JPS61219004A - 多層膜反射鏡 - Google Patents
多層膜反射鏡Info
- Publication number
- JPS61219004A JPS61219004A JP6048285A JP6048285A JPS61219004A JP S61219004 A JPS61219004 A JP S61219004A JP 6048285 A JP6048285 A JP 6048285A JP 6048285 A JP6048285 A JP 6048285A JP S61219004 A JPS61219004 A JP S61219004A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- reflectance
- refractive index
- layers
- titanium nitride
- substrate
- Prior art date
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- Pending
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- Optical Filters (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(1)技術分野
本発明は、多層膜反射鏡、特に近赤外領域以上の光に対
して有効な多層膜反射鏡に関する。
して有効な多層膜反射鏡に関する。
(2)従来技術
従来、この種の反射鏡は、アルミニウム、銅等の金属上
に誘電体の低屈折率物質と高屈折率物質の交互層を形成
したものや、或いは誘電体のみの交互層から成るもの等
があった。
に誘電体の低屈折率物質と高屈折率物質の交互層を形成
したものや、或いは誘電体のみの交互層から成るもの等
があった。
前記金属膜を用いた反射鏡は、高反射率を有しイ七−
ではいるが、〆学的安定性や機械的強度の点ではまだ不
十分であり、前記誘電体のみの交互層から成る反射鏡は
、耐久性には優れてはいるが、高反射率を得る為には暦
数を多くしなければならず。
十分であり、前記誘電体のみの交互層から成る反射鏡は
、耐久性には優れてはいるが、高反射率を得る為には暦
数を多くしなければならず。
ヒ
従って、生産に時間を要してコスト高なり、そのΔ
主反射帯域幅が狭くなるという欠点を有していた。
(3)発明の概要
本発明の目的は、従来の欠点を除去し、化学的及び物理
的安定性に優れ、且つ高反射率を有する多層膜反射鏡を
提供する事にある。
的安定性に優れ、且つ高反射率を有する多層膜反射鏡を
提供する事にある。
本発明に係る多層膜反射鏡は、基板上に形成された窒化
チタン膜と、該窒化チタン膜上に基板側から順に形成さ
れた低屈折率物質と高屈折率物質の少なくとも2層の交
互層とを有する事により上記目的を達成せんとするもの
である。
チタン膜と、該窒化チタン膜上に基板側から順に形成さ
れた低屈折率物質と高屈折率物質の少なくとも2層の交
互層とを有する事により上記目的を達成せんとするもの
である。
前記基板は、ガラス、金属等通常この種の反射鏡に使用
可能なものであれば如何なる素材を用いても構わない。
可能なものであれば如何なる素材を用いても構わない。
更に、前記交互層を成す各物質の光学的膜厚は、各々反
射帯域の中心波長のほぼl/4である車が望ましく、本
反射鏡を使用する際の条件、即ち前記反射帯域や光の入
射角度等により膜厚は適時制御されるものである。
射帯域の中心波長のほぼl/4である車が望ましく、本
反射鏡を使用する際の条件、即ち前記反射帯域や光の入
射角度等により膜厚は適時制御されるものである。
前記低屈折率物質は、MgF2 、LaF3 。
NdF3等の弗化物や5fO2、A又203等の酸化物
から構成され、前記高屈折率物質は、TiO2、CeO
2、ZrC)2等の酸化物やSi。
から構成され、前記高屈折率物質は、TiO2、CeO
2、ZrC)2等の酸化物やSi。
Ge等の半導体により構成される。
又、前記窒化チタン膜は、硬度が高く腐食に強い誘電体
で耐久性に優れている。特に、近赤外線領域以上で高反
射率を有し、基板及び反射率増加の為の誘電体層に対し
て強い密着性を持つ。該窒化チタン膜の膜厚は通常0.
1gm以上が望ましく、この膜厚以下では所望の反射率
が得られない、しかしながら、製法の改良等により若干
この限界値が向上する可能性は残されている。尚、本発
明に係る窒化チタン膜を作成する方法は、イオンブレー
ティング法、スパッタリング法、CVD法等各種方法を
用いる事が出来、窒化チタン膜上に形成する交互層から
成る多層膜は通常の真空蒸着法等により作成出来る。
で耐久性に優れている。特に、近赤外線領域以上で高反
射率を有し、基板及び反射率増加の為の誘電体層に対し
て強い密着性を持つ。該窒化チタン膜の膜厚は通常0.
1gm以上が望ましく、この膜厚以下では所望の反射率
が得られない、しかしながら、製法の改良等により若干
この限界値が向上する可能性は残されている。尚、本発
明に係る窒化チタン膜を作成する方法は、イオンブレー
ティング法、スパッタリング法、CVD法等各種方法を
用いる事が出来、窒化チタン膜上に形成する交互層から
成る多層膜は通常の真空蒸着法等により作成出来る。
(4)実施例
第1図及び第2図は本発明に係る多層膜反射鏡の構成例
で、■はガラス或いは金属等の基板、2は窒化チタン、
3及び5は低屈折率物質、4及び6は高屈折率物質を示
す。
で、■はガラス或いは金属等の基板、2は窒化チタン、
3及び5は低屈折率物質、4及び6は高屈折率物質を示
す。
第2図に示す多層膜反射鏡は、基板lから数えて第1層
目に幾可学的膜厚0.2ルmの窒化チタン(TiN)2
、第2層目及び第4層目に各々光学的膜厚が約0 、2
1 gmの5in2から成る低屈折率物質3,5.第3
層目及び第5層目に各々光学的膜厚が約0.21gmの
SiOから成る高屈折率物質4.6の5層構造を有して
いる。
目に幾可学的膜厚0.2ルmの窒化チタン(TiN)2
、第2層目及び第4層目に各々光学的膜厚が約0 、2
1 gmの5in2から成る低屈折率物質3,5.第3
層目及び第5層目に各々光学的膜厚が約0.21gmの
SiOから成る高屈折率物質4.6の5層構造を有して
いる。
又、第2図に示す多層膜反射鏡は、基板lから数えて第
1層目に幾可学的膜厚0.2pmの窒化チタン(TiN
)2.第2層目に光学的膜厚が約Q 、 21 JLm
のMgF2から成る低屈折率物質3、第3層目に光学的
膜厚が約0.2層ルmのSiから成る高屈折率物質4の
3層構造を有している。
1層目に幾可学的膜厚0.2pmの窒化チタン(TiN
)2.第2層目に光学的膜厚が約Q 、 21 JLm
のMgF2から成る低屈折率物質3、第3層目に光学的
膜厚が約0.2層ルmのSiから成る高屈折率物質4の
3層構造を有している。
第1図及び82図で示される多層膜反射鏡は。
反射帯域の中心波長入o=850nm(=0.85gm
)、光の入射角θをθ=0(膜面垂直)としたもので、
第2層目以降に於る交互層の各膜厚は、はぼ入。/4と
なっている。
)、光の入射角θをθ=0(膜面垂直)としたもので、
第2層目以降に於る交互層の各膜厚は、はぼ入。/4と
なっている。
第3図は本実施例に係る多層膜反射鏡の分光反射率を示
すグラフで、横軸は波長(nm)を、縦軸は反射率(%
)を示している0図中、Aは第1図の多層膜反射鏡に於
る反射率を、Bは第2図の多層膜反射鏡に於る反射率を
、Cはガラス基板に形成した窒化チタン膜に於る反射率
を示している。
すグラフで、横軸は波長(nm)を、縦軸は反射率(%
)を示している0図中、Aは第1図の多層膜反射鏡に於
る反射率を、Bは第2図の多層膜反射鏡に於る反射率を
、Cはガラス基板に形成した窒化チタン膜に於る反射率
を示している。
一般に、近赤外領域に於る窒化チタン膜のみの反射率は
70〜80%であり、十分な反射率は得られない、従っ
て、本発明の多層膜反射鏡の如く、窒化チタン膜上に低
屈折率物質と高屈折率物質の交互層を形成することによ
り反射率を向上させる事が出来る。この為第1図の多層
膜反射鏡の反射率は最大97%、第2図の多層膜反射鏡
の反射率は最大93%となった。
70〜80%であり、十分な反射率は得られない、従っ
て、本発明の多層膜反射鏡の如く、窒化チタン膜上に低
屈折率物質と高屈折率物質の交互層を形成することによ
り反射率を向上させる事が出来る。この為第1図の多層
膜反射鏡の反射率は最大97%、第2図の多層膜反射鏡
の反射率は最大93%となった。
本実施例で示された多層膜反射鏡の耐久試験を行なう為
に、高温多湿の試験装置内に長時間放置した後反射率の
測定を行なった所、反射率の低下は見受けられず、膜強
度、腐食等物理的、化学的変化も現われなかった。
に、高温多湿の試験装置内に長時間放置した後反射率の
測定を行なった所、反射率の低下は見受けられず、膜強
度、腐食等物理的、化学的変化も現われなかった。
(5)発明の詳細
な説明した様に、本発明に係る多層膜反射鏡は、化学的
、物理的安定性に優れ、高耐火性、高反射率を有する反
射鏡である。
、物理的安定性に優れ、高耐火性、高反射率を有する反
射鏡である。
第1図及び第2図は本発明に係る多層膜反射鏡の構成例
を示す図、第3図は第1図及び第2図の多層膜反射鏡に
於る分光反射率を示す図。 1−m−一基板 2−一一一窒化チタン膜(T i N)3.5−−−一
低屈折率物質 4.6−−−−高屈折率物質 第20
を示す図、第3図は第1図及び第2図の多層膜反射鏡に
於る分光反射率を示す図。 1−m−一基板 2−一一一窒化チタン膜(T i N)3.5−−−一
低屈折率物質 4.6−−−−高屈折率物質 第20
Claims (3)
- (1)基板上に形成された窒化チタン膜と、該窒化チタ
ン膜上に基板側から順に形成された低屈折率物質と高屈
折率物質の少なくとも2層の交互層とを有する事を特徴
とする多層膜反射鏡。 - (2)前記交互層を成す各物質の光学的膜厚が、反射帯
域の中心波長のほぼ1/4である事を特徴とする特許請
求の範囲第(1)項記載の多層膜反射鏡。 - (3)前記低屈折率物質がMgF_2、LaF_3、N
dF_3等の弗化物もしくはSiO_2、Al_2O_
3等の酸化物から成り、前記高屈折率物質がTiO_2
、CeO_2、ZrO_2等の酸化物もしくはSi、G
e等の半導体から成る事を特徴とする特許請求の範囲第
(2)項記載の多層膜反射鏡。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6048285A JPS61219004A (ja) | 1985-03-25 | 1985-03-25 | 多層膜反射鏡 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6048285A JPS61219004A (ja) | 1985-03-25 | 1985-03-25 | 多層膜反射鏡 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61219004A true JPS61219004A (ja) | 1986-09-29 |
Family
ID=13143539
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6048285A Pending JPS61219004A (ja) | 1985-03-25 | 1985-03-25 | 多層膜反射鏡 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61219004A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0294906A2 (en) * | 1987-06-11 | 1988-12-14 | NISHIZAWA, Junichi | Apparatus for measuring very low water content in gas |
JPS6432201A (en) * | 1987-07-28 | 1989-02-02 | Asahi Optical Co Ltd | Laminated structure of thin dielectric film |
JPH02109003A (ja) * | 1988-10-18 | 1990-04-20 | Konica Corp | 反射鏡 |
DE3936282A1 (de) * | 1988-10-31 | 1990-05-03 | Hoya Corp | Mehrschichtiger oberflaechenreflektierspiegel |
FR2679064A1 (fr) * | 1991-07-10 | 1993-01-15 | Philips Electronique Lab | Dispositif a neutrons incluant un miroir multicouches. |
JP2000225489A (ja) * | 1998-12-31 | 2000-08-15 | General Electric Co <Ge> | 溶接作業用加熱装置並びに方法 |
JP2015167105A (ja) * | 2014-03-04 | 2015-09-24 | スタンレー電気株式会社 | 可視光源 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5655910A (en) * | 1979-10-13 | 1981-05-16 | Fujitsu Ltd | Production of optical multilayer film |
JPS6135401A (ja) * | 1984-07-27 | 1986-02-19 | Minolta Camera Co Ltd | 反射鏡 |
-
1985
- 1985-03-25 JP JP6048285A patent/JPS61219004A/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5655910A (en) * | 1979-10-13 | 1981-05-16 | Fujitsu Ltd | Production of optical multilayer film |
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