JPS6122286Y2 - - Google Patents

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JPS6122286Y2
JPS6122286Y2 JP7498981U JP7498981U JPS6122286Y2 JP S6122286 Y2 JPS6122286 Y2 JP S6122286Y2 JP 7498981 U JP7498981 U JP 7498981U JP 7498981 U JP7498981 U JP 7498981U JP S6122286 Y2 JPS6122286 Y2 JP S6122286Y2
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JP
Japan
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electrode
groove
sensing element
protruding piece
moisture sensing
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JP7498981U
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JPS57186859U (ja
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  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Fluid Adsorption Or Reactions (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は電極引出構造を改良した湿度センサに
関する。
一般に湿度センサは相対湿度の変化を電気抵抗
の変化として検出するものですばやい応答速度を
確保するため電極面の気孔のふせぎ度合を最小限
にとどめ感湿素子両面に形成した電極面の有効面
積を最大限確保することが要請されている。
従来このような要請にこたえた温度センサとし
ては例えば第1図に示すように円板状に成形焼結
してなる感湿素子1の表裏両面に導電性電極剤ペ
ーストを塗布−焼付し電極2を形成し、該電極2
面の任意な箇所にそれぞれ極細いリード線3a,
3bをハンダまたは溶接などによつて取着する。
しかして該リード線3a,3bとステム4と一体
固着してなる外部端子5a,5bとを接続したの
ち周辺の任意な箇所に通気孔部6を設けた外装ケ
ース7に収納し、該外装ケース7開口部を封口体
8で封止してなるものである。なお9はステム7
内に充填したガラス、磁器などの絶縁体である。
しかしながら上記のような構成になる湿度センサ
は感湿素子1部の支持構造として電極2部に取着
した極細いリード線3a,3bのみによつてしか
行われていないため例えばエアコンデイシヨンま
たは冷蔵庫などのような特に振動を伴うような機
器にセツトして使用した場合、振動によるストレ
スがリード線3a,3bと電極2の取着部にかか
り接触不充分による湿度センサとしての機能低下
はもとより極端な場合は剥離してしまうという致
命的な不良発生の危険性を有していた。
本考案は上記の点に鑑みてなされたもので電極
引出兼素子挾持体を用いて電極引出と素子の固定
支持を同時に行う構造としたことによつて使用中
電極との接触不良および剥離不良をなくした特性
良好な湿度センサを提供することを目的とするも
のである。
以下本考案の一実施例につき図面を参照して説
明する。すなわち第2図および第3図に示すよう
に例えばZnO−V2O5−Li2Oを主成分とした金属
酸化物を適正量秤取しこれをボールミルなどでよ
く混合し600〜900℃で焙焼しさらに5%ポリビニ
ルアルコールの水溶液をバインダとして造粒し円
板状に成形する。ついでこの成形体を1000〜1400
℃で1〜5時間焼結しその後研磨して感湿素子1
1を形成する。つぎに該感湿素子11の表裏両面
に外周辺を残して例えば金ペースト、銀ペースト
または酸化ルテニウムペーストなどを塗布−焼付
し電極12a,12bを形成する。
つぎにステム13と一体化した外部端子14
a,14bと接続した第4図に示すように例えば
ニツケル−コバルトの合金またはステンレススチ
ールからなり貫通溝15と該貫通溝15の幅方向
の一端部と連接する突出片部16を設けた電極引
出兼素子挾持体17一対を用い、前記突出片部1
6が表裏面の対称な位置になるように前記貫通溝
15部に前記感湿素子11の相対する外周部を挾
持し前記突出片部16と前記電極12a,12b
の表裏面の対称な位置との接触部をハンダ18付
けし一体固定する。なお19は周辺鍔、20は前
記ステム13内に充填したガラス、磁器などの絶
縁体である。しかして正面および背面または適当
な箇所に通気孔部21を設けたケース22に収納
し、該ケース22開口内部に設けた段部23に前
記ステム13の周辺鍔19を当接し開口部を合成
樹脂などの封口体24で封止してなるものであ
る。
以上のように構成してなる湿度センサは電極引
出兼素子挾持体17に設けた貫通溝15内に感湿
素子11の相対する外周部を挿入して挾持し、し
かも突出片部16と電極12a,12bの表裏面
の対称な位置がハンダ18付けで接続されている
ためハンダ付けによる電極面の気孔のふせぎを最
小限にとどめて感湿素子11の固定を確実にでき
る。したがつて振動に対するハンダ18付け部へ
のストレスも大幅に緩和され従来のようなリード
線剥離または接触不完全の危険性は解消され長時
間安定した性能を発揮できるすぐれた効果を有し
ている。
つぎに本考案の効果を実験結果によつて明らか
にする。すなわち第5図および第6図は第2図に
示す本考案による湿度センサと第1図に示す従来
例による湿度センサの振動試験前と後における相
対湿度−抵抗値の関係を示したものである。なお
試料はそれぞれ15個を用いた。しかしてこの場合
の振動試験条件としてはJIS C 5025種類A振動
数範囲10〜55Hz、全振幅1.5mm、掃引の割合10−
55−10Hz約1分、6時間で、また測定条件は1V.
AC120Hz25℃で湿度槽にそれぞれ15分間放置し測
定を行つたものである。第5図および第6図から
明らかなように従来例による湿度センサは試験前
B1と比較し試験後B2は抵抗値が増加すると同時
にヒステリシスが大きくなり特性の低下が著しい
のに対し、本考案による湿度センサは試験前A1
と試験後A2の抵抗値およびヒステリシスはほと
んど変わらずすぐれた効果を実証した。なお上記
実施例では素子形状として円板状のものを例示し
て説明したが角板状のものに適用できることは言
うまでもない。
以上述べたように本考案によれば貫通溝と、該
貫通溝の幅方向の一端部と連接する突出片部を設
けた電極引出兼素子挾持体一対を用い、前記突出
片部が表裏面の対称な位置になるように前記貫通
溝部に表裏両面に電極を形成した感湿素子の相対
する外周部を挾持し前記突出片部と前記電極とを
ハンダ付けで接続固定することによつて使用中電
極引出部の剥離はもとより接触不良発生による特
性の経時劣化の少ない湿度センサを提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例による湿度センサを示す断面
図、第2図〜第4図は本考案の一実施例に係り第
2図は湿度センサを示す断面図、第3図は第2図
に示すA−A′断面図、第4図は電極引出兼素子
挾持体を示す斜視図、第5図および第6図は相対
湿度−抵抗値の関係を示す特性曲線図である。 11……感湿素子、12a,12b……電極、
15……貫通溝、16……突出片部、17……電
極引出兼素子挾持体、18……ハンダ、21……
通気孔、22……ケース。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 表裏両面に電極を形成した金属酸化物からなる
    感湿素子と、該素子を挾持する貫通溝と、該貫通
    溝の幅方向の一端部と連接する突出片を設けた一
    対の電極引出兼素子挾持体と、前記感湿素子を収
    納する周辺に通気孔部を設けたケースと、該ケー
    ス開口部を封止する封口体とを具備し、前記突出
    片部が表裏面の対称な位置になるように前記貫通
    溝内に前記感湿素子の相対する外周部を挾持し、
    前記突出片部と電極とを接続したことを特徴とす
    る湿度センサ。
JP7498981U 1981-05-22 1981-05-22 Expired JPS6122286Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP7498981U JPS6122286Y2 (ja) 1981-05-22 1981-05-22

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JP7498981U JPS6122286Y2 (ja) 1981-05-22 1981-05-22

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JPS57186859U JPS57186859U (ja) 1982-11-27
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