JPS61224392A - 導電性スキ−ジ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 、本発明は、スクリーン印刷技術を用いて導体や絶縁体
の厚膜部材を形成する時に用いる導電性スキージに関す
るものである。

（従来の技術）　　゛ 近年、厚膜ツタターンの形成法は、いろいろ試みられて
いるものの、依然としてスキージを使用したスクリーン
印刷が主流である。その理由は、本質的に単純にもかか
わらず、スキージの１シ、ットごとに、ペースト状イン
クの転写量を保ち、転写されたイースト状インクが正確
々・ぐターンを描き、かつ保たれることである。しかも
所定の厚みが容易に得られるため、電子回路の印刷に多
く利用されている。

以下、図面を参照しながら上述した従来の絶縁性スキー
ジを使用したスクリーン印刷装置の一例について説明す
る。第４図は従来の絶縁性スキージを使用したスクリー
ン印刷装置の断面図を示すもので、１は絶縁性プラスチ
ック基板２を吸着して乗せである印刷台、３は絶縁性プ
ラスチック基板・２ｔ−吸着するための吸引排気、４は
絶縁性スキージ、５は前記スキージ４を保持する金属製
ホルダー、６は導電性あるいは絶縁性のイースト状イン
ク、７は版面８を張設した版枠、１ｏは絶縁性スキージ
４が図中Ｙ方向に移動した場合Ｋ、絶縁性プラスチック
基板２の表面に印刷さ°れる導電性あるいは絶縁性の厚
膜印刷部である。

以上のように構成されたスクリーン印刷装置について、
以下その動作について説明する。まず版面８上に供給さ
れた導電性あるいは絶縁性のイースト状インク６は、版
面８上すなわち、ポリエステル、テトロン（登録商標）
、ナイロン（登録商標）、絹、ステンレス等からなるス
クリーン上を押圧しながら図中Ｙ方向に高速移動するス
キージ４によって、版面８の開孔部から導電性あるいは
絶縁性ペースト状インク６が吐出され、絶縁性プラスチ
ック基板２上に厚膜印刷部１０が形成される。

（発明が解決しようとする問題点） しかしながら、上記のような構成では、第５図に示す印
刷不良が発生する。以下図面に基づいて印刷不良につい
て説明する。第５図は従来の絶縁性スキージを使用した
スクリーン印刷装置で印刷された絶縁性プラスチック基
板表面を示す表面図である。第５図において、２は絶縁
性プラスチック基板、１０　ｍ　、１０　ｂ　ｅ　１０
　ｃは印刷された導電性あるいは絶縁性の厚膜印刷部、
６０．６１は前記印刷部１０ａ、１０ｂ　、１０ｃから
なるショート寸前不良、及びショート不良の欠陥部であ
る。

これらの上記欠陥部は下記原因により発生する。

ポリエステル、テトロン、ナイロン、絹、ステンレス等
からなるスクリーン上を例えば絶縁性ポリウレタン製ス
キージがスクリーンを押圧しながら高速移動するためＫ
、摩擦により、上記スキージが静電気を帯電し、印刷の
版離れ時に前記静電気の影響により、ペースト状インク
がピしたりして印刷不良が発生する。つまり絶縁性ポリ
ウレタン製スキージは、体積固有抵抗が１０（Ω・ｃｍ
）以上と電気絶縁性は大きく、固有抵抗が非常に高いの
で静電気を帯びやすく、またそれが容易に漏れないので
ある。よって印刷時に絶縁性ポリウレタン裂スキージに
静電気が帯電し印刷障害を惹き起し、欠陥部６０．６１
が発生する。

その対策として、一般的には印刷する直前に除電装置を
用いて絶縁性プラスチック基板に帯電した静電気を除去
しているが印刷工程以外の前工程で帯電した静電気は除
去できるが、印刷工程の印刷時に発生する静電気は本質
的に除去できなく印刷不良が発生するという問題点を有
していた。

本発明を上記問題点に鑑み、簡易な構成で良好な印刷の
できる導電性スキージを提供するものである。

（問題点を解決するための手段） 上記問題点を解決するために本発明のスキージは、導電
性を有するようにしたものである。

（作用） 本発明は上記した構成によって、スキージがポリエステ
ル、テトロン、ナイロン、絹、ステンレス等からなる版
面を、押圧高速移動し摩擦しても、静電気は導電性スキ
ージに帯電せず妃、アースへ流れる。よって電柵時の静
電気の影響による印刷不良は皆無となる。

（実施例） 以下本発明の一実施例の導電性スキージについて、図面
を参照し々から説明する。第１図は本発明の第１の実施
例における導電性スキージを使用したスクリーン印刷装
置の断面図を示すものである。第１図において１１は絶
縁性プラスチック基板１２を吸着して乗せである印刷台
、１３は絶縁性プラスチック基板１２を吸着するための
吸引排気、１４は導電性スキージ、１５は前記スキージ
１４を保持する金属製ホルダー、１６は導電性あるいは
絶縁性イースト状インク、１７はポリエステル、テトロ
ン、ナイロン、絹、ステンレス等力らなる版面１８ｔ−
張設した版枠であシ、２ｏは導電性スキージ１４が図中
Ｙ方向に移動した場合に、絶縁性プラスチック基板１２
の表面に印刷される導電性あるいは絶縁性の厚膜印刷部
であり、３゜は金属製ホルダー１５を介して導電性スキ
ージ１４の一端部から電気的にアース接地する導体であ
る。

以上のように構成されたスクリーン印刷装置について以
下説明する。第１図は本発明の導電性スキージを使用し
たスクリーン印刷装置の動作を説明するための断面図で
あり、第２図は上記導電性スキージを使用して得られた
良好な厚膜印刷部を示す表面図である。

まず第１図におりて、絶縁性プラスチック基板１２は印
刷台１１に吸引排気１３によって吸着される。一方、ス
クリーン面は版面１８に供給された導電性あるいは絶縁
性イースト状インク１６を、版面１８上すなわち、ポリ
エステル、テトロン。

ナイロン、絹、ステンレス等からなるスクリーンを押圧
しながら図中Ｙ方向に高速移動する導電性スキージ１４
によって、版面１８の開孔部から導電性あるいは絶縁性
波−スト状インク１６が吐出され、絶縁性プラスチック
基板１２上に厚膜印刷部２０（２０ｍ、２０ｂ、２０ｃ
）が形成される。

以上のように、本実施例によれば、厚膜印刷用スクリー
ン印刷機に使用されるスキージを導電性にすることによ
り、導電性スキージが版面を高速で抑圧移動し摩擦して
も、静電気は導電性スキージに帯電せずにアースへ流れ
る。よって印刷時における静電気の影響により、発生す
る印刷不良を皆無にすることができる。

なお、本実施例に使用した導電性スキージについて実験
の結果を表に示す。

表 （印刷結果二〇・・・良好、Δ・・・やや問題有り、×
・・・問題有シ）以下本発明の第２の実施例について、
図面を参照しながら説明する。

第３図は本発明の第２９実施例を示す導電性スキージの
断面図である。第３図（ａ）において、１４は導電性ス
キージであり、第１図の構成と同様なものである。第１
図の構成と異なるのは第３図の（ｂ）　、　（（り・の
ように導電性ゴム１９に絶縁性ゴム９を・合せて複合化
した点である。

以上のように、導電性ゴムと絶縁性ゴムを合せることに
よって、導電性プムによる静電気対策効果と絶縁性ゴム
による機械的強度維持の効果が得られる。

なお、第１の実施例において導電性スキージ１４は金属
製ホルダー１５ｔ−介して、前記スキージの一端部から
電気的にアース接地としたが、上記スキージの一端がス
クリーン印刷装置に電気的に短絡しているものであれば
、前記スクリーン印刷装置の一端から電気的にアース接
地してもよい。

（発明の効果） 以上のように本発明は厚膜印刷用スクリーン印刷機に使
用されるスキージを導電性とすることによシ、導電性ス
キージが版面を高速で押圧移動し摩擦しても、静電気は
導電性スキージに帯電せずにアースへ流れ、よって印刷
時における静電気の影響により発生する印刷不良を皆無
にすることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１の実施例における導電性スキージ
を使用したスクリーン印刷装置の断面図、第２図は第１
図の導電性スキージを使用して得られた良好な厚膜印刷
部を示す表面図、第３図は第２の実施例における導電性
スキージの断面図、第４図は従来の絶縁性スキージを使
用したスクリーン印刷装置を示す断面図、第５図は第４
図におけるスクリーン印刷装置を用いて印刷され几欠陥
部を示す表面図である。 １４・・・導電性スキージ、３０・・・アース接地。 第１図 １４・・・導（微スに一ジ 工・・・アース樗に 第２図 第３図 （ａ）　　　　　　　　　　（ｂ）　　　　　　　　　
　（ｃ）第４図 第５図

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）厚膜印刷用スクリーン印刷機に使用されるスキー
   ジを導電性としたことを特徴とする導電性スキージ。
2. （２）体積固有抵抗値が７×１０＾９（Ω・ｃｍ）以下
   で構成されていることを特徴とする特許請求範囲第（１
   ）項記載の導電性スキージ。
3. （３）材質がポリウレタン、天然ゴム、スチレンブタジ
   エン、ブチルゴム、ニトリルゴム、クロロプレンゴム、
   シリコンゴムの一種類のみの単体ゴムまたは、それらの
   混合物から構成されたことを特徴とする特許請求範囲第
   （１）項または第（２）項記載の導電性スキージ。