JPS61217918A - 磁気ヘツド装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［技術分野］ 本発明は磁気ヘッド装置に係り、さらに詳細には記録再
生用磁気コアと直流消去コアを有する磁気ヘッド装置に
関する。

［従来技術Ｊ 従来この種の磁気へ一２ド装置として磁気記録媒体とし
て磁気テープを用いるトンネルライトタイプの磁気ヘッ
ドが知られている。

第１図、第２図に従来のトンネルライト方式の磁気ヘッ
ドの構造を示す、第１図に示すように、磁気テープ１に
対して磁気へラド２が摺動するよ　　゛う配置されてお
り、磁気テープ１と磁気へラド２を相対移動させつつ磁
気テープ１に対する磁気記録再生を行なう。

磁気へラド２の構造をより詳細に第２図に示す、第２図
は第１図の構成の側面図で、ここでは磁気ヘッド２のシ
ールドケースを取り去った状態が示しである。磁気へ一
、ド２はバー型コア３およびコの字型コア４により形成
した記録再生用の磁気回路と、バー型コア５およびコの
字型コア６で形成した直流消去用の磁気回路を有してい
る。それぞれの磁気回路のコア４．６には巻線７．８が
巻替されており、それぞれ不図示の記録再生回路および
直流消去回路に接続されている。磁気ギャップはバー型
コアおよびコの字型コアの間にそれぞれ形成される。

以上の構成において記録動作を行なう際には磁気テープ
１を第２図の左側から搬送してまず左側コアから成る消
去用磁気回路で磁気テープｌ上の情報を消去しつつ、そ
の消去面に右側のコアから成る記録再生用の磁気回路に
より記録を行なう。

直流消去、および記録信号はそれぞれ巻線８．７に印加
される。

上記のように、従来の磁気ヘッドでは記録信号の印加と
同時に直流消去信号が消去用磁気回路に印加されるので
消去用のコアの発生する磁界が漏洩し、記録磁界に重畳
されて記録波形の対称性を著しく劣化させる場合があっ
た。

第３図（Ａ）〜（Ｄ）に第１図、第２図の構成により一
定の周波数で磁気記録を行なったときの各波形を示す。

第３図（Ａ）は一定周波数の記録波形、第３図（Ｂ）は
それに対応して記録用の磁気回路が発生する記録磁界で
ある（ここでは簡略化のため磁化方向を記録電流の極性
に基づき＋、−で表示した）、記録動作中は常に漏洩し
てくる一定の消去磁界が重畳されるので、記録磁界波形
は一方の極性に平行移動される。すなわち、記録信号の
極性の対称性が崩れる。

これによって、磁気テープｌは第３図（Ｃ）のように一
方の極性によって他方よりも面積が広く磁化されるので
、第３図（Ｄ）に示すように再生時に得られる信号の立
ち下り時間ＴＩと立ち上り時間Ｔ２の時間差が大きく、
記録再生の信頼性が低下してしまう。

［目　的］ 本発明は以上の問題点に鑑みてなされたもので、消去コ
アからの漏洩磁界を相殺することにより記録波形の対称
性を改善して記録再生エラーの少ない磁気ヘッド装置を
提供することを目的とする。

［発明の構成］ 本発明では以上の目的を達成するために、記録再生用磁
気コアと直流消去コアを有する磁気ヘッド装置において
、前記記録再生用磁気コア近傍に前記直流消去コアから
の漏洩磁束と逆極性の磁束を発生する手段を設けた構成
を採用した。

［実施例］ 以下１図面に示す実施例に基づいて本発明の詳細な説明
する。ただし、以下の各図面において従来例と同一また
は相当する部分には同一の符号を付し、その説明は省略
する。

第４図は本発明による磁気ヘッドの一実施例を示したも
ので、本実施例においては第２図の従来構成に加えてバ
ー型コア、バー型コア５の中間部かつバー型コア３．５
の後方に非磁性の固定材ｌＯを介して永久磁石９を取り
付けである。

永久磁石９は、その磁界φ°が破線で示すようにバー型
コア３．バー型コア５をつらぬくように配置される。こ
の磁界φ”はバー型コア３内に漏洩してきた消去直流電
流工によりコア５．６に生じる磁界φをバー型コア３内
において丁度相殺する強さと方向を有し、しかも消去能
力にはほとんど影響しない強度としである（第４図では
磁界の強さは磁力線の本数で示しである）。

上記のような構成により、主としてバー型コア３内に漏
洩する消去磁界を相殺し、記録電流と記録磁界を完全に
対応させることができる。この様子を第５図（Ａ）〜（
Ｄ）に示す。

第５図（Ａ）〜（Ｄ）は第３′図と同様の図で。

それぞれ記録信号、記録磁界、磁気テープｌの記録磁化
方向、再生信号の波形を示している。

第５図（Ｂ）に示すように、従来では記録磁界を直流バ
イアスしていた漏洩した消去磁界φは永久磁石９の磁界
φ′により相殺され、この結果記録磁界の極性のバラン
スは完全に巻線７を流れる記録信号と対応させられる。

したがって磁気テープｌ上の磁化方向のバランスも完全
に記録信号と対応される。第５図では一定周波数で記録
を行なった場合を示しているので、それぞれの方向の磁
化面積は同じになる。

この記録を再生すれば第３図ＣＤ）のように立下り時間
ＴＩおよび立ち上り時間Ｔ２が等しい再生信号を得るこ
とができ、記録再生の信頼性を大きく向上させることが
できる。

すなわち、記録信号と極性の対称性がほぼ同一の再生信
号を得ることができる。

以上では漏洩消去磁界相殺用の磁束発生手段として永久
磁石を例示したが、これは電磁石など他の磁束発生手段
であってよい、電磁石を用いる場合には漏洩消去磁界に
対して適当な相殺磁界強度を調節することができる。

［効　果］ 以上の説明から明らかなように、本発明によれば記録再
生用磁気コアと直流消去コアを有する磁気ヘッド装置に
おいて、前記記録再生用磁気コア近傍に前記直流消去コ
アからの漏洩磁束と逆極性の磁束を発生する手段を設け
た構成を採用しているため、消去コアからの漏洩磁界を
相殺することにより記録波形の対称性を改善して記録再
生エラーの少ない磁気ヘッドを提供することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の磁気ヘッド装置の構成を示した斜視図、
第２図は従来の磁気ヘッド装置の側面図、第３図（Ａ）
〜（Ｄ）はそれぞれ従来構成における動作を示した波形
図、第４図は本発明による磁気ヘッド装置の一実施例を
示した側面図、第５図（Ａ）〜（Ｄ）は本発明の一実施
例における動作を説明する波形図である。 ｌ・・・磁気テープ　　　２・・・磁気へラド３．５・
・・バー型コア ４．６・・・コの字型コア ７．８・・・巻線　　　　９・・・永久磁石１０・・・
固定材 手続補正書（自勉 昭和６０年　６月　４日

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 記録再生用磁気コアと直流消去コアを有する磁気ヘッド
   装置において、前記記録再生用磁気コア近傍に前記直流
   消去コアからの漏洩磁束と逆極性の磁束を発生する手段
   を設けたことを特徴とする磁気ヘッド装置。