JPH07292291A - 水中防汚剤 - Google Patents

水中防汚剤

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Publication number
JPH07292291A
JPH07292291A JP8307394A JP8307394A JPH07292291A JP H07292291 A JPH07292291 A JP H07292291A JP 8307394 A JP8307394 A JP 8307394A JP 8307394 A JP8307394 A JP 8307394A JP H07292291 A JPH07292291 A JP H07292291A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
antifouling agent
indomethacin
water
resin
weight
Prior art date
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Pending
Application number
JP8307394A
Other languages
English (en)
Inventor
Taisuke Nose
泰祐 能勢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】毒性がなく、微生物によって容易に分解可能な
新規な水中防汚剤を提供する。 【構成】この発明の水中防汚剤は、インドメタシンとバ
インダー樹脂からなり、塗料等に調製して使用される。
インドメタシンは、非ステロイド系の抗炎症剤(薬剤)
として広く用いられているものである。水中防汚剤中に
おけるインドメタシンの使用量は、要求性能により異な
るが、一般に1〜50重量%が好ましく、より好ましく
は5〜30重量%である。バインダー樹脂としては、一
般の塗料に用いられる天然樹脂、合成樹脂、合成ゴム等
が好適に使用されるが、好ましくは、ロジン、塩化ゴ
ム、ウレタン樹脂、アクリル樹脂、塩化ビニル樹脂等で
ある。水中防汚剤には、さらに必要に応じて、顔料、可
塑剤、分散剤等が添加されてもよい。また、上記水中防
汚剤は、他の水中防汚剤と併用されてもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は水中防汚剤に関し、特
に、海洋付着生物が船底、漁網、電力取水管等へ付着す
るのを防止する水中防汚剤に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、船底、漁網、電力取水管等へフジ
ツボ、ムラサキガイ等の海洋生物が付着するのを防止す
るために、亜酸化銅、有機錫化合物等の金属化合物が広
く使用されてきた。これらの金属化合物のうちで、特に
有機錫化合物には強い殺菌力があり、長期間にわたって
生物を寄せつけないという効果があった。しかしなが
ら、有機錫化合物は毒性が強く、海水中に放出されると
微生物によって容易に分解されないため、有機錫化合物
による海洋汚染が問題化し、その使用が法的に規制され
る方向にある(文献:NIKKEI BUSINES
S、P.53〜56、1993年4月26日号)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記欠点に
鑑みてなされたものであり、その目的は、毒性がなく、
微生物によって容易に分解可能な新規な水中防汚剤を提
供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の水中防汚剤は、
インドメタシンとバインダー樹脂からなり、塗料等に調
製して使用される。
【0005】上記インドメタシンは、非ステロイド系の
抗炎症剤(薬剤)として広く用いられているものであ
る。
【0006】上記バインダー樹脂としては、一般の塗料
に用いられる天然樹脂、合成樹脂、合成ゴム等が好適に
使用されるが、好ましくは、ロジン、塩化ゴム、ウレタ
ン樹脂、アクリル樹脂、塩化ビニル樹脂等である。上記
水中防汚剤には、さらに必要に応じて、顔料、可塑剤、
分散剤等が添加されてもよい。
【0007】上記水中防汚剤中におけるインドメタシン
の使用量は、要求性能により異なるが、一般に1〜50
重量%が好ましく、より好ましくは5〜30重量%であ
る。
【0008】また、上記水中防汚剤は、他の水中防汚剤
と併用されてもよい。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。 (実施例1)インドメタシン5重量%、アクリル樹脂4
5重量%、キシレン30重量%及びメチルイソブチルケ
トン20重量%を構成成分として混合し水中防汚剤を得
た。
【0010】(比較例1)亜酸化銅5重量%、アクリル
樹脂45重量%、キシレン30重量%及びメチルイソブ
チルケトン20重量%を構成成分として混合し水中防汚
剤を得た。
【0011】上記実施例及び比較例で得られた水中防汚
剤を、塩化ビニル板に塗布し乾燥した後、一定期間海水
中に浸漬し生物の付着状況を下記の基準に従って目視観
察により評価し、その結果を表1に示した。尚、コント
ロールとして水中防汚剤を全く塗装しない塩化ビニル板
を使用した。 −:生物の付着が全く認められなかった。 +:生物の付着が僅かに認められた。 ++:生物の付着がかなり認められた。
【0012】
【表1】
【0013】
【発明の効果】本発明の水中防汚効剤は、上述の構成で
あり、海水中で長期間にわたって優れた防汚効果を発揮
する。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】インドメタシンとバインダー樹脂とからな
    る水中防汚剤。
JP8307394A 1994-04-21 1994-04-21 水中防汚剤 Pending JPH07292291A (ja)

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