JPH0739279Y2 - 電子装置の強制空冷構造 - Google Patents

電子装置の強制空冷構造

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JPH0739279Y2
JPH0739279Y2 JP1989142503U JP14250389U JPH0739279Y2 JP H0739279 Y2 JPH0739279 Y2 JP H0739279Y2 JP 1989142503 U JP1989142503 U JP 1989142503U JP 14250389 U JP14250389 U JP 14250389U JP H0739279 Y2 JPH0739279 Y2 JP H0739279Y2
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JP
Japan
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electronic circuit
rack
plate
circuit block
edge
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JP1989142503U
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JPH0381697U (ja
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正一 森野
隆夫 相原
修 茨木
昭男 原田
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NEC Corp
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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NEC Corp
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、電子交換機を構成する機能別装置などの電子
装置を強制空冷する構造に関する。
(従来の技術) 従来、電子回路パッケージなどを有する直方体状の複数
の電子回路ブロック22,24が架14内にその上下方向に配
列されている電子装置10の強制空冷構造として、第3図
に示すように、互いに上下方向に重ねられている複数の
空冷ブロック56,58を備え、前記空冷ブロックは、前記
電子回路ブロックの内の奥行寸法が等しい複数の電子回
路ブロックがそれぞれ上下方向に重ねられている電子回
路ブロック群と、該電子回路ブロック群の下方に重ねら
れ、前記電子回路ブロック群の電子回路ブロックの奥行
寸法に等しい奥行寸法を有する吸排気分離体60と、該電
子回路ブロック群の上方に重ねられ、前記電子回路ブロ
ック群の電子回路ブロックの奥行寸法に等しい奥行寸法
を有する空冷ファンユニット52とを有し、前記空冷ブロ
ックの下方に位置する他の空冷ブロックの空冷ファンユ
ニットは前記空冷ブロックの吸排気分離体の排気側に連
通するものがある。
各空冷ブロックの空冷ファンユニットの稼働時、それぞ
れの空冷ブロックの吸排気分離体の吸気側から外部の空
気が吸気され、吸気された空気は、複数の電子回路ブロ
ック内の電子パッケージを冷却しながら下段の電子回路
ブロックから上段の電子回路ブロックに向けて稼働さ
れ、空冷ファンユニットによって排気される(第3図の
矢印の示す方向)。
(考案が解決しようとする課題) しかし、従来の強制空冷構造では各空冷ブロック毎に冷
却が行なわれることにより、空冷ファンユニットおよび
吸排気分離体の数が空冷ブロックの数だけ必要になるか
ら、空冷ファンユニットおよび吸排気分離体が架内の収
容空間を占有する率が高くなり、電子回路ブロックの架
内の収容空間に対する実装率が低下する。
本考案の目的は、異なる奥行寸法を有する電子回路ブロ
ックを効率的に実装することができる電子装置の強制冷
却構造を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 本考案の電子装置の強制空冷構造は、床面などの支持面
に置かれる架と、前記架に取り付けられかつ上下両面の
それぞれに開口部が設けられている直方体状のケースお
よび該ケースに収容されている少なくとも1つの電子回
路パッケージを有する複数の電子回路ブロックと、前記
架に取り付けられ、上下方向に開口する少なくとも1つ
の連結ダクトと、前記架に取り付けられている空冷ファ
ンユニットとを備え、前記架の前面を規定する面から該
架の後面を規定する面までの距離で定義される該架の奥
行寸法は一定であり、前記電子回路ブロック、前記連結
ダクトおよび前記空冷ファンユニットのそれぞれは互い
に上下方向に積み重ねられ、前記電子回路ブロックのケ
ースの前面は前記架の前面を規定する面に一致し、前記
連結ダクトは前記電子回路ブロック内のそれぞれのケー
スの奥行寸法が異なる2つの電子回路ブロックの間に配
置されかつ前記奥行寸法の異なる2つの電子回路ブロッ
ク間の流路を規定し、前記空冷ファンユニットは前記最
上段に位置する電子回路ブロックの上段に配置されてい
る。
前記連結ダクトは、前記架の前面を規定する面に位置す
る矩形状の前面板と、それぞれの上下方向に沿う一方の
縁部が対応する前記前面板の上下方向に沿う縁部に連結
され、それぞれが前記前面板に対して直角となる1対の
側面板と、上下方向に沿う一方の縁部が一方の側面板の
上下方向に沿う他方の縁部に連結され、他方の縁部が他
方の側面板の上下方向に沿う他方の縁部に連結され、前
記前面板に対して傾斜している裏面板とを有し、前記連
結ダクトの幅寸法は前記前面板の寸法によって規定さ
れ、前記連結ダクトの上側奥行寸法は前記側面板の上側
の縁部の長さ寸法によって規定され、前記連結ダクトの
下側の奥行寸法は前記側面板の下側の縁部の長さ寸法に
よって規定されることが好ましい。
前記連結ダクトは、それぞれが対応する前記側面板の上
下方向に沿う一方の縁部に一体的に連らなり、前記前面
板に平行に外方に向けて突出する1対の取付板を有し、
前記取付板のそれぞれに前記前面板の中心位置に対して
点対称である少なくとも1つの穴が設けられていること
が好ましい。
(作用) 互いに異なる奥行寸法のケースを有する2つの電子回路
ブロックの間には、前記連結ダクトが配置されているこ
とより、前記連結ダクトの下段に位置する電子回路ブロ
ック上面の開口部とその上段に位置する電子回路ブロッ
ク下面の開口部とは、前記連結ダクトによって接続され
ているから、最下段の電子回路ブロックと最上段の電子
回路ブロックとの間には、前記連結ダクトと各電子回路
の上下面の開口部とによって流路が規定される。その結
果、前記空冷ファンユニットによって異なる奥行寸法の
ケースを有する複数の電子回路ブロックを空冷すること
ができる。
前記連結ダクトは前記前面板、前記側面板および前記裏
面板から構成されることにより、構造が簡単である。
前記連結ダクトに1対の取付部を設け、該取付部に前記
前面板の中心位置に対して点対称である穴が設けられて
いることにより、前記連結ダクトを上下方向に逆にする
ときに前記取付部の一方の穴と他方の取付部の穴との相
対位置関係は変わらないから、前記連結ダクトをその上
段の電子回路ブロックのケースの奥行寸法とその下段の
電子回路ブロックのケースの奥行寸法との大小関係によ
らず用いることができ、作業効率を向上させると共に連
結ダクトの無駄を無くすことができる。
(実施例) 第1図は本考案の電子装置の取付構造の一実施例を示す
図、第2図は第1図の電子装置に用いられている連結ダ
クトの斜視図である。
電子交換機などは、装能別に複数の電子装置から構成さ
れる。前記電子装置の内の1つの電子装置10は、床面な
どの支持面12に置かれる架14を備える。架14は4本の架
柱16を備える。架柱16の一端のそれぞれは、4本の連結
部材18で連結されている。各連結部材18は支持面12にボ
ルト(図示せず)で固定されている。架柱16の他端のそ
れぞれは4本の連結部材20で連結されている。架14の前
面側に位置する2本の架柱16には、上下方向に一定のピ
ッチで複数の穴(図示せず)が設けられている。
架14には、複数の電子回路ブロック22,24が搭載されて
いる。各電子回路ブロック22は、直方体のケースを有
し、該ケースはその上下面のそれぞれに配置されている
シェルフおよびその両側面に配置されている取付板から
なる。前記シェルフにはその厚さ方向に貫通する複数の
開口部(図示せず)が設けられている。前記ケース内に
は、複数の電子回路パッケージが収容されている。前記
電子回路パッケージはシェルフによって支持されてい
る。
電子回路ブロック22のケースの幅寸法は電子回路ブロッ
ク24の幅寸法に等しく、電子回路ブロック22のケースの
奥行寸法は電子回路ブロック24の奥行寸法よりも小さ
く、電子回路ブロック22のケースの高さ寸法は電子回路
ブロック24のケースの高さ寸法に等しい。
本実施例においては、電子回路22の数は4であり、電子
回路ブロック24の数は4である。各電子回路ブロック22
は、互いに積み重ねられている3つの電子回路ブロック
22からなるブロック群と、1つの電子回路ブロック22か
らなるブロック群28とにふりわけられている。各電子回
路ブロック24は、互いに積み重ねられている2つの電子
回路ブロック24からなるブロック群30と、互いに積み重
ねられている2つの電子回路ブロック24からなるブロッ
ク群32とにふりわけられている。ブロック群26は下段に
位置し、その上方にはブロック群30、その上方にはブロ
ック群28、その上方にはブロック群32が位置する。各ブ
ロック群26,28,30,32の間には等しい間隔がおかれてい
る。各ブロック群26,28,30,32は、それぞれの電子回路
ブロック22,24のケースの前面が架14の前面を規定する
面に一致するように架14内に配置され、それぞれのケー
スは架14の架柱16に取り付けられている。
ブロック群26とブロック群30との間には、連結ダクト34
が配置されている。連結ダクト34は、第2図に示すよう
に、架14の前面を規定する面に位置する前面板36を有す
る。前面板36は矩形形状を有し、その長さ寸法は電子回
路ブロック22のケースの幅寸法に等しく、その高さ寸法
はブロック群26とブロック群30との間隔に等しい。前面
板36の上下方向に沿う一方の縁部には側面板38の上下方
向に沿う一方の縁部が連結されている。側面板38はその
上側縁部を長辺とする台形形状を有し、前面板36に対し
て直角をなす。側面板38の一方の縁部に対向する他方の
縁部は斜辺をなす。側面板38の上側縁部の寸法は電子回
路ブロック24のケースの奥行寸法に等しく、下側縁部の
寸法は電子回路ブロック22の奥行寸法に等しい。前面板
36の上下方向に沿う他方の縁部には、その一方の縁部と
同様に、その上側縁部を長辺とする台形形状の側面板40
が連結され、側面板40の他方の縁部は斜辺をなす。側面
板38の他方の縁部と側面板40の他方の縁部とは、裏面板
42によって連結されている。裏面板42は矩形形状を有
し、その長さ寸法は前面板36の長さ寸法に等しい。裏面
板42は、前面板36に対して側面板38,40の他方の縁部に
沿って傾斜している。
側面板38の一方の縁部には、取付板44が一体的に連らな
る。取付板44は矩形形状を有し、前面板36に平行に突出
する。取付板44には、厚さ方向に貫通する1対の穴46が
設けられている。側面板40の一方の縁部には、側面板38
と同様に、取付板48が一体的に連らなる。取付板48に
は、取付板44と同様に、1対の穴50が設けられ、該穴50
は前面板36の中心位置に対して穴46と点対称となる。連
結ダクト34は架柱16の穴および穴46,50に挿通されてい
るボルトによって架柱16に取り付けられている。
ブロック群30とブロック群28との間には、連結ダクト54
が配置されている。連結ダクト34が前面板36の中心位置
の周りに180°角度的に回転されると、回転された状態
での穴46と穴50との相対的位置関係は変わらないから、
連結ダクト34を180°角度的に回転することにより連結
ダクト54として使用することができる。
ブロック群28とブロック群32との間には、ブロック群26
とブロック群30との間と同様に、連結ダクト34が配置さ
れている。
ブロック群32の最上段に位置する電子回路ブロック24の
上段には、空冷ファンユニット52が積み重ねられてい
る。
ブロック群26,28,30,32のそれぞれの間に連結ダクト34,
54を配置することにより、ブロック群26の上段の電子回
路ブロック22の開口部とブロック群30の下段の電子回路
ブロック24の開口部とが連結ダクト34によって連通さ
れ、同様に、ブロック群30とブロック群28およびブロッ
ク群28とブロック群32とは連結ダクト34,54によって連
通される。また、ブロック群26の電子回路ブロック22お
よびブロック群30,32の電子回路ブロック24それぞれは
積み重ねられていることより、1つの電子回路ブロック
22とその上段の電子回路ブロック22とは、それぞれのケ
ースに設けられている開口部によって連通され、同様
に、1つの電子回路ブロック24とその上段の電子回路ブ
ロック24とは、それぞれのケースの開口部によって連通
されている。その結果、下段のブロック群26の最上段の
電子回路ブロック22から上段のブロック群32の最上段の
電子回路24まで伸びる空気の流路が規定される。
空冷ファンユニット52の稼動時、最下段の電子回路ブロ
ック22のケースの下面の複数の開口部から外部の空気が
吸気される。吸気された空気は順次ブロック群26、連結
ダクト34、ブロック群30、連結ダクト54、ブロック群2
8、連結ダクト34およびブロック群32を冷却しながら空
冷ファンユニット52に到達する。空冷ファンユニット52
に到達した空気は、空冷ファンユニット52によって外部
に排気される。その結果、1つの空冷ファンユニット52
によって各ブロック群26,28,30,32を空冷することがで
きる。
(考案の効果) 本考案によれば、1つの前記空冷ファンユニットによっ
て、前記架内に混載されかつ異なる奥行寸法のケースを
有する複数の電子回路ブロックを空冷することができる
ことより、前記空冷ファンユニットの前記架内の収容空
間に対する占有率は小さくすることができるから、前記
電子回路ブロックと前記架内に混載するときの制約条件
が少なくなる。
また、前記連結ダクトを前記前面板、前記側面板および
前記裏面板で構成することにより、構造を簡単化するこ
とができる。
さらに、前記連結ダクトに1対の取付板を設け、一方の
取付板の穴と他方の取付板の穴とを対称に設けたことに
より、前記連結ダクトをその上段の電子回路ブロックの
ケースの奥行寸法がその下段の電子回路ブロックのケー
スの奥行寸法より小さい場合と、またその逆の場合とそ
のいずれにも用いることができるから、作業効率および
汎用性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の電子装置の強制空冷構造の一実施例を
示す図、第2図は第1図の電子装置に用いられている連
結ダクトの斜視図、第3図は従来の電子装置の強制空冷
構造を示す図である。 10……電子装置、12……支持面、14……架、22,24……
電子回路ブロック、34,54……連結ダクト、36……前面
板、38,40……側面板、42……裏面板、44,48……取付
板、46,50……穴、52……空冷ファンユニット。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 茨木 修 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内 (72)考案者 原田 昭男 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内 (56)参考文献 実開 昭52−3308(JP,U)

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】床面などの支持面に置かれる架と、前記架
    に取り付けられかつ上下両面のそれぞれに開口部が設け
    られている直方体状のケースおよび該ケースに収容され
    ている少なくとも1つの電子回路パッケージを有する複
    数の電子回路ブロックと、前記架に取り付けられ、上下
    方向に開口する少なくとも1つの連結ダクトと、前記架
    に取り付けられている空冷ファンユニットとを備え、前
    記架の前面を規定する面から該架の後面を規定する面ま
    での距離で定義される該架の奥行寸法は一定であり、前
    記電子回路ブロック、前記連結ダクトおよび前記空冷フ
    ァンユニットのそれぞれは互いに上下方向に積み重ねら
    れ、前記電子回路ブロックのケースの前面は前記架の前
    面を規定する面に一致し、前記連結ダクトは前記電子回
    路ブロック内のそれぞれのケースの奥行寸法が異なる2
    つの電子回路ブロックの間に配置されかつ前記奥行寸法
    の異なる2つの電子回路ブロック間の流路を規定し、前
    記空冷ファンユニットは前記最上段に位置する電子回路
    ブロックの上段に配置されている電子装置の強制空冷構
    造。
  2. 【請求項2】前記連結ダクトは、前記架の前面を規定す
    る面に位置する矩形状の前面板と、それぞれの上下方向
    に沿う一方の縁部が対応する前記前面板の上下方向に沿
    う縁部に連結され、それぞれが前記前面に対して直角と
    なる1対の側面板と、上下方向に沿う一方の縁部が一方
    の側面板の上下方向に沿う他方の縁部に連結され、他方
    の縁部が他方の側面板の上下方向に沿う他方の縁部に連
    結され、前記前面板に対して傾斜している裏面板とを有
    し、前記連結ダクトの幅寸法は前記前面板の寸法によっ
    て規定され、前記連結ダクトの上側奥行寸法は前記側面
    板の上側の縁部の長さ寸法によって規定され、前記連結
    ダクトの下側の奥行寸法は前記側面板の下側の縁部の長
    さ寸法によって規定される請求項1に記載の電子装置の
    強制空冷構造。
  3. 【請求項3】前記連結ダクトは、それぞれが対応する前
    記側面板の上下方向に沿う一方の縁部に一体的に連らな
    り、前記前面板に平行に外方に向けて突出する1対の取
    付板を有し、前記取付板のそれぞれに前記前面板の中心
    位置に対して点対称である少なくとも1つの穴が設けら
    れている請求項2に記載の電子装置の強制空冷構造。
JP1989142503U 1989-12-07 1989-12-07 電子装置の強制空冷構造 Expired - Lifetime JPH0739279Y2 (ja)

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JPH0381697U JPH0381697U (ja) 1991-08-21
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