JPS61225803A - 磁心及びその製造方法 - Google Patents
磁心及びその製造方法Info
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- JPS61225803A JPS61225803A JP60066753A JP6675385A JPS61225803A JP S61225803 A JPS61225803 A JP S61225803A JP 60066753 A JP60066753 A JP 60066753A JP 6675385 A JP6675385 A JP 6675385A JP S61225803 A JPS61225803 A JP S61225803A
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01F—MAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
- H01F1/00—Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties
- H01F1/01—Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials
- H01F1/03—Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials characterised by their coercivity
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- H01F1/14—Magnets or magnetic bodies characterised by the magnetic materials therefor; Selection of materials for their magnetic properties of inorganic materials characterised by their coercivity of soft-magnetic materials metals or alloys
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- H01F1/153—Amorphous metallic alloys, e.g. glassy metals
- H01F1/15316—Amorphous metallic alloys, e.g. glassy metals based on Co
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の技術分野〕
本発明は高周波における低保磁力、角形特性に優れ、か
つ熱安定性の高い非晶質合金を用いた磁気増幅器、半導
体回路用リアクトルなどの磁心及びその製造方法に関す
る。
つ熱安定性の高い非晶質合金を用いた磁気増幅器、半導
体回路用リアクトルなどの磁心及びその製造方法に関す
る。
〔発明の技術的背景とその問題点〕
電子計算機の周辺機器や一般通信機用の安定化電源とし
ては、近年、磁気増幅器を組込んだスイッチング電源が
広く用いられている。
ては、近年、磁気増幅器を組込んだスイッチング電源が
広く用いられている。
この磁気増幅器を構成する主要部は可飽和リアクトルで
あシ、角形磁化特性に優れた磁心材料が必要とされてい
る。従来、このような磁心材料としてはFe−Ni結晶
質合金からなるセンデルタ(商品名)が使用されてきた
。
あシ、角形磁化特性に優れた磁心材料が必要とされてい
る。従来、このような磁心材料としてはFe−Ni結晶
質合金からなるセンデルタ(商品名)が使用されてきた
。
しかしながら、センデルタは角形磁化特性には優れてい
るものの、20 kHz以上の高周波においては保磁力
が大きくなシ、うず電流損が増大して発熱し、使用不能
となる。このため、磁気増幅器を組込んだスイッチング
電源のスイッチング周波数は20 kHz以下に限られ
ていた。
るものの、20 kHz以上の高周波においては保磁力
が大きくなシ、うず電流損が増大して発熱し、使用不能
となる。このため、磁気増幅器を組込んだスイッチング
電源のスイッチング周波数は20 kHz以下に限られ
ていた。
一方、近年においては、スイッチング電源の小型化・軽
量化に対する要望とあいまって、ス。
量化に対する要望とあいまって、ス。
イツチング周波数をよ〕高周波化することが求められて
いるが、現在まで高周波における保磁力が小さく、かつ
角形特性及び熱安定性に浸れた磁心材料で満足のいくも
のは見出されていない。
いるが、現在まで高周波における保磁力が小さく、かつ
角形特性及び熱安定性に浸れた磁心材料で満足のいくも
のは見出されていない。
本発明は上記事情を考慮してなされたものであわ、高周
波における保磁力が小さく、角形特性及び熱安定性に優
れた磁心及びその製造方法を提供しようとするものであ
る・ 〔発明の概要〕 本発明者らは上記のような問題点を解消するために鋭意
研究を行なった結果、 Co−Fe−Si−B系で組成
、特にメタロイド元素であるSl及びBの組成を規定し
た非晶質合金を用いることKよシ、低保磁力かつ角形特
性、熱安定性の浸れた磁心が得られることを見出した。
波における保磁力が小さく、角形特性及び熱安定性に優
れた磁心及びその製造方法を提供しようとするものであ
る・ 〔発明の概要〕 本発明者らは上記のような問題点を解消するために鋭意
研究を行なった結果、 Co−Fe−Si−B系で組成
、特にメタロイド元素であるSl及びBの組成を規定し
た非晶質合金を用いることKよシ、低保磁力かつ角形特
性、熱安定性の浸れた磁心が得られることを見出した。
また、上記のように組成の規定された非晶質合金を用い
て磁心の形状に成形し、歪取〕熱処理を行なった後の冷
却速度を規定することによ)、磁場中熱処理なしで上記
のような良好な特性が得られることを見出した。
て磁心の形状に成形し、歪取〕熱処理を行なった後の冷
却速度を規定することによ)、磁場中熱処理なしで上記
のような良好な特性が得られることを見出した。
すなわち、本願筒1の発明の磁心は、次式4式%)
(ただし、0.02≦a≦0.08゜
0.3≦t≦0.5゜
26≦X≦32 )
にて表わされる非晶質合金からなシ、10 kHzでの
角形比が95チ以上であることを特徴とするものである
。
角形比が95チ以上であることを特徴とするものである
。
また、本願筒2の発明の磁心は、次式
4式%)
(ただし、MはNi、Mnのうち少なくとも1種。
b≦0.1 0 。
0.01≦C≦O110。
0、3≦m≦0,5゜
26≦y≦32 )
にて表わされる非晶質合金からな!り、10kH念゛で
の角形比が951以上であることを特徴とするものであ
る。
の角形比が951以上であることを特徴とするものであ
る。
また、本願筒3の発明の磁心は、次式
4式%)
(ただし、M′はTi Bv、er 、Cu 、Zr
、Nb 、Mo 、Hf 、Ta 。
、Nb 、Mo 、Hf 、Ta 。
W、白金族から選ばれる少な
くとも1種。
0.03≦d≦0.10゜
0.01≦e≦0.06゜
0.3≦n≦0,5゜
25≦2≦30 )
にて表わされる非晶質合金からなJ)−10kHzでの
角形比が951以上であることを特徴とするものである
。
角形比が951以上であることを特徴とするものである
。
更に、本願筒4の発明の磁心は、次式
4式%)
(次だし5MはNl、Muのうち少なくとも。
M′はTI 、V、Cr 、Cu 、Zr 、Nb 、
No 、Hf 、Ta 。
No 、Hf 、Ta 。
W、白金族から選ばれる少な
くとも1種。
f≦0.10゜
0.01≦g≦0.10. −
0.01≦h≦0.08゜
0.3≦p≦0.5゜
25≦W≦30 )
にて表わされる非晶質合金からなシ、10 kHzでの
角形比が951以上であることを特徴とするものである
。
角形比が951以上であることを特徴とするものである
。
本願第1〜第4の発明の磁心を構成する非晶質合金にお
いて最も重要となるのは、メタロイド元素であるSi及
びBの配合比である。すなわち、St及びBけ合金を非
晶質化するのに必須の成分であるが、特に低保持力、高
角形比及び高い熱安定性を有する磁心を得るためには、
SlとBとの配合比を示すL 、 m 、 n又はp
i 0.3〜0.5の範囲に規定し、S1リツチとす
ることが必要である。これは1.、m、n又けpが0.
3未満又は0.5を超える場合には、特に高角形比を得
るのが困難となシ、また磁気特性の熱安定性もやや悪く
なるためである。
いて最も重要となるのは、メタロイド元素であるSi及
びBの配合比である。すなわち、St及びBけ合金を非
晶質化するのに必須の成分であるが、特に低保持力、高
角形比及び高い熱安定性を有する磁心を得るためには、
SlとBとの配合比を示すL 、 m 、 n又はp
i 0.3〜0.5の範囲に規定し、S1リツチとす
ることが必要である。これは1.、m、n又けpが0.
3未満又は0.5を超える場合には、特に高角形比を得
るのが困難となシ、また磁気特性の熱安定性もやや悪く
なるためである。
本願筒1の発明の磁心を構成する非晶質合金の組成で、
Sl及びBの配合量を示すXの範囲を26〜32とした
のは、Xが26未満では保磁力が大きく、鉄損値が大き
くなるとともに、熱安定性も悪くなシ、一方32を超え
るとキエリ−′温゛度が低下して実用的でなくなるため
である。
Sl及びBの配合量を示すXの範囲を26〜32とした
のは、Xが26未満では保磁力が大きく、鉄損値が大き
くなるとともに、熱安定性も悪くなシ、一方32を超え
るとキエリ−′温゛度が低下して実用的でなくなるため
である。
また、Feは磁歪をOに調整するための元素であシ、を
及びXの値に応じてCoとの配合比を示す息を0.02
〜0.08の範囲で規定すれば、これが実現できる。
及びXの値に応じてCoとの配合比を示す息を0.02
〜0.08の範囲で規定すれば、これが実現できる。
本願第2の発明の磁心を構成する非晶質合金はCo −
Fa −Si−B系で角形比を増大させるとともに熱安
定性を改善させる金属M(MけNl、Mnのうち少なく
とも1種)が添加されたものである。
Fa −Si−B系で角形比を増大させるとともに熱安
定性を改善させる金属M(MけNl、Mnのうち少なく
とも1種)が添加されたものである。
本願第2の発明においてSt及びBの配合量を示すyの
範囲を26〜32としたのは、yが26未満では熱安定
性が悪くなシ、一方32を超えるとキュリー温度が低下
して実用的でなくなるためである。本願第2の発明にお
いてはCoに対するFe及びMの配合比を示すb汲びC
を規定することによシ磁歪0が達成されるが、その範囲
はbは0.1以下、Cは0.01〜0.1である。
範囲を26〜32としたのは、yが26未満では熱安定
性が悪くなシ、一方32を超えるとキュリー温度が低下
して実用的でなくなるためである。本願第2の発明にお
いてはCoに対するFe及びMの配合比を示すb汲びC
を規定することによシ磁歪0が達成されるが、その範囲
はbは0.1以下、Cは0.01〜0.1である。
本願第3の発明の磁心を構成する非晶質合〜金はCo
−Fe −Si−B系で熱安定性をよシ改善させる元素
M/ (ylはTI 、 V 、 Cr 、 Cu 、
Zr 、 Nb 、 Mo。
−Fe −Si−B系で熱安定性をよシ改善させる元素
M/ (ylはTI 、 V 、 Cr 、 Cu 、
Zr 、 Nb 、 Mo。
Hf、T&、W、白金族から選ばれる少なくとも1Si
)が添加されたものである。本願第3の発明においてs
i及びBの配合量を示す2の範囲を25〜30としたの
は、寡が25未満では熱安定性が良好でたくなシ、一方
30を超えるとキュリー温度が低下して実用的でなくな
るためである。本願第3の発明においてはn及び2の値
に応じてCo K対するFeの配合比を示すdを0.0
3〜0.lOの範囲で規定することKよシ磁歪0が達成
される。また、本願第3の発明でCoに対するM′の配
合比を示す・の範囲を0.01〜0.06とし九のは、
・が0.01未満では熱安定性を改善する効果が少なく
、一方0.06を超えるとキュリー温度が低下して実用
的でなくなるためである。
)が添加されたものである。本願第3の発明においてs
i及びBの配合量を示す2の範囲を25〜30としたの
は、寡が25未満では熱安定性が良好でたくなシ、一方
30を超えるとキュリー温度が低下して実用的でなくな
るためである。本願第3の発明においてはn及び2の値
に応じてCo K対するFeの配合比を示すdを0.0
3〜0.lOの範囲で規定することKよシ磁歪0が達成
される。また、本願第3の発明でCoに対するM′の配
合比を示す・の範囲を0.01〜0.06とし九のは、
・が0.01未満では熱安定性を改善する効果が少なく
、一方0.06を超えるとキュリー温度が低下して実用
的でなくなるためである。
本願第4の発明の磁心を構成する非晶質合金はCo−F
e−Si−B系で角形比を増大させるとともに熱安定性
を改善させる金属M及び熱安定性をよシ改善させる元素
M′が添加され友ものである。
e−Si−B系で角形比を増大させるとともに熱安定性
を改善させる金属M及び熱安定性をよシ改善させる元素
M′が添加され友ものである。
本願第4の発明においてSi及びBの配合量を示すWの
範囲を25〜30としたのは、Wが25未満では熱安定
性が良好でなぐなシ、一方30を超えるとキュリー温度
が低下して実用的でなくなるためである。本願第4の発
明においてCoに対するFe及びMの配合比を示すf及
びgの範囲と限定理由は上述した本願第2の発明で説明
したのと同様である。また、本願第3の発 、明におい
てCoに対するM′の配合比を示すhの範囲を0.01
〜0.08としたのは、hがo、oi未満では熱安定性
を改善する効果が少なく、一方0.08を超えるとキュ
リー温度が低下して実用的でなくなるためである。
範囲を25〜30としたのは、Wが25未満では熱安定
性が良好でなぐなシ、一方30を超えるとキュリー温度
が低下して実用的でなくなるためである。本願第4の発
明においてCoに対するFe及びMの配合比を示すf及
びgの範囲と限定理由は上述した本願第2の発明で説明
したのと同様である。また、本願第3の発 、明におい
てCoに対するM′の配合比を示すhの範囲を0.01
〜0.08としたのは、hがo、oi未満では熱安定性
を改善する効果が少なく、一方0.08を超えるとキュ
リー温度が低下して実用的でなくなるためである。
また、本願第5の発明の磁心の製造方法は、本願第1〜
第4の発明で用いられるような組成を有するCo −F
e −Si−B系の非晶質合金の薄帯を巻回又は積層し
、キュリー温度以上、結晶化温度以下で歪取力、のため
の熱処理を行なり次後、0.5〜b 徴とするものである。
第4の発明で用いられるような組成を有するCo −F
e −Si−B系の非晶質合金の薄帯を巻回又は積層し
、キュリー温度以上、結晶化温度以下で歪取力、のため
の熱処理を行なり次後、0.5〜b 徴とするものである。
一般に、非晶質合金は、所定組成比の合金素材を溶融状
態から10 ℃/秒以上の冷却速度で急冷すること(
液体急冷法)Kよって得られることが知られている。本
発明の非晶質合金も、上記した常法によって容易に製造
できる。この非晶質合金は1例えば単ロール法によって
製造された板状の薄帯として使用される。この場合、厚
み10μm未満の薄帯を製造す、ることは液体急冷法で
は実質的に困難であシ、また厚みが25μmを超えると
高周波における保磁力が増大するので、薄帯の厚みを1
0〜25μmの範囲に設定するのが好ましい。
態から10 ℃/秒以上の冷却速度で急冷すること(
液体急冷法)Kよって得られることが知られている。本
発明の非晶質合金も、上記した常法によって容易に製造
できる。この非晶質合金は1例えば単ロール法によって
製造された板状の薄帯として使用される。この場合、厚
み10μm未満の薄帯を製造す、ることは液体急冷法で
は実質的に困難であシ、また厚みが25μmを超えると
高周波における保磁力が増大するので、薄帯の厚みを1
0〜25μmの範囲に設定するのが好ましい。
本願第5の発明において、非晶質合金を磁心の形状に成
形し、歪取シ熱処理を行なった後の冷却速度を0.5〜
b 却速度が0.5℃/ min未満又は50℃/ mln
を超えると保磁力が大きく、鉄損値が大きくなるためで
ある。0.5〜b 低鉄損が得られるが、1〜b とすることがより好ましい。
形し、歪取シ熱処理を行なった後の冷却速度を0.5〜
b 却速度が0.5℃/ min未満又は50℃/ mln
を超えると保磁力が大きく、鉄損値が大きくなるためで
ある。0.5〜b 低鉄損が得られるが、1〜b とすることがより好ましい。
このような方法によシ、磁場中熱処理を行なうことなく
、低保磁力、高角形比を有し、かつこれら磁気特性の熱
安定性が極めて高い磁心を製造することができる。
、低保磁力、高角形比を有し、かつこれら磁気特性の熱
安定性が極めて高い磁心を製造することができる。
以下、本発明を実施例に基づいて詳細に説明する。
実施例1及び比較例I
CCo0,94FJ、06)72C”j−、Bx)28
にて表わされる非晶質合金のXを変化させた種々の組成
について、単ロール法によシ板厚18μm1幅10■の
長尺リボンを炸裂し、これを巻回して外径。
にて表わされる非晶質合金のXを変化させた種々の組成
について、単ロール法によシ板厚18μm1幅10■の
長尺リボンを炸裂し、これを巻回して外径。
18m5+、内径12■のトロイダルコアを成形した。
次に、これをキュリー温度以上、結晶化温度以下のR適
温度で熱処理した後、4℃/minの速度で冷却した。
温度で熱処理した後、4℃/minの速度で冷却した。
得られたコアに1次及び2次巻線を施し、10eの外部
磁場を印加して交流磁化測定装置を用いて交流ヒステリ
シス曲線を測定し、保磁力He及び角形比Br/B1
(Dr :残留磁束密度、B1:10eの磁場における
磁束密度)を求めた。10kHz及び50 kHz K
て測定した結果を第1図に示す。
磁場を印加して交流磁化測定装置を用いて交流ヒステリ
シス曲線を測定し、保磁力He及び角形比Br/B1
(Dr :残留磁束密度、B1:10eの磁場における
磁束密度)を求めた。10kHz及び50 kHz K
て測定した結果を第1図に示す。
第1図よシXが0.3から0.5までの範囲で、特に高
い角形比及び低保磁力が得られることがわかる。
い角形比及び低保磁力が得られることがわかる。
また、上述したようにして製造されたトロイダルコアの
うち、上記式中のXが0.4の非晶質合金を用いたもの
(実施例1)、Xが0.8の非晶質合金を用いたもの(
比較例1)について、スイッチング電源の磁気増幅器に
組み込み、130℃で2000時間、実動ニーソングを
行なった場合の鉄損値の変化を調べた。なお、測定条件
は3 kG 、 50 kHzであった。この結果を第
2図に示す。
うち、上記式中のXが0.4の非晶質合金を用いたもの
(実施例1)、Xが0.8の非晶質合金を用いたもの(
比較例1)について、スイッチング電源の磁気増幅器に
組み込み、130℃で2000時間、実動ニーソングを
行なった場合の鉄損値の変化を調べた。なお、測定条件
は3 kG 、 50 kHzであった。この結果を第
2図に示す。
第2図よシ実施例1のトロイダルコアは比較例1のもの
よ)も磁気特性の劣化が極めて小さく、熱安定性が高い
ことがわかる。
よ)も磁気特性の劣化が極めて小さく、熱安定性が高い
ことがわかる。
実施例2
(COQ、94”Q、06)71”、6B15なる組成
の非晶質合金を用い、上記実施例1と同様にして複数の
トロイダルコアを成形しfc。
の非晶質合金を用い、上記実施例1と同様にして複数の
トロイダルコアを成形しfc。
次に、得られ念複数のトロイダルコアをキ為す一温度以
上、結晶化温度以下の最適温度で熱処理した後、それぞ
れ異なる冷却速度で冷却し念。各トロイダルについて、
3 kG 、 50 kHzにおける鉄損を測定し次結
果を第3図に示す。
上、結晶化温度以下の最適温度で熱処理した後、それぞ
れ異なる冷却速度で冷却し念。各トロイダルについて、
3 kG 、 50 kHzにおける鉄損を測定し次結
果を第3図に示す。
第3図よシ冷却速度が0.5〜b
範囲で低い鉄損値が得られることがわかる。
実施例3〜10及び比較例2〜4
下記表に示す組成の非晶質合金を用い、上記実施例1と
同様にしてトロイダルコアを成形した。これらのトロイ
ダルコアをキュリー温度以上、結晶化温度以下の最適温
度で熱処理した後、10℃/ minの冷却速度で冷却
した。
同様にしてトロイダルコアを成形した。これらのトロイ
ダルコアをキュリー温度以上、結晶化温度以下の最適温
度で熱処理した後、10℃/ minの冷却速度で冷却
した。
これらのトロイダルコアについて、実施例1と同様にし
て10 kHz及び50 kHzにおける角形比ならび
に3 kG 、 50 kHzの条件での鉄損値を測定
した。これらの結果を下記表に併記する。
て10 kHz及び50 kHzにおける角形比ならび
に3 kG 、 50 kHzの条件での鉄損値を測定
した。これらの結果を下記表に併記する。
上記表から明らかなように、比較例2,3のトロイダル
コアけStとBとの配合比が本発明の範囲をはずれてい
るので、角形比が低く、鉄損値が大きい。これに対して
実施例3〜lOのトロイダルコアはいずれも高角形比及
び低鉄損値を示している。
コアけStとBとの配合比が本発明の範囲をはずれてい
るので、角形比が低く、鉄損値が大きい。これに対して
実施例3〜lOのトロイダルコアはいずれも高角形比及
び低鉄損値を示している。
以上詳述した如く本発明によれば、50 kHzの高周
波においても保磁力が0.20s以下と極めて小さく、
かつ角形比も95%以上と大きいうえに磁気特性の熱安
定性にも浸れ、磁気増幅器、半導体回路用リアクトルな
どに有用な磁心を得ることができ、工業的価値が極めて
大きいものである。
波においても保磁力が0.20s以下と極めて小さく、
かつ角形比も95%以上と大きいうえに磁気特性の熱安
定性にも浸れ、磁気増幅器、半導体回路用リアクトルな
どに有用な磁心を得ることができ、工業的価値が極めて
大きいものである。
第1図は本発明に係るトロイダルコアを構成する非晶質
合金のSiと Bとの配合比を示すXとトロイダルコア
の保磁力及び角形比との関係を示す特性図、第2図は本
発明の実施例1と比較例1のトロイダルコアの実動エー
ジングによる鉄損値の変化を示す特性図、第3図は本発
明の実施例2のトロイダルコアの熱処理後の冷却速度と
鉄損値との関係を示す特性図である。
合金のSiと Bとの配合比を示すXとトロイダルコア
の保磁力及び角形比との関係を示す特性図、第2図は本
発明の実施例1と比較例1のトロイダルコアの実動エー
ジングによる鉄損値の変化を示す特性図、第3図は本発
明の実施例2のトロイダルコアの熱処理後の冷却速度と
鉄損値との関係を示す特性図である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 (1)次式 (Co_1_−_aFe_a)_1_0_0_−_x(
Si_1_−_lB_l)_x(ただし、0.02≦a
≦0.08、 0.3≦l≦0.5 26≦x≦32) にて表わされる非晶質合金からなり、10kHzでの角
形比が95%以上であることを特徴とする磁心。 (2)次式 (Co_1_−_b_−_cFe_bM_c)_1_0
_0_−_y(Si_1_−_mB_m)_y(ただし
、MはNi、Mnのうち少なくとも1種、b≦0.10
、 0.01≦c≦0.10、 0.3≦m≦0.5、 26≦y≦32) にて表わされる非晶質合金からなり、10kHzでの角
形比が95%以上であることを特徴とする磁心。 (3)次式 (Co_1_−_d_−_eFe_dM’_e)_1_
0_0_−_z(Si_1_−_nB_n)_z(ただ
し、M’はTi、V、Cr、Cu、Zr、Nb、Mo、
Hf、Ta、W、白金属から選ばれる少な くとも1種、 0.03≦d≦0.10、 0.01≦e≦0.06、 0.3≦n≦0.5、 25≦z≦30) にて表わされる非晶質合金からなり、10kHzでの角
形比が95%以上であることを特徴とする磁心。 (4)次式 (Co_1_−_f_−_g_−_hFe_fM_gM
’_h)_1_0_0_−_w(Si_1_−_pB_
p)w(ただし、MはNi、Mnのうち少なくとも1種
、M’はTi、V、Cr、Cu、Zr、Nb、Mo、H
f、Ta、W、白金族から選ばれる少なく とも1種、 f≦0.10、 0.01≦g≦0.10、 0.01≦h≦0.08、 0.3≦p≦0.5、 25≦w≦30) にて表わされる非晶質合金からなり、10kHzでの角
形比が95%以上であることを特徴とする磁心。 (5)Co−Fe−Si−B系の非晶質合金の薄帯を巻
回又は積層し、キュリー温度以上、結晶化温度以下で熱
処理した後、0.5〜50℃/minの速度で冷却する
ことを特徴とする磁心の製造方法。 (6)Co−Fe−Si−B系の非晶質合金が、次式(
Co_1_−_aFe_a)_1_0_0_−_x(S
i_1_−_lB_l)_x(ただし、0.02≦a≦
0.08、 0.3≦l≦0.5、 26≦x≦32) にて表わされることを特徴とする特許請求の範囲第5項
記載の磁心の製造方法。 (7)Co−Fe−Si−B系の非晶質合金が、次式(
Co_1_−_b_−_cFe_bM_c)_1_0_
0_−_y(Si_1_−_mB_m)_y(ただし、
MはNi、Mnのうち少なくとも1種、 b≦0.10、 0.01≦c≦0.10、 0.3≦m≦0.5、 26≦y≦32) にて表わされることを特徴とする特許請求の範囲第5項
記載の磁心の製造方法。 (8)Co−Fe−Si−B系の非晶質合金が、次式(
Co_1_−_d_−_eFe_dM’_e)_1_0
_0_−_z(Si_1_−_nBn)_z(ただし、
M’はTi、V、Cr、Cu、Zr、Nb、Mo、Hf
、Ta、W、白金族から選ばれる 少なくとも1種、 0.03≦d≦0.10、 0.01≦e≦0.06、 0.3≦n≦0.5 25≦z≦30) にて表わされることを特徴とする特許請求の範囲第5項
記載の磁心の製造方法。 (9)Co−Fe−Si−B系の非晶質合金が、次式(
Co_1_−_f_−_g_−_hFe_fM_gM’
_h)_1_0_0_−_w(Si_1_−_pB_p
)_w(ただし、MはNi、Mnのうち少なくとも1種
、M’はTi、V、Cr、Cu、Zr、Nb、Mo、H
f、Ta、W、白金族から選ばれる少な くとも1種、 f≦0.10、 0.01≦g≦0.10、 0.01≦h≦0.08、 0.3≦p≦0.5 25≦w≦30) にて表わされることを特徴とする特許請求の範囲第5項
記載の磁心の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60066753A JPS61225803A (ja) | 1985-03-30 | 1985-03-30 | 磁心及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60066753A JPS61225803A (ja) | 1985-03-30 | 1985-03-30 | 磁心及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61225803A true JPS61225803A (ja) | 1986-10-07 |
Family
ID=13324957
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60066753A Pending JPS61225803A (ja) | 1985-03-30 | 1985-03-30 | 磁心及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61225803A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004176167A (ja) * | 2002-11-29 | 2004-06-24 | Toshiba Corp | アモルファス合金薄帯およびそれを用いた磁心 |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5343028A (en) * | 1976-09-30 | 1978-04-18 | Tohoku Daigaku Kinzoku Zairyo | Method of making amorphous alloy with high permeability |
JPS54131527A (en) * | 1978-04-05 | 1979-10-12 | Toshiba Corp | High-permeability amorphous alloy production |
JPS55158251A (en) * | 1979-05-25 | 1980-12-09 | Allied Chem | Amorphous metal alloy with improved magnetic property |
JPS5782454A (en) * | 1980-11-11 | 1982-05-22 | Hitachi Metals Ltd | Wound iron core |
JPS5831072A (ja) * | 1981-08-18 | 1983-02-23 | Toshiba Corp | 低保磁力・高角形性非晶質合金の製造方法 |
JPS6112856A (ja) * | 1984-06-26 | 1986-01-21 | Toshiba Corp | 高透磁率非晶質合金の製造方法 |
-
1985
- 1985-03-30 JP JP60066753A patent/JPS61225803A/ja active Pending
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2004176167A (ja) * | 2002-11-29 | 2004-06-24 | Toshiba Corp | アモルファス合金薄帯およびそれを用いた磁心 |
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