JP2000264804A - 防汚剤組成物、それを含有する防汚塗料、防汚塗膜およびそれらを用いた防汚処理物ならびに防汚方法 - Google Patents
防汚剤組成物、それを含有する防汚塗料、防汚塗膜およびそれらを用いた防汚処理物ならびに防汚方法Info
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Abstract
銅ガラスと、(b)金属ピリチオン類とを含有すること
を特徴としている。 【効果】 本発明によれば、毒性が低く、長期にわたっ
て防汚作用を有し、フジツボ、イガイ、セルブラ、ホ
ヤ、藻類およびヒドロ虫などの主要な水棲生物に対して
防汚効果を有する防汚剤組成物を得ることができる。ま
た、本発明の防汚剤組成物を含有する、良好な防汚性を
示す防汚塗料、防汚塗膜および防汚処理物を提供するこ
とができ、さらに、効果的な防汚方法を提供することが
できる。
Description
するのに有用な、防汚剤組成物、その防汚剤組成物を用
いた防汚塗膜、防汚処理物ならびに防汚方法に関する。
詳しくは、本発明は、フジツボ、イガイ、セルブラ、ホ
ヤ、藻類およびヒドロ虫などの水棲生物が、船底および
漁網などに付着するのを防止するのに有用な防汚剤組成
物、その防汚剤組成物を用いた、防汚塗膜、防汚処理物
ならびに防汚方法に関する。
築物、漁網ならびに漁具などは、水中に長期間さらされ
ることにより、フジツボ、イガイ、セルブラ、ホヤ、藻
類およびヒドロ虫などの水棲生物が付着・繁殖して、外
観が損なわれるほか、多くの問題を生じることがある。
た場合には、外観が損なわれるほか、船全体の表面粗度
が増加して、船速の低下、燃費の拡大、操縦性の低下、
船底表面部の破損をなどを招くことがある。また、付着
した水棲生物を船底から取り除くには、多大な労力、作
業時間が必要となる。またたとえば、腐食防止などの表
面処理の施された水中構造物に水棲生物が付着・繁殖
し、その腐食防止用の塗膜などを損傷すると、その水中
構造物の強度や機能が低下し寿命が著しく低下する等の
被害が生ずることがある。さらに、たとえば漁網に水棲
生物が付着した場合には、網目が塞がり水の流出入を阻
害し、引き上げなどの作業が困難になるほか、漁網が養
殖用漁網である場合には、内部の養殖魚が酸素不足で死
亡するなどの問題が生じることがある。
する薬剤の使用が図られていた。従来、船底用防汚塗料
に用いられる防汚剤としては、亜酸化銅、有機スズ化合
物、チオカルバミン酸塩、ロダン化銅、酸化亜鉛、銅ピ
リチオン、ジンクピリチオン、4,5−ジクロロ−2−
n−オクチルイソチアゾリン−3−オン、2−メチルチ
オ−4−6−ブチルアミノSトリアジン、ピリジントリ
フェニルボロンなどが使用されてきた。また、漁網用の
防汚剤としては、テトラエチルチウラムジスルフィド、
ビスダイセン、銅粉、マレイミド類、ピリジントリフェ
ニルボロン等が使用され、最近ではこれらに加えて、ト
リフェニルボロンアルキルアミン塩等が使用されてい
る。
うち、有機錫化合物には、毒性が強く、海洋汚染、奇形
魚類や奇形貝類の発生、食物連鎖による生態系への悪影
響などが懸念されている。また、亜酸化銅(Cu2O)
は、低毒性であるため古くから用いられているが不安定
な物質であって、海水中で酸化されて次第に二価の銅塩
に変化し、防汚作用が徐々に低下するという問題がある
ほか、防汚剤として塗料中に含有させた状態で長期保存
ができないという問題がある。
一価の銅を含有する溶解性ガラスを用いた防汚剤(特開
昭62−158202号公報)および防汚塗料(特開昭
63−48366号公報)が提案されていた。これらの
防汚剤および防汚塗料は、防汚作用に優れ、低毒性であ
る一価の銅を安定化させ、長期にわたって防汚作用を有
するものである。
いても、また併用して用いても、特定もしくは数種の海
中生物の付着防止にしか効果がないなど、選択性があ
り、その他の水中生物には防汚効果を持たない場合があ
る。このため毒性が低く、長期にわたって防汚作用を有
し、フジツボ、イガイ、セルブラ、ホヤ、藻類およびヒ
ドロ虫などの主要な広範囲の水棲生物に対して防汚効果
を有する防汚剤組成物の開発が求めらていた。
防汚作用を有し、フジツボ、イガイ、セルブラ、ホヤ、
藻類およびヒドロ虫などの主要な水棲生物に対して防汚
効果を有する防汚剤組成物、およびそれを用いた防汚塗
膜、防汚処理物ならびに防汚方法を提供することを目的
とする。
銅ガラスと、(b)金属ピリチオン類とを含有すること
を特徴としている。
溶解性銅ガラス、(b)金属ピリチオン類および(c)
N,N−ジメチルジクロロフェニル尿素、2,4,6−
トリクロロフェニルマレイミド、2−メチルチオ−4−
tert−ブチルアミノ−6−シクロプロピルアミノS
トリアジン、4,5−ジクロロ−2−n−オクチル−イ
ソチアゾリン−3−オンおよび2,4,5,6−テトラ
クロロイソフタロニトリルからなる群から選ばれる少な
くとも1種の有機防汚剤を含有することを特徴としてい
る。
組成物を含有することを特徴としている。本発明の防汚
塗膜は、上記のような防汚塗料から形成されることを特
徴としている。本発明の防汚処理物は、水中構造体、船
舶、漁網または漁具を上記のような防汚塗料または防汚
塗膜で、被覆または処理したことを特徴としている。
たは真水と接触する水中構造体、船舶、漁網または漁具
を、上記のような防汚塗料または防汚塗膜で、被覆また
は処理することを特徴としている。
明する。本発明の防汚剤組成物は、(a)溶解性銅ガラ
スと、(b)金属ピリチオン類とを含有している。本発
明において、溶解性銅ガラス(a)とは、一価の銅を含
有する溶解性ガラスである。溶解性ガラスとは、ガラス
成分が溶融しやすいガラスであり、SiO 2、B2O3、
およびP2O5から選ばれる一種以上の網目形成酸化物
と、Na2O、K2O、CaO、MgO、BaO、Al2
O3などの網目修飾酸化物とから形成され、これらの成
分の組成比によって溶解度を制御することができるもの
である。この溶解性ガラス中において、一価の銅は、ガ
ラスマトリクス成分または微結晶として、Cu+イオン
またはCu2O微粒子の形態で安定に存在し、ガラス成
分の溶解に応じて徐々に表面から溶出する。
にわたって防汚作用を有し、かつ防汚作用に有効な一価
の銅を安定に保持し、また一価の銅の溶出量も制御する
ことができる。上記溶解性銅ガラス(a)および金属ピ
リチオン類(b)を含む本発明の防汚剤組成物は、その
組成を特に限定するものではないが、溶融性銅ガラス
(a)100重量部に対して、金属ピリチオン類(b)
を1〜200重量部、好ましくは5〜50重量部含有す
るのが好ましい。
溶解性銅ガラス(a)と、金属ピリチオン類(b)と、
特定の有機防汚剤(c)とを含有している。このような
特定の有機防汚剤(c)としては、N,N−ジメチルジ
クロロフェニル尿素、2,4,6−トリクロロフェニル
マレイミド、2−メチルチオ−4−tert−ブチルア
ミノ−6−シクロプロピルアミノSトリアジン、4,5
−ジクロロ−2−n−オクチル−イソチアゾリン−3−
オンおよび2,4,5,6−テトラクロロイソフタロニ
トリルが挙げられ、これらより選ばれる1種以上をいず
れも好ましく用いることができる。
ラス(a)と、金属ピリチオン類(b)と、特定の有機
防汚剤(c)とを含有する場合には、その組成を特に限
定するものではないが、溶融性銅ガラス(a)100重
量部に対して、金属ピリチオン類(b)を1〜200重
量部、好ましくは5〜50重量部含有し、上記有機防汚
剤(c)を1〜200重量部、好ましくは5〜50重量
部含有するのが望ましい。
しては、銅ピリチオン、ジンクピリチオンなどが挙げら
れ、これらをいずれも好適に使用することができるが、
銅ピリチオンを用いるのが特に好ましい。また、本発明
の防汚剤組成物は、銅または無機銅化合物(d)を含有
してもよい。無機銅化合物としては、亜酸化銅、ロダン
化銅などが挙げられる。本発明の防汚剤組成物が、銅ま
たは無機銅化合物(d)を含有する場合の、銅または無
機銅化合物(d)量は特に限定されるものではないが、
溶融性銅ガラス(a)100重量部に対して、銅または
無機銅化合物(d)を10〜1000重量部、好ましく
は50〜500重量部含有するのが望ましい。
(e)を含有してもよい。樹脂成分(e)としては、ア
クリル系樹脂、ビニル樹脂、変性ビニル樹脂、スチレン
−ブタジエン系樹脂およびポリシロキサン系樹脂が挙げ
られ、これらより選ばれる1種以上をいずれも好ましく
用いることができる。これらの樹脂は、樹脂構造内に金
属を含有した金属含有樹脂であってもよい。
出助剤(f)を含有してもよい。溶出助剤(f)として
は、ロジン、塩素化パラフィン、リン酸トリクレジル、
ポリブテン、シリコーンオイル、パラフィンおよびワセ
リンが挙げられ、これらより選ばれる1種以上をいずれ
も好ましく用いることができる。このような構成による
本発明の防汚剤組成物は、毒性が低く、また長期にわた
って防汚作用を有し、さらにフジツボ、イガイ、セルブ
ラ、ホヤ、藻類およびヒドロ虫などの主要な広範囲の水
棲生物に対して高い防汚効果を有するものであって、水
中での防汚性を要するものの表面に対して、防汚処理を
施すために用いることができる。
状、スラリー状、粉末状など、どのような形態であって
もよく、防汚処理を施す対象により適宜選択して用いる
ことができる。また、本発明の防汚剤組成物は、着色用
の塗料など、防汚目的以外の各種表面処理剤と混合して
用いてもよい。本発明では、このような防汚剤組成物を
防汚塗料として用いるのが特に好ましい。防汚塗料は、
塗布、浸漬、スプレーなどの処理を行うものであって、
被処理物および用途などによって、適宜粘度などを調整
したものが用いられる。たとえば、漁網を浸漬して処理
する場合、スプレー塗布を行う場合などには、比較的低
粘度の防汚塗料を用いることができる。
は、長期間水と接触するものに対して防汚処理を施す用
途に有効に使用することができ、海水または真水と接触
する船舶、水中構造体、漁網または漁具の表面を、上記
のような防汚塗料で被覆または処理することにより、該
表面に良好な防汚性を付与することができる。本発明の
防汚方法は、海水または真水と接触する船舶、水中構造
体、漁網または漁具などの被処理物の表面を本発明の防
汚塗料で被覆または処理する方法であって、本発明の防
汚塗料を用いて該表面に防汚性を与えることができる方
法であれば特に限定されるものではなく、たとえば、塗
布、接着、浸漬などの常法により行うことができる。
防汚剤組成物を含有している。このような防汚塗料は、
水中構造体、船舶、漁網あるいは漁具などの被処理物の
表面に防汚性を付与する防汚処理に好適に用いることが
できる。本発明の防汚塗料は、上記のようなの防汚剤組
成物の他に、所望に応じて適宜、溶剤、樹脂、顔料など
を含有してもよく、たとえば船舶の船底処理に用いる場
合には樹脂を多く含有させてもよく、また、漁網処理に
用いる場合には、漁網を浸漬して処理することができる
よう、溶剤を多く含有させてもよい。
塗料から形成されている。このような防汚塗膜は、海水
または真水と接触する水中構造体、船舶、漁網あるいは
漁具などの被処理物の表面に、上記のような防汚塗料を
塗布し、適宜乾燥するなどの通常の方法によって形成す
ることができる。また、本発明の防汚塗膜は、被処理物
以外の物質の表面に上記のような防汚塗料を塗布し、乾
燥後に剥離するなどの方法によって形成したフィルム状
物であってもよく、布などの塗膜基材表面に上記のよう
な防汚塗料を塗布、乾燥するなどの方法によって形成し
た塗膜構造物であってもよい。
塗膜で水中構造体、船舶、漁網または漁具を被覆した防
汚処理物である。この防汚処理物は、被処理物である船
舶または水中構造体の一部または全体を、上記のような
防汚塗膜で被覆したものであればよいが、上記のような
防汚塗料を塗布して防汚塗膜を形成させるか、上記フィ
ルム状に形成した防汚塗膜または塗膜構造物を接着する
かの方法により形成することができる。
たって防汚作用を有し、フジツボ、イガイ、セルブラ、
ホヤ、藻類およびヒドロ虫などの主要な水棲生物に対し
て防汚効果を有する防汚剤組成物を得ることができる。
また、本発明の防汚剤組成物を含有する、良好な防汚性
を示す防汚塗料、防汚塗膜および防汚処理物を提供する
ことができ、さらに、効果的な防汚方法を提供すること
ができる。
的に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定される
ものではない。
重量部、Na2O:5.9重量部、B2O3:28.8重
量部、Cu2O:53.3重量部および、ZnO:4.
2重量部の組成で、溶解性銅ガラスを調製した。この溶
解性銅ガラスを用いて、表1に示す組成で原料を混合
し、防汚塗料Aを調製した。得られた防汚塗料Aは保存
安定性が良好であった。
00×3mmの寸法の塩化ビニル板に、乾燥膜厚が20
0±20μmとなるようにアプリケーターで塗布して乾
燥させ、防汚塗膜を有する防汚処理物Aを調製した。こ
の防汚処理物Aを、広島県宮島沖の海中の水深50cm
に浸漬し、6ヶ月ごとに水棲生物の付着面積の割合を調
査した。結果を表2に示す。
期間においても水棲生物の付着が見られず、長期にわた
り良好な防汚性を有していることがわかる。このよう
に、(a)溶解性銅ガラスと(b)金属ピリチオン類と
を含有する本発明の防汚剤組成物を用いた防汚塗料Aか
らは、長期にわたり高い防汚効果を有する、防汚塗膜お
よび防汚処理物が得られていることがわかる。
い、表1に示す組成で原料を混合し、防汚塗料Bを調製
した。得られた防汚塗料Bは保存安定性が良好であっ
た。次に、防汚塗料Bを用いたことの他は、実施例1と
同様にして防汚処理物Bを調製し、さらに実施例1と同
様にして水棲生物の付着面積の割合を調査した。結果を
表2に示す。
期間においても水棲生物の付着が見られず、長期にわた
り良好な防汚性を有していることがわかる。このよう
に、(a)溶解性銅ガラス、(b)金属ピリチオン類お
よび(c)特定の有機防汚剤とを含有する本発明の防汚
剤組成物を用いた防汚塗料Bからは、長期にわたり高い
防汚効果を有する、防汚塗膜および防汚処理物が得られ
ていることがわかる。
塗料DおよびEをそれぞれ調製した。次に、調製した各
防汚塗料を用いたことの他は、実施例1と同様にして防
汚処理物DおよびEをそれぞれ調製し、さらに実施例1
と同様にして水棲生物の付着面積の割合を調査した。結
果を表2に示す。
期間6ヶ月では良好な防汚性を示しているが、浸漬期間
12ヶ月以上では水棲生物の付着が見られ、防汚性が低
下していることがわかる。浸漬期間12ヶ月および18
ヶ月において付着した水棲生物は、フジツボ、白うすボ
ヤ、セハプラおよびノリであった。
い、表3に示す組成で原料を混合し、漁網用防汚塗料C
を調製した。この防汚塗料Cは保存安定性が良好であっ
た。次に、ポリエチレン製無結節網(7節、400デニ
ール、50本)を、得られた防汚塗料Cに浸漬塗布して
乾燥させ、防汚処理物Cを調製した。
日より10月10日までの6ヶ月間、高知県宿毛湾の水
深2mに浸漬し、水棲生物の付着状況を調査した。結果
を表4に示す。表4より、(a)溶解性銅ガラスと
(b)金属ピリチオン類とを含む、本発明の防汚剤組成
物を用いた漁網用防汚塗料Cで処理して得られた防汚処
理物C(防汚処理漁網)には、フジツボ、ホヤ・セルブ
ラ、ヒドラの、いずれの種の水棲生物についても付着が
見られず、良好な防汚性を有する防汚処理物が得られて
いることがわかる。
用防汚塗料F、G、Hをそれぞれ調製した。次に、調製
した各防汚塗料を用いたことの他は実施例3と同様にし
て、防汚処理物F、G、Hをそれぞれ調製した。さら
に、得られた各防汚処理物について、実施例3と同様に
して水棲生物の付着状況を調査した。結果を表4に示
す。
た水棲生物全種の付着が見られ、防汚性に劣ることがわ
かる。また、比較例4では、ヒドラについては選択的に
防汚性を示しているが、他の水棲生物に対しての防汚性
は示しておらず、防汚効果に選択性があり、防汚性に劣
ることがわかる。
に、(a)溶解性銅ガラスと(b)金属ピリチオン類と
を含む本発明の防汚剤組成物、または(a)溶解性銅ガ
ラス、(b)金属ピリチオン類および(c)有機防汚剤
とを含む本発明の防汚剤組成物は、長期にわたって防汚
作用を有し、フジツボ、イガイ、セルブラ、ホヤ、藻類
およびヒドロ虫などの主要な水棲生物に対して防汚効果
を有することがわかる。
Claims (12)
- 【請求項1】(a)溶解性銅ガラスと、(b)金属ピリ
チオン類とを含有することを特徴とする防汚剤組成物。 - 【請求項2】溶融性銅ガラス(a)100重量部に対し
て、金属ピリチオン類(b)を1〜200重量部で含む
請求項1に記載の防汚剤組成物。 - 【請求項3】(a)溶解性銅ガラス、(b)金属ピリチ
オン類および(c)N,N−ジメチルジクロロフェニル
尿素、2,4,6−トリクロロフェニルマレイミド、2
−メチルチオ−4−tert−ブチルアミノ−6−シク
ロプロピルアミノSトリアジン、4,5−ジクロロ−2
−n−オクチル−イソチアゾリン−3−オンおよび2,
4,5,6−テトラクロロイソフタロニトリルからなる
群から選ばれる少なくとも1種の有機防汚剤を含有する
ことを特徴とする防汚剤組成物。 - 【請求項4】溶融性銅ガラス(a)100重量部に対し
て、金属ピリチオン類(b)を1〜200重量部およ
び、有機防汚剤(c)を1〜200重量部それぞれ含む
請求項3に記載の防汚剤組成物。 - 【請求項5】金属ピリチオン類(b)が、銅ピリチオン
類である請求項1〜請求項4のいずれかに記載の防汚剤
組成物。 - 【請求項6】銅および/または無機銅化合物(d)をさ
らに含有する請求項1〜請求項5のいずれかに記載の防
汚剤組成物。 - 【請求項7】アクリル系樹脂、ビニル樹脂、変性ビニル
樹脂、スチレン−ブタジエン系樹脂およびポリシロキサ
ン系樹脂からなる群から選ばれる少なくとも一種の樹脂
成分(e)をさらに含有する請求項1〜請求項6のいず
れかに記載の防汚剤組成物。 - 【請求項8】ロジン、塩素化パラフィン、リン酸トリク
レジル、ポリブテン、シリコーンオイル、パラフィンお
よびワセリンからなる群から選ばれる少なくとも一種の
溶出助剤(f)をさらに含有する請求項1〜請求項7の
いずれかに記載の防汚剤組成物。 - 【請求項9】請求項1〜請求項8のいずれかに記載の防
汚剤組成物を含有する防汚塗料。 - 【請求項10】請求項9に記載の防汚塗料から形成され
る防汚塗膜。 - 【請求項11】水中構造体、船舶、漁網または漁具を請
求項9に記載の防汚塗料または請求項10に記載の防汚
塗膜で、被覆または処理した防汚処理物。 - 【請求項12】海水または真水と接触する水中構造体、
船舶、漁網または漁具の表面を、請求項9に記載の防汚
塗料または請求項10に記載の防汚塗膜で、被覆または
処理することを特徴とする防汚方法。
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