはくを使用し、樹脂
封口して固体電解コンデンサを作成した。このとき、電
導性高分子化合物の電導度は5S/C11lであった。
誘電体層に塗布し、減任脱気をくり返し充分細孔まぐ溶
液を満たした後、アセトンをドライアップした。続いて
三酸化イオウの蒸気を10時間あて、フェノチアジンの
重合と同時にドープをおこない、フェノチアジン三酸化
イオウからなる電導性高分子化合物を使った固体電解質
層を形成した。陰極にアルミニウムはくを使用し、樹脂
封口して固体電解コンデンサを作成した。このとき、電
導性高分子化合物の電導度は5S/C11lであった。
実施例2
フェノチアジンとメチルアイオダイドのメタノール溶液
から作ったN−メチルフエノチアジウムアイオダイド1
.3gを水30mにとかし、実施例1と同じ誘電体層を
もったアルミニウムはくに塗布した。減圧脱気をくり返
し充分細孔まで溶液に満たした接水を完全にドライアッ
プした。続いて精製したよう素を誘電体表面に昇華させ
た後、温度を120℃にした。瞬時に表面が黒色になり
重合が開始した。8時間後減圧下に乾燥させよう素を除
いたのち、三酸化イオウの蒸気をあてドープし、ポリ−
N−メチルフェノチアジニウムアイオダイド三酸化イオ
ウからなる電導性高分子化合物を使った固体電解質層を
形成した。陰極にアルミニウムはくを使用し、樹脂封口
して固体電解コンデンサを作成した。このとき電導性高
分子化合物の電導度は0.98/amであった。
から作ったN−メチルフエノチアジウムアイオダイド1
.3gを水30mにとかし、実施例1と同じ誘電体層を
もったアルミニウムはくに塗布した。減圧脱気をくり返
し充分細孔まで溶液に満たした接水を完全にドライアッ
プした。続いて精製したよう素を誘電体表面に昇華させ
た後、温度を120℃にした。瞬時に表面が黒色になり
重合が開始した。8時間後減圧下に乾燥させよう素を除
いたのち、三酸化イオウの蒸気をあてドープし、ポリ−
N−メチルフェノチアジニウムアイオダイド三酸化イオ
ウからなる電導性高分子化合物を使った固体電解質層を
形成した。陰極にアルミニウムはくを使用し、樹脂封口
して固体電解コンデンサを作成した。このとき電導性高
分子化合物の電導度は0.98/amであった。
実施例3
実施例1と同じ誘電体薄層をもったアルミニウムはくに
、フェノチアジン19とよう素19をアセトン20dに
とかした溶液を塗布し、減圧脱気をくり返し充分細孔ま
で溶液を満たした後アセトンをドライアップした。続い
て温度を120℃に上昇させ10時間反応させ、よう素
がドープしたポリフェノチアジンからなる電導性高分子
化合物を使った固体電解質層を形成した。陰極に5US
304の金属はくを使用し、樹脂封口して固体電解コン
デンサを作った。このとき、電導性高分子化合物の電導
疫は48/amであった。
、フェノチアジン19とよう素19をアセトン20dに
とかした溶液を塗布し、減圧脱気をくり返し充分細孔ま
で溶液を満たした後アセトンをドライアップした。続い
て温度を120℃に上昇させ10時間反応させ、よう素
がドープしたポリフェノチアジンからなる電導性高分子
化合物を使った固体電解質層を形成した。陰極に5US
304の金属はくを使用し、樹脂封口して固体電解コン
デンサを作った。このとき、電導性高分子化合物の電導
疫は48/amであった。
比較例1
実施例1と同じ誘電体層をもったアルミニウムはく、従
来の二酸化マンガンを固体電解質、陰極をアルミニウム
はくとして固体電解コンデンサを作った。
来の二酸化マンガンを固体電解質、陰極をアルミニウム
はくとして固体電解コンデンサを作った。
実施例4
Ta粉末の焼結体をリン酸水溶液中で陽極酸化して、誘
電体皮膜を形成させた後、Ta素子を、ポリフェノチア
ジン−エーテル溶液に浸漬し、乾燥する。この浸漬、乾
燥の操作をくり返した。次いでこの素子をNo中・BF
:のニトロメタン溶液に浸して、BF′4をドープし電
導性高分子化合物からなる固体電解質層を形成した。つ
いで銀ペーストで陰極を取り出しケースに入れ樹脂封口
し、固体電解コンデンサを作成した。このとぎ、電導性
高分子化合物の電導度は、3S/C11lであった。
電体皮膜を形成させた後、Ta素子を、ポリフェノチア
ジン−エーテル溶液に浸漬し、乾燥する。この浸漬、乾
燥の操作をくり返した。次いでこの素子をNo中・BF
:のニトロメタン溶液に浸して、BF′4をドープし電
導性高分子化合物からなる固体電解質層を形成した。つ
いで銀ペーストで陰極を取り出しケースに入れ樹脂封口
し、固体電解コンデンサを作成した。このとぎ、電導性
高分子化合物の電導度は、3S/C11lであった。
比較例2
従来の二酸化マンガン固体電解質からなるTa粉末焼結
体を使った固体電解コンデンサを作成した。実施例、比
較例の固体コンデンサの特性を比較したものを第1表に
示す。
体を使った固体電解コンデンサを作成した。実施例、比
較例の固体コンデンサの特性を比較したものを第1表に
示す。
(以下余白)
第 1 表
*25■の時の値
第1表から明らかなように、本発明によるドーバン1〜
をドープした電導性高分子化合物を電解質と1−る固体
電解コンデンサは従来の二酸化マンガンを電解質とする
固体電解コンデンサに比して誘電損失もれ電流か小さく
定格電圧が高く、高耐電圧の固体電解コンデンサを作成
することができる。
をドープした電導性高分子化合物を電解質と1−る固体
電解コンデンサは従来の二酸化マンガンを電解質とする
固体電解コンデンサに比して誘電損失もれ電流か小さく
定格電圧が高く、高耐電圧の固体電解コンデンサを作成
することができる。
また、本発明による固体電解コンデンサの容量×定格電
圧の値は二酸化マンガンを用いた固体電解コンデンサに
比して、大きく、同じ形状ならば大容量を得ることがで
きる。
圧の値は二酸化マンガンを用いた固体電解コンデンサに
比して、大きく、同じ形状ならば大容量を得ることがで
きる。
第1図は、本発明にJζる固体電解コンデンサの一例を
示す断面図である。 1・・・陽極リード線 2・・・陽極3・・・酸化被
膜 4・・・陰極5・・・陰極リード線 6・
・・電導性高分子化合物7・・・樹脂
示す断面図である。 1・・・陽極リード線 2・・・陽極3・・・酸化被
膜 4・・・陰極5・・・陰極リード線 6・
・・電導性高分子化合物7・・・樹脂
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (XはN又はN^+R)ここでRは水素原子又は炭素数
6以下の炭化水素) で表わされるくり返し単位を有する高分子化合物にドー
パントをドープして得られる電導性高分子化合物を固体
電解質とすることを特徴とする固体電解コンデンサ
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14139984A JPS6122614A (ja) | 1984-07-10 | 1984-07-10 | 固体電解コンデンサ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14139984A JPS6122614A (ja) | 1984-07-10 | 1984-07-10 | 固体電解コンデンサ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6122614A true JPS6122614A (ja) | 1986-01-31 |
JPH0558254B2 JPH0558254B2 (ja) | 1993-08-26 |
Family
ID=15291092
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14139984A Granted JPS6122614A (ja) | 1984-07-10 | 1984-07-10 | 固体電解コンデンサ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6122614A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6427501A (en) * | 1987-07-23 | 1989-01-30 | Chikatsu Usui | Stamping method to insole of shoes |
US5019949A (en) * | 1988-05-20 | 1991-05-28 | Sanyo Electric Co., Ltd. | Solid electrolytic capacitor |
-
1984
- 1984-07-10 JP JP14139984A patent/JPS6122614A/ja active Granted
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6427501A (en) * | 1987-07-23 | 1989-01-30 | Chikatsu Usui | Stamping method to insole of shoes |
JPH0468924B2 (ja) * | 1987-07-23 | 1992-11-04 | Chikatsu Usui | |
US5019949A (en) * | 1988-05-20 | 1991-05-28 | Sanyo Electric Co., Ltd. | Solid electrolytic capacitor |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0558254B2 (ja) | 1993-08-26 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |