JP2004017511A - スクリーン印刷装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】パターン孔12aが設けられたマスクプレート12上でスキージングを行うことにより基板にペーストを印刷するスクリーン印刷装置において、マスクホルダ11に絶縁体11aを介して保持されたマスクプレート12の両側に除電ブロア17を配置し、イオンを含む除電気帯をマスクプレート12に吹き付けることにより、スクリーンマスク12を含む除電対象範囲の空間に除電雰囲気を形成する。これにより、スクリーン印刷動作時の摩擦によって生じる静電気がマスクプレート12に帯電するのを防止して、マスクプレートの帯電に起因する不具合を防止することができる。
【選択図】 図2
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、基板にクリーム半田や導電性ペーストなどのペーストを印刷するスクリーン印刷装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
電子部品実装工程において、基板上にクリーム半田や導電性ペーストなどのペーストを印刷する方法としてスクリーン印刷が用いられている。この方法は、印刷対象部位に応じてパターン孔が設けられたマスクプレートを基板に当接させ、マスクプレート上にペーストを供給してスキージを摺動させることによってパターン孔を介して基板上にペーストを印刷するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
スキージをマスクプレートで摺動させるスキージングにおいては、金属の薄板で製作されたマスクプレートにエラストマなどの絶縁体より成るスキージを摩擦させることにより、静電気が発生する。マスクプレートは絶縁体を介してマスクホルダに保持されていることから、スキージングによって発生した静電気は除電されることなくマスクプレートに蓄積して、マスクプレートを高電位に帯電させる結果となる。
【0004】
そしてマスクプレートが帯電した状態のまま、スクリーン印刷動作が行われると、印刷対象の基板に既に実装されている電子部品が存在する場合には、これらの電子部品にダメージを与える場合がある。また印刷対象の基板が未実装基板である場合には、これらの基板がマスクプレートから導電した電荷によって帯電した状態のまま後工程に送られ、ここで実装される電子部品に対してダメージを与えるおそれがある。このように、従来のスクリーン印刷装置には、マスクプレートなどのスクリーン印刷機構の帯電に起因する不具合を防止することができず、製品ダメージを誘発するという問題点があった。
【0005】
そこで本発明は、スクリーン印刷機構各部の帯電に起因する不具合を防止して、製品ダメージを減少させることができるスクリーン印刷装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載のスクリーン印刷装置は、パターン孔が設けられたマスクプレートを基板に当接させ、マスクプレート上にペーストを供給してスキージを摺動させることにより、パターン孔を介して基板にペーストを印刷するスクリーン印刷装置であって、前記マスクプレートを絶縁体を介して保持するマスクホルダと、マスクホルダに保持されたマスクプレートに対して下方から基板を位置決めする基板位置決め部と、マスクプレート上で前記スキージを水平移動させる移動手段と、少なくとも前記スクリーンマスクを含む除電対象範囲の空間に除電雰囲気を形成することにより、前記除電対象範囲に帯電した静電気を除去する。
【0007】
請求項2記載のスクリーン印刷装置は、請求項1記載のスクリーン印刷装置であって、前記除電雰囲気は、スクリーン印刷装置内部に配置された除電用気体発生装置によって形成される。
【0008】
請求項3記載のスクリーン印刷装置は、請求項1記載のスクリーン印刷装置であって、前記除電雰囲気は、スクリーン印刷装置の外部に独立して配置された除電用気体発生装置から配管を介して前記除電対象範囲に除電用気体を導くことによって形成される。
【0009】
本発明によれば、少なくともスクリーンマスクを含む除電対象範囲の空間に除電雰囲気を形成して除電対象範囲に帯電した静電気を除去することにより、スクリーン印刷機構各部の帯電に起因する不具合を防止して、製品ダメージを減少させることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
次に本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施の形態のスクリーン印刷装置の斜視図、図2、図3は本発明の一実施の形態のスクリーン印刷装置のスクリーン印刷部の側断面図である。
【0011】
まず図1を参照してスクリーン印刷装置の構造を説明する。図1において基台1上には基板を位置決めする基板位置決め部2が配設されている。基板位置決め部2はX軸テーブル3、Y軸テーブル4および送りねじ5によって昇降するZ軸テーブル6を段積みして構成されている。Z軸テーブル6上には基板8をクランパ9によって保持する基板保持部7が設けられている。
【0012】
基台1には、基板位置決め部2の上方に位置してスクリーン印刷部10が配設されている。スクリーン印刷部10は、マスクホルダ11およびマスクプレート12より成るスクリーンマスク、マスクプレート12上で摺動するスキージ13aを備えたスキージユニット13およびスキージ移動テーブル14を備えている。基板保持部7に基板8を保持させた状態で、基板位置決め部2のX,Y,Zの各軸テーブルを駆動することにより、保持した基板8をスクリーン印刷部10のマスクプレート12に対して位置合わせし、下方からマスクプレート12の下面に当接させて装着することができる。
【0013】
スキージ移動テーブル14は基台1上に立設された支柱16によって保持されている。スキージ移動テーブル14は送りねじ14b、モータ14aを備えており、モータ14aを駆動することにより、スキージユニット13は水平方向に移動する。スキージ移動テーブル14は、マスクプレート12上でスキージ13aを水平移動させる移動手段となっている。
【0014】
スキージユニット13はシリンダ15によって上下動する一対のスキージ13aを備えており、基板8をスクリーン印刷部10の下方に位置させてマスクプレート12を基板8の上面に当接させた状態で、シリンダ15を駆動することによりスキージ13aは下降してその下端部がマスクプレート12の上面に当接する。
【0015】
マスクプレート12上にペーストであるクリーム半田が供給された状態でスキージ移動テーブル14を駆動することにより、スキージ13aはマスクプレート12上を摺動してクリーム半田をマスクプレート12上で掻き寄せる。このスキージング動作により、マスクプレート12に形成されたパターン孔12a内にはクリーム半田が充填され、これによりクリーム半田はパターン孔12aを介して基板8に印刷される。
【0016】
上記構成において、基板位置決め部2およびスクリーン印刷部10は、基台1上に立設されたカバー部21によって閉囲されており、スクリーン印刷装置内部と装置外部との間の空気の流れが遮断されるようになっている。
【0017】
次に図2を参照してマスクプレート12およびマスクプレート12を含むスクリーン印刷機構周辺の除電対象範囲について説明する。図2において、マスクプレート12は薄板状の金属であり、マスクプレート12の周囲は絶縁体11aを介して矩形枠状のマスクホルダ11に保持されている。スクリーン印刷動作においては、スキージ13aがマスクプレート12上を摺動する際やマスククリーニングの際の摩擦によって静電気が発生するが、上述のようにマスクプレート12は周囲を絶縁体11aを介して保持されていることから、スクリーン印刷動作を反復して行うことによりマスクプレート12は静電気によって高電位に帯電する。
【0018】
このようにマスクプレート12が帯電した状態のまま、スクリーン印刷動作が行われると、印刷対象の基板に既に実装されている電子部品が存在する場合には、これらの電子部品にダメージを与える場合がある。また印刷対象の基板が未実装基板である場合には、これらの基板がマスクプレートから導電した電荷によって帯電した状態のまま後工程に送られ、ここで実装される電子部品に対してダメージを与えるおそれがある。
【0019】
そこで本実施の形態に示すスクリーン印刷装置では、図2に示すように、マスクプレート12の両側に除電ブロア17(除電用気体発生装置)を配置し、スクリーンマスク12に対して両側からイオンを含む空気を吹き付けるようにしている。これにより、スクリーンマスク12やスキージユニット13などを含む除電対象範囲の周囲の空間に除電雰囲気が形成され、除電対象範囲に帯電した静電気が除去される。
【0020】
すなわちこの例では、除電雰囲気は、スクリーン印刷装置内部に配置された除電用気体発生装置によって形成される。なお、除電ブロア17の代わりに、細長いバー形状の除電バーや、イオンを含む気体を噴出させる除電ノズルをマスクプレート12の周囲に固定配置、またはスキージユニット13と一体的に移動可能に配置してもよい。
【0021】
図3は、スクリーン印刷装置の外部に独立して配置された除電用気体発生装置から、配管を介してスクリーン印刷装置内部の除電対象範囲に除電用気体を導くことによって、除電雰囲気を形成する例を示している。図3に示すように、マスクプレート12の両側には、エア吹き出し部18が配置されており、エア吹き出し部18は、配管ダクト19を介してスクリーン印刷装置の外部に配置された除電用気体発生装置に接続されている。
【0022】
ここに示す例では、除電用気体発生装置を、イオナイザ20と温調送風機22によって構成している。すなわち、マスクプレート12上の温度雰囲気を調整するための温調送風機22のエア吹き出し部にイオナイザ20を装備することにより、エア吹き出し部18から温度調整され且つ除電用のイオンを含む気体がマスクプレート12に対して吹き付けられる。これにより、図2に示す例と同様に、スクリーンマスク12やスキージユニット13などを含む除電対象範囲の周囲の空間に除電雰囲気が形成され、除電対象範囲に帯電した静電気が除去される。
【0023】
【発明の効果】
本発明によれば、少なくともスクリーンマスクを含む除電対象範囲の空間に除電雰囲気を形成して除電対象範囲に帯電した静電気を除去するようにしたので、スクリーン印刷機構各部の帯電に起因する不具合を防止して、製品ダメージを減少させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態のスクリーン印刷装置の斜視図
【図2】本発明の一実施の形態のスクリーン印刷装置のスクリーン印刷部の側断面図
【図3】本発明の一実施の形態のスクリーン印刷装置のスクリーン印刷部の側断面図
【符号の説明】
2 基板位置決め部
8 基板
10 スクリーン印刷部
11 マスクホルダ
12 マスクプレート
13 スキージユニット
17 除電ブロア
18 エア吹き出し部
20 イオナイザ
22 温調送風機
Claims (3)
- パターン孔が設けられたマスクプレートを基板に当接させ、マスクプレート上にペーストを供給してスキージを摺動させることにより、パターン孔を介して基板にペーストを印刷するスクリーン印刷装置であって、前記マスクプレートを絶縁体を介して保持するマスクホルダと、マスクホルダに保持されたマスクプレートに対して下方から基板を位置決めする基板位置決め部と、マスクプレート上で前記スキージを水平移動させる移動手段と、少なくとも前記スクリーンマスクを含む除電対象範囲の空間に除電雰囲気を形成することにより、前記除電対象範囲に帯電した静電気を除去することを特徴とするスクリーン印刷装置。
- 前記除電雰囲気は、スクリーン印刷装置内部に配置された除電用気体発生装置によって形成されることを特徴とする請求項1記載のスクリーン印刷装置。
- 前記除電雰囲気は、スクリーン印刷装置の外部に独立して配置された除電用気体発生装置から配管を介して前記除電対象範囲に除電用気体を導くことによって形成されることを特徴とする請求項1記載のスクリーン印刷装置。
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CN112455067A (zh) * | 2020-11-25 | 2021-03-09 | 江西捷美软包装有限公司 | 一种印刷机防静电辅助装置及方法 |
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