JP2000153217A - 非導電性被塗装物の静電塗装方法 - Google Patents
非導電性被塗装物の静電塗装方法Info
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- JP2000153217A JP2000153217A JP10368448A JP36844898A JP2000153217A JP 2000153217 A JP2000153217 A JP 2000153217A JP 10368448 A JP10368448 A JP 10368448A JP 36844898 A JP36844898 A JP 36844898A JP 2000153217 A JP2000153217 A JP 2000153217A
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- electrostatic
- coated
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- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】非導電性の非塗装物に、前処理することなく静
電塗装を行う。 【構成】導電性のある塗料または静電助剤を加えて抵抗
値を低下させた塗料を用い、導電性のある台、治具また
はコンベアに被塗装物を載せ、被塗装物と導電性のある
台、治具またはコンベアの接点位置から塗装することに
より、塗料から導電性のある台、治具またはコンベアを
通じて、塗料の電荷をアースすることによって、前処理
することなく静電塗装を行う。
電塗装を行う。 【構成】導電性のある塗料または静電助剤を加えて抵抗
値を低下させた塗料を用い、導電性のある台、治具また
はコンベアに被塗装物を載せ、被塗装物と導電性のある
台、治具またはコンベアの接点位置から塗装することに
より、塗料から導電性のある台、治具またはコンベアを
通じて、塗料の電荷をアースすることによって、前処理
することなく静電塗装を行う。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、非導電性被塗装物の静
電塗装方法に関する。
電塗装方法に関する。
【0002】
【従来の技術】静電塗装は、高塗着効率の塗装方法とし
て広く行われているが、被塗装物が絶縁物の場合、静電
気がアース側に流れないため、従来は前処理として界面
活性剤などを事前にワーク表面に塗布し、ワークの表面
抵抗を下げることで静電気をアース側に流れるようにし
て静電塗装を可能にしていた。
て広く行われているが、被塗装物が絶縁物の場合、静電
気がアース側に流れないため、従来は前処理として界面
活性剤などを事前にワーク表面に塗布し、ワークの表面
抵抗を下げることで静電気をアース側に流れるようにし
て静電塗装を可能にしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前処理
として界面活性剤などを事前にワーク表面に塗布し、表
面抵抗を下げることは、前処理の設備が必要になるとと
もに、工程の増加となり、塗装のコスト高および生産効
率の低下を招くため、工程を増加させることなく、絶縁
物の被塗装物に静電塗装をする塗装方法が望まれてい
た。
として界面活性剤などを事前にワーク表面に塗布し、表
面抵抗を下げることは、前処理の設備が必要になるとと
もに、工程の増加となり、塗装のコスト高および生産効
率の低下を招くため、工程を増加させることなく、絶縁
物の被塗装物に静電塗装をする塗装方法が望まれてい
た。
【0004】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るため、導電性のある塗料または、塗料の抵抗値を静電
助剤などで極端に低下させ、ワークと金属治具の接点か
ら順に静電塗装することによって、導電性ワークと同等
の静電効果を出しながら塗装することができる。
るため、導電性のある塗料または、塗料の抵抗値を静電
助剤などで極端に低下させ、ワークと金属治具の接点か
ら順に静電塗装することによって、導電性ワークと同等
の静電効果を出しながら塗装することができる。
【0005】
【作用】塗装開始時に、ワークと導電性の治具の接点か
ら塗装を行うことによって、被塗装物に塗着した塗料の
電荷が、すでに塗着している導電性の塗料から導電性の
治具を通ってアースされるため、帯電することなく静電
効果が得られる。
ら塗装を行うことによって、被塗装物に塗着した塗料の
電荷が、すでに塗着している導電性の塗料から導電性の
治具を通ってアースされるため、帯電することなく静電
効果が得られる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は、本発明の実施例の構成を示す。静電塗装
を行う非導電性の被塗装物1を導電性の治具2の上に設
置し、塗装開始時に、図のAの部分で、導電性の治具2
と非導電性の被塗装物1とをつなぐように、図示されて
いない静電助剤で抵抗値を低下させた塗料を静電ガン3
から塗布し、塗膜4を形成していく。
する。図1は、本発明の実施例の構成を示す。静電塗装
を行う非導電性の被塗装物1を導電性の治具2の上に設
置し、塗装開始時に、図のAの部分で、導電性の治具2
と非導電性の被塗装物1とをつなぐように、図示されて
いない静電助剤で抵抗値を低下させた塗料を静電ガン3
から塗布し、塗膜4を形成していく。
【0007】図2は、図1のAの部分を拡大した図で、
静電塗装するプロセスを示している。図2のaに示すよ
うに、まず非導電性の被塗装物1と導電性の治具2とを
つなぐように、塗装開始時の塗装によってできる塗膜5
を生成させる。その後、塗装開始時の塗装によってでき
る塗膜5に連続するように塗膜6を生成するように塗装
を進める。そのようにすることによって、静電塗装のた
め塗料に帯電している静電気を、図2の矢印に示すよう
に、塗膜6および塗膜5を通じて導電性の治具2からア
ースさせることができ、静電塗装を行うことができる。
静電塗装するプロセスを示している。図2のaに示すよ
うに、まず非導電性の被塗装物1と導電性の治具2とを
つなぐように、塗装開始時の塗装によってできる塗膜5
を生成させる。その後、塗装開始時の塗装によってでき
る塗膜5に連続するように塗膜6を生成するように塗装
を進める。そのようにすることによって、静電塗装のた
め塗料に帯電している静電気を、図2の矢印に示すよう
に、塗膜6および塗膜5を通じて導電性の治具2からア
ースさせることができ、静電塗装を行うことができる。
【0008】
【発明の効果】図3に本発明による静電塗装方法で塗装
を行った場合の、塗料の抵抗値と塗着効率の関係の一例
をグラフに示す。ABS製の被塗装物に2液型ウレタン
樹脂クリヤーを、静電ガンで塗装した場合のデータであ
る。
を行った場合の、塗料の抵抗値と塗着効率の関係の一例
をグラフに示す。ABS製の被塗装物に2液型ウレタン
樹脂クリヤーを、静電ガンで塗装した場合のデータであ
る。
【0009】この結果から、塗料の抵抗値が低下するこ
とによって塗着効率が上昇しており、本考案による静電
塗装効果が得られることがわかる。
とによって塗着効率が上昇しており、本考案による静電
塗装効果が得られることがわかる。
【図1】本発明の構成例
【図2】静電塗装するプロセス
【図3】本発明による静電塗装事例における塗料抵抗値
に対する塗着効率
に対する塗着効率
1:非導電性の被塗装物、2:導電性の治具、3:静電
ガン、4:塗膜、5:塗装開始時の塗装によってできる
塗膜、6:5の塗膜に連続するように生成される塗膜
ガン、4:塗膜、5:塗装開始時の塗装によってできる
塗膜、6:5の塗膜に連続するように生成される塗膜
Claims (2)
- 【請求項1】 非導電性被塗装物の導電性のある塗料で
の静電塗装において、導電性のある台、治具またはコン
ベアに被塗装物を載せ、被塗装物と導電性のある台、治
具またはコンベアの接点位置から塗装することにより、
塗料から導電性のある台、治具またはコンベアを通じ
て、塗料の電荷をアースすることを特徴とする静電塗装
方法。 - 【請求項2】 導電性の低い塗料に静電助剤を加え、塗
料の抵抗値を低下させて請求項1の静電塗装を行う静電
塗装方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10368448A JP2000153217A (ja) | 1998-11-17 | 1998-11-17 | 非導電性被塗装物の静電塗装方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10368448A JP2000153217A (ja) | 1998-11-17 | 1998-11-17 | 非導電性被塗装物の静電塗装方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000153217A true JP2000153217A (ja) | 2000-06-06 |
Family
ID=18491850
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10368448A Pending JP2000153217A (ja) | 1998-11-17 | 1998-11-17 | 非導電性被塗装物の静電塗装方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000153217A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008123031A1 (ja) | 2007-03-28 | 2008-10-16 | Aoki Science Institute Co., Ltd. | 鋳造用油性離型剤、塗布方法及び静電塗布装置 |
WO2010035468A1 (ja) | 2008-09-26 | 2010-04-01 | 株式会社青木科学研究所 | 金型用粉体含有油性潤滑剤、これを用いた静電塗布方法、及び静電塗布装置 |
CN106362913A (zh) * | 2015-07-21 | 2017-02-01 | 丰田自动车株式会社 | 静电喷涂方法 |
JPWO2015194307A1 (ja) * | 2014-06-18 | 2017-04-20 | 株式会社カネカ | 弾性管状体の製造方法 |
JP2017119746A (ja) * | 2015-12-28 | 2017-07-06 | ソマール株式会社 | 非導電性部材用粉体塗料及び非導電性部材の塗装方法 |
WO2018109321A1 (fr) * | 2016-12-15 | 2018-06-21 | Compagnie Plastic Omnium | Pièce en matière plastique de véhicule automobile munie d'éléments conducteurs électriques répartis sur sa surface |
-
1998
- 1998-11-17 JP JP10368448A patent/JP2000153217A/ja active Pending
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008123031A1 (ja) | 2007-03-28 | 2008-10-16 | Aoki Science Institute Co., Ltd. | 鋳造用油性離型剤、塗布方法及び静電塗布装置 |
US9120145B2 (en) | 2007-03-28 | 2015-09-01 | Aoki Science Institute Co., Ltd. | Oil type release agent for metal casting, spray method, and electrostatic spray apparatus |
WO2010035468A1 (ja) | 2008-09-26 | 2010-04-01 | 株式会社青木科学研究所 | 金型用粉体含有油性潤滑剤、これを用いた静電塗布方法、及び静電塗布装置 |
US8394461B2 (en) | 2008-09-26 | 2013-03-12 | Aoki Science Institute Co., Ltd. | Powder-containing oil based mold lubricant and method and apparatus for applying the lubricant |
JPWO2015194307A1 (ja) * | 2014-06-18 | 2017-04-20 | 株式会社カネカ | 弾性管状体の製造方法 |
US10315217B2 (en) | 2014-06-18 | 2019-06-11 | Kaneka Corporation | Method for manufacturing elastic tubular body |
CN106362913A (zh) * | 2015-07-21 | 2017-02-01 | 丰田自动车株式会社 | 静电喷涂方法 |
JP2017023926A (ja) * | 2015-07-21 | 2017-02-02 | トヨタ自動車株式会社 | 静電塗装方法 |
JP2017119746A (ja) * | 2015-12-28 | 2017-07-06 | ソマール株式会社 | 非導電性部材用粉体塗料及び非導電性部材の塗装方法 |
WO2018109321A1 (fr) * | 2016-12-15 | 2018-06-21 | Compagnie Plastic Omnium | Pièce en matière plastique de véhicule automobile munie d'éléments conducteurs électriques répartis sur sa surface |
FR3060448A1 (fr) * | 2016-12-15 | 2018-06-22 | Compagnie Plastic Omnium | Piece en matiere plastique de vehicule automobile munie d'elements conducteurs electriques repartis sur sa surface |
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