JPS6120594B2 - - Google Patents
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- JPS6120594B2 JPS6120594B2 JP256478A JP256478A JPS6120594B2 JP S6120594 B2 JPS6120594 B2 JP S6120594B2 JP 256478 A JP256478 A JP 256478A JP 256478 A JP256478 A JP 256478A JP S6120594 B2 JPS6120594 B2 JP S6120594B2
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Landscapes
- Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
- Paints Or Removers (AREA)
Description
本発明は、漁網、船底、水中構築物、水中資材
などに海虫、海藻、軟体動物、貝類などの水中生
物が付着するのを防止するための水中防汚剤に関
するものである。 かかる目的に使用される既知の水中防汚剤有効
成分としてはまず亜鉛化銅などの重金属化合物が
あるが、これらには、たとえば防汚塗料の貯蔵中
に沈殿、凝固などを起こしやすい、また最近の汚
染された港湾では海水に含有される硫化水素のた
めに硫化物に変化して生物付着防止作用が著減す
るとともに変色する、というように、多くの問題
がある。 また、一連のトリアルキル錫化合物が汚損性海
棲生物に対して強い防汚効果を示すことが知られ
ているが、それらはフジツボ、フサコケムシ、セ
ルプラなどの海虫に対して防汚性が良好であつて
も、アオサなどの藻類に対しては防汚性が弱いと
いう欠点があり、さらに、不快臭を呈するものが
多く、また毒性が強くて、これらを含有する製品
を不用意に取扱うと取扱者に障害をもたらすこと
がある。 本発明者らは、これらの諸欠点を除き、低毒性
で、海虫、海藻など動物性、植物性いずれの汚損
性生物に対しても長期間有効な水中防汚有効成分
を求めて研究の結果、下記一般式およびで表
わされるグアニジン系化合物およびそれらの酸付
加塩が前記目的に適していることを見出した。 式中、R1，R2は、同一または異つて、それぞ
れ
などに海虫、海藻、軟体動物、貝類などの水中生
物が付着するのを防止するための水中防汚剤に関
するものである。 かかる目的に使用される既知の水中防汚剤有効
成分としてはまず亜鉛化銅などの重金属化合物が
あるが、これらには、たとえば防汚塗料の貯蔵中
に沈殿、凝固などを起こしやすい、また最近の汚
染された港湾では海水に含有される硫化水素のた
めに硫化物に変化して生物付着防止作用が著減す
るとともに変色する、というように、多くの問題
がある。 また、一連のトリアルキル錫化合物が汚損性海
棲生物に対して強い防汚効果を示すことが知られ
ているが、それらはフジツボ、フサコケムシ、セ
ルプラなどの海虫に対して防汚性が良好であつて
も、アオサなどの藻類に対しては防汚性が弱いと
いう欠点があり、さらに、不快臭を呈するものが
多く、また毒性が強くて、これらを含有する製品
を不用意に取扱うと取扱者に障害をもたらすこと
がある。 本発明者らは、これらの諸欠点を除き、低毒性
で、海虫、海藻など動物性、植物性いずれの汚損
性生物に対しても長期間有効な水中防汚有効成分
を求めて研究の結果、下記一般式およびで表
わされるグアニジン系化合物およびそれらの酸付
加塩が前記目的に適していることを見出した。 式中、R1，R2は、同一または異つて、それぞ
れ
【式】または
【式】あるいは式
【式】で表わされる基（ｎ個
のＸは各々Ｈ、ハロゲン、NO2，OH，CN，低級
アルキル、CF3、CH3O，CF3O，−OCH2O−また
はCH3SO2−を表わし、ｎは１または２，ｍは０
または１である。）を、 R3，R6は、同一または異つてそれぞれＨまた
は低級アルキルを、 R4，R5は、それぞれＨを、 R7はハロフエニルまたはトリフルオルメチフ
エニルを表わす。 かくして、本発明は、上記一般式よびのグ
アニジン系化合物ならびにそれらの酸付加塩のう
ちの１種以上を有効成分として含有する水中防汚
剤を提供する。前記酸付加塩は好ましくは塩酸塩
であるが、他の無機酸（たとえば硝酸）や有機酸
（たとえばロジンないしは樹脂酸）との塩であつ
てもよい。 かかる有機成分の例を以下の表１に示すが、そ
れらはあくまでも説明のためのもので、本発明を
限定するものではない。
アルキル、CF3、CH3O，CF3O，−OCH2O−また
はCH3SO2−を表わし、ｎは１または２，ｍは０
または１である。）を、 R3，R6は、同一または異つてそれぞれＨまた
は低級アルキルを、 R4，R5は、それぞれＨを、 R7はハロフエニルまたはトリフルオルメチフ
エニルを表わす。 かくして、本発明は、上記一般式よびのグ
アニジン系化合物ならびにそれらの酸付加塩のう
ちの１種以上を有効成分として含有する水中防汚
剤を提供する。前記酸付加塩は好ましくは塩酸塩
であるが、他の無機酸（たとえば硝酸）や有機酸
（たとえばロジンないしは樹脂酸）との塩であつ
てもよい。 かかる有機成分の例を以下の表１に示すが、そ
れらはあくまでも説明のためのもので、本発明を
限定するものではない。
【表】
【表】
【表】
【表】
かかる前記一般式およびで表わされるグア
ニジン系化合物およびそれらの酸付加塩の単独使
用または併用により、動物性および植物性の海棲
汚損性生物に対してすぐれた防汚効果を得ること
ができるが、所望により、既知の無機あるいは有
機の防汚有効成分の一種以上を併用してもよい。 防汚剤の調製は、上記式よびの化合物およ
びそれらの塩からなる群から選んだ一種以上の有
効成分と、油性または合成樹脂系のビヒクルと、
必要、所望によつて顔料、充填剤などとを、通常
の方法により、たとえばボールミルなどによつ
て、粉砕、混練することによつて容易に行いう
る。 以下の実施例は本発明の防汚剤の構成と効果を
さらに詳しく説明するためのものであつて、本発
明を限定するものではない。 Ａ 漁網防汚剤 表２の処方（重量％）に従つて漁網防汚剤を調
製した。化合物番号は表１のものである。
ニジン系化合物およびそれらの酸付加塩の単独使
用または併用により、動物性および植物性の海棲
汚損性生物に対してすぐれた防汚効果を得ること
ができるが、所望により、既知の無機あるいは有
機の防汚有効成分の一種以上を併用してもよい。 防汚剤の調製は、上記式よびの化合物およ
びそれらの塩からなる群から選んだ一種以上の有
効成分と、油性または合成樹脂系のビヒクルと、
必要、所望によつて顔料、充填剤などとを、通常
の方法により、たとえばボールミルなどによつ
て、粉砕、混練することによつて容易に行いう
る。 以下の実施例は本発明の防汚剤の構成と効果を
さらに詳しく説明するためのものであつて、本発
明を限定するものではない。 Ａ 漁網防汚剤 表２の処方（重量％）に従つて漁網防汚剤を調
製した。化合物番号は表１のものである。
【表】
【表】
これら防汚剤の各々にポリエチレン製６節
（400デニール60本より）無結節網を浸漬し、風乾
したのち、和歌山県紀伊田辺湾内の深度1mの海
中に６か月間（昭和51年４月〜10月）保持し、１
か月毎に網への汚損性生物の付着状況を調査し
た。結果を表３に示す。ただし、記号の意味は次
の通りである。： ◎−生物の付着なし。 〇−生物がわずかに付着しているだけで、養殖
網として実用上差支えない。 △−養殖網としてはもはや使用に耐えないほど
に生物が付着している。 ×−生物が著しく大量に付着している。
（400デニール60本より）無結節網を浸漬し、風乾
したのち、和歌山県紀伊田辺湾内の深度1mの海
中に６か月間（昭和51年４月〜10月）保持し、１
か月毎に網への汚損性生物の付着状況を調査し
た。結果を表３に示す。ただし、記号の意味は次
の通りである。： ◎−生物の付着なし。 〇−生物がわずかに付着しているだけで、養殖
網として実用上差支えない。 △−養殖網としてはもはや使用に耐えないほど
に生物が付着している。 ×−生物が著しく大量に付着している。
【表】
【表】
【表】
なお、これらの漁網防汚剤の網への付着力は良
好で、網の屈曲、伸長に充分に対応できるすぐれ
た性質を有していた。 Ｂ 防汚塗料 表４の処方（重量％）に従つて水中防汚塗料を
調製した。溶済はキシロールメチルイソブチルケ
トンの１：１混合物であつた。化合物番号は表１
のものである。
好で、網の屈曲、伸長に充分に対応できるすぐれ
た性質を有していた。 Ｂ 防汚塗料 表４の処方（重量％）に従つて水中防汚塗料を
調製した。溶済はキシロールメチルイソブチルケ
トンの１：１混合物であつた。化合物番号は表１
のものである。
【表】
【表】
あらかじめ防錆塗料を塗布した試験鋼板にこれ
らの塗料を２回刷毛塗りした。これら鋼板を田辺
市湾内で深度1.5mに１年間（昭和51年４月〜昭
和52年４月）保持し、２か月毎に防損性生物の付
着状況を調査した。結果を表５に示す。表中の数
字は生物付着面績パーセントを示す。
らの塗料を２回刷毛塗りした。これら鋼板を田辺
市湾内で深度1.5mに１年間（昭和51年４月〜昭
和52年４月）保持し、２か月毎に防損性生物の付
着状況を調査した。結果を表５に示す。表中の数
字は生物付着面績パーセントを示す。
【表】
【表】
表５から明らかなように、本発明の水中防汚塗
料は優れた防汚効果を発揮したが、塗面の状態も
良好であつた。
料は優れた防汚効果を発揮したが、塗面の状態も
良好であつた。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ 一般式 または で表わされる化合物およびそれらの酸付加塩のう
ちの一種以上を有効成分として含有することを特
徴とする水中防汚剤。上記式中 R1，R2は、同一または異つて、それぞれ 【式】または【式】あるいは式 【式】で表わされる基（ｎ個 のＸは各々Ｈ、ハロゲン、NO2，OH，CN、低級
アルキル、CF3，CH3O，CF3O，−OCH2−また
はCH3SO2−を表わし、ｎは１または２、ｍは０
または１である。）を、 R3，R6、同一または異つて、それぞれＨまた
は低級アルキルを、 R4，R5は、それぞれＨを、 R7はハロフエニルまたはトリフルオルメチル
フエニルを表わす。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP256478A JPS5495638A (en) | 1978-01-12 | 1978-01-12 | Antifouling agent in water |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP256478A JPS5495638A (en) | 1978-01-12 | 1978-01-12 | Antifouling agent in water |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5495638A JPS5495638A (en) | 1979-07-28 |
| JPS6120594B2 true JPS6120594B2 (ja) | 1986-05-22 |
Family
ID=11532859
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP256478A Granted JPS5495638A (en) | 1978-01-12 | 1978-01-12 | Antifouling agent in water |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5495638A (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0327178A (ja) * | 1989-06-24 | 1991-02-05 | Tokutaro Komuro | 網地の防汚処理液 |
| CN103880712B (zh) * | 2014-01-29 | 2015-12-02 | 广州英赛特生物技术有限公司 | 二氨基胍衍生物及其在制备动物饲用生长促进剂中的应用 |
| JP5954504B1 (ja) * | 2014-09-12 | 2016-07-20 | 三菱瓦斯化学株式会社 | 変性ゴム及びその製造方法、ゴム組成物、並びにタイヤ |
| US11166464B2 (en) * | 2017-03-06 | 2021-11-09 | The United States Of America, As Represented By The Secretary Of Agriculture | Self-assembled active agents |
-
1978
- 1978-01-12 JP JP256478A patent/JPS5495638A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5495638A (en) | 1979-07-28 |
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