JPS61216398A - プリント板シエルフ収容装置の冷却構造 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、多数のプリント板が並列されたプリント板シ
ェルフが、数段に積層され構成されてなる電子機器装置
の冷却構造の改良に関する。

電子機器等においては、箱形のシェルフに多数のプリン
ト板を並設して、プリント板シェルフを構成し、さらに
このプリント板シェルフを積層して装置架を構成したも
のが多い。

個々のプリント板に部品が高密度に搭載されるに伴い、
このような装置は、ファンユニットを搭載して強制冷却
するのが一般である。

この際、積層されたプリント板シェルフを効率良く一様
に冷却することが要求されている。

〔従来の技術〕

第３図は従来のプリント板シェルフ収容装置の冷却構造
を示す側断面図であり、第４図は装置架を分離した形で
示す斜視図である。

第３図、第４図において、装置底板１１の上部には下部
プリント板シェルフＩＬ、中間プリント板シェルフＩＣ
１上部プリント板シェルフ１ｕが積層され、上部プリン
ト板シェルフ１ｕの上部には、前記３段に積層されたプ
リント板シェルフを冷却する中間ファンユニット７が積
層されている。

また、中間ファンユニット７の上部には、下部プリント
板シェルフ２Ｌ、上部プリント板シェルフ２ｕが積層さ
れ、前記２段に積層されたプリント板シェルフを冷却す
る上部ファンユニット８は、上部プリント板シェルフ２
Ｕの上部に積層されている。そして上部ファンユニット
８には上方に冷却風を排出するファン１３が並設されて
いる。

それぞれのプリント板シェルフは箱形のシェルフ６の内
部プリント板３が垂直に並列して装着されている。シェ
ルフ６の後面はバックボード４で塞がれ、前面は、それ
ぞれのプリント板３の前縁に直角に装着されたプリント
板正面板３Ａが並列することにより塞がれている。

そして、シェルフ底板には、冷却風の流入孔を、シェル
フ上板には排風孔をそれぞれ並列して設けたある。

また、それぞれのプリント板シェルフの前側下部には、
ケーブルダクト１５が水平に装着されている。

中間ファンユニット７には、後止がりに傾斜した誘導板
１４を装着して、中間ファンユニット７の空間を上部と
下部の側面視が三角形の２つの空間に分離している。そ
して、中間ファンユニット７の後部には、ファン１３を
装着して下部空間に吸込んだ空気をプリント板シェルフ
の後方に排出するようにしている。

プリント板シェルフが積層された前方には、プリント板
正面板３Ａとは所望の空間を隔てて装置正面板９を装着
し、後方にはバックボード４とは所望の空間を隔てて装
置後面板ｌＯを装着し、さらに、装置架の側面は装置側
板で囲っている。また、上部ファンユニット８の上部に
は装置天井板１２を装着しである。

装置正面板９の下部には流入孔９Ｂが、装置後面板１０
の下部には流入孔１０Ｂが、また装置後面板１０の上部
には排風孔１０Ａがそれぞれ並設され、装置天井板１２
には排風孔１２Ａが並設されている。

プリント板シェルフ収容装置は、上述のように構成され
ているので、中間ファンユニット７は、下部プリント板
シェルフＩＬのシェルフ底板の流入孔より冷風を吸込み
、下部プリント板シェルフ１Ｌを冷却し、４この排風が
中間プリント板シェルフＩＣに吸入される。そして、中
間プリント板シェルフｌＣを冷却し、さらに、上部プリ
ント板シェルフＩＵに吸入され、上部プリント板シェル
フｌｕを強制冷却して、中間ファンユニット７の後方に
暖風を排風し、装置後面板１０の排風孔１０＾より、装
置架の後方に排出している。

また、上部ファンユニット８は、装置正面板９とプリン
ト板正面板３Ａとのなす空間の冷風を中間ファンユニッ
ト７の前部空間を介して、下部プリント板シェルフ２Ｌ
に吸い込み、下部プリント板シェルフ２Ｌを冷却し、こ
の排風が上部プリント板シェルフ２ｕに吸入される。そ
して、上部プリント板シェルフ２ｕを強制冷却して、装
置天井板１２の排風孔１２Ａより装置架の上方に暖風を
排出している。

上述のように数段に積層されたプリント板シェルフを、
上・下の２段のブロックに分け、それぞれのブロックに
ファンユニットを装着した冷却構造は、個々のプリント
板シェルフにファンユニットを装着したものに比較して
、装置架の高さを低くすることができて、小形であるば
かりでなく、ファンユニット数が少なく低コストである
というメリットがある。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかしながら上記従来の冷却構造は、下部ブロックは積
層されたプリント板シェルフ数が多いことに起因して、
上部プリント板シェルフを冷却するには、下部プリント
板シェルフ、及び中間プリント板シェルフの空気抵抗が
付加された空気抵抗以上の吸風力を必要とし、さらに、
下部プリント板シェルフ、及び中間プリント板シェルフ
を冷却した暖風が、上部プリント板シェルフに吸入され
ることになるので、上部プリント板シェルフの冷却効率
が悪いという問題点がある。

〔問題点を解決するための手段〕 上記従来の問題点を解決するため本発明は、ファンユニ
ットの下方に複数のプリント板シエルフが積層されてな
るプリント板シェルフ収容装置において、下部プリント
板シェルフの排風口に連通して、中間プリント板シェル
フ及び上部プリント板シェルフのバックボードの後方を
経て、該ファンユニットの吸込口に連通ずるバイパスを
設けた冷却構造にしたものである。

〔作用〕

上記本発明の手段によれば、下部プリント板シェルフの
空気抵抗と、中間プリント板シェルフ及び上部プリント
板シェルフの空気抵抗とは並列となるので、上部プリン
ト板シェルフに吸い込まれる空気量が多く、さらに中間
プリント板シェルフを冷却した比較的低温度の暖風が上
部プリント板シェルフに吸入される。よって、下部プリ
ント板シェルフ及び中間プリント板シェルフがより良好
に冷却されることは勿論のこと、上部プリント板シェル
フの冷却効率が向上する。

〔実施例〕

以下図示実施例により、本発明を具体的に説明する。な
お、企図を通じて同一符号は同一対象物を示す。

第１図は本発明の１実施例の冷却構造を示す側断面図で
あり、第２図は要部を分離した形で示す斜視図である。

第１図、第２図において、装置架に積層されたプリント
板シェルフは、上・下の２段のブロックに分けられて、
下部ブロックには、装置底板１１の上部に下部プリント
板シェルフＩＬ、中間プリント板シェルフＩＣ，上部プ
リント板シェルフ１０が積層され、上部プリント板シェ
ルフ１ｕの上部には、中間ファンユニット７が積層され
ている。

また、上部ブロックには、中間ファンユニット７の上部
に、下部プリント板シェルフ２Ｌ、上部プリント板シェ
ルフ２ｕが積層され、上部プリント板シェルフ２Ｕの上
部には上部ファンユニット８が積層されている。

下部プリント板シェルフＩＬと中間プリント板シェルフ
ＩＣとの間には、後止がりに傾斜した誘導板２１を装着
して、空間を上部と下部の側面視が三角形の２つの空間
に分離して、正面側には中間プリント板シェルフＩＣに
吸引する吸入口を設け、後部には下部プリント板シ亙ル
フＩＬに連通した排風口２２を設けである。

また、上部プリント板シェルフ１ｕの上部にはバックボ
ード４の上方に中間ファンユニット７の下部空間に連通
ずる吸込口２３を設けである。

２０は、上部プリント板シェルフＩＵと中間プリント板
シェルフＩＣのバックボード４の和の平面積に、はぼ等
しい角皿形のバイパスカバーである。

バイパスカバー２０は、下縁２０Ｂが排風口２２の上側
縁に密着し、上縁２０Ａが、吸込口２３の上側縁に密着
し、さらに側縁２０Ｃが、上部プリント板シェルフ１ｕ
及び中間プリント板シェルフＩＣのバックボード４の両
側縁に密着するように、装置後面板１０の内側に固着さ
れている。

したがって、上部プリント板シェルフＩＵ、中間プリン
ト板シェルフＩＣのバックボード４と、バイパスカバー
２０によって、排風口２２と吸込口２３を連通ずるバイ
パス２５が構成されている。

本発明は上述のように構成されいるので、中間ファンユ
ニット７の吸風力により、下部プリント板シェルフＩＬ
を冷却した暖風ＱＬは、排風口２２よりバイパス２５、
吸込口２３を経て中間ファンユニット７の下部空間に吸
込まれて、装置後面板１０の排風孔１０Ａより、装置架
の後方に排出される。

また、中間ファンユニット７は、誘導板２１の手前側の
吸込口より冷風を吸込み、中間プリント板シェルフＩＣ
を冷却し、さらに暖風ＱＣを上部プリント板シェルフ１
ｕに吸入して、上部プリント板シェルフＩＵを冷却する
。そして、暖風ＱＬ　。

ＱＣを合わせて、中間ファンユニット７の後方に排風し
、装置後面板ｌＯの排風孔１０Ａより、装置架の後方に
排出している。

上述のように、バイパス２５を設けたことにより、上部
プリント板シェルフ１ｕの冷却風を吸入する空気抵抗は
、下部プリント板シェルフＩＬの空気抵抗分だけ減少す
る。よって、下部プリント板シェルフＩＬを冷却する風
量が多くなることは勿論のこと、中間プリント板シェル
フＩＣ，上部プリント板シェルフ１０を冷却する風量が
多くなり、従来と同一容量の中間ファンユニット７を使
用しても、冷却効率が向上する。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明は、少なくとも３段にプリン
ト板シェルフが積層されてなるプリント板シェルフ収容
装置に、下部プリント板シェルフとファンユニットとの
間にバイパスを設けたことにより、上部プリント板シェ
ルフを冷却する空気抵抗が少な（なり冷却効率が向上す
るという、実用上で優れた効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の１実施例の冷却構造を示す側断面図、 第２図は要部を分離した形で示す斜視図、第３図は従来
のプリント板シェルフ収容装置の冷却構造を示す側断面
図、 第４図は装置架を分離した形で示す斜視図である。 図において、 ＩＬ、２Ｌは下部プリント板シェルフ、１υ、　２０は
上部プリント板シェルフ、ＩＣは中間プリント板シェル
フ、 ３はプリント板、　　　４はバンクボード、６はシェル
フ、　　　　７は中間ファンユニット、８は上部ファン
ユニット、 １３はファン、　　　　　１４．２１は誘導板、２２は
排風口、　　　　２３は吸込口、２０はバイパスカバー
、 ２５はバイパスを示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ファンユニットの下方に複数のプリント板シェルフが積
   層されてなるプリント板シェルフ収容装置において、下
   部プリント板シェルフの排風口に連通して、中間プリン
   ト板シェルフ及び上部プリント板シェルフのバックボー
   ドの後方を経て、該ファンユニットの吸込口に連通する
   バイパスを設けたことを特徴とするプリント板シェルフ
   収容装置の冷却構造。