JP2004017512A - スクリーン印刷装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】パターン孔12aが設けられたマスクプレート12上でスキージングを行うことにより基板にペーストを印刷するスクリーン印刷装置において、マスクホルダ11に絶縁体11aを介して保持されたマスクプレート12にアース線18を接触させ、スキージ移動テーブル14のフレーム部を介して接地部21にマスクプレート12を導通させる。これにより、スクリーン印刷動作時の摩擦によって生じる静電気がマスクプレート12に帯電するのを防止して、マスクプレートの帯電に起因する不具合を防止することができる。
【選択図】 図2
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、基板にクリーム半田や導電性ペーストなどのペーストを印刷するスクリーン印刷装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
電子部品実装工程において、基板上にクリーム半田や導電性ペーストなどのペーストを印刷する方法としてスクリーン印刷が用いられている。この方法は、印刷対象部位に応じてパターン孔が設けられたマスクプレートを基板に当接させ、マスクプレート上にペーストを供給してスキージを摺動させることによってパターン孔を介して基板上にペーストを印刷するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
スキージをマスクプレートで摺動させるスキージングにおいては、金属の薄板で製作されたマスクプレートにエラストマなどの絶縁体より成るスキージを摩擦させることにより、静電気が発生する。マスクプレートは絶縁体を介してマスクホルダに保持されていることから、スキージングによって発生した静電気は除電されることなくマスクプレートに蓄積して、マスクプレートを高電位に帯電させる結果となる。そしてマスクプレートが帯電した状態のまま、スクリーン印刷動作が行われると、印刷対象の基板に既に実装されている電子部品が存在する場合には、これらの電子部品にダメージを与える場合がある。また印刷対象の基板が未実装基板である場合には、これらの基板がマスクプレートから導電した電荷によって帯電した状態のまま後工程に送られ、ここで実装される電子部品に対してダメージを与えるおそれがある。このように、従来のスクリーン印刷装置には、マスクプレートの帯電に起因する不具合を防止することができず、製品ダメージを誘発するという問題点があった。
【0004】
そこで本発明は、マスクプレートの帯電に起因する不具合を防止して、製品ダメージを減少させることができるスクリーン印刷装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載のスクリーン印刷装置は、パターン孔が設けられたマスクプレートを基板に当接させ、マスクプレート上にペーストを供給してスキージを摺動させることにより、パターン孔を介して基板にペーストを印刷するスクリーン印刷装置であって、前記マスクプレートを絶縁体を介して保持するマスクホルダと、マスクホルダに保持されたマスクプレートに対して下方から基板を位置決めする基板位置決め部と、マスクプレート上で前記スキージを水平移動させる移動手段と、装置外の接地線に接続された接地部と、この接地部と前記マスクプレートとを導通させるマスク接地手段とを備えた。
【0006】
本発明によれば、装置外の接地線に接続された接地部にマスクプレートを導通させるマスク接地手段を備えることにより、マスクプレートの帯電を防止して、マスクプレートの帯電に起因する不具合を防止することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
次に本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施の形態のスクリーン印刷装置の斜視図、図2(a)は本発明の一実施の形態のスクリーン印刷装置のスクリーンマスクの平面図、図2(b)は本発明の一実施の形態のスクリーン印刷装置のスクリーンマスクの側断面図、図3は本発明の一実施の形態のスクリーン印刷装置の部分斜視図である。
【0008】
まず図1を参照してスクリーン印刷装置の構造を説明する。図1において基台1上には基板を位置決めする基板位置決め部2が配設されている。基板位置決め部2はX軸テーブル3、Y軸テーブル4および送りねじ5によって昇降するZ軸テーブル6を段積みして構成されている。Z軸テーブル6上には基板8をクランパ9によって保持する基板保持部7が設けられている。
【0009】
基台1には、基板位置決め部2の上方に位置してスクリーン印刷部10が配設されている。スクリーン印刷部10は、マスクホルダ11およびマスクプレート12より成るスクリーンマスク、マスクプレート12上で摺動するスキージ13aを備えたスキージユニット13およびスキージ移動テーブル14を備えている。基板保持部7に基板8を保持させた状態で、基板位置決め部2のX,Y,Zの各軸テーブルを駆動することにより、保持した基板8をスクリーン印刷部10のマスクプレート12に対して位置合わせし、下方からマスクプレート12の下面に当接させて装着することができる。
【0010】
スキージ移動テーブル14は基台1上に立設された支柱16によって保持されている。スキージ移動テーブル14は送りねじ14b、モータ14aを備えており、モータ14aを駆動することにより、スキージユニット13は水平方向に移動する。スキージ移動テーブル14は、マスクプレート12上でスキージ13aを水平移動させる移動手段となっている。
【0011】
スキージユニット13はシリンダ15によって上下動する一対のスキージ13aを備えており、基板8をスクリーン印刷部10の下方に位置させてマスクプレート12を基板8の上面に当接させた状態で、シリンダ15を駆動することによりスキージ13aは下降してその下端部がマスクプレート12の上面に当接する。
【0012】
マスクプレート12上にペーストであるクリーム半田が供給された状態でスキージ移動テーブル14を駆動することにより、スキージ13aはマスクプレート12上を摺動してクリーム半田をマスクプレート12上で掻き寄せる。このスキージング動作により、マスクプレート12に形成されたパターン孔12a(図2(a)参照)内にはクリーム半田が充填され、これによりクリーム半田はパターン孔12aを介して基板8に印刷される。
【0013】
ここでマスクプレート12について図2を参照して説明する。マスクプレート12は薄板状の金属であり、マスクプレート12の周囲は絶縁体11aを介して矩形枠状のマスクホルダ11に保持されている。スクリーン印刷動作においては、スキージ13aがマスクプレート12上を摺動する際や、マスククリーニングの際の摩擦によって静電気が発生するが、上述のようにマスクプレート12は周囲を絶縁体11aを介して保持されていることから、スクリーン印刷動作を反復して行うことによりマスクプレート12は静電気によって高電位に帯電する。
【0014】
このようにマスクプレート12が帯電した状態のまま、スクリーン印刷動作が行われると、印刷対象の基板に既に実装されている電子部品が存在する場合には、これらの電子部品にダメージを与える場合がある。また印刷対象の基板が未実装基板である場合には、これらの基板がマスクプレートから導電した電荷によって帯電した状態のまま後工程に送られ、ここで実装される電子部品に対してダメージを与えるおそれがある。
【0015】
そこで本実施の形態のスクリーン印刷装置では、図2に示すように、マスクプレート12に蓄積された静電気を、スキージ移動テーブル14のフレーム部を介して、装置外の接地線に接続された接地部21(図1も参照)に逃がすため、除電用のアース線18によってマスクプレート12とスキージ移動テーブル14のフレーム部とを導通させるようにしている。したがって、アース線18は、接地部21とマスクプレート12とを導通させるマスク接地手段となっている。アース線18を連結する部位としては、スキージ移動テーブル14以外の装置本体のフレーム部であってもよい。
【0016】
ここでは、マグネットを備えた接触子18aが接続された導線をスキージ移動テーブル14に固定端子18bによって結線するようにしている。これにより、印刷動作時の必要なときのみアース線18をマスクプレート12と導通させ、マスクプレート交換時など、除電が不要なときには簡単にアース線18を取り外すことができる。
【0017】
なお、マグネット式の接触子18aを備えたアース線18を用いる代わりに、図3(a)に示すように、接地部21と導通した導電性マット19をマスクプレート12に密着させることによってマスクプレート12の除電を行うようにしてもよい。さらには、図3(b)に示すように、接地部21と導通した除電ブラシ20をマスクプレート12の表面に接触させるようにしてもよい。
【0018】
このように、マスクプレート12を除電することにより、スクリーン印刷動作を反復する過程においてマスクプレート12の帯電を防止して、電子部品へのダメージなど、帯電に起因する不具合を防止することができる。
【0019】
【発明の効果】
本発明によれば、装置外の接地線に接続された接地部にマスクプレートを導通させるマスク接地手段を備えたので、マスクプレートの帯電を防止して、マスクプレートの帯電に起因する不具合を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態のスクリーン印刷装置の斜視図
【図2】(a)本発明の一実施の形態のスクリーン印刷装置のスクリーンマスクの平面図
(b)本発明の一実施の形態のスクリーン印刷装置のスクリーンマスクの側断面図
【図3】本発明の一実施の形態のスクリーン印刷装置の部分斜視図
【符号の説明】
2 基板位置決め部
8 基板
10 スクリーン印刷部
11 マスクホルダ
12 マスクプレート
13 スキージユニット
18 アース線
21 接地部
Claims (1)
- パターン孔が設けられたマスクプレートを基板に当接させ、マスクプレート上にペーストを供給してスキージを摺動させることにより、パターン孔を介して基板にペーストを印刷するスクリーン印刷装置であって、前記マスクプレートを絶縁体を介して保持するマスクホルダと、マスクホルダに保持されたマスクプレートに対して下方から基板を位置決めする基板位置決め部と、マスクプレート上で前記スキージを水平移動させる移動手段と、装置外の接地線に接続された接地部と、この接地部と前記マスクプレートとを導通させるマスク接地手段とを備えたことを特徴とするスクリーン印刷装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002176847A JP2004017512A (ja) | 2002-06-18 | 2002-06-18 | スクリーン印刷装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2002176847A JP2004017512A (ja) | 2002-06-18 | 2002-06-18 | スクリーン印刷装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004017512A true JP2004017512A (ja) | 2004-01-22 |
Family
ID=31175040
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2002176847A Pending JP2004017512A (ja) | 2002-06-18 | 2002-06-18 | スクリーン印刷装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2004017512A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR100887056B1 (ko) | 2007-11-29 | 2009-03-04 | 삼성전기주식회사 | 스크린 인쇄장치 |
WO2015004768A1 (ja) | 2013-07-11 | 2015-01-15 | 富士機械製造株式会社 | スクリーン印刷方法及びスクリーン印刷装置 |
CN106051031A (zh) * | 2016-06-29 | 2016-10-26 | 昆山国显光电有限公司 | 用于减少搬运小车装载振动的装置及其方法 |
-
2002
- 2002-06-18 JP JP2002176847A patent/JP2004017512A/ja active Pending
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