JPS6121496B2 - - Google Patents
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- JPS6121496B2 JPS6121496B2 JP931780A JP931780A JPS6121496B2 JP S6121496 B2 JPS6121496 B2 JP S6121496B2 JP 931780 A JP931780 A JP 931780A JP 931780 A JP931780 A JP 931780A JP S6121496 B2 JPS6121496 B2 JP S6121496B2
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- antifouling
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- weight
- rosin
- polybutene
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Landscapes
- Paints Or Removers (AREA)
Description
本発明は主として漁網に対して用いられる防汚
塗料に関する。 漁網の中で、定置網や養殖網は、長期間水中に
置かれるため、海中生物の付着、繁殖が著しく、
短時日に網替えを余儀なくされている。 従つて、海中生物の付着を防止することが不可
欠であり、この目的を達成するために防汚剤の使
用が考えられる。 防汚剤としては、銅化合物、有機錫化合物が一
般に用いられ中でも有機錫化合物の防汚効果が大
きいようである。しかしながら、防汚剤として効
果が大きくても、漁網への固着性が悪いと、短時
日に一度に脱落し、その効果を失うこととなり、
一方、固着力が強くては長期間、防汚成分が海中
に浸み出さないので防汚効果が弱くなる。 従来、展着剤としては、アクリル系樹脂、ビニ
ル系樹脂、石油樹脂(クマロンインデン樹脂、ロ
ジン等)を組合せたものが使われていたが、防汚
剤の固着と海中への経時的溶出の点に汚いて満足
が得られていない。 この点で、せつかく有効な防汚剤が見出されて
も防汚塗料として顕著な効果が得られず、改良が
望まれていた。 本発明の目的は長期間持続して一定の防汚効果
を発揮しうる防汚塗料を提供することにある。 本発明は防汚剤及びその展着剤を含む防汚塗料
において、希釈剤を除いた固型分濃度で展着剤と
してポリブテン20重量%以上及びロジン20重量%
以上を含有し、かつ両者の合計が60重量%以上で
あることを特徴とする防汚塗料にかんする。 本発明によればポリブテンは、防汚剤の網への
固着効果が大きく、一方ロジンは防汚剤の海中へ
の剥離助剤的な作用が大きく、両者の組合せによ
り長期に亘つて一定の防汚効果が発揮されるとい
う意外な知見が見出された。 本発明に用いる防汚剤は、展着剤が漁網への固
着と海中への溶解あるいは崩壊の両特性を備え持
つため、防汚効果の得られるものであれば特に限
定はしない。敢えて例示すれば銅化合物(ナフテ
ン酸銅、オレイン酸銅、亜酸化銅)、有機錫化合
物(トリブチル錫オキサイド、トリブチル錫サル
フアイド、トリブチル錫クロライド、トリブチル
錫アセテートなど)及びその他化合物(BHC,
DDT,N−トリクロロメチルオー4−シクロヘ
キセン−1,2−ジカルボキシイミドなど)を用
いることができる。 本発明に於いて、ポリブテンは固型分濃度の
20wt.%以上でないと、防汚剤の網への固着効果
が失なわれ、又、ロジンも固形分濃度の20wt.%
以上でないと防汚剤の海中への剥離が悪くなり、
いずれも防汚効果が出せない。更に、ポリブテン
とロジンの合計量が60wt.%以上でないと、夫々
の効果の相乗作用が得られない。また両者の合計
量の上限は特に規定されないが、好ましくは80〜
90重量%である。一方固着効果及び溶出効果から
して、ロジンとポリブテンの比率は、55.45〜
70:30が好ましい。 希釈剤としては、一般に用いられるトルエン、
キシレン、IPA、酢酸エチル、メチルイソブチル
ケトン等でよい。 乾燥后の固型分の漁網への付着量は一般に漁網
の約50wt.%とされていることから、希釈剤は塗
料の40〜60wt.%が好ましい。 又、用いるポリブテンは特に分子量を規定しな
いが、分子量が小さいと展着効果が劣り、一方、
分子量が大きすぎると、塗布后のベタツキが大き
くなるため好ましくは300〜1500とくに500〜800
の分子量のものが好ましい。 ロジンについては、ガムロジンが一般的である
が、変性ロジンでも支障はない。 防汚効果の大きい防汚剤を用いても本発明の防
汚塗料を用いた場合と、従来の展着剤組成の防汚
塗料を用いた場合とでは、後述の実施例及び比較
例にあるとおり前者では6ケ月でも殆んど付着生
物が認められなかつたが、後者では2ケ月で付着
がひどいという効果が得られた。 次に、本発明の実施例について説明する。実施
例、比較例では配合組成は重量部で示される。使
用したポリブテンの分子量は650である。
塗料に関する。 漁網の中で、定置網や養殖網は、長期間水中に
置かれるため、海中生物の付着、繁殖が著しく、
短時日に網替えを余儀なくされている。 従つて、海中生物の付着を防止することが不可
欠であり、この目的を達成するために防汚剤の使
用が考えられる。 防汚剤としては、銅化合物、有機錫化合物が一
般に用いられ中でも有機錫化合物の防汚効果が大
きいようである。しかしながら、防汚剤として効
果が大きくても、漁網への固着性が悪いと、短時
日に一度に脱落し、その効果を失うこととなり、
一方、固着力が強くては長期間、防汚成分が海中
に浸み出さないので防汚効果が弱くなる。 従来、展着剤としては、アクリル系樹脂、ビニ
ル系樹脂、石油樹脂(クマロンインデン樹脂、ロ
ジン等)を組合せたものが使われていたが、防汚
剤の固着と海中への経時的溶出の点に汚いて満足
が得られていない。 この点で、せつかく有効な防汚剤が見出されて
も防汚塗料として顕著な効果が得られず、改良が
望まれていた。 本発明の目的は長期間持続して一定の防汚効果
を発揮しうる防汚塗料を提供することにある。 本発明は防汚剤及びその展着剤を含む防汚塗料
において、希釈剤を除いた固型分濃度で展着剤と
してポリブテン20重量%以上及びロジン20重量%
以上を含有し、かつ両者の合計が60重量%以上で
あることを特徴とする防汚塗料にかんする。 本発明によればポリブテンは、防汚剤の網への
固着効果が大きく、一方ロジンは防汚剤の海中へ
の剥離助剤的な作用が大きく、両者の組合せによ
り長期に亘つて一定の防汚効果が発揮されるとい
う意外な知見が見出された。 本発明に用いる防汚剤は、展着剤が漁網への固
着と海中への溶解あるいは崩壊の両特性を備え持
つため、防汚効果の得られるものであれば特に限
定はしない。敢えて例示すれば銅化合物(ナフテ
ン酸銅、オレイン酸銅、亜酸化銅)、有機錫化合
物(トリブチル錫オキサイド、トリブチル錫サル
フアイド、トリブチル錫クロライド、トリブチル
錫アセテートなど)及びその他化合物(BHC,
DDT,N−トリクロロメチルオー4−シクロヘ
キセン−1,2−ジカルボキシイミドなど)を用
いることができる。 本発明に於いて、ポリブテンは固型分濃度の
20wt.%以上でないと、防汚剤の網への固着効果
が失なわれ、又、ロジンも固形分濃度の20wt.%
以上でないと防汚剤の海中への剥離が悪くなり、
いずれも防汚効果が出せない。更に、ポリブテン
とロジンの合計量が60wt.%以上でないと、夫々
の効果の相乗作用が得られない。また両者の合計
量の上限は特に規定されないが、好ましくは80〜
90重量%である。一方固着効果及び溶出効果から
して、ロジンとポリブテンの比率は、55.45〜
70:30が好ましい。 希釈剤としては、一般に用いられるトルエン、
キシレン、IPA、酢酸エチル、メチルイソブチル
ケトン等でよい。 乾燥后の固型分の漁網への付着量は一般に漁網
の約50wt.%とされていることから、希釈剤は塗
料の40〜60wt.%が好ましい。 又、用いるポリブテンは特に分子量を規定しな
いが、分子量が小さいと展着効果が劣り、一方、
分子量が大きすぎると、塗布后のベタツキが大き
くなるため好ましくは300〜1500とくに500〜800
の分子量のものが好ましい。 ロジンについては、ガムロジンが一般的である
が、変性ロジンでも支障はない。 防汚効果の大きい防汚剤を用いても本発明の防
汚塗料を用いた場合と、従来の展着剤組成の防汚
塗料を用いた場合とでは、後述の実施例及び比較
例にあるとおり前者では6ケ月でも殆んど付着生
物が認められなかつたが、後者では2ケ月で付着
がひどいという効果が得られた。 次に、本発明の実施例について説明する。実施
例、比較例では配合組成は重量部で示される。使
用したポリブテンの分子量は650である。
【表】
【表】
【表】
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【表】
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【表】
夫々の塗料をポリエチレン製の網(太さ2mm
φ、目合40mm、大きさ400mm×400mm)に塗布し、
この網を海中に吊し、経時的な海中生物の付着量
を観察した。 評価は次の基準で5段階に行つた。 5……付着生物が認められない 4……わずか付着が認められる 3……かなり付着が認められる 2……付着が甚しい 1……網目が見えない程付着する 表1に示した如く、本発明による塗料は、防汚
効果が極めて大きいことが明らかである。
φ、目合40mm、大きさ400mm×400mm)に塗布し、
この網を海中に吊し、経時的な海中生物の付着量
を観察した。 評価は次の基準で5段階に行つた。 5……付着生物が認められない 4……わずか付着が認められる 3……かなり付着が認められる 2……付着が甚しい 1……網目が見えない程付着する 表1に示した如く、本発明による塗料は、防汚
効果が極めて大きいことが明らかである。
【表】
Claims (1)
- 1 防汚剤及びその展着剤を含む防汚塗料におい
て、希釈剤を除いた固形分濃度で展着剤としてポ
リブテン20重量%以上及びロジン20重量%以上を
含有し、かつ両者の合計が60重量%以上であるこ
とを特徴とする防汚塗料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP931780A JPS56106972A (en) | 1980-01-31 | 1980-01-31 | Antifouling paint |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP931780A JPS56106972A (en) | 1980-01-31 | 1980-01-31 | Antifouling paint |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS56106972A JPS56106972A (en) | 1981-08-25 |
JPS6121496B2 true JPS6121496B2 (ja) | 1986-05-27 |
Family
ID=11717085
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP931780A Granted JPS56106972A (en) | 1980-01-31 | 1980-01-31 | Antifouling paint |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS56106972A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5022477A (en) * | 1986-08-27 | 1991-06-11 | Deere & Company | System and method for controlling the ground speed and enhancing the maneuverability of an off-road vehicle |
US4883137A (en) * | 1986-08-27 | 1989-11-28 | Deere & Company | System and method for controlling the ground speed and enhancing the maneuverability of an off-road vehicle |
US5048638A (en) * | 1988-09-17 | 1991-09-17 | Deere & Company | System for controlling the ground speed and direction of travel of an off-road vehicle |
-
1980
- 1980-01-31 JP JP931780A patent/JPS56106972A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS56106972A (en) | 1981-08-25 |
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